JP7109285B2 - 包装容器 - Google Patents

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Description

本明細書は、包装容器に関する。
特許文献1には、4つの壁板を有する本体部と、壁板によって形成される開口を覆う蓋部と、を備える食品用容器が開示されている。蓋部は、2つの窓部と、2つの窓部を覆う透明フィルムと、を備える。透明フィルムは、蓋部の裏面に固定されている。
実用新案登録第3100927号公報 特開2002-59915号公報 特開2012-162311号公報
上記の包装容器では、蓋部が閉じられた状態において、壁板によって形成される開口が、蓋部の一部によって覆われる。このため、包装容器を平面視する場合に、蓋部の一部の領域については包装容器の内部を見ることができない。本明細書では、包装容器の内部をより見やすくするための技術を提供する。
本明細書で開示される技術は、包装容器に関する。包装容器は、底部と、前記底部から伸びる側壁部と、を備える容器本体と、前記側壁部によって形成される開口を塞ぐための透明フィルムと、を備え、前記透明フィルムが前記開口を塞いでいる状態において、前記開口は、前記透明フィルムとは異なる部材によって塞がれない。上記の構成によれば、透明フィルムが開口を塞いでいる状態において、開口は、透明フィルムとは異なる部材によって塞がれない。従って、包装容器の内部が見やすい。
前記透明フィルムの一端部は、前記容器本体に固定されており、前記包装容器は、さらに、前記透明フィルムの他端部が固定される固定部であって、前記容器本体とは別体である前記固定部を備えてもよい。この構成によれば、ユーザは、固定部を持って、透明フィルムが開口を塞いでいない状態から開口を塞いでいる状態にすることができる。
前記容器本体は、前記固定部を受け入れるための受入構造を備えていてもよい。この構成によれば、受入構造を利用して固定部を容器本体に固定することができるので、固定部を容器本体に接着する作業が不要となる。従って、ユーザの利便性が向上する。
前記受入構造は、前記容器本体の外底面に設けられていてもよい。この構成によれば、固定部が容器本体の外底面に固定される。従って、包装容器の外観が損なわれない。
前記透明フィルムは、矩形形状を有し、前記一端部と前記他端部とは、前記透明フィルムの対向する2辺を構成し、前記透明フィルムが前記開口を塞いでいる状態において、前記透明フィルムの他の2辺のそれぞれの一部は、前記容器本体の前記側壁部によって支持されてもよい。この構成によれば、透明フィルムが開口を塞いでいる状態において、透明フィルムが弛むことを抑制することができる。
前記側壁部は、前記底部から上方に伸びる第1部分と、前記第1部分の上端から前記容器本体の内側に向かって水平方向に伸びる第2部分と、を備えてもよい。この構成によれば、包装容器の上に他の包装容器を重ねて置いた場合に、第2部分によって当該他の包装容器が支持される。従って、包装容器を安定して積み重ねることができる。
上記の包装容器を成形するための展開体では、前記容器本体を成形するための展開体本体に対して前記固定部が固定されていてもよい。この構成によれば、展開体の状態において展開体本体と固定部とが分離しないので、展開体を保存し易い。
第1実施例の包装容器の斜視図を示す。 第1実施例の包装容器の平面図を示す。 第1実施例の非閉塞状態における包装容器の底面図を示す。 第1実施例の閉塞状態における包装容器の底面図を示す。 第1実施例の包装容器の展開図を示す。 第2実施例の包装容器の斜視図を示す。 第2実施例の保持状態の包装容器を示す。 第2実施例の別の保持状態の包装容器を示す。 第2実施例の包装容器の展開図を示す。 第3実施例の包装容器の斜視図を示す。 第3実施例の包装容器の展開図を示す。
(第1実施例)
図1~図5を参照して、第1実施例の包装容器100の構造を説明する。包装容器100は、食品、日用品等の物を収容するための容器である。包装容器100は、特に、贈呈用の物を収容するのに有用である。図1に示すように、包装容器100は、略直方体形状を有し、容器本体10と、透明フィルム20と、を備える。図面では、便宜上、透明フィルム20にハッチングを付している。
容器本体10は、例えば段ボール紙から成形されるが、段ボール紙以外の紙から成形されてもよい。また、容器本体10は、紙に限定されず、プラスチック等から成形されてもよい。
容器本体10は、底部11と、底部11から上方に伸びる一対の長辺側壁部12,14と、底部11から上方に伸びる一対の短辺側壁部16,18と、を備える。各側壁部12,14,16,18によって、容器本体10の開口10aが形成されている。開口10aは、透明フィルム20によって塞がれている。透明フィルム20が開口10aを塞いでいる状態(以下では「閉塞状態」と記載する)において、開口10aは、透明フィルム20とは異なる部材によって塞がれていない。従って、包装容器100の内部が見やすい。
図5の展開図に示されるように、透明フィルム20は、長方形形状を有する無色透明なフィルムである。なお、透明フィルム20は、無色透明なフィルムに限られず、有色透明なフィルムであってもよい。また、透明フィルム20は、半透明なフィルムであってもよい。一般的に言えば、透明フィルム20は、包装容器100の内部を見ることができる程度に透明であればよい。また、透明フィルム20は、容器本体10の形状に応じた形状を有していればよく、例えば、正方形状を有していてもよい。
図2は、透明フィルム20が開口10aを塞いでいない状態(以下では「非閉塞状態」と記載する)における包装容器100の平面図を示す。透明フィルム20の一端部(即ち図2の左端部)は、容器本体10に固定(本実施例では接着)されている。包装容器100は、容器本体10とは別体である固定部30を備える。固定部30は、本実施例では、容器本体10と同じ材料であるが、変形例では、容器本体10とは異なる材料であってもよい。固定部30には、透明フィルム20の他端部が固定(本実施例では接着)されている。固定部30は、透明フィルム20が固定される第1の部分30aと、第1の部分30aの中央部から図2の右方向(即ち透明フィルム20が存在する方向とは反対の方向)に伸びる第2の部分30bと、を備える。詳しくは後述するが、固定部30の第2の部分30bが容器本体10の外底面に設けられているスリットに挿入されることによって、閉塞状態が実現される。ユーザは、固定部30を持って、包装容器100を非閉塞状態から閉塞状態に変化させることができる。特に、固定部30の第2の部分30bには透明フィルム20が固定されないので、ユーザが第2の部分30bを持てば、指紋等によって透明フィルム20が汚れるのを防止することができる。
図3は、非閉塞状態の包装容器100の底面図を示す。底部11は、いわゆる二重底の構造を有する。即ち、底部11は、容器本体10の内底面を形成する板11a(図2参照)と、容器本体10の外底面を形成する板11bと、を備える。透明フィルム20の一端部20a(即ち透明フィルム20の一方の短辺を構成する端部領域)は、板11bに接着されている。符号20aで示される領域内のハッチングは、透明フィルム20のうち、板11bに接着されている部分を示す。透明フィルム20の接着部分(即ち符号20a)が容器本体10の外底面に設けられているので、包装容器100を平面視する場合に、当該接着部分が見えない。このため、包装容器100の外観が損なわれない。
板11bには、スリット11cが設けられている。スリット11cは、板11aには設けられていない。即ち、スリット11cは、底部11を貫通していない。これにより、容器本体10の内底面にスリット11cが形成されないので、固定部30の第2の部分30bがスリット11cに挿入された際に、固定部30が容器本体10の内側に突出しない。この結果、容器本体10に収容される物が固定部30によって傷つけられるのを防止することができる。なお、変形例では、スリット11cは、底部11を貫通していてもよい。本実施例では、スリット11cが、「受入構造」の一例である。
図4は、閉塞状態の包装容器100の底面図を示す。透明フィルム20の他端部20b(即ち透明フィルム20の他方の短辺を構成する端部領域)は、固定部30の第1の部分30aに接着されている。符号20bで示される領域内のハッチングは、透明フィルム20のうち、固定部30に接着されている部分を示す。
固定部30の第2の部分30bがスリット11cに挿入されることによって、固定部30が容器本体10に固定される。固定部30を容器本体10に接着する作業が不要であり、ユーザの利便性が向上する。また、スリット11cが容器本体10の外底面に設けられており、そこに固定部30が挿入される。このために、包装容器100を平面視する場合に、スリット11c及び固定部30が見えない。従って、包装容器100の外観が損なわれない。
上述したように、透明フィルム20の一端部20a及び他端部20bは、透明フィルム20の2つの短辺(即ち対向する2辺)を構成する。また、図1に示されるように、閉塞状態の包装容器100では、透明フィルム20の一方の長辺20cの一部は、短辺側壁部16の外側面16aと内側面16cとの間に位置する。また、透明フィルム20の他方の長辺20dの一部は、短辺側壁部18の外側面18aと内側面18cとの間に位置する。従って、透明フィルム20の2つの長辺20c,20dのそれぞれの一部は、短辺側壁部16,18によって支持される。これにより、閉塞状態において、透明フィルム20が弛むことを抑制することができる。
図5は、包装容器100を成形するための展開体60を示す。図5を参照しながら、包装容器100の構造をより詳細に説明する。図5では、折曲線が破線で示されている。展開体60は、容器本体10を成形するための展開体本体62と、固定部30と、透明フィルム20と、を備える。
展開体本体62は、短辺側壁部16を成形するための複数枚の板16a~16hを備える。板16dは、折曲線110において紙面手前側(以下では単に「手前側」と記載する)に90度折り曲げられる。板16cは、折曲線111において紙面奥側(以下では単に「奥側」と記載する)に90度折り曲げられる。板16bは、折曲線112において奥側に90度折り曲げられる。板16aは、折曲線113において奥側に90度折り曲げられる。また、板16eは、折曲線114において手前側に90度折り曲げられ、板16fは、折曲線115において奥側に90度折り曲げられる。また、板16gは、折曲線116において手前側に90度折り曲げられ、板16hは、折曲線117において奥側に90度折り曲げられる。これにより、短辺側壁部16が成形される。板16bが、短辺側壁部16の上端面を形成することになり、閉塞状態において、透明フィルム20の長辺20cの一部を支持する。符号及び説明を省略するが、短辺側壁部16と同様に、短辺側壁部18が成形される。
展開体本体62は、さらに、長辺側壁部14を成形するための複数枚の板14a~14dを備える。板14dは、折曲線120において手前側に90度折り曲げられる。板14cは、折曲線121において奥側に90度折り曲げられる。板14cには、2つの穴15が設けられている。板14bは、折曲線122において奥側に90度折り曲げられる。板14aは、折曲線123において奥側に90度折り曲げられる。この際に、短辺側壁部16の板16g及び16hは、板14a及び14cの間に挟み込まれる(短辺側壁部18も同様である)。これにより、長辺側壁部14が成形される。
展開体60において、固定部30の第1の部分30aは、展開体本体62の一端(図5の上端であり、より具体的には板11d)に固定されている。これにより、展開体60において展開体本体62と固定部30とが分離しないので、展開体60を保存し易い。また、固定部30の第1の部分30aと展開体本体62(より具体的には板11d)との間に破断線32が設けられている。これにより、包装容器100を成形する際に、展開体本体62と固定部30との間を容易に破断させることができる。
展開体60において、透明フィルム20は、板11a,11b,11d,12a~12c、及び、固定部30の第1の部分30aに重なるように配置されている。透明フィルム20の一端部20aは板11bに固定されており、透明フィルム20の他端部20bは固定部30の第1の部分30aに固定されている。透明フィルム20が撓んだ状態ではなく長方形状に維持されているので、展開体60を保存し易い。
展開体本体62は、さらに、長辺側壁部12を成形するための複数枚の板12a~12cを備える。破断線32において展開体本体62と固定部30との間を破断させた後に、長辺側壁部12が成形される。板12cは、折曲線130において奥側に90度折り曲げられる。板12bは、折曲線131において奥側に90度折り曲げられる。板12aは、折曲線132において奥側に90度折り曲げられる。この際に、短辺側壁部16の板16e及び16fは、板12a及び12cの間に挟み込まれる(短辺側壁部18も同様である)。これにより、長辺側壁部12が成形される。
展開体本体62は、さらに、底部11を成形するための複数枚の板11a,11b,11dを備える。板11dは、折曲線140において手前側に折り曲げられる。板11aは、折曲線141において手前側に90度折り曲げられる。そして、2つの板11dが、長辺側壁部14の板14cの2つの穴15に挿入される。これにより、板11aが容器本体10の内底面を形成し、板11bが容器本体10の外底面を形成し、底部11が二重底の構造となる。これにより、容器本体10が成形される。
ユーザは、容器本体10を成形した後に、容器本体10に物を収容する。そして、ユーザは、固定部30の第2の部分30bを容器本体10の外底面に設けられているスリット11cに挿入する。これにより、閉塞状態の包装容器100が実現される。
(第2実施例)
続いて、図6~図9を参照して、第2実施例の包装容器200の構造を説明する。本実施例では、容器本体210の底部211が、第1実施例の容器本体10の底部11とは異なる。包装容器200の各部212~220及び230は、第1実施例の包装容器100の各部12~20及び30と略同一の構成を有する。従って、以下では、底部211の詳細のみを説明する。
図6は、閉塞状態の包装容器200の斜視図を示す。底部211は、いわゆる二重底の構造を有する。即ち、底部211は、容器本体210の内底面を形成する板211a(図9参照)と、容器本体210の外底面を形成する板211b(図9参照)と、を備える。
底部211の板211aは、2つの保持部213a,213bを有する。保持部213a,213bは、容器本体210内に収容される物を保持するための部材であり、折曲線250~259において折り曲げ可能である。図7は、保持部213a,213bによって物Ob1が保持されている状態(以下では「保持状態」と記載する)の包装容器200を示す。なお、図7では、理解の容易化のために、透明フィルム220の図示を省略している。保持部213bは、折曲線257において開口210a側に90度折り曲げられている。また、図7では見えないが、保持部213a(図6参照)も折曲線251において開口210a側に90度折り曲げられている。これにより、物Ob1の両端が保持部213a,213bによって挟み込まれることによって、物Ob1が保持部213a,213bによって保持される。この結果、例えば、短辺側側壁部216を底面として包装容器200を置いた場合でも、物Ob1の位置を保持することができる。従って、包装容器200を展示する際の自由度が向上する。なお、図7は、保持状態の包装容器200の一例であり、保持部213a,213bは、折曲線250~259の他の箇所で折り曲げられることによって、様々な形状の物を保持することができる。
図8は、図7とは別の保持状態の包装容器200を示す。なお、図8では、理解の容易化のために、透明フィルム220の図示を省略している。図8では見えないが、保持部213aは、折曲線250~253において開口210aとは反対側に90度折り曲げられ、折曲線254において開口210a側に90度折り曲げられている。これにより、保持部213aが、物を受け入れるための開口を形成する。保持部213bも同様である。保持部213a,213bの開口に、それぞれ、物Ob2,Ob3を挿入することによって、物Ob2,Ob3が保持部213a,213bによって保持される。なお、本実施例では、保持部213a,213bは、正方形状であるが、他の形状(例えば長方形状)を有していてもよく、保持する対象物に応じた形状を有することができる。
図9は、包装容器200を成形するための展開体260を示す。図9では、折曲線が破線で示されている。展開体260は、容器本体210を成形するための展開体本体262と、固定部230と、透明フィルム220と、を備える。
展開体本体262は、底部211を成形するための複数枚の板211a,211b,211d~211gを備える。板211dは、折曲線240において手前側に90度折り曲げられる。板211e~211gは、それぞれ、折曲線241~243において奥側に90度折り曲げられる。板211aは、折曲線244において手前側に90度折り曲げられる。そして、2つの板211dが、長辺側壁部214の板214cの2つの穴215に挿入される。これにより、板211aが容器本体210の内底面を形成し、板211bが容器本体210の外底面を形成し、底部211が二重底の構造となる。また、本実施例では、板211e~211gによって、板211aと板211bとの間に空間が生じる。即ち、底部11は、いわゆる上げ底の構造となる。底部211が成形されると、容器本体210が成形される。
ユーザは、容器本体210を成形した後に、容器本体210に物Ob1(又は2,3)を収容して、保持部213a,213bを利用して物Ob1(又は2,3)を固定する。そして、ユーザは、固定部230を容器本体10の外底面に設けられているスリット211cに挿入する。これにより、閉塞状態の包装容器200が実現される。
(第3実施例)
続いて、図10及び図11を参照して、第3実施例の包装容器300を説明する。図10は、閉塞状態の包装容器300の斜視図を示す。包装容器300は、略直方体形状を有し、容器本体310と、透明フィルム320と、を備える。
容器本体310は、底部311と、長辺側壁部312,314と、短辺側壁部316,318と、を備える。短辺側壁部316は、底部311から上方に伸びる第1部分316-1と、第1部分316-1の上端から容器本体310の内側に向かって水平方向に伸びる第2部分316-2と、を備える。また、短辺側壁部318は、底部311から上方に伸びる第1部分318-1と、第1部分318-1の上端から容器本体310の内側に向かって水平方向に伸びる第2部分318-2と、を備える。これにより、包装容器300の上に他の包装容器を重ねて置いた場合に、短辺側壁部316の第2部分316-2と短辺側壁部318の第2部分318-2とによって当該他の包装容器が支持される。従って、包装容器300を安定して積み重ねることができる。
また、短辺側壁部316,318は、それぞれ、第2部分316-2,318-2の上面から上方に伸びる板340を備える。これにより、包装容器300の上に他の包装容器を重ねて置いた場合に、当該他の包装容器が2つの板340によって挟み込まれる。従って、包装容器300を安定して積み重ねることができる。
容器本体310の開口310aは、長辺側壁部312,314と、短辺側壁部316の第2部分316-2と、短辺側壁部318の第2部分318-2と、によって形成される。開口310aは、透明フィルム320によって塞がれている。閉塞状態において、開口310aは、透明フィルム320とは異なる部材によって塞がれていない。従って、包装容器300の内部が見やすい。
図11は、包装容器300を成形するための展開体360を示す。図11では、折曲線が破線で示されている。展開体360は、容器本体310を成形するための展開体本体362と、固定部330と、透明フィルム320と、を備える。
展開体本体362は、長辺側壁部314を成形するための複数枚の板314a~314hを備える。板314dは、折曲線350において手前側に90度折り曲げられる。板314cは、折曲線351において奥側に90度折り曲げられる。板314cには、2つの穴315aが設けられている。板314bは、折曲線352において奥側に90度折り曲げられる。板314bには、2つの穴315bが設けられている。板314aは、折曲線353において奥側に90度折り曲げられる。また、板314eは、折曲線354において奥側に90度折り曲げられ、板314fは、折曲線355において手前側に90度折り曲げられる。また、板314gは、折曲線356において奥側に90度折り曲げられ、板314hは、折曲線357において手前側に90度折り曲げられる。これにより、長辺側壁部14が成形される。
展開体360において、固定部330の第1の部分330aは、展開体本体362の一端(図11の上端であり、より具体的には板311d)に固定されている。また、固定部330の第1の部分330aと展開体本体362(より具体的には板311d)との間に破断線332が設けられている。
展開体本体362は、さらに、長辺側壁部312を成形するための複数枚の板312a~312hを備える。破断線332において展開体本体362と固定部330との間を破断させた後に、長辺側壁部312が成形される。板312cは、折曲線390において奥側に90度折り曲げられる。板312bは、折曲線391において奥側に90度折り曲げられる。板312bには、2つの穴313が設けられている。板312aは、折曲線392において奥側に90度折り曲げられる。また、板312eは、折曲線393において奥側に90度折り曲げられ、板312fは、折り曲げ線394において、手前側に90度折り曲げられる。また、板312gは、折曲線395において奥側に90度折り曲げられ、板312hは、折り曲げ線396において、手前側に90度折り曲げられる。これにより、長辺側壁部312が成形される。
展開体本体362は、さらに、底部311を成形するための複数枚の板311a,311b,311dを備える。板311dは、折曲線370において手前側に折り曲げられる。板311aは、折曲線371において手前側に90度折り曲げられる。そして、2つの板311dが、長辺側壁部314の板314cの2つの穴315aに挿入される。これにより、板311aが容器本体310の内底面を形成し、板311bが容器本体310の外底面を形成し、底部311が二重底の構造となる。
展開体本体362は、さらに、短辺側壁部316の第1部分316-1を成形するための板316aと、短辺側壁部316の第2部分316-2を成形するための複数枚の板316b~316dと、包装容器300を平面視した場合に第2部分316-2から上方に伸びるための板340と、を備える。板316aは、折曲線380において奥側に90度折り曲げられる。これにより、短辺側壁部316の第1部分316-1が成形される。また、板316c,316dは、それぞれ、折曲線381,382において奥側に90度折り曲げられる。板316bは、折曲線383において奥側に90度折り曲げられる。この際に、2つの板316c,316dは、それぞれ、長辺側壁部312の板312bの穴313、長辺側壁部314の板314bの穴315bに挿入される。これにより、短辺側壁部316の第2部分316-2が成形され、短辺側壁部316が成形される。なお、符号及び説明を省略するが、短辺側壁部316と同様に、短辺側壁部318が成形される。これにより、容器本体310が成形される。
ユーザは、容器本体310を成形した後に、容器本体310に物を収容する。そして、ユーザは、固定部330の第2の部分330bを容器本体310の外底面に設けられているスリット311cに挿入する。これにより、閉塞状態の包装容器300が実現される。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
(1)包装容器100は、固定部30を備えていなくてもよい。即ち、透明フィルム20の他端部20bが他の部材に固定されていなくてもよく、透明フィルム20の少なくとも一端部20aが容器本体10に固定されていればよい。
(2)スリット11cが設けられていなくてもよい。この場合、固定部30を容器本体10に接着することによって、閉塞状態の包装容器100を実現してもよい。
(3)スリット11cは、底部11の板11bに設けられていなくてもよく、例えば、長辺側壁部14に設けられていてもよい。本変形例においても、固定部30を容器本体10に接着する作業が不要であり、ユーザの利便性が向上する。
(4)展開体60において、展開体本体62に対して固定部30が固定されていなくてもよい。
(5)包装容器100の形状は、直方体に限られず、例えば、立方体でもよいし、三角柱であってもよいし、五角柱以上の多角柱であってもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10,210,310:容器本体
10a,210a,310a:開口
11,211,311:底部
11a,11b,11d,12a~12c,14a~14d,16a~16h,18a,18c,211a,211b,211d~211g,214c,311a,311b,311d,312a~312h,314a~314h,316a~316d,340:板
11c,211c,311c:スリット
12,14,212,214,312,314:長辺側壁部
15,215,313,315a,315b:穴
16,18,216,218,316,318:短辺側壁部
20,220,320:透明フィルム
20a:一端部
20b:他端部
20c,20d:長辺
30,230,330:固定部
30a,330a:第1の部分
30b,330b:第2の部分
32,332:破断線
60,260,360:展開体
100,200,300:包装容器
62,262,362:展開体本体
110~141,240~259,350~357,370~396:折曲線
213a,213b:保持部
316-1,318-1:第1部分
316-2,318-2:第2部分

Claims (6)

  1. 包装容器であって、
    底部と、前記底部から伸びる側壁部と、を備える容器本体と、
    前記側壁部によって形成される開口を塞ぐための透明フィルムと、を備え、
    前記透明フィルムが前記開口を塞いでいる状態において、前記開口は、前記透明フィルムとは異なる部材によって塞がれず、
    前記透明フィルムの一端部は、前記容器本体に固定されており、
    前記包装容器は、さらに、
    前記透明フィルムの他端部が固定される固定部であって、前記容器本体とは別体である前記固定部を備える、包装容器。
  2. 前記容器本体は、前記固定部を受け入れるための受入構造を備える、請求項に記載の包装容器。
  3. 前記受入構造は、前記容器本体の外底面に設けられている、請求項に記載の包装容器。
  4. 前記透明フィルムは、矩形形状を有し、
    前記一端部と前記他端部とは、前記透明フィルムの対向する2辺を構成し、
    前記透明フィルムが前記開口を塞いでいる状態において、前記透明フィルムの他の2辺のそれぞれの一部は、前記容器本体の前記側壁部によって支持される、請求項1から3のいずれか一項に記載の包装容器。
  5. 前記側壁部は、前記底部から上方に伸びる第1部分と、前記第1部分の上端から前記容器本体の内側に向かって水平方向に伸びる第2部分と、を備える、請求項1からのいずれか一項に記載の包装容器。
  6. 請求項から5のいずれか一項に記載の包装容器を成形するための展開体であって、
    前記容器本体を成形するための展開体本体に対して前記固定部が固定されている、展開体。
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