JPH0622473Y2 - 熱風式乾燥炉 - Google Patents

熱風式乾燥炉

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JPH0622473Y2
JPH0622473Y2 JP1987191752U JP19175287U JPH0622473Y2 JP H0622473 Y2 JPH0622473 Y2 JP H0622473Y2 JP 1987191752 U JP1987191752 U JP 1987191752U JP 19175287 U JP19175287 U JP 19175287U JP H0622473 Y2 JPH0622473 Y2 JP H0622473Y2
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JP
Japan
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hot air
temperature
furnace
air temperature
fan
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JP1987191752U
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JPH0195281U (ja
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荘平 宮崎
憲幸 大嶌
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Osaka Gas Co Ltd
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Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば被塗装物のような被処理物を熱風にて
乾燥させる熱風式乾燥炉に関する。
[従来技術] 従来、被塗装物を熱風にて乾燥させる熱風式乾燥炉は、
熱風を炉内に行き渡らせやすくて均一加熱乾燥が容易で
あり、又、加熱温度も熱風温度以上にはならないので、
乾燥程度を揃えやすく、品質を安定化させやすく、この
ため被塗装物の乾燥に際しては多くが熱風乾燥方式を採
用している。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、熱風乾燥方式においては、コンベヤーに被塗
装物を載せ、コンベヤーを運転させて被塗装物を熱風乾
燥炉内を通過させて加熱乾燥させるのであり、このため
炉の出入口において熱風が多く漏れ、損失が多く、加熱
効率が低く、エネルギー損失が大きいものとなってい
た。又、最近の多品種少量生産においてそのロット変更
時に、被塗装物の重量が増して熱容量も大きくなった場
合や、逆に熱容量が小さくなった場合にも熱風量は略一
定になされていたので、熱量が不足したり、無駄な加熱
を行い、かかる場合のエネルギー損失も無視できないも
のとなっていた。
[問題点を解決するための手段] 本考案の熱風式乾燥炉は、熱風発生装置1からファン2
を介して乾燥炉3へと供給される供給熱風の供給熱風温
度T1と、熱風発生装置1に返送される返送熱風の返送熱
風温度T2もしくは炉内熱風温度のような所定箇所の熱風
温度との温度差を検出し、この検出結果及び乾燥炉内に
おける被乾燥物の位置の検出結果にてファン2の回転数
制御を行うことを特徴とするものである。
[作用] 即ち、乾燥炉3へと供給される供給熱風の供給熱風温度
T1と、熱風発生装置1に返送される返送熱風の返送熱風
温度T2もしくは炉内熱風温度のような所定箇所の熱風温
度との温度差を検出し、この検出結果にてファン2の回
転数制御を行うことによって、供給熱風温度T1と、返送
熱風温度T2もしくは炉内熱風温度のような所定箇所の熱
風の温度差の検出にて炉内の加熱状況を把握でき、かか
る炉内の加熱状況に応じてファン2の駆動を制御し、炉
内への熱風供給量を変更調整し、ロット変更時における
被塗装物の重量変化に伴う熱容量の変化にも容易に対処
でき、つまり、供給熱風温度T1と所定箇所における熱風
温度との温度差が多ければファン2の回転数を高めて熱
風を多量に送り込み加熱不足を補い、そして供給熱風温
度T1と所定箇所における熱風温度との温度差が少なけれ
ば、ファン2の回転数を落とし、熱風供給を抑え、出入
口のような開口部からの熱風の漏れによるロスを抑制
し、省エネルギー化を図り、熱風による加熱乾燥状態を
安定化させながら熱風効率を高めるのである。加えて、
乾燥炉3内における被乾燥物の位置の検出結果に基づい
てファン2の回転数の制御をおこなうことで、例えば、
被乾燥物が出口に近づいている場合に、無駄に炉内温度
を高めることを回避でき、エネルギーロスを回避するこ
とができものである。
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。
熱風式乾燥炉Aは第1図及び第2図に示すように、角筒
状の炉本体5の内周面に角形中空で環状のダクト6を炉
本体5の全長にわたって沿設し、炉本体5の開放された
入口7から出口8に貫通するようにコンベヤー4の搬入
経路側部分4aを通してあり、しかしてコンベアー4の駆
動にてコンベアー4の搬入経路側部分4aにのせられた被
処理物を乾燥炉3内に搬入し、そのまま搬出することが
できるようにしてある。
ダクト6の熱風供給口9にはガスバーナのような熱風発
生装置1の熱風吐出口10が熱風ダクト11Aを介して
接続され、又、ダクト6の熱風返送口12には熱風ダク
ト11Bを介して熱風発生装置1の返流口13が接続さ
れ、そして熱風発生装置1とダクト6の熱風供給口9間
にはファン2を設けてある。しかして熱風発生装置1を
点火し、ファン2を駆動することで、熱風発生装置1か
らの熱風をファン2によりダクト6の下部に供給し、ダ
クト6の下部上面に点在させた吹出口14…から熱風を
吹出し、コンベヤー4上に載せられた被処理物をコンベ
ヤー4による搬送に伴って加熱(乾燥)処理することが
できるようにしてある。
そして熱風ダクト11A及び熱風ダクト11Bの熱風温
度を検出する温度センサーS1,S2を設けて、夫々の箇所
の熱風温度を検出することができるようにしてある。こ
れらの箇所における熱風温度の検出結果をコントローラ
15に入力するようにしてある。
コントローラ15においては、熱風発生装置1としての
供給熱風温度T1をコントロールするためのバーナ18の
制御と更に熱風ダクト11Aの供給熱風温度T1と熱風ダ
クト11Bの返送熱風温度T2との温度差が大きくなるこ
とに伴う制御信号にて、ファン2のモータ16の回転数
を高め、熱風発生装置1から多量の熱風をダクト6を介
して乾燥炉3内に供給することができるようにしてあ
る。又、コントローラ15においては、供給熱風温度T1
と返送熱風温度T2との温度差が少なくなって、炉本体5
の内部の温度上昇が認められるとモータ16の回転数を
低下させて、無駄な加熱を抑制するようにしてある。そ
してコンベヤー4にて被処理物が搬入され、被処理物が
加熱処理されるのに伴って返送熱風温度T2が低下し、供
給熱風温度T1と返送熱風温度T2との温度差が大きくなる
と、コントローラ15からの制御信号にてモータ16の
回転数を高め、熱風を多量に供給し、供給熱風温度T1
返送熱風温度T2との温度差が設定値に戻るようにしてあ
る。そして、被処理物の変更、つまりロット変更に際し
て炉内が空になり、供給熱風温度T1と返送熱風温度T2
の温度差が少なくなると、モータ16の回転数を低下さ
せるようにしてある。このように被処理物の有無、及び
その重量(熱容量)の変化を供給熱風温度T1と返送熱風
温度T2との温度差にて検出し、この検出結果にてファン
2のモータ16の回転数制御を行うので、被処理物の温
度分布が均一化され、加熱処理に伴う品質(塗装乾燥で
は塗膜性能)が向上するのである。特に、被処理物が搬
入されていない場合にファン2のモータ16の回転数が
低下され、乾燥炉3の出入口8,7からの熱風の漏れを抑
制し、省エネルギー化を進めるものである。
以上詳述した第1実施例(第1図参照)の制御は炉長が
10m以下の比較的短い乾燥炉3に適用するとよい。そ
して炉長が長いもの及び厳密な制御を行う場合は以下の
第2実施例(第4図参照)のようにするとよい。
上述の第1実施例において設けられた温度センサーS1,S
2、つまり、熱風ダクト11Aの温度センサーS1及び熱
風ダクト11Bの温度センサーS2に加えて、炉本体5の
内部で入口7側のダクト6の上部箇所6a、炉本体5の内
部で出口8側のダクト6の上部箇所6bの夫々に温度セン
サーS3,S4を設け、そして乾燥炉3の入口7には被処理
物の有無を検出する存否検出センサー17を設けてあ
る。又、コンベアー4の搬送速度を検出する速度検出装
置(図示せず)を設けててある。このような温度センサ
ーS1,S2,S3,S4、存否検出センサー17及び速度検出装
置による検出結果はコントローラ15に入力することが
できるようにしてある。
コントローラ15においては、第1実施例と同様に、熱
風発生装置1としての供給熱風温度T1をコントロールす
るためのバーナ18の制御と、更に熱風ダクト11Bの
返送熱風温度T2との温度差の大小に伴う制御信号にて、
ファン2のモータ16の回転数を制御し、熱風発生装置
1からダクト6を介して炉本体5内に供給する熱風量を
調節することができるようにしてある。又、稼動初期で
はコントローラ15においては、存否検出センサー17
による存在検出信号にて被処理物が乾燥炉3内に搬入さ
れたことを検出し、この存在検出信号と、供給熱風温度
T1と炉入口部温度T3との温度差に基づく制御信号にて、
ファン2のモータ16の回転数制御を行い、被処理物が
搬入された乾燥炉3の入口7箇所の加熱不足に迅速に対
応できるようにしてある。又、定常稼動状態では、コン
トローラ15においては、存否検出センサー17からの
存在検出信号とコンベアー4の速度検出信号にて被処理
物の存炉位置をマイコン等にて判断させ、モータ16の
回転数制御を供給熱風温度T1と返送熱風温度T2との温度
差の制御信号に切り替えて行うことができるようにして
ある。又、コントーラ15においては、稼動終期では、
存否検出センサー17からの存在検出信号とコンベアー
4の速度検出信号にて被処理物が乾燥炉3の出口8に在
るのを判断させ、この判断結果にて供給熱風温度T1と炉
出口部温度T4との温度差の制御信号に切り替えて、モー
タ16の回転数制御を行うことができるようにしてあ
る。そして被処理物が乾燥炉3内に無い場合には、供給
熱風温度T1と返送熱風温度T2との温度差の制御信号にて
モータ16の回転数制御を行うことができるようにして
ある。
尚、本考案の熱風式乾燥炉Aは被塗装物の加熱乾燥以外
に、他の被処理物の加熱処理に使用してもよいのは勿論
である。又、第1図の実施例において第5図に示すよう
な制御を行うようにしてもよいものである。又、熱風発
生装置1を複数台設けた時も同様である。
[考案の効果] 以上要するに本考案は、乾燥炉へと供給される供給熱風
の供給熱風温度と、熱風発生装置に返送される返送熱風
の返送熱風温度もしくは炉内熱風温度のような所定箇所
の熱風温度との温度差を検出し、この検出結果にてファ
ンの回転数制御を行うから、供給熱風温度と、返送熱風
温度もしくは炉内熱風温度のような所定箇所の熱風の温
度差の検出にて炉内の加熱状況を把握でき、かかる炉内
の加熱状況に応じてファンの駆動を制御し、炉内への熱
風供給量を変更調整し、ロット変更時における被処理物
の重量変化に伴う熱容量の変化にも容易に対処でき、つ
まり、供給熱風温度と所定箇所における熱風温度との温
度差が多ければファンの回転数を高めて熱風を多量に送
り込み加熱不足を補い、そして供給熱風温度と所定箇所
における熱風温度との温度差が少なければ、ファンの回
転数を落とし、熱風供給を抑え、出入口のような開口部
からの熱風の漏れによるロスを抑制し、省エネルギー化
を図り、熱風による加熱乾燥状態を安定化させながら熱
風効率を高めることができるという利点があり、しか
も、乾燥炉内における被乾燥物の位置の検出結果にてフ
ァンの回転数の制御をおこなうから、供給される熱風の
温度と炉内温度との温度差及び炉内における被乾燥物の
位置の検出結果にてファンの回転数を制御して、炉内温
度を制御するのであり、特に、被乾燥物の位置検出に応
じてファンの回転数の制御をするから、被乾燥物の炉の
終端に達した時点では、炉内温度を無駄に高めることを
回避でき、エネルギーロスを回避することができるとい
う利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の長手方向の概略断面図、第
2図は第1図の概略横断面図、第3図は同上の第1実施
例のブロック回路図、第4図は同上の第2実施例の概略
断面図、第5図は同上のブロック回路図であり、1は熱
風発生装置、2はファン、3は乾燥炉である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱風発生装置からファンを介して乾燥炉へ
    と供給される供給熱風の供給熱風温度と、熱風発生装置
    に返送される返送熱風の返送熱風温度もしくは炉内熱風
    温度のような所定箇所の熱風温度との温度差を検出し、
    この検出結果及び乾燥炉内における被乾燥物の位置の検
    出結果にてファンの回転数制御を行うべく構成して成る
    ことを特徴とする熱風式乾燥炉。
  2. 【請求項2】上記温度差の検出を、供給熱風温度と炉入
    口部温度との温度差、供給熱風温度と返送熱風温度との
    温度差及び供給熱風温度と炉出口部温度との温度差の検
    出のように切り替え可能に構成して成ることを特徴する
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の熱風式乾燥炉。
JP1987191752U 1987-12-16 1987-12-16 熱風式乾燥炉 Expired - Lifetime JPH0622473Y2 (ja)

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JP1987191752U JPH0622473Y2 (ja) 1987-12-16 1987-12-16 熱風式乾燥炉

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JP1987191752U JPH0622473Y2 (ja) 1987-12-16 1987-12-16 熱風式乾燥炉

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JPH0195281U JPH0195281U (ja) 1989-06-23
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57111370U (ja) * 1980-12-26 1982-07-09
JPS60106563A (ja) * 1983-11-14 1985-06-12 Daido Steel Co Ltd 熱風循環式焼付炉
JPH049030Y2 (ja) * 1986-04-15 1992-03-06

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JPH0195281U (ja) 1989-06-23

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