JP2001292699A - 茶葉乾燥機の制御装置 - Google Patents

茶葉乾燥機の制御装置

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JP2001292699A
JP2001292699A JP2000109011A JP2000109011A JP2001292699A JP 2001292699 A JP2001292699 A JP 2001292699A JP 2000109011 A JP2000109011 A JP 2000109011A JP 2000109011 A JP2000109011 A JP 2000109011A JP 2001292699 A JP2001292699 A JP 2001292699A
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drying
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Taizan Uchida
太山 内田
Fumio Nakano
文雄 中野
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Kawasaki Kiko Co Ltd
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Kawasaki Kiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】乾燥中の茶葉の温度を高精度に制御して高品質
の乾燥茶葉が安定して得られる茶葉乾燥機の制御装置を
提供する。 【解決手段】投入された茶葉を多段式に配置された通気
性のコンベアで連続的に搬送しつつ、熱風発生装置から
熱風を供給して乾燥させる製茶乾燥機において、前記コ
ンベアの乾燥最終段階の所定位置に一対のセンサを配置
して、該センサの検知信号によって熱風発生装置を制御
し、乾燥最終段階における茶葉の茶温を所定温度に所定
時間維持することを特徴とする。前記センサは、例えば
一対の茶温センサあるいは茶温センサと茶葉有無センサ
で形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、例えば荒茶製造工
程の最終工程あるいは仕上加工工程に用いられるバンド
型の茶葉乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、荒茶製造工程の最終段階には
乾燥工程があり、この乾燥工程を実施するために茶葉乾
燥機が用いられている。この茶葉乾燥機としてバンド型
乾燥機が知られているが、このバンド型乾燥機は、多孔
板や金網等からなる通気性のコンベアを多段式に配置
し、このコンベアで投入された茶葉を搬送しつつ、熱風
発生装置から所定温度の熱風を供給して、茶葉を乾燥さ
せるものである。
【0003】そして、従来、このバンド型乾燥機におい
ては、コンベアの最下段に一つの温度センサを配置し、
この温度センサで検知した信号に基づいて熱風温度管理
を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな茶葉乾燥機にあっては、コンベアの最下段に配置さ
れた一つの温度センサで熱風温度を検出して熱風温度管
理を行っているため、品質上最重要要素である茶温を精
密かつ高精度に管理することが難しい。その結果、特に
コンベアの段数が多い場合等に、乾燥茶葉(例えば荒
茶)の品質に大きく影響する最終乾燥段階における茶温
を所定温度に所定時間維持することができず、高品質の
乾燥茶葉を安定して生産することが困難であるという問
題点があった。
【0005】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、請求項1記載の発明の目的は、乾燥
中の茶葉の温度を高精度に制御して高品質の乾燥茶葉が
安定して得られる茶葉乾燥機の制御装置を提供すること
にある。また、請求項2記載の発明の目的は、請求項1
記載の発明の目的に加え、段数が多い乾燥機であっても
センサをより効果的に配置し得る茶葉乾燥機の制御装置
を提供することにある。また、請求項3または4記載の
発明の目的は、請求項1または2記載の発明の目的に加
え、乾燥最終段階の茶温をより高精度に制御し得る茶葉
乾燥機の制御装置を提供することにある。また、請求項
5記載の発明の目的は、請求項1ないし4記載の発明の
目的に加え、熱風発生装置の熱風温度を高精度に調整で
きて茶温をより一層高精度に制御し得る茶葉乾燥機の制
御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明のうち請求項1記載の発明は、投入された茶
葉を多段式に配置された通気性のコンベアで連続的に搬
送しつつ、熱風発生装置から熱風を供給して乾燥させる
茶葉乾燥機において、前記コンベアの乾燥最終段階の所
定位置に一対のセンサを配置して、該センサの検知信号
により熱風発生装置を制御し、乾燥最終段階における茶
葉の茶温を所定温度に所定時間維持することを特徴とす
る。
【0007】このように構成することにより、乾燥機内
に投入された茶葉は多段式に配置されたコンベアで搬送
されつつ熱風発生装置から供給される熱風で乾燥させら
れ、この乾燥の最終段階における茶温が一対のセンサの
うちの、例えば少なくとも一つのセンサで検出されて、
茶温が所定温度に制御されると共に、この茶温が所定時
間維持される。これにより、乾燥機から排出される乾燥
茶葉の最終乾燥温度を高精度に管理することができて、
安定した高品質の乾燥茶葉が得られる。
【0008】また、請求項2記載の発明は、コンベアが
6段以上で形成され、その最終側の2段もしくは3段の
乾燥最終段階にセンサが配置されていることを特徴とす
る。このように構成することにより、コンベアの段数が
多い場合であっても、その最終段の所定の段にセンサを
より効果的に配置できる。
【0009】また、請求項3記載の発明は、センサが乾
燥最終段階の異なる段における茶温をそれぞれ検知する
一対の茶温センサであることを特徴とする。このように
構成することにより、一対の茶温センサで乾燥最終段階
の茶温を正確に検知できて、茶温がより高精度に制御さ
れる。
【0010】また、請求項4記載の発明は、センサが茶
温を検知する茶温センサと茶葉の有無を検知する茶葉有
無センサであることを特徴とする。このように構成する
ことにより、茶葉有無センサの検知信号に基づいて熱風
発生装置を効率的に制御することができて、乾燥最終段
階における茶温管理がより高精度に行える。
【0011】また、請求項5記載の発明は、熱風発生装
置が燃焼量を無段階に変更可能な燃焼機器を有すること
を特徴とする。このように構成することにより、所定の
センサの検知信号に基づいて、燃焼機器の燃焼量が無段
階に変更されることから、乾燥最終段階の茶温を茶葉状
態に応じて設定茶温に容易に設定することができる等、
茶温の制御がより一層高精度に行える。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1〜図3は、本発明に係
わる制御装置を備えた茶葉乾燥機の一実施例を示し、図
1がそのブロック図、図2がその具体的構造を示す縦断
面図、図3が制御装置の動作の一例を示すフローチャー
トである。
【0013】図1において、茶葉乾燥機1は、乾燥機2
と熱風発生装置3とで構成され、乾燥機2には、乾燥室
5及び1対のセンサ6、7を有する本体4と、駆動部8
と、前記乾燥室5や駆動部8を制御すると共にセンサ
6、7が接続された乾燥機制御部9等が設けられてい
る。また、熱風発生装置3には、バーナ10と乾燥機制
御部9に接続されたバーナ制御部11等が設けられてい
る。このバーナ制御部11及び乾燥機制御部9で本発明
に係わる制御装置が形成される。なお、この例では、セ
ンサ6、7が乾燥機制御部9を介してバーナ制御部11
に接続されているが、センサ6、7をバーナ制御部11
に直接接続することも可能である。また、図1におい
て、実線は機械的な接続を示し、点線は電気的な接続を
示している。
【0014】そして、この茶葉乾燥機1は具体的に図2
に示すように構成されており、以下、これについて説明
する。なお、図2において実線は茶葉の流れを示し、点
線は熱風の流れを示し、また一点鎖線は冷風の流れを示
している。先ず、乾燥機2は、その乾燥室5内に通気性
のコンベアとしての4台のキャタピラ12(搬送帯)が
それぞれ水平状態で配置され、この各キャタピラ12の
上下の各搬送面12a、12bが各段を形成している。
したがって、4台のキャタピラ12を使用した場合は搬
送面が8段で形成されていることになる。なお、乾燥室
5の容積は、従来の一般的な茶葉乾燥機の容積に対し
て、25%程度大きく設定されている。
【0015】そして、各キャタピラ12の搬送面12
a、12bは、茶葉が通過しない内径の孔を有する多孔
板もしくは金網で形成されると共に、各キャタピラ12
の上段の下流側と下段の下流側には茶葉を下段に排出す
るための排出機構部13、14がそれぞれ設けられてい
る。また、最下段のキャタピラ12の下方には、粉取装
置15が傾斜した状態で配置され、この粉取装置15の
一端側(最下段の搬送面12bの下流側)には、茶葉取
出口16(チャージングバルブ)が配設されている。
【0016】さらに、最上段のキャタピラ12の他端側
(最上段の搬送面12aの下流側)上方には、排気ファ
ン17とサイクロン18及び排気フード19が配置さ
れ、最上段のキャタピラ12の一端側の上部には、投入
口20を介して昇降機21が連結されている。なお、乾
燥室5の昇降機21下部の側壁には、キャタピラ12や
昇降機21を作動させるインバータ22及び前記駆動部
8が配置され、乾燥室5の側壁内面には各キャタピラ1
2に対応してジャマ板23がそれぞれ配設されている。
【0017】そして、この乾燥機2内には前記センサ
6、7が、最下位のキャタピラ12の下部の搬送面12
b上と上部の搬送面12a上に配置されている。この下
方の2段の搬送面12a、12bによって、8段の搬送
面12a、12bのうちの乾燥最終段階が形成されてい
る。このセンサ6、7は乾燥最終段階の搬送面12a、
12b上の茶葉の茶温を測定するもので、例えば熱電対
等の接触式のセンサあるいは赤外線温度センサ等の非接
触式のセンサが使用される。
【0018】そして、センサ6、7で検知された茶温の
検知信号は前記乾燥機制御部9(図1参照)に入力され
る。なお、乾燥機制御部9は、乾燥機2の側壁に配置さ
れた図示しない制御盤内に構築されており、この乾燥機
制御部9に入力されるセンサ6、7の検知信号(検知温
度)に基づいて、後述する如くバーナ制御部11を介し
てバーナ10の燃焼量が調整される。
【0019】一方、前記熱風発生装置3は、熱風ダクト
25を介して乾燥室5内に熱風を供給するガンタイプの
前記バーナ10と、冷風ダクト26を介して乾燥室5内
に冷風を供給する冷却ファン27と、バーナ10及び冷
却ファン27を制御する前記バーナ制御部11等を有し
ている。なお、バーナ10としては、比例制御型や油量
調整型のガンタイプバーナが使用され、また、熱風ダク
ト25の下流側は、4台のキャタピラ12のうち下方の
2台のキャタピラ12の上面側及び粉取装置15の上面
側に連通し、冷風ダクト26の下流側は熱風ダクト25
と同一のキャタピラ12の上面側に連通した状態となっ
ている。そして、図2の入口a、bにおける温度が略同
一となるように設定されている。
【0020】次に、この茶葉乾燥機1の動作の一例を図
3のフローチャートに基づいて説明する。なお、このフ
ローチャートは、例えば乾燥機制御部9内のROMやシ
ーケンサ等に構築されているプログラムにしたがって自
動的に実行される。茶葉乾燥機1の電源がオンすると、
プログラムが開始(S100)し、先ず、制御盤によっ
て各種条件を設定(S101)する。この条件として
は、茶温θ(例えばθ=80℃)と、この茶温θを維持
する時間T1(例えばT1=10分)及び全体の乾燥時
間T2(キャタピラ12の搬送速度に対応し例えばT2
=20分)等が設定される。
【0021】各種条件が設定されると、乾燥経過時間T
がT2−T1か否かを判断(S102)し、この判断S
102は「YES」になるまで繰りされ、この判断S1
02によって、乾燥開始からの経過時間Tが判断される
ことになる。そして、この判断S102で「YES」の
場合、すなわち乾燥開始から10分が経過した場合に
は、センサ6、7の茶温θ1、θ2をそれぞれ読み込み
(S103)、両茶温θ1、θ2がθ=80℃以上か否
かを判断(S104)する。
【0022】この判断S104で「NO」の場合、すな
わち茶温θ1と茶温θ2の一方が80℃以上でない場合
は、乾燥機制御部9(もしくはバーナ制御部11)でそ
の温度差に基づく制御信号を作成して、バーナ制御部1
1によりバーナ10の燃焼量を調整してバーナ制御(S
105)する。このバーナ制御は、例えばガンタイプの
バーナ10に設けられている2本のノズル(図示せず)
を、1本のノズルによる燃焼か2本のノズルによる燃焼
かを制御することによって行われ、バーナ制御後は、ス
テップS103に戻り新たな茶温θ1、θ2が検知され
て、これが判断S104で再びθ=80℃と比較され
る。
【0023】そして、ステップS105のバーナ制御に
よって茶温θ1、θ2が共にθ=80℃以上になると、
判断S104で「YES」となり、時間T1が0か否か
を判断(S106)する。この判断S106で「NO」
の場合、すなわち、茶温θ1、θ2が予め設定した時間
T1=10分を経過していない場合は、ステップS10
3に戻りステップ103以降を繰り返す。そして、時間
T1=0(時間0は乾燥機2を出た直後も含む)になる
と判断S106で「YES」となり、一連のプログラム
が終了(S107)し、乾燥作業が終了することにな
る。
【0024】なお、以上のフローチャートは基本的な温
度管理の一例を示すものであって、例えば両センサ6、
7の設定温度θを80℃以上(好ましくは80℃以上で
100℃未満)で互いに異ならせることにより、各セン
サ6、7で検知した茶温θ1、θ2をそれぞれ対応した
設定温度θと比較し、個々の茶温θ1、θ2が設定温度
θ未満の場合に、各温度差に基づいてバーナ制御する
等、種々変更することができる。
【0025】このように上記実施例の茶葉乾燥機1によ
れば、乾燥室5内に多段式に配置されたキャタピラ12
の搬送面12a、12bのうち、乾燥最終段階となる下
方の2段の搬送面12a、12b上の茶葉の茶温をセン
サ6、7で検知し、この検知信号に基づいてバーナ10
の燃焼量を制御しているため、例えば茶温を80℃以上
に10分間精密かつ高精度に維持することができて、所
定含水率でかつ生菌等が殺菌された高品質の乾燥茶葉
(荒茶)を安定して生産することができる。
【0026】また、乾燥室5の容積をやや大きく設定す
ると共に、一対のセンサ6、7を乾燥最終段階の2段の
搬送面12a、12bに対応して配置しているため、例
えば段数が多い場合であっても2つのセンサ6、7の配
置で良く、各段毎にセンサを配置する場合等に比較して
その使用個数を削減することができて、使用するセンサ
6、7の部品コストの低減が図れる。また、2つのセン
サ6、7の検知信号を設定値と比較する構成であるた
め、乾燥機制御部9(もしくはバーナ制御部11)にお
ける比較を容易に行うことができて、バーナ制御をより
簡略化することができる。これらのことから、茶葉乾燥
機1自体のコストアップを極力抑えることができて、安
価な茶葉乾燥機1を得ることが可能になる。
【0027】さらに、熱風発生装置3のバーナ10に比
例制御型や油量調整型のガンタイプバーナを使用すると
共に、2本のノズルを設け、このノズルを2本のノズル
による燃焼と1本のノズルによる燃焼及び両ノズルの停
止の3つの形態で制御することができるため、バーナ1
0の燃焼量の無段階調整が可能になり、乾燥最終段階の
茶温を80℃以上でかつ5分〜10分に正確に制御する
ことができて、より高品質の乾燥茶葉を得ることができ
る。
【0028】なお、以上の実施例においては、乾燥機2
の本体4に配設されるセンサ6、7が共に茶温センサで
ある場合について説明したが、本発明はこれに何等限定
されず、例えばセンサ6を茶葉の有無を検知する茶葉有
無センサ6Aで形成し、センサ7を茶温センサ7Aで形
成することもできる。以下、この実施例の茶葉乾燥機1
の温度制御の一例を図4のフローチャート及び図5の動
作説明図に基づいて説明する。なお、茶葉有無センサ6
Aは前記センサ6の位置に配置され、茶温センサ7Aは
前記センサ7の位置に配置される。
【0029】この実施例の場合、図4に示すように、判
断S102で「YES」になると、茶葉有無センサ6A
の検知信号が有りか否かが判断(S201)され、この
判断で「YES」の場合に、茶温センサ7Aの検知信号
θ1(茶温)を読み込み(S103)、この検知信号を
設定値θ=80℃と比較(S104)して、80℃未満
の場合にバーナ制御(S105)する。このバーナ制御
も前述したように、2本のノズルを適宜に選択使用する
ことによって行われる。
【0030】これにより、図5に示すように、茶葉有無
センサ6Aが「有り」で例えばONの場合にのみ、バー
ナ10がオンして茶温が所定温度となるように上昇さ
れ、この制御を頻繁に繰り返すことによって、茶温を8
0℃以上に安定かつ正確に維持することが可能になり、
上記実施例と同様の作用効果を得ることができる。な
お、この実施例の場合、茶葉有無センサ6Aと茶温セン
サ7Aをそれぞれ別々に配置するのではなく、両センサ
6A、7Aをセットにし、前記センサ6もしくはセンサ
7の位置に配置することもできる。
【0031】また、上記実施例においては、茶葉乾燥機
1が荒茶製造工程の最終段に配置される茶葉乾燥機1で
ある場合について説明したが、本発明に係わる茶葉乾燥
機1の構成は、荒茶製造工程以降の仕上加工工程の火入
れ時に使用される火入れ機にも適用することもできる。
さらに、上記実施例おいて、バーナ10として比例制御
型のバーナを使用した場合は、その茶温(本体雰囲気温
度)と熱風温度が例えば図6に示す如く制御される。
【0032】また、本発明に係わる茶葉乾燥機1の本体
4内に配置されるキャタピラ12の数(段数)は8段に
限らず、例えば6段や12段であっても良く、この段数
に応じて乾燥最終段階が2段とか3段に設定され、例え
ば12段の場合は乾燥最終段階が3段で、前記センサ
6、7はこの3段の最上段と最下段に配置されることに
なる。また、上記実施例におけるセンサ6、7の取付位
置も、搬送方向の略中心位置に限らず、段数等に応じて
例えば乾燥最終段階の所定段の上流側と下流側に配置す
る等、本発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々変更することができる。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の発
明によれば、乾燥機内に多段式に配置されたコンベアの
うち、乾燥最終段階のコンベアの所定位置に一対のセン
サを配置すると共に、このセンサの検知信号に基づいて
熱風発生装置から供給される熱風が制御され、乾燥最終
段階における茶温が所定値で所定時間維持されるため、
乾燥茶葉の温度制御を高精度に行うことができて、高品
質の乾燥茶葉を安定して得ることができる。
【0034】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の発明の効果に加え、コンベアが6段以上で形
成され、その最終側の2段もしくは3段の乾燥最終段階
にセンサが配置されているため、コンベアの段数が多い
場合であっても、その最終段の所定の段にセンサをより
効果的に配置することができて、乾燥機自体のコストア
ップを抑えることができる。
【0035】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項1または2記載の発明の効果に加え、センサが乾燥最
終段階の異なる段における茶温をそれぞれ検知する茶温
センサであるため、乾燥最終段階の茶温を正確に検知で
きて、茶温の制御をより高精度に行うことができる。
【0036】また、請求項4記載の発明によれば、請求
項1または2記載の発明の効果に加え、センサが茶温セ
ンサと茶葉の有無を検知する茶葉有無センサであるた
め、茶葉有無センサの検知信号に基づいて熱風発生装置
を制御することができて、乾燥最終段階における茶温の
制御をより高精度に行うことができる。
【0037】また、請求項5記載の発明によれば、請求
項1ないし4記載の発明の効果に加え、熱風発生装置が
燃焼量を無段階に変更可能な燃焼機器を有し、この燃焼
機器がセンサの検知信号に基づいて制御されるため、乾
燥最終段階の茶温を設定茶温に素早く設定することがで
きて、茶温の制御をより一層高精度に行うことができる
等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる制御装置を備えた茶葉乾燥機の
一実施例を示すブロック図
【図2】同その具体的構造を示す縦断面図
【図3】同制御装置の動作の一例を示すフローチャート
【図4】本発明に係わる制御装置の他の実施例を示す図
3と同様のフローチャート
【図5】同その動作を説明するためのタイミングチャー
【図6】本発明に係わる制御装置のさらに他の実施例の
動作を示すグラフ
【符号の説明】
1・・・・・・・・・茶葉乾燥機 2・・・・・・・・・乾燥機 3・・・・・・・・・熱風発生装置 4・・・・・・・・・本体 5・・・・・・・・・乾燥室 6、7・・・・・・・センサ 6A・・・・・・・・茶葉有無センサ 7A・・・・・・・・茶温センサ 9・・・・・・・・・乾燥機制御部 10・・・・・・・・バーナ 11・・・・・・・・バーナ制御部 12・・・・・・・・キャタピラ 12a、12b・・・搬送面 20・・・・・・・・投入口 21・・・・・・・・昇降機 25・・・・・・・・熱風ダクト 26・・・・・・・・冷風ダクト 27・・・・・・・・冷却ファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L113 AA02 AB03 AC04 AC35 AC51 AC67 AC86 BA20 CA04 CB03 DA13 DA24 DA25 4B027 FB01 FP59 FP60 FP62 FP90 FR01 FR04 FR18

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】投入された茶葉を多段式に配置された通気
    性のコンベアで連続的に搬送しつつ、熱風発生装置から
    熱風を供給して乾燥させる茶葉乾燥機において、 前記コンベアの乾燥最終段階の所定位置に一対のセンサ
    を配置して、該センサの検知信号により前記熱風発生装
    置を制御し、乾燥最終段階における茶葉の茶温を所定温
    度に所定時間維持することを特徴とする茶葉乾燥機の制
    御装置。
  2. 【請求項2】前記コンベアが6段以上で形成され、その
    最終側の2段もしくは3段の乾燥最終段階に前記センサ
    が配置されていることを特徴とする請求項1記載の茶葉
    乾燥機の制御装置。
  3. 【請求項3】前記センサが、乾燥最終段階の異なる段に
    おける茶温をそれぞれ検知する一対の茶温センサである
    ことを特徴とする請求項1または2記載の茶葉乾燥機の
    制御装置。
  4. 【請求項4】前記センサが、茶温を検知する茶温センサ
    と茶葉の有無を検知する茶葉有無センサであることを特
    徴とする請求項1または2記載の茶葉乾燥機の制御装
    置。
  5. 【請求項5】前記熱風発生装置が燃焼量を無段階に変更
    可能な燃焼機器を有することを特徴とする請求項1ない
    し4のいずれかに記載の茶葉乾燥機の制御装置。
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