JP7136150B2 - 蓄電デバイス用電極及び蓄電デバイス - Google Patents
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Description
蓄電デバイスに用いられるシート状の電極であって、
電極活物質と、
前記電極活物質に隣接し該電極活物質と接触している部分では互いに電気的に接続していない複数の集電線と、前記集電線と前記電極活物質とが接触していない外部で前記複数の集電線を並列接続する連続体である集電体とを有する櫛歯構造の集電部と、
を備えたものである。
正極活物質を有する正極と、
負極活物質を有する負極と、
前記正極と前記負極との間に介在しイオンを伝導するイオン伝導媒体と、
前記正極と前記負極との間に介在するセパレータと、を備え、
前記正極及び前記負極のうち少なくとも一方が上述した蓄電デバイス用電極であるものである。
実施形態で説明する本開示の蓄電デバイス用電極は、蓄電デバイスに用いられるシート状の電極である。この電極は、正極としてもよいし、負極としてもよいが、正極であることが好ましい。正極は、負極に比して導電性が低いため、本開示の集電構造を採用する意義が高い。この電極は、電極活物質と、電極活物質が隣接する集電部とを備える。集電部は、電極活物質に隣接しこの電極活物質と接触している部分では互いに電気的に接続していない複数の集電線と、集電線と電極活物質とが接触していない外部で複数の集電線を並列接続する連続体である集電体と、を有する。この集電部は、櫛歯構造を有している。
実施形態で説明する本開示の蓄電デバイスは、正極活物質を有する正極と、負極活物質を有する負極と、正極と負極との間に介在しイオンを伝導するイオン伝導媒体と、正極と負極との間に介在するセパレータと、を備え、正極及び負極のうち少なくとも一方が上述した蓄電デバイス用電極である。この蓄電デバイスは、例えば、電気二重層キャパシタやハイブリッドキャパシタ、疑似電気二重層キャパシタ、アルカリ金属二次電池、アルカリ金属イオン電池などとしてもよい。蓄電デバイスのキャリアイオンは、リチウムイオンやナトリウムイオン、カリウムイオンなどのアルカリ金属イオンやマグネシウムイオンやストロンチウムイオン、カルシウムイオンなどの第2族イオンなどが挙げられる。ここでは、説明の便宜のため、リチウムイオンをキャリアとするリチウムイオン二次電池をその主たる一例として以下説明する。
(蓄電デバイスの作製)
正極活物質(LiNi0.5Co0.2Mn0.3O2)と、導電材としてのアセチレンブラック(デンカ社製HS-100)と、導電材としての気相成長炭素繊維(昭和電工製VGCF)と、結着材としてのポリフッ化ビニリデン(クレハ製PVdF7305)とを質量比で90:4:2:4となるよう配合したものにN-メチルピロリドンを加えて正極合材ペーストとした。この正極合材ペーストをAl箔(厚さ10μm)上に塗布し、正極合材の厚さが150μm、VDAサイズの縦80mm×横140mmのサイズとなるように正極合材層を形成した。この上に、Al箔製の集電線(幅200μm、厚さ2μm、間隔200μm)を350本をAl箔製の集電体に接続した正極集電部を、集電線の先端から70mmの部分に正極活物質層とし、集電体が外部に10mm露出した状態で配置した。この集電部上に正極合材ペーストを150μm塗布して加熱乾燥させて塗布シートを作製した。その後塗布シートをロールプレスに通して高密度化させ、Al箔を剥離することにより、300μmの正極合材層に櫛歯状の正極集電部の集電線が埋設された正極シートを得た。負極活物質として黒鉛を95質量%、結着剤としてポリフッ化ビニリデンを5質量%混合し、正極と同様にスラリー状合材とした。このスラリー状合材を10μm厚のシート状の銅箔集電体の両面に均一に塗布し、加熱乾燥させて塗布シートを作製した。その後塗布シートをロールプレスに通して高密度化させ、VDAサイズの縦82mm×横142mmの負極シートとした。上記の正極シートと負極シートをポリエチレン製セパレータを挟み、この電極体を20組積層してAl製のケースに収容し、非水電解液を含侵させた後に密閉してリチウムイオン二次電池を作製した(実施例1)。非水電解液には、エチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネートを体積%で30/40/30の割合で混合した混合溶媒に、LiPF6を1Mの濃度で溶解させたものを用いた。
短絡箇所に流れる電流について検討した。上記作製したリチウムイオン二次電池を例とする。一枚の電極形状はVDAサイズの横140mm×縦80mmであり、縦の70mmが正極活物質塗布部、10mmが外部に露出した集電体であり、この集電体の20枚を溶接して並列に接続した。正極集電線は、Alであり、幅200μm、厚さ2μm、間隔20μmであり、電極1枚辺り350本、電極20枚で7000本である。電極の1箇所で正極と負極が短絡した時にその他19枚の正極集電体を通って電流が流れる時の抵抗値は、(Alの体積抵抗率(2.82×10-8Ωm)×電流経路長/電流経路断面積)で表される。その他19枚の正極Al集電線の抵抗は、電流経路長:平均経路長:35mm+5mm=40mm、電流経路断面積:200μm×2μm×6650本、とすると、抵抗値は0.04mΩである。短絡部位のある電極での正極アルミ集電線の抵抗は、電流経路長:平均経路長:35mm+5mm=40mm、電流経路断面積:200μm×2μm×1本、とすると、抵抗値は282mΩで、上記の和は、282.04mΩである。正極集電箔のみが抵抗であると仮定すると、Liイオン二次電池の平均電圧を3.6Vとしたときに抵抗0で短絡した場合の短絡電流は、3.6/0.282=12.7Aとなり、この電流が流れることになる。これは後述する従来のシート対向型電池の短絡電流と比較すると極めて少ない電流で、電池容量が10Ahと仮定すると放電時間が約47分もの徐放電となり、極めて安全性が高いことがわかった。
1枚の電極形状はVDAサイズの横140mm×縦80mmであり、縦の70mmが正極活物質塗布部、10mmが外部に露出した集電体であり、この集電体の20枚を溶接して並列に接続した。正極合材層の厚さLは100μmとした。正極集電線は、Alであり、幅tが200μm、厚さが2μm、間隔sが200μmを基準とし、集電体の断面積を変化させずに、間隔s=0(連続一枚の箔:比較例1)、間隔s=400μm、間隔s=600μmと変化させた場合について、シミュレーションによる放電容量を求め、間隔s=0の放電容量を100としたときの放電容量比で各放電容量を規格化した。図4は、集電線の間隔sと相対的な放電容量比との関係図である。図4の縦軸は、集電部がシート状である比較例1を100に規格化したときの櫛歯状の集電部を有するセルの放電容量比である。Cレートが0.05の低電流である場合、集電線の間隔sが正極合材層の厚さLの6倍の600μmでも放電容量比は90%以上であるが、Cレートが0.3に高くなると600μmでの放電容量比は大きく低下した。Cレートが0.3の放電容量比は集電線の間隔が正極合材の厚さの2倍である200μmではほとんど低下せず、400μmの間隔では若干低下し、93%であった。集電線の幅tは実用的には200μm程度が下限と考えられるが、集電線の間隔sは電極の正極活物質層の厚さLの2倍程度が好適で、4倍以下の範囲が好適であると推察された。
Claims (7)
- 蓄電デバイスに用いられるシート状の電極であって、
電極活物質と、
前記電極活物質に隣接し該電極活物質と接触している部分では互いに電気的に接続していない複数の集電線と、前記集電線と前記電極活物質とが接触していない外部で前記複数の集電線を並列接続する連続体である集電体とを有する櫛歯構造の集電部と、を備え、
前記集電部は、前記集電線を並列接続する第1集電体と、前記外部で前記第1集電体に電気的に接続する第2集電体と、を有し、
前記第1集電体は、前記第2集電体よりも高い体積抵抗率を有する、蓄電デバイス用電極。 - 前記第1集電体は、前記第2集電体の100倍以上の体積抵抗率を有する、請求項1に記載の蓄電デバイス用電極。
- 前記第1集電体は、体積抵抗率が1.0×10-6Ωm以上であり、
前記第2集電体は、体積抵抗率が1.0×10-7Ωm以下である、請求項1又は2に記載の蓄電デバイス用電極。 - 前記集電部は、前記集電線の幅tが100μm以上500μm以下の範囲であり、前記集電線の間隔sが100μm以上500μm以下の範囲である、請求項1~3のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用電極。
- 前記集電体は、100本以上の前記集電線が並列接続されている、請求項1~4のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用電極。
- 正極活物質を有する正極と、
負極活物質を有する負極と、
前記正極と前記負極との間に介在しイオンを伝導するイオン伝導媒体と、
前記正極と前記負極との間に介在するセパレータと、を備え、
前記正極及び前記負極のうち少なくとも一方が請求項1~5のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用電極である、蓄電デバイス。 - 前記正極は、前記蓄電デバイス用電極である、請求項6に記載の蓄電デバイス。
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