JP7113183B2 - 印刷結果の表示方法及びスクリーン印刷方法 - Google Patents

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Description

本発明は、基板に近接させたマスク上でスキージを移動させて基板にペーストを印刷するスクリーン印刷装置における印刷結果の表示方法及びスクリーン印刷装方法に関する。
スクリーン印刷装置は、パターン孔を有して基板に近接されるマスクと、基板に近接されたマスク上を移動するスキージとを備えており、スキージをマスク上で移動させることで、マスクのパターン孔にペーストが充填されて基板にペーストが印刷されるようになっている。このようなスクリーン印刷装置では、印刷の品質に影響を与える種々の印刷条件を適切に設定することが重要である。下記の特許文献1には、マスクに形成した圧力検出用の開口部を介して、印刷されるクリーム半田の圧力を検出する圧力センサを設けたスクリーン印刷装置が記載されている。このスクリーン印刷装置では、圧力センサで検出した圧力の波形検出結果をデータベースに登録されている最適波形と比較し、両者が一致するまで印刷条件の変更と充填圧力の計測を繰り返す。
特開2001-71455号公報
しかしながら、圧力センサで検出した圧力の波形検出結果と最適波形とを比較しただけでは、印刷条件が適切であるか否かの判断を的確に行うことは困難であった。また、上記のように、圧力の実測値が得られる場合でも、良好な印刷結果が得られるようにするためには複数の印刷条件のどれをどのように変化させたらよいかという判断は作業者の経験に頼る面が大きく、経験の未熟な作業者は印刷条件の設定を或る程度試行錯誤で行わざるを得ないという問題点があった。
そこで本発明は、印刷条件の適否の判断を容易に行うことができる、或いは印刷条件を自動的に設定することができるスクリーン印刷装置における印刷結果の表示方法及びスクリーン印刷方法を提供することを目的とする。
本発明の印刷結果の表示方法は、パターン孔を有するマスクと、マスク上を移動するスキージとを備え、予め設定された印刷条件に基づいてスキージを移動させることによりマスク上のペーストをパターン孔に充填し、パターン孔に充填されたペーストを基板に転写するスクリーン印刷装置における印刷結果の表示方法であって、予め設定された印刷条件に基づいてスキージをマスクに対して移動させることにより、パターン孔とは別にマスクに設けられた検査孔にペーストを充填し、検査孔に充填されるペーストの圧力の変化を圧力波形として取得し、圧力波形より充填圧力と充填時間を検出し、検出された充填圧力及び充填時間を予め設定した判定基準とともに表示モニタに表示する。
本発明のスクリーン印刷方法は、パターン孔を有するマスクと、マスク上を移動するスキージとを備え、予め設定された印刷条件に基づいてスキージを移動させることによりマスク上のペーストをパターン孔に充填し、パターン孔に充填されたペーストを基板に転写するスクリーン印刷装置におけるスクリーン印刷方法であって、予め設定された仮の印刷条件に基づいてスキージをマスクに対して移動させることにより、パターン孔とは別にマスクに設けられた検査孔にペーストを充填し、検査孔に充填されるペーストの圧力の変化を圧力波形として取得し、圧力波形より充填圧力と充填時間を検出し、充填圧力と充填時間が予め設定した判定基準を満たすか否かを判定し、判定基準を満たす場合は仮の印刷条件を生産用の印刷条件に設定し、判定基準を満たさない場合は仮の印刷条件を変更し、変更した仮の印刷条件に基づいて検査孔へのペーストの充填から判定基準を満たすか否かの判定までを再度行い、生産用の印刷条件に基づいてスキージを移動させることによりマスク上のペーストをパターン孔に充填し、パターン孔に充填されたペーストを基板に転写する。
本発明によれば、印刷条件の適否についての判断を容易に行うことができる。また、本発明によれば、印刷条件を自動的に設定することができる。
図1は、本発明の第1実施形態におけるスクリーン印刷装置の平面図である。 図2は、本発明の第1実施形態におけるスクリーン印刷装置の正面図である。 図3は、本発明の第1実施形態におけるスクリーン印刷装置の側面図である。 図4は、本発明の第1実施形態におけるスクリーン印刷装置が備えるマスクの平面図である。 図5は、本発明の第1実施形態におけるスクリーン印刷装置の制御系統を示すブロック図である。 図6は、本発明の第1実施形態におけるスクリーン印刷装置が備えるマスクを基板とともに示す側面図である。 図7は、本発明の第1実施形態におけるスクリーン印刷装置が備えるマスクの平面図である。 図8は、本発明の第1実施形態におけるスクリーン印刷装置がマスクを介して基板にペーストを充填している様子を示す図である。 図9は、本発明の第1実施形態におけるスクリーン印刷装置がマスクの検査孔にペーストを充填している様子を示す図である。 図10Aは、本発明の第1実施形態におけるスクリーン印刷装置が備えるクリーニングユニットによりクリーニングを行っている様子を示す図である。 図10Bは、本発明の第1実施形態におけるスクリーン印刷装置が備えるクリーニングユニットによりクリーニングを行っている様子を示す図である。 図10Cは、本発明の第1実施形態におけるスクリーン印刷装置が備えるクリーニングユニットによりクリーニングを行っている様子を示す図である。 図11は、本発明の第1実施形態におけるスクリーン印刷装置が計測した充填圧力の時間的変化を示すグラフである。 図12は、本発明の第1実施形態におけるスクリーン印刷装置が設定する判定基準の一例を示すグラフである。 図13Aは、本発明の第1実施形態におけるスクリーン印刷装置が充填圧力の時間的変化を計測して得られた印圧と充填時間を、設定した判定基準のグラフとともに示す図である。 図13Bは、本発明の第1実施形態におけるスクリーン印刷装置が充填圧力の時間的変化を計測して得られた印圧と充填時間を、設定した判定基準のグラフとともに示す図である。 図14は、本発明の第2実施形態におけるスクリーン印刷装置の制御系統を示すブロック図である。 図15は、本発明の第2実施形態におけるスクリーン印刷装置が実行する印刷条件の設定手順を示すフロー図である。 図16は、本発明の第1及び第2実施形態の変形例におけるスクリーン印刷装置がマスクの検査孔にペーストを充填している様子を示す図である。
(第1実施形態)
図1、図2及び図3は、本発明の第1実施形態におけるスクリーン印刷装置1を示している。なお、図1は、スクリーン印刷装置1の平面図である。図2は、スクリーン印刷装置1の正面図である。図3は、スクリーン印刷装置1の側面図である。スクリーン印刷装置1は上流工程側から供給された基板2を搬入し、基板2の表面に半田等のペーストを印刷して下流工程側に搬出する装置である。ここでは説明の便宜上、作業者OPから見たスクリーン印刷装置1の左右方向をX軸方向とし、左方を上流工程側、右方を下流工程側とする。また、作業者OPから見たスクリーン印刷装置1の前後方向をY軸方向とし、作業者OPから見た手前側を前方、作業者OPから見た奥側を後方とする。更に、スクリーン印刷装置1の上下方向をZ軸方向とする。
図1、図2及び図3において、スクリーン印刷装置1は基台11上に基板保持部21と基板保持部移動機構22を備えている。基板保持部21の上方にはマスク13が設置されている。基板保持部21の上流工程側には搬入コンベア14が設けられており、基板保持部21の下流工程側には搬出コンベア15が設けられている(図1)。マスク13の上方には印刷ヘッド16が設けられており、マスク13と基板保持部21との間の領域には撮像ユニット17とクリーニングユニット18が設けられている(図2及び図3)。
図1において、基板保持部21はY軸方向に開閉自在な一対のクランプ部材21Aを備えている。一対のクランプ部材21Aは、上流工程側から搬入した基板2のY軸方向に対向する両側部をクランプして保持する。図2において、基板保持部21は昇降テーブル21aと基板2を下方から支持する基板支持部21bを備えている。基板保持部移動機構22は、基台11に対して水平面内に移動するXYテーブル22A、XYテーブル22Aに設けられたZ軸回りに回動するθテーブル22B、θテーブル22Bに設けられて基板保持部21を昇降させる基板昇降機構22Cを備えている。これらは下から順に積層されており、最上段の基板昇降機構22Cが昇降テーブル21aに結合されている。従って、XYテーブル22Aとθテーブル22Bにより基板保持部21に保持された基板2を水平面内でXY方向へ移動、Z軸回りに回動させ、基板昇降機構22Cによって基板2をマスク13に対して近接・離反させることができる。
図1、図2及び図3において、マスク13は金属製の板状部材から成り、水平姿勢に配置されている。マスク13の中央部にはパターン形成領域13Rが設定されている。パターン形成領域13Rには基板2の上面に設けられた電極に対応した多数のパターン孔13Hが設けられている(図4)。
図1、図2及び図3において、印刷ヘッド16は、印刷ヘッド移動テーブル31、2つのスキージ昇降部32及び2つのスキージ33を備えている。印刷ヘッド移動テーブル31はマスク13の上方領域をX軸方向に延びており、印刷ヘッド移動部16K(図5)は印刷ヘッド移動テーブル31を(すなわち印刷ヘッド16を)Y軸方向に移動させる。
2つのスキージ昇降部32は印刷ヘッド移動テーブル31にY軸方向に並んで設けられており、それぞれ下方に向けたロッド32Rを印刷ヘッド移動テーブル31の下方に突出させている。2つのスキージ33は2つのスキージ昇降部32それぞれのロッド32Rの下端に取り付けられており、印刷ヘッド移動テーブル31の下方にY軸方向に並んで配置されている。
図2及び図3において、各スキージ33は、スキージベース41とブレード42とアタック角調整部41Mとを備えている。スキージベース41はスキージ昇降部32のロッド32Rに取り付けられており、ブレード42はスキージベース41にX軸回りに揺動自在に取り付けられている。2つのブレード42は互いに対向する面(ペースト掻寄せ面42Mと称する)がX軸方向から見て下側に向かって広がる方向に延びている(図3)。アタック角調整部41Mは、ブレード42のペースト掻寄せ面42Mとマスク13の上面とがなす角度、すなわちアタック角Φを調整する機能を有する。
撮像ユニット17は、上方に撮像光軸を向けたカメラと下方に撮像光軸を向けたカメラとを内蔵しており、上方及び下方のそれぞれに位置する撮像対象物を同時又は非同時に撮像する。撮像ユニット移動部17K(図5)は撮像ユニット17をマスク13の下方領域でX軸方向及びY軸方向に移動させる。
図2及び図3において、クリーニングユニット18はベース体51、マスククリーニング部52及びセンサクリーニング部53を備えている。ベース体51はマスク13の下方領域をX軸方向に延びており、クリーニングユニット移動部18K(図5)はベース体51を(すなわちクリーニングユニット18を)Y軸方向に移動させる。マスククリーニング部52はベース体51の上方に突出して配置されたペーパー部材から成る。センサクリーニング部53はベース体51の下方に突出して設けられた吸引機構から成る。
基板保持部移動機構22は、基板保持部21を水平方向に変位させて基板保持部21に保持した基板2の電極2Dとマスク13のパターン孔13Hの位置を一致させるとともに、基板保持部21を上昇させてマスク13の下面に基板2を当接させて位置決めする(図6)。基板2が位置決めされた状態では、マスク13のパターン形成領域13Rが基板2の上面と対向し、マスク13のパターン孔13Hは基板2の電極2Dと上下に対向する(図6)。なお、基板2の上面にはシルク印刷2Eによって図形や文字が印刷されており、基板2をマスク13の下面に接触させても電極2Dとマスク13の間にはギャップGPが存在する場合がある。
図1及び図4において、マスク13のパターン形成領域13RからX軸方向に外れた位置には検査孔13Kが設けられている。検査孔13Kはマスク13の厚さ方向に貫通している。図2に示すように、基板保持部21の上面のうち、基板2を位置決めした状態で検査孔13Kと上下に対向する位置にはセンサマウント部21Mが設けられている。このセンサマウント部21Mの上部には上面に作用した圧力を検出する圧力検出センサ60が設けられている(図1、図2及び図3)。
センサマウント部21Mは、昇降テーブル21aに配置されたセンサマウント昇降機構21cによって昇降する。搬入コンベア14から基板保持部21に基板2を搬入する場合、センサマウント昇降機構21cはセンサマウント部21Mを下降させて、センサマウント部21Mや圧力検出センサ60を基板2の搬送の妨げにならない位置へ移動させる。また、センサマウント昇降機構21cは、少なくとも基板2がマスク13に位置決めされたときに、圧力検出センサ60の受圧が検査孔13Kの直下に位置するようにセンサマウント部21Mを上昇させる。
スキージ昇降部32は、基板2が位置決めされた状態でスキージ33を下降させ、ブレード42をマスク13の上面に当接させる。また、スキージ昇降部32は、スキージ33をマスク13の上面に押し付ける力(印圧)を調整する機能を備えている。このとき各ブレード42のペースト掻寄せ面42Mはマスク13の上面に対して設定された所定の角度(前述のアタック角Φ。図3)で当接する。
図5において、スクリーン印刷装置1が備える制御装置70は、搬入コンベア14による基板2の搬入動作、基板保持部21による基板2の保持動作、基板保持部移動機構22によるマスク13に対する基板2の位置決め動作、搬出コンベア15による基板2の搬出動作の各制御を行う。また、制御装置70は、印刷ヘッド移動部16Kによる印刷ヘッド16の移動動作、スキージ昇降部32によるスキージ33の昇降動作、アタック角調整部41Mによるブレード42のアタック角Φの調整動作の各制御を行う。また、制御装置70は、撮像ユニット移動部17Kによる撮像ユニット17の移動動作、撮像ユニット17による撮像動作、クリーニングユニット移動部18Kによるクリーニングユニット18の移動動作及びクリーニングユニット18によるクリーニング動作の各制御を行う。
図5において、圧力検出センサ60は制御装置70に接続されており、圧力検出センサ60が検出する圧力は制御装置70に入力される。制御装置70には、入出力装置としてのタッチパネル71が接続されている。タッチパネル71は、作業者OPが制御装置70に所要の入力を行う入力装置として機能するほか、制御装置70がスクリーン印刷装置1の状態を作業者OPに表示したり作業者OPに作業指示を与えたりする表示モニタとして機能する。
図5において、制御装置70は、緒元データ記憶部70a、印刷条件記憶部70b及び印刷制御部70cを備えている。緒元データ記憶部70aは、スクリーン印刷の対象となる基板2やそれに使用するマスク13に関する情報(以下、マスク・基板データと呼ぶ)を記憶する。緒元データ記憶部70aは、マスク・基板データとして、少なくとも、パターン孔最大寸法、パターン孔最小面積、マスク厚及びギャップGPのデータを記憶している。これらのデータはスクリーン印刷の作業前に緒元データ記憶部70aに記憶されている。
緒元データ記憶部70aが記憶するパターン孔最大寸法とは、マスク13が備える全てのパターン孔13Hのスキージ33の移動方向における寸法(図7中に示す寸法DH)のうちの最大値のことである。パターン孔最小面積とは、マスク13が備える全てのパターン孔13Hそれぞれの開口面積SH(図7中に斜線で示す領域の面積)のうちの最小値のことである。マスク厚とは、図6に示す、マスク13の厚さ方向の寸法THのことである。ギャップGPとは、前述したように、基板2をマスク13に対して位置決めしたときの電極2Dとマスク13の上下方向間隔のことである(図6)。
印刷条件記憶部70bは、スクリーン印刷装置1が印刷動作を行うために必要な印刷条件を記憶している。印刷条件記憶部70bに記憶されている印刷条件には、スキージ33に関する印刷条件と基板保持部移動機構22に関する印刷条件と、クリーニングユニット18の動作に関する印刷条件が含まれる。スキージ33に関する印刷条件としては、印圧、アタック角Φ、移動速度(スキージ速度)が含まれている。
基板保持部移動機構22に関する印刷条件としては、マスク13から基板2を引き離す動作(版離れ動作)に関する情報、例えば基板2の下降速度を含んでいる。クリーニングユニット18の動作に関する印刷条件としては、マスク13のクリーニングの頻度に関する情報が含まれる。これらの印刷条件の中でもスキージ33に関する印刷条件は、使用するペーストの影響を受け易い。このためスクリーン印刷装置1の印刷動作によってペーストの状態が変化して印刷不良が発生する場合はスキージ33に関する印刷条件の調整が必要になる。
作業者は、スキージ33に関する印刷条件の設定入力、すなわちアタック角Φを設定する入力とスキージ速度を設定する入力を、タッチパネル71から行うことができる。作業者がアタック角Φとスキージ速度を設定する入力を行うと、その入力した値が印刷条件記憶部70bに記憶される。
印刷制御部70cは、印刷条件記憶部70bに記憶された印刷条件に基づいて、基板2にペーストを印刷する一連の印刷動作を制御する。このとき印刷制御部70cは、スキージ33のアタック角Φが印刷条件記憶部70bに記憶された角度となるようにアタック角調整部41Mを作動させ、スキージ33の移動速度が印刷条件記憶部70bに記憶された速度となるように印刷ヘッド移動部16Kを作動させる。また、印刷制御部70cは、版離れ動作における基板2の下降速度が印刷条件記憶部70bに記憶された速度となるように基板保持部移動機構22を動作させる。
スクリーン印刷装置1が行う印刷動作では、先ず、外部から投入された基板2を搬入コンベア14が受け取って基板保持部21に受け渡し、基板保持部21は一対のクランプ部材21Aによって基板2をクランプして保持する。基板保持部21が基板2を保持したら、撮像ユニット17が基板2若しくは基板2とマスク13の双方を撮像する。制御装置70は撮像ユニット17が撮像した画像を認識してマスク13と基板2の位置ずれ(相対的な位置関係)を求めたら、その結果に基づいて基板保持部移動機構22が作動し、基板2をマスク13に下方から近接させて位置決めする。この位置決めの動作は、具体的には、基板保持部移動機構22が、基板2を保持した基板保持部21をXYテーブル22Aによって水平面内方向に移動させ、θテーブル22Bによって水平面内で回転させ、基板昇降機構22Cによって昇降させることによって行う。
基板保持部移動機構22が基板2を位置決めしたら、スキージ昇降部32はスキージ33を下降させてブレード42をマスク13の上面に当接させ、印刷条件に設定されている印圧でブレード42をマスク13に押し付ける。そして、印刷ヘッド移動部16Kが印刷ヘッド16を水平方向(Y軸方向)に印刷条件に設定されている移動速度で移動させて、ブレード42のペースト掻寄せ面42MでペーストPstを掻寄せる。このときスキージ33はマスク13のパターン形成領域13Rを通過(移動)し、パターン孔13HにペーストPstを充填する(図8)。また、パターン孔13H内へのペーストPstの充填時に、スキージ33は、その通路上に位置する検査孔13KにもペーストPstを充填する(図9)。
スキージ33がマスク13上を移動してパターン孔13HにペーストPstが充填されたら、基板保持部移動機構22が作動して基板2を印刷条件に設定されている下降速度で下降させ、マスク13から基板2を離間(版離れ)させる。これにより基板2へのペーストPstの印刷が終了する。基板2へのペーストPstの印刷が終了したら、基板保持部21は、ペーストPstの印刷が終了した基板2を搬出コンベア15に受け渡し、搬出コンベア15は基板保持部21から受け取った基板2を外部に搬出する。
搬出コンベア15が基板2を外部に搬出したら、クリーニングユニット移動部18Kは、クリーニングユニット18をY軸方向に移動させる。この際、マスククリーニング部52をマスク13の下面に当接させてマスク13に対して摺擦させることにより、マスク13の下面に付着したペーストPstを拭き取ってクリーニングする(図10A→図10B→図10C)。なお、クリーニングユニット18によるマスク13のクリーニングは、印刷条件に設定されている頻度(印刷動作が完了したら毎回行う、或いは所定回数の印刷動作が完了したら行う)に基づいて実行する。
クリーニングユニット18は、上記のマスク13のクリーニングの終了後、センサクリーニング部53で圧力検出センサ60のクリーニングを実行する。センサクリーニング部53は吸引動作と拭取り動作により検査孔13Kを通じて圧力検出センサ60に付着したペーストPstを除去する(図10B)。このようにしてマスク13及び圧力検出センサ60のクリーニングが終了したら、次の基板2にペーストPstを印刷できる状態となる。
図5において、制御装置70は、計測部70d、判定基準設定部70e及び計測結果表示部70fを備えている。計測部70dは圧力検出センサ60から出力される電圧を圧力波形として取得するとともに、圧力波形から充填時間と充填圧力を求める。
図11は、計測部70dが取得した圧力波形の一例を示している。図中、Ptは検査孔13KへのペーストPstの充填開始と終了を判定するための閾値である。計測部70dは、検査孔13KにペーストPstが充填されて圧力が閾値Ptを超えると充填開始と判断し、スキージ33が検査孔13Kを通過して圧力が閾値Ptを下回ると充填完了と判断する。そして、計測部70dは充填開始から充填完了までの時間を充填時間として検出する。更に、計測部70dは、圧力のピーク値を充填圧力として検出する。充填圧力は印圧やアタック角Φの影響を受け易く、印圧が高いほど、又はアタック角Φが小さいときほど高くなる。一方、充填時間はスキージ速度で変化し、スキージ速度が遅いほど長くなる傾向にある。
判定基準設定部70eは、計測部70dで計測された充填圧力及び充填時間がそれぞれ適正範内にあるか否かを判定するための判定基準を設定する。この判定基準を満たしていれば、印刷条件記憶部70bに設定されている印刷条件は適切なものとして取り扱われる。言い換えれば、判定基準設定部70eは、印刷条件の適否を判断するための判定基準を充填圧力と充填時間で設定する。図12にその判定基準を示す。
図12は縦軸に充填圧力、横軸に充填時間をとった二次元のグラフを示している。充填圧力の下限値P1(下限圧力)、上限値P2(上限圧力)及び充填時間の下限値T1(下限時間)、上限値T2(上限時間)で囲まれた斜線で示す矩形の領域が合格範囲(判定基準を満たす範囲)GRである。
スクリーン印刷において印刷不良の大半を占めるのが「かすれ」と「にじみ」である。かすれは、十分な量のペーストPstが基板2に印刷されない不良であり、その主要因はパターン孔13HへのペーストPstの充填不足である。充填不足は充填圧力が不足している場合や充填時間が短い場合に発生し易いことが知られている。一方、にじみはペーストPstが基板2に過剰に印刷される現象であり、パターン孔13Hからマスク13の裏面へはみ出したペーストPstが基板2に転写されることで発生する。マスク13の裏面へのペーストPstのはみ出しは、充填圧力が大き過ぎる場合や充填時間が長過ぎる場合に発生することが知られている。このような知見に基づき、合格範囲GRを定める充填圧力の下限値P1と上限値P2及び充填時間の下限値T1と上限値T2は設定されている。
なお、合格範囲GRは、パターン孔13Hの寸法、面積、マスク13の厚さやギャップGPによって変化する。例えば、小さなパターン孔13Hに対しては大きなパターン孔13Hに必要とされる充填圧力よりも高い充填圧力が必要である。また、ギャップGPが大きな基板2では、充填圧力を低くしてにじみの発生を抑える必要がある。マスク・基板データに含まれるパターン孔13Hの寸法、面積、マスク13の厚さやギャップGPの組み合わせは無数に存在する。本実施の形態の判定基準設定部70eは、過去の実験やスクリーン印刷で得た様々なマスク・基板データで印刷結果を取得し、これを機械学習させた学習モデルによって合格範囲GRを示す充填圧力の下限値P1及び上限値P2と、充填時間の下限値T1及び上限値T2を設定する。
計測結果表示部70fは、計測部70dが計測した充填圧力と充填時間を、タッチパネル71が表示する判定基準とともに可視的に表示する。表示の一例としては図13A、図13Bに示すように、縦軸に充填圧力、横軸に充填時間をとった二次元のグラフ上に合格範囲GRを示す矩形枠と計測によって得られた充填圧力と充填時間の交点(図13Aに示す点Q1及び図13Bに示す点Q2)を表示する。
次に上記構成のスクリーン印刷装置1のスキージ33に関する印刷条件の適否確認手順について説明する。事前準備として、作業者OPは、スクリーン印刷装置1にスクリーン印刷で使用するマスク13と基板2をセットする。基板2はダミーを使用してもよい。次に、作業者OPは、タッチパネル71を操作して緒元データ記憶部70aと印刷条件記憶部70bにマスク・基板データ及び適否確認の対象となる印刷条件(仮の印刷条件)を登録する。緒元データ記憶部70aにマスク・基板データが登録されると、判定基準設定部70eは、合格範囲GRを示す充填圧力の下限値P1及び上限値P2と充填時間の下限値T1及び上限値T2を設定する。
次に、作業者OPは、タッチパネル71を操作してスクリーン印刷装置1にスクリーン印刷を実行させ、計測部70dによる充填圧力の計測と計測結果表示部70fによる計測結果の表示を実行させる。
作業者OPは、タッチパネル71に表示された計測結果を確認することで、充填圧力と充填時間が合格範囲GR内にあるか、すなわち判定基準を満たすか否かを判定する。そして、作業者OPは、判定基準を満たしていると判定したら仮の印刷条件は適切であると判断し、その印刷条件を生産用の印刷条件としてスクリーン印刷装置1にスクリーン印刷を実行させる。一方、作業者OPは、判定基準を満たしていないと判定したら、仮の印刷条件は不適切であると判断し、タッチパネル71を操作して印刷条件を修正する。図13Bでは、充填時間が下限値T1よりも短い。従って、印刷条件のひとつであるスキージ33の移動速度を仮の設定よりも遅くする。作業者OPは、印刷条件の修正を行ったら、修正後の印刷条件の適否の確認を上述した手順で実行し、印刷条件が適切と判断されるまで繰り返す。これにより印刷条件記憶部70bには生産用の印刷条件が設定される。
(第2実施形態)
第2実施形態におけるスクリーン印刷装置1が第1実施形態におけるスクリーン印刷装置1と異なるところは、印刷条件を自動的に修正して設定する機能を有する点である。具体的には、図14に示すように、制御装置70の印刷条件設定部70gを備えるところのみである。次に、図15に示すフローチャートに従って印刷条件の設定方法について説明する。第1実施形態の場合と同様、事前に緒元データ記憶部70aにはマスク・基板データが、印刷条件記憶部70bには印刷条件が登録されている。なお、現時点の印刷条件は仮の値、すなわち仮の印刷条件である。
作業者OPは、タッチパネル71を操作して制御装置70に図15に示すフローチャートの処理を開始させる。印刷制御部70cは印刷条件記憶部70bに記憶されている印刷条件を読み取る(ステップST1)。ここで、アタック角Φを変更する必要があれば、アタック角調整部41Mによるアタック角Φの調整が行われる。
次に、印刷制御部70cはステップST1で読み取った印刷条件で基板2にペーストPstを印刷する印刷動作を開始する(ステップST2)。この間、計測部70dによる圧力波形を検出する計測工程が実行される(ステップST3)。
印刷動作が完了すると(ステップST4)、次に、計測部70dは圧力波形から充填圧力と充填時間を求める(ステップST5)。そして、計測結果表示部70fは、計測結果を判定基準(合格範囲GR)とともにタッチパネル71に表示する(ステップST6)。
次いで、印刷条件設定部70gは、計測工程で計測した充填圧力と充填時間が判定基準を満たしているか判断する(ステップST7)。具体的には、充填圧力が下限値P1と上限値P2の間の範囲内であり、かつ、充填時間が下限値T1と上限値T2の間の範囲内あれば合格と判断する。そして、印刷条件設定部70gは、仮の印刷条件として印刷条件記憶部70bに記憶されていた印刷条件を生産用の印刷条件として設定する。一方、不合格と判断した場合、印刷条件設定部70gは印刷条件を修正する修正工程を実行する(ステップST8)。そして、再びステップST1の処理へ戻って、修正後の印刷条件についての適否判断と修正が行われる。
ここで、修正工程について説明する。充填時間はスキージ速度に依存する。このため、計測された充填時間は下限値T1を下回る場合はスキージ速度を遅くする修正を行う。逆に、充填時間の上限値T2を上回る場合はスキージ速度を早くする修正を行う。充填圧力は印圧やアタック角Φの影響を受け易く、印圧が高いほど、又はアタック角Φが小さいほど高くなる。計測された充填圧力が下限値P1を下回る場合は印圧を大きくする修正又はアタック角Φを小さくする修正を行う。逆に、充填圧力が上限値P2を上回る場合は印圧を下げる修正又はアタック角Φを大きくする修正を行う。印圧とアタック角Φの修正は併用してもよい。このように印刷条件の修正は印刷条件設定部70gによって自動的に行われ、印刷条件記憶部70bに上書きされる。
第2実施形態では、印刷条件の設定が自動で行われる。通常、印刷条件の設定は基板生産を開始する前の準備段階に行うが、基板生産中に適宜実行してもよい。ペーストPstの中でもクリーム半田は基板生産中に粘度やチキソの変化が大きく、基板生産前に設定した最適な印刷条件であってもクリーム半田の変化に伴い印刷不良が発生する場合がある。このため、基板生産中も定期的に印刷条件が判定基準を満たした状態が維持されているかどうかを確認し、維持されていないときには印刷条件が判定基準を満たすように、自己補正するように実行される。
この場合、基板生産時にスキージ33がマスク13上を移動する際(パターン孔13HにペーストPstを充填する際)、検査孔13Kに充填されるペーストPstを介して圧力検出センサ60により充填圧力を検出することによって、ステップST3の計測工程を実行する。このように、基板生産中に印刷条件を設定することで、スクリーン印刷装置1の印刷条件は常に適正な値となり、生産される基板2(スクリーン印刷がなされた基板2)の良品率を向上させることができる。
以上説明したように、上述したスクリーン印刷装置1における印刷結果の表示方法及びスクリーン印刷方法では、記憶部(印刷条件記憶部70b)から読み取った仮の印刷条件でスキージ33をマスク13に対して移動させてマスク13に設けられた検査孔13KにペーストPstを充填し、その充填の際に計測した圧力波形より充填圧力と充填時間を検出する。そして、検出した充填圧力と充填時間が判定基準を満たすか否かを判定し、満たしている場合は仮の印刷条件を生産用の印刷条件として設定し、満たしていない場合は印刷条件を自動的に修正するようにしている。そして、修正した印刷条件の下で検出された充填圧力と充填時間が判定基準を満たすまで印刷条件の修正を繰り返す。これにより、作業者OP個人の経験によらず自動的に印刷条件の設定を行うことができる。
これまで本発明の実施の形態1,2について説明してきたが、本発明は上述したものに限定されない。例えば、上述の実施の形態では、検査孔13Kはマスク13のパターン形成領域13RからX軸方向に外れた位置、すなわちスキージ33がパターン孔13HにペーストPstを充填するときのスキージ33の通路上に設けられていたが、これは一例であり、マスク13上の検査孔13Kの位置は限定されない。よって、例えば、印刷可能位置に位置した基板2の両側をクランプしている2つのクランプ部材21Aの一方と対向するマスク13上の位置に設けられていてもよい。また、パターン孔13Hの形状は矩形(正方形)であったが、円等であってもよい。
上述の実施の形態1,2では、検査孔13Kに充填されたペーストPstは圧力検出センサ60に直接接触する構成となっていたが、図16の変形例に示すように、マスク13の下面に、検査孔13Kの下端側を閉止しつつも検査孔13Kに充填されたペーストPstに与えられる圧力を圧力検出センサ60によって検出できるような材質の(例えばフィルム状の)閉止部材13Fを取り付けておくこともできる。このようにすれば、圧力検出センサ60にペーストPstが付着しないので、クリーニングユニット18がセンサクリーニング部53を備える必要がなくなる。
印刷条件の設定を経験によらず簡易に行うことができるスクリーン印刷装置における印刷結果の表示方法及びスクリーン印刷方法を提供する。
1 スクリーン印刷装置
2 基板
13 マスク
13H パターン孔
13K 検査孔
33 スキージ
70b 印刷条件記憶部(記憶手段)
Pst ペースト

Claims (10)

  1. パターン孔を有するマスクと、前記マスク上を移動するスキージとを備え、予め設定された印刷条件に基づいて前記スキージを移動させることにより前記マスク上のペーストを前記パターン孔に充填し、前記パターン孔に充填された前記ペーストを基板に転写するスクリーン印刷装置における印刷結果の表示方法であって、
    前記予め設定された印刷条件に基づいて前記スキージを前記マスクに対して移動させることにより、前記パターン孔とは別に前記マスクに設けられた検査孔に前記ペーストを充填し、
    前記検査孔に充填される前記ペーストの圧力の変化を圧力波形として取得し、
    前記圧力波形より前記ペーストの前記検査孔への充填圧力と充填時間を検出し、
    検出された前記充填圧力及び前記充填時間を予め設定された判定基準とともに表示モニタに表示する印刷結果の表示方法。
  2. 前記充填圧力及び前記充填時間ならびに前記予め設定された判定基準は、前記充填時間と前記充填圧力を2軸とするグラフ上に表示される請求項1に記載の印刷結果の表示方法。
  3. 前記充填圧力は、前記圧力波形における前記圧力の最大値である請求項1に記載の印刷結果の表示方法。
  4. 前記充填時間は、前記圧力波形において所定の閾値を超える前記圧力を検出した時間である請求項1に記載の印刷結果の表示方法。
  5. 前記予め設定された印刷条件は、前記スキージを前記マスクの上面に押し付ける力を示す印圧、前記スキージのペースト掻寄せ面と前記マスクの前記上面とがなす角度であるアタック角、前記マスク上を移動する前記スキージの速度を含む請求項1に記載の印刷結果の表示方法。
  6. パターン孔を有するマスクと、前記マスク上を移動するスキージとを備え、予め設定された印刷条件に基づいて前記スキージを移動させることにより前記マスク上のペーストを前記パターン孔に充填し、前記パターン孔に充填された前記ペーストを基板に転写するスクリーン印刷装置におけるスクリーン印刷方法であって、
    予め設定された仮の印刷条件に基づいて前記スキージを前記マスクに対して移動させることにより、前記パターン孔とは別に前記マスクに設けられた検査孔に前記ペーストを充填し、
    前記検査孔に充填される前記ペーストの圧力の変化を圧力波形として取得し、
    前記圧力波形より前記ペーストの前記検査孔への充填圧力と充填時間を検出し、
    前記充填圧力と前記充填時間が予め設定された判定基準を満たすか否かを判定し、
    前記充填圧力と前記充填時間が前記予め設定された判定基準を満たす場合は前記仮の印刷条件を生産用の印刷条件に設定し、
    前記充填圧力と前記充填時間が前記予め設定された判定基準を満たさない場合は前記仮の印刷条件を、変更後の仮の印刷条件に変更し、前記変更後の仮の印刷条件に基づいて前記検査孔への前記ペーストの充填から前記予め設定された判定基準を満たすか否かの判定までの一連の処理を前記充填圧力と前記充填時間が前記予め設定された判定基準を満すまで繰り返し、
    前記生産用の印刷条件に基づいて前記スキージを移動させることにより前記マスク上の前記ペーストを前記パターン孔に充填し、前記パターン孔に充填された前記ペーストを前記基板に転写するスクリーン印刷方法。
  7. 前記充填圧力と前記充填時間が前記予め設定された判定基準を満たすか否かの判定において、前記充填時間が所定の下限時間から上限時間の間であり前記充填圧力が所定の下限圧力から上限圧力の間であれば、前記予め設定された判定基準を満たすと判断する請求項6に記載のスクリーン印刷方法。
  8. 前記充填圧力は、前記圧力波形における前記圧力の最大値である請求項6に記載のスクリーン印刷方法。
  9. 前記充填時間は、前記圧力波形において所定の閾値を超える前記圧力を検出した時間である請求項6に記載のスクリーン印刷方法。
  10. 前記予め設定された印刷条件、前記予め設定された仮の印刷条件、前記変更後の仮の印刷条件、前記生産用印刷条件はそれぞれ、前記スキージを前記マスクの上面に押し付ける力を示す印圧、前記スキージのペースト掻寄せ面と前記マスクの前記上面とがなすアタック角、前記マスク上を移動する前記スキージの速度を含む請求項6に記載のスクリーン印刷方法。
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