JP7111119B2 - 蓄電デバイス - Google Patents
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Description
負極活物質を含む複数の柱状負極と、
各柱状負極の周囲を囲うように設けられた分離膜と、
正極活物質を含み、隣合う前記分離膜同士の間を埋めるように設けられた正極と、
前記正極の内部で前記柱状負極と交差する方向に配列された複数の正極導電体と、前記正極から露出した前記正極導電体の端面に接続された層状の第1集電体と、前記第1集電体に接続された層状の第2集電体とを備えている正極集電部と、を備え、
前記第1集電体は、前記第2集電体よりも高い体積抵抗率を有するものである。
実施形態で説明する本開示の蓄電デバイスは、複数の柱状負極と、分離膜と、正極と、正極集電部とを備えている。この蓄電デバイスは、負極に電気的に接続された負極集電体を備えているものとしてもよい。この蓄電デバイスは、例えば、電気二重層キャパシタやハイブリッドキャパシタ、疑似電気二重層キャパシタ、アルカリ金属二次電池、アルカリ金属イオン電池などとしてもよい。蓄電デバイスのキャリアイオンは、リチウムイオンやナトリウムイオン、カリウムイオンなどのアルカリ金属イオンやマグネシウムイオンやストロンチウムイオン、カルシウムイオンなどの第2族イオンなどが挙げられる。また、正極は、柱状負極の周りに存在するものとしてもよいし、柱状負極の間の空間に充填されているものとしてもよい。また、この蓄電デバイスは、分離膜を介して正極と隣り合う状態で複数の柱状負極が結束された構造を有するものとしてもよい。更に、この蓄電デバイスは、柱状負極、正極及び分離膜のうち1以上に電解液を含むものとしてもよい。柱状負極には、集電線などの集電部材が埋設されているものとしてもよいし、この集電部材を備えないものとしてもよい。ここでは、説明の便宜のため、リチウムイオンをキャリアとするリチウムイオン二次電池をその主たる一例として以下説明する。
(蓄電デバイスの作製)
直径dが7μmの炭素繊維(日本グラファイトファイバー社製)を400本撚糸して結束した直径Dが156.5μmの炭素繊維結束体を柱状負極とした。この柱状負極に対し、フッ化ビニリデン-ヘキサフルオロプロピレン共重合体(PVdF-HFP)をN-メチルピロリドン(NMP)に溶解させた溶液をディップ法で被覆、乾燥することで、5μmの膜厚で負極の表面に分離膜としてのポリマー膜を均一塗布した。次に、正極活物質(LiNi0.5Co0.2Mn0.3O2)と、導電材としてのアセチレンブラック(デンカ社製HS-100)と、導電材としての気相成長炭素繊維(昭和電工製VGCF)と、結着材としてのポリフッ化ビニリデン(クレハ製PVdF7305)とを質量比で90:4:2:4となるよう配合したものにN-メチルピロリドンを加えて正極合材ペーストとした。上記のポリマー被覆負極に対して正極スラリーをディップコートして、正極合材の厚さが35μmとなるように正極合材層を形成した。このように作製した負極/ポリマー膜/正極合材層の単セルを107本を1列に並べた直列体を作製した。この直列体の側面に、柱状負極に交差する方向に正極導電体として、幅200μm、厚さ5μmのアルミニウムを200μm間隔で220本配設した(図3参照)。この直列体を495行(単セル総計52965本)で積層して、静水圧プレスを用いてプレスすることで、96.2mm×24.5mm、高さ88mm)の電極構造体を得た。この電極構造体の電池容量は35Ahである。この電極構造体をAl製のケースに収納し、正極から露出した正極導電体の先端側に第1集電体として導電性高分子(ポリ3,4-エチレンジオキシチオフェン-ポリスチレンスルホン酸,体積抵抗率3×10-6Ωm)を厚さ30μmとなるように形成した。そして、第1集電体の表面に第2集電体としてのAl箔(厚さ100μm)を配置し圧着させた。柱状負極の端面に負極集電体としてのCu箔を配設し、負極集電体とした。ケースに非水電解液を注液して封止することにより得られた試験セルを実施例1とした。非水電解液には、エチレンカーボネート(EC)、ジメチルカーボネート(DMC)、エチルメチルカーボネート(EMC)を体積比で30/40/30で混合した混合溶媒に、LiPF6を1Mの濃度で溶解させたものを用いた。図5は、実施例1の蓄電デバイス10の説明図である。
実施例1において、第1集電体の体積抵抗率は3.0×10-6Ωmであり、第2集電体の体積抵抗率は2.8×10-8Ωmである。また、正極導電体の厚さは5μmであり、第1集電体の厚さは30μmであり、第2集電体の厚さは100μmであり、正極導電体の総抵抗は、7.3×10-6Ωであり、第1集電体の総抵抗は、1.2×10-6Ωであり、第2集電体の総抵抗は、4.2×10-4Ωと見積もられる。正極集電部の全抵抗の大きさは、正極導電体の総抵抗+第1集電体の総抵抗+第2集電体の総抵抗であり、4.3×10-4Ωであるから、セル全体の抵抗に対して正極集電部の総抵抗値は、0.7mΩ以下を満たすものであった。一方、単セル1本あたりの抵抗で比較すると、正極導電体は、7.9×10-1Ωであり、第1集電体の抵抗は、1.3×10-1Ωであり、第2集電体の総抵抗は、4.2×10-4Ωであり、各集電体層の抵抗の大きさは、第1集電体>>第2集電体を満たすものであった。ここで、第1集電体と正極導電体との接点付近で短絡が生じた場合を検討する。ここでは、第1集電体の抵抗が隣の電極からの電流の流れ込みが起こらない程度に十分大きいので、放電時間は第1集電体の正極導電体1本あたりの抵抗で決まる放電電流との間に、単セル1本あたりの第1集電体抵抗=セル平均電圧/放電電流、との関係が成り立つ。実施例1では、単セル1本あたりの抵抗は、1.3×10-1Ωであるので、セル平均電圧を3.7Vとすると、放電電流は29Aとなる。したがって、放電時間=電池容量35Ah/放電電流29A=1.2hとなる。即ち、実施例1の正極集電部の構造によれば、単セル同士で短絡が生じた場合であっても、高抵抗な第1集電体の存在によって、放電時間約1.2時間の徐放電機構が成立することが明らかとなった。
Claims (9)
- 負極活物質を含む複数の柱状負極と、
各柱状負極の周囲を囲うように設けられた分離膜と、
正極活物質を含み、隣合う前記分離膜同士の間を埋めるように設けられた正極と、
前記正極の内部で前記柱状負極と交差する方向に配列された複数の正極導電体と、前記正極から露出した前記正極導電体の端面に接続された層状の第1集電体と、前記第1集電体に接続された層状の第2集電体とを備えている正極集電部と、を備え、
前記第1集電体は、前記第2集電体よりも高い体積抵抗率を有する、
蓄電デバイス。 - 前記第1集電体は、前記第2集電体の100倍以上の体積抵抗率を有する、請求項1に記載の蓄電デバイス。
- 前記第1集電体は、体積抵抗率が1.0×10-6Ωm以上であり、
前記第2集電体は、体積抵抗率が1.0×10-7Ωm以下であり、
前記正極導電体は、体積抵抗率が1.0×10-7Ωm以下である、請求項1又は2に記載の蓄電デバイス。 - 前記正極集電部の総抵抗が0.7mΩ以下である、請求項1~3のいずれか1項に記載の蓄電デバイス。
- 前記正極導電体の端面の面積yに対する前記第1集電体の厚さxの比x/yが0.01以下である、請求項1~4のいずれか1項に記載の蓄電デバイス。
- 前記第1集電体は、その厚さxが前記第2集電体の厚さXよりも小さい、請求項1~5のいずれか1項に記載の蓄電デバイス。
- 前記第1集電体は、その厚さxが前記第2集電体の厚さXの1/2以下である、請求項1~6のいずれか1項に記載の蓄電デバイス。
- 前記第1集電体は、200本以上の前記正極導電体が並列接続されている、請求項1~7のいずれか1項に記載の蓄電デバイス。
- 前記正極導電体は、間欠パターンとして正極内部に配設されている、請求項1~8のいずれか1項に記載の蓄電デバイス。
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