JP2019076020A - 碾茶の加工装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】単位時間当たりの加工量を増加させつつ碾茶本来の独特な香気を得ることができる碾茶の加工装置を提供する。【解決手段】熱風流路部46から噴出した熱風により搬送手段で搬送される茶葉を乾燥して碾茶を得るための碾茶の加工装置41において、筐体部44は、搬送体42の茶葉の搬送部Bに対して少なくとも側方及び上方が覆われて閉空間Sが形成されるとともに、当該閉空間Sにおける搬送部Bで搬送される茶葉に対して赤外線又は遠赤外線を照射可能な照射手段47が配設されたものである。【選択図】図6
Description
本発明は、熱風により茶葉を乾燥して碾茶を得るための碾茶の加工装置に関するものである。
主に抹茶の原料とされる碾茶は、収穫前に被覆して所定期間遮光した茶葉を蒸し、揉まずに碾茶炉にて乾燥させることにより得られ、主に抹茶の原料として用いられるもので、その香気は独特のかぶせ香があり、適度に香ばしいものとされている。特に、碾茶は、茶葉の中でもテアニンというアミノ酸の一種(グルタミン酸の誘導体)を多く含むことから、リラックス効果及び集中力を高める効果がある。このような碾茶を連続的に加工して大量生産可能な加工装置(碾茶炉)として、従来、例えば特許文献1に開示されているものが提案されている。
しかしながら、上記従来技術においては、連続的に搬送される茶葉に対して撹拌しつつ熱風を当てることにより碾茶を加工しているので、バッチ式等に比べて単位時間当たりの加工量を増加させることができるものの、古来より用いられていたレンガ作りの乾燥機にて碾茶を加工するものに比べ、碾茶本来の独特な香気が足りないという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、単位時間当たりの加工量を増加させつつ碾茶本来の独特な香気を得ることができる碾茶の加工装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、無端状に形成された網状部材から成る搬送体を有し、当該搬送体上に茶葉を載置しつつ搬送可能な搬送手段と、前記搬送体における茶葉の乾燥加工部を収容した筐体部と、熱風を発生し得る熱風発生手段と、該熱風発生手段で発生した熱風を前記筐体部内に流動させ、前記搬送手段の搬送体にて搬送される茶葉に熱風を噴出し得る熱風流路部とを有し、前記熱風流路部から噴出した熱風により前記搬送手段で搬送される茶葉を乾燥して碾茶を得るための碾茶の加工装置において、前記筐体部は、前記搬送体の茶葉の乾燥加工部に対して少なくとも側方及び上方が覆われて閉空間が形成されるとともに、当該閉空間における前記乾燥加工部で搬送される茶葉に対して赤外線又は遠赤外線を照射可能な照射手段が配設されたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の碾茶の加工装置において、前記照射手段は、通電により発熱可能なヒータと、該ヒータにより加熱されて赤外線又は遠赤外線を照射し得る照射部とを有したユニットにて構成されたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の碾茶の加工装置において、前記照射手段は、前記筐体部における前記搬送体の上方を覆った天井部に取り付けられるとともに、前記照射部は、前記搬送体上の茶葉に対して赤外線又は遠赤外線を面状に照射し得る板状部材から成ることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れか1つに記載の碾茶の加工装置において、前記照射手段は、前記搬送体の搬送方向に複数配設されるとともに、それぞれ独立して赤外線又は遠赤外線の照射量が調整可能とされたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れか1つに記載の碾茶の加工装置において、前記搬送体による搬送過程の茶葉を掻き上げて、茶葉の表裏を反転可能な撹拌手段を具備したことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の碾茶の加工装置において、前記照射手段は、前記搬送体の搬送方向に対して複数設けられるとともに、それぞれの照射手段に対して茶葉の搬送方向の上流側に前記撹拌手段が配設されたことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1〜6の何れか1つに記載の碾茶の加工装置において、前記筐体部は、閉空間を任意に開放して排気可能な排気ダンパが形成されたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、筐体部は、搬送体の茶葉の乾燥加工部に対して少なくとも側方及び上方が覆われて閉空間が形成されるとともに、当該閉空間における乾燥加工部で搬送される茶葉に対して赤外線又は遠赤外線を照射可能な照射手段が配設されたので、単位時間当たりの加工量を増加させつつ碾茶本来の独特な香気を得ることができる。
請求項2の発明によれば、照射手段は、通電により発熱可能なヒータと、該ヒータにより加熱されて赤外線又は遠赤外線を照射し得る照射部とを有したユニットにて構成されたので、照射手段を筐体部の閉空間における任意位置に容易に設置することができるとともに、メンテナンスを良好に行わせることができる。
請求項3の発明によれば、照射手段は、筐体部における搬送体の上方を覆った天井部に取り付けられるとともに、照射部は、搬送体上の茶葉に対して赤外線又は遠赤外線を面状に照射し得る板状部材から成るので、乾燥加工部で搬送される茶葉に対して略均等に赤外線又は遠赤外線を照射することができる。
請求項4の発明によれば、照射手段は、搬送体の搬送方向に複数配設されるとともに、それぞれ独立して赤外線又は遠赤外線の照射量が調整可能とされたので、茶葉の状態や他の種々加工条件、或いは茶葉の搬送位置に応じて赤外線又は遠赤外線の照射量を任意に調整することができ、碾茶の品質を向上させることができる。
請求項5の発明によれば、搬送体による搬送過程の茶葉を掻き上げて、茶葉の表裏を反転可能な撹拌手段を具備したので、搬送過程の茶葉の表裏に対し、熱風流路部からの熱風及び照射手段からの赤外線又は遠赤外線を略均等に当てることができる。
請求項6の発明によれば、照射手段は、搬送体の搬送方向に対して複数設けられるとともに、それぞれの照射手段に対して茶葉の搬送方向の上流側に撹拌手段が配設されたので、特に照射手段からの赤外線又は遠赤外線を搬送過程の茶葉の表裏に略均等に当てることができる。
請求項7の発明によれば、筐体部は、閉空間を任意に開放して排気可能な排気ダンパが形成されたので、茶葉の状態や他の種々加工条件、或いは茶葉の搬送位置に応じて閉空間を開放させることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係る碾茶の加工装置(碾茶炉)は、収穫前に被覆して所定期間遮光した茶葉を蒸し、揉まずに乾燥して碾茶を得るためのもので、図1に示すように、蒸熱工程、冷却工程、打圧工程の後に行われる乾燥工程に適用されるものである。また、本実施形態に係る碾茶の加工装置(碾茶炉)による乾燥工程の後には、つる切り工程、木茎選別工程及び仕上げ乾燥工程が行われることにより碾茶が得られることとなる。以下、本実施形態に適用される碾茶の製造工程について説明する。
本実施形態に係る碾茶の加工装置(碾茶炉)は、収穫前に被覆して所定期間遮光した茶葉を蒸し、揉まずに乾燥して碾茶を得るためのもので、図1に示すように、蒸熱工程、冷却工程、打圧工程の後に行われる乾燥工程に適用されるものである。また、本実施形態に係る碾茶の加工装置(碾茶炉)による乾燥工程の後には、つる切り工程、木茎選別工程及び仕上げ乾燥工程が行われることにより碾茶が得られることとなる。以下、本実施形態に適用される碾茶の製造工程について説明する。
蒸熱工程及び冷却工程は、例えば、給葉機から投入された茶葉を、蒸胴内で加熱軟化させて物理的変化と化学的変化を付与して蒸し、その蒸葉を、ネットコンベアで連続的に搬送する間に、冷風または温風等で冷却する工程であり、本実施形態においては、図2に示すような製茶蒸し装置1が用いられる。かかる製茶蒸し装置1は、同図に示すように、蒸機本体2と、冷却機3とを有している。
蒸機本体2は、機枠4に対して回転自在に支持された可動枠5を有し、この可動枠5に、固定胴6aと回転胴6bからなる蒸胴6が支持されている。この蒸胴6の固定胴6aには、給葉機7が連結される投入口8と、図示しない蒸気発生装置が蒸気管9を介して連結される蒸気供給部10とが設けられている。また、蒸胴6内には、その軸方向に攪拌軸11が配設され、この攪拌軸11には、図示しない多数の攪拌翼が突設されている。
機枠4の一端側には、回転胴6bおよび攪拌軸11を回転させる駆動機構12が配設されている。蒸胴6は、回転胴6b側に排出口13を有すると共に、蒸胴6の下方には、蒸胴6から下方に落ちる葉と茎を回収等する流し板14等が配設されている。なお、このような製茶蒸し装置1に限らず、例えば、図示しないが、軸周りに回転自在とされた円筒状部材からなり、側面が密閉状態とされて茶葉を収容しつつ一端の投入口から他端の取出口まで茶葉を送ることが可能な殺青胴と、この殺青胴の外周面を加熱し得るバーナーとを備え、殺青胴内に過熱蒸気を送り込むようにした構造の茶葉炒蒸機を使用しても良い。
冷却機3は、図3に示すように、側面視略三角状の機枠15を有し、この機枠15には、蒸葉Tを搬送するネットコンベア16と、散乱・冷却用の下部ファン17および冷却用の上部ファン18等が配設されている。ネットコンベア16は、例えばステンレス鋼線の金網からなり、機枠15に設けた複数個のスプロケット20a〜20gに巻回されている。そして、スプロケット20aがチェーン21を介してモータ22に連結され、このモータ22の回転によって、スプロケット20a等が回転して、ネットコンベア16が矢印α方向に循環する。このネットコンベア16に蒸葉Tが供給される位置には、ホッパ23が配設されている。
機枠15に配設される下部ファン17は、その吐出口17aが、機枠15に側板を固定して形成された散乱室24に連通している。散乱室24は、上辺が開口し、底辺および前辺(図3において左辺)がネットコンベア16で形成される。下部ファン17から吐出する冷風は、散乱室24内に流入し、その大部分はネットコンベア16から排風される。
ネットコンベア16の下流側には、上部ファン18が配設されている。この上部ファン18の吐出口18aは、散乱室24に連設されて、その底部がネットコンベア16で形成された風胴25に連通している。上部ファン18から吐出する冷風は、風胴25底部のネットコンベア16に吹き付けられ、底部に設けた排気口26から排風される。なお、この上部ファン18及び下部ファン17は、モータ27にそれぞれ連結されている。
次に、この製茶蒸し装置1の動作について説明する。先ず、図示しない制御装置の操作により、蒸機本体2の駆動機構12を動作させて、蒸機本体2を作動させる。蒸機本体2が作動すると、茶葉Tが給葉機7から投入口8を介して蒸胴6内に投入され、蒸胴6内を数10秒乃至数分の経過時間で移送される(図2参照)。この移送中に、蒸気供給部10から供給される蒸気による加熱や、回転胴6bの回転作用と、攪拌軸11に突設された攪拌翼の回転作用による打圧や攪拌によって、茶葉Tが物理的変化と化学的変化を受けながら蒸される。
一方、冷却機3も、制御盤の制御信号により、モータ22、27がそれぞれ回転して、ネットコンベア16が循環するとともに、下部ファン17及び上部ファン18が作動して、その吐出口17a、18aから冷風がそれぞれ吐出する。蒸機本体2で蒸され、蒸胴6の排出口13から排出される蒸葉Tは、冷却機3のホッパ23を介してネットコンベア16上に連続的に供給されることとなる。
そして、この蒸葉Tは、ネットコンベア16上を散乱室24方向に移動し、スプロケット20eの位置で散乱室24に落下する。この落下時に、蒸葉Tは、下部ファン17から吐出している冷風により散乱、冷却され、その大部分は散乱室24内のネットコンベア16上に舞い落ちて再び搬送される。この散乱室24内の蒸葉Tが、搬送されて風胴25内に流入すると、上部ファン18から吐出する冷風によって、ネットコンベア16に吹き付けられ、さらに冷却される。
このように、下部ファン17及び上部ファン18で冷却された蒸葉Tは、機枠15の右端に設けられた排出端34から、例えば排出端34の下方に設けた振動コンベア等の輸送手段(図示せず)に排出され、次の打圧工程に送られる。
打圧工程は、茶葉を揉込処理する工程であり、本実施形態においては、図4、5に示すような回転胴35(蒸茶葉処理機の本体)を有した蒸茶葉処理機が用いられる。かかる回転胴35は、同図に示すように、略円筒形に形成され、先端には蒸茶葉の投入口31が形成されるとともに、末端は開口されていて蒸茶葉を連続的に打圧処理することができるように構成されている。回転軸36は胴内において前半分にスクリュ37が取り付けられ、後半分には撹拌羽根38が取り付けられている。回転軸36を回転させることにより、投入口31より投入された蒸茶葉を後方へ押しやるとともに打圧することができる。胴の内壁面には数本の凸条(ダク)40が突設されていて、胴内での蒸茶葉の旋回が規制されている。
続いて、図4に示す蒸茶葉処理機を用いて蒸茶葉を打圧する操作について説明する。先ず、回転軸36を回転させつつ、常法にしたがって蒸熱した蒸茶葉を常温付近にまで冷却した後、投入口31より回転胴35に投入する。すると、蒸茶葉はスクリュ37によって茶葉を傷めることなく効率よく胴の後方へ送られ、撹拌羽根38によって撹拌されて柔化し、胴の末端より機外に排出される。この過程において、蒸葉は、凸条40と撹拌羽根38との間で強い打圧力を受けて千切れて細分化される。この打圧工程により、茶葉に打圧を与えて表面に水分を均一に浮き上がらせることができるとともに、抽出率の向上を図ることができる。
上記打圧工程の後、本実施形態に係る碾茶の加工装置(碾茶炉)を用いた乾燥工程が行われる。かかる碾茶の加工装置41は、図6〜8に示すように、無端状に形成された網状(メッシュ状)部材から成る搬送体42を有し、当該搬送体42上に茶葉を載置しつつ搬送可能な搬送手段と、搬送体42における茶葉の乾燥加工部Bを収容した筐体部44と、熱風を発生し得る熱風発生手段45と、該熱風発生手段45で発生した熱風を筐体部44内に流動させ、搬送手段の搬送体42にて搬送される茶葉に熱風を噴出し得る熱風流路部46と、照射手段47と、均し手段48と、攪拌手段49とを有している。
搬送体42は、例えば耐熱性の合成樹脂やステンレス等の金属材料を網状に形成することにより熱風を透過させ得る無端状部材から成り、プーリR1〜R5に懸架されるとともに、図6、7に示すように、駆動部43を駆動させることにより投入部A、乾燥加工部B及び搬出部Cの順に往路を回動可能とされている。なお、搬送体42は、投入部A、乾燥加工部B及び搬出部Cを回動した後、プーリR3〜R5及びプーリR1で懸架される復路を回動し、再び投入部Aに至って循環(無端状に回動)することとなる。これら搬送体42、プーリR1〜R5及び駆動部43は、本発明の搬送手段を構成するとともに、搬送体42は、ベルトコンベアの無端状ベルトに相当する。
搬送体42の投入部Aは、打圧工程を経た後の茶葉(蒸葉)が投入される部位であり、所定角度傾斜して配設されるとともに、途中に均し手段48が取り付けられている。また、乾燥加工部Bは、投入部Aの後端から略水平に延びた部位であり、その途中には攪拌手段49が所定間隔離間して複数取り付けられている。なお、搬出部Cは、乾燥加工部Bの後端側に位置し、乾燥加工部Bにて搬送された茶葉を搬送体42から落下させて搬出するための部位である。しかして、投入部Aにおける搬送体42上に投入された茶葉は、搬送体42が乾燥加工部Bを通過する過程で熱風流路部46から噴出した熱風に曝されて乾燥し、搬出部Cから搬出されて次工程であるつる切り工程に移送されるのである。
また、本実施形態に係る搬送体42の乾燥加工部Bは、その側方及び上方が筐体部44にて覆われている。この筐体部44は、フレームFの上部に設置された箱状部材から成り、その内部に搬送体42を収容して乾燥加工部Bを構成している。特に、本実施形態に係る筐体部44は、図8に示すように、その両側方に側壁部44aが形成されるとともに上方に天井部44bが形成されており、搬送体42を収容する内部空間が閉空間Sとされている。
熱風発生手段45は、内部にバーナ等の加熱手段を有して熱風を発生し得るもので、熱風流路部46と接続されている。かかる熱風流路部46は、第1流路部46a、第2流路部46b及び第3流路部46cにて構成されており、第1流路部46aの一端部が熱風発生手段45に接続されている。この第1流路部46aの他端部は、屈曲した流路を有する第2流路部46bの一端部と接続されるとともに、当該第2流路部46bの他端は、第3流路部46cの一端部と接続されている。
また、第3流路部46cの他端部は、筐体部44の下部に接続されており、熱風発生手段45で発生した熱風が、第1流路部46a、第2流路部46b及び第3流路部46cを介して筐体部44内に流動し得るよう構成されている。こうして、熱風流路部46から噴出した熱風が搬送手段の搬送体42で搬送される茶葉に当たることにより乾燥させて碾茶を得ることができるようになっている。
一方、均し手段48は、投入部Aにおける茶葉の搬送経路上に取り付けられ、搬送体42上に積層状態にて載置された搬送過程の茶葉(蒸葉)を一定の厚さに揃えるためのもので、図9、10に示すように、モータ48cの駆動により回転可能な回転軸48aと、該回転軸48aに取り付けられた複数のブレード48bとを有して構成されている。回転軸48aは、投入部Aに位置する搬送体42の上方において幅方向に亘って延設されており、モータ48cの駆動力を受けてα方向に回転可能とされている。なお、同図中符号γは、茶葉の搬送方向を示している。
ブレード48bは、回転軸48aに対して複数枚(本実施形態においては4枚)取り付けられた羽根状部材から成り、図9に示すように、当該回転軸48aの径方向に向かって延設された延設部48baと、該延設部48baの先端から所定角度折れ曲がって延設された先端部48bbとを有して構成されている。先端部48bbは、延設部48baに対して回転軸48aの回転方向に向かって折れ曲がって延設されるとともに、先端が鋸刃状に形成され、その刃先と搬送体42の搬送面との隙間が、2〜3枚の茶葉が重なる程度の寸法に設定されている。
上記構成により、搬送体42により茶葉の搬送が行われた状態においてモータ48cを駆動して回転軸48aを回転させると、ブレード48bによって搬送体42上の茶葉を掻き均すことができ、当該搬送体42上において広く略均一に積層させて乾燥加工部Bまで搬送することができる。なお、本実施形態に係る均し手段48は、4枚のブレード48bを有しているが、それとは異なる枚数のブレード48bが形成されたものとしてもよく、或いはブレード48bの先端が鋸刃状に形成されないものとしてもよい。
また、撹拌手段49は、乾燥加工部Bにおける茶葉の搬送経路上に取り付けられ、搬送体42上に積層状態にて載置された搬送過程の茶葉(蒸葉)を掻き上げて、茶葉の表裏を反転(天地返し)可能なもので、図11、12に示すように、モータ49cの駆動により回転可能な回転軸49aと、該回転軸49aに取り付けられた複数のブレード49bとを有して構成されている。回転軸49aは、乾燥加工部Bに位置する搬送体42の上方において幅方向に亘って延設されており、モータ49cの駆動力を受けてβ方向に回転可能とされている。なお、同図中符号γは、茶葉の搬送方向を示している。
ブレード49bは、回転軸49aに対して複数枚(本実施形態においては4枚)取り付けられた羽根状部材から成り、図11に示すように、当該回転軸49aの径方向に向かって延設された延設部49baと、該延設部49baの先端から所定角度折れ曲がって延設された先端部49bbとを有して構成されている。先端部49bbは、延設部49baに対して回転軸49aの回転方向に向かって折れ曲がって延設されるとともに、先端が鋸刃状に形成され、その刃先と搬送体42の搬送面との隙間が微小寸法に設定されている。
上記構成により、搬送体42により茶葉の搬送が行われた状態においてモータ49cを駆動して回転軸49aを回転させると、ブレード49bによって搬送体42上の茶葉を掻き上げることができ、当該搬送体42上の茶葉の表裏を反転させることができる。なお、本実施形態に係る撹拌手段49は、4枚のブレード49bを有しているが、それとは異なる枚数のブレード49bが形成されたものとしてもよく、或いはブレード49bの先端が鋸刃状に形成されないものとしてもよい。
ここで、本実施形態に係る碾茶の加工装置41(碾茶炉)は、筐体部44の閉空間Sにおける乾燥加工部Bで搬送される茶葉に対して赤外線又は遠赤外線を照射可能な照射手段47が配設されている。かかる照射手段47は、図14〜17に示すように、通電により発熱可能なヒータ47aと、該ヒータ47aにより加熱されて赤外線又は遠赤外線を照射し得る照射部47bと、照射部47bの温度を計測可能な温度計測手段Nとを有したユニットにて構成されている。
具体的には、ヒータ47aは、板状の照射部47b上に取り付けられたU字状の電熱線から成り、本実施形態においてはU字状の電熱線が2本取り付けられている。これらヒータ47aを構成する電熱線を収容した管状部材は、基端部にそれぞれ屈曲形状部aを有しており、各屈曲形状部aには、ヒータ47aに通電させるための配線が延設されている。なお、図中符号Kは、ヒータ47aに通電させる配線を固定させるためのヒータケーブルカバーを示している。
照射部47bは、ヒータ47aにより加熱されると赤外線又は遠赤外線を照射可能な材料から成り、本実施形態においては板状に成形されて赤外線又は遠赤外線を面状に照射可能とされている。なお、照射部47bには、ヒータ47aを内在させるケースCが取り付けられており、照射部47b及びケースCが筐体を構成しつつヒータ47aを内部に収容させたユニットとして構成されている。また、照射部47bには、温度計測手段Nが取り付けられており、この温度計測手段Nにて計測された温度に基づいてヒータ47aの制御が行われるとともに、過熱等の異常を検知し得るようになっている。
さらに、本実施形態に係る照射手段47は、図6、8に示すように、筐体部44における搬送体42の上方を覆った天井部44bに取り付けられ、その板状部材から成る照射部47bが搬送体42に対向し、当該搬送体42上の茶葉に対して赤外線又は遠赤外線を面状に照射し得るようになっている。これにより、搬送体42によって乾燥加工部Bを搬送される過程の茶葉(蒸葉)は、熱風発生手段45からの熱風に晒されて乾燥されるとともに、照射手段47からの赤外線又は遠赤外線が照射されて化学的作用が施されることとなる。
また、本実施形態に係る照射手段47は、図6に示すように、筐体部44内の閉空間Sにおいて搬送体42の搬送方向に複数配設されるとともに、それぞれ独立して赤外線又は遠赤外線の照射量が調整可能とされている。すなわち、複数の照射手段47は、それぞれユニットを構成しており、各ヒータ47aに対する通電量を独立して制御することができるので、配設される位置に応じて赤外線又は遠赤外線の照射量が任意に調整可能とされているのである。
またさらに、本実施形態に係る照射手段47は、搬送体42の搬送方向に対して複数設けられるとともに、それぞれの照射手段47に対して茶葉の搬送方向の上流側に撹拌手段49が配設されている。これにより、搬送体42によって乾燥加工部Bを搬送される過程の茶葉(蒸葉)は、各照射手段47によって赤外線又は遠赤外線が照射される前に撹拌手段49にて表裏が反転されることとなり、茶葉の表面と裏面とに対して略均一に赤外線又は遠赤外線を照射することができる。
加えて、本実施形態に係る筐体部44は、図7、13に示すように、閉空間Sを任意に開放して排気可能な排気ダンパ50が形成されている。かかる排気ダンパ50は、筐体部44の天井部44bにおける所定部位に形成された開閉扉から成り、蝶番50aを中心に揺動することにより、図13中二点鎖線で示すように、開状態とされて筐体部44の閉空間Sを開放して排気を上方に排出可能とされている。
上記のように、本実施形態に係る碾茶の加工装置41(碾茶炉)によれば、筐体部44は、搬送体42の茶葉の乾燥加工部Bに対して少なくとも側方及び上方が覆われて閉空間Sが形成されるとともに、当該閉空間Sにおける乾燥加工部Bで搬送される茶葉に対して赤外線又は遠赤外線を照射可能な照射手段47が配設されたので、単位時間当たりの加工量を増加させつつ碾茶本来の独特な香気を得ることができる。
また、本実施形態に係る照射手段47は、通電により発熱可能なヒータ47aと、該ヒータ47aにより加熱されて赤外線又は遠赤外線を照射し得る照射部47bとを有したユニットにて構成されたので、照射手段47を筐体部44の閉空間Sにおける任意位置に容易に設置することができるとともに、メンテナンスを良好に行わせることができる。なお、本実施形態に係るヒータ47aは、U字状に形成された2本の電熱線にて構成されているが、他の形状の電熱線を他の本数配設したものであってもよい。
さらに、本実施形態に係る照射手段47は、筐体部44における搬送体42の上方を覆った天井部44bに取り付けられるとともに、照射部47bは、搬送体42上の茶葉に対して赤外線又は遠赤外線を面状に照射し得る板状部材から成るので、乾燥加工部Bで搬送される茶葉に対して略均等に赤外線又は遠赤外線を照射することができる。なお、板状部材から成る照射部47bに代えて、赤外線又は遠赤外線を点状(スポット状)或いは線状に照射し得るものとしてもよい。
またさらに、本実施形態に係る照射手段47は、搬送体42の搬送方向に複数配設されるとともに、それぞれ独立して赤外線又は遠赤外線の照射量が調整可能とされたので、茶葉の状態や他の種々加工条件、或いは茶葉の搬送位置に応じて赤外線又は遠赤外線の照射量を任意に調整することができ、碾茶の品質を向上させることができる。なお、本実施形態においては、照射手段47を搬送体42の搬送方向に複数配設しているが、単独(1つ)配設したものとしてもよい。
また、本実施形態によれば、搬送体42による搬送過程の茶葉を掻き上げて、茶葉の表裏を反転可能な撹拌手段49を具備したので、搬送過程の茶葉の表裏に対し、熱風流路部46からの熱風及び照射手段47からの赤外線又は遠赤外線を略均等に当てることができる。特に、本実施形態に係る照射手段47は、搬送体42の搬送方向に対して複数設けられるとともに、それぞれの照射手段47に対して茶葉の搬送方向の上流側に撹拌手段49が配設されたので、特に照射手段47からの赤外線又は遠赤外線を搬送過程の茶葉の表裏に略均等に当てることができる。
さらに、本実施形態に係る筐体部44は、閉空間Sを任意に開放して排気可能な排気ダンパ50が形成されたので、茶葉の状態や他の種々加工条件、或いは茶葉の搬送位置に応じて閉空間Sを開放させることができる。なお、排気ダンパ50の配設位置及び配設箇所は、任意設定することができるとともに、筐体部44に排気ダンパ50を形成しないものとしてもよい。
上記のように乾燥工程が施された茶葉は、つる切り工程に送られる。しかるに、本実施形態に係る碾茶の加工装置41(碾茶炉)を終了した葉部の含水量は略10%でほぼ乾いている一方、茎部は葉部に比べて元々含水量が多く、乾燥が進み難く、100〜130%の水分が残存するため、さらに乾燥を続ける必要がある。しかしながら、そのままの状態で乾燥させた場合、葉部の方が乾燥し過ぎるため、このつる切り工程において、図18に示す木茎分離機51によって茎部と葉部とが分離される。
この木茎分離機51は、図18(b)に示すように、軸方向に延びる本体胴52と、この本体胴52に固定された半円筒状の金網54と、この金網54の中で回転する回転軸55とを備えている。また、同図(a)に示すように、回転軸55の外周にはスクリュ翼56が円周等配に複数個(ここでは、4個)固定されている。このスクリュ翼56の先端は金網54の内周に所定の径方向すきまを介して対向している。
また、回転軸55は、その両端が小径に形成され、転がり軸受57a、57bによって回転自在に支承されている。そして、一端部が電動モータMに連結されて回転力が付与される。転がり軸受57a、57bは高さ調整自在に本体胴52に取り付けられ、回転軸55の芯調整を容易に行うことができる。また、金網54の網目の大きさは、茶葉が通過する大きさに設定されている。すなわち、網目を通過する茶葉が本体胴52の下部から排出して次工程へ送られるとともに、バケット59から網目を通過しなかった大型の茎部が排出される。
図中符号58は、本体胴52の上部に配設されたホッパを示しており、このホッパ58に茶葉を投入することによって、回転軸55のスクリュ翼56に引っ掛かりながら茶葉が回転し、滞留することなく軸方向(図中左側)に搬送される。この時、茶葉は、金網54の中で回転するスクリュ翼56によって大型の茎部と小型の茎部、葉部に分離され、網目を通過した小型の茎部と葉部は落下すると共に、網目を通過しなかった大型の茎部は、本体胴52の開口部に配設されたバケット59内に取り出される。網目を通過した小型の茎部と葉部は、次工程である木茎選別工程に搬送される。
木茎選別工程は、風力によって茎部と葉部とを選別するための工程であり、図19に示すような風力選別機60が用いられる。かかる風力選別機60は、同図に示すように、本体61と、投入コンベア53と、バケットコンベア62と、ファン63と、風導64と、これらファン63と風導64を収容するフード65を主に備えている。フード65には、上シュート66が連接し、選別された茶葉を誘導して取り出す。また、風導64の下部には、茎部排出スクリュ67が配設され、分離した茎部をスクリュで茎部排出口68側に移動する。
本体61は、搬入口としての投入ホッパ69を備え、茶葉は投入コンベア53を正回転させることにより後方シュート53aから投入ホッパ69に投入される。この投入ホッパ69に選別すべき茶葉の茎部及び葉部を搬入することにより、後述する一連の選別が行われるよう構成されている。バケットコンベア62は、投入ホッパ69における吐出口の下方位置から所定角度上昇傾斜してフード65の手前まで延設されることにより、投入ホッパ69にて搬入された茶葉を所定高さのフード65まで搬送するものである。なお、フード65のカバー70の一部は金網から成り、ファン63による送風が本体61外へ抜けるよう構成されている。
バケットコンベア62で搬送される茶葉は、掻き均し具72により一定の厚さに均されつつ、このバケットコンベア62の終端まで搬送され、この終端に達したものから順次落下される。一方、バケットコンベア62の終端下方に位置する風導64は、ファン63と連通している。これにより、ファン63を駆動させると、バケットコンベア62の終端の風導64から落下する茶葉に向けて送風することができる。葉部と茎部が混入した茶葉のうち、葉部のみがこの風導64に沿って移動し、風圧が掛かっているフード65及び上シュート66を経由して本茶排出口71で排出される。
具体的には、バケットコンベア62の終端から落下された葉部と茎部は、ファン63による送風を受けない状態では落下経路D1に沿って落下するが、送風を受けると、葉部のみがその風力で飛ばされて選別経路D2に沿ってフード65及び上シュート66側へ移動して本茶排出口71で排出される。一方、茎部は、送風を受けない状態では葉部と同様に落下経路D1に沿って落下するが、単体の重量が葉部より重いため、送風を受けた場合であっても、その風力に抗して落下経路D1に沿って落下する。
なお、茎部排出口68での茎部の状態と、本茶排出口71での葉部の状態を検証し、葉部に茎部が多く混入している場合は、ファン63の回転数を下げ、逆に茎部排出口68に葉部が多く混入している場合は、ファン63の回転数を上げることによって茎部の分離性能を適宜調整することができる。また、一時的に葉部と茎部を選別せずに一緒に排出したい場合、ファン63の回転数を最高近辺に設定して葉部と茎部を一緒に、本茶排出口71に排出させることも可能となる。
木茎選別工程で選別された葉部と茎部は、それぞれ仕上げ乾燥工程で乾燥され、葉部が碾茶として仕上げられる。仕上げ乾燥工程は、図20、21に示すような乾燥炉74を用いることによって行われる。この乾燥炉74は、図20に示すように、乾燥室75と、この乾燥室75の内部に複数段(ここでは、3段)のベルトコンベア76、76、76がそれぞれ配設されている。このベルトコンベア76は、スプロケット77、77にチェーン(図示せず)が巻回され、駆動機構78により駆動されている。
ベルトコンベア76は、無端状に形成され、例えば、ポリエステル等の合成樹脂から作られたベルト76aと、このベルト76aを所望のスペース内で案内する複数のガイド部76b、76bと、ベルト76aに所望の張力を付与する複数のテンショナー76cを備える。ベルト76aは、合成樹脂である以外に、乾燥室75内の高温環境においても使用できる材料で作られた網状のものであればよいので、例えばステンレス製の金網であってもよい。乾燥室75の上部には排気装置79及び茶粉回収装置(サイクロン)73を備えている。図中符号80は、前工程から搬送されてきた茶葉を乾燥室75の投入口81に投入するための投入部を示しており、投入茶葉の茶層厚さを調整する掻き均し装置82が設けられている。
熱風発生装置83は、乾燥炉74とは別体に配設され、図21に示すように、風導84を介して乾燥炉74の側部に接続されている。図20の符号85は、取出口を示しており、乾燥を終えた茶葉を輸送機86に排出する。輸送機86には振動コンベアが用いられ、工場のレイアウトに合わせて数台連設され、次工程へ乾燥した茶葉を送るよう構成されている。
次に、乾燥炉74の作動態様について説明する。前工程から取り出された茶葉は、投入部80により投入口81から乾燥室75内に投入される。茶葉は、ベルトコンベア76の矢印にて示す往行面上に載って移送され、やがて、復行面上に落下して移送され、次いで次段のベルトコンベア76上に落下する。これを繰り返し、乾燥室75内を取出口85まで移送される。一方、熱風発生装置83は、ガスまたは重油を燃料としガンタイプバーナーにより燃焼する。燃焼によって高熱となった炉筒と、燃焼経路にファンにより送られたエアーは熱交換されて熱風となり、風導84を通って乾燥室75内に供給される。熱風による乾燥作用を受けた茶葉は取出口85より排出され、そして、輸送機86によって次工程へ輸送される。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば打圧工程、つる切り工程、木茎選別工程及び仕上げ乾燥工程に適用される装置は、上記装置に限定されるものではない。また、本発明に係る碾茶の加工装置41(碾茶炉)についても、種々形態のものを含み、例えば乾燥加工部Bの一部に閉空間Sが形成されて照射手段47が配設されるとともに、当該乾燥加工部Bの他の部位には閉空間Sが形成されないもの(上方が開放されて熱風が上方に抜けるもの)等としてもよい。
筐体部は、搬送体の茶葉の乾燥加工部に対して少なくとも側方及び上方が覆われて閉空間が形成されるとともに、当該閉空間における乾燥加工部で搬送される茶葉に対して赤外線又は遠赤外線を照射可能な照射手段が配設された碾茶の加工装置であれば、外観形状が異なるもの或いは他の機能が付加されたもの等にも適用することができる。
1 製茶蒸し装置
2 蒸機本体
3 冷却機
4、15 機枠
5 可動枠
6 蒸胴
6a 固定胴
6b 回転胴
7 給葉機
8、31 投入口
9 蒸気管
10 蒸気供給部
11 攪拌軸
12 駆動機構
13 排出口
14 流し板
16 ネットコンベア
17 下部ファン
17a 下部ファンの吐出口
18 上部ファン
18a 上部ファンの吐出口
20a〜20g スプロケット
21 チェーン
22 モータ
23 ホッパ
24 散乱室
25 風胴
26 排気口
35 回転胴
36 回転軸
37 スクリュ
38 撹拌羽根
40 凸条(タグ)
41 碾茶の加工装置(碾茶炉)
42 搬送体(搬送手段)
43 駆動部(搬送手段)
44 筐体部
44a 側壁部
44b 天井部
45 熱風発生手段
46 熱風流路部
47 照射手段
47a ヒータ
47b 照射部
48 均し手段
48a 回転軸
48b ブレード
48c モータ
49 攪拌手段
49a 回転軸
49b ブレード
49c モータ
50 排気ダンパ
50a 蝶番
51 木茎分離機
52 本体胴
53 投入コンベア
53a 後方シュート
53b 前方シュート
54 金網
55 回転軸
56 スクリュ翼
57 転がり軸受
58 ホッパ
59 バケット
60 風力選別機
61 本体
62 バケットコンベア
63 ファン
64 風導
65 フード
66 上シュート
67 茎部排出スクリュ
68 茎部排出口
69 投入ホッパ
70 カバー
71 本茶排出口
72 掻き均し具
73 茶粉回収装置(サイクロン)
74 乾燥炉
75 乾燥室
76 ベルトコンベア
76a ベルト
76b ガイド部
76c テンショナー
77 スプロケット
78 駆動機構
79 排気装置
80 投入部
81 投入口
82 掻き均し装置
83 熱風発生装置
84 風導
85 取出口
86 輸送機
M 電動モータ
S 閉空間
A 投入部
B 乾燥加工部
C 搬出部
N 温度計測手段
2 蒸機本体
3 冷却機
4、15 機枠
5 可動枠
6 蒸胴
6a 固定胴
6b 回転胴
7 給葉機
8、31 投入口
9 蒸気管
10 蒸気供給部
11 攪拌軸
12 駆動機構
13 排出口
14 流し板
16 ネットコンベア
17 下部ファン
17a 下部ファンの吐出口
18 上部ファン
18a 上部ファンの吐出口
20a〜20g スプロケット
21 チェーン
22 モータ
23 ホッパ
24 散乱室
25 風胴
26 排気口
35 回転胴
36 回転軸
37 スクリュ
38 撹拌羽根
40 凸条(タグ)
41 碾茶の加工装置(碾茶炉)
42 搬送体(搬送手段)
43 駆動部(搬送手段)
44 筐体部
44a 側壁部
44b 天井部
45 熱風発生手段
46 熱風流路部
47 照射手段
47a ヒータ
47b 照射部
48 均し手段
48a 回転軸
48b ブレード
48c モータ
49 攪拌手段
49a 回転軸
49b ブレード
49c モータ
50 排気ダンパ
50a 蝶番
51 木茎分離機
52 本体胴
53 投入コンベア
53a 後方シュート
53b 前方シュート
54 金網
55 回転軸
56 スクリュ翼
57 転がり軸受
58 ホッパ
59 バケット
60 風力選別機
61 本体
62 バケットコンベア
63 ファン
64 風導
65 フード
66 上シュート
67 茎部排出スクリュ
68 茎部排出口
69 投入ホッパ
70 カバー
71 本茶排出口
72 掻き均し具
73 茶粉回収装置(サイクロン)
74 乾燥炉
75 乾燥室
76 ベルトコンベア
76a ベルト
76b ガイド部
76c テンショナー
77 スプロケット
78 駆動機構
79 排気装置
80 投入部
81 投入口
82 掻き均し装置
83 熱風発生装置
84 風導
85 取出口
86 輸送機
M 電動モータ
S 閉空間
A 投入部
B 乾燥加工部
C 搬出部
N 温度計測手段
Claims (7)
- 無端状に形成された網状部材から成る搬送体を有し、当該搬送体上に茶葉を載置しつつ搬送可能な搬送手段と、
前記搬送体における茶葉の乾燥加工部を収容した筐体部と、
熱風を発生し得る熱風発生手段と、
該熱風発生手段で発生した熱風を前記筐体部内に流動させ、前記搬送手段の搬送体にて搬送される茶葉に熱風を噴出し得る熱風流路部と、
を有し、前記熱風流路部から噴出した熱風により前記搬送手段で搬送される茶葉を乾燥して碾茶を得るための碾茶の加工装置において、
前記筐体部は、前記搬送体の茶葉の乾燥加工部に対して少なくとも側方及び上方が覆われて閉空間が形成されるとともに、当該閉空間における前記乾燥加工部で搬送される茶葉に対して赤外線又は遠赤外線を照射可能な照射手段が配設されたことを特徴とする碾茶の加工装置。 - 前記照射手段は、通電により発熱可能なヒータと、該ヒータにより加熱されて赤外線又は遠赤外線を照射し得る照射部とを有したユニットにて構成されたことを特徴とする請求項1記載の碾茶の加工装置。
- 前記照射手段は、前記筐体部における前記搬送体の上方を覆った天井部に取り付けられるとともに、前記照射部は、前記搬送体上の茶葉に対して赤外線又は遠赤外線を面状に照射し得る板状部材から成ることを特徴とする請求項2記載の碾茶の加工装置。
- 前記照射手段は、前記搬送体の搬送方向に複数配設されるとともに、それぞれ独立して赤外線又は遠赤外線の照射量が調整可能とされたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載の碾茶の加工装置。
- 前記搬送体による搬送過程の茶葉を掻き上げて、茶葉の表裏を反転可能な撹拌手段を具備したことを特徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載の碾茶の加工装置。
- 前記照射手段は、前記搬送体の搬送方向に対して複数設けられるとともに、それぞれの照射手段に対して茶葉の搬送方向の上流側に前記撹拌手段が配設されたことを特徴とする請求項5記載の碾茶の加工装置。
- 前記筐体部は、閉空間を任意に開放して排気可能な排気ダンパが形成されたことを特徴とする請求項1〜6の何れか1つに記載の碾茶の加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017205583A JP2019076020A (ja) | 2017-10-24 | 2017-10-24 | 碾茶の加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017205583A JP2019076020A (ja) | 2017-10-24 | 2017-10-24 | 碾茶の加工装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019076020A true JP2019076020A (ja) | 2019-05-23 |
Family
ID=66626088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017205583A Pending JP2019076020A (ja) | 2017-10-24 | 2017-10-24 | 碾茶の加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019076020A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019080518A (ja) * | 2017-10-30 | 2019-05-30 | 株式会社寺田製作所 | 通気乾燥機 |
JP6963861B1 (ja) * | 2021-04-16 | 2021-11-10 | 株式会社服部製作所 | 風力選別機および当該風力選別機を備えた茶加工機ならびに茶風力選別方法および茶加工方法 |
CN116336787A (zh) * | 2023-02-09 | 2023-06-27 | 广东明方科技有限公司 | 一种废锂离子电池拆解金属回收用烘干装置及工艺 |
EP4040995A4 (en) * | 2019-10-13 | 2024-01-17 | Guddanahalli Sreenivas, Srinath | CONTINUOUS PROCESS BASED RADIANT HEAT DRYER SYSTEM |
JP7485516B2 (ja) | 2020-02-13 | 2024-05-16 | 株式会社 伊藤園 | 碾茶の製造方法 |
-
2017
- 2017-10-24 JP JP2017205583A patent/JP2019076020A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019080518A (ja) * | 2017-10-30 | 2019-05-30 | 株式会社寺田製作所 | 通気乾燥機 |
EP4040995A4 (en) * | 2019-10-13 | 2024-01-17 | Guddanahalli Sreenivas, Srinath | CONTINUOUS PROCESS BASED RADIANT HEAT DRYER SYSTEM |
JP7485516B2 (ja) | 2020-02-13 | 2024-05-16 | 株式会社 伊藤園 | 碾茶の製造方法 |
JP6963861B1 (ja) * | 2021-04-16 | 2021-11-10 | 株式会社服部製作所 | 風力選別機および当該風力選別機を備えた茶加工機ならびに茶風力選別方法および茶加工方法 |
JP2022164172A (ja) * | 2021-04-16 | 2022-10-27 | 株式会社服部製作所 | 風力選別機および当該風力選別機を備えた茶加工機ならびに茶風力選別方法および茶加工方法 |
CN116336787A (zh) * | 2023-02-09 | 2023-06-27 | 广东明方科技有限公司 | 一种废锂离子电池拆解金属回收用烘干装置及工艺 |
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