JP7113896B2 - ねじり装置、およびねじりヘッド装置、ならびに線材をねじる、または撚るための方法 - Google Patents

ねじり装置、およびねじりヘッド装置、ならびに線材をねじる、または撚るための方法 Download PDF

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Description

本発明は、電気線材および/または光線材をねじる、または撚るためのねじりヘッド装置と、このねじりヘッド装置を用いて電気線材および/または光線材をねじる、または撚るための方法と、電気線材および/または光線材をねじる、または撚るためのねじり装置と、このねじり装置を用いて電気線材および/または光線材をねじる、または撚るための方法と、独立請求項の前提部によるねじり装置のためのデータセットおよび/または移動コマンドを自動的に決定および生成するためのコンピュータ実装方法と、に関する。
線材束を製造する場合、ねじりまたは撚りの2つの製造工程を区別する必要がある。しかしながら、2つの用語は文献でよく混同される。ここでは、ねじり工程とは、2つ以上の線材が相互に相手の周囲を回転することであると理解され、この時360°の1回転または1巻きの長さを示すねじり-撚り長さが生じる。特定のねじれを達成するために、最も単純なケースでは、線材束をその製造時に強く巻いて、弛緩工程後に所望の最終的なねじれとなるようにする必要がある。この方法は、大部分の用途に対して非常に良好に適している。典型的には、自動車製造におけるねじり線材束の製造に、絶縁銅導体のねじりが主に使用される。
それと比較すると、撚り工程の原則にしたがって、少ない割合の線材束が製造されるのみである。この場合、撚り工程とは、2つ以上の線材を相互に相手の周囲に巻き付けることであると理解される。撚り長さ、つまり、ある巻きから次の巻きまでの距離は、撚られる線材が相互に相手の周囲に巻き付けられる間、撚られる線材に沿って線材の一方の端部から線材の他方の端部に移動する撚りシャトルによって設定される。撚り工程では、撚り工程での個々の線材のねじれがそれ自体において緩和または補償されるため、撚られる線材にかかるストレスが基本的により少ない。この方法は、非常に壊れやすい、例えば非常に細い線材をねじって線材束を形成する場合に適している。典型的には、被覆線では撚り線材束が使用される。
ねじり線材または撚り線材は、2つ以上の線材が同時に線材束に取り付けられる場合、または線材束に特別な技術要件がある場合によく使用される。典型的には、ねじり線材は、自動車分野または装置製造で使用される。ねじり線材または撚り線材(例えば、2つの線材をねじって線材束を形成する場合、いわゆるツイストペア)は、線材が周囲に対して電磁干渉の影響を受けないで済むようにする必要がある場合に使用される(電磁両立性(EMC))。
製造時に、相互にねじり合わされる、または撚り合わされる線材は、回転可能に支承された撚りヘッドまたはねじりヘッドに張られる。続いて、張られた線材を相互にねじるか、または相互に相手の周囲を回転させ、完成品として線材束(いわゆるツイストペア)が生じる。
特許文献1は、少なくとも2つの個々の線材を撚るための方法および装置を示す。その際、個々の線材の線端部は、一方では第1の撚りヘッドの回転可能な解撚張力受け部に、他方では撚り軸を中心に共に回転可能な第2の撚りヘッドの加撚張力受け部にそれぞれ張られる。撚り工程中、2つの個々の線材間にある撚りシャトルは、個々の線材に沿って、加撚張力受け部から解撚張力受け部に移動する。この時、撚りシャトルの移動速度は、制御装置を用いて調整される。
前述の解決方法の欠点は、撚りシャトルが、撚り工程中に加撚張力受け部から解撚張力受け部の方向にのみ移動可能なことである。このため、撚りシャトルは、それぞれの新しい撚り工程前に、解撚張力受け部から加撚張力受け部へ戻る必要がある。これは、製造時にかかる時間の増加につながる。
特許文献2は、2つの張設装置の間に張られる線材の線材束を作成するための装置を示す。張設装置の1つは、回転可能に支承された支持体およびハウジングを有し、回転可能に支承された支持体は、ねじられる線材のそれぞれに対して、回転可能に支承されたクランプ収容部を有する。支持体およびクランプ収容部は、ねじり工程において駆動装置によって回転される。クランプ収容部は、伝動装置を介してハウジングと作用接続しているため、クランプ装置は、支持体の回転方向に対して特定の伝達比で回転する。
上述の解決方法の欠点は、ねじる際に、常に固定の伝達比、および回転クランプ収容部と回転支持体との間の所定の回転方向があるため、限定的に選択された線材種類のみこの装置を用いてねじることが可能な点である。
独国特許出願公開第19631770A1号明細書 独国実用新案第202016103444U1号明細書
本発明の課題は、従来技術の1つ以上の欠点を取り除くことである。特に、普遍的に使用可能なねじりヘッド装置ならびに/または光線材および/もしくは電気線材を撚るもしくはねじるための方法が作成される。さらに、特に、光線材および/または電気線材を撚るもしくはねじるための普遍的に使用可能なねじり装置、ならびに/または撚るもしくはねじるための方法が作成され、さらに、光線材および/または電気線材をねじる、または撚るためのねじり装置のためのコンピュータ実装方法が提供され、これは、先行技術の1つ以上の欠点を取り除く。
この課題は、独立請求項で定義された装置(Vorrichtung)、装置(Einrichtung)および方法によって解決される。有利な展開形態は、図、明細書、特に従属請求項に示されている。
電気線材または光線材をねじる、または撚るための本発明によるねじりヘッド装置は、ねじりロータと、ねじりロータを駆動するためのねじりロータ駆動装置と、ねじりロータ上に回転可能に配置された第1のグリッパ装置と、ねじりロータ上に回転可能に配置された少なくとも1つの別のグリッパ装置とを含む。ねじりロータは、ねじりヘッド装置上に回転可能に配置されており、回転軸を有する。少なくとも第1のグリッパ装置は、グリッパ駆動装置および駆動軸によって駆動可能である。駆動軸は、少なくとも部分的にねじりロータを通って延びる。
このようなねじりヘッド装置では、少なくとも第1のグリッパ装置はねじりロータから独立して駆動することができる。これにより、例えば、ねじりロータと、第1および第2のグリッパ装置とを、それぞれ独立して、特に異なる速度または回転方向で駆動することができる。ここで、ねじりロータ駆動装置は、グリッパ駆動装置から機械的に分離されている。したがって、様々な種類の、または高感度の電気線材および/または光線材を再現可能に撚る、またはねじることができる。
ねじりロータ内の駆動軸の少なくとも部分的な伸長により、ねじりヘッド装置のコンパクトな構造が可能になり、同時に、ねじりロータ駆動装置およびグリッパ駆動装置の駆動変形例における可能性または柔軟性を増加させる。
有利には、駆動軸は、ねじりロータの回転軸と同軸に配置されている。したがって、駆動軸およびねじりロータは、同じ回転軸の周りに配置され、これにより、ねじりヘッド装置のコンパクトな構造が可能になる。
好ましくは、少なくとも第1のグリッパ装置は、第1のグリッパ軸上に配置され、第1のグリッパ回転軸を有する。第1のグリッパ軸上の配置構成は、第1のグリッパ装置の回転を可能にする。したがって、ねじりヘッド装置における第1のグリッパ装置の単純で安定した構造を保証し、これにより、低い遠心力のみがグリッパ装置に作用する。
有利には、第1のグリッパ軸は、少なくとも部分的にねじりロータ内に延びる。これにより、ねじりヘッド装置の安定した構造が改善される。同時に、これはねじりヘッド装置の全体的にコンパクトな構造を可能にする。
さらに有利には、第1のグリッパ回転軸は、ねじりロータの回転軸から離間されている。第1のグリッパ装置の第1のグリッパ回転軸からのねじりロータの回転軸の距離は、ねじりヘッド装置において規定された幾何学的構造を生成する。
有利には、第1のグリッパ回転軸は、ねじりロータの回転軸から半径方向に離間している。これにより、第1のグリッパ軸がねじりロータの周りを円形経路で移動でき、線材の容易なねじりや撚りが可能になる。
好ましくは、ねじりロータは、ロータ中空軸を有し、駆動軸は、少なくとも部分的にロータ中空軸内に配置されている。ロータ中空軸内に駆動軸を配置することにより、ねじりヘッド装置のコンパクトな構造が可能になり、システム全体の慣性が低くなり、これにより、動作中の動作安定性が向上する。
有利には、駆動軸はねじりロータを通って延びており、駆動軸を回転可能に支承する少なくとも1つの駆動部支承装置が、ねじりロータ内に少なくとも部分的に配置されている。したがって、駆動軸は、少なくとも部分的にねじりロータにおいて支承されている。これにより、ねじりヘッド装置における駆動軸の支承安定性が向上する。さらに、駆動軸の駆動部支承装置をねじりロータ内に位置付けることにより、駆動軸の制振性の向上が可能である。これにより、ねじられる線材または撚られる線材の製造工程における品質の向上が可能である。
有利には、駆動軸は、回転可能なねじりロータに対して回転可能であるように配置され、これにより、駆動軸およびねじりロータの異なる回転方向および/または回転速度を実現できる。
好ましくは、少なくとも別のグリッパ装置は、グリッパ駆動装置および駆動軸によって駆動可能である。これにより、別のグリッパ装置も、ねじりロータから独立して駆動することができ、これにより、撚られる線材またはねじられる線材の製造における品質がさらに向上する。
有利には、別のグリッパ装置は、別のグリッパ軸上に配置されている。別のグリッパ軸上での配置は、ねじりロータに対する別のグリッパ装置の回転を可能にする。
さらに有利には、別のグリッパ軸は、少なくとも部分的にねじりロータ内に延び、別のグリッパ回転軸を有し、これにより、ねじりヘッド装置のコンパクトな構造は、複数のグリッパ装置によっても実現され得る。
さらに有利には、別のグリッパ回転軸は、ねじりロータの回転軸から離間され、これにより、ねじりヘッド装置の規定された幾何学的構造が可能になる。
好ましくは、少なくとも第1のグリッパ装置を回転可能に支承する少なくとも1つのグリッパ支承装置は、ねじりロータ内に配置されている。これにより、ねじりヘッド装置内の第1のグリッパ装置の容易な支承、およびねじりヘッド装置のコンパクトな構造が可能になる。
有利には、別のグリッパ支承装置は、さらに別のグリッパ装置をねじりロータ内で回転可能に支承するので、それ自体複雑な回転システムをねじりロータ内に容易に保存することができる。
好ましくは、ねじりロータは、駆動軸と少なくとも第1のグリッパ軸との間で作用接続を確立する接続軸を有する。作用接続は、少なくとも1つの第1の伝動装置を用いて確立できる。第1の伝動装置は、駆動軸と接続軸との間に配置されている。したがって、接続軸は、ねじりロータ内の駆動軸から空間的に分離されており、それにもかかわらず、このグリッパ駆動装置によって駆動することができる。
有利には、作用接続は、接続軸と少なくとも第1のグリッパ軸との間に配置された別の伝動装置を用いて確立できる。これにより、第1のグリッパ軸をグリッパ駆動装置によって容易に駆動することができる。
さらに有利には、作用接続は、接続軸と少なくとも第1のグリッパ軸との間、および接続軸と別のグリッパ軸との間に配置されている別の伝動装置を用いて確立できる。これにより、第1のグリッパ軸に加えて、別のグリッパ軸も、1つのグリッパ駆動装置のみで容易に駆動できる。
好ましくは、接続軸を回転可能に支承する接続部支承装置は、ねじりロータ内に配置されている。これにより、支承安定性が向上し、ひいてはねじりロータ内の接続軸の動作安定性が向上する。
好ましくは、グリッパ駆動装置およびねじりロータ駆動装置は、少なくとも部分的に共通の取付装置上に配置されている。この時、個々の駆動部は、互いに独立して共通の取付装置に取り付けることができる。
有利には、グリッパ駆動装置およびねじりロータ駆動装置は、制御装置に接続されている。したがって、グリッパ駆動装置およびねじりロータ駆動装置は、それぞれ独立して制御装置に接続され、それぞれ互いに独立して制御コマンドまたは移動コマンドを受け取ることができる。
さらに有利には、グリッパ駆動装置およびねじりロータ駆動装置は、少なくとも部分的に共通の取付装置上に配置されている。この配置構成により、グリッパ駆動装置およびねじりロータ駆動装置をねじりヘッド装置に容易にかつ省スペースで取り付けることができる。さらに、グリッパ駆動装置およびねじりロータ駆動装置は制御装置に接続されている。したがって、制御コマンドまたは移動コマンドは、それぞれ独立して、しかし同時に、制御装置からグリッパ駆動装置およびねじりロータ駆動装置に送信され得る。
好ましくは、少なくとも第1のグリッパ装置は、線材の線材端部を把持するための少なくとも1つのグリッパを有し、これにより、線材の線材端部を容易に張ることができる。
有利には、少なくとも1つのグリッパは、少なくとも1つのグリッパを少なくとも部分的に包囲するための軸方向に案内された閉鎖スリーブを有する。閉鎖スリーブは、少なくとも1つのグリッパを含む。これにより、線材の線材端部を容易かつ確実に保持することができる。
有利には、別のグリッパ装置は、別の線材の一方の線材端を把持するための少なくとも1つの別のグリッパを有し、これにより、別の線材の線材端を容易に張ることができる。
有利には、少なくとも1つの別のグリッパは、少なくとも1つの別のグリッパを少なくとも部分的に包囲するための軸方向に案内された閉鎖スリーブを有する。これにより、線材の線材端部を容易かつ確実に保持することができる。
本発明の別の態様は、電気線材および/または光線材をねじる、または撚るための方法に関し、少なくとも以下のステップを有する。
- 第1の線材の第1の線材端を第1のグリッパ装置に張るステップ、
- 別の線材の少なくとも第1の線材端を別のグリッパ装置に張るステップ、
- ねじりロータを、ねじりロータ駆動装置を用いて、ねじりロータの回転軸を中心に、第1の回転数で駆動するステップ、
- 少なくとも第1のグリッパ装置を、グリッパ駆動装置を用いて、第1のグリッパ回転軸を中心に、別の回転数で駆動するステップ、および
- 少なくとも別のグリッパ装置を、グリッパ駆動装置を用いて、別のグリッパ回転軸を中心に、別の回転数で駆動するステップであって、第1の回転数と別の回転数とは制御装置によって設定される、ステップ。
これにより、それぞれの長手方向軸を中心に、撚られる線材、またはねじられる線材をひねることができ、ねじりロータの回転軸を中心に相互にひねることもできるため、張られた線材をねじること、または撚ることが可能である。この場合、撚り工程またはねじり工程での回転数と、それに続く機械的負荷に敏感に反応する光線材および/または電気線材は、再現可能に、製造時の欠陥を少なくして撚るまたはねじることができる。
有利には、この方法は、上述のねじりヘッド装置を用いて実行され、これにより、特に高品質の線材束が生成される。
好ましくは、別の回転数は、第1の回転数の50%~98%である。回転数が異なると、例えば、ねじり工程において個々の線材を同時にバックツイスト(Rueckverdrillen)することが可能である。
有利には、別の回転数は、第1の回転数の60%~70%であり、これにより、ねじり工程での改善されたバックツイストが可能である。したがって、ねじりロータは、グリッパ回転軸を中心とした第1のグリッパ装置または別のグリッパ装置よりも高い回転数で、回転軸の周りを回転する。これは、撚り工程またはねじり工程の時間を節約する結果となる。
好ましくは、ねじりロータおよび少なくとも第1のグリッパ装置は、同じ回転方向に駆動されるか、またはねじりロータおよび少なくとも第1のグリッパ装置は、反対の回転方向に駆動され、これにより、ねじり工程における統合されたバックツイストが可能になり、および/または線材束の特定の特性を調整できる。
本発明の別の態様は、第1のねじりロータと張設装置とを有する第1のねじりヘッド装置を含む、電気線材または光線材をねじる、または撚るためのねじり装置に関する。第1のねじりロータは、第1のねじりヘッド装置上に回転可能に配置され、第1のねじりヘッド装置および張設装置は、互いに離間している。ねじり装置は、少なくとも第1の位置から第1のねじりヘッド装置と張設装置との間の方向に沿って別の位置に移動可能である、撚りシャトルを有する。ねじり装置は、少なくとも第1のねじりヘッド装置を制御するための制御装置を有し、ねじり装置は、撚りシャトルの場所を検知するための少なくとも1つの第1のセンサ装置を有する。
撚りシャトルの場所を検知することで、この場所を操作者に伝達することができる。これにより、例えば、ねじり装置から遠く離れた制御室に配置されたねじり装置の操作者は、撚りシャトルがどの場所にあるかを確認することができる。この場所に基づいて、操作者は、ねじり装置上でねじり工程または撚り工程のいずれかを開始できるかを決定することができる。したがって、線材束は、撚り工程またはねじり工程のいずれかを用いて製造することができる。
撚りシャトルの場所が検知されるため、例えば撚りシャトルの場所を確認するために、ねじり装置の操作者を機械のところに直接配置する必要なく、2つの製造工程を同じ装置上で実施できる。
典型的に、撚りシャトルはボルトとして構成されているため、撚りシャトルは容易に製造可能である。
有利には、第1のセンサ装置は、センサデータを交換するためにねじり装置の制御装置に接続されている。したがって、センサデータ、例えば、撚りシャトルの場所に関するセンサデータは制御装置に伝達可能であり、制御装置で収集され、場合によってそこでさらに処理することができる。この時、これらのセンサデータには、全てはリスト化されていないが、撚りシャトルに関する位置情報、場所情報、または状態情報についてのデータセットが含まれる。
有利には、ねじり装置は、第1のねじりヘッド装置として、ここで説明されるような少なくとも1つのねじりヘッド装置を有する。ねじりヘッド装置は、ねじりロータ駆動装置とグリッパ駆動装置とを有する。これらは、互いに独立してねじり装置の制御装置によって制御できる。これにより、ねじり装置上でねじり工程または撚り工程のいずれかを実施できる。第1のねじりヘッド装置は、特にコンパクトな構造を有する。これは、さらにねじり装置のコンパクトな構造をもたらす。したがって、複数種類の電気線材および/または光線材からの線材束の製造業者は、線材を撚る、またはねじるための装置のみを必要とし、これにより、工場での製造コストが大幅に削減される。
好ましくは、ねじり装置は、撚りシャトルが配置されている第1の位置決め装置を有する。撚りシャトルを、この第1の位置決め装置を用いて撚り位置に運ぶことができる。したがって、ねじり装置は、撚りシャトルが撚り位置にある場合に撚り工程の実行を可能にする。
代替的にまたは追加的に、撚りシャトルをこの位置決め装置を用いて休止位置に運ぶことができる。したがって、ねじり装置は、撚りシャトルが休止位置にある場合にねじり工程の実行を可能にする。さらに、撚りシャトルを、撚り位置から休止位置へ、および逆に休止位置から撚り位置へと容易に運ぶことができ、これにより、ねじり装置上で撚り工程またはねじり工程の実施が可能になる。
撚られる線材間に撚りシャトルが位置する各位置は、撚り位置と呼ばれる。撚りシャトルが撚り工程に寄与しない各位置は、撚りシャトルの休止位置と呼ばれる。
有利には、撚りシャトルは、撚り位置または休止位置に直線的に導入することができ、これにより、撚りシャトルの容易に制御可能な移動が可能になる。そして、撚りシャトルは、典型的には撚られる線材間でねじり装置の片側から挿入される。
有利には、位置決め装置は、撚りシャトルが、ねじりヘッド装置上の位置から撚られる線材の方向へ、撚られる線材の間へ直線的に導入できるように構成される。これにより、操作者は、例えばメンテナンス作業の際にねじり装置へのアクセスが容易になる。さらに、それにより、撚り工程終了後に撚りが完了した線材束は、解放後にねじり装置の収集溝に落下する時、撚りシャトルに衝突することができない。
代替的にまたは追加的に、支持装置が第1の位置決め装置上に配置され、支持装置を、支持位置および/または休止位置に運ぶことができる。支持装置は、撚り工程またはねじり工程中に線材を支持するため、撚られる線材、またはねじられる線材はたるみが少なく、ひいては機械的負荷が少ない。これにより、線材束の品質がさらに向上する。
支持装置が撚られる線材、またはねじられる線材に当接する各位置を、支持位置という。例えば、その際、撚られる線材、またはねじられる線材は、ねじり装置に張られた状態で、支持装置上に載っている。支持装置が製造工程に寄与しない各位置は、支持装置の静止位置と呼ばれる。
有利には、支持装置は、支持位置および静止位置に旋回させることができる。これにより、支持装置は特に容易に移動可能であり、ねじり装置の第1の位置決め装置上で正確に位置決めすることができる。
好ましくは、ねじり装置は、少なくとも1つの線材を支持するための別の支持装置を有し、別の支持装置は移動可能である。これにより、線材を別の位置で支持できる。
有利には、別の支持装置は、別の位置決め装置上に配置され、支持位置および休止位置に運ぶことができる。したがって、別の位置決め装置を備えた別の支持装置は、撚りシャトルから独立して移動することができる。
有利には、別の支持装置は旋回可能である。したがって、別の支持装置は特に容易に移動でき、ねじり装置の別の位置決め装置上に正確に位置付けることができる。
好ましくは、ねじり装置は、撚りシャトルを撚り線位置から休止位置に位置付けするための撚りシャトル駆動部を有し、これにより、撚りシャトルを撚り位置から容易に外すことができる。
有利には、撚りシャトル駆動装置は、撚りシャトルを休止位置から撚り位置に位置決めするように構成されており、これにより、撚りシャトルの自動的な位置決めが可能となる。
代替的にまたは追加的に、ねじり装置は、支持装置を支持位置から休止位置に位置決めするための支持装置駆動部を有し、これにより、支持装置を、支持位置から容易に外すことができる。
有利には、支持装置駆動部は、支持装置を休止位置から支持位置に位置決めするように構成され、これにより、支持装置を、正確かつ再現可能に、撚られる線材、またはねじられる線材へ運ぶことができる。
有利には、支持装置駆動部は、支持装置を休止位置から支持位置に旋回させるように構成され、これにより、支持装置を、特に容易にかつ再現可能に、撚られる線材、またはねじられる線材に運ぶことができる。
有利には、2つの駆動部のうちの少なくとも1つは、制御装置に接続されている。これにより、制御装置と撚りシャトル駆動装置および/または支持装置駆動装置との間で制御データを交換できるようになり、これにより、撚りシャトルならびに/または支持装置および/もしくは別の支持装置を線材間または線材上に再現可能に運ぶことができる。
有利には、ねじり装置は、制御装置に接続された別の支持装置を位置決めするための別の支持装置駆動部を有する。これにより、ねじり装置の少なくとも1つの別の位置で線材を支持することができる。
有利には、別の支持装置駆動部は、別の支持装置を休止位置から支持位置に旋回させるように構成され、これにより、別の支持装置を、特に容易かつ再現可能に、撚られる線材、またはねじられる線材上に運ぶことができる。
好ましくは、ねじり装置は、支持装置の場所を検知するように構成された少なくとも1つの第2のセンサ装置を有し、これにより、ねじられる線材、または撚られる線材上の支持位置が検知可能であり、支持装置の静止位置が検知可能である。これは、支持装置の再現可能な位置決めを可能にする。
有利には、第2のセンサ装置は、センサデータを交換するために制御装置に接続されている。ここで、これらのセンサデータは、全てはリスト化されていないが、支持装置に関する位置情報、場所情報または状態情報についてのデータセットをさらに含む。センサデータは制御装置内で処理され、続いて支持装置のさらなる制御のために考慮され得る。これにより、撚られる線材、またはねじられる線材を正確に支持でき、したがって、特に非常に長い線材の場合にねじり装置での線材のたるみが防止され、ひいては撚り工程またはねじり工程における線材の機械的負荷が軽減される。
有利には、ねじり装置は、別の支持装置の場所を検知するように構成された少なくとも1つの第3のセンサ装置を有し、これにより、ねじられる線材、または撚られる線材上の支持位置が検知可能であり、別の支持装置の静止位置が検知可能である。
有利には、第3のセンサ装置は、センサデータを交換するために制御装置に接続されている。その際、これらのセンサデータは、全てはリスト化されていないが、別の支持装置に関する位置情報、場所情報、または状態情報についてのデータセットをさらに含む。センサデータは、制御装置内で処理され、続いて、別の支持装置の別の制御のために考慮され得る。これにより、撚られる線材、またはねじられる線材を別の位置で正確に支持できるようになり、したがって、特に非常に長い線材の場合に、ねじり装置での線材のたるみが防止される。
好ましくは、撚りシャトルの第1の位置決め装置は、第1のガイド装置上に移動可能に配置され、撚りシャトルは、張設装置と第1のねじりヘッド装置との間の方向に沿って移動可能である。したがって、撚りシャトルは、張設装置から第1のねじりヘッド装置の方向に移動でき、第1のねじりヘッド装置から張設装置の方向に移動できる。
有利には、第1の位置決め装置は、第1の位置決め装置を第1のガイド装置上で移動させるための駆動装置を有し、これにより、撚りシャトルは第1のねじりヘッド装置と張設装置との間で自動的に移動可能である。
有利には、撚りシャトルは、支持装置上に配置されている。これにより、第1の位置決め装置上の撚りシャトルおよび支持装置の単純化された構造が可能となる。例えば、支持装置と撚りシャトルとは一体的に構成されており、これにより線材が同時に撚られて支持される。
撚りシャトルは有利であり、これにより、撚られる線材を特に正確に撚ることができる。
代替的にまたは追加的に、支持装置はT字型に構成されており、これにより、撚られる線材が特に正確に保持されるか、または撚られて保持されることができる。
代替的にまたは追加的に、支持装置の位置決め装置は、第1のガイド装置上に移動可能に配置され、支持装置は、張設装置と第1のねじりヘッド装置との間の方向に沿って移動可能である。
有利には、位置決め装置は、位置決め装置を第1のガイド装置上で移動させるための駆動装置を有し、これにより、支持装置は、第1のねじりヘッド装置と張設装置との間で自動的に移動可能である。
有利には、別の支持装置の別の位置決め装置は、第1のガイド装置上に移動可能に配置され、別の支持装置は、張設装置と第1のねじりヘッド装置との間の方向に沿って移動可能である。
有利には、別の位置決め装置は、別の位置決め装置を第1のガイド装置上で移動させるための駆動装置を有し、これによって、別の支持装置は、第1のねじりヘッド装置と張設装置との間で自動的に移動可能である。
好ましくは、張設装置は、別のねじりヘッド装置として構成され、少なくとも別のねじりヘッド装置を制御するための制御装置に接続されている。これにより、ねじり装置の柔軟性が向上する。
有利には、張設装置はここで記載された別のねじりヘッド装置として構成され、したがって、ねじり装置のコンパクトな構造を可能にする。
好ましくは、ねじり装置は、制御装置に接続された演算装置およびメモリ装置を有する。これにより、一方で、演算ユニット内で新しいデータセットまたは移動コマンドを計算し、他方で、メモリユニットに保存されたデータセットまたは移動コマンドを制御装置に伝達することが可能になる。
有利には、撚りシャトルの第1のセンサ装置の少なくともセンサデータは、演算装置を用いて処理可能である。このようにして、例えば、少なくとも第1のセンサ装置のセンサデータを、撚りシャトルの場所または位置を制御するための制御コマンドまたは移動コマンドに処理することができる。
代替的にまたは追加的に、支持装置の第2のセンサ装置の少なくともセンサデータは、演算装置を用いて処理可能である。このようにして、例えば、少なくとも第2のセンサ装置のセンサデータを、支持装置の場所または位置を制御するためのデータセットまたは移動コマンドに処理することができる。
有利には、第1のセンサ装置のセンサデータは、メモリ装置に保存することができ、これにより、保存されたセンサデータに、必要に応じてアクセスできる。
代替的にまたは追加的に、第2のセンサ装置のセンサデータは、メモリ装置に保存することができ、これにより、保存されたセンサデータに、必要に応じてアクセスできる。
有利には、撚りシャトルの第3のセンサ装置の少なくともセンサデータは、演算装置を用いて処理可能である。これによって、例えば、少なくとも第3のセンサ装置のセンサデータは、別の支持装置の場所または位置を制御するための制御コマンドまたは移動コマンドに処理することができる。
有利には、第3のセンサ装置のセンサデータは、メモリ装置に保存することができ、これにより、保存されたセンサデータに、必要に応じてアクセスできる。
好ましくは、ねじり装置は、少なくとも張設装置を第1のねじりヘッド装置と張設装置との間の方向に沿って直線的に移動させるための別のガイド装置を有する。これにより、撚り工程またはねじり工程中の線材張力を一定に保つために、少なくとも張設装置の位置決めが可能になる。
これに対して代替的に、ねじり装置は、少なくとも第1のねじりヘッド装置を、第1のねじりヘッド装置と張設装置との間の方向に沿って直線的に移動させるための別のガイド装置を有する。これは、撚り工程またはねじり工程中の線材張力を一定に保つために、少なくとも第1のねじりヘッド装置の位置決めを可能にする。
有利には、第1のねじりヘッド装置および張設装置は、第1のねじりヘッド装置と張設装置との間の方向に沿って別のガイド装置上で直線的に移動可能に配置されている。これにより、ねじり工程または撚り工程中に、第1のねじりヘッド装置および張設装置の同時の移動または対称的な移動が可能になる。
有利には、ねじり装置は、別のガイド装置上の第1のねじりヘッド装置の場所を検知し、センサデータを制御装置に伝達する少なくとも1つの別のセンサ装置を有する。これにより、センサデータを後で演算装置において処理し、メモリ装置に保存できる。これにより、製造される線材束の品質が向上する。
代替的にまたは追加的に、ねじり装置は、別のガイド装置上の張設装置の場所を検知し、センサデータを制御装置に伝達する少なくとも1つの別のセンサ装置を有する。これにより、センサデータを後で演算装置において処理し、メモリ装置に保存できる。したがって、第1のねじりヘッド装置および張設装置の完全に再現可能な移動を実行することができ、これにより、撚り線材束、またはねじり線材束を再現可能に製造することができる。
本発明の別の態様は、ねじりロータを備えた少なくとも1つの第1のねじりヘッド装置を有するねじり装置を用いて、少なくとも2つの電気線材および/または光線材を撚るまたはねじるための方法に関する。この方法は、少なくとも以下のステップを有する。
- ねじり装置において第1の線材を張るステップ、
- ねじり装置において少なくとも1つの別の線材を張るステップ、
- 第1のセンサ装置を用いて、撚りシャトルの少なくとも1つの場所を検知し、撚り位置または休止位置を決定するステップ、
- 少なくとも2つの線材上で撚り工程またはねじり工程を実行するステップであって、撚りシャトルが撚り位置にある時に撚り工程が実行され、撚りシャトルが休止位置にある時にねじり工程が実行される、ステップ。
撚りシャトルの場所の検知により、この場所をねじり装置の操作者に伝達することが可能になる。したがって、例えば、ねじり装置から遠く離れた制御室に配置されている操作者は、撚りシャトルがどの場所にあるかを確認することができる。この場所に基づいて、操作者は、ねじり装置上でねじり工程または撚り工程のいずれかを開始できるかを決定することができる。
有利には、ねじり装置は、ここに記載されるようなねじり装置であり、ねじりロータを備えた、ここに記載されるような第1のねじりヘッド装置を有し、これにより、撚り工程またはねじり工程を全自動式に実行できる。
有利には、2つの線材は、ねじり装置内で互いに平行に張られ、これにより、撚られる線材またはねじられる線材が容易に製造可能になる。
好ましくは、撚り工程の実行前に、少なくとも撚りシャトルが撚り位置に移動するか、またはねじり工程の実行前に、撚りシャトルが休止位置に移動する。これにより、ねじり装置の操作者が予め設定した線材束の製造工程を自動的に実施することができる。
好ましくは、支持装置の場所が第2のセンサ装置によって検知される。これにより、支持装置を撚り工程またはねじり工程で使用するべきかどうかを容易に決定できる。
有利には、支持装置は、休止位置から支持位置に移動され、これにより、支持装置は続いて撚られる線材、またはねじられる線材に当接し、それらを支持することができる。
有利には、支持装置は、休止位置から支持位置へ旋回され、これにより、容易な移動が実行される。
有利には、支持装置は、撚り工程中またはねじり工程中に、第1の支持位置から別の支持位置へ移動し、したがって、撚られる線材、またはねじられる線材は常に支持装置に当接し、ひいては製造される、撚り線材、またはねじり線材束の品質が改善される。
好ましくは、撚りシャトルは、撚り工程中に、張設装置から第1のねじりヘッド装置の方向への方向に沿って離れるように移動し、これにより、撚られる線材束の撚り長さを調整できる。
有利には、この方向に沿った撚りシャトルの少なくとも1つの位置は、少なくとも1つの別のセンサ装置によって決定され、センサデータは制御装置に伝達され、制御装置によってさらに処理される。このため、撚られる線材束の撚り長さの正確な調整または計算が可能になり、これにより、撚り線材束の品質が向上する。例えば、これにより、撚る時の、またはねじる時の線材対の短縮、および、ひいては長さ補償が張設装置の第1のねじりヘッド装置の方向に対する方法によって計算される。
好ましくは、支持装置は、撚り工程中またはねじり工程中に、張設装置から第1のねじりヘッド装置への方向に沿って離れるように移動される。これにより、特に撚りシャトルの領域内で、撚られる線材、またはねじられる線材を一定に支持できる。
有利には、この方向に沿った支持装置の少なくとも1つの位置は、少なくとも1つの別のセンサ装置によって決定され、センサデータは制御装置に伝達され、制御装置によってさらに処理される。決定された、またはさらに処理されたセンサデータを用いて、支持装置を正確に制御でき、これにより、撚られる線材、またはねじられる線材の安定した支持が可能になり、ひいては製造される線材束の品質が向上する。
好ましくは、撚りシャトルは、撚り工程後に休止位置に移動し、これにより、撚り線材束をねじり装置から容易に出すことができる。
代替的に、または追加的に、撚り工程またはねじり工程の後、支持装置は休止位置に移動し、したがって、撚り線材束をねじり装置から容易に出すことができる。
有利には、休止位置への移動は、撚り工程またはねじり工程の終了によって引き起こされ、これにより、撚る時、またはねじられる時の製造工程が加速される。
好ましくは、ねじり装置は、少なくとも1つの第1のグリッパ装置と別のグリッパ装置とを有する第2のねじりロータを備えた第2のねじりヘッド装置を有する。撚り工程中、第1のねじりヘッド装置のねじりロータが回転し、第1のグリッパ装置および第2のねじりヘッド装置の別のグリッパ装置が回転する。撚りシャトルは、第1のねじりヘッド装置と第2のねじりヘッド装置との間の方向に沿って移動される。これにより、第1のねじりヘッド装置と第2のねじりヘッド装置との間の第1の方向に、正確な撚り工程を行うことができる。
好ましくは、第1のねじりヘッド装置は、第1のグリッパ装置および別のグリッパ装置を有する。撚り工程後、さらなる2つの線材がねじり装置に張られ、続いて第1のグリッパ装置および第1のねじりヘッド装置の別のグリッパ装置が回転する。第2のねじりヘッド装置のねじりロータを回転させ、撚りシャトルを第1のねじりヘッド装置と第2のねじりヘッド装置との間の方向に沿って移動させる。これにより、前述の方向とは反対に延びる方向へ撚り工程を実行することができる。これにより、第1のねじりヘッド装置と第2のねじりヘッド装置との間で両方向に撚り工程を実行できる。
本発明の別の態様は、特にここに記載されるような少なくとも1つのねじりヘッド装置、または特にここに記載されるような、少なくとも2つの線材をねじる、もしくは撚るための方法、特にここに記載されるような方法を実施する、ねじり装置を制御するためのデータセットおよび/または移動コマンドを自動的に決定および生成するためのコンピュータ実装方法に関する。この時、撚りシャトルの場所は、第1のセンサ装置によって検知され、撚りシャトルの場所を示す少なくとも1つのデータセットおよび/または移動コマンドが生成および保存される。これにより、撚りシャトルの場所を全自動式に決定し、撚りシャトルの場所を監視し、さらに処理することができる。
代替的にまたは追加的に、生成および保存された少なくとも1つのデータセットおよび/または移動コマンドは、休止位置から撚り位置への撚りシャトルの移動を示す。生成され保存された少なくとも1つのデータセットおよび/または移動コマンドを用いて、撚りシャトルの撚り位置への再現可能な移動が可能になる。
有利には、生成および保存された少なくとも1つのデータセットおよび/または移動コマンドは、撚り位置から休止位置への撚りシャトルの移動を示す。生成され保存された少なくとも1つのデータセットおよび/または移動コマンドを用いて、撚りシャトルの静止位置への再現可能な移動が可能になる。
有利には、支持装置の場所は、第2のセンサ装置によって検知され、支持装置の位置を示す少なくとも1つのデータセットおよび/または移動コマンドが生成および保存される。これにより、支持装置の場所を全自動式に決定でき、また、撚りシャトルおよび支持装置の場所を監視し、さらに処理することができる。
代替的にまたは追加的に、生成および保存された少なくとも1つのデータセットおよび/または移動コマンドは、休止位置から支持位置への支持装置の移動を示す。したがって、支持装置を正確に線材に近づけることができる。
有利には、生成および保存された少なくとも1つのデータセットおよび/または移動コマンドは、支持位置から休止位置への支持装置の移動を示し、これにより、支持装置を制御された状態で線材から取り外すことができる。
有利には、別の支持装置の場所は、第3のセンサ装置によって検知され、別の支持装置の場所を示す少なくとも1つのデータセットおよび/または移動コマンドが生成および保存される。したがって、別の支持装置の場所を全自動式に決定することができ、撚りシャトル、支持装置、および別の支持装置の場所を監視し、さらに処理することができる。
代替的に、または追加的に、生成および保存された少なくとも1つのデータセットおよび/または移動コマンドは、休止位置から支持位置への別の支持装置の移動を示す。したがって、別の支持装置を正確に線材に近づけることができる。
有利には、生成および保存された少なくとも1つのデータセットおよび/または移動コマンドは、支持位置から休止位置への別の支持装置の移動を示し、これにより、別の支持装置を制御された状態で線材から取り外すことができる。
有利には、複数のデータセットおよび/または移動コマンドは、撚りシャトルならびに/または支持装置および/もしくは別の支持装置の移動ごとに生成および保存される。
これにより、プログラムまたは一連のデータセットおよび/もしくは移動コマンドを生成できるため、撚り工程を全自動式に実行できる。さらに、異なる光線材および/または電気線材の多数の考えられる組み合わせのデータセットおよび/または移動コマンドを設定および保存できるため、ねじり装置の操作者は、線材または作成する線材束の種類と選択に応じて、全自動式の事前定義された撚り工程またはねじり工程を開始できる。
有利には、ねじり装置は、ここに記載されるようなねじりヘッド装置を備える、ここに記載されるようなねじり装置であり、ここに記載されるようなねじるための、または撚るための方法を実施する。したがって、コンパクトなねじり装置を用いて、光線材および/または電気線材の全自動式のねじりまたは撚りを実施できる。
好ましくは、少なくとも1つの保存されたデータセットおよび/または少なくとも1つの保存された移動コマンドが制御装置に伝達され、これにより、制御コマンドをそれぞれの駆動部に転送することができる。
本発明の他の利点、特徴および詳細は、本発明の実施例が図を参照して説明される以下の説明から分かる。第1、第2、第3、またはそれ以上の列挙は、構成要素の識別にのみ使用される。
参照符号のリストは、特許請求項および図の技術的内容と同様に、開示の構成要素である。図は関連して包括的に説明されている。同じ参照符号は同じ構成要素を意味し、添え字が異なる参照符号は機能的に同一または類似の構成要素を示す。
本発明によるねじり装置の第1の実施形態を側面図で示す。 図1によるねじり装置の上面図を示す。 部分的に隠れた要素を有する、図2によるねじり装置を示す。 図1からのA-A線に沿った断面図を示す。 図4からの詳細図を示す。 図4による別の図を示す。 図6からのねじりロータの詳細図を示す。 図2からの断面図C-Cにおけるねじりヘッド装置を示す。 図8からのB-B断面図を示す。 図1によるねじり装置の代替的な実施形態を示す。
図1から図3は、電気線材または光線材16をねじる、または撚るためのねじり装置15を示す。ねじり装置15は基部17を含み、その上に、ねじりロータ22を有する第1のねじりヘッド装置20および張設装置28が配置されている。ねじりロータ22は、ねじりロータ駆動装置21を有し、回転軸23を中心に回転可能に第1のねじりヘッド装置20に配置されている。第1のねじりヘッド装置20は、張設装置28から離間している。
ねじり装置15は、位置決め装置70が配置されている第1のガイド装置18を有する。ガイド装置18は、位置決め装置70が張設装置28と第1のねじりヘッド装置20との間の方向に沿って移動可能に配置されているガイドレール19を有する。ガイドレール19は、第1のねじりヘッド装置20から張設装置28まで、さらに張設装置28を越えるまで延び、これにより、位置決め装置70は、張設装置28を通過して、ねじりヘッド装置20と張設装置28との間の領域の外側の位置に配置することができる。ここで、位置決め装置70は、位置決め装置70をガイドレール19に沿って移動させるための駆動装置75を有し、駆動装置はサーボモータ76を有する。
サーボモータには通常レゾルバが搭載されており、それらの非常に高い分解能により、正確な回転数およびモータシャフト上の角度位置が開始位置から検出され、制御装置60で利用できる。各サーボモータに位置検出機能が装備されている場合は、多数のサーボモータを備えた複雑なオートメーションでも、非常に正確に、正確な時間で制御できる。有利には、ブラシレスモータ(サーボモータ)、ロボット、またはダイレクトドライブからの位置返信(位置フィードバック)に理想的なロータ位置検出器である、ブラシレスレゾルバが使用される。
レゾルバの代わりに、ロータリーエンコーダ、角度センサまたはエンコーダも使用可能である。
位置決め装置70上には、撚りシャトル65および支持装置85が配置され、これらは、第1の位置から、第1のねじりヘッド装置20と張設装置28との間の方向に沿って別の位置に移動することができる。この方向に沿った撚りシャトル65および支持装置85の移動は、別のセンサ装置68によって決定され、センサデータは制御装置60に伝達され、制御装置60によってさらに処理される。ここで、撚りシャトル65および支持装置85も、ねじりヘッド装置20と張設装置28との間の領域でガイドレール19に沿って移動することができる。代替的な一実施形態では、支持装置85のみが位置決め装置70上にある。
ねじり装置15は、本発明による使用において、線材16の上方または回転軸23の上方に配置されている第1の供給装置29および第2の供給装置34を有する。供給装置29、34は、本発明による使用において、ねじり装置15の後部領域に配置された線材引き込み領域から2つのグリッパ装置30、45および張設装置28(図示せず)に線材16を案内する。供給装置34は、第1のねじりヘッド装置20に対してねじり装置15に固定して配置されている。供給装置29は、張設装置28の上方で、これに対して固定して配置され、張設装置28と共に、処理される線材長さへサーボモータよってねじり装置15の長手方向に走行および設置可能である。
線材16は、第1のねじりヘッド装置20と張設装置28との間に張られ、以下に記載されるように、ねじられ、または撚られる。これにより、第1のねじりヘッド装置20と張設装置28との間の間隔が短くなる。
ねじり装置15は、別のガイドレール101および駆動部102を備えた別のガイド装置100を有し、ガイド装置100を用いて、第1のねじりヘッド装置20と張設装置28との間の間隔が、撚り工程またはねじり工程において補償され得る。ここで、張設装置28は、別のガイドレール101上に移動可能に配置されている。したがって、張設装置28は、駆動部102を用いてガイドレール101に沿って張設装置28と第1のねじりヘッド装置20との間の方向に移動することができ、これにより、線材16がねじられるか、撚られる時の長さの補償を行うことができる。
ねじり装置15は、制御装置60、演算装置61およびメモリ装置62を有する。ねじり装置15の制御装置60は、以下に説明する駆動装置または駆動部に電気的に接続されている。ここで、制御装置60は、駆動装置または駆動部のセンサ装置からセンサデータを取得し、これらを演算装置61内でデータセットまたは移動コマンドもしくは制御コマンドに処理し、これらは再び駆動装置または駆動部に送信される。
ねじり装置15は、別のガイド装置100上の張設装置28の場所を検知し、センサデータを制御装置60に伝達するセンサ装置110を有する。ここで、別のセンサ装置110は、レゾルバ115を備えたサーボモータ111として構成された駆動部102上に配置されている。
張設装置28は、それぞれ回転可能に取り付けられ、張設駆動装置によって駆動される(図示せず)、線材16を張るための第1の張設グリッパおよび第2の張設グリッパを有する。張設グリッパは共通の回転軸を有し、これを中心に共に回転できるように配置されている。張設装置28は、張設駆動装置によって回転できる張設ロータを有する。張設駆動装置は、レゾルバ付きのサーボモータを有する。レゾルバを用いて、サーボモータシャフトの回転数および角度位置を開始位置から検出でき、レゾルバデータをセンサデータとしてねじり装置15の制御装置60に伝送することができる。
ここで参照番号26、40、41、56、80、10、95~97で図1~3に示される構成要素は、以下に図8を参照して説明される。
図4~図7は、図1からの線A-Aに沿った断面図において、ねじり装置15の位置決め装置70およびねじりヘッド装置20を示す。
位置決め装置70は、撚りシャトル65を撚り位置から休止位置に位置決めするための撚りシャトル駆動部72を有する。撚りシャトル65は、撚り位置(図4および図5を参照-伸長作業位置とも呼ばれる)または休止位置(図6および図7を参照-後退開始位置とも呼ばれる)のいずれかにある。撚りシャトル駆動部72は、ここでは昇降シリンダ73として構成されたリニアガイド装置を有する。撚りシャトル65は、昇降シリンダ73の両端の一方に配置されている。したがって、撚りシャトル65は、線材16間の撚り位置から線材16の外側の休止位置への直線運動によって移動可能であり、線材16の外側の休止位置から線材16間の撚り位置への直線運動を利用して移動可能である。図示の実施形態では、撚りシャトル65はボルト状に構成されている。この代わりに、撚りシャトル65はT字状に構成されてもよく、これにより、撚りシャトル65はさらに支持装置として使用することもできる(図示せず)。昇降シリンダは通常、同様に制御装置60に接続されている最終位置センサを搭載している(図1参照)。これにより、プログラムに従ってピストンストロークが実行されたかどうか、および全ての最終位置がプログラムされた通りにあるか、または制御(到達)したかどうかを正確に確認できる。
位置決め装置70は、さらに、支持装置85を支持位置から休止位置に位置決めするための支持装置駆動部87を有する。支持装置駆動部87は、支持装置85が配置されている連動装置89を有する。支持装置85は、連結部90によって連動装置89と移動可能に接続されており、連動装置89を移動させるためにサーボモータ91が設けられている。ここで、支持装置85は、旋回運動によって休止位置から支持位置に移動することができ(図4および図5を参照)、または旋回運動によって支持位置から休止位置に移動することができる(図6および図7を参照)。支持装置85は、線材16の一方の側に当接し、この側から線材16を支持するボルトとして構成されている。
撚りシャトル駆動部72および支持装置駆動部87は、サーボモータ91によって駆動される。この代わりに、電気、空気圧、または油圧駆動部を使用することもできる。さらに、撚りシャトル駆動部72および支持装置駆動部87はそれぞれ、それら自体のサーボモータによって駆動することができる(図示せず)。
ねじり装置15は、撚りシャトル65の場所を検知するための第1のセンサ装置66と、支持装置85の場所を検知するための第2のセンサ装置82とを有する。その際、第1および第2のセンサ装置66または82は、センサデータを交換するためにねじり装置15の制御装置60に接続されている(図1参照)。
第1のセンサ装置66は、撚りシャトル駆動部72上に配置されている。その際、撚りシャトル駆動部72は、最終位置センサを備えた昇降シリンダ73を搭載している。シリンダのそれぞれの最終位置は、最終位置センサを用いて決定される。最終位置に応じて、昇降シリンダ73は撚り位置または休止位置にある。位置、すなわちそれぞれのセンサデータは、ねじり装置15の制御装置60に伝送することができる(図1参照)。
第2のセンサ装置82は、支持装置駆動部87上に配置されている。その際、支持装置駆動部87は、レゾルバ92を有するサーボモータ91を備えている。レゾルバ92を用いて、サーボモータシャフトの回転数および角度位置を、開始位置から始めて検出することができる。レゾルバ92のデータは、ねじり装置15の制御装置60に伝送することができる。センサデータはさらに、支持装置85および/または撚りシャトル65の位置データまたは場所データを含むことができる。この時、例えば支持装置85および/または撚りシャトル65の座標データは、センサ装置66または82または110によってねじり装置15の座標系において検出され、ねじり装置15の制御装置60に伝達される(図1参照)。
この代わりに、センサデータを交換するために同様に制御装置60に接続されているライトバリア、距離センサ、または最終位置センサを備えた昇降シリンダも、センサ装置66または82または110として使用できる。
図8は、図2からのC-C断面図であるが、また、ねじり装置15のねじりヘッド装置20を後ろ側から見た図でもある。図8についての以下の説明では、特に参照番号26、40、41、56、80、10、95~97を有する構成要素を参照して、図1~図3も参照する。
ねじりヘッド装置20は、ねじりロータ22とねじりロータ駆動装置21とを含む。ねじりロータ駆動装置21は、ねじりロータ22を駆動する。ねじりヘッド装置20は、第1のグリッパ装置30および第2のグリッパ装置45を有する。グリッパ装置30または45は、それぞれ、ねじりロータ22上に回転可能に配置され、グリッパ駆動装置55によって駆動される。第1のグリッパ装置30は第1のグリッパ軸31を有し、第2のグリッパ装置45は第2のグリッパ軸46を有する。
グリッパ駆動装置55およびねじりロータ駆動装置21は、共通の取付装置54に配置され、グリッパ駆動装置55およびねじりロータ駆動装置21は、ねじり装置15の制御装置60に電気的に接続されている(図示せず)。
ねじりロータ22は、回転軸23を中心に回転可能にねじりヘッド装置20に配置されている。ねじりロータ22を駆動するために、ねじりロータ駆動装置21は、サーボモータ26と、歯付きベルト駆動部27として構成されたベルト駆動部とを有する。
グリッパ駆動装置55は、それ自体のサーボモータ56と、2つのグリッパ軸31、46を駆動するためのそれ自体のベルト駆動部とを有する。ベルト駆動部は、歯付きベルト駆動部57として構成されている。さらに、例えばチェーン駆動部または歯車駆動部などの形状結合による他の牽引駆動部が使用可能である。
サーボモータ26、56はそれぞれレゾルバ40または41を含み、レゾルバ40または41は、ねじりロータ22または第1のグリッパ装置30および別のグリッパ装置45のそれぞれの回転数およびそれぞれの角度位置を設定する。ねじりロータ22または第1のグリッパ装置30および別のグリッパ装置45の回転数および角度位置に関するレゾルバデータは、センサデータとして制御装置60に伝達される。
ねじりロータ22は、ロータ中空軸35を有する。ねじりロータ22とロータ中空軸35とは一体的に形成されている。ねじりロータ22は、歯付きベルト駆動部27の歯付きベルトを介して回転軸23の周りを回転する。その際、歯付きベルト駆動部27は、サーボモータ26から回転可能に取り付けられたロータ中空シャフト35に回転運動を伝送する。2つのグリッパ装置30または45を駆動するための駆動軸24は、ロータ中空軸35内に配置されている。駆動軸24は、ロータ中空軸35と同軸に配置されている。ロータ中空軸35内には、駆動部支承装置25として、2つの軸受25aまたは25b、例えばボール軸受が配置されている。したがって、駆動軸24は、軸受25aまたは25bによってロータ中空軸35に対して回転可能に支承される。
接続軸36は、ねじりロータ22内に配置され、これは、駆動軸24とグリッパ軸31との間、および駆動軸24とグリッパ軸46との間に作用接続を確立する。ここで、接続軸36は、接続部支承装置37を用いて、ねじりロータ22内に回転可能に配置され、支承される。ここで、接続部支承装置37は、第1の軸受および別の軸受を含む(図示せず)。
前述の作用接続は、第1の伝動装置48および第2の伝動装置49を用いて確立される。第1の伝動装置48は、駆動軸24と接続軸36との間に配置されている。第2の伝動装置49は、接続軸36と、第1のグリッパ軸31と、第2のグリッパ軸46との間に配置されている。
2つの伝動装置48または49はそれぞれ歯付きベルト駆動部42または38として構成されており、代替的な他の、摩擦結合による牽引駆動部、または形状結合による牽引駆動部、および歯車駆動部も使用可能である。
2つのグリッパ軸31または46は、それぞれねじりロータ22上に回転可能に配置され、その際それぞれがねじりロータ22内に延在する。2つのグリッパ軸31または46は、第1のグリッパ回転軸32および第2のグリッパ回転軸47を有し、これらはそれぞれ、ねじりロータ22の回転軸23から径方向に離間している。2つのグリッパ軸31または46は、ねじりロータ22のピッチ円上に配置されている。よって次に、2つのグリッパ軸31、46のグリッパ33または43に張られた線材16は、それ自体のグリッパ回転軸32または47の周りだけでなく、円形経路上のねじりロータ22の回転軸23の周りでも回転する。第1のグリッパ軸31および別のグリッパ軸46は、グリッパ支承装置50によって、ねじりロータ22内に回転可能に支承されるか、または配置されている。ここで、グリッパ支承装置50は、第1のグリッパ軸31用の少なくとも第1および第2の軸受と、別のグリッパ軸46用の第1および第2の軸受とを有する(図示せず)。
第1のグリッパ装置30は、線材16の線材端を把持するためのグリッパ33を有し、グリッパ33は、グリッパ33を少なくとも部分的に包囲するための軸方向に案内される閉鎖スリーブ44を有する。
別のグリッパ装置45は、線材16の線材端を把持するためのグリッパ43を有し、グリッパ43は、グリッパ43を少なくとも部分的に包囲するための軸方向に案内される別の閉鎖スリーブ44を有する。
図9は、図8のB-B断面図を示す。
ねじりロータ22は、歯付きベルト駆動部27によってねじりロータ駆動装置21に接続され、それによって駆動される。接続軸36は、歯付きベルト駆動部42によって駆動軸24に接続され、駆動軸24は、さらに、グリッパ駆動装置55の歯付きベルト駆動部57に接続されている(図8参照)。ここで、接続軸36は、グリッパ駆動装置55ならびにそのサーボモータ56およびその歯付きベルト駆動部57によって駆動される。第1のグリッパ軸31および別のグリッパ軸46は、歯付きベルト駆動部38として構成された別の伝動装置49を用いて接続軸36に接続され、これにより、これらはグリッパ駆動部装置55によって駆動可能である。
以下に、典型的なねじり工程を説明する。
電気線材または光線材をねじるために、第1の線材16の第1の線材端が、第1のグリッパ装置30のグリッパ33に張られる。第1の線材16の第2の線材端は、張設装置28の張設グリッパに張られる(これについては図1から図9を参照)。
続いて、別の線材16の少なくとも第1の線材端は、別のグリッパ装置45のグリッパ43に張られ、別の線材16の第2の線材端は、張設装置28の張設グリッパに張られる。
続いて、ねじりロータ22は、ねじりロータ22の回転軸23の周りで第1の回転数で駆動される。その際、ねじりロータ22は、ねじりロータ駆動装置21のサーボモータ26を用いて駆動される。
同時に、第1のグリッパ装置30および第2のグリッパ装置45は、それぞれのグリッパ回転軸32または47を中心とする第2の回転数で駆動され、これはグリッパ駆動装置55のサーボモータ56を用いて行われる。第1の回転数および第2の回転数は、ねじり装置15の制御装置60により設定されており、第2の回転数は、例えば、第1の回転数の60%~70%である。ねじりロータ22および2つのグリッパ装置30および45は、同じ回転方向に駆動される。ねじり工程中、張設装置28は、ねじり工程において短くなる線材16の長さ補償のために、ガイド装置100のガイドレール101に沿って動かされる。この移動は、制御装置60によって設定される。ねじりが終了した後、2つのグリッパ装置30および45のグリッパ33および43ならびに2つの張設グリッパが解放され、これにより、ねじれた線材16は、ねじりヘッド装置20および張設装置28から取り出すことができるか、またはそれらの自重により、ねじりヘッド装置20の下方に、もしくは張設装置28の下方に配置された収集溝に落下する。
少なくとも2つの電気線材および/または光線材16を撚るまたはねじるために、線材16は最初に2つの供給装置29および34によって対で取り上げられ、第1のねじりヘッド装置20と張設装置28との間に導入される。続いて、2つの線材16がねじり装置15に張られ、第1の線材16の第1の線材端は第1のグリッパ装置30のグリッパ33に張られ、別の線材16の第1の線材端はグリッパ装置45のグリッパ43に張られる。2つの線材16の第2の線材端は、張設装置28に張られる。線材16は、ねじり装置15において互いに平行に張られる。
続いて、第1のセンサ装置66によって、場所の検知、および撚りシャトル65の撚り位置または休止位置の決定が行われる。
その次に、少なくとも2つの線材16上で撚り工程またはねじり工程が実行され、撚りシャトル65が撚り位置にある時に撚り工程が実行され、撚りシャトル65が休止位置にある時にねじり工程が実行される。
まず、撚りシャトル65は休止位置にあり、撚りシャトル65は2つの線材16の外側にあり、したがって、次のねじり工程では利用されないままである。例えば、その際撚りシャトル65はロック位置にある。ロック位置では、撚りシャトル65がガイドレール19の最も外側の位置に配置されている。
ねじり工程において、2つのグリッパ軸31および46、ならびにグリッパ33および43に張られた線材16は、グリッパ駆動装置55のサーボモータ56によってそれぞれ回転される。
同時に、ねじりロータ22は、ロータ中空軸35を用いて、回転軸23を中心にねじりロータ駆動装置21のサーボモータ26によって回転させられる。
グリッパ軸31および46は、ねじりロータ22のピッチ円上に配置されている。よって次に、2つのグリッパ軸31および46のグリッパ33および43に張られた線材16は、それら自体のグリッパ回転軸32、47の周りだけでなく、ねじりロータ22の回転軸23の周り、ひいてはその円形経路上でも回転する。この時、線材16は、相互に相手の周囲にループ状に巻き付けられ、さらに、それら自体のグリッパ回転軸32および47を中心に回転するように設定される。(例えば、その際、線材16の張られた端部は、ねじりロータ22のピッチ円上で、したがって、また互いに、張設装置28において張られた線材端部と比較し得るそれらの角度位置を維持することができる)。
ねじり工程の際に、支持装置85は、ねじられる線材16を支持するために使用され得る。その際、ねじり工程が実行される前に、支持装置85の場所は、第2のセンサ装置82によって検知され、支持装置85は、休止位置から支持位置に旋回される。続いて、支持装置85は、ねじられる線材16の片側に当接してそれらを支持し、これにより、線材16はたるむか、またはゆるむことがない。必要に応じて、支持装置85は、第1の支持位置から別の支持位置までガイドレール19またはねじられる線材16に沿って、位置決め装置70を用いて、ねじり工程中に移動または位置決めされる。ここで、支持位置は、ねじり装置15の制御装置60によって設定される。その際、支持装置85は、ガイド装置18に沿って、張設装置28から第1のねじりヘッド装置20に移動される。さらに、ガイド装置18に沿った支持装置85の位置は、少なくともセンサ装置82によって決定され、センサデータは制御装置60に伝達される。制御装置60では、センサデータはデータセットまたは移動コマンドにさらに処理され、メモリ装置61に保存される。
ねじり工程の後、支持装置85は、支持装置駆動部87を用いて静止位置に旋回され、これは、ねじり工程の終了によって引き起こされる。続いて、ねじり線材16はねじり装置15から解放され、この時収容槽に落下する(図示せず)。
以下に、典型的な撚り工程を説明する。
ここで説明するねじり装置15の構成では、システムにより、張設装置28の側面の撚り工程が開始される。
張設装置28の側面(側面I)から第1の撚りヘッド装置20(側面II)の方向へ撚る場合、第1の撚りヘッド装置20は撚りモードで作動する。グリッパ駆動装置55のサーボモータ56は、第1のグリッパ軸31および別のグリッパ軸46を、駆動軸24および歯付きベルト駆動部38または42または57を備えた接続軸36を介して、それぞれそれ自体のグリッパ回転軸32または47を中心に回転させる。ねじりロータ駆動装置21のサーボモータ26は、歯付きベルト駆動部27を介してロータ中空軸35に接続されている。
撚られる線材16は、張設装置28において張設グリッパに張られている。線材16の反対側端部は、ねじりヘッド装置20のねじりロータ22のグリッパ33または43に張られている。撚られる線材16に、軸方向に適切な張力が加えられる。この張力は、制御装置60によって保存される、撚りヘッド装置20からの間隔における走行可能な張設装置28の位置決めの結果として生じる。
位置決め装置70上で長手方向に移動できる撚りシャトル65は、張設装置28前に張られた線材16間の直線運動によって上方から下げられ、支持装置85は線材16の下に線材16を支持するために空気圧で旋回される。
撚り工程(撚り機能モードとも呼ばれる)では、張設装置28の張設ロータは、線材端が張設グリッパに張られた状態で回転する。
2つのグリッパ軸31または46は、サーボモータ56によって回転され、これにより、張られた線材端部は、それらのグリッパ回転軸32または47の周りで平行に回転する。2つのグリッパ軸31または46の回転速度は、張設装置の張設ロータの回転に応じてプログラム制御される。この機能により、そこではグリッパ31または46の回転によって個々の線材16自体のねじれを補償できるため、工程で撚られる線材は、回転張力に関して即座にまたは完全に、もしくはある程度軽減される。ここで説明する機能では、第1のねじりヘッド装置20のロータ中空軸35は、サーボモータ26によって回転させられない。
撚り工程は、張設装置28の前で開始され、撚りピン65および支持装置85を備えた位置決め装置70はねじりヘッド装置20の方向に移動し、撚りピン65および支持装置85を備えた位置決め装置70は、張設ロータの1回転ごとに、プログラムされた撚り線長さのオーダーの距離だけ、張設ロータから離れるように走行する。走行可能な撚りシャトル65は、生成される撚り長さを設定する。この工程は、後続の全ての撚り線回転において繰り返される。張設ロータの1回転ごとの撚りシャトルの走行距離を変えるか、または撚りシャトル65の第1の位置から撚りシャトルの別の位置までの距離を変えることにより、生成される撚り長さを変更でき、プログラムに従って線材束の長さについて生成できるか、または線材束の長さについて変更できる。
撚り工程により、最初に平行に配置された線材16の全長は、完成した撚り線材束(いわゆるツイストペア)に至るまで撚るごとに減少する。撚りの際に線材16に軸方向に作用する張力が制御され、サーボモータ111はプログラムに従って制御された方法で張設装置28を走行させ、これにより長さ補償を実行する。撚り工程は、プログラムされた回転および撚り長さで線材が撚られたか、または相互に相手の周囲にループ状に巻き付けられた場合に終了する。次に、撚りシャトル65および支持装置85を備えた走行可能な位置決め装置70は、ねじり装置15のねじりヘッド装置20の側面にあり、続いて、張設装置28の前の開始位置に戻る。グリッパ軸31または46のグリッパ33または43、および張設装置28の張設グリッパが開かれ、撚り線材束がグリッパから収集槽または収容槽に落下する。
ねじり工程(「ねじり機能」モードとも呼ばれる)では、その中に線材16が張られたグリッパ軸31または46は、それぞれサーボモータ56とは別個に回転する。さらに、第1のねじりヘッド装置のロータ中空軸35と張設装置28の張設ロータとが回転する。グリッパ軸31または46は、ねじりロータ22にピッチ円上に配置されている。よって次に、グリッパ軸31または46のグリッパ33または43に張られた線材16は、それ自体の軸の周りだけでなく、円形経路上のねじりロータ22の回転軸23の周りも回転し、通常、円形経路上の角度位置をしたがって相互に保持する。ねじりロータ22と張設装置28の張設ロータとは、ねじるために反対方向に回転する。その際、線材16は、相互に相手の周囲にループ状に巻き付けられるか、またはねじられる。
ねじる際、縦方向に走行可能な撚りシャトル65は、撚り線長さを実現するために、ねじられる線材16間で係合されない。
ねじり工程では、ねじられる線材16は、グリッパ33または43の2つの線材端部が、閉鎖スリーブ44によって相互に並んで張られ、次に、プログラムによって例えば螺旋形状に相互に相手の周囲にねじられる。ここで、ねじられる線材16は、システムによってまたそれ自体の軸を中心に回転するため、線材16は内部張力を蓄積し、次に、最初にオーバーツイストする必要があり、続いて算出されたバックツイストの分だけ、外部に張力の影響を及ぼさない必要な撚り長さを有する線材束の状態にする必要がある。例えば、所望の撚り長さを達成するには、以前のねじれ回転の約30%~40%のバックツイストが必要である。それゆえ、オーバーツイストの処理時間に加えて、バックツイスト時間も加算される。ねじり終わった線材束は、全てのグリッパを開いた後、収集溝または収容溝に落ちる。
さらに、ここで記載されるねじり装置15は、少なくとも1つの線材16を支持するための別の支持装置95を有する。別の支持装置95は、別の位置決め装置80上に移動可能に配置され、線材16に対する支持位置に、および線材16からの静止位置に旋回することができる。別の位置決め装置80は、ねじり装置15のガイド装置18上に移動可能に配置されている。別の位置決め装置80およびそこに配置された別の支持装置95は、張設装置28と第1のねじりヘッド装置20との間の方向に沿って移動することができる。
別の位置決め装置80は、第1のガイド装置18上で別の位置決め装置80を移動させるための駆動装置、例えばサーボモータ81を有し、ねじり装置15の制御装置60に接続されている。したがって、別の支持装置95は、第1のねじりヘッド装置20と張設装置28との間で自動的に移動可能である。別の位置決め装置80は、別個の支持装置駆動部97、例えば、レゾルバまたは昇降シリンダを備えたサーボモータを有し、これにより、別の支持装置95は、線材16上の支持位置および線材16の休止位置に旋回できる。支持装置駆動部97は、ねじり装置15の制御装置60に接続されている。
ねじり装置15は、別の支持装置95の場所を検知するように構成された第3のセンサ装置96を有する。第3のセンサ装置96は、センサデータを交換するために制御装置60に接続されている。その際さらに、これらのセンサデータは、全てはリスト化されていないが、別の支持装置96に関する位置情報、場所情報、または状態情報についてのデータセットを含む。
撚り工程が実行される場合、撚りシャトル65は、撚り工程が実行される前に、2つの張られた線材16の間の撚り位置に移動される。このために、撚りシャトル駆動部72の昇降シリンダ73は、制御装置60によって作動され、ボルトとして構成されている撚りシャトル65は、撚られる2つの線材16間を移動する。
続いて、支持装置85の場所は、第2のセンサ装置82によって検知され、支持装置85は休止位置から支持位置へと旋回する。
撚りシャトル65および支持装置85は、位置決め装置70を用いて張設装置28の前に位置決めされる。
続いて、張設装置28の2つの張設グリッパが、張設駆動装置またはそのサーボモータを用いて回転される。
同時に、ねじりヘッド装置20のねじりロータ22を回転させる。
撚り工程中、撚りシャトル65および支持装置85は、位置決め装置70を用いて、張設装置28から第1のねじりヘッド装置20の方向へ離れるように移動される。その際、撚りシャトル65の位置は、センサ装置66によって決定され、センサデータは、ねじり装置15の制御装置60に伝達される。続いて、センサデータは、制御装置60によってさらに処理され、メモリ装置62に保存される。したがって、第1の位置から別の位置へ沿っての撚りシャトル65の移動は、撚られる線材16の撚り長さまたは撚り数を設定する。
撚りシャトル65および支持装置85は、第1のねじりヘッド装置20に至るまで移動され、撚り工程の後、休止位置に移動され、これは、撚り工程の終了によって引き起こされる。
図10に示すように、ねじり装置215の代替の一実施形態は、第1のねじりヘッド装置220に加えて、基部217上に配置された第2のねじりヘッド装置240も有する。したがって、第2のねじりヘッド装置240は、ねじり装置15(図1参照)の張設装置28の代替となる。2つのねじりヘッド装置220および240は、同一の構造であり、ここに記載されるように構成されている(これについては例えば、図8を参照)。第1のねじりヘッド装置220は、ロータ中空軸235を駆動するためのねじりロータ駆動装置222と、第1のグリッパ軸231および第2のグリッパ軸246を駆動するためのグリッパ駆動装置255とを有する。第2のねじりヘッド装置240は、ロータ中空軸269を駆動するためのねじりロータ駆動装置241と、第1のグリッパ軸263および第2のグリッパ軸264を駆動するためのグリッパ駆動装置273とを有する。したがって、この実施形態では、上述の(またはここで説明する)線材216の撚りが可能であり、その場合撚りシャトル265および支持装置285が、第1のねじりヘッド装置220から第2のねじりヘッド装置240に移動または走行する。この実施形態では、線材216の撚りも可能であり、その場合撚りシャトル265および支持装置285は、第2のねじりヘッド装置240から第1のねじりヘッド装置220に移動される。第1のねじりヘッド装置220はねじりモードで作動し、第2のねじりヘッド装置240は撚りモードで作動して、撚り工程中に撚られる線材216の張力を開放する。位置決め装置270は、ガイド装置218上に移動可能に配置されている。位置決め装置270上を走行する撚りシャトル265は、撚り長さを設定する。
撚られる線材216は、グリッパ軸263または264のグリッパ内の第2のねじりヘッド装置240内に張られ、グリッパは、例えば圧力ばね作動式の閉鎖スリーブによって最初に軸方向に開かれ、次に閉じられる。
第1のねじりヘッド装置220のサーボモータ226、256、第2のねじりヘッド装置240のサーボモータ274、275、撚りシャトル265の駆動部および支持装置285の駆動部および位置決め装置270の駆動部は、制御コマンドを交換するためにねじり装置215の制御装置260に接続されている。ここで説明するように、駆動部は、センサデータを制御装置260に伝達するセンサ装置を備え、センサデータは、演算装置261およびメモリ装置262で処理される。
線材216の端部は、第1および第2のねじりヘッド装置240のグリッパの両側で張られている。第1のねじりヘッド装置220のグリッパ軸231または246は、サーボモータ256によって駆動される。それらは、ロータ中空軸235内のピッチ円上に支承されている。ロータ中空軸235は、サーボモータ226によって駆動されて回転する。ロータ中空軸235のサーボモータ226に接続されているグリッパ軸231または246のサーボモータ256は、ロータ中空軸235に関する全回転中のロータ中空軸235のピッチ円におけるグリッパ軸231または246の角度位置が維持されるように制御されている。
第2のねじりヘッド装置240の側面では、グリッパ軸263または264がサーボモータ274によって同様に回転され、これにより、第2のねじりヘッド装置240の側面の張設された線端部216は、それ自体の軸を中心に回転するが、この側面では、ロータ中空軸269が、第1のねじりヘッド装置220のロータ中空軸235とは対照的に、サーボモータによって回転されない。全ての回転の回転方向、つまり、グリッパ軸231または246、およびグリッパ軸263または264、ならびに第1のねじりヘッド装置220のロータ中空シャフト235の回転方向は同じであり、これにより、例えば、最初のケースでは、第1のねじりヘッド装置220の側面から撚られる線材216に沿って見ると、前述の全ての回転が時計回りに実施される。
撚られる線材216には、撚られる線材216の長さに応じた走行可能なねじりヘッド装置240のプログラムによる位置決めの結果として生じる、適切な張力が軸方向にかけられる。
第2のねじりヘッド装置240は、撚りモードで作動する。駆動軸224または中央軸は、歯付きベルト駆動部を介してサーボモータによって駆動される。これは同様に、歯付きベルト駆動部を介して接続軸に連結されている。さらに、接続軸は、歯付きベルト駆動部によって2つのグリッパ軸263または264に接続されている。このようにして、2つのグリッパ軸263または264は、サーボモータ274によって別々に駆動されるか、または回転される。第2のねじりヘッド装置240のねじりロータ駆動装置241のサーボモータ275は、歯付きベルト駆動部を介して第2のねじりヘッド装置240のロータ中空軸に接続されているが、ここで説明する機能では回転されない。
撚りは定義された撚り長さで行う必要がある。撚りは、第1のねじりヘッド装置220の直前に、ここで説明される撚り方向で始まる。撚られる2つの線材216は、互いに平行に並べて配置されている。線材216の間の第1のねじりヘッド装置220の前に、位置決め装置270上で長手方向に走行できる撚りシャトル265が配置されており、これがプログラムに従って、第1のねじりヘッド装置220のロータ中空軸235の回転ごとに、第1のねじりヘッド装置220のロータ中空軸235から所望の撚り線長さのオーダーの距離だけ、第2のねじりヘッド装置240の方向に離れるように走行する。走行可能な撚りシャトル265は、撚られる2つの線材216の間にあり、したがって、生成される撚り長さを設定する。この工程は、後続の全ての撚り回転において繰り返される。撚りシャトルの走行距離を変更することにより、生成される撚り長さもまた変更でき、撚られる線材216の長さについてプログラムに従って製造できる。同様に、工程において線材216を下から支持する旋回可能な支持装置285もまた、位置決め装置270上に配置されている。
撚り工程により、最初に平行に配置された線材216の全長は、撚るごとに撚り線材束に至るまで減少する。撚る時に線材216に軸方向に作用する張力が制御され、駆動部222がプログラムに従って第2のねじりヘッド装置240を走行させ、こうして長さ補償を実行する。プログラムされた回転および撚り長さを有する線材216が相互に相手の周囲に合わされた場合に、撚り工程が終了する。次に、走行可能な撚りシャトル265は、ねじり装置215の第2のねじりヘッド装置240の側面にある。支持装置285および撚りシャトル265は、それらの静止位置に後退する。グリッパ軸231、246または263、264上のグリッパが開かれ、撚り線材束がグリッパから落下して、収集溝または収容溝に入る。
続いて、全ての要素を第1の開始位置に戻すことができ、撚り工程を再開できる。しかしながら、後続では前述の撚り工程が反対方向で実行され、第2のねじりヘッド装置240がねじりモードで作動し、第1のねじりヘッド装置220が撚りモードで作動することも可能である。ここで、撚り工程が実施される前に、2つのさらなる線材216がねじり装置215に張られる。位置決め装置270は、第2のねじりヘッド装置240の前に配置され、撚り工程中にガイド装置218に沿って第1のねじりヘッド装置220に向かって移動する。位置決め装置270上を走行する撚りシャトル265は、さらに撚り長さを設定し、支持装置285は線材216に当接され、位置決め装置270と共に走行する。
ここで説明するねじり装置15または215でねじる、または撚る際に、ねじり装置15または215の制御装置60または260は、少なくとも2つの線材16または216をねじる、または撚るための方法を実施するねじりヘッド装置20または220および240を制御するためのデータセットおよび/または移動コマンドを決定および生成する。撚りシャトル65または265の場所は第1のセンサ装置66によって検知され、支持装置85または285の場所は第2のセンサ装置82によって検知され、それぞれ少なくとも1つのデータセットおよび/または少なくとも1つの移動コマンドが生成および保存される。それぞれの少なくとも1つのデータセットおよび/または少なくとも1つの移動コマンドは、少なくとも撚りシャトル65もしくは265の場所および/または撚りシャトル65もしくは265の休止位置から撚り位置への移動を示し、ならびに/あるいは支持装置85もしくは285の場所および/または支持装置85もしくは285の休止位置から支持位置への移動を示す。前述したように、撚りシャトル駆動部65または265、支持装置85または285、および場合によって別の支持装置95のサーボモータまたは昇降シリンダは、制御装置60または260に接続されている。さらに、グリッパ駆動装置55または255、および第1のねじりヘッド装置20または220のねじりロータ駆動装置21または221のサーボモータ、ならびにグリッパ駆動装置273および第2のねじりヘッド装置240または張設装置28のねじりロータ駆動装置241のサーボモータは、制御装置60または260に接続されている。したがって、全てのセンサデータは、センサ装置から、およびサーボモータまたはそれらのリゾルバから制御装置60または260に伝達され、対応するデータセットおよび/または移動コマンドが生成される。データセットおよび/または移動コマンドは、メモリ装置62または262に保存され、制御装置60または260に伝達することができる。データセットおよび/または移動コマンドは、制御装置60または260内で制御コマンドに変換され、続いて、メモリ装置62または262に保存され、および/またはこれらの駆動部を制御するためにここで記載されるねじり装置15もしくは215の駆動部に転送される。
したがって、ここに記載されるねじり装置15または215を用いて、演算装置61または261内で実施されるプログラム(典型的には自動化ソフトウェア)によって、ねじり装置15または215を全自動式に制御する、ねじる、または撚るための方法が実現される。
制御装置60または260がネットワークに統合されることも有利であり、これにより、ねじり装置15または215のステータスもこのネットワークにおいて検知できる。
15 ねじり装置または機械
16 線材または線材対
17 15の基部
18 ガイド装置または直線軸
19 18のガイドレール
20 ねじりヘッド装置または切り替え可能な撚り/ねじりロータ
21 ねじりロータ駆動装置
22 ねじりロータ
23 回転軸
24 駆動軸または中央軸
25 駆動部支承装置
25a 軸受
25b 軸受
26 21のサーボモータまたは駆動モータ 撚り/ねじりロータ
27 21の歯付きベルト駆動部
28 張設装置
29 第1の供給装置
30 第1のグリッパ装置
31 第1のグリッパ軸
32 第1のグリッパ回転軸
33 グリッパ
34 別の供給装置
35 ロータ中空軸
36 接続軸
37 接続部支承装置
38 49の歯付きベルト駆動部
40 26のリゾルバ
41 56のリゾルバ
42 48の歯付きベルト駆動部
43 グリッパ
44 閉鎖スリーブ
45 別のグリッパ装置
46 別のグリッパ軸
47 グリッパ回転軸
48 第1の伝動装置
49 別の伝動装置
50 グリッパ支承装置
54 取付装置
55 グリッパ駆動装置
56 55のサーボモータ
57 歯付きベルト駆動部
60 制御装置
61 演算装置
62 メモリ装置
65 撚りシャトルまたはボルトまたは撚りピン
66 第1のセンサ装置
68 別のセンサ装置
70 位置決め装置または直線ガイド
72 撚りシャトル駆動部
73 昇降シリンダ
75 70の駆動装置
76 75のサーボモータ
80 別の位置決め装置
81 80のサーボモータ
82 第2のセンサ装置
85 支持装置または支持ピン
87 支持装置駆動部
89 連動装置
90 連結部
91 サーボモータ
92 91のリゾルバ
95 別の支持装置または支持ピン
96 第3のセンサ装置
97 支持装置駆動部
100 ガイド装置またはリニアスライドまたはスライド
101 ガイドレール
102 駆動部または長さ補正駆動部
110 センサ装置
111 サーボモータ
115 111のリゾルバ
215 ねじり装置または機械
216 線材
218 ガイド装置または直線軸
220 第1のねじりヘッド装置または切り替え可能な撚り/ねじりロータ
221 220のねじりロータ駆動装置
222 駆動部または長さ補正駆動部
224 220の駆動軸または中央軸
226 221のサーボモータ
231 220の第1のグリッパ軸
235 220のロータ中空軸
240 第2のねじりヘッド装置または切り替え可能な撚り/ねじりロータ
241 240のねじりロータ駆動装置
246 220の第2のグリッパ軸
255 220グリッパ駆動装置
256 255のサーボモータ
260 制御装置
261 演算装置
262 メモリ装置
263 240の第1のグリッパ軸
264 240の第2のグリッパ軸
265 撚りシャトルまたはボルトまたは撚りピン
269 240のロータ中空軸
270 位置決め装置またはリニアガイド
273 240のグリッパ駆動装置
274 273のサーボモータ
275 241のサーボモータ
285 支持装置

Claims (31)

  1. 電気線材または光線材(16;216)をねじるまたは撚るためのねじりヘッド装置(20;220、240)であって、
    ねじりロータ(22)と、
    前記ねじりロータ(22)を駆動するためのねじりロータ駆動装置(21;221,241)と、
    前記ねじりロータ(22)上に回転可能に配置された第1のグリッパ装置(30)と、
    前記ねじりロータ(22)上に回転可能に配置された少なくとも1つの別のグリッパ装置(45)と、を含み、
    前記ねじりロータ(22)が、回転軸(23)を中心に回転可能であるねじりヘッド装置(20;220、240)において、
    少なくとも前記第1のグリッパ装置(30)が、グリッパ駆動装置(55;255,273)および駆動軸(24;224)によって駆動可能であり、
    前記駆動軸(24;224)が、少なくとも部分的に前記ねじりロータ(22)を通って延びること、
    を特徴とするねじりヘッド装置(20;220、240)。
  2. 少なくとも前記第1のグリッパ装置(30)が、第1のグリッパ軸(31;231,263)上に配置され、第1のグリッパ回転軸(32)を有し、
    前記第1のグリッパ軸(31;231,263)が、好ましくは少なくとも部分的に前記ねじりロータ(22)内に延び、
    好ましくは前記第1のグリッパ回転軸(32)が、前記ねじりロータ(22)の前記回転軸(23)から離間されていることを特徴とする、請求項1に記載のねじりヘッド装置(20;220、240)。
  3. 前記ねじりロータ(22)が、ロータ中空軸(35;235,269)を有し、
    前記駆動軸(24;224)が、少なくとも部分的に前記ロータ中空軸(35;235,269)内に配置されており、
    前記駆動軸(24;224)が特に回転可能に前記ねじりロータ(22)を通って延びており、
    前記駆動軸(24;224)を回転可能に支承する少なくとも1つの駆動部支承装置(25)が、前記ねじりロータ(22)内に少なくとも部分的に配置されていることを特徴とする、請求項1または2に記載のねじりヘッド装置(20;220、240)。
  4. 少なくとも前記別のグリッパ装置(45)が、前記グリッパ駆動装置(55;255,273)および前記駆動軸(24;224)によって駆動可能であり、
    前記別のグリッパ装置(45)が、特に別のグリッパ軸(46;246,264)上に配置されており、前記別のグリッパ軸(46;246,264)が、好ましくは少なくとも部分的に前記ねじりロータ(22)内に延び、別のグリッパ回転軸(47)を有し、
    前記別のグリッパ回転軸(47)が、好ましくは前記ねじりロータ(22)の前記回転軸(23)から離間されていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載のねじりヘッド装置(20;220、240)。
  5. 少なくとも前記第1のグリッパ装置(30)を回転可能に支承し、好ましくは前記別のグリッパ装置(45)を回転可能に支承する少なくとも1つのグリッパ支承装置(50)が、前記ねじりロータ(22)内に配置されていることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載のねじりヘッド装置(20;220、240)。
  6. 前記ねじりロータ(22)が、前記駆動軸(24;224)と少なくとも第1のグリッパ軸(31;231,263)との間で、好ましくは前記駆動軸(24;224)と前記別のグリッパ軸(46;246,264)との間で作用接続を確立する接続軸(36)を有しており、
    前記作用接続が、前記駆動軸(24;224)と前記接続軸(36)との間に配置された少なくとも1つの第1の伝動装置(48)を用いて確立でき、好ましくは、前記接続軸(36)と少なくとも前記第1のグリッパ軸(31;231,263)との間、および、特に前記接続軸(36)と前記別のグリッパ軸(46;246,264)との間に配置されている別の伝動装置(49)を用いて確立できることを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載のねじりヘッド装置(20;220、240)。
  7. 前記接続軸(36)を回転可能に支承する接続部支承装置(37)が、前記ねじりロータ(22)内に配置されていることを特徴とする、請求項6に記載のねじりヘッド装置(20;220、240)。
  8. 前記グリッパ駆動装置(55;255,273)および前記ねじりロータ駆動装置(21;221,241)が、少なくとも部分的に共通の取付装置(54)上に配置されており、
    ならびに/または前記グリッパ駆動装置(55;255,273)および前記ねじりロータ駆動装置(21;221,241)が、制御装置(60;260)に接続されていることを特徴とする、請求項1から7のいずれか1項に記載のねじりヘッド装置(20;220、240)。
  9. 少なくとも前記第1のグリッパ装置(30)が、線材(16;216)の線材端部を把持するための少なくとも1つのグリッパ(43)を有しており、
    前記少なくとも1つのグリッパ(43)が、好ましくは前記少なくとも1つのグリッパ(43)を少なくとも部分的に包囲するための軸方向に案内された閉鎖スリーブ(44)を有することを特徴とする、請求項1から8のいずれか1項に記載のねじりヘッド装置(20;220、240)。
  10. 求項1から9のいずれか1項に記載のねじりヘッド装置(20;220,240)を用いて、電気線材または光線材(16;216)をねじるまたは撚るための方法であって、
    - 第1の線材(16)の第1の線材端を第1のグリッパ装置(30)に張るステップ、
    - 別の線材(16;216)の少なくとも第1の線材端を別のグリッパ装置(45)に張るステップ、
    - ねじりロータ(22)を、ねじりロータ駆動装置(21;221,241)を用いて、前記ねじりロータ(22)の回転軸(23)を中心に、第1の回転数で駆動するステップ、
    - 少なくとも前記第1のグリッパ装置(30)を、グリッパ駆動装置(55;255,273)を用いて、第1のグリッパ回転軸(32)を中心に、別の回転数で駆動するステップ、および
    - 少なくとも前記別のグリッパ装置(45)を、前記グリッパ駆動装置(55;255,273)を用いて、別のグリッパ回転軸(47)を中心に、別の回転数で駆動するステップであって、前記第1の回転数と前記別の回転数とは制御装置(60;260)によって設定される、ステップ、
    を含む、方法。
  11. 前記別の回転数が、前記第1の回転数の50%~98%、有利には60%~70%であることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
  12. 前記ねじりロータ(22)および少なくとも前記第1のグリッパ装置(30)が、同じ回転方向に駆動されるか、または前記ねじりロータ(22)および少なくとも前記第1のグリッパ装置(30)が、反対の回転方向に駆動されることを特徴とする、請求項10または11に記載の方法。
  13. 電気線材または光線材(16;216)をねじるまたは撚るためのねじり装置(15;215)であって、
    求項1から9のいずれか1項に記載のねじりヘッド装置(20;220、240)である、第1のねじりロータ(22)を備える第1のねじりヘッド装置であって、前記第1のねじりロータ(22)が前記回転軸(23)を中心に回転可能である、第1のねじりヘッド装置と、
    張設装置(28)であって、前記第1のねじりヘッド装置(20;220、240)および前記張設装置(28)が互いに離間している、張設装置(28)と、
    少なくとも第1の位置から前記第1のねじりヘッド装置(20;220、240)と前記張設装置(28)との間の方向に沿って別の位置に移動可能である撚りシャトル(65;265)と、
    少なくとも前記第1のねじりヘッド装置(20;220、240)を制御するための制御装置(60;260)と、を含む、ねじり装置(15;215)において、
    じり装置(15;215)が前記撚りシャトル(65;265)の場所を検知するための少なくとも1つの第1のセンサ装置(66)を有しており、
    前記第1のセンサ装置(66)が特にセンサデータを交換するための前記制御装置(60;260)と接続されていることを特徴とする、ねじり装置(15;215)。
  14. じり装置(15;215)が、前記撚りシャトル(65;265)および/または支持装置(85;285)が配置されており、これにより、前記撚りシャトル(65;265)を、撚り位置および/または休止位置に運ぶことができ、特に直線的に導入でき、特に前記支持装置(85;285)を、支持位置および/または休止位置に運ぶことができ、特に旋回できる、第1の位置決め装置(70;270)を有することを特徴とする、請求項13に記載のねじり装置(15;215)。
  15. じり装置(15;215)が、少なくとも1つの線材(16;216)を支持するための別の支持装置(95)を有しており、
    前記別の支持装置(95)が可動であり、好ましくは別の位置決め装置(80)上に配置され、支持位置および休止位置に移動可能であり、特に旋回可能であることを特徴とする、請求項13または14に記載のねじり装置(15;215)。
  16. じり装置(15;215)が、前記撚りシャトル(65;265)を撚り位置から休止位置に位置付けするための撚りシャトル駆動部(72)を有しており、および/または前記ねじり装置(15;215)が、支持装置(85;285)を支持位置から休止位置に位置決めするための、特に旋回するための支持装置駆動部(87)を有しており、
    特に2つの駆動部(72、87)のうちの少なくとも1つが前記制御装置(60;260)に接続され、特に前記制御装置(60;260)に接続されている前記別の支持装置(95)を位置決めするための、特に旋回するための別の支持装置駆動部(97)を有することを特徴とする、請求項13から15のいずれか1項に記載のねじり装置(15;215)。
  17. じり装置(15;215)が、持装置(85;285)の場所を検知するように構成された少なくとも1つの第2のセンサ装置(82)を有しており、
    前記第2のセンサ装置(82)が、センサデータを交換するために特に前記制御装置(60;260)に接続され、特に前記別の支持装置(95)の場所を検知するように構成された少なくとも1つの第3のセンサ装置(96)を有しており、
    前記第3のセンサ装置(96)が、センサデータを交換するために特に前記制御装置(60;260)に接続されていることを特徴とする、請求項13から16のいずれか1項に記載のねじり装置(15;215)。
  18. 前記撚りシャトル(65;265)の位置決め装置(70;270)および/または支持装置(85;285)の前記位置決め装置(70;270)が、第1のガイド装置(18)上に移動可能に配置されており、
    前記撚りシャトル(65;265)および/または前記支持装置(85;285)が、前記張設装置(28)と前記第1のねじりヘッド装置(20;220、240)との間の方向に沿って移動可能であり、好ましくは前記撚りシャトル(65;265)が前記支持装置(85;285)上に配置されており、特に、前記別の支持装置(95)の前記別の位置決め装置(80)が、前記第1のガイド装置(18)上に移動可能に配置されており、前記別の支持装置(95)が、前記張設装置(28)と前記第1のねじりヘッド装置(20;220、240)との間の方向に沿って移動可能であることを特徴とする、請求項13から17のいずれか1項に記載のねじり装置(15;215)。
  19. 前記張設装置(28)が、別のねじりヘッド装置、特に請求項1から9のいずれか1項に記載のねじりヘッド装置(20;220、240)として構成され、少なくとも前記別のねじりヘッド装置を制御するための制御装置(60;260)に接続されていることを特徴とする、請求項13から18のいずれか1項に記載のねじり装置(15;215)。
  20. じり装置(15;215)が、前記制御装置(60;260)に接続された演算装置(61;261)およびメモリ装置(62;262)を有しており、
    前記演算装置(61;261)を用いて、特に撚りシャトル(65;265)の第1のセンサ装置(66)の少なくともセンサデータが、処理可能であり、および/または支持装置(85;285)の第2のセンサ装置(82)の少なくともセンサデータが処理可能であり、好ましくは前記メモリ装置(62;262)に保存することができ、特に前記別の支持装置(95)の第3のセンサ装置(96)の少なくともセンサデータが処理可能であり、好ましくは前記メモリ装置(62;262)に保存することができることを特徴とする、請求項13から19のいずれか1項に記載のねじり装置(15;215)。
  21. じり装置(15;215)が、前記張設装置(28)を直線的に移動させるための、または少なくとも第1のねじりヘッド装置(20;220、240)を、前記第1のねじりヘッド装置(20;220、240)と前記張設装置(28)との間の方向に沿って直線的に移動させるための別のガイド装置(100)を有しており、
    特に前記第1のねじりヘッド装置(20;220、240)および前記張設装置(28)が、前記別のガイド装置(100)上でこの方向に直線的に移動可能に配置されており、
    じり装置(15;215)が、好ましくは、前記別のガイド装置(100)上の前記第1のねじりヘッド装置(20;220、240)および/または前記張設装置(28)の場所を検知し、センサデータを前記制御装置(60;260)に伝達する少なくとも1つの別のセンサ装置(110)を有することを特徴とする、請求項13から20のいずれか1項に記載のねじり装置(15;215)。
  22. 求項13から21のいずれか1項に記載のねじり装置(15215)を用いて、少なくとも2つの電気線材および/または光線材(16;216)を撚るまたはねじるための方法であって
    - 前記ねじり装置(15;215)において第1の線材(16;216)を張るステップと、
    - 前記ねじり装置(15;215)において少なくとも1つの別の線材(16;216)を張るステップであって、2つの前記線材(16;216)が、特に互いに平行に張られる、ステップと、
    - 第1のセンサ装置(66)を用いて、撚りシャトル(65;265)の少なくとも1つの場所を検知し、撚り位置または休止位置を決定するステップと、
    - 前記少なくとも2つの線材で撚り工程またはねじり工程を実行するステップであって、前記撚りシャトル(65;265)が前記撚り位置にある時に撚り工程が実行され、前記撚りシャトル(65;265)が前記休止位置にある時にねじり工程が実行される、ステップと
    を含む方法。
  23. 前記撚り工程の実行前に、少なくとも前記撚りシャトル(65;265)が撚り位置に移動するか、または前記ねじり工程の実行前に、前記撚りシャトル(65;265)が休止位置に移動することを特徴とする、請求項22に記載の方法。
  24. 支持装置(85;285)の場所が第2のセンサ装置(82)によって検知され、特に、前記支持装置(85;285)が、休止位置から支持位置に移動され、特に旋回され、または好ましくは、前記撚り工程中もしくは前記ねじり工程中に、第1の支持位置から別の支持位置へ移動されることを特徴とする、請求項22または23に記載の方法。
  25. 前記撚りシャトル(65;265)が、前記撚り工程中に、前記張設装置(28)から前記第1のねじりヘッド装置(20;220)の方向への方向に沿って離れるように移動し、前記撚りシャトル(65;265)の少なくとも1つの位置が、この方向に沿って少なくとも1つの別のセンサ装置(68)によって決定され、前記センサデータが前記制御装置(60;260)に伝達され、前記制御装置(60;260)によってさらに処理されることを特徴とする、請求項22から24のいずれか1項に記載の方法。
  26. 前記支持装置(85;285)が、前記撚り工程中または前記ねじり工程中に、前記張設装置(28)から離れ前記第1のねじりヘッド装置(20;220)に向かう方向に移動され、前記支持装置(85;285)の少なくとも1つの位置が、この方向に沿って、少なくとも1つの別のセンサ装置(68)によって決定され、前記センサデータが前記制御装置(60;260)に伝達され、前記制御装置(60;260)によってさらに処理されることを特徴とする、請求項24または25に記載の方法。
  27. 前記撚りシャトル(65;265)が、前記撚り工程後に休止位置に移動し、および/または支持装置(85;285)が前記撚り工程後もしくは前記ねじり工程後に休止位置に移動し、これが、好ましくは前記撚り工程または前記ねじり工程の終了によって引き起こされることを特徴とする、請求項22から26のいずれか1項に記載の方法。
  28. 請求項22から27のいずれか1項に記載の方法であって、
    前記ねじり装置(15;215)が、請求項1から9のいずれか1項に記載のねじりヘッド装置(240)である第2のねじりヘッド装置であって、少なくとも1つの第1のグリッパ装置と別のグリッパ装置とを有する第2のねじりロータを有し、
    前記撚り工程の間、前記第1のねじりヘッド装置(20;220)の前記ねじりロータ(22)が回転し、前記第1のグリッパ装置および前記第2のねじりヘッド装置(240)の前記別のグリッパ装置が回転し、前記撚りシャトル(65;265)が、前記第1のねじりヘッド装置(20;220)と前記第2のねじりヘッド装置(240)との間の方向に沿って移動されることを特徴とする、方法。
  29. 請求項28に記載の方法であって、
    前記第1のねじりヘッド装置(20;220)が、第1のグリッパ装置(30)および別のグリッパ装置(45)を有し、
    前記撚り工程後、2つの線材(16;216)が前記ねじり装置(15;215)に張られ、続いて前記第1のグリッパ装置(30)および前記第1のねじりヘッド装置(20;220)の前記別のグリッパ装置(45)が回転し、前記第2のねじりヘッド装置(240)の前記ねじりロータが回転し、前記撚りシャトル(65;265)を前記第1のねじりヘッド装置(20;220)と前記第2のねじりヘッド装置との間の方向に沿って移動させることを特徴とする、方法。
  30. 求項1から9のいずれか1項に記載のねじりヘッド装置(20;220、240)を用いて請求項22から29のいずれか1項に記載のねじる、または撚るための方法を実施する、請求項13から21のいずれか1項に記載のねじり装置(15;215)を制御するためのデータセットおよび/または移動コマンドを自動的に決定および生成するためのコンピュータ実装方法であって、
    撚りシャトル(65;265)の場所が、第1のセンサ装置(66)によって検知され、好ましくは支持装置(85;285)の場所が、第2のセンサ装置(82)によって検知され、
    少なくとも1つのデータセットおよび/または移動コマンドが生成および保存され、特に、複数のデータセットおよび/または移動コマンドが生成および保存され、前記少なくとも1つのデータセットおよび/または移動コマンドが、少なくとも、前記撚りシャトル(65;265)の場所および/または休止位置から撚り位置への移動を示し、好ましくは前記支持装置(85;285)の場所および/または休止位置から支持位置への移動を示すことを特徴とする、コンピュータ実装方法。
  31. 保存された少なくとも1つのデータセットおよび/または保存された少なくとも1つの移動コマンドが、前記制御装置(60;260)に伝達されることを特徴とする、請求項30に記載のコンピュータ実装方法。
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