JP7215439B2 - 蓄電デバイス及び蓄電デバイスモジュール - Google Patents

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Description

本明細書では、蓄電デバイス及び蓄電デバイスモジュールを開示する。
従来、この種の蓄電デバイスとしては、例えば、厚み方向Xに積層設置される複数の電池セルと、電池セルと厚み方向Xに並んで設けられ、電池セルと一体に支持される冷却プレート部材と、熱媒体が流通する通路を形成する流体パイプと、を備えたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この蓄電デバイスでは、冷却プレート部材が、電池セルと接触して受熱する受熱部と、受熱部との間で熱移動可能な部分であって、流体パイプと接触する部分の断面積が受熱部の断面積よりも大きく設定される放熱部と、を有しており、電池冷却性能の改善が図れるとしている。また、蓄電デバイスとしては、複数の単電池の間に単電池接触部、伸縮部、流量制御弁を備えた冷却流量制御棒が設けられたものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。この蓄電デバイスでは、複数の単電池の温度変化または複数の単電池間の間隙の変化に応じた液体または気体の体積変化によって、伸縮部が伸縮し、流量制御弁が動くように冷却流量制御棒が構成されていることにより、電池モジュール内の温度分布の不均一化を抑制させることができるとしている。また、蓄電デバイスとしては、負極活物質を有する柱状体である負極と、正極活物質を有する正極と、イオン伝導性を有し負極と正極とを絶縁する分離膜と、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献3参照)。この蓄電デバイスでは、分離膜を介して正極と隣り合う状態で複数の負極が結束された構造を有しており、エネルギー密度をより高めることができる。
特開2015-76187号公報 特開2013-191397号公報 特開2018-152230号公報
しかしながら、特許文献1、2では、充放電により生じる熱を冷却するために、電池セルの間に受熱部や冷却流体制御棒などを配置する必要があり、電池セル単体では体積エネルギー密度、質量エネルギー密度が高くても、モジュール、パックになるとエネルギー密度が大きく低下する問題があった。また、特許文献3のような、柱状の電極を備えた蓄電デバイスにおいて、エネルギー密度をできるだけ低下させずに充放電時の熱を冷却することが求められていた。
本開示は、このような課題に鑑みなされたものであり、柱状の電極を有するものの放熱性をより高めることができる蓄電デバイスを提供することを主目的とする。
上述した目的を達成するために鋭意研究したところ、本発明者らは、柱状の負極の端部側に放熱部材を設けると、エネルギー密度をできるだけ低下させずに、効率よく放熱性をより高めることができることを見いだし、本明細書で開示する発明を完成するに至った。
即ち、本明細書で開示する蓄電デバイスは、
負極活物質を含む複数の柱状負極と、
イオン伝導性及び絶縁性を有し前記柱状負極の周囲に設けられた分離膜と、
正極活物質を含み、隣合う前記分離膜同士の間を埋めるように設けられた正極と、
前記柱状負極の端部側に配設された放熱部材と、
を備えたものである。
本開示は、放熱性をより高めることができる。このような効果が得られる理由は、以下のように推察される。例えば、柱状の負極は、従来のように粉体の活物質を合材として集電箔に塗布したセルとは異なり、柱状負極の長手方向に熱伝導性がより高い。したがって、この蓄電デバイスでは、セル内部に冷却に関する構造物を配設せずに、柱状負極の端部側に放熱部材を配置すると、セル内部の熱を柱状負極に伝達させて冷却することができる。また、セル内部に他の構造物を要しないため、エネルギー密度の低下をより抑制することができる。
蓄電デバイス10の一例を示す模式図。 蓄電デバイス10の断面図を示す模式図。 蓄電デバイスモジュール10Bの一例を示す模式図。 蓄電デバイスパック10Cの一例を示す模式図。
(蓄電デバイス)
実施形態で説明する本開示の蓄電デバイスは、複数の柱状負極と、分離膜と、正極と、放熱部材とを備えている。この蓄電デバイスは、負極に電気的に接続された負極集電体と、正極に電気的に接続された正極集電体と、を備えているものとしてもよい。この蓄電デバイスは、例えば、電気二重層キャパシタやハイブリッドキャパシタ、疑似電気二重層キャパシタ、アルカリ金属二次電池、アルカリ金属イオン電池などとしてもよい。蓄電デバイスのキャリアイオンは、リチウムイオンやナトリウムイオン、カリウムイオンなどのアルカリ金属イオンやマグネシウムイオンやストロンチウムイオン、カルシウムイオンなどの第2族イオンなどが挙げられる。また、正極は、負極の周りに存在するものとしてもよいし、負極の間の空間に充填されているものとしてもよい。また、この蓄電デバイスは、分離膜を介して正極と隣り合う状態で複数の負極が結束された構造を有するものとしてもよい。更に、この蓄電デバイスは、負極、正極及び分離膜のうち1以上に電解液を含むものとしてもよい。正極及び負極には、集電線などの集電部材が埋設されているものとしてもよいし、この集電部材を備えないものとしてもよい。ここでは、説明の便宜のため、リチウムイオンをキャリアとするリチウムイオン二次電池をその主たる一例として以下説明する。
ここで、本実施形態で開示する蓄電デバイスについて図面を用いて説明する。図1は、蓄電デバイス10の一例を示す模式図である。図2は、蓄電デバイス10の断面図を示す模式図である。蓄電デバイス10は、柱状負極12と、負極集電体13と、分離膜15と、正極16と、正極集電体17と、放熱部材20とを備えている。単セル11は、柱状負極12と、分離膜15と、正極16とにより構成されている。この蓄電デバイス10は、柱状の負極活物質からなる柱状負極12と、柱状負極12の周りに分離膜15を介して形成された正極活物質層からなる正極16とを備えている。この蓄電デバイス10は、分離膜15及び正極16が形成された柱状負極12を含む単セル11を複数結束した構造を有するものとしてもよい。また、この蓄電デバイス10では、50本以上の柱状負極12が結束された構造を有しているものとしてもよい。あるいは、蓄電デバイス10は、柱状負極12と、柱状負極12の表面に形成された分離膜15と、柱状負極12の間に分離膜15を介して正極16が充填された構造を有するものとしてもよい。
柱状負極12は、負極活物質を含む部材である。ここで、「柱状」とは、屈曲しない太さのもののほか、屈曲可能な繊維状の太さのものも含むものとする。この柱状負極12は、柱状であればよく、その断面は円形であってもよいし、多角形であってもよい。蓄電デバイス10では、複数の柱状負極12が所定方向に配列されている。この柱状負極12は、蓄電デバイス10の最も短辺でない方向に配列されているものとしてもよい。柱状負極12は、負極集電体13に接続される端部以外の外周が分離膜15に覆われている。例えば、柱状負極12は、蓄電デバイス10全体の負極容量の1/nの容量を有し、n個が負極集電体13に並列接続されているものとしてもよい。この柱状負極12は、長手方向に垂直な断面の直径Dが10μm以上であることが好ましく、15μm以上であることがより好ましく、30μm以上であるものとしてもよい。また、柱状負極12の直径Dは、800μm以下であることが好ましく、500μm以下であることがより好ましく、400μm以下であるものとしてもよい。この直径Dが10μm以上では、電極構造体としての強度を担保することができ安定した充放電ができる。また、この直径Dが800μm以下ではキャリアのイオンの移動距離が長くなりすぎず、高出力性能が得られる。また、この直径Dが10~500μmの範囲では、単位体積あたりのエネルギー密度をより高めることができる。あるいは、この範囲では、キャリアのイオンの移動距離をより短くすることができ、より大きな電流で充放電を行うことができる。この柱状体の長手方向の長さは、蓄電デバイスの用途などに応じて適宜定めることができ、例えば、20mm以上200mm以下の範囲などとしてもよい。柱状体の長さが20mm以上では、電池容量をより高めることができ好ましく、200mm以下では、負極の電気抵抗をより低減することができ好ましい。
柱状負極12は、導電性を有し且つ熱伝導性がより高いものが好ましい。この柱状負極12は、例えば、25℃における熱伝導率が、10W/m・K以上であることが好ましく、50W/m・K以上であることがより好ましく、100W/m・K以上であることが更に好ましい。柱状負極12の熱伝導率は、放熱部材20への伝熱の観点からは、より高いことが好ましい。柱状負極12の熱伝導率は、部材選択の観点から、10000W/m・K以下であるものとしてもよい。この柱状負極12は、負極活物質としての炭素材料を含むものが好ましく、負極活物質として炭素繊維14の束及び炭素材料の一体物のうちいずれか1以上であるものとしてもよい。炭素材料は、導電性及び熱伝導性が高く、柱状負極12として好ましい。炭素材料としては、例えば、グラファイト類や、コークス類、ガラス状炭素類、難黒鉛化性炭素類、熱分解炭素類のうち1以上が挙げられる。このうち、人造黒鉛、天然黒鉛などのグラファイト類が好ましい。また、グラファイト構造を有する炭素繊維14としてもよい。このような炭素繊維14は、例えば、繊維方向である長手方向に結晶が配向したものが好ましい。また、長手方向(繊維方向)に直交する方向に断面視したときに結晶が中心から外周面側に放射状に配向したものであることが好ましい。炭素繊維14の直径dは、例えば、5μm以上としてもよいし、7.5μm以上としてもよいし、10μm以上としてもよい。また、炭素繊維11の直径dは、50μm以下の範囲としてもよいし、25μm以下としてもよいし、20μm以下としてもよい。柱状負極12は、複数の炭素繊維14を撚糸して得られたものとしてもよいし、複数の炭素繊維14を結着材により結着させたものとしてもよい。結着材は、キャリアイオンの伝導性を有するものが好ましく、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)や、PVdFとヘキサフルオロプロピレンとの共重合体(PVdF-HFP)、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、及びPMMAとアクリルポリマーとの共重合体などが挙げられる。また、柱状負極12は、炭素材料の原料を柱状に成形したものを炭素化した一体物としてもよいし、炭化した炭素材料を結着材などで固形化したものとしてもよい。
あるいは、柱状負極12は、キャリアのイオンを吸蔵放出可能な複合酸化物を柱状体に成形したものとしてもよい。複合酸化物としては、例えば、リチウムチタン複合酸化物やリチウムバナジウム複合酸化物などが挙げられる。この複合酸化物からなる負極は、その表面の少なくとも一部に導電成分が形成されているものとしてもよい。この導電成分により、導電性をより高めることができる。この導電成分は、導電性の高い材料であれば特に限定されないが、例えば、金属としてもよい。
負極集電体13は、導電性を有する部材であり、複数の柱状負極12の端部に電気的に接続されている。負極集電体13は、放熱部材20が接続された端部とは反対側の柱状負極12の端部に配設されている。負極集電体13には、50本以上の柱状負極12が並列接続されている。この負極集電体13は、例えば、カーボンペーパー、アルミニウム、銅、チタン、ステンレス鋼、ニッケル、鉄、白金、焼成炭素、導電性高分子、導電性ガラスなどのほか、接着性、導電性及び耐酸化(還元)性向上の目的で、アルミニウムや銅などの表面をカーボン、ニッケル、チタン、銀、白金、金などで処理したものも用いることができる。負極集電体13の形状は、複数の柱状負極12が接続できるものであれば特に限定されず、例えば、板状、箔状、フィルム状、シート状、ネット状、パンチ又はエキスパンドされたもの、ラス体、多孔質体、発泡体、繊維群の形成体などが挙げられる。
分離膜15は、キャリアイオン(例えばリチウムイオン)のイオン伝導性を有し柱状負極12と正極16とを絶縁するものであり、柱状負極12の周囲に設けられている。分離膜15は、正極16と対向する柱状負極12の外周面の全体に形成されており、柱状負極12と正極16との短絡を防止している。この分離膜15は、例えば、樹脂を含む原料溶液から自立膜を作製し、柱状負極12の表面をこの自立膜で被覆させることにより形成されてもよいし、原料溶液へ柱状負極12を浸漬させてその表面にコートすることにより形成されるものとしてもよい。この分離膜15の樹脂としては、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)や、PVdFとヘキサフルオロプロピレンとの共重合体(PVdF-HFP)、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、及びPMMAとアクリルポリマーとの共重合体などが挙げられる。例えば、PVdFとHFPとの共重合体では、電解液の一部がこの膜を膨潤ゲル化し、イオン伝導膜となる。この分離膜15の厚さは、例えば、2μm以上であることが好ましく、5μm以上であることがより好ましく、8μm以上であるものとしてもよい。この厚さが2μm以上では、絶縁性を確保する上で好ましい。特に、分離膜15の厚さが2μm以上であれば、作製しやすい。また、分離膜15の厚さは、15μm以下であることが好ましく、10μm以下であることがより好ましい。この厚さが15μm以下では、イオン伝導性の低下を抑制できる点や、セルに占める体積をより低減する上で好ましい。分離膜15の厚さが2~15μmの範囲では、イオン伝導性及び絶縁性が好適である。
分離膜15は、キャリアであるイオンを伝導する電解液を含むものとしてもよい。この電解液は、例えば、非水系溶媒などが挙げられる。電解液の溶媒としては、例えば、非水電解液の溶媒などが挙げられる。この溶媒としては、例えば、カーボネート類、エステル類、エーテル類、ニトリル類、フラン類、スルホラン類及びジオキソラン類などが挙げられ、これらを単独又は混合して用いることができる。具体的には、カーボネート類としてエチレンカーボネート(EC)やプロピレンカーボネート、ビニレンカーボネート、ブチレンカーボネート、クロロエチレンカーボネートなどの環状カーボネート類や、ジメチルカーボネート(DMC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、ジエチルカーボネート、エチル-n-ブチルカーボネート、メチル-t-ブチルカーボネート、ジ-i-プロピルカーボネート、t-ブチル-i-プロピルカーボネートなどの鎖状カーボネート類、γ-ブチルラクトン、γ-バレロラクトンなどの環状エステル類、ギ酸メチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酪酸メチルなどの鎖状エステル類、ジメトキシエタン、エトキシメトキシエタン、ジエトキシエタンなどのエーテル類、アセトニトリル、ベンゾニトリルなどのニトリル類、テトラヒドロフラン、メチルテトラヒドロフラン、などのフラン類、スルホラン、テトラメチルスルホランなどのスルホラン類、1,3-ジオキソラン、メチルジオキソランなどのジオキソラン類などが挙げられる。この電解液には、蓄電デバイス10のキャリアであるイオンを含む支持塩を溶解したものとしてもよい。支持塩としては、例えば、LiPF6、LiBF4、LiAsF6、LiCF3SO3、LiN(CF3SO22、LiC(CF3SO23、LiSbF6、LiSiF6、LiAlF4、LiSCN、LiClO4、LiCl、LiF、LiBr、LiI、LiAlCl4などが挙げられる。このうち、LiPF6、LiBF4、LiClO4などの無機塩、及びLiCF3SO3、LiN(CF3SO22、LiC(CF3SO23などの有機塩からなる群より選ばれる1種又は2種以上の塩を組み合わせて用いることが電気特性の点から見て好ましい。この支持塩は、電解液中の濃度が0.1mol/L以上5mol/L以下であることが好ましく、0.5mol/L以上2mol/L以下であることがより好ましい。
正極16は、正極活物質を含み、隣合う分離膜15同士の間を埋めるように設けられている。正極16は、正極活物質と、必要に応じて導電材と、結着材とを含むものとしてもよい。正極16は、蓄電デバイス10の作製時において、柱状負極12を内包し断面の外形を六角形状とするものとしてもよい(図1参照)。この形状であれば、正極活物質が外周に形成された柱状負極12を結束すると、正極16が柱状負極12の間に充填されやすく好ましい。この正極16は、複数の柱状負極12の間に存在するものとすればよく、図1に示すように、外形が六角形状であることに限定されない。正極16は、導電材を含み、それ自体に導電性を有するものとし、集電部材などは省略されているものとしてもよい。正極16には、いずれかの領域に正極集電体17が接続されている。この正極16は、例えば、柱状負極12の外周に分離膜15を形成したのち、その外周に正極16の原料を塗布して形成されたものとしてもよい。
正極16は、例えば、正極活物質と、導電材と、必要に応じて結着材とを混合した性尾極合材からなるものとしてもよい。正極活物質は、例えば、キャリアであるリチウムを吸蔵放出可能な材料が挙げられる。正極活物質としては、例えば、リチウムと遷移金属とを有する化合物、例えば、リチウムと遷移金属元素とを含む酸化物や、リチウムと遷移金属元素とを含むリン酸化合物などが挙げられる。具体的には、基本組成式をLi(1-x)MnO2(0≦x≦1など、以下同じ)やLi(1-x)Mn24などとするリチウムマンガン複合酸化物、基本組成式をLi(1-x)CoO2などとするリチウムコバルト複合酸化物、基本組成式をLi(1-x)NiO2などとするリチウムニッケル複合酸化物、基本組成式をLi(1-x)CoaNibMnc2(a>0、b>0、c>0、a+b+c=1)、Li(1-x)CoaNibMnc4(0<a<1、0<b<1、1≦c<2、a+b+c=2)などとするリチウムコバルトニッケルマンガン複合酸化物、基本組成式をLiV23などとするリチウムバナジウム複合酸化物、基本組成式をV25などとする遷移金属酸化物などを用いることができる。また、基本組成式をLiFePO4とするリン酸鉄リチウム化合物などを正極活物質として用いることができる。これらのうち、リチウムコバルトニッケルマンガン複合酸化物、例えば、LiCo1/3Ni1/3Mn1/32やLiNi0.4Co0.3Mn0.32などが好ましい。なお、「基本組成式」とは、他の元素、例えば、AlやMgなどの成分を含んでもよい趣旨である。
正極16に含まれる導電材は、電池性能に悪影響を及ぼさない電子伝導性材料であれば特に限定されず、例えば、天然黒鉛(鱗状黒鉛、鱗片状黒鉛)や人造黒鉛などの黒鉛、アセチレンブラック、カーボンブラック、ケッチェンブラック、カーボンウィスカ、ニードルコークス、炭素繊維、金属(銅、ニッケル、アルミニウム、銀、金など)などの1種又は2種以上を混合したものを用いることができる。結着材は、活物質粒子や導電材粒子を繋ぎ止めて所定の形状を保つ役割を果たすものであり、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、フッ素ゴム等の含フッ素樹脂、或いはポリプロピレン、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂、エチレンプロピレンジエンモノマー(EPDM)ゴム、スルホン化EPDMゴム、天然ブチルゴム(NBR)等を単独で、あるいは2種以上の混合物として用いることができる。また、水系バインダーであるセルロース系やスチレンブタジエンゴム(SBR)の水分散体等を用いることもできる。
正極16において、正極活物質の含有量は、より多いことが好ましく、正極16の質量全体に対して70質量%以上であることが好ましく、80質量%以上であることがより好ましい。導電材の含有量は、正極16の全体の質量に対して0質量%以上20質量%以下の範囲であることが好ましく、0質量%以上10質量%以下の範囲であることがより好ましい。このような範囲では、電池容量の低下を抑制し、導電性を十分に付与することができる。また、結着材の含有量は、正極16の質量全体に対して0.1質量%以上5質量%以下の範囲であることが好ましく、0.2質量%以上3質量%以下の範囲であることがより好ましい。
正極集電体17は、導電性を有する部材であり、正極16に電気的に接続されている。この正極集電体17は、蓄電デバイス10の側面側に配設されている。この正極集電体17は、負極集電体13で説明したいずれかの部材を用いてもよく、例えば、材質をCuとしてもよい。正極集電体17は、正極16の1つの面に配設されていてもよいし、複数の面に配設されているものとしてもよい。
放熱部材20は、蓄電デバイス10の充放電などにより発生した熱を外部へ放散する部材である。この放熱部材20は、柱状負極12の長手方向に対する端部側に配設されている。放熱部材20は、少なくとも分離膜15を介して柱状負極11の端部に配設されるものとしてもよい。こうすれば、絶縁性をより確実に確保することができる。また、放熱部材20は、分離膜15に加え、正極16を介して柱状負極12の端部に配設されているものとしてもよい。こうしても、柱状負極12からの熱を放熱部材20へ伝えることができる。放熱部材20は、熱伝導性の高い部材であることが好ましく、例えば、アルミニウムなどの金属で形成されていることが好ましい。この放熱部材20は、放熱フィンを有することが好ましい。
この蓄電デバイス10において、体積エネルギー密度は、より高いことがより好ましく、例えば、400Wh/L以上であることが好ましく、500Wh/L以上であることがより好ましく、600Wh/L以上であることが更に好ましい。この蓄電デバイス10において、正極活物質の容量に対する負極活物質の容量の比である正負極容量比(負極容量/正極容量)は、1.0以上1.5以下の範囲とすることが好ましく、より好ましくは1.2以下の範囲である。正極16の形成厚さは、柱状負極12の直径D及び正負極容量比に応じて適宜設定されるが、例えば、5μm以上50μm以下の範囲としてもよい。正極16の形成厚さは、例えば、柱状負極12上に形成された部分のうち最大の厚さをいうものとする。
以上詳述した蓄電デバイス10では、放熱性をより高めることができる。このような効果が得られる理由は、以下のように推察される。例えば、連続した部材である柱状負極12は、従来のように粉体の活物質を合材として集電箔に塗布したセルとは異なり、柱状負極12の長手方向に熱伝導性がより高い。したがって、この蓄電デバイス10では、セル内部に冷却に関する構造物を配設せずに、柱状負極12の端部側に放熱部材20を配置すると、セル内部の熱を柱状負極12に伝達させて冷却することができる。また、セル内部に他の構造物を要しないため、エネルギー密度の低下をより抑制することができる。
また、蓄電デバイスにおいて、例えば、高負荷で充放電した場合などには、内部抵抗に起因するジュール発熱によって発熱するため、セルを冷却する必要がある。従来の蓄電デバイスでは、粉末の活物質を合材として電極に塗布するものであり、正極および負極の熱伝導が比較的遅い。これに対して、柱状負極12を用いた蓄電デバイス10では、負極活物質が粒子状でなく連続しているため、熱伝導が極めて高い。したがって、セル内部の熱は柱状負極12を通じて、端部に配設された放熱部材20から速やかに放出される。また、一般的な蓄電デバイスは直方体形状であるが、最も熱伝導距離が短くなる短辺を挟む面、即ち、平面としては最も広面積の面に放熱部材を設けることから、放熱部材を含んだセルの体積エネルギ-密度は大きく低下する。例えば、図1に示すように、柱状負極12が蓄電デバイス10の最も短辺でない方向に配列されている蓄電デバイス10では、最も短辺でない方向の片側端面、即ち、平面としては最も広面積でない面に放熱部材20を配置するため、放熱部材20までを含んだ蓄電デバイス10のエネルギ-密度の低下を大きく抑制することができる。
なお、本開示は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本開示の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、単セル11を複数含む蓄電デバイス10について説明したが、例えば、複数の蓄電デバイス10を接続した蓄電デバイスモジュール10Bや、複数の蓄電デバイスモジュール10Bを接続した蓄電デバイスパック10Cとしてもよい。図3は、蓄電デバイスモジュール10Bの一例を示す模式図である。図4は、蓄電デバイスパック10Cの一例を示す模式図である。このような、モジュールやパックかを図るものとしても、放熱性をより高めることができる。
また、上述した実施形態では、蓄電デバイスのキャリアをリチウムイオンとしたが、特にこれに限定されず、ナトリウムイオンやカリウムイオンなどのアルカリ金属イオン、カルシウムイオンやマグネシウムイオンなどの2族元素イオンとしてもよい。また、正極活物質は、キャリアのイオンを含むものとすればよい。また、電解液を非水系電解液としたが、水溶液系電解液としてもよい。
上述した実施形態では、柱状負極12は、円柱形状である例を説明したが、特にこれに限定されず、四角柱や六角柱などの形状としてもよい。
上述した実施形態では、正極活物質を遷移金属複合酸化物としたが、特に限定されず、例えば、キャパシタに用いられる炭素材料としてもよい。炭素材料としては、特に限定されるものではないが、例えば、活性炭類、コークス類、ガラス状炭素類、黒鉛類、難黒鉛化性炭素類、熱分解炭素類、炭素繊維類、カーボンナノチューブ類、ポリアセン類などが挙げられる。このうち、高比表面積を示す活性炭類が好ましい。炭素材料としての活性炭は、比表面積が1000m2/g以上であることが好ましく、1500m2/g以上であることがより好ましい。比表面積が1000m2/g以上では、放電容量をより高めることができる。この活性炭の比表面積は、作製の容易性から3000m2/g以下であることが好ましく、2000m2/g以下であることがより好ましい。なお、正極では、イオン伝導媒体に含まれるアニオン及びカチオンの少なくとも一方を吸着・脱離して蓄電するものと考えられるが、さらに、イオン伝導媒体に含まれるアニオン及びカチオンの少なくとも一方を挿入・脱離して蓄電するものとしてもよい。
以下には、上述した蓄電デバイスを具体的に作製した例を実施例として説明する。
(実施例1)
(蓄電デバイスの作製)
直径7μmの炭素繊維(日本グラファイトファイバー社製)を400本撚糸して結束した炭素繊維結束体を柱状負極とした。この柱状負極に対し、フッ化ビニリデン-ヘキサフルオロプロピレン共重合体(PVdF-HFP)をN-メチルピロリドン(NMP)に溶解させた溶液をディップ法で被覆、乾燥することで、7μmの膜厚で負極の表面に分離膜としてのポリマー膜を均一塗布した。次に、正極活物質(LiNi0.5Co0.2Mn0.32)と、導電材としてのアセチレンブラック(デンカ社製HS-100)と、導電材としての気相成長炭素繊維(昭和電工製VGCF)と、結着材としてのポリフッ化ビニリデン(クレハ製PVdF7305)とを質量比で90:4:2:4となるよう配合したものにN-メチルピロリドンを加えて正極合材ペーストとした。上記のポリマー被覆負極に対して正極スラリーをディップコートして、負極単位長さあたりの正極合材の目付量で0.35mg/cmとなるように正極合材層を形成した。このように作製した負極/ポリマー膜/正極合材層の単セルを5万本積層して、静水圧プレスを用いてプレスすることで、VDAサイズ(14.8cm×2.65cm×9.1cm)の電極構造体を得た。この電極構造体をAl製のケースに収納し、負極の端部に直接、負極集電体としての銅板をAgペーストを介して接続し、負極の反対側の端部には、分離膜を介して放熱部材としての厚さ1.5cmのAl板を配設した。Alケースは、電極構造体の側面に電気的に接続し、正極集電体とした。このケースに非水電解液を注液して封止することにより得られた試験セルを実施例1とした。非水電解液には、エチレンカーボネート(EC)、ジメチルカーボネート(DMC)、エチルメチルカーボネート(EMC)を体積比で30/40/30で混合した混合溶媒に、LiPF6を1Mの濃度で溶解させたものを用いた。
(比較例1)
正極活物質としてLiNi0.5Co0.2Mn0.32を用い、合材割合を活物質85質量%、導電材としてカーボンブラック10質量%、結着材としてポリフッ化ビニリデン5質量%とした。分散材としてN-メチル-2-ピロリドンを適量添加、分散することでスラリー状合材とした。このスラリー状合材を15μm厚のアルミニウム箔集電体に均一に塗布し、加熱乾燥させて塗布シートを作製した。その後、塗布シートをロールプレスに通して高密度化させ、14.6cm×8.9cmの形状に切り出して正極とした。負極活物質として天然黒鉛を用い、活物質を95質量%、結着材としてPVdFを5質量%混合し、正極と同様にスラリー状の負極合材とした。この負極合材を10μm厚の銅箔集電体に均一に塗布し、加熱乾燥させて塗布シートを作製した。その後塗布シートをロールプレスに通して高密度化させ、14.8cm×9.1cmの形状に切り出して負極電極とした。両電極の間に非水系電解液を含浸させたポリエチレン製セパレータを挟んで二極式評価セルを作製した。非水系電解液には、エチレンカーボネート(EC)、ジメチルカーボネート(DMC)、エチルメチ ルカーボネート(EMC)を体積比で30/40/30で混合した混合溶媒に、LiPF6を1Mの濃度で溶解させたものを用いた。
(エネルギー密度の検討)
実施例1では、1.5cmの放熱部材を配設したため、全体の体積は、14.8×2.65×10.6cm=415.7cm3であり、放熱部材の装着前の356.9cm3よりも増加するが、試験セル全体に対する放熱部材の体積分率は14.1体積%であり、試験セルの体積エネルギー密度は、85.9体積%を維持することができた。一方、比較例1では、最も広い面に放熱部材を配置するため、同じ1.5cmの厚さの放熱部材を配置することを想定すると、試験セルの体積エネルギー密度は、26.5mm/41.5mm×100=63.9体積%まで大きく低下する。従来のセルでは(例えば特許文献1、2)、放熱板以外にも放熱のための部材を設けていることから、試験セル全体に対する放熱部材の体積分率は36.1体積%以上であり、実際の体積エネルギー密度の低下は、計算した63.9体積%よりも更に低下するものと推察された。
(熱伝導率の検討)
表1に、図1に示した柱状負極を有する蓄電デバイスと、従来の正極シート及び負極シートを対向した電極を有する蓄電デバイスとの部材体積分率とその熱伝導率から求めた平均熱伝導率をまとめた。なお、各部材の熱伝導率は文献値(「リチウムイオン電池材料の熱物性に関する研究」Netsu Bussei 10[2/3](1996)59/64)であり、実施例1の負極電極の熱伝導率はカタログ値である。実施例1は、負極の熱伝導率が比較例1に比して大きかった。これは、従来のシート対向電極では、粒子状の黒鉛を用いており、熱伝導が点接触になると共に、熱伝導が速い黒鉛の六角面が配向していないためであると推察された。これに対して、実施例1では、炭素繊維が長手方向に配列しており、且つ長手方向に六角網面が配向しているため、高い熱伝導率を示した。上記に起因してセル全体の平均熱伝導率は、炭素繊維を利用することによって、約10倍となる。
また、表2にVDAサイズの実施例1及び比較例1のセルの放熱板面積、熱伝導距離、セル全体の放熱のしやすさを表す放熱係数、体積エネルギー密度などをまとめた。実施例1及び比較例1では、放熱係数(A/L×λ)が約1000を示し、放熱が同レベルであることが見積もられた。また、体積エネルギー密度は、実施例が600Wh/Lであり、比較例1に対して1.58倍あり、放熱性を犠牲にすることなく、セルの体積エネルギー密度を大幅に向上することができることが検証された。
Figure 0007215439000001
Figure 0007215439000002
なお、本開示は上述した実施例に何ら限定されることはなく、本開示の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
10 蓄電デバイス、10B 蓄電デバイスモジュール、10C 蓄電デバイスパック、11 単セル、12 負極、13 負極集電体、14 炭素繊維、15 分離膜、16 正極、17 正極集電体、20 放熱部材。

Claims (7)

  1. 負極活物質を含む複数の柱状負極と、
    イオン伝導性及び絶縁性を有し前記柱状負極の周囲に設けられた分離膜と、
    正極活物質を含み、隣合う前記分離膜同士の間を埋めるように設けられた正極と、
    前記柱状負極の端部側に配設された放熱部材と、を備え
    前記放熱部材は、少なくとも前記分離膜を介して前記柱状負極の端部に配設される、蓄電デバイス。
  2. 請求項1に記載の蓄電デバイスであって、
    前記放熱部材が接続された端部とは反対側の前記柱状負極の端部に配設され、複数の前記柱状負極と電気的に接続した負極集電体、を備えた蓄電デバイス。
  3. 負極活物質を含む複数の柱状負極と、
    イオン伝導性及び絶縁性を有し前記柱状負極の周囲に設けられた分離膜と、
    正極活物質を含み、隣合う前記分離膜同士の間を埋めるように設けられた正極と、
    前記柱状負極の端部側に配設された放熱部材と
    前記放熱部材が接続された端部とは反対側の前記柱状負極の端部に配設され、複数の前記柱状負極と電気的に接続した負極集電体と、を備えた蓄電デバイス。
  4. 前記柱状負極は、前記負極活物質として炭素繊維の束及び炭素材料の一体物のうちいずれか1以上である、請求項1~3のいずれか1項に記載の蓄電デバイス。
  5. 前記柱状負極は、前記蓄電デバイスの最も短辺でない方向に配列されている、請求項1~のいずれか1項に記載の蓄電デバイス。
  6. 請求項1~5のいずれか1項に記載の蓄電デバイスであって、
    前記柱状負極の長手方向に沿った面である、前記蓄電デバイスの側面側に配設され、前記正極に電気的に接続した正極集電体、を備えた蓄電デバイス。
  7. 請求項1~6のいずれか1項に記載の蓄電デバイスを複数接続した、蓄電デバイスモジュール。
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