JPH049030Y2 - - Google Patents

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JPH049030Y2
JPH049030Y2 JP5629386U JP5629386U JPH049030Y2 JP H049030 Y2 JPH049030 Y2 JP H049030Y2 JP 5629386 U JP5629386 U JP 5629386U JP 5629386 U JP5629386 U JP 5629386U JP H049030 Y2 JPH049030 Y2 JP H049030Y2
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heat
temperature
pump
furnace
heat medium
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JP5629386U
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Tunnel Furnaces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、塗装等の乾燥に用いられる乾燥炉の
温度制御装置に関するものである。
従来の技術 本考案者等は先に第3図で示されるような乾燥
炉を完成させた。この図において符号1は断熱さ
れた炉壁であり、符号2は炉壁1の内側に沿つて
配設された輻射加熱用ヒートパネルである。そし
て、このような炉壁1とヒートパネル2との間に
平坦な通風路3が形成され、また上部と両側部と
のヒートパネル2で囲まれた部位は、空室たるワ
ーク設置部4として形成されている。
通風路3は、ヒートパネル2の上部中央に設け
られた穴からなる還気口5及び側部の下側に設け
られた多数の穴からなる吹出口6によつてワーク
設置部4と連通している。
また、還気口5の直上にはフアン7が設置され
ている。フアン7はモータ8と共に炉壁1に固定
されている。
このフアン7の駆動により、炉内の空気はワー
ク設置部4と通風路3との間を矢印方向に循環す
ることになる。
なお、ワーク9はこの場合塗装体であり、台車
10に載せられて炉内に入れられている。
上記ヒートパネル2は蒸気又は油等からなる熱
媒の流路を有しており(図示せず)、このヒート
パネル2の上記通風路3側の面には炉壁1の上下
方向に沿つて伸びる多数の平行なフイン11が溶
接により等間隔で固定されている。フイン11は
この場合通風路3の全幅にわたつて突出してい
る。
炉外には上記熱媒の加熱装置であるボイラ12
が設置され、該ボイラ12と上記ヒートパネル2
とが熱媒の供給管13及び排出管14により連絡
している。
そして、供給管13はヒートパネル2の上部に
接続されていて、そこが熱媒の流入部15となつ
ており、またその途中には熱媒を圧送するための
ポンプ16及びモータ17が設置されている。排
出管14はヒートパネル2の下部に接続されてお
り、そこが熱媒の流出部18となつている。
また、符号19はボイラ12のバーナであり、
バーナ19の燃焼量を制御するため炉壁1に温度
センサ20が設置され、かつ該センサ20で検出
した炉内温度を設定温度と比較してバーナ19の
方へ出力する信号発信器21が設けられている。
しかして、ボイラ12で加熱された熱媒がポン
プ16により供給管13からヒートパネル2内に
流入すると、その熱の一部がヒートパネル2から
ワーク9に向つて輻射され、他部がフイン11に
伝わる。
一方、空気流がフアン7の作動により図示の如
く循環し、上下方向に伸びるフイン11に当つて
そこから熱を受け取り熱風となつて吹出口6から
ワーク設置部4の方へ流入する。
空気流は一方向に流れる間、フイン11によつ
て整流され、均等にフイン11と接触して多くの
熱を受け取り、大流量の熱風となつてワーク9の
方へと向うことになる。
ワーク9はヒートパネル2からの輻射熱の外、
この熱風からの対流熱によつても加熱されること
となる。
そして、ワーク9の大きさ、数量等が変わつて
炉内温度が変動すると、その変動はセンサ20に
よつて検知され、ボイラ12の燃焼量が加減され
ることにより炉温が一定になるよう制御される。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上記の温度制御方式は炉の負荷
の変動に対応してバーナ19の燃焼量を変えるも
のであるから、炉全体としての温度は負荷の変動
に対応させうるが、炉内の温度分布のコントロー
ルはできない。すなわち、高負荷になつた場合、
熱媒の流入部15のヒートパネル部分の温度は高
くなるが、ヒートパネル2の放熱と循環空気によ
り熱を奪われる結果、流出部18のパネル部分の
温度が低くなる。そのため、ヒートパネル2の温
度のバラツキが非常に大きくなり、ワーク9の加
熱に偏りを発生するおそれがある。
また、炉の立ち上り時のように非常な高負荷時
には、バーナ19の能力はあつてもボイラ12の
出口で熱媒が限界温度近くまで昇温するためバー
ナ19の燃焼を押える必要があり、それ故炉の昇
温に時間がかかつている。
問題点を解決するための手段 本考案は上記問題点を解決するため、熱媒を炉
内のヒートパネル中にポンプで圧送循環させて炉
内を加熱する乾燥炉の温度制御装置において、上
記熱媒のヒートパネルへの流入部と流出部に夫々
温度センサが設置されると共に、両センサによる
検出温度の差の大小に比例して上記ポンプの出力
の増減を指示するポンプ制御信号発生器が設けら
れており、かつ上記ポンプには上記ポンプ制御信
号発生器からの信号を受ける回転数制御部が付設
された構成を採用している。
作 用 加熱された熱媒はヒートパネルの流入部から流
出部に至る間に、ヒートパネルの放熱及び循環空
気により熱を奪われ、温度が低下する。
この温度の低下の度合いは二つの温度センサに
よつて検出され、ポンプ制御信号発生器において
この温度差がポンプの所要出力と対比される。ポ
ンプ制御信号発生器は上記温度差の大小とポンプ
の所要出力の大小との関係を記憶しており、この
関係に基づいて現在の温度差を縮めうるに必要な
熱媒流量すなわちポンプの出力を演算し、その結
果をポンプの回転数制御部に対して出力する。
これにより、ポンプの回転数は負荷に応じて増
減し、上記温度差の低減化がなされ、ヒートパネ
ルでの温度ムラも小さくなつてワークの加熱も均
一になされることになる。
実施例 次に、本考案の一実施例を第1図及び第2図に
基づいて説明する。
なお、これらの図において第3図におけると同
じ部材には同一の符号を付して示し、その説明は
省略する。
これらの図で示されるように、熱媒のヒートパ
ネル2への流入部15と流出部18には夫々温度
センサ22,23が設置され、両センサ22,2
3からの信号を処理するためのポンプ制御信号発
生器24が所定場所に設置されている。
また、熱媒を圧送するためのポンプ16のモー
タ17には回転数制御部25が付設されている。
上記ポンプ制御信号発生器24はこの回転数制御
部25につながつている。
上記ポンプ制御信号発生器24には第2図で示
されるような、二つのセンサ22,23により検
出される温度の差とポンプ16により送給される
熱媒流量との関係データが記憶されている。
この関係データは次式で示されるような関係 Q∝V・△t (ただし、Qは熱媒がヒートパネルにおいて奪
われる熱量、Vは熱媒の量、△tはヒートパネル
の出入口間での温度差である。) に基づき、△tを増加することなくVでもつて奪
われるQをカバーすることを意図して得られたも
のである。
しかして、炉の稼動中、負荷が変動して温度セ
ンサ22,23の検出温度の差△tが2℃を超え
るとポンプ制御信号発生器24から出力があり、
ポンプ16の回転数は回転数制御部25によつて
増加する。このためヒートパネル2に供給される
熱媒流量Vは増大し、Qが増えたとしても△tの
増加は低く押えられることとなる。従つて、ヒー
トパネル2の温度は熱媒の流入部15と流出部1
8との間において差が小さくなり、ワーク9は偏
りのない加熱がなされることになる。
また、炉の立ち上り時においては△tは10℃近
くになることもあるが、その際Vは最大流量が確
保されるので、ヒートパネル2の昇温はそれだけ
迅速化される。
なお、熱媒の供給時の温度はセンサ20等によ
るバーナ19の燃焼量のコントロールによつてな
されるので、異常温度になることはない。
考案の効果 本考案は以上のような構成及び作用からなるの
で、ヒートパネルの熱媒流入部と流出部との間で
の温度差を小さくし、ヒートパネルの温度分布が
均一な状態に近づくようコントロールすることが
できる。従つて、ワーク9加熱に偏りを生じない
よう乾燥等を行ない品質の向上を図ることができ
るものである。
また、熱媒の循環量が一定である場合に比べ、
高負荷時での応答性に優れ、特に立ち上り時にお
いては昇温時間の短縮化を図ることができるもの
である。
さらに、低負荷時においてはポンプの回転数を
以前にも増して低下させうるので、必要な熱媒流
量に応じたポンプの駆動を行なうことができる。
従つて、ポンプ動力の低減化が図れるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示し、
第1図は全体のシステム図、第2図はポンプ制御
信号発生器で用いられる温度差−熱媒流量関係線
図、第3図は先に考案したものの全体のシステム
図である。 1……炉壁、2……ヒートパネル、12……ボ
イラ、13……熱媒供給管、14……熱媒排出
管、15……流入部、16……ポンプ、17……
モータ、18……流出部、19……バーナ、2
2,23……温度センサ、24……ポンプ制御信
号発生器、25……回転数制御部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱媒を炉内のヒートパネル2中にポンプ16で
    圧送循環させて炉内を加熱する乾燥炉の温度制御
    装置において、上記熱媒のヒートパネル2への流
    入部15と流出部18にそれぞれ温度センサ22
    および23が設置されると共に、両センサ22,
    23による検出温度の差の大小に比例して上記ポ
    ンプ16の出力の増減を指示するポンプ制御信号
    発生器24が設けられており、かつ上記ポンプ1
    6には上記ポンプ制御信号発生器24からの信号
    を受ける回転数制御部25が付設されていること
    を特徴とする上記乾燥炉の温度制御装置。
JP5629386U 1986-04-15 1986-04-15 Expired JPH049030Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5629386U JPH049030Y2 (ja) 1986-04-15 1986-04-15

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5629386U JPH049030Y2 (ja) 1986-04-15 1986-04-15

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Publication Number Publication Date
JPS62170174U JPS62170174U (ja) 1987-10-28
JPH049030Y2 true JPH049030Y2 (ja) 1992-03-06

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Family Applications (1)

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JP5629386U Expired JPH049030Y2 (ja) 1986-04-15 1986-04-15

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0622473Y2 (ja) * 1987-12-16 1994-06-15 大阪瓦斯株式会社 熱風式乾燥炉
JP2579309Y2 (ja) * 1991-12-27 1998-08-27 コーア株式会社 電子部品の塗料乾燥装置
JP2016188727A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 日本電気株式会社 熱媒体式輻射乾燥機及びその制御方法

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JPS62170174U (ja) 1987-10-28

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