JP7117548B2 - 軒樋支持具 - Google Patents

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Description

本開示は、軒樋支持具に関し、特に軒樋支持具の施工誤り、梱包誤りなどにつながる軒樋支持具における吊り具本体と補助部材との組み合わせ誤りの抑制に関する。
従来、一般的に、屋根の軒先の下側には軒先構造体として鼻隠し板が設けられ、鼻隠し板には屋根から流れてくる雨水を受ける軒樋が取り付けられる。軒樋は、鼻隠し板に取り付けられた軒樋支持具によって支持される。
特許文献1には、軒樋を鼻隠し板に取り付けるための軒樋支持具について、鼻隠し板と反対側の表面に対する鼻隠し板側の裏面の勾配を、鼻隠し板の外側面の鉛直方向に対する勾配の角度に合わせる為の補助部材が記載されている。軒樋支持具は、補助部材と、補助部材の表面に支持し、軒樋を支持する吊り部(アーム)を有する吊り具本体とを含んで構成する。補助部材には、長孔形状の貫通孔が形成される。上記の補助部材によって、鼻隠し板に勾配がついていても、補助部材の表面、及び、この表面に配置する吊り具本体の固定板部を鉛直または略鉛直方向に配置できる。これにより、吊り具本体の吊り部により、軒樋を軒先に沿って水平に取り付けることができるとされている。
特許第5275636号公報
特許文献1に記載された補助部材を用いて軒樋支持具を形成する場合、補助部材の表面に対する裏面の傾斜角度が異なる複数種類の補助部材を用意することで、様々な鼻隠し板の勾配に対応できる。しかしながら、複数種類の補助部材で表面に対する裏面の傾斜角度が微妙に異なる場合、吊り具本体に補助部材を間違って組み合わせてしまう可能性がある。このことは、軒樋支持具を鼻隠し板に取り付けるときの施工誤りにつながる。また、吊り具本体と補助部材との組み合わせ誤りは、軒樋支持具として組み合わせて梱包する際の梱包誤りにもつながる恐れがある。
本開示の目的は、軒樋支持具の施工誤り、梱包誤りなどにつながる組み合わせ誤りを抑制できる軒樋支持具、及び軒樋支持具の組み合わせ方法を提供することである。
本開示の一態様の軒樋支持具は、固定板部、及び、固定板部の外側面から突設し軒樋と係合して軒樋を支持するアームを有する吊り具本体と、固定板部の内側面に重ねた状態で吊り具本体と一体化した板状の補助部材と、を備える軒樋支持具であって、補助部材は、厚み方向に貫通する貫通孔であって、直線状に延びる第1長孔部と、第1長孔部に接続された、第1長孔部とは異なる形状の第2孔部、または第1長孔部とは異なる方向に直線状に延びる第2長孔部とを有する非直線形状の貫通孔を含む、軒樋支持具である。
本開示の一態様の軒樋支持具の組み合わせ方法は、固定板部、及び、固定板部の外側面から突設し軒樋と係合して軒樋を支持するアームを有する吊り具本体と、固定板部の内側面に重ねた状態で吊り具本体と一体化した板状の補助部材と、を備える軒樋支持具の組み合わせ方法であって、厚み方向に貫通する貫通孔を含む複数種類の板状の補助部材候補であって、固定板部側の表面に対する、固定板部と反対側の裏面の傾斜角度に応じて、貫通孔の形状が異なる複数種類の補助部材候補の中から、補助部材を選択し、選択した補助部材と吊り具本体とを組み合わせる、軒樋支持具の組み合わせ方法である。
本開示の一態様の軒樋支持具によれば、補助部材が長孔形状のみからなる貫通孔とは異なる非直線形状の貫通孔を有するので、補助部材の表面に対する裏面の傾斜角度を、長孔形状のみからなる貫通孔を有する補助部材と異ならせることにより、それぞれの貫通孔の形状を目視した場合に、裏面の傾斜角度が異なる補助部材を容易に判別できる。これにより、軒樋支持具の施工誤り、及び梱包誤りにつながる、軒樋支持具の補助部材と吊り具本体との組み合わせ誤りを抑制できる。また、本開示の一態様の軒樋支持具の組み合わせ方法によれば、複数種類の補助部材候補の貫通孔の形状を目視することで、裏面の傾斜角度が異なる補助部材候補を容易に判別できる。これにより、軒樋支持具の組み合わせ誤りを抑制できる。
実施形態の軒樋支持具により取り付けた軒樋を含む軒先構造の断面図である。 図1Aに示す軒樋支持具の分解斜視図である。 図1Aにおいて軒樋を省略して示す図である。 図1Aに示す軒樋支持具において、吊り具本体と補助部材とを重ね合わせて、軒側から見た透視図である。 図1Aに示す軒樋支持具を構成する補助部材の斜視図である。 図4に示す補助部材の正面図である。 実施形態の組み合わせ方法を用いて、鼻隠し板に軒樋支持具を取り付ける方法を示すフローチャートである。 実施形態の組み合わせ方法を用いて吊り具本体と組み合わせた別例の補助部材を示す斜視図である。 図7に示した補助部材と吊り具本体とを組み合わせて構成した軒樋支持具を示している図2に対応する図である。 実施形態の別例において、補助部材に形成された貫通孔を示す図である。 実施形態の別例において、補助部材に形成された貫通孔を示す図である。 実施形態の別例の軒樋支持具において、図3に対応する図である。
以下、図面を参照しながら、本開示に係る軒樋支持具及び軒樋支持具の組み合わせ方法の実施形態を説明する。以下で説明する形状、個数、数値、材料等は、説明のための例示であって、軒樋支持具の仕様により適宜変更することができる。以下では全ての図面において同等の要素には同一の符号を付して説明する。また、本文中の説明においては、必要に応じてそれ以前に述べた符号を用いる。
図1Aは実施形態の軒樋支持具10により取り付けた軒樋50を含む軒先構造5の断面図である。図1Bは、軒樋支持具10の分解斜視図である。図2は、図1Aにおいて軒樋を省略して示す図である。図3は、軒樋支持具10において、吊り具本体12と補助部材30とを重ね合わせて、軒側から見た透視図である。図1A~図3に示すように、軒先構造5は、軒樋50と、軒樋支持具10とを含んで構成される。
軒樋50は、屋根(図示せず)から落ちてくる雨水を受けるための長尺状の部材である。軒樋50は、屋根の下側で建物の外端部に配置された横板である鼻隠し板4に、屋根の軒端に沿って取り付けられる。軒樋50には、図示しない集水器、呼び樋等を介して建物に隣接して上下方向に配置された竪樋(図示せず)が接続される。軒樋50が受けた雨水は、竪樋を介して建物の下側に流される。
軒樋50は、鼻隠し板4に、長手方向(図1Aの紙面の表裏方向)の複数位置に配置された後述の軒樋支持具10と、ネジなどの固定具46,47,48(図1、図3)とで固定されている。
軒樋50は、長手方向に長いので、長手方向に分かれた複数の樋要素が、軒樋継手によって長手方向に接続して形成されてもよい。
軒樋50は、軒側及び棟側の2つの壁部と、2つの壁部の下端を連結する底板とを含み、断面U字形で長尺状に形成され、上端が開口している。軒樋50の軒側端部(図1Aの左端部)の上端部には、開口内に向かって略U字形に折り返された前側耳部51が形成される。軒樋50の棟側端部(図1Aの右端部)の上端部は、開口内に向かって略U字形に折り返された後側耳部52が形成される。軒樋50は、例えば樹脂により形成される。
図1Bに示すように、軒樋支持具10は、吊り具本体12と、補助部材30とを含んで構成される。吊り具本体12は、板状の固定板部13と、アーム20とを有する。固定板部13は、外側面(図1A~図2の左側面)と、内側面(図1A~図2の右側面)との両側面が、略鉛直方向に沿って配置される。アーム20は、固定板部13の外側面の幅方向(図1A、図2の紙面の表裏方向)における中間部から外側面に対し略直交する方向に突設し、軒樋50(図1)と係合して軒樋50を内側から支持する部分である。固定板部13の幅方向は、軒樋長手方向と一致する。
アーム20は、全体として複数位置で屈曲して形成される。アーム20は、前後方向(図1A~図2の左右方向)中間部から、前側(図1A~図2の左側)に向かって上側に傾斜する傾斜部21を有する。傾斜部21の前端部で上端部には、略L字形の前側受け部22が形成される。前側受け部22の上面の後端部には、前側に伸びる突部23が形成される。前側受け部22には、軒樋50の前側耳部51が係止される。アーム20の固定板部13側の部分で、下側には、略L字形の後側受け部24が形成される。後側受け部24には、軒樋50の後側耳部52が係止される。これにより、アーム20は、軒樋50を支持する。
固定板部13には、アーム20を挟んで幅方向両側端部のそれぞれの上下に離れた位置に、厚み方向に貫通する第1貫通孔14,15が形成される。各第1貫通孔14,15には、固定具46,47(図1A)が図1Bの一点鎖線αで示す方向に貫通し、それらの固定具46,47が、後述の補助部材30の外側貫通孔31(図1B)にも貫通する。
また、固定板部13の幅方向中央部における下端には、下側突部16(図1B)が形成される。下側突部16には、厚み方向に貫通する第2貫通孔17が形成される。第2貫通孔17には、ネジなどの固定具48(図3)が図1Bの一点鎖線βで示す方向に貫通し、その固定具48が、補助部材30の内側貫通孔33にも貫通する。各固定具46,47,48(図1A、図3)は、鼻隠し板4にも貫通することで、後述のように軒樋支持具10が鼻隠し板4に取り付けられる。
吊り具本体12は、例えば、金属、または高い耐久性と強度とを有するポリカーボネートなどの樹脂により形成される。
図4は、補助部材30の斜視図である。図5は、補助部材30の正面図である。補助部材30は、吊り具本体12の固定板部13の内側面(図1A~図2の右側面)に重ねた状態で吊り具本体12と一体化させる板状の部材である。図2に示すように、補助部材30は、鉛直方向に対する鼻隠し板4の外側面4aの勾配の角度に合わせる為の勾配を有する。補助部材30は、鼻隠し板4の勾配に関わらず、吊り具本体12のアーム20を所定方向に突出させ、軒樋50(図1)を軒先に沿って水平に取り付けるために用いられる。
図4、図5に示すように、補助部材30は、外側面である表面30aの幅方向両端部における、上下方向両側部分に、それぞれ上下方向に長い弾性保持片35,36が形成される。弾性保持片35,36は、前側(図2、図4の左側)に向かって幅方向内側に延びるように傾斜しており、幅方向両側の弾性保持片35,36で幅方向中央について対称形状である。上下両側の弾性保持片35,36のうち、上側の弾性保持片35を幅方向外側に弾性的に押し広げた状態で吊り具本体12の固定板部13の幅方向端部を挿入する。これにより、補助部材30の幅方向両側の弾性保持片35により、固定板部13の幅方向端部を弾性的に挟んで係止することができる。なお、下側の弾性保持片36は、後述するように補助部材30の上下方向の向きを逆にして用いる場合に、吊り具本体12の固定板部13を係止するために用いられる。
補助部材30の表面30aの幅方向中間部における上下両端部には、位置決め突部37,38が形成される。各位置決め突部37,38の一方(図4、図5の上側)の位置決め突部37により、吊り具本体12が補助部材30に対し上側に移動することが阻止される。これにより、吊り具本体12が、補助部材30により係止されて支持される。この状態で、軒樋支持具10が形成される。2つの位置決め突部37,38の他方(図4、図5の下側)の位置決め突部38、または両方により、吊り具本体12が補助部材30に対し上下方向に移動することが阻止されてもよい。
さらに補助部材30の幅方向両側の弾性保持片35,36より幅方向内側に隣り合う位置には、上下方向に長い外側貫通孔31が形成される。外側貫通孔31は、補助部材30のほぼ上下方向の全長に長い長孔であり、補助部材30の厚み方向に貫通する。外側貫通孔31には、吊り具本体12の第1貫通孔14,15(図1B)を貫通した固定具46,47が貫通する。
補助部材30の幅方向中央部には、上下に分かれて2つの内側貫通孔32,33が形成される。2つの内側貫通孔32,33のそれぞれは、補助部材30の厚み方向に貫通する。2つの内側貫通孔32,33の一方(図4、図5の下側)の内側貫通孔33は、数字の1の形状となっている。具体的には、内側貫通孔33は、上下方向に直線状に延びる第1長孔部33aと、第1長孔部33aの上端部に接続された、第1長孔部33aとは異なる形状である略三角形の第2孔部33bとを有する非直線形状である。第2孔部33bが、第1長孔部33aの上端部の幅方向一方側(図5の左側)に接続されることで、内側貫通孔33は、数字の1の形状となる。内側貫通孔33には、吊り具本体12の第2貫通孔17を貫通した固定具48(図3)が貫通する。第2孔部33bは、内側貫通孔33に固定具48を貫通させるときに影響を受けない位置に形成することが好ましい。
図2に示すように、補助部材30は、下側に向かって厚みが大きくなることにより、吊り具本体12の固定板部13側の表面30aに対し、固定板部13と反対側の裏面30bが、下側に向かって後側(図2の右側)に傾斜している。これにより、鼻隠し板4の外側面4aが、鉛直方向に対し傾斜している場合でも、その傾斜角度に応じた裏面30bの傾斜角度を有する適切な補助部材30を用いることにより、補助部材30の表面30a、及び、この表面30aに配置する吊り具本体12の固定板部13の外側面を鉛直または略鉛直方向に配置できる。このため、吊り具本体12のアーム20により、軒樋50(図1A)を軒先に沿って水平に取り付けることができる。
なお、2つの内側貫通孔32,33の他方(図4、図5の上側)の内側貫通孔32は、図1A~図3に示す軒樋支持具10では用いられない。一方、例えば、鼻隠し板4の外側面4aの勾配が、図2に示した場合とは逆勾配、すなわち、上側に向かって棟側に傾斜する場合には、図4、図5に示す補助部材30が、上下方向における向きを逆にして、鼻隠し板4に配置して用いられる。この場合には、2つの内側貫通孔32,33の上下方向における位置が逆になり、下側に位置する内側貫通孔32に、吊り具本体12の第2貫通孔17を貫通した固定具48が貫通する。
上記のように鼻隠し板4の傾斜に応じて適切な補助部材30を用いることで、軒樋50を水平に取り付けることができる。一方、補助部材30の裏面30bの傾斜角度の違いは微小であることが多く、作業者の目視では、その違いが分かりにくい。特に、補助部材30が透明な材質の場合、品番や文字が表示されていても、それだけでは角度違いを判別しにくく、高所作業時に初めて誤りが発覚する恐れがあるので、施工作業に手間を要する。
実施形態では、上記のように補助部材30が、長孔形状のみからなる一般的な貫通孔とは異なる非直線形状の内側貫通孔33を有するので、補助部材30と吊り具本体12とを組み合わせるときに、複数種類の補助部材30から適切な補助部材30を選択しやすくなる。具体的には、複数種類の補助部材30として、表面30aに対する裏面30bの傾斜角度が異なる複数種類を用意し、鼻隠し板4の傾斜に応じて複数種類の補助部材30の候補の中から補助部材30を選択することができる。このとき、図1A~図5に示した補助部材30とは裏面の傾斜角度が異なる別の種類の補助部材として、2つの内側貫通孔のいずれもが、長孔形状のみからなる貫通孔を有するものを用意する。この場合に、実施形態によれば、複数種類の補助部材30のそれぞれの内側貫通孔32の形状を目視した場合に、内側貫通孔33の形状の違いにより、裏面の傾斜角度が異なる補助部材30を容易に判別できる。これにより、軒樋支持具10の施工誤り、梱包誤りなどにつながる組み合わせ誤りを抑制できる。
このとき、実施形態の組み合わせ方法は、次のようにして行う。図6は、実施形態の組み合わせ方法を用いて、鼻隠し板4に軒樋支持具10を取り付ける方法を示すフローチャートである。軒樋支持具10の組み合わせ方法は、図6のステップS10において、内側貫通孔32,33を含む複数種類の板状の補助部材候補の中から、補助部材30を選択する。複数種類の補助部材候補は、表面30aに対する裏面30bの傾斜角度に応じて、内側貫通孔32,33の形状が異なっている。例えば、複数種類の補助部材候補は、第1補助部材候補と、第2補助部材候補との2種類の補助部材候補を有する。
第1補助部材候補は、図1A~図5の軒樋支持具10を構成する補助部材30と同一の形状を有する。すなわち、内側貫通孔33は、第1長孔部33aと第2孔部33bとを有する数字の1の形状である。一方、第2補助部材候補は、図7~図8に示す軒樋支持具10aを構成する別例の補助部材30xと同一の形状を有する。
図7は、実施形態の組み合わせ方法を用いて吊り具本体12と組み合わせた別例の補助部材30xを示す斜視図である。図8は、図7に示した補助部材30xと吊り具本体12とを組み合わせて構成した軒樋支持具10aを示している図2に対応する図である。
図7~図8に示すように、補助部材30xは、表面30aに対する裏面30bの傾斜角度が、図1A~図5に示した補助部材30の場合より小さい。補助部材30xは、図8に示すように、鼻隠し板4の外側面4aが、鉛直方向に対し、図2に示した鼻隠し板4に比べて小さく傾斜している場合に用いられる。このとき、補助部材30xの裏面30bの傾斜角度が小さいものを用いることで、図2に示した場合と同様に、補助部材30xの表面30a、及び、この表面30aに配置する、吊り具本体12の固定板部13の外側面を、鉛直または略鉛直方向に配置できる。このため、吊り具本体12のアーム20により、軒樋50(図1A)を軒先に沿って水平に取り付けることができる。
さらに、図7~図8の補助部材30xでは、2つの内側貫通孔32,40のいずれもが、上下方向に延びる直線状の長孔のみからなる。上記の第2補助部材候補は、図7~図8の補助部材30xと同一の形状を有する。
実施形態の組み合わせ方法は、第1補助部材候補と、第2補助部材候補との2種類の補助部材候補を有する複数種類の補助部材候補から、補助部材30,30xを選択する。このとき、第1補助部材候補では、内側貫通孔33が1の形状を有し、第2補助部材候補では、内側貫通孔33と対応する位置の内側貫通孔40が直線状の長孔のみからなる。これにより、軒樋支持具の取り付け作業を行う作業者は、一目で補助部材候補の種類を判別できる。
例えば、第1補助部材候補は、鼻隠し板4の外側面4aの基準勾配が1寸、すなわち、上下方向長さが10寸である上下方向両端で、内外方向(図1Aの左右方向)についての位置が1寸異なるように傾斜したものに用いる。このとき、第1補助部材候補に対応する補助部材30の内側貫通孔33(図4、図5)は、1寸の「1」を表す形状としても用いられる。
第2補助部材候補は、鼻隠し板4の外側面4aの基準勾配が0.5寸、すなわち、上下方向長さが10寸である上下方向両端で、内外方向(図8の左右方向)についての位置が0.5寸異なるように傾斜したものに用いる。
図6に戻って、ステップS12では、選択した補助部材30,30xに、吊り具本体12の固定板部13を重ねた状態で弾性保持片35により係合支持し一体化させて、軒樋支持具10,10aを形成する。
次いで、ステップS14において、軒樋支持具10の補助部材30,30x及び鼻隠し板4を重ねた状態で、固定具46,47,48を吊り具本体12、補助部材30,30x及び鼻隠し板4に貫通させて、軒樋支持具10,10aを鼻隠し板4に取り付ける。
また、複数種類の補助部材候補、及び補助部材30,30xは、AS樹脂や、ポリカーボネート樹脂など、透明または半透明の樹脂材料等の材料により形成されてもよい。
上記の組み合わせ方法によれば、複数種類の補助部材候補の内側貫通孔33,40の形状を目視することで、裏面30bの傾斜角度が異なる補助部材候補を容易に判別できる。これにより、軒樋支持具10,10aの組み合わせ誤りを抑制できる。
また、複数種類の補助部材候補及び補助部材30,30xに、表面30aに対する裏面30bの傾斜角度に応じた、品番や文字を、補助部材候補及び補助部材30,30xに表示することもできる。一方、この場合に、補助部材候補及び補助部材が透明または半透明の材料により形成されると、品番や文字が見えにくくなる。これにより、品番や文字だけでは、表面30aに対する裏面30bの傾斜角度の違いを判別しにくくなる。このため、補助部材候補及び補助部材が透明または半透明の材料により形成される場合には、実施形態のように、内側貫通孔33,40の形状により、表面30aに対する裏面30bの傾斜角度を判別することによる効果が顕著になる。
なお、複数種類の補助部材候補は、第1補助部材候補及び第2補助部材候補以外の、他の形状の内側貫通孔を有する第3補助部材候補を含んでいてもよい。例えば、第3補助部材候補の内側貫通孔は、図9または図10に示す実施形態の別例における補助部材の内側貫通孔と同じ形状としてもよい。
図9は、実施形態の別例において、補助部材に形成された内側貫通孔41を示す図である。図9に示す例では、内側貫通孔41は、上下方向に延びる第1長孔部41aと、第1長孔部41aの上端部に接続された、第1長孔部41aの幅より大きく、かつ、第1長孔部41aとは異なる形状である長円形の第2孔部41bとを有する非直線形状である。図9では、第2孔部41bを長円形としているが、円形、または三角形、正方形等の矩形等としてもよい。
図10は、実施形態の別例において、補助部材に形成された内側貫通孔42を示す図である。図10に示す例では、内側貫通孔42は、上下方向に長い第1長孔部42aと、第1長孔部42aの上端部に接続された、第1長孔部42aの方向とは異なる方向である直交する方向に直線状に延びる第2長孔部42bとを有するT字形状である。
複数種類の補助部材候補は、図9の内側貫通孔41と同じ形状の内側貫通孔を有する第3補助部材候補と、図10の内側貫通孔42と同じ形状の内側貫通孔を有する第4補助部材候補とを含んでもよい。勿論、複数種類の補助部材候補は、第1~第4補助部材候補の内側貫通孔とは異なる非直線形状の内側貫通孔を有する補助部材候補を含んでもよい。補助部材が、図4及び図5、図9、図10以外の非直線形状の内側貫通孔を有する構成としてもよい。
図11は、実施形態の別例の軒樋支持具10bにおいて、図3に対応する図である。図11に示す構成では、吊り具本体12aの下端部に、幅方向(図11の左右方向)の長さが図3の下側突部16より大きい下側突部16aが形成される。図11に示す例では、補助部材30の2つの内側貫通孔32,33のいずれにも固定具が貫通しない。吊り具本体12a及び補助部材30は、吊り具本体12aの外側貫通孔31を貫通した固定具46,47,49により、鼻隠し板4(図1A)に取り付けられる。本例の構成においてその他の構成及び作用は、図1A~図8の実施形態と同様である。
4 鼻隠し板、4a 外側面、5 軒先構造、10,10a、10b 軒樋支持具、12,12a 吊り具本体、13 固定板部、14,15 第1貫通孔、16,16a 下側突部、17 第2貫通孔、20 アーム、21 傾斜部、22 前側受け部、23 突部、24 後側受け部、30,30x 補助部材、30a 表面、30b 裏面、31 外側貫通孔、32,33 内側貫通孔、33a 第1長孔部、33b 第2孔部、35,36 弾性支持片、37,38 位置決め突部、40,41,42 内側貫通孔。

Claims (3)

  1. 固定板部、及び、前記固定板部の外側面から突設し軒樋と係合して前記軒樋を支持するアームを有する吊り具本体と、
    前記固定板部の内側面に重ねた状態で前記吊り具本体と一体化した板状の補助部材と、を備える軒樋支持具であって、
    前記補助部材は、厚み方向に貫通する貫通孔であって、上下方向に直線状に延びる第1長孔部と、前記第1長孔部の上下方向一端に接続された、前記第1長孔部とは異なる形状の第2孔部、または前記第1長孔部の延伸方向とは異なる方向に直線状に延びる第2長孔部とを有する非直線形状の貫通孔を含む、
    軒樋支持具。
  2. 請求項1に記載の軒樋支持具において、
    前記貫通孔は、上下方向に延びる前記第1長孔部と、前記第1長孔部の上下方向一端に接続された、前記第1長孔部とは異なる形状の前記第2孔部とを有する数字の1の形状、及び上下方向に延びる前記第1長孔部と、前記第1長孔部の上下方向一端で前記第1長孔部の延伸方向に対し直交する横方向に直線状に延びる前記第2長孔部とを有するT字形状のいずれか1の形状である、
    軒樋支持具。
  3. 請求項1 に記載の軒樋支持具において、
    前記補助部材は、横方向について前記貫通孔と同じ位置で、上下方向について異なる位置に、上下方向に直線状に延びる第2貫通孔を有する
    軒樋支持具。
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