JP7113868B2 - エレベーターのブレーキホイールの引き抜き治具 - Google Patents

エレベーターのブレーキホイールの引き抜き治具 Download PDF

Info

Publication number
JP7113868B2
JP7113868B2 JP2020095389A JP2020095389A JP7113868B2 JP 7113868 B2 JP7113868 B2 JP 7113868B2 JP 2020095389 A JP2020095389 A JP 2020095389A JP 2020095389 A JP2020095389 A JP 2020095389A JP 7113868 B2 JP7113868 B2 JP 7113868B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake wheel
pull
drive shaft
brake
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020095389A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021187630A (ja
Inventor
政秀 硯川
Original Assignee
三菱電機ビルソリューションズ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三菱電機ビルソリューションズ株式会社 filed Critical 三菱電機ビルソリューションズ株式会社
Priority to JP2020095389A priority Critical patent/JP7113868B2/ja
Priority to CN202110550375.5A priority patent/CN113751991B/zh
Publication of JP2021187630A publication Critical patent/JP2021187630A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7113868B2 publication Critical patent/JP7113868B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23PMETAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
    • B23P19/00Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes
    • B23P19/02Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes for connecting objects by press fit or for detaching same
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23PMETAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
    • B23P19/00Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes
    • B23P19/02Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes for connecting objects by press fit or for detaching same
    • B23P19/025For detaching only
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B5/00Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators
    • B66B5/02Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators responsive to abnormal operating conditions
    • B66B5/16Braking or catch devices operating between cars, cages, or skips and fixed guide elements or surfaces in hoistway or well
    • B66B5/18Braking or catch devices operating between cars, cages, or skips and fixed guide elements or surfaces in hoistway or well and applying frictional retarding forces

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)
  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)

Description

本発明は、エレベーターの巻上機の駆動軸に締り嵌めされているブレーキホイールを引き抜く引き抜き治具に関する。
エレベーターの巻上機は、主ロープの両端にそれぞれ吊り下げられた乗りかごと釣合錘とを昇降させる装置である。巻上機は、主ロープが巻き架けられる綱車と、綱車を回転駆動する駆動軸と、駆動軸を制動するブレーキ装置とを備える。ブレーキ装置は、駆動軸に締り嵌めされるブレーキホイールと、ブレーキホイールに接触してブレーキホイールを制動するブレーキライニングとを有する。特許文献1には、保守点検作業においてブレーキライニングの擦り合わせを容易に行う擦り合わせ装置が開示されている。
ところで、保守点検作業において巻上機の構成部品を交換する際には、駆動軸からブレーキホイールを取り外す必要がある。当該取り外し作業では、ハンマーによってブレーキホイールを叩いて押し出す作業、又はギヤプーラーでブレーキホイールを引き抜く作業が行われる。
特許第6512278号公報
しかし、ハンマーによってブレーキホイールを叩いて押し出す作業では、ブレーキホイールが破損するおそれがある。また、巻上機がエレベーターの昇降路の直上の機械室に設けられる場合は、狭い空間でハンマーを使用することになり作業効率が悪い。
また、ギヤプーラーでブレーキホイールを引き抜く作業では、ブレーキホイールの外周にアームの爪を引っ掛けることができる大型のギヤプーラーが必要である。この場合には、作業者が重量物である大型のギヤプーラーを持ち上げて作業することになり作業効率が悪い。
さらに、ギヤプーラーでブレーキホイールを引き抜く作業では、押しねじを押す力の一部がアームの広がる方向に作用するため、アームの爪がブレーキホイールの外周から外れるおそれがある。同様に、押しねじを押す力(引き抜く力)の一部がアームの広がる方向に作用するため、引き抜く力が全てブレーキホイールを引き抜く力として作用していないことになり作業効率が悪い。
本発明の目的は、エレベーターの巻上機の駆動軸に締り嵌めされているブレーキホイールを効率良く引き抜くことができる引き抜き治具を提供することである。
本発明に係る引き抜き治具は、エレベーターの巻上機の駆動軸に軸孔が締り嵌めされているブレーキホイールを駆動軸から引き抜く引き抜き治具であって、ブレーキホイールに少なくとも複数形成された貫通孔に挿通され、貫通孔よりも大きい外径を有すると共にブレーキホイールの一側に係止する係止片を有する複数の引き抜き棒と、ブレーキホイールの他側において引き抜き棒がそれぞれ連結され、中央部にねじ孔が形成される引き抜き基板と、引き抜き基板のねじ孔に螺合され、駆動軸と同軸上に配置される押しねじとを備える。
本発明に係る引き抜き治具において、端部が互いに回動自在に軸支される複数の連結片を有し、引き抜き棒と引き抜き基板とをそれぞれ連結し、引き抜き棒と引き抜き基板との位置調整を行う連結機構と、連結片同士を固定する固定片と、をさらに備えることが好ましい。
本発明に係る引き抜き治具によれば、エレベーターの巻上機の駆動軸に締り嵌めされているブレーキホイールを効率良く引き抜くことができる。
本実施形態に係わるエレベーターの巻上機を示す側面図である。 本実施形態に係わるエレベーターの巻上機の電動機を取り外した状態を図1の矢印Aから見た図である。 図2のB-B断面図である。 本実施形態の一例である引き抜き治具を示す平面図である。 本実施形態の一例である引き抜き治具を用いてブレーキホイールを引き抜く手順を示す図である。
以下、本発明の実施形態の一例について詳細に説明する。以下の説明において、具体的な形状、材料、方向、数値等は、本発明の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等に合わせて適宜変更することができる。
図1から図3を用いて、本実施形態に係わるエレベーターの巻上機10について説明する。図1は、巻上機10を示す側面図である。図2は、巻上機10の電動機13を取り外した状態を図1の矢印Aから見た図である。図3は、図2のB-B断面図である。
巻上機10は、エレベーターの主ロープの両端にそれぞれ吊り下げられた乗りかごと釣合錘とをそれぞれのレールに沿って昇降させる装置である。巻上機10は、エレベーターの昇降路の直上の機械室に設けられる。図1及び図2に示すように、巻上機10は、上記主ロープが巻き架けられる綱車11と、減速機を介して綱車11を回転させる駆動軸12と、駆動軸12を駆動する電動機13と、駆動軸12の回転を制動するブレーキ装置14とを備える。
減速機は、駆動軸12と共にケーシング15に収容されている。また、ケーシング15には、駆動軸12を軸支する軸受けと、減速機の潤滑油が駆動軸12の周りから漏れ出すのを防止するオイルシールとが収容されている。
ブレーキ装置14は、駆動軸12の先端側に固定されたブレーキホイール16と、ブレーキホイール16に接触することによってブレーキホイール16を制動するブレーキライニング17と、下端部が軸支され当該下端軸周りに回動することによってブレーキライニング17をブレーキホイール16に近接又は離間させるブレーキアーム18と、ブレーキアーム18の上端部をブレーキライニング17がブレーキホイール16に近接する向きに付勢するブレーキスプリング19とを有する。
図3に示すように、電動機13の出力軸20の先端側には、軸止めナット21によってホイール内側板22が固定されている。ホイール内側板22は、上述したブレーキホイール16に固定されている。ホイール内側板22には、軸方向に貫通する複数の貫通孔22Hが形成される。本実施形態では、軸方向から見て90°間隔にて4つの貫通孔22Hが形成される。ブレーキホイール16には、軸方向に貫通する複数の貫通孔16Hが形成される。本実施形態では、軸方向から見て90°間隔にて4つの貫通孔16Hが形成される。ブレーキホイール16の貫通孔16Hは、ブレーキホイール16とホイール内側板22とを同軸上に配置したときに、ホイール内側板22の貫通孔22Hとそれぞれ連通するように形成される。
ブレーキホイール16とホイール内側板22とは、継手ボルト23が貫通孔22H及び貫通孔16Hを貫通して継手ナット24が螺合することによって締め付け固定されている。ブレーキホイール16は、駆動軸12の先端側に軸止めナット25によって固定されている。また、駆動軸12の先端側は、先細り状となるテーパー軸として形成されている。これにより、ブレーキホイール16の軸孔16Pは、駆動軸12に締り嵌めされている。
巻上機10の保守点検作業において上述したケーシング15に収容された軸受け、オイルシール等の部品を交換する際には、巻上機10から電動機13及びブレーキ装置14を取り外す必要がある。
電動機13及びブレーキ装置14の取り外し手順としては、まず、ホイール内側板22とブレーキホイール16とを固定している継手ボルト23及び継手ナット24を取り外して、電動機13を巻上機10から取り外す。次に、ブレーキ装置14においてブレーキスプリング19を取り外すことによってブレーキホイール16へのブレーキライニング17の付勢力を解除する。この状態において、軸止めナット25を取り外して、後述する引き抜き治具30を用いて駆動軸12からブレーキホイール16を引き抜く。
図4を用いて、本実施形態の一例である引き抜き治具30について説明する。図4は、引き抜き治具30を示す平面図である。
引き抜き治具30は、エレベーターの巻上機10の駆動軸12に軸孔16Pが締り嵌めされているブレーキホイール16を駆動軸12から引き抜く治具である。引き抜き治具30によれば、詳細は後述するが、ブレーキホイール16を効率良く駆動軸12から引き抜くことができる。
図4に示すように、引き抜き治具30は、ブレーキホイール16の貫通孔16Hに挿通される複数の引き抜き棒40と、引き抜き棒40がそれぞれ連結され、中央部にねじ孔50Aが形成される引き抜き基板50と、引き抜き基板50のねじ孔50Aに螺合される押しねじ60と、複数の引き抜き棒40と引き抜き基板50とをそれぞれ連結する連結機構70と、連結機構70同士を連結する固定板80とを備える。
以下では、駆動軸12からブレーキホイール16を引き抜く方向を軸方向とし、ブレーキホイール16を軸方向の一側から他側に向けて引き抜くものとする。また、軸方向と直交する方向を径方向とする。
引き抜き棒40は、ブレーキホイール16の他側から貫通孔16Hに挿通され、ブレーキホイール16の一側で螺合された係止片としてのナット42によりブレーキホイール16に固定される。引き抜き棒40によれば、ブレーキホイール16の貫通孔16Hを利用してブレーキホイール16を駆動軸12から引き抜くことができる。
引き抜き棒40は、引き抜き治具30に2つ備えられることが好ましい。また、引き抜き棒40は、ブレーキホイール16において軸孔16Pを中心として径方向に沿って対照的に並んで形成される2つの貫通孔16Hにそれぞれ貫通されることが好ましい。
引き抜き棒40は、ブレーキホイール16の貫通孔16Hに挿通される丸環ボルト41と、ブレーキホイール16の一側から丸環ボルト41の後述するネジ部41Aに螺合され、ブレーキホイール16の一側に係止する係止片としてのナット42と、ナット42とブレーキホイール16の間に介在される座金43とを有する。
丸環ボルト41は、棒状部材の側周面にネジ山が形成されたネジ部41Aと、ネジ部41Aの他端側に形成される環部41Bとを含む。ネジ部41Aの軸方向の長さは、ブレーキホイール16の厚み(軸方向の長さ)よりも十分長いものとする。環部41Bには、後述する連結機構70の連結片71Aの端部が回動自在に軸支される。環部41Bは、アイナットがネジ部41Aに螺合することで構成されてもよい。
ナット42は、ブレーキホイール16の貫通孔16Hよりも大きい外径を有し、ブレーキホイール16の一側から丸環ボルト41のネジ部41Aに螺合され、ブレーキホイール16の一側に係止する部材である。ナット42によれば、ブレーキホイール16の一側に係止することによって、引き抜き棒40によってブレーキホイール16を引き抜く際の引き抜き力の支点となる。ナット42は、六角ナット又は蝶ナットであることが好ましい。
座金43は、ナット42の回転を防止する部材である。座金43によれば、引き抜き棒40を引き抜く際に、ナット42が回転することを回避することができる。座金43は、平座金であることが好ましい。
引き抜き基板50は、ブレーキホイール16の他側において2つの引き抜き棒40を連結すると共に軸方向の他側に向けて移動することによって引き抜き棒40を他側に移動させてブレーキホイール16を引き抜く部材である。引き抜き基板50は、径方向の中央部において軸方向に貫通し、内周面にネジ山が形成されるねじ孔50Aを有する。引き抜き基板50の径方向の両側には、後述する連結機構70の他端側の連結片71Cの端部が回動自在にそれぞれ軸支される。
押しねじ60は、先端面60Tが駆動軸12の先端面12Tに対向した状態で駆動軸12と同軸上に配置され、先端面60Tが先端面12Tに当接した状態で回転することによって引き抜き基板50を軸方向の他側へ向けて移動させる部材である。押しねじ60によれば、引き抜き基板50を他側へ移動させることによって引き抜き棒40によってブレーキホイール16を引き抜くことができる。押しねじ60は、引き抜き基板50のねじ孔50Aに螺合している。
押しねじ60は、棒状部材の側周面にネジ山が形成されたネジ部60Aと、ネジ部60Aの他側に形成される頭部60Bとを含む。ネジ部60Aは、引き抜き基板50のねじ孔50Aに螺合する部分である。頭部60Bは、軸方向から見てネジ部60Aの径よりも大きい径を有する六角形として形成される。
連結機構70は、引き抜き棒40と引き抜き基板50とを連結する部材である。連結機構70及び後述する固定板80によれば、引き抜き棒40を軸方向と平行にした状態で引き抜き棒40と引き抜き基板50との間隔を調製することができる。これにより、軸孔16Pと貫通孔16Hの間隔がそれぞれ異なるブレーキホイール16に引き抜き治具30を適用することができる。
連結機構70は、端部が互いに回動自在に軸支される複数の連結片71を有する。本実施形態の連結機構70は、一対の長円状の板材で構成される連結片71A、71Cと、一枚の長円状の板材で構成される連結片71Bとを有する。
連結片71Aは、連結機構70の一端側に設けられる。連結片71Aの一端側は、引き抜き治具30の丸環ボルト41の環部41Bを一対の板材によって挟持し、ボルト及びナットによって軸支している。
連結片71Bは、連結片71Aと連結片71Cとの間に設けられる。連結片71Bの一端側は、連結片71Aを構成する一対の板材によって挟持され、ボルト及びナットによって軸支している。連結片71Bには、後述する固定板80を固定する固定孔71Hが形成される。
連結片71Cは、連結機構70の他端側に設けられる。連結片71Cの一端側は、連結片71Cを構成する一対の板材が連結片71Bを構成する一枚の板材を挟持し、ボルト及びナットによって軸支している。連結片71Cの一端側は、連結片71Cを構成する一対の板材を引き抜き基板50を挟んでボルト及びナットによって軸支している。
固定板80は、連結片71B同士を連結して引き抜き棒40同士の間隔を固定するものである。固定板80によれば、引き抜き棒40同士の間隔を固定することによって安定してブレーキホイール16を引き抜くことができる。固定板80は、長尺状の板材であって、長手方向に沿って複数の調整孔80Hが形成される。固定板80は、調整孔80Hと連結片71Bの固定孔71Hとに蝶ボルトを貫通させて蝶ナットによって締め付け固定される。
図5(A)~図5(C)を用いて、本実施形態の一例である引き抜き治具30を用いてブレーキホイール16を引き抜く手順を説明する。
図5(A)に示すように、作業者は、ブレーキホイール16の貫通孔16Hの一つに一方の引き抜き棒40を軸方向の他側から差し込み、ブレーキホイール16の他側に延出した引き抜き棒40に座金43を介在してナット42を螺合させる。さらに、一方の引き抜き棒40が挿通された貫通孔16Hと軸孔16Pを中心として径方向に沿って対照的に並んで形成される貫通孔16Hに他方の引き抜き棒40を差し込み、同様に座金43を介在してナット42を螺合させる。
図5(B)に示すように、2つの引き抜き棒40がそれぞれ貫通孔16Hに挿入された状態において、固定板80をそれぞれの連結片71Bに固定する。具体的には、連結片71Bの上に固定板80を仮置きし、それぞれの連結片71Bの固定孔71Hと固定板80の調整孔80Hとが略一致するようにそれぞれの連結機構70の軸方向に対する傾斜角度を調整し、固定孔71Hと調整孔80Hとに蝶ボルトを貫通させて蝶ナットによって固定する。
図5(C)に示すように、作業者は、押しねじ60をつまんで回転させることによって押しねじ60の先端面60Tを駆動軸12の先端面12Tに当接させる。さらに、作業者は、工具によって押しねじ60を回転させることによって、押しねじ60が螺合している引き抜き基板50を軸方向の他側に移動させると共に引き抜き棒40を引き抜き、引き抜き棒40に係止されているブレーキホイール16を駆動軸12から引き抜く。
引き抜き治具30によれば、従来のギヤプーラーのようにブレーキホイール16の外周を掴む必要がないため小型化かつ軽量化することができる、これにより、作業者が重量物である大型のギヤプーラーを持ち上げて作業する場合と比較して、ブレーキホイール16を効率良く引き抜くことができる。
また、引き抜き治具30によれば、ナット42をブレーキホイール16の一側に係止させる構成とすることによって、従来のギヤプーラーのようにブレーキホイール16の外周を掴む構成と比較して治具がブレーキホイール16から外れるおそれを低減することができる。これにより、ブレーキホイール16を効率良く引き抜くことができる。
さらに、引き抜き治具30によれば、押しねじ60を押す(回転させる)力が直接ブレーキホイール16の引き抜く力として作用するため、押しねじを押す力の一部がアームの広がる方向に作用する従来のギヤプーラーと比較して、効率良くブレーキホイール16を引き抜くことができる。
なお、本発明は上述した実施形態及びその変形例に限定されるものではなく、本願の特許請求の範囲に記載された事項の範囲内において種々の変更や改良が可能であることは勿論である。
10 巻上機、11 綱車、12 駆動軸、13 電動機、14 ブレーキ装置、15 ケーシング、16 ブレーキホイール、16H 貫通孔、16P 軸孔、17 ブレーキライニング、18 ブレーキアーム、19 ブレーキスプリング、20 出力軸、21 軸止めナット、22 ホイール内側板、22H 貫通孔、23 継手ボルト、24 継手ナット、25 軸止めナット、30 引き抜き治具、40 引き抜き棒、41 丸環ボルト、41A ネジ部、41B 環部、42 ナット(係止片)、43 座金、50 引き抜き基板、50A ねじ孔、60 押しねじ、60A ねじ部、60B 頭部、60T 先端面、70 連結機構、71A、71B、71C 連結片、71H 固定孔、80 固定板、80H 調整孔

Claims (1)

  1. エレベーターの巻上機の駆動軸に軸孔が締り嵌めされているブレーキホイールを該駆動軸から引き抜く引き抜き治具であって、
    前記ブレーキホイールに少なくとも複数形成された貫通孔に挿通され、前記貫通孔よりも大きい外径を有すると共に前記ブレーキホイールの一側に係止する係止片を有する複数の引き抜き棒と、
    前記ブレーキホイールの他側において前記引き抜き棒がそれぞれ連結され、中央部にねじ孔が形成される引き抜き基板と、
    前記引き抜き基板の前記ねじ孔に螺合され、前記駆動軸と同軸上に配置される押しねじと、
    端部が互いに回動自在に軸支される複数の連結片を有し、前記引き抜き棒と前記引き抜き基板とをそれぞれ連結し、前記引き抜き棒と前記引き抜き基板との位置調整を行う複数の連結機構と、
    前記連結片同士を固定する固定板と、
    を備える、
    引き抜き治具。
JP2020095389A 2020-06-01 2020-06-01 エレベーターのブレーキホイールの引き抜き治具 Active JP7113868B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020095389A JP7113868B2 (ja) 2020-06-01 2020-06-01 エレベーターのブレーキホイールの引き抜き治具
CN202110550375.5A CN113751991B (zh) 2020-06-01 2021-05-20 拔出辅具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020095389A JP7113868B2 (ja) 2020-06-01 2020-06-01 エレベーターのブレーキホイールの引き抜き治具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021187630A JP2021187630A (ja) 2021-12-13
JP7113868B2 true JP7113868B2 (ja) 2022-08-05

Family

ID=78787135

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020095389A Active JP7113868B2 (ja) 2020-06-01 2020-06-01 エレベーターのブレーキホイールの引き抜き治具

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7113868B2 (ja)
CN (1) CN113751991B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115285820B (zh) * 2022-08-29 2023-11-14 北京房地天宇特种设备安装工程有限公司 一种拆解电梯曳引轮辅助设备

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005279809A (ja) 2004-03-29 2005-10-13 Sharp Corp 引抜工具
JP2007021633A (ja) 2005-07-14 2007-02-01 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd ギアプーラ
CN201776733U (zh) 2010-09-02 2011-03-30 金湖卫东机械有限公司 旋转控制装置密封总成拆卸工具
US20110179616A1 (en) 2010-01-27 2011-07-28 A&E Incorporated Brake Drum/Brake Rotor Removal Tool
CN102935969A (zh) 2012-11-30 2013-02-20 桑中海 电梯曳引机及其拆卸工具
JP2013180852A (ja) 2012-03-01 2013-09-12 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd ブレーキホイール引き抜き治具
JP2017177245A (ja) 2016-03-28 2017-10-05 株式会社日立ビルシステム ロータリーエンコーダ取り外し治具

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB370794A (en) * 1931-08-24 1932-04-14 Max Schaefer Improvements in or relating to wheel pullers and the like tools
GB952759A (en) * 1961-01-19 1964-03-18 Mitchell & Ullmer Ltd Improvements relating to pullers for motor vehicle road wheel hubs and the like
CN2642450Y (zh) * 2003-09-28 2004-09-22 洪文正 改良结构的油压拔轮器
CN202062197U (zh) * 2010-12-28 2011-12-07 徐州重型机械有限公司 一种拔轴装置及具有该拔轴装置的高空消防车
CN202491211U (zh) * 2011-12-13 2012-10-17 胡治国 拉拔器
CN203031238U (zh) * 2013-01-23 2013-07-03 常州信息职业技术学院 一种顶拔器
CN203092469U (zh) * 2013-01-23 2013-07-31 常州信息职业技术学院 一种拉马
CN106514549B (zh) * 2016-12-23 2018-06-05 深圳先进技术研究院 一种组合拉拔器
CN206287083U (zh) * 2016-12-26 2017-06-30 王艳明 一种芯片拆除工具
CN208005578U (zh) * 2018-02-08 2018-10-26 东莞市凯勒帝数控科技有限公司 一种机械拉马

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005279809A (ja) 2004-03-29 2005-10-13 Sharp Corp 引抜工具
JP2007021633A (ja) 2005-07-14 2007-02-01 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd ギアプーラ
US20110179616A1 (en) 2010-01-27 2011-07-28 A&E Incorporated Brake Drum/Brake Rotor Removal Tool
CN201776733U (zh) 2010-09-02 2011-03-30 金湖卫东机械有限公司 旋转控制装置密封总成拆卸工具
JP2013180852A (ja) 2012-03-01 2013-09-12 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd ブレーキホイール引き抜き治具
CN102935969A (zh) 2012-11-30 2013-02-20 桑中海 电梯曳引机及其拆卸工具
JP2017177245A (ja) 2016-03-28 2017-10-05 株式会社日立ビルシステム ロータリーエンコーダ取り外し治具

Also Published As

Publication number Publication date
CN113751991B (zh) 2023-08-25
CN113751991A (zh) 2021-12-07
JP2021187630A (ja) 2021-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7113868B2 (ja) エレベーターのブレーキホイールの引き抜き治具
CN102248512A (zh) 拆卸和安装轴承的装置
WO2017094811A1 (ja) 巻上機
JP2006219274A5 (ja)
CN202271151U (zh) 一种滑动轴承的拆装装置
CN113172577B (zh) 用于牵引机绳轮拆、装的工装及其使用方法
JP2012020879A (ja) エレベータの改修方法および過速度非常止め装置
CN107598813B (zh) 万能扳手
CN112780694B (zh) 拆卸装置
EP3715304A1 (en) Rope end fastening device and rope end fastening method
CN204545860U (zh) 737ng系列飞机主起落架轮轴轴套及刹车套拆卸工装
CN215470879U (zh) 一种轴上部件拆卸工具
CN214162829U (zh) 一种电机皮带轮拔轮装置
KR100837600B1 (ko) 회전 훅크
CN209383248U (zh) 多绳摩擦式提升机的摩擦轮装置
JP2013180852A (ja) ブレーキホイール引き抜き治具
KR20100061593A (ko) 차량의 타이어 휠 및 브레이크 드럼 분리장치
CN214298620U (zh) 一种电缆回收装置
CN105508456B (zh) 一种液压离合装置
KR102624747B1 (ko) 운반 공구 및 운반 공구의 설치 방법
JP5496374B1 (ja) シーブ抜き取り装置
JP6909178B2 (ja) ロープ案内装置及びロープ交換方法
CN109693995A (zh) 多绳摩擦式提升机的摩擦轮装置
JP2001294386A (ja) エレベーター巻上機の制動力設定装置
JP2023003769A (ja) 引き抜き工具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220118

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220307

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220628

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220726

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7113868

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150