JP7009903B2 - 積層構造体、リチウム二次電池及び積層構造体の製造方法 - Google Patents

積層構造体、リチウム二次電池及び積層構造体の製造方法 Download PDF

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本明細書は、積層構造体、リチウム二次電池及び積層構造体の製造方法を開示する。
従来、リチウム二次電池の製造方法としては、例えば、集電体をローラにより搬送し、正極活物質や負極活物質を含むスラリーをこの集電体上に塗工し、乾燥、巻取りを行うものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この製造方法では、スラリーの塗出口に水を噴霧する噴霧部を設け、スラリーの凝固が原因であるスジなどの発生を抑制することができるとしている。
特開2017-51895号公報
ところで、既存のリチウムイオン電池は集電体として正極ではAl箔、負極ではCu箔を用いている。また、集電体の厚さは、例えば、Al箔で15μm、Cu箔で10μmとすることができる。しかし、この集電体は、エネルギーを蓄えることができないことから、電池エネルギー密度を向上させるには、電池内の集電体の体積を低減し、活物質量を増加させる必要がある。上述した特許文献1の製造方法では、このような集電体を巻取りながら電極ペーストを塗工、乾燥させ、電極を作製しているが、これよりも薄くした場合、巻取り時に集電箔の切断や「しわ」の発生などの不具合が生じるおそれがあり、集電体をより薄くすることは困難であった。
本開示は、このような課題に鑑みなされたものであり、集電体の占める体積をより低減することにより、電池のエネルギー密度をより高めることができる積層構造体、リチウム二次電池及び積層構造体の製造方法を提供することを主目的とする。
上述した目的を達成するために鋭意研究したところ、本発明者らは、セパレータとしてのポリマー膜の表面に活物質層を形成することによって、例えば集電体の厚さなどをより低減させて、エネルギー密度をより高めることを見いだし、本明細書で開示する発明を完成するに至った。
即ち、本明細書で開示する積層構造体は、
リチウム二次電池に用いられる積層構造体であって、
リチウムイオンを伝導可能及び/又はリチウムイオンを伝導する電解液を保液可能であるポリマー膜と、
リチウムを吸蔵放出可能な正極活物質を含み前記ポリマー膜の表面に形成された正極合材層、及びリチウムを吸蔵放出可能な負極活物質を含み前記ポリマー膜の表面に形成された負極合材層のうち少なくとも一方と、
を備えたものである。
本明細書で開示するリチウム二次電池は、上述した積層構造体を備えたものである。
本明細書で開示する積層構造体の製造方法は、
リチウム二次電池に用いられる積層構造体の製造方法であって、
リチウムを吸蔵放出可能な正極活物質を含む正極合材層及び/又はリチウムを吸蔵放出可能な負極活物質を含む負極合材層を、リチウムイオンを伝導可能及び/又はリチウムイオンを伝導する電解液を保液可能であるポリマー膜の表面に形成する合材層形成工程と、
前記正極合材層の表面に正極集電体を形成するか、及び/又は前記負極合材層の表面に負極集電体を形成するかのいずれかを前記合材層形成工程に応じて行う集電体形成工程と、
を含むものである。
本開示では、エネルギー密度をより高めることができるリチウム二次電池を提供することができる。このような効果が得られる理由は、例えば、以下のように推察される。例えば、一般的な電極の製造では、集電体を巻き取りながら活物質合材を塗工しており、集電体は巻取りに耐えられる強度が必要であり、集電体の厚さを薄くすることが困難であった。一方、本開示の積層構造体では、ポリマー膜に合材層が形成されており、また、その合材層に集電体が形成された構造を有しており、集電体を巻取りながら塗工することがないため、より薄い集電箔の適用や、蒸着法やスパッタ法による薄膜集電体の適用も可能となる。これにより、集電体の使用量を低減させることができ、その結果、電池のエネルギー密度が向上する。
リチウム二次電池10の構成の一例を示す模式図。 リチウム二次電池10の内部短絡時のヒューズ機構38の機能の説明図。 積層構造体20を製造する工程の一例を示す説明図。 積層構造体20を積層したリチウム二次電池10を製造する説明図。
本開示のリチウム二次電池の好適な実施形態について以下に図面を用いて説明する。図1は、リチウム二次電池10の構成の一例を示す模式図である。図2は、リチウム二次電池10が内部短絡したときのヒューズ機構38の機能の説明図である。図3は、積層構造体20を製造する工程の一例を示す説明図である。図4は、積層構造体20を積層したリチウム二次電池10を製造する説明図である。本実施形態のリチウム二次電池10は、積層構造体20と、電解液30と、ヒューズ機構38とを備えている。
積層構造体20は、ポリマー膜29と、正極合材層22と、正極集電体21と、負極合材層27と、負極集電体24とを備えている。正極合材層22と、正極集電体21とにより正極23が構成され、負極合材層27と負極集電体24とにより負極28が構成されている。積層構造体20は、正極合材層22、負極合材層27のうちいずれか1以上を備えるものとしてもよい。この積層構造体20は、正極合材層22がポリマー膜29の一方の面に形成され、負極合材層27がポリマー膜29の他方の面に形成されているものとしてもよい。また、この積層構造体20は、正極合材層22の表面に正極集電体21が形成されているものとしてもよいし、形成されていないものとしてもよい。また、負極合材層27の表面に負極集電体24が形成されているものとしてもよいし、形成されていないものとしてもよい。ここでは、正極合材層22と、正極集電体21と、負極合材層27と、負極集電体24とを備えた積層構造体20を主として説明する。
ポリマー膜29は、リチウムイオンを伝導可能及び/又はリチウムイオンを伝導する電解液を保液可能である部材である。このポリマー膜は、正極23と負極28との間に介在するセパレータとして機能する。ポリマー膜29としては、例えば、リチウム二次電池10の使用範囲に耐えうる組成であれば特に限定されないが、例えば、ポリプロピレン製不織布やポリフェニレンスルフィド製不織布などの高分子不織布、ポリエチレンやポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂の薄い微多孔膜などが挙げられる。また、ポリマー膜としては、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリエチレンオキサイド(PEO)、ポリプロピレンオキサイド、ポリビニルアセテート、ポリビニルピロリドンなどのうち1以上が挙げられ、このうちPVdF膜が好ましい。また、これらは単独で用いてもよいし、複数を複合して用いてもよい。このポリマー膜29は、厚さが0.3μm以上10μm以下の範囲であることが好ましく、1μm以上7μm以下の範囲であることがより好ましい。ポリマー膜29の厚さが薄いほど電池のエネルギー密度をより高めることができる。また、この厚さが厚いほど短絡の発生などをより確実に防止することができる。このポリマー膜29は、合材層が形成されたあと、ロールに巻き取って保管することなどを考慮すると、柔軟性を有するものが好ましい。
正極合材層22は、例えば、正極活物質と、必要に応じて導電材と、結着材とを含むものとしてもよい。この正極合材層22は、例えば正極活物質と導電材と結着材とを混合し、適当な溶剤を加えてペースト状の正極合材としたものを、ポリマー膜29の表面に塗布乾燥したものとしてもよい。正極活物質としては、遷移金属元素を含む硫化物や、リチウムと遷移金属元素とを含む酸化物などを用いることができる。具体的には、TiS2、TiS3、MoS3、FeS2などの遷移金属硫化物、基本組成式をLi(1-x)MnO2(0≦x≦1など、以下同じ)やLi(1-x)Mn24などとするリチウムマンガン複合酸化物、基本組成式をLi(1-x)CoO2などとするリチウムコバルト複合酸化物、基本組成式をLi(1-x)NiO2などとするリチウムニッケル複合酸化物、基本組成式をLi(1-x)NiaCobMnc2(a+b+c=1)、Li(1-x)NiaCobMnc4(0≦a≦1、0≦b≦1、0<c≦2、a+b+c=2)などとするリチウムニッケルコバルトマンガン複合酸化物、基本組成式をLiV23などとするリチウムバナジウム複合酸化物、基本組成式をV25などとする遷移金属酸化物などを用いることができる。これらのうち、リチウムの遷移金属複合酸化物、例えば、LiCoO2、LiNiO2、LiMnO2、LiV23などが好ましい。なお、「基本組成式」とは、他の元素(例えばAlやMgなど)を含んでもよい趣旨である。導電材は、正極の電池性能に悪影響を及ぼさない電子伝導性材料であれば特に限定されず、例えば、天然黒鉛(鱗状黒鉛、鱗片状黒鉛)や人造黒鉛などの黒鉛、アセチレンブラック、カーボンブラック、ケッチェンブラック、カーボンウィスカ、ニードルコークス、炭素繊維、金属(銅、ニッケル、アルミニウム、銀、金など)などの1種又は2種以上を混合したものを用いることができる。これらの中で、導電材としては、電子伝導性及び塗工性の観点より、カーボンブラック及びアセチレンブラックが好ましい。結着材は、活物質粒子及び導電材粒子を繋ぎ止める役割を果たすものであり、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、フッ素ゴム等の含フッ素樹脂、或いはポリプロピレン、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂、エチレンプロピレンジエンモノマー(EPDM)ゴム、スルホン化EPDMゴム、天然ブチルゴム(NBR)等を単独で、あるいは2種以上の混合物として用いることができる。また、水系バインダーであるセルロース系やスチレンブタジエンゴム(SBR)の水分散体等を用いることもできる。正極活物質、導電材、結着材を分散させる溶剤としては、例えばN-メチルピロリドン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、酢酸メチル、アクリル酸メチル、ジエチレントリアミン、N,N-ジメチルアミノプロピルアミン、エチレンオキシド、テトラヒドロフランなどの有機溶剤を用いることができる。また、水に分散剤、増粘剤等を加え、SBRなどのラテックスで活物質をスラリー化してもよい。増粘剤としては、例えば、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロースなどの多糖類を単独で、あるいは2種以上の混合物として用いることができる。塗布方法としては、例えば、アプリケータロールなどのローラコーティング、スクリーンコーティング、ドクターブレイド方式、スピンコーティング、バーコータなどが挙げられ、これらのいずれかを用いて任意の厚さ・形状とすることができる。
正極合材層22の厚さは、リチウム二次電池10の用途やサイズにより適宜選択されるが、例えば、10μm以上100μm以下の範囲、より好ましくは、20μm以上60μm以下の範囲としてもよい。
正極集電体21は、正極活物質などに対して化学的、電気的に安定なものであれば特に限定されず、アルミニウム、チタン、ステンレス鋼、ニッケル、鉄、焼成炭素、導電性高分子、導電性ガラスなどのほか、接着性、導電性及び耐酸化性向上の目的で、アルミニウムや銅などの表面をカーボン、ニッケル、チタンや銀などで処理したものを用いることができる。これらのうち、アルミニウムが好ましい。この正極集電体21は、正極合材層22の表面に厚さが10μm以下で形成されていることが好ましく、6μm以下で形成されていることがより好ましく、3μm以下で形成されていることが更に好ましい。また、正極集電体21は、厚さが1μm以下で形成されていてもよい。正極集電体21の厚さが薄ければ薄いほど、電池のエネルギー密度をより高めることができる。この正極集電体21は、例えば、Al薄膜を正極合材層22の表面に貼り合わせたものとしてもよいし、Alを薄膜スパッタや化学蒸着などの気相法で正極合材層22の表面に形成したものとしてもよい。
負極合材層27は、負極活物質と、必要に応じて導電材と、結着材とを含むものとしてもよい。この負極合材層27は、例えば負極活物質と導電材と結着材とを混合し、適当な溶剤を加えてペースト状の負極合材としたものを、ポリマー膜29の表面に塗布乾燥したものとしてもよい。負極活物質としては、リチウム、リチウム合金、スズ化合物などの無機化合物、リチウムイオンを吸蔵・放出可能な炭素質材料、複数の元素を含む複合酸化物、導電性ポリマーなどが挙げられる。炭素質材料は、例えば、コークス類、ガラス状炭素類、グラファイト類、難黒鉛化性炭素類、熱分解炭素類、炭素繊維などが挙げられる。このうち、人造黒鉛、天然黒鉛などのグラファイト類が、金属リチウムに近い作動電位を有し、高い作動電圧での充放電が可能であり支持塩としてリチウム塩を使用した場合に自己放電を抑え、且つ充電時における不可逆容量を少なくできるため、好ましい。複合酸化物としては、例えば、リチウムチタン複合酸化物やリチウムバナジウム複合酸化物などが挙げられる。負極活物質としては、このうち、炭素質材料が安全性の面から見て好ましい。また、負極28に用いられる導電材、結着材、溶剤などは、それぞれ正極23で例示したものを用いることができる。
負極合材層27の厚さは、リチウム二次電池10の用途やサイズにより適宜選択されるが、例えば、10μm以上100μm以下の範囲、より好ましくは、20μm以上60μm以下の範囲としてもよい。
負極集電体24は、負極活物質などに対して化学的、電気的に安定なものであれば特に限定されず、銅、ニッケル、ステンレス鋼、チタン、アルミニウム、焼成炭素、導電性高分子、導電性ガラス、Al-Cd合金などのほか、接着性、導電性及び耐還元性向上の目的で、例えば銅などの表面をカーボン、ニッケル、チタンや銀などで処理したものも用いることができる。これらのうち、銅が好ましい。この負極集電体24は、負極合材層27の表面に厚さが8μm以下で形成されていることが好ましく、5μm以下で形成されていることがより好ましく、2μm以下で形成されていることが更に好ましい。また、負極集電体24は、厚さが1μm以下で形成されていてもよい。負極集電体24の厚さが薄ければ薄いほど、電池のエネルギー密度をより高めることができる。この負極集電体24は、例えば銅薄膜を負極合材層27の表面に貼り合わせたものとしてもよいし、銅を薄膜スパッタや化学蒸着などの気相法で負極合材層27の表面に形成したものとしてもよい。
リチウム二次電池10が備える電解液30としては、支持塩を含む非水系電解液や非水系ゲル電解液などを用いることができる。非水電解液の溶媒としては、カーボネート類、エステル類、エーテル類、ニトリル類、フラン類、スルホラン類及びジオキソラン類などが挙げられ、これらを単独又は混合して用いることができる。具体的には、カーボネート類としてエチレンカーボネートやプロピレンカーボネート、ビニレンカーボネート、ブチレンカーボネート、クロロエチレンカーボネートなどの環状カーボネート類や、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチル-n-ブチルカーボネート、メチル-t-ブチルカーボネート、ジ-i-プロピルカーボネート、t-ブチル-i-プロピルカーボネートなどの鎖状カーボネート類、γ-ブチルラクトン、γ-バレロラクトンなどの環状エステル類、ギ酸メチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酪酸メチルなどの鎖状エステル類、ジメトキシエタン、エトキシメトキシエタン、ジエトキシエタンなどのエーテル類、アセトニトリル、ベンゾニトリルなどのニトリル類、テトラヒドロフラン、メチルテトラヒドロフラン、などのフラン類、スルホラン、テトラメチルスルホランなどのスルホラン類、1,3-ジオキソラン、メチルジオキソランなどのジオキソラン類などが挙げられる。このうち、環状カーボネート類と鎖状カーボネート類との組み合わせが好ましい。この組み合わせによると、充放電の繰り返しでの電池特性を表すサイクル特性が優れているばかりでなく、電解液の粘度、得られる電池の電気容量、電池出力などをバランスの取れたものとすることができる。なお、環状カーボネート類は、比誘電率が比較的高く、電解液の誘電率を高めていると考えられ、鎖状カーボネート類は、電解液の粘度を抑えていると考えられる。
支持塩は、例えば、LiPF6、LiBF4、LiAsF6、LiCF3SO3、LiN(CF3SO22、LiC(CF3SO23、LiSbF6、LiSiF6、LiAlF4、LiSCN、LiClO4、LiCl、LiF、LiBr、LiI、LiAlCl4などが挙げられる。このうち、LiPF6、LiBF4、LiAsF6、LiClO4などの無機塩、及びLiCF3SO3、LiN(CF3SO22、LiC(CF3SO23などの有機塩からなる群より選ばれる1種又は2種以上の塩を組み合わせて用いることが電気特性の点から見て好ましい。この支持塩は、非水電解液中の濃度が0.1mol/L以上5mol/L以下であることが好ましく、0.5mol/L以上2mol/L以下であることがより好ましい。支持塩を溶解する濃度が0.1mol/L以上では、十分な電流密度を得ることができ、5mol/L以下では、電解液をより安定させることができる。また、この非水電解液には、リン系、ハロゲン系などの難燃剤を添加してもよい。
この積層構造体20において、正極集電体21には、外部端子に接続される正極接続部34を有している。また、負極集電体24には、外部端子に接続される負極接続部36を有している。この正極接続部34と負極接続部36とがヒューズ機構38を構成する。この正極接続部34及び負極接続部36は、短絡時に熱により溶断する部材である。正極接続部34は、正極集電体21と同じ材質で形成されていてもよいし、異なる材質で形成されていてもよい。また、正極接続部34は、正極集電体21と同じ厚さで形成されていてもよいし、異なる厚さで形成されていてもよい。この正極接続部34は、正極集電体21と一体に形成されたものとしてもよい。なお、負極接続部36も正極接続部34と同様である。このヒューズ機構38は、電極内を介するよりも低い電気抵抗を有する正極接続部34及び負極接続部36を有するものとしてもよい。正極接続部34や負極接続部36の電気抵抗がより低ければ、内部短絡時に電気が流れやすくなり、溶断しやすくなるため、ヒューズとして機能しやすい。正極接続部34の厚さは、例えば、10μm以下であることが好ましく、6μm以下であることがより好ましく、1μm以下であることが更に好ましい。正極接続部34は、導電性を確保した上でできるだけ細いことが好ましい。正極接続部34の長さは、例えば、通常時の電流の流通性と内部短絡時の溶断のしやすさに基づいて経験的に定めるものとすればよい。なお、負極接続部36の厚さは、8μm以下であることが好ましく、5μm以下であることがより好ましく、2μm以下であることが更に好ましい。負極接続部36は、導電性を確保した上でできるだけ細いことが好ましい。負極接続部36の長さは、例えば、通常時の電流の流通性と内部短絡時の溶断のしやすさに基づいて経験的に定めるものとすればよい。
リチウム二次電池10の形状は、特に限定されないが、例えばコイン型、ボタン型、シート型、積層型、円筒型、偏平型、角型などが挙げられる。また、こうしたリチウム二次電池10を複数直列に接続して電気自動車等に用いる大型のものなどに適用してもよい。
次に、このリチウム二次電池10に内部短絡が起きた場合について説明する。図2は、二次電池10の内部短絡時の一例を示す模式図である。リチウム二次電池10では、何らかの原因で、図2に示すように、短絡部位39が生じた場合には(図2左図参照)、短絡部位39の電極の接続部に電流が集中する。このため、電流が集中した正極接続部34や負極接続部36はより高温に発熱して溶断される(図2右図参照)。このように、リチウム二次電池10では、正極集電体21や負極集電体24をより薄く形成し、より薄い正極接続部34や負極接続部36を有するため、内部短絡が発生した場合の電流集中により正極接続部34,負極接続部36を溶断させ、ヒューズ機構として作用させることができる。また、リチウム二次電池10では、短絡部位39を電子的に切り離し、リチウム二次電池10の発熱を停止させることができ、外部からの制御が不可能な内部短絡が生じた場合においても、安全性をより高めることができる。通常充放電時ではヒューズ機構38が溶断せず、短絡時に溶断するためにはおおよそ積層構造体20を10以上で積層することが望ましい。
次に、積層構造体20の製造方法について説明する。この製造方法は、例えば、合材層形成工程と、集電体形成工程と、を含むものとしてもよい。また、集電体形成工程には、正極接続部34や負極接続部36を形成するヒューズ機構形成工程を含むものとしてもよい。なお、この製造方法では、リチウム二次電池10で説明した材料や形状などを適宜採用するものとして、リチウム二次電池10で説明した内容については省略する。
(合材層形成工程)
この工程では、ポリマー膜29の表面に正極合材層22や負極合材層27を形成する。ポリマー膜29上への正極合材層22や負極合材層27の形成は、転写法や、静電塗装などのドライプロセス、ポリマー膜29への合材ペースト塗工などのウェットプロセスなどで行うことができる。ここでは、その一例として転写法について説明する(図3(a)~(e))。この工程において、正極合材層22は正極支持体31上に形成したものを用いるものとしてもよい。負極合材層27は、負極支持体32上に形成したものを用いるものとしてもよい。正極支持体31としては、正極合材層22を安定的に成形可能であり、正極合材層22に対して化学的に安定であるものであれば特に限定されず、セラミックや金属、樹脂などとしてもよい。正極支持体31の厚さは、特に限定されないが、ポリマー膜29よりも厚いものとしてもよい。なお、正極支持体31は、正極合材層22をポリマー膜29に貼付したのち取り除くので、柔軟性や変形性を有するものなど、剥離させやすい部材とすることが好ましい。なお、負極支持体32も正極支持体31と同様である。この工程では、ポリマー膜29の一方の面と正極合材層22の表面とを貼り合わせ、プレスにより加圧したのち(図3(b))、正極支持体31を除去する(図3(c))。続いて、ポリマー膜29の他方の面と負極合材層27の表面とを貼り合わせ、プレスにより加圧したのち(図3(d))、負極支持体32を除去する(図3(e))。このようにして、正極合材層22と負極合材層27とが形成されたポリマー膜29の積層体を得ることができる。
(集電体形成工程)
この工程では、正極合材層22や負極合材層27の表面に正極集電体21や負極集電体24を形成する(図3(f))。正極集電体21の形成は、例えば、正極集電体21の薄膜を正極合材層22の表面に貼付するものとしてもよいし、集電体の金属を化学蒸着やスパッタなどにより正極合材層22の表面に形成するものとしてもよい。なお、負極集電体24の形成も正極集電体21の形成と同様に行うことができる。単セルで用いる場合は、正極合材層22の表面に正極集電体21を形成すると共に、負極合材層27の表面に負極集電体24を形成すればよい。また、積層構造体20を積層したリチウム二次電池10とする場合は、必要に応じて、正極集電体21や負極集電体24の形成箇所を適宜設定する。例えば、図4上段に示すように、正極集電体21及び負極集電体24が形成された積層構造体20と、正極集電体21及び負極集電体24が形成されない積層体とを交互に積層してリチウム二次電池10を製造してもよい。また、図4下段に示すように、正極集電体21を形成した積層体と負極集電体24を形成した積層体とを交互に積層してリチウム二次電池10を製造してもよい。このように、積層構造体20において、正極集電体21や負極集電体24は、任意に形成すればよい。このようにして、積層構造体20を作製することができ、更にはリチウム二次電池10を作製することができる。
以上詳述したリチウム二次電池10では、エネルギー密度をより高めることができる。このような効果が得られる理由は、例えば、以下のように推察される。例えば、一般的な電極の製造では、集電体を巻き取りながら活物質合材を塗工しており、集電体は巻取りに耐えられる強度が必要であり、集電体の厚さを薄くすることが困難であった。一方、本開示の積層構造体20では、ポリマー膜29に正極合材層22や負極合材層27が形成されており、また、その合材層に集電体が形成された構造を有しており、集電体を巻取りながら塗工することがないため、より薄い集電箔の適用や、蒸着法やスパッタ法による薄膜集電体の適用も可能となる。これにより、正極集電体21や負極集電体24の使用量を低減させることができ、その結果、電池のエネルギー密度が向上する。
また、一般的にリチウム二次電池において事前の発見が最も難しいのが内部短絡であるが、このリチウム二次電池10は、ヒューズ機構38を備えている。積層構造体20では、正極集電体21や負極集電体24を薄膜状にして形成することができるため、正極接続部34や負極接続部36も薄膜状にすることができる。このため、内部短絡時の発熱により正極接続部34や負極接続部36が溶断し、内部短絡したセルへの電流が遮断される。このヒューズ機構38が組み込まれているため、リチウム二次電池10では安全性をより高めることができる。
なお、本開示は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本開示の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、合材層形成工程では、ポリマー膜29の表面に正極合材層22及び負極合材層27を形成するものとしたが、正極合材層22のみを形成してもよいし、負極合材層27のみを形成するものとしてもよい。また、集電体形成工程では、正極合材層の表面に正極集電体を形成するか、及び負極合材層の表面に負極集電体を形成するかの少なくとも1つを合材層形成工程に応じて行うものとしてもよい。ここで、「合材層形成工程に応じて行う」とは、合材層形成工程で正極合材層22のみを形成した場合は、正極合材層22の表面に正極集電体21を形成すればよいし、合材層形成工程で負極合材層27のみを形成した場合は、負極合材層27の表面に負極集電体24を形成すればよいし、合材層形成工程で正極合材層22及び負極合材層27を形成した場合は、正極集電体21及び負極集電体24のうち少なくとも1以上を形成すればよい趣旨である。
以下には、本開示の積層構造体を含むリチウム二次電池を具体的に作製した例を実施例として説明する。
(実施例1)
N-メチルピロリドン(NMP)に溶解させたポリフッ化ビニリデン(PVdF)溶液をガラス基板に塗布、乾燥後、剥離することで、5μmのPVdFのポリマー膜を得た。正極合材層は、正極活物質としてのLiNi1/3Co1/3Mn1/32(NCM)と、導電材としてのカーボンブラックと、結着材としてのPVdFとを質量比で90/8/2で配合し、NMP中で分散させて合材ペーストとした。この合材ペーストを、支持体としてのAl箔(厚さ15μm)に塗布、乾燥させることで正極合材層を作製した。正極合材層の厚さは50μmとした。Al箔に堆積した正極合材層と上記PVdF膜とを貼り合せ、プレス後、Al箔を剥離することにより、正極合材層をPVdF膜に転写させ、正極合材層/PVdF膜の積層体を得た。負極合材層は、負極活物質としての黒鉛と、結着材としてのPVdFとを質量比で95/5で配合し、NMP中で分散させて合材ペーストとした。この合材ペーストを支持体としてのCu箔(厚さ10μm)に塗布、乾燥させることで負極合材層を作製した。負極合材層の表面と、上記正極合材層/PVdF膜の積層体のPVdF膜の表面とを貼り合せ、プレス後、Cu箔を剥離することにより、負極合材層/PVdF膜/正極合材層の積層構造体を得た。この正極合材層に厚さ6μmのAl集電体、負極合材層に厚さ1.5μmのCu集電体を圧着させ、電解液と共に密閉容器に封入し、これを実施例1の試験用セルとした。電解液は、エチレンカーボネート(EC)、ジメチルカーボネート(DMC)、エチルメチルカーボネート(EMC)を30/40/30体積%で混合した混合溶媒に、支持塩としてのLiPF6を1Mの濃度で溶解させたものを用いた。この試験用セルを用い、カットオフ電圧を3V~4.2Vとし、試験温度を25℃として充放電試験を実施した。
(実施例2)
正極集電体として厚さ400nmのAl薄膜を用い、負極集電体として厚さ400nmのCu薄膜を用いた以外は実施例1と同じ条件で作製したものを実施例2の試験用セルとした。
(比較例1)
正極活物質としてのLiNi1/3Co1/3Mn1/32(NCM)、導電材としてのカーボンブラックと、結着材としてのPVdFとを質量比で90/8/2で配合し、NMP中で分散させて合材ペーストとした。この合材ペーストを正極集電体としてのAl箔(厚さ15μm)に塗布、乾燥後、プレスすることにより正極を作製した。負極活物質としての黒鉛と、結着材としてのPVdFとを質量比で95/5で配合し、NMP中で分散させて合材ペーストとした。この合材ペーストを集電体としてのCu箔(厚さ10μm)に塗布、乾燥後、プレスすることにより負極を作製した。正極と負極とをポリエチレン製セパレータ(厚さ15μm)を介して対向させ、電解液と共に密閉容器に封入し、これを比較例1の試験用セルとした。
(結果と考察)
表1に、評価したセルの構成およびセルのエネルギー密度を示す。表1に示すように、比較例1に比して、実施例1、2ではエネルギー密度が向上した。これは、電池内の集電体量が低減したためである。この実施例1、2では、負極合材層/PVdF膜/正極合材層の積層構造体を用いることにより、集電箔の巻取り工程を排除したプロセスで電池を作製でき、従来よりも薄い集電箔を適用することが可能となった結果、電池のエネルギー密度を向上できることがわかった。
また、このリチウム二次電池では、実施例2など、集電箔厚みが400nmであり極めて薄く抵抗が大きい。そのため、本構成のセルを50個以上並列接続したものが内部短絡した場合、その短絡部分に全セルに流れる電流が集中するため、薄膜集電箔と同様の構成である接続部が溶断するヒューズ機構を示すと考えられる(図2参照)。
Figure 0007009903000001
なお、本開示は上述した実施例に何ら限定されることはなく、本開示の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
本明細書で開示した積層構造体、リチウム二次電池及び積層構造体の製造方法は、二次電池の技術分野に利用可能である。
10 リチウム二次電池、20 積層構造体、21 正極集電体、22 正極合材層、23 正極、24 負極集電体、27 負極合材層、28 負極、29 ポリマー膜、30 電解液、31 正極支持体、32 負極支持体、34 正極接続部、36 負極接続部、38 ヒューズ機構、39 短絡部位。

Claims (9)

  1. リチウム二次電池に用いられる積層構造体であって、
    リチウムイオンを伝導可能及び/又はリチウムイオンを伝導する電解液を保液可能であるポリマー膜と、
    リチウムを吸蔵放出可能な正極活物質を含み前記ポリマー膜の表面に形成された正極合材層、及びリチウムを吸蔵放出可能な負極活物質を含み前記ポリマー膜の表面に形成された負極合材層のうち少なくとも一方と、を備え
    前記ポリマー膜は、厚さが0.3μm以上10μm以下の範囲であり、
    厚さが20μm以上である前記正極合材層の表面に厚さが10μm以下である正極集電体が形成されているか、厚さが20μm以上である前記負極合材層の表面に厚さが8μm以下である負極集電体が形成されているか、のうち少なくとも一方である、積層構造体。
  2. 前記正極合材層は、前記ポリマー膜の一方の面に形成され、
    前記負極合材層は、前記ポリマー膜の他方の面に形成されている、請求項1に記載の積層構造体。
  3. 前記正極集電体は、Alにより形成され、
    前記負極集電体は、Cuにより形成されている、請求項1又は2に記載の積層構造体。
  4. 前記正極合材層の厚さは、100μm以下の範囲であり、
    前記負極合材層の厚さは、100μm以下の範囲である、請求項1~3のいずれか1項に記載の積層構造体。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載の積層構造体であって、
    前記正極集電体には短絡時に溶断する正極接続部が接続されるか、前記負極集電体には短絡時に溶断する負極接続部が接続されるかのうち少なくとも一方のヒューズ機構、を備えた、積層構造体。
  6. 請求項1~のいずれか1項に記載の積層構造体を備えた、リチウム二次電池。
  7. リチウム二次電池に用いられる積層構造体の製造方法であって、
    リチウムを吸蔵放出可能な正極活物質を含む正極合材層及び/又はリチウムを吸蔵放出可能な負極活物質を含む負極合材層を、リチウムイオンを伝導可能及び/又はリチウムイオンを伝導する電解液を保液可能であるポリマー膜の表面に形成する合材層形成工程と、
    前記正極合材層の表面に正極集電体を形成するか、及び/又は前記負極合材層の表面に負極集電体を形成するかのいずれかを前記合材層形成工程に応じて行う集電体形成工程と、をみ、
    前記合材層形成工程では、前記正極合材層が形成された支持体及び/又は前記負極合材層が形成された支持体を用い、前記ポリマー膜の表面に前記正極合材層及び/又は前記負極合材層を転写したのち該支持体を取り除く処理を行う、積層構造体の製造方法。
  8. 前記合材層形成工程では、厚さが0.3μm以上10μm以下の範囲である前記ポリマー膜を用いる、請求項7に記載の積層構造体の製造方法。
  9. 前記集電体形成工程では、前記正極合材層の表面に厚さが10μm以下である正極集電体を形成するか、前記負極合材層の表面に厚さが8μm以下である負極集電体を形成する
    かのうち少なくとも一方を行う、請求項7又は8に記載の積層構造体の製造方法。
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