JP2016077183A - 茶葉熱風殺青装置 - Google Patents

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松本 和行
Kazuyuki Matsumoto
和行 松本
学 狩野
Manabu Kano
学 狩野
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Abstract

【課題】高い熱エネルギーの熱風にて殺青することができる茶葉熱風殺青装置を提供することを課題としている。
【解決手段】 本発明の第1手段は、一端から茶葉を投入し、他端から茶葉を取出す処理胴と、該処理胴を回転する駆動手段と、前記処理胴の内側に備えた桟と、前記処理胴の一端より熱風を吹き込む熱風供給手段とより構成するとともに、前記熱風への蒸気混入手段を設けることを特徴とする茶葉熱風殺青装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、茶葉の酸化酵素を不活性化するために、茶葉を殺青する装置に関するものである。
従来の茶葉の殺青装置は、緑茶の場合は蒸気による蒸機や、釜炒り茶の場合は茶葉の入った釜を炎であぶった釜炒り機などがあった。
本出願人は、特許文献1の熱風によって殺青をおこなう茶葉熱風殺青装置を開発していた。この熱風は、熱風発生器でガスバーナを燃焼した高温(250〜400℃程度)のいわゆる乾き空気の熱風を処理胴に送り込み、殺青するものであった。
特開2013−34405号公報
特許文献1の装置で殺青をおこなう場合、熱風の温度を低くすると殺青不足となり、熱風の温度を高くすると茶葉が焦げてしまうという問題があった。そのため、茶葉が焦げない程度の熱風の温度で、熱エネルギーを高くする必要があった。
また、できる限り多くの茶葉を処理するためにも熱風による熱エネルギーを高くする必要があった。
以上のように、特許文献1よりも高い熱エネルギーの熱風にて殺青することができる茶葉熱風殺青装置を提供することを課題としている。
本発明の第1手段は、一端から茶葉を投入し、他端から茶葉を取出す処理胴と、該処理胴を回転する駆動手段と、前記処理胴の内側に備えた桟と、前記処理胴の一端より熱風を吹き込む熱風供給手段とより構成するとともに、前記熱風への蒸気混入手段を設けることを特徴とする茶葉熱風殺青装置。
本発明の第2手段は、前記第1手段において、前記熱風供給手段に、前記蒸気混入手段を設ける。本発明の第3手段は、前記第1または2手段において、前記処理胴に、前記蒸気混入手段を設ける。
本発明によって、熱風に蒸気を混入することで、熱風の熱エネルギーが増加するため、茶葉の処理量が増加する。また、十分な殺青をすることができ、焦げ臭をつけることがない。また、茶葉の処理量が従来と同じ場合、熱風温度や熱風量を減少させることができ、結果的に省エネルギーとなった。
茶葉の性状は様々であり、含有水分などにより加工方法を変化させる必要があり、また、茶製品は嗜好品のため、様々な殺青を模索していたが、新たな殺青が可能となった。
図1は茶葉熱風殺青装置の正面の外観図である。 図2は茶葉熱風殺青装置の処理胴の外観図である。 図3は茶葉熱風殺青装置の処理胴の断面図である。 図4は茶葉熱風殺青装置の投入側の外観図である。
処理胴1は、茶葉を一端から投入する投入口3を備えており、この投入口3には、投入装置(本実施例ではスクリューコンベヤ21)によって茶葉を連続的、定量的に投入する。処理胴1は駆動手段5によって回転する。この処理胴1の一端には熱風供給手段として熱風吹込管32が挿入されており、この熱風吹込管32の先端の熱風吹出口33より熱風を吹き込む。この熱風吹込管32へ供給する熱風は、熱風発生器31によって発生している。熱風吹込管32の途中に温度計34を設け、熱風の温度を監視、調整している。熱風吹込管32は、処理胴1の内側と外側で着脱自在且つ摺動自在となっており、処理胴1の外側の熱風吹込管32は固定、処理胴1の内側の熱風吹込管32は留具36により処理胴1に固定され、処理胴1と一緒に回転する。熱風発生器31は、約250〜400度の熱風、好ましくは350度前後の熱風を、15〜40立方メートル/分程度の風量で供給することができるものであり、温度、風量のいずれも調整可能になっていて、茶葉の性状や殺青度合い等に応じて変更する。
処理胴1の内側の熱風吹込管32の周りには、部分的に螺旋形状の桟7があり、この桟7によって投入した茶葉を移動させる。この桟7の高さは熱風吹込管32に当たらない高さで、できるだけ高くすることにより、熱風吹出口33より吹き込まれた熱風が投入口3より出ないようになっている。
処理胴1の内面には長手方向にほぼ直線形状な桟6が複数本取り付けられており、茶葉が処理胴1内や通気性処理胴2内を拡散し、移動するようになっている。螺旋形状の桟7が取り付けられている部分にも合わせて、取付ける。(この桟6がないと、茶葉は処理胴1の底部に滞留することとなる)
熱風供給手段に蒸気混入手段を設ける例を説明する。熱風供給手段の一部である熱風吹込管32に蒸気吹出口52Bを設ける。この蒸気吹出口52Bはボイラ54で発生させた蒸気を蒸気管51で蒸気吹出口52Bへ持っていく。蒸気吹出口52Bの手前に電磁弁53Bを設け、この電磁弁53Bの開閉により、蒸気吹出口52Bから蒸気を吹き出したり、止めたり、供給する蒸気の量を調整したりできる。以上のように、蒸気混入手段は、ボイラ54、蒸気管51、蒸気吹出口52B、電磁弁53Bなどより構成される。熱風吹込管32の熱風に蒸気を混入することで、熱風が乾いた熱風から蒸気を含んだ加湿熱風へ変化し、熱風のみの熱エネルギーに蒸気のエネルギーを加えることができる。
次に、処理胴1に蒸気混入手段を設ける例を説明する。処理胴1は駆動手段5により回転するが、処理胴1の投入口3側には固定側板2が設けられており、処理胴1と固定側板2は摺動し、茶葉や熱風が逃げない構造となっている。この固定側板2に蒸気吹出口52Aを設ける。この蒸気吹出口52Aは、ボイラ54で発生させた蒸気を蒸気管51で蒸気吹出口52Aへ持っていく。蒸気吹出口52Aの手前に電磁弁53Aを設け、この電磁弁53Aの開閉により蒸気吹出口52Aから蒸気を吹き出したり、止めたり、供給する蒸気の量を調整したりできる。以上のように、蒸気混入手段は、ボイラ54、蒸気管51、蒸気吹出口52A、電磁弁53Aなどより構成される。ボイラ54と蒸気管51は前記の熱風供給手段に蒸気混入手段を設ける例と供用としたが、別途設けても構わない。処理胴1へ蒸気を混入することで、この蒸気がさらにあたためられ、過熱蒸気のような状態となり、この過熱蒸気がさらに多くの熱風と混ざり合うことで、過熱蒸気のエネルギーを熱風のエネルギーに加えることができる。
本実施例の装置の場合、処理胴1は直径約1000ミリ、全長約5000ミリと比較的大型である。材料は1.5ミリ程度のSUS製で、処理胴1を直接加熱しないので、熱容量の小さい薄板を使用するができる。処理胴1の回転数は最高30rpm程度で、無段階に調整可能とし、茶葉の殺青度合(在胴時間)をコントロール可能となっている。処理胴1の傾斜によっても、在胴時間の調整をすることができる。
処理胴1の他端の取出口4の外側には茶葉の取出と排気を兼ねたシュート15があり、茶葉は下方に落ち、排気は上部に抜ける構造になっている。シュート15の上部に排気管16を立てれば十分に排気可能だが、強制排気装置を設置しても良い。
以上のような装置に茶葉を投入するため、まず、茶葉20をコンベヤ41によりスクリューコンベヤ21へ投入する。スクリューコンベヤ21のスクリュー22で定量的にされ、茶葉20は投入口3から処理胴1内へ入り、螺旋形状の桟7により強制的に移動し、熱風吹出口33より吹出した約250〜400度の熱風、好ましくは350度前後の熱風に当たって、殺青が行なわれる。この時、直線形状の桟6により茶葉20を万遍無く拡散して、均一に熱風に当てることができ、他端方向へ移動させることができる。茶葉の殺青度合いは、処理胴1の回転数や、傾斜角度、熱風温度、熱風量などで調整をする。処理胴1で殺青された茶葉は、処理胴1の取出口4より落下し、シュート15の下部からコンベヤ42上へのり、次の製茶機械(図示しない)へ搬送される。排気は、排気管16から良好に排気される。
1 処理胴
2 固定側板
3 投入口
4 取出口
5 駆動手段
6 桟
7 (螺旋形状の)桟
11 当板
13 カバー
15 シュート
16 排気管
18 機枠
19 点検口
20 茶葉
21 スクリューコンベヤ
22 スクリュー
23 モータ
31 熱風発生器
32 熱風吹込管
33 熱風吹出口
34 温度計
36 (熱風吹込管の)留具
37 (当板の)留具
41 コンベヤ
42 コンベヤ
43 作業者
51 蒸気管
52A 蒸気吹出口
52B 蒸気吹出口
53A 電磁弁
53B 電磁弁
54 ボイラ

Claims (3)

  1. 一端から茶葉を投入し、他端から茶葉を取出す処理胴と、該処理胴を回転する駆動手段と、前記処理胴の内側に備えた桟と、前記処理胴の一端より熱風を吹き込む熱風供給手段とより構成するとともに、前記熱風への蒸気混入手段を設けることを特徴とする茶葉熱風殺青装置。
  2. 前記熱風供給手段に、前記蒸気混入手段を設けることを特徴とする請求項1記載の茶葉熱風殺青装置。
  3. 前記処理胴に、前記蒸気混入手段を設けることを特徴とする請求項1または2記載の茶葉熱風殺青装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107971315A (zh) * 2017-11-22 2018-05-01 梧州市雅正农业科技有限公司 一种茶叶清洗烘干一体机
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CN114009520A (zh) * 2021-11-17 2022-02-08 中国农业科学院茶叶研究所 一种整体式过热蒸汽茶鲜叶杀青机及其茶鲜叶杀青方法

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