JP7150052B2 - 撚り装置、および導線束の撚り長さを決定または検査する方法、コンピュータに実装された方法、ならびにコンピュータプログラム製品、およびそのためのアップグレードキット - Google Patents

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Description

本発明は、それぞれ独立請求項の前提部分に基づく、電気的または光学的な導線を導線束をなすように撚るため、またはストランディングするための撚り装置、撚られた、またはストランディングされた導線束の撚り長さを決定または検査する方法、データセットを自動的に決定および生成するためのコンピュータに実装された方法、コンピュータプログラム製品、撚り装置を制御するための制御デバイス、撚り装置の利用法、および、撚り装置のためのアップグレードキットに関する。
撚られた、またはストランディングされた導線束の製造では、撚り長さがひとつの重要な品質指標となる。撚られた、またはストランディングされた導線束の撚り長さは、近隣周辺の外乱場に対する導線のシールド範囲を設定するからである。撚られた、またはストランディングされた導線束は、典型的には自動車製造で適用されるが、それは、そこで主流である自動式の製造プロセスで容易に機械的に組み付けることができるからである。導線束は、典型的には撚り装置で撚り工程またはストランディング工程で製造される。本件で説明する撚り装置は、少なくとも2つの導線を導線束をなすように撚るため、またはストランディングするために適しており、この撚り装置は、撚り工程またはストランディング工程を実行するために適している。2つの導線だけからなる導線束は、典型的にはツイステッドペアと呼ばれる。
本件において撚り工程とは、2つまたはそれ以上の導線を相互の周りに撚り合わせることであると理解される。特定の撚りを実現するために、撚られた導線束がその製造時に、もっとも単純なケースでは過撚されなければならず、それにより、応力除去工程の後にはこの導線束が所望の最終撚りの状態となる。
ストランディング工程とは、本件においては2つまたはそれ以上の導線を相互の周りに重ね合わせることであると理解される。ストランディング工程では、ストランディングされるべき導線の相互の重ね合わせ中に、ストランディングシャトルが一方の導線端部から他方の導線端部まで、ストランディングされるべき導線に沿って動く。
このように、撚られた、またはストランディングされた導線束は導線束長軸に沿った平面に、空間的に互いに分離された複数の導線束谷部と導線束頂部とを有している。
ストランディングされた、または撚られた導線束の撚り長さは、本件では、1つの導線束谷部の開始点から次の導線束谷部の開始点までの規則的な間隔として理解され、または、1つの導線束頂部の開始点から次の導線束頂部の開始点までの規則的な間隔として理解される。
その代替として撚り長さは、導線束の定義された経路区間にわたって導線束頂部と導線束谷部を検出/カウントし、この定義された経路区間に関する平均の撚り長さを計算することによって定義される。
撚られたばかりの、またはストランディングされたばかりの導線は、必ずしもその長さ全体を通じて厳密に同じ特性を有していないことも同じく知られている。特に応力除去の後、または撚り装置から取り出された後、特に導線の端部のところで特性がまだ若干変化している可能性がある。たとえば導線の各端部の間の間隔がもはや固定されておらず、変化し得るからである。
導線束の周知の製造プロセスでは、規則的な撚り長さはたとえば導線材料、温度などに依存し、変動を受ける。したがって、導線束が定期的に検査されなければならない。撚られた、またはストランディングされた導線束の撚り長さの規則性は、すなわち個々の撚り長さの均一性と公差遵守は、たとえば自動車ガイドラインLV122の品質要求事項となっている。製造プロセスでは、当初に選択された撚り装置の製造パラメータが、自動車ガイドラインLV122に基づく品質要求事項を全面的に満たす導線束を製造するのに不適切であるということが起こり得る。そのため、撚り装置の製造パラメータを段階的に、ないしは反復的に適合化しなければならない。
特許文献1は、導線束を製造するための撚り装置、および導線束を製造する方法を開示している。この撚り装置は長尺状のベース部を有していて、その端部にそれぞれ撚りヘッドが配置される。撚られるべき導線が撚り装置の両方の撚りヘッドで挟み込まれて撚られる。ベース部の端部のうちの一方には、撚りヘッドで撚られた導線束の撚り長さを決定するためのカメラが配置されている。
この公知の解決法の欠点は、撚られた導線束の撚り長さの決定が端部において点状になることである。したがって、外部の撚り長さ品質試験装置での、撚られた導線束の撚り長さの最終的な品質試験が追加的に必要となる。
特開2007-242431号公報
本発明の課題は、先行技術の1つまたは複数の欠点を取り除くことにある。特に、生産された導線束が求められる品質要求事項を確実に満たすように撚り装置を提供し、および/または撚り装置で撚られた、またはストランディングされた導線束の撚り長さを決定または検査する方法を提供することが意図される。さらには特に、先行技術の1つまたは複数の欠点を取り除くコンピュータに実装された方法、コンピュータプログラム製品、および/または撚り装置を制御するための制御デバイス、および/または撚り装置のためのアップグレードキットを提供することが意図される。
この課題は、独立請求項に定義されている装置、方法、デバイス、およびアップグレードキットによって解決される。好ましい発展例は、図面、発明の詳細な説明、および特に従属請求項に記載されている。
電気的または光学的な導線を導線束をなすように撚る、またはストランディングするための本発明の撚り装置は、少なくとも1つの第1の撚りヘッドと挟み込みデバイスとを含む。第1の撚りヘッドと挟み込みデバイスは互いに間隔をおく。撚り装置は、導線束の撚り長さについて指標となる情報を記録するための少なくとも1つの認識デバイスを含む。このとき少なくとも1つの認識デバイスは、第1の撚りヘッドおよび挟み込みデバイスに対して相対的に可動である。
それに伴い、導線束の撚り長さについて指標となる情報の記録が、撚り装置で撚られた、またはストランディングされた導線束の任意の位置で可能となる。このことは、導線束に沿った固有の位置での、すなわち撚りヘッドに対して特定の間隔をおいての、撚り長さの決定を可能にする。それに伴い、撚り長さについて指標となる情報の記録を、撚りヘッドまたはこれに存在する導線束を保持する挟み込みデバイスからの影響を受けることなしに、すなわち、撚り装置の構造からの影響を受けることなしに、可能である。したがって、このような指標となる情報の品質が改善される。さらに、認識デバイスの運動性によって複数の個所での指標となる情報の記録が可能であり、それに伴い、外部の撚り長さ試験装置での、撚られた、またはストランディングされた導線束の撚り長さの追加の試験を回避することができる。
導線束の撚り長さについて指標となる情報の記録は導線束の結像であるのが好ましく、それにより、画像認識を用いて容易な撚り長さ決定を実行可能である。導線束の結像とは、本件では導線束の撮像記録であると理解される。たとえば結像は、少なくとも1つの認識デバイスによって記録される二次元または三次元の結像である。
導線束の撚り長さについて指標となる情報は、少なくとも1つの認識デバイスによって記録された、位置解像式および/または時間解像式の強度測定(パターン、色、...)を含むことができる。
指標となる情報は、典型的には、特にツイステッドペアの場合には、片側から露光された導線束の結像であってよい。すなわちこの結像は、もっとも単純な意味としては導線束のシャドーキャスティングに相当し、この結像は、導線束谷部に対応する相応の狭隘部を有する。したがって撚り長さについて指標となる情報は、たとえば第1の狭隘部から第2の狭隘部までの間隔であり得る。
少なくとも1つの認識デバイスは、第1の撚りヘッドおよび挟み込みデバイスから独立して可動であるのが好ましく、それにより、導線束の撚り長さについて指標となる情報を撚り装置のステータスに関わりなく、および/または撚りヘッドに関わりなく、第1の撚りヘッドと挟み込みデバイスとの間の任意の数の位置で決定可能である。
撚りヘッドは案内デバイスを有するのが好ましく、少なくとも1つの認識デバイスが案内デバイス上に配置される。それに伴い、撚られた、またはストランディングされた導線束に沿った任意の位置で認識デバイスを正確に位置決め可能であり、もしくは、撚られた、またはストランディングされた導線束の脇の位置へと位置決め可能である。
撚り装置は、導線および/または導線束を支持するための少なくとも1つの載置デバイスを有するのが好ましい。それに伴い、導線束の製造中の導線の振動が抑制または防止され、それによって導線束の製造が高い精度で可能となる。
同様に、導線束の撚り長さについて指標となる情報の記録中の導線束の振動も、防止または抑制することができる。
少なくとも1つの載置デバイスは載置ユニットを有するのが好ましく、それにより、導線および/または導線束の正確な支持が可能となり、少なくとも1つの認識デバイスに対する導線束の一定の間隔を規定可能である。
載置ユニットは円筒状に施工されるのが好ましく、それにより導線束を容易に支持しながら支えることができる。これに加えて、撚られるべき、またはストランディングされるべき導線を、円筒状の載置ユニットの円筒円周で互いに平行に配置することができる。
その代替として、載置ユニットはT字型に施工される。このときTの脚部は、撚られるべき、またはストランディングされるべき導線が製造プロセスで互いに間隔をおくように配置される。
その代替として、載置ユニットはV字型に施工され、それにより導線束の改善された振動抑制が保証される。導線およびまたは導線束が、V字型の開口部の内部に配置されるからである。
少なくとも1つの載置デバイスは、載置ユニットを位置決めするための位置決めユニットを有するのが好ましく、それに伴い、導線束と少なくとも1つの認識デバイスとの間の間隔を調整可能である。それに伴い、撚られた、またはストランディングされた導線束の導線型式(導線断面、非金属シールド導線)に応じて、少なくとも1つの認識デバイスに対する任意の間隔を調整可能である。さらに、載置ユニットを位置決めユニットにより導線束に接近させたり離反させたりすることができ、それにより、導線束が載置ユニットの上に載置されたり、これから間隔をおいたりする。載置ユニットの接近または離反は旋回運動で行われるのが好ましく、それに伴い、特別に省スペースに運動を実行可能である。
少なくとも1つの載置デバイスは案内デバイスに配置されるのが好ましく、それにより、少なくとも1つの載置デバイスが案内デバイスに沿って可動となる。
その代替として、少なくとも1つの載置デバイスは第1の撚りヘッドに対して相対的に可動であるのが好ましく、それにより、少なくとも1つの載置デバイスが導線束に沿って可動であり、そのようにして、撚られた、またはストランディングされた導線束の任意の位置での少なくとも1つの載置デバイスの位置決めが可能となる。
特に、少なくとも1つの載置デバイスは少なくとも1つの認識デバイスと共に可動である。それに伴い、少なくとも1つの載置デバイスと少なくとも1つの認識デバイスとを、撚られた、またはストランディングされた導線束の任意の位置で同時に位置決めすることができる。そのようにして、撚られた、またはストランディングされた導線束が載置デバイスにより支持される、撚られた、またはストランディングされた導線束の位置で、撚り長さについて指標となる情報を記録することができる。
少なくとも1つの認識デバイスは、導線束の撚り長さについて指標となる情報を記録するためのカメラを含むのが好ましい。それに伴い、撚り長さの記録について指標となる情報は少なくとも2つの空間的な次元を含む。典型的には、カメラはたとえばCMOSセンサやCCDセンサなどの撮像センサを結像の記録のために含む。カメラの結像から、導線ないし導線束に関するその他の情報、たとえばその色、絶縁パターン、撚り方向(Z撚りまたはS撚り)、あるいは導線の絶縁部の損傷なども記録することができる。
その代替として、少なくとも1つの認識デバイスは、導線束の撚り長さについて指標となる情報を記録するためのレーザセンサを含む。レーザセンサは典型的には簡易かつロバストに構成されており、メンテナンスや調整に関して問題がない。レーザセンサ、特にレーザカーテンは、撚り長さについて指標となる情報の記録のための迅速な一次元の測定方法を可能にする。このときレーザセンサは、たとえば導線束の幅を測定し、その際に導線束頂部と導線束谷部とを認識する。この場合、たとえば迅速に評価することができて導線束の撚り長さの容易な決定を可能にする、位置解像式および/または時間解像式の強度測定(シャドーキャスティング測定)を、撚られた、またはストランディングされた導線束に沿って実行可能である。
レーザセンサを用いて、導線束とレーザとの間の間隔が特定の導線束長さに沿って測定され、そのようにして導線束頂部と導線束谷部とが識別されることが同じく考えられる。導線束に沿っての相応の位置解像式の測定が、たとえば個々の導線束谷部からの間隔の決定を可能にし、このことが撚り長さの相応の決定を可能にする。
撚り装置は照明デバイスを有するのが好ましい。照明デバイスは、撚られるべき、またはストランディングされるべき導線を、撚り長さについて指標となる情報の記録中に照明するために構成され、それにより、たとえば導線直径、導線の色など、さまざまな特性が少なくとも1つの認識デバイスにとって認識可能となる。
照明デバイスはシールドユニットを含むのが好ましい。それに伴って外光の入射が防止され、それに伴い、撚り長さについて指標となる情報の記録が狂うことが抑止される。
たとえばカメラが使用される場合、撚り長さの改善された撮像式の決定を実行することができ、特に、導線束の中のさまざまに着色された導線を1つの結像で容易に認識することができる。
照明デバイスは少なくとも1つの認識デバイスに配置されるのが好ましく、それにより、認識デバイスによる記録の品質が改善される。撚られた、またはストランディングされた導線束を、どの位置でも均等に照明することができるからである。どの位置についても記録パラメータを均等に再現可能である。
特に、照明デバイスはカメラの統合された構成要素であり、それにより、コンパクトで簡易な構成が保証されるとともに、カメラによる記録の品質がいっそう改善される。
撚り装置は、撚り装置を制御またはコントロールするための制御デバイスを有するのが好ましい。制御デバイスは、特に第1の撚りヘッドと挟み込みデバイスの運動を制御し、それに伴い、撚られた、またはストランディングされた導線束を再現可能に機械で製造することができる。このような制御デバイスは、さらに、案内デバイスに可動に配置された認識デバイスを制御およびコントロールするのが好ましい。そのようにして、中央の制御デバイスによって撚り装置だけでなく、少なくとも1つの認識デバイスも制御またはコントロールすることができ、それにより、導線束の撚り長さについて指標となる情報の記録を、撚り装置に挟み込まれた導線束で行うことができる。それに伴い、撚り装置および少なくとも1つの認識デバイスの運動経過を互いに依存して制御およびコントロールすることができる。
その代替または補足として認識デバイスは制御デバイスを有し、それに伴い、認識デバイスを別個に、かつ撚り装置から独立して制御することができ、撚られた、またはストランディングされた導線束の任意の位置へと可動である。
その代替または補足として撚り装置は、導線束の撚り長さについて指標となる情報を評価するための評価デバイスを有する。少なくとも1つの認識デバイスは、データの交換をするために評価デバイスと接続される。評価デバイスは、導線束の撚り長さについて指標となる情報を認識デバイスから受信する。それに伴い、導線束の撚り長さについて指標となる情報の評価を撚り装置で直接的に実行することができる。
撚り長さについて指標となる情報の評価デバイスでの評価は、本件では、データの、特に測定データの、認識デバイスからの受信と、評価デバイスに既知である参照データと受信されたデータとの少なくとも1つの比較と、事前に定義された導線束の撚り長さへの比較されたデータの少なくとも1つの割当てとを少なくとも含む。
評価デバイスはこの目的のために、導線束の撚り長さについて指標となる情報のデータを受信し、場合により二次処理することができる計算ユニットを有するのが好ましい。
特に、評価デバイスは制御デバイスとデータを交換するために接続される。データを評価デバイスで二次処理することができ、導線束の製造プロセスを修正するために制御デバイスで利用可能である。このとき、第1の撚りヘッドの撚り工程またはストランディング工程について少なくともいくつかのパラメータを適合化することができる。
評価デバイスは、少なくとも1つの認識デバイスの制御デバイスとデータを交換するために接続されるのが好ましい。このとき、たとえば少なくとも1つの認識デバイスでの撚り長さについて指標となる情報の記録について、少なくともいくつかのパラメータを適合化することができ、これを撚り装置とは関わりなく適合化することができる。
評価デバイスは、参照データを提供するための少なくとも1つのデータバンクと接続されるのが好ましい。データバンクは、撚られた、またはストランディングされた、多種多様な特性(種類、構成、寸法など)の導線束について保存されているデータのデータライブラリを有しており、これは、撚り長さについて意図される指標となる少なくとも1つの情報を参照値として含む、いわゆる参照データである。データバンクは、典型的には、製造プロセスについての参照データも、加工される導線との関連付けとともに含んでいる。このようにして評価デバイスで、撚り長さについて測定された指標となる情報を、撚り長さについて意図される指標となる情報のそれぞれの参照値と比較することができる。撚り装置で撚られる、またはストランディングされる導線束の特性に依存して、データバンクのデータライブラリで対応する参照値を利用することができ、それに伴い、多数の異なる撚られた、またはストランディングされた導線束の撚り長さを決定することができる。
参照データはデータバンクに保存され、事前に定義された特性ないし参照値を有する導線束の撚り長さに関するデータを含む。これらのデータが、たとえば多種多様な導線ないし導線組合せの撚り工程またはストランディング工程で、撚りパラメータ(たとえば第1の撚りヘッドの回転速度)またはストランディングパラメータ(たとえばストランディングされるべき導線の長軸に沿ってのストランディングシャトルの運動速度)に依存して、事前に作成されて、データバンクに保存される。
あるいは、これは手作業で対照実験なしに入力されたデータであってもよい。
撚り工程またはストランディング工程で導線の長さ変化を補正するための長さ補正デバイスが存在するのが好ましい。それに伴い、挟み込まれた導線について、均等な軸方向の引張力を撚り工程またはストランディング工程で調整することができる。
長さ補正デバイスは、移動可能な長さ補正キャリッジを有するのが好ましい。撚られるべき、またはストランディングされるべき導線の撚り工程またはストランディング工程での短縮は回転数依存的に放物線関数に従い、導線束の長軸に沿って移動可能な長さ補正キャリッジによって実行される。撚り工程の開始は、通常、撚られるべき導線が互いに当接して軸方向の引張力が一定に保たれるまで、撚りロータの低い回転速度で行われる。
典型的には、長さ補正キャリッジは受動的に移動可能であり、初期応力部材によって、たとえば空気圧式に制御されるシリンダによって、少なくとも1つの第1の撚りヘッドから離れるほうを向く力で付勢される。初期応力部材は、撚り装置の制御デバイスと接続されるのが好ましい。このようにして、撚り工程またはストランディング工程の間に動く部材の経路長の全体を通じて、撚られるべき、またはストランディングされるべき導線に対する軸方向の引張力を印加することができ、それにより、撚り工程またはストランディング工程およびその品質を改善する。そのために必要なデータを制御デバイスから評価デバイスに伝送可能であるのが好ましく、それにより、当該データを導線束の製造プロセスで利用可能である。
本発明のさらに別の態様は、撚り装置で撚られた、またはストランディングされた導線束の撚り長さを決定または検査する方法に関し、この方法は次の各ステップを含む:
-導線束が準備されるステップ;
-導線束に対して少なくとも1つの認識デバイスが位置決めされるステップ;
-少なくとも1つの認識デバイスが導線束に対して相対的に任意の第1の位置へと動くステップ;
-少なくとも1つの認識デバイスによって導線束の第1の位置で導線束の撚り長さについて指標となる少なくとも1つの情報が記録されるステップ。
撚り装置で導線束の撚り長さについて指標となる少なくとも1つの情報が、撚られた、またはストランディングされた導線束の任意の位置で記録されることは、たとえば挟み込み装置やグリッパデバイスへのネガティブな影響なしに、撚り長さの迅速化された品質試験を撚りヘッドで可能にする。さらに、少なくとも1つの認識デバイスが運動することは、1つまたは複数の固有の位置での指標となる情報の記録を可能にする。このように、外部の撚り長さ試験装置は必ずしも必要なくなる。それに伴い、製造プロセス全体が時間的に短縮される。
この方法は、上に説明した撚り装置によって実施されるのが好ましく、それにより、製造プロセスをいっそう時間的に短縮することができる。
特に、導線束に対する少なくとも1つの認識デバイスの位置決めが導線束に対して特定の間隔をおいて行われ、それにより、撚り長さについて指標となる情報の記録を定性的に改善することができる。
特に、少なくとも1つの認識デバイスが任意の第1の位置へと導線束の長軸に沿って動き、それにより、特に、少なくとも1つの認識デバイスから、撚られるべき、またはストランディングされるべき導線束までの間隔が不変に保たれる場合には、撚り長さについて指標となる情報の記録がどのような任意の位置でも可能となる。
特に、撚り長さについて指標となる情報は導線束の結像である。このことはリアルな結像を可能にする。このような結像は、撚り装置の利用者によって直接的に検査することができる。
導線束の撚り長さについて指標となる少なくとも1つの情報は、導線束の撚り長さを評価するための評価デバイスに伝送されるのが好ましい。それにより、導線束の撚り長さについて指標となる情報を二次処理することができる。
評価デバイスがデータを受信し、このデータが評価デバイスでたとえば標準化されたフォーマットへと処理され、それにより、導線束の撚り長さの迅速な決定が可能となる。
少なくとも1つの認識デバイスが導線束に対して相対的に別の位置へと動き、導線束の撚り長さについて指標となる少なくとも1つの情報を導線束のこの別の位置で記録して、評価デバイスに伝送するのが好ましい。それに伴い、導線束の別の位置の撚り長さを決定することができ、場合により、導線束の任意の別の位置における事前に所望された撚り長さとの相違を認識することができる。
少なくとも1つの認識デバイスは、導線束に対して相対的に別の位置へと動くのが好ましい。このとき認識デバイスは、導線束の撚り長さについて指標となる少なくとも1つの情報を、この別の位置へと向かう経路区間で記録して、導線束の撚り長さについて指標となる少なくとも1つの情報を評価デバイスに伝送する。それに伴い、導線束における経路区間全体で撚り長さを連続的に決定することができ、場合により、事前に所望された導線束の撚り長さとの相違を認識することができる。
第1の位置と別の位置との間の経路区間は固定的に定義された間隔値であるのが好ましく、それにより、導線束の撚り長さについて指標となる情報の評価の品質が改善される。
特に、定義された間隔値は1メートル(1m)であり、それにより、自動車ガイドラインLV122の品質要求事項のうちの1つが満たされる。
評価デバイスは、導線束の撚り長さについて指標となる第1の位置の少なくとも1つの情報を参照データと比較して、それぞれの位置で第1の撚り長さを導線束に割り当てるのが好ましい。データバンクに保存されている参照データないし参照値が、撚られた、またはストランディングされた導線束の特性に応じて評価デバイスに伝送されて、導線束の撚り長さについて指標となる少なくとも1つの情報と比較され、それによって撚り長さの迅速な品質試験を行うことができる。
評価デバイスは、導線束の第1の位置で、導線束の撚り長さについて指標となる情報が参照データないし参照値と相違する場合に、修正データないし少なくとも1つの修正値を作成するのが好ましく、これが撚り装置の制御デバイスおよび/または認識デバイスの制御デバイスに伝送される。このとき修正データないし少なくとも1つの修正値は、撚り工程またはストランディング工程での適合化を含み、または、導線束の撚り長さについて指標となる情報における適合化を含む。たとえば第1の撚りヘッドの回転速度が変更され、および/またはストランディングシャトルの運動速度が変更される。
その代替または補足として評価デバイスは、導線束の撚り長さについて指標となる別の位置の少なくとも1つの情報を参照データと比較して、それぞれの位置で別の撚り長さを導線束に割り当てる。このように、それぞれ異なる位置での撚り長さを測定することができ、たとえば導線束の長軸の沿っての撚り長さの変化や平均値を決定することができる。
割り当てられた第1の撚り長さが、少なくとも1つのデータバンクに保存されるのが好ましい。それに伴い、割り当てられた第1の撚り長さに対応する新しい参照データないし参照値がデータバンクに保存され、それによってデータバンクのストックを拡張することができる。
その代替または補足として、割り当てられた別の撚り長さが少なくとも1つのデータバンクに保存される。それに伴い、割り当てられた別の撚り長さに対応する新しい参照データないし参照値がデータバンクに保存され、それによってデータバンクのストックを拡張することができ、評価デバイスによりいつでも呼出し可能である。
撚り装置は、少なくとも1つの第1の撚りヘッドと挟み込みデバイスとを導線束を準備するために有するのが好ましい。少なくとも1つの認識デバイスは、第1の撚りヘッドおよび挟み込みデバイスに対して相対的に動くことができる。それにより、導線束の撚り長さについて指標となる情報を、第1の撚りヘッドと挟み込みデバイスとの間のどの任意の位置でも決定可能である。
少なくとも1つの認識デバイスは、第1の撚りヘッドおよび挟み込みデバイスに対して相対的に独立して動くのが好ましく、それにより、認識デバイスは導線束に沿って任意の位置へと可動である。それにより、導線束の撚り長さについて指標となる情報を、撚り装置のステータスに関わりなく、および/または撚りヘッドに関わりなく、第1の撚りヘッドと挟み込みデバイスとの間の任意の数の位置で決定可能である。
導線束の撚り長さについて指標となる少なくとも1つの情報が記録される前に、導線束が少なくとも1つの載置デバイスによって少なくとも区域的に支持されるのが好ましい。それに伴い、撚られた、またはストランディングされた導線束の振動運動が減衰される。
特に、導線束の撚り長さについて指標となる少なくとも1つの情報が記録される前に、導線束が少なくとも1つの認識デバイスの領域で少なくとも1つの載置デバイスによって少なくとも区域的に支持されるのが好ましい。それにより、少なくとも1つの認識デバイスと、撚られた、またはストランディングされた導線束との間の定義された間隔が規定され、および/または導線束の再振動が抑制または防止される。
少なくとも1つの載置デバイスは導線束に対して相対的に動くのが好ましく、それにより、少なくとも1つの載置デバイスを導線束の長軸に沿ってどの任意の位置へも位置決め可能である。
特に、少なくとも1つの載置デバイスの載置ユニットが導線束へと向かう方向へ動き、それにより、少なくとも1つの認識デバイスと導線束との間の定義された間隔を調整することができる。
少なくとも1つの載置デバイスは少なくとも1つの認識デバイスと共に動くのが好ましく、それにより、少なくとも1つの載置デバイスと少なくとも1つの認識デバイスとが同時に可動である。これにより、少なくとも1つの載置デバイスと少なくとも1つの認識デバイスの両方をただ1つの駆動デバイスによって駆動可能である。
特に、少なくとも1つの載置デバイスと少なくとも1つの認識デバイスとは導線が撚られている間に、またはストランディングされている間に動く。それに伴い、撚り装置での撚り工程中またはストランディング工程中にも撚り長さを決定することができ、および/または撚り工程またはストランディング工程を実質的にリアルタイムでコントロールおよび/または監視することができる。
本発明のさらに別の態様は、特に本件で記載されている方法に基づく、導線束の撚り長さについて指標となる少なくとも1つの情報を用いてデータセットを自動的に決定および生成するためのコンピュータに実装された方法に関し、および/または導線束の撚り長さについて指標となる少なくとも1つの情報を用いて撚り装置、特に本件で記載されている撚り装置を制御するためのコンピュータに実装された方法に関する。コンピュータに実装された方法は、少なくとも次の各ステップを含む:
-導線束の撚り長さについて指標となる少なくとも1つの情報が少なくとも1つの認識デバイスによって記録されるステップ;
-導線束の撚り長さについて指標となる少なくとも1つの情報が参照データと比較されるステップ;
-導線束の撚り長さについて指標となる少なくとも1つの情報と参照データとの比較を用いて修正データが規定されるステップ;
-撚り装置での撚り工程またはストランディング工程を修正するために撚り装置の制御デバイスへ修正データが伝送されるステップ。
このようにコンピュータに実装された方法は、撚り工程またはストランディング工程での自動的な適合化を可能にし、撚り装置の制御デバイスのプログラミングを利用者によって適合化する必要がない。データセットは、修正データに依存して作成される、たとえば第1の撚りヘッドの駆動デバイスに対するたとえば運動コマンドを含む。さらに、このようにして既知の撚り工程またはストランディング工程がまだ存在しない新種の導線を、導線束をなすように再現可能に撚ることができ、またはストランディングすることができる。
特に、導線束の撚り長さについて指標となる少なくとも1つの情報の少なくとも1つの認識デバイスによる記録は導線束の結像を含み、それによって容易な品質検査が可能となる。
作成された運動コマンドが制御デバイスに伝送されて、そこで実行されるのが好ましい。それにより、撚り工程またはストランディング工程を自動的に適合化することができる。
本発明のさらに別の態様は、本件で説明しているコンピュータに実装された方法の各ステップを撚り装置で、特に本件で説明している撚り装置で実行するように、コンピュータまたは制御デバイスで実行されたときにこれらを指図する運動コマンドを含むコンピュータプログラム製品に関する。それに伴い、製造されるべき導線束に合わせて調整された、事前に定義された撚り工程またはストランディング工程を撚り装置で実行することができる。
本発明のさらに別の態様は、本件で説明しているコンピュータプログラム製品を有する、撚り装置を、特に本件で説明している撚り装置を制御するための制御デバイスに関し、それにより、このコンピュータプログラム製品が制御デバイスにロードされた後に、事前に定義された撚り長さを有する導線束を製造可能である。
本発明のさらに別の態様は、導線束の撚り長さを決定または検査する本件で説明している方法を実行するための、撚り装置の、特に本件で説明しているような撚り装置の使用に関する。
本発明のさらに別の態様は、撚り装置のためのアップグレードキットに関する。このアップグレードキットは、導線束の撚り長さについて指標となる少なくとも1つの情報を記録するための少なくとも1つの認識デバイスと、本件で説明しているコンピュータプログラム製品とを含む。それに伴い、撚り長さの品質決定をするためのデバイスを既存の撚り装置に後付けすることができ、アップグレードキットのインストール後に、この撚り装置で事前に定義された導線束を高い品質で製造することができる。
特に、アップグレードキットは導線束の結像を記録するための少なくとも1つの認識デバイスを含む。それに伴い、導線束の撚り長さを決定するための撮像式の方法を実行することができる。
アップグレードキットは、撚り装置に組付け可能である案内デバイスを含むのが好ましく、少なくとも1つの認識デバイスは案内デバイスに可動に配置される。それにより、導線束の撚り長さについて指標となる情報を導線束の任意の位置で記録することができる。
アップグレードキットは、少なくとも1つの認識デバイスを制御するための制御デバイスを含むのが好ましく、それにより、少なくとも1つの認識デバイスを撚り装置から独立して制御可能である。それに伴いアップグレードキットを、単純な独自の制御デバイスを有する既存の撚り装置で適用することができる。典型的には、少なくとも1つの認識デバイスの制御デバイスが既存の撚り装置の制御デバイスと接続され、それにより、これら両方のデバイスを共に制御可能である。
その代替または補足として、アップグレードキットは本件で説明している撚り装置を制御するための制御デバイスを含む。
アップグレードキットは、本件で説明している評価デバイスと、本件で説明しているデータバンクとを含むのが好ましく、それにより、導線束の撚り長さの自動式の品質決定を実行することができる。
本発明のその他の利点、構成要件、および具体的事項は、図面を参照しながら本発明の実施例が記述される以下の説明から明らかとなる。
符号の説明は、特許請求の範囲の技術的内容や図面と同じく開示の構成要素である。各図面を関連付けながら横断的に説明する。同じ符号は同じコンポーネントを意味し、異なる添字を有する符号は、機能が同じコンポーネントまたは類似のコンポーネントを表す。
図面は次のものを示す:
認識デバイスを有する本発明による撚り装置の第1の実施形態を示す側面図である。 図1の詳細部Xを示す模式図である。 図1のA-A線に沿って撚り装置を示す模式的な詳細図である。 認識デバイスが休止位置にある図1の撚り装置を示す簡略化した図である。 認識デバイスが第1の位置にある図4の図面である。 認識デバイスが第2の位置にある図4の図面である。 認識デバイスがさらに別の位置にある図4の図面である。 本発明によるアップグレードキットの第1の実施形態である。
図1は、認識デバイス30を有する、電気的または光学的な導線12を導線束13をなすように撚るため、またはストランディングするための撚り装置10を側面図で示している。撚り装置10は、互いに間隔をおいて向かい合うように配置された、第1の撚りヘッド15と挟み込みデバイス25とを含んでいる。撚られるべき、またはストランディングされるべき導線12は、それぞれの端部で第1の撚りヘッド15と挟み込みデバイス25とに挟み込まれる。第1の撚りヘッド15は撚りロータ16を有しており、挟み込みデバイス25は、導線12のそれぞれの端部が中に挟み込まれるグリッパデバイス26を有している。第1の撚りヘッド15は、撚りロータ16を回転駆動するための駆動デバイス17、本例ではサーボモータを有している。撚り装置10は、撚り工程またはストランディング工程での導線12の長さ変化を補正するための長さ補正デバイス18を有している。長さ補正デバイス18は移動可能な長さ補正キャリッジ19を有していて、これに第1の撚りヘッド15が配置される。撚り装置10は、案内レール21を有する案内デバイス20を有しており、これに認識デバイス30と載置デバイス40が配置される。認識デバイス30は、案内レール21に沿って、ないしは導線束13の長軸14に沿って認識デバイス30の運動を惹起する駆動デバイス31、本例ではサーボモータを有している。載置デバイス40も同じく認識デバイス30に配置されており、それにより、これらが共に可動である。認識デバイス30と載置デバイス40は、第1の撚りヘッド15と挟み込みデバイス35との間のどの任意の位置でも位置決め可能である。案内デバイス20は、第1の撚りヘッド15および挟み込み装置25の外側の領域22へとさらに延びており、それにより、認識デバイス30と載置デバイス40をこの領域22で位置決め可能である。
撚り装置10は、第1の撚りヘッド15での撚りロータ16の運動を制御およびコントロールするための制御デバイス50を有している。このとき制御デバイス50は、撚りロータ16の駆動デバイス17と接続される。制御デバイス50は、認識デバイス30の運動を制御およびコントロールするために認識デバイス30の駆動デバイス31とさらに電気接続される。撚り装置10は、認識デバイス30および制御デバイス50とデータの交換をするために電気接続された評価デバイス55を有している。さらに評価デバイス55は、データバンク58とデータの交換をするために電気接続されている。
撚り装置10の図示しない別案の実施形態では、制御デバイス50、評価デバイス55、認識デバイス30、およびデータバンク58の間でデータをワイヤレス式に交換可能であり、これらのデバイスの各々がデータ交換のために送信ユニットと受信ユニットとを有する。
図示しない代替的または補足的な実施形態では、載置デバイス40が別個の駆動デバイスを有し、それにより、載置デバイス40と認識デバイス30が互いに独立して可動なように案内デバイス20に配置される。
撚り装置10の図示しない代替的または補足的な実施形態では、挟み込みデバイス25が、撚りロータと駆動デバイスとを有する別の撚りヘッドによって置き換えられる。それに伴い、両方の撚りロータをたとえば反対向きの回転方向へ駆動可能である。
図2は、図1の詳細部Xを模式的な図面で示している。認識デバイス30と載置デバイス40が案内レール21上に配置され、第1の撚りヘッド15および挟み込みデバイス35から独立して導線束13の長軸14の方向へ可動である(図1参照)。導線束13は、撚り合わされた、ないしは重ね合わされた2つの導線12で成り立っている。認識デバイス30と載置デバイス40は、撚り装置10の制御デバイス50と電気接続されている。制御デバイス50が認識デバイス30と載置デバイス40の駆動デバイス31に運動コマンドを送信し、案内レール21に沿った認識デバイス30と載置デバイス40の運動を制御ないしコントロールする。
認識デバイスは対物レンズ33を有するカメラ32を含んでおり、導線束13の結像を記録する。このとき対物レンズ33は、カメラレンズの焦点距離を調整するための役目を果たす。認識デバイス30には、導線束13の結像の記録中に少なくともカメラ32の領域で導線束13を照明する照明デバイス35が配置されている。カメラ32は評価デバイス55とデータを交換するために電気接続されている。載置デバイス40は、載置ユニット45と位置決めユニット42とを有している。導線束13が載置ユニット45の上に載置される。その際にカメラ32と導線束13との間の間隔Δを、載置デバイス40の位置決めユニット42によって調整可能である。評価デバイス55は、たとえば導線束13の結合や導線束13に対する間隔Δなどのデータをカメラ32から受け取ってこれを二次処理する計算ユニット56を含んでいる。計算ユニット56は、コンピュータと記憶ユニット(図示せず)とを含んでいる。評価デバイス50は、データバンク58と参照データないし参照値の交換のために電気接続されている。データバンク58は、テスト実験をもとに事前に作成される、および/または操作者によりデータライブラリに保存される、撚られた、またはストランディングされた異なる導線束13について記憶されたデータを有するデータライブラリを有している。評価デバイス55は、制御デバイス50とデータを交換するために電気接続されている。
図3は、図1のA-A線に沿った撚り装置10の模式的な詳細図を示している。載置ユニット45の位置決めユニット42は、導線束13で載置ユニット45を位置決めするために、ピストン駆動部44を有するジョイントロッド構造43を有している。このとき載置ユニット45は、ジョイントロッド構造43およびピストン駆動部44によって導線束13に接近可能かつ離反可能であり、ないしは接近旋回可能かつ離反旋回可能である。載置ユニット45は、接近案内ないし接近旋回された位置にあるとき、カメラ32の対物レンズ33に対して向かい合う導線束13の側で、撚りロータ16に挟み込まれた導線束13を支持する。このとき認識デバイス30のカメラ32と導線束13との間の間隔Δを、載置ユニット45と位置決めユニット42とを用いて調整可能である。載置ユニット45は、離反案内された位置にあるときには導線束13から間隔をおき、それにより、導線束は載置ユニット45によって接触されない(図示せず)。
ピストン駆動部44は制御デバイス50と電気接続されている。制御デバイス50は位置決めユニット42のピストン駆動部44に運動コマンドを送信して、載置ユニット45の運動を制御ないし調節する。
図4から図7には、図1から3で説明したような撚り装置10で撚られた、またはストランディングされた導線束13の撚り長さを決定または検査する方法が示されており、この方法は、評価デバイス55の計算ユニット56に、または撚り装置10の制御デバイス50に格納されていて自動的に実行されるコンピュータプログラム製品に、少なくとも部分的にに実装される。
図4は、認識デバイス30が休止位置にある図1の撚り装置10の簡略化した図面を示している。第1のステップで、導線束13の準備が行われる。そのために、電気的および/または光学的な導線12が事前にそれぞれの端部をもって第1の撚りヘッド15の撚りロータ16と挟み込みデバイス25のグリッパデバイスに挟み込まれ、事前に選択された撚り工程またはストランディング工程で撚られ、またはストランディングされる。理想的な場合、撚られた、またはストランディングされた導線束13はその長軸14に沿って、選択された撚り工程またはストランディング工程に基づく定義された撚り長さを有する。このとき導線束13は、撚り工程である程度まで過撚され、引き続き反対向きの回転方向へ戻し撚りされ、それにより実質的に捩れのない導線束13が生じる。そのために、撚られるべき導線12が互いに当接し、導線束13の長軸14に沿った引張力が一定に保たれるまで、撚り工程の開始が撚りロータ16の低い回転速度で行われる。これに続いて回転速度が高められる。撚り工程を完了させるために、回転速度がゼロまで減速される。
認識デバイス30と載置デバイス40は案内レール21上に配置されており、互いに間隔をおく挟み込みデバイス25と第1の撚りヘッド15との外部の領域22にあり、すなわち休止位置にある。認識デバイス30は、制御デバイス50およびデータバンク58と接続された、評価デバイス55および計算ユニット56と接続されている。
図5は、認識デバイス30が第1の位置にある図4の図面を示しており、このとき導線束13に対する認識デバイス30の位置決めが行われる。認識デバイス30と載置デバイス40が案内レール21に沿って、ないしは導線束13の長軸14に沿って、挟み込みデバイス25と撚りヘッド15との間を動く。このとき認識デバイス30と載置デバイス40は任意の第1の位置で、本例では挟み込みデバイス25の近傍で、導線束13に対して相対的に動く。載置デバイス40の載置ユニット45が位置決めユニット42によって導線束13の任意の第1の位置へと接近ないし旋回し、それにより、載置ユニット45が導線束13を支持し、ないしは導線束13がカメラ32に対して特定の間隔Δをおいて載置ユニット45の上に載置される。
次いで、事前に行われていない場合には、カメラ32の対物レンズ33でカメラレンズが導線束13に焦点合わせされ、それによりカメラレンズの焦点を導線束13に合わせることができる。
その次のステップで、導線束13の結像の記録または一連の結像の記録が導線束13のこの第1の位置で、認識デバイス30のカメラ32によって行われる。記録された結像が、引き続いて導線束13の撚り長さの決定のために評価デバイス55に伝送される。このとき、照明デバイス35(図2参照)が選択的にスイッチオンされていてよい。
評価デバイス55の計算ユニット56が記録された結像を受信して、データバンク58から評価デバイス40の計算ユニット56へ事前に伝送されていた参照データないし参照結像とこれらの結像とを比較する。たとえばカメラ32により認識された第1の位置での結像が、その導線束谷部と導線束頂部とに関して計算ユニット56でカウント/評価されて、保存される。場合により計算ユニット56は、記録された結像のカウントされた導線束谷部と導線束頂部から、および/またはこれらのそれぞれの相互間隔から、平均値を作成して、これをデータバンク58からの参照値と比較する。この比較を用いて、撚り長さおよび/または要求される撚り長さとの相違が導線束13に割り当てられる。この導線束13の撚り長さおよび/または撚り長さの相違が、引き続いてデータバンク58に保存される。それぞれの撚り長さが一致していれば、これが場合により参照データについての新たな統計的基礎として保存される。撚り長さが相違していれば、これがたとえば生産における誤差または相違の統計的な評価のために利用される。このステップを、導線束13のその後の区域ないし位置について反復することができる。これについて、以下に図6および7を参照しながら説明する。
図6は、認識デバイス30が第2の位置にある図4の図面を示している。認識デバイス30と載置デバイス40が案内レール21に沿って、挟み込みデバイス25と撚りヘッド15との間の第2の位置に、本例では第1の撚りヘッド15の近傍に、導線束13の長軸14に対して相対的に動く。載置ユニット45およびカメラ32の対物レンズ33が制御デバイス50により、本件で説明しているように、導線束13に対する定義された間隔Δで案内される。引き続きカメラ32によって、この第2の位置で導線束13の結像ないし一連の結像の記録が行われる。導線束13の第2の位置に至るまでの結像ないし一連の結像が、図5で説明したように、導線束13の撚り長さの決定のために評価デバイス55に伝送される。評価デバイス55は計算ユニット56を有しており、データバンク58と接続されている。
図7は、認識デバイス30がさらに別の位置にある図4の図面を示している。ここでは認識デバイス30と載置デバイス40が導線束13の長軸14に対して相対的にさらに別の位置へと動き、導線束13におけるこの別の位置は、導線束13の第1の位置と第2の位置との間に位置しており、ここでは挟み込みデバイス25と第1の撚りヘッド15との間の中央に示されている。その代替として導線束におけるこの別の位置は、上に挙げた導線束における各位置から1メートル(1m)の経路区間にわたってそれぞれ間隔をおいていてよい(図示せず)。引き続き載置ユニット45とカメラ32が本件で説明したように、導線束13に対して定義された間隔Δで案内される。次いで、この別の位置でカメラ32によって導線束13の結像ないし一連の結像の記録が行われ、ないしは、この別の位置に至るまでの経路区間にわたって導線束13の結像ないし一連の結像の連続的な記録が行われる。導線束13における別の位置の、ないしはこの別の位置に至る経路区間にわたっての、結像ないし一連の結像が図5で説明したように導線束13の撚り長さの決定のために評価デバイス55に伝送される。
これに加えて評価デバイス55の計算ユニット56は、第1、第2、および別の位置で記録された結像を、参照データないし参照結像と比較することができる。これは、データバンク58から評価デバイス40の計算ユニット56へ事前に伝送される。場合により計算ユニット56は、第1、第2、および別の位置の記録された結像から平均値を作成して、これをデータバンク58からの参照画像と比較する。計算ユニット56では、参照結像などの参照データと結像の比較が行われる。その代替として、導線束谷部の個数や間隔などの結像から抽出されたデータも、対応する参照値と比較することができる。それに伴い、導線束13の全体に平均の撚り長さを割り当てることができる。この導線束13の撚り長さが、引き続いてデータバンク58に保存される。判定された撚り長さの寸法公差も計算して保存することができる。
本件で説明している比較の際に、事前に定義された公差の範囲外の導線束13の撚り長さの相違が確認されなければ、導線束に撚り長さが割り当てられる。
本件で説明している比較の際に、事前に定義された公差の範囲外の導線束13の撚り長さの相違が確認されると、評価デバイス55の計算ユニット56は修正データないし修正値を作成して、これを評価デバイス55に保存する。
これに続いて、載置ユニット45がジョイントロッド構造43およびピストン駆動部44によって導線束13から離反案内ないし離反旋回されて、導線束13が撚り装置10からリリースされる。ただしその際に、撚り長さに相違がある場合には、すなわち品質要求事項が不充足の場合には、撚り装置の操作者が導線束のリリースを承認しなければならないこと、または手動でリリースしなければならないことが可能であり、そのようにして、これが別個に生産チェーンから取り出される。
修正データないし修正値は、新たなデータセットないし運動コマンドの生成にあたって計算ユニット56で考慮される。それによって生成されたデータセットないし運動コマンドが、撚り装置10の運動を制御するために制御デバイス50に伝送され、および/または認識デバイス30の運動を制御するために制御デバイス50に伝送される。それに伴い、導線12の撚り工程またはストランディング工程が修正され、および/または導線束13の特定の撚り長さが修正される。たとえば第1の撚りヘッド15の撚りロータ16の回転速度が変更され、それにより、以後の撚り工程またはストランディング工程では、所望の公差を有する導線束13の所望の均等な撚り長さが生じる。
図8は、任意の撚り装置のためのアップグレードキット60を示している。アップグレードキットは、導線束の結像を記録するための認識デバイス30と、コンピュータプログラム製品とを有している。さらに、アップグレードキット60は載置デバイス40を有している。アップグレードキット60は、撚り装置に組付け可能である案内デバイス20を有しており、認識デバイス30と載置デバイス40が案内デバイス20に可動に配置される。さらにアップグレードキット60は、計算ユニット56とデータバンク58を備えた評価デバイス55を有しており、ならびに、認識デバイス30と載置デバイス40を制御ないしコントロールするための制御デバイス50を有している。このとき制御デバイス50は、撚り装置の制御デバイスと運動コマンドないしデータセットを交換するために電気接続される。アップグレードキットの各コンポーネントとその機能は、すでに図1から7で説明している。
10 撚り装置
12 導線
13 導線束
14 導線束13の長軸
15 第1の撚りヘッド
16 第1の撚りヘッド15の撚りロータ
17 撚りロータ16の駆動デバイス
18 長さ補正デバイス
19 長さ補正キャリッジ
20 案内デバイス
21 案内レール
22 領域
25 挟み込みデバイス
26 グリッパデバイス
30 認識デバイス
31 認識デバイス30の駆動デバイス
32 カメラ
33 カメラ32の対物レンズ
35 照明デバイス
40 載置デバイス
42 位置決めデバイス
43 ジョイントロッド構造
44 ピストン駆動部
45 載置ユニット
50 制御デバイス
55 評価デバイス
56 計算ユニット
58 データバンク
60 アップグレードキット

Claims (24)

  1. 電気的または光学的な導線(12)を導線束(13)をなすように撚るため、またはストランディングするための撚り装置(10)であって、少なくとも1つの第1の撚りヘッド(15)と挟み込みデバイス(25)とを含み、前記第1の撚りヘッド(15)と前記挟み込みデバイス(25)は互いに間隔をおき、および、前記導線束(13)の撚り長さについて指標となる情報を記録するための少なくとも1つの認識デバイス(30)を含む、撚り装置において、前記導線(12)を支持するための少なくとも1つの載置デバイス(40)をさらに含み、少なくとも1つの前記認識デバイス(30)と少なくとも1つの前記載置デバイス(40)とが、前記第1の撚りヘッド(15)および前記挟み込みデバイス(25)に対して相対的に独立して可動であことを特徴とする撚り装置。
  2. 前記撚り装置(10)は案内デバイス(20)を有し、少なくとも1つの前記認識デバイス(30)が前記案内デバイス(20)上に配置されることを特徴とする、請求項1に記載の撚り装置(10)。
  3. 前記載置デバイス(40)は、円筒状の形状、T字型の形状、およびV字型の形状から成る群から選択される形状を有する載置ユニット(45)を有することを特徴とする、請求項1または2に記載の撚り装置(10)。
  4. 少なくとも1つの前記載置デバイス(40)は前記案内デバイス(20)上に配置されていることを特徴とする、請求項に記載の撚り装置(10)。
  5. 少なくとも1つの前記載置デバイス(40)は、前記第1の撚りヘッド(15)に対して相対的に可動で、前記認識デバイス(30)と共に可動であることを特徴とする、請求項4に記載の撚り装置(10)。
  6. 少なくとも1つの前記認識デバイス(30)は前記導線束(13)の撚り長さについて指標となる情報を記録するためのカメラ(32)またはレーザセンサを含むことを特徴とする、請求項1からのいずれか1項に記載の撚り装置(10)。
  7. 前記撚り装置(10)は照明デバイス(35)を有し、前記照明デバイス(35)は少なくとも1つの前記認識デバイス(30)に配置され、カメラ(32)の統合された構成要素であることを特徴とする、請求項1からのいずれか1項に記載の撚り装置(10)。
  8. 前記撚り装置(10)は前記撚り装置(10)を制御または調節するための制御デバイス(50)を有し、および/または前記導線束(13)の撚り長さについて指標となる情報を評価するための評価デバイス(55)を有し、少なくとも1つの前記認識デバイス(30)は前記評価デバイス(55)とデータを交換するために接続され、前記評価デバイス(55)は前記制御デバイス(50)と接続されることを特徴とする、請求項1からのいずれか1項に記載の撚り装置(10)。
  9. 前記評価デバイス(55)は参照データを提供するための少なくとも1つのデータバンク(58)と接続されることを特徴とする、請求項に記載の撚り装置(10)。
  10. 動可能な長さ補正キャリッジ(19)を有する、撚り工程中またはストランディング工程中の前記導線(12)の長さ変化を補正するための長さ補正デバイス(18)が存在することを特徴とする、請求項1からのいずれか1項に記載の撚り装置(10)。
  11. り装置(10)で導線(12)をった、またはストランディングした導線束(13)の撚り長さを決定または検査する方法であって、
    少なくとも1つの第1の撚りヘッド(15)と、前記第1の撚りヘッド(15)と間隔をあけて配置された挟み込みデバイス(25)と、前記導線束(13)の撚り長さについて指標となる情報を記録するための少なくとも1つの認識デバイス(30)と、前記導線(12)を支持するための少なくとも1つの載置デバイス(40)を含む、撚り装置(10)を準備するステップと、
    前記導線束(13)が準備されるステップと、
    前記導線束(13)に対して、前記導線束(13)に対して特定の間隔で、少なくとも1つの認識デバイス(30)が位置決めされるステップと、を含む方法において、
    少なくとも1つの前記認識デバイス(30)が前記導線束(13)に対して相対的に任意の第1の位置へと動き、前記導線束(13)の長軸(14)に沿って動き、
    少なくとも1つの前記認識デバイス(30)によって前記導線束(13)の第1の位置で前記導線束(13)の撚り長さについて指標となる少なくとも1つの情報である前記導線束(13)の結像が記録されるステップをさらに含み、
    前記導線束(13)の撚り長さについて指標となる少なくとも1つの情報が記録される前に前記導線束(13)の少なくとも一部の区間が少なくとも1つの前記認識デバイス(30)の領域で少なくとも1つの載置デバイス(40)により支持され、
    少なくとも1つの前記認識デバイス(30)および少なくとも1つの前記載置デバイス(40)の動きが、前記撚り装置(10)の第1の撚りヘッド(15)と挟み込みデバイス(25)とから独立している、ことを特徴とする方法。
  12. 前記導線束(13)の撚り長さについて指標となる少なくとも1つの情報が前記導線束(13)の撚り長さを評価するための評価デバイス(55)に伝送されることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
  13. 少なくとも1つの前記認識デバイス(30)が前記導線束(13)に対して相対的に別の位置へと動き、前記導線束(13)の撚り長さについて指標となる少なくとも1つの情報が前記導線束(13)の前記別の位置で記録されて評価デバイス(55)に伝送されることを特徴とする、請求項11または12に記載の方法。
  14. 少なくとも1つの前記認識デバイス(30)が前記導線束(13)に対して相対的に別の位置へと動き、前記導線束(13)の撚り長さについて指標となる少なくとも1つの情報が前記別の位置に至るまでの距離区間で記録されて前記評価デバイス(55)に伝送されることを特徴とする、請求項13に記載の方法。
  15. 前記評価デバイス(55)は前記導線束(13)の撚り長さについて指標となる前記第1の位置および/または前記別の位置の少なくとも1つの情報を参照データと比較して、それぞれの位置での第1の撚り長さおよび/または別の撚り長さを前記導線束(13)に割り当てることを特徴とする、請求項12から14のいずれか1項に記載の方法。
  16. 割り当てられた前記第1の撚り長さおよび/または別の撚り長さが少なくとも1つのデータバンク(58)に保存されることを特徴とする、請求項15に記載の方法。
  17. 少なくとも1つの前記載置デバイス(40)が前記導線束(13)に対して相対的に動くことを特徴とする、請求項11から16のいずれか1項に記載の方法。
  18. 少なくとも1つの前記載置デバイス(40)が少なくとも1つの前記認識デバイス(30)と共に動き、少なくとも1つの前記載置デバイス(40)と少なくとも1つの前記認識デバイス(30)は前記導線(12)が撚られている間またはストランディングされている間に動くことを特徴とする、請求項17に記載の方法。
  19. 導線(12)を撚った、またはストランディングした導線束(13)の撚り長さについて指標となる少なくとも1つの情報を用いてデータセットを自動的に決定および生成するための、および/または導線束(13)の撚り長さについて指標となる少なくとも1つの情報を用いて撚り装置(10)を制御するための、コンピュータに実装された方法であって、
    前記撚り装置(10)は、少なくとも1つの第1の撚りヘッド(15)と、前記第1の撚りヘッド(15)と間隔をあけて配置された挟み込みデバイス(25)と、前記導線束(13)の撚り長さについて指標となる情報を記録するための少なくとも1つの認識デバイス(30)と、前記導線(12)を支持するための少なくとも1つの載置デバイス(40)を含み、少なくとも1つの前記認識デバイス(30)と少なくとも1つの前記載置デバイス(40)とが、前記第1の撚りヘッド(15)および前記挟み込みデバイス(25)に対して相対的に独立して可動であり、
    前記方法は、
    前記導線束(13)の撚り長さについて指標となる少なくとも1つの情報である前記導線束(13)の結像が、少なくとも1つの認識デバイス(30)によって記録されるステップであって、前記導線束(13)の撚り長さについて指標となる少なくとも1つの情報が記録される前に前記導線束(13)の少なくとも一部の区間が少なくとも1つの前記認識デバイス(30)の領域で少なくとも1つの載置デバイス(40)により支持される、ステップと、
    前記導線束(13)の撚り長さについて指標となる少なくとも1つの情報が参照データと比較されるステップと、
    前記導線束(13)の撚り長さについて指標となる少なくとも1つの情報と参照データとの比較を用いて修正データが規定されるステップと、
    前記撚り装置(10)での撚り工程またはストランディング工程を修正するために前記撚り装置(10)の制御デバイス(50)へ前記修正データが伝送されるステップと、
    を含むこと、
    を特徴とする方法。
  20. 請求項19に記載のコンピュータに実装された方法の各ステップを請求項1から10のいずれか1項に記載の撚り装置(10)で実行するように、コンピュータまたは制御デバイス(50)で実行されたときにこれを指図する運動コマンドを含んでいるコンピュータプログラム製品。
  21. 請求項20に記載のコンピュータプログラム製品を有する請求項1から10のいずれか1項に記載の撚り装置(10)を制御するための制御デバイス(50)。
  22. 請求項11から18のいずれか1項に記載の導線束(13)の撚り長さを決定または検査する方法を実行するための求項1から10のいずれか1項に記載の撚り装置(10)の使用。
  23. 前記導線束(13)の撚り長さについて指標となる少なくとも1つの情報である前記導線束(13)の結像を記録するための少なくとも1つの認識デバイス(30)と、請求項20に記載のコンピュータプログラム製品とを含む、撚り装置のためのアップグレードキット(60)。
  24. 前記アップグレードキット(60)は前記撚り装置に組付け可能である案内デバイス(20)を含み、少なくとも前記認識デバイス(30)が、案内デバイス(20)上に移動可能に配置されており、前記アップグレードキット(60)は少なくとも1つの前記認識デバイス(30)および/または前記撚り装置(10)を制御するための制御デバイス(50)を含む、請求項23に記載のアップグレードキット(60)。
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