JP7105564B2 - ガラスシートをクリーニングする装置および方法 - Google Patents

ガラスシートをクリーニングする装置および方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7105564B2
JP7105564B2 JP2017556164A JP2017556164A JP7105564B2 JP 7105564 B2 JP7105564 B2 JP 7105564B2 JP 2017556164 A JP2017556164 A JP 2017556164A JP 2017556164 A JP2017556164 A JP 2017556164A JP 7105564 B2 JP7105564 B2 JP 7105564B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass sheet
degrees
spray
angle
glass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017556164A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018519989A (ja
Inventor
チェン,シェンホイ
チェン,ポーホア
チェン,ウェンジア
フゥ,シュエホゥン
ホアン,チェンフォン
ヂョウ,ナイユエ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Corning Inc
Original Assignee
Corning Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Corning Inc filed Critical Corning Inc
Publication of JP2018519989A publication Critical patent/JP2018519989A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7105564B2 publication Critical patent/JP7105564B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B3/00Cleaning by methods involving the use or presence of liquid or steam
    • B08B3/02Cleaning by the force of jets or sprays
    • B08B3/022Cleaning travelling work
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B11/00Cleaning flexible or delicate articles by methods or apparatus specially adapted thereto
    • B08B11/04Cleaning flexible or delicate articles by methods or apparatus specially adapted thereto specially adapted for plate glass, e.g. prior to manufacture of windshields
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C23/00Other surface treatment of glass not in the form of fibres or filaments
    • C03C23/0075Cleaning of glass
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B13/00Machines or plants for applying liquids or other fluent materials to surfaces of objects or other work by spraying, not covered by groups B05B1/00 - B05B11/00
    • B05B13/02Means for supporting work; Arrangement or mounting of spray heads; Adaptation or arrangement of means for feeding work
    • B05B13/0278Arrangement or mounting of spray heads

Description

優先権
本出願は、米国特許法第119条の下、2015年4月29日に出願された米国特許仮出願第62/154199号に対する優先権の恩典を主張するものであり、なお、本出願は当該仮出願の内容に依拠し、ならびに当該仮出願の全体は参照により本明細書に組み入れられる。
本開示は、ガラスシートを製造する方法および装置、より詳しくは、ガラスシートの製造の際に生じたガラスシートの欠陥を減少させるためにガラスシートをクリーニングする方法および装置に関する。
フュージョン法は、ガラスのシートを製造するために使用される技術の1つであり、優れた平面性および平滑性の表面を有するガラスのシートを製造することができる。その結果、フュージョン法は、発光ディスプレイ、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)など、の製造において使用されるガラス基板の製造において有利に使用されている。
ガラスシートの製造は、切断、研削、研磨などの様々なプロセスを伴う。これらのプロセスの際に、ガラスシートは、力または摩擦の適用によって所望の形状へと成形される。そのようなプロセスは、大量のガラスの断片またはチップを発生させ、それらは、ガラスシートの表面に付着し得、それにより、結果として欠陥を有するガラスシートを生じ得る。ガラスシートの表面に付着したガラスの断片またはチップは、当該ガラスシートの機械特性および光学特性を低下させ得、ならびにその後の表示装置への適用に対していくつかの問題を生じ得る。
したがって、ガラスシートの製造の際に、欠陥、例えば、付着したガラスなど、の量を減らす装置または方法が必要とされている。
本開示は、搬送方向に沿って移動するガラスシートをクリーニングするための装置を提供する。当該装置は、水供給部に連結されかつ当該ガラスシートの第一表面から測定された第一角度において当該ガラスシートの第一表面から離れて配置された第一複数の噴霧器を含む。当該装置はさらに、第一複数の噴霧器が、ガラスシートの端部に対して第一角度において、水供給部からの水を第一複数の噴霧領域へと噴霧し、その結果、当該ガラスシートの第一表面上に第一クリーニングゾーンを形成するように、水供給部から第一複数の噴霧器へと水を供給するように構成された制御ユニットであって、当該第一複数の噴霧領域が、第一噴霧線においてガラスシートの第一表面と交わり、当該第一噴霧線とガラスシートの端部が、第二角度を形成し、当該端部が、搬送方向に平行である、制御ユニットも含む。
一実施形態において、当該第一複数の噴霧器は、第一複数のノズルを含み、当該第一複数の噴霧領域は、約60度から約70度の範囲の扇形である。例えば、当該第一複数の噴霧領域は、実質的に65度の扇形である。
さらなる実施形態において、第一複数のノズルの先端とガラスシートの第一表面との間の距離は、約20mmから約30mmの範囲である。例えば、当該距離は、実質的に25mmである。
一実施形態において、当該第一角度は、約10度から約20度の範囲である。
一実施形態において、当該第二角度は、約10度から約30度の範囲である。さらなる実施形態において、当該第二角度は、実質的に20度である。
一実施形態において、第一噴霧線とガラスシートの端部との間の距離は、約100mmから約150mmの範囲である。
別の実施形態において、当該装置はさらに、水供給部に流体連結され、かつ、ガラスシートの第二表面から測定された第一角度において当該ガラスシートの第二表面から離れて配置された第二複数の噴霧器を含む。さらに、制御ユニットは、当該第二複数の噴霧器が、ガラスシートの端部に対して第一角度において、当該水を第二複数の噴霧領域へと噴霧し、それにより当該ガラスシートの第二表面上に第二クリーニングゾーンを形成するように、水供給部から第二複数の噴霧器へと水を供給するように構成される。当該第二複数の噴霧領域は、第二噴霧線において当該ガラスシートの第二表面と交わり、当該第二噴霧線と当該ガラスシートの端部は、第三角度を形成する。
一実施形態において、当該第三角度は、約85度から約95度の範囲である。
例えば、当該第三角度は、実質的に90度である。
一実施形態において、当該第二複数の噴霧器は、第二複数のノズルを含み、第二複数の噴霧領域は、約60度から約70度の範囲の扇形であり、ならびに当該第二複数のノズルの先端とガラスシートの第二表面との間の距離は、約20mmから約30mmの範囲である。例えば、当該第二複数の噴霧領域は、実質的に65度の扇形である。例えば、当該距離は、実質的に25mmである。
一実施形態において、第一複数のノズルの数は、第二複数のノズルの数より多い。
一実施形態において、当該装置はさらに、搬送方向に沿ってガラスシートを移送するためのコンベアを含む。
本開示は、搬送方向に沿って移動するガラスシートをクリーニングする方法も提供する。当該方法は、水供給部に連結された第一複数の噴霧器を、当該ガラスシートの第一表面から測定された第一角度において当該ガラスシートの当該第一表面から離れて配置する工程を含む。当該方法はさらに、第一複数の噴霧器により、ガラスシートの端部に対して第一角度において、水供給部からの水を第一複数の噴霧領域へと噴霧し、それにより当該ガラスシートの第一表面上に第一クリーニングゾーンを形成する工程を含み、この場合、当該第一複数の噴霧領域は、第一噴霧線においてガラスシートの第一表面と交わり、当該第一噴霧線とガラスシートの端部は、第二角度を形成し、当該端部は、搬送方向に平行である。
一実施形態において、当該第一複数の噴霧器は、第一複数のノズルを含み、当該第一複数の噴霧領域は、約60度から約70度の範囲の扇形である。例えば、当該第一複数の噴霧領域は、実質的に65度の扇形である。
さらなる実施形態において、第一複数のノズルの先端とガラスシートの第一表面との間の距離は、約20mmから約30mmの範囲である。例えば、当該距離は、実質的に25mmである。
一実施形態において、当該第一角度は、約10度から約20度の範囲である。
一実施形態において、当該第二角度は、約10度から約30度の範囲である。さらなる実施形態において、当該第二角度は、実質的に20度である。
一実施形態において、第一噴霧線とガラスシートの端部との間の距離は、約100mmから約150mmの範囲である。
別の実施形態において、当該方法はさらに、水供給部に連結された第二複数の噴霧器を、ガラスシートの第二表面から測定された第一角度においてガラスシートの第二表面から離れて配置する工程と、第二複数の噴霧器により、ガラスシートの端部に対して第一角度において、当該水を第二複数の噴霧領域へと噴霧し、それにより当該ガラスシートの第二表面上に第二クリーニングゾーンを形成する工程とを含み、この場合、当該第二複数の噴霧領域は、第二噴霧線において当該ガラスシートの第二表面と交わり、当該第二噴霧線と当該ガラスシートの端部は、第三角度を形成する。
一実施形態において、当該第三角度は、約85度から約95度の範囲である。例えば、当該第三角度は、実質的に90度である。
一実施形態において、当該第二複数の噴霧器は、第二複数のノズルを含み、第二複数の噴霧領域は、約60度から約70度の範囲の扇形であり、ならびに当該第二複数のノズルの先端とガラスシートの第二表面との間の距離は、約20mmから約30mmの範囲である。例えば、当該第二複数の噴霧領域は、実質的に65度の扇形である。例えば、当該距離は、実質的に25mmである。
一実施形態において、第一複数のノズルの数は、第二複数のノズルの数より多い。
さらなる特徴および利点は以下の詳細な説明において述べられ、ある程度は、当業者にはその説明から容易に明らかとなるであろうし、あるいは、以下の詳細な説明、特許請求の範囲及び添付図面も含む、本明細書において説明されるような実施形態を実施することによって認められるであろう。
上述の全般的説明および以下の詳細な説明の両方は、単なる例示であり、特許請求の範囲の本質および特質を理解するための概要または枠組みを提供することを意図していることは理解されたい。添付の図面は、さらなる理解を提供するために含めており、本明細書に組み込まれてその一部を成すものである。当該図面は、1つまたは複数の実施形態を例示するものであり、説明と共に、様々な実施形態の原理および作用を説明するのに役に立つ。
本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態によるガラス製造システムの概略図。 本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態によるガラスシートを機械加工するための装置の概略図。 本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態によるガラスシートをクリーニングするためのクリーニング装置の概略図。 本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態による、図3のクリーニング装置の拡大図を図式的に示す。 図4Aの概略側面図。 本明細書において説明される別の実施形態によるクリーニング装置の拡大図を図式的に示す。
添付の図面に実施例が例示されている、好ましい本実施形態についてここに詳細に説明する。可能な限り、図面全体を通じて、同じもしくは類似の部分を指すために同じ参照番号が使用される。
薄いガラスシートは、フュージョン法、具体的にはオーバーフロー式ダウンドローフュージョン法によって製造することができる。図1は、ガラス製造システム100、より具体的にはガラスシート120を製造するためのフュージョン法を実施するフュージョンドロー装置、の例示的実施形態を示している。当該ガラス製造システム100は、溶融容器102、清澄容器104、混合容器106(例えば、撹拌チャンバー)、送達容器108、成形容器110、プルロールアセンブリ112、およびガラス切断アセンブリ114を含み得る。
ガラスバッチ材料は、矢印118によって示されているように溶融容器102に導入され、溶融ガラス121を形成するために溶融容器102において溶融される。清澄容器104は、溶融容器102から当該溶融ガラス121を受け入れて当該溶融ガラス121から気泡を除去する高温処理エリアを有する。当該清澄容器104は、清澄容器を混合容器に接続する管122によって混合容器106に接続されている。当該混合容器106は、次いで、混合容器を送達容器に接続する管124によって送達容器108に接続されている。
当該送達容器108は、当該溶融ガラス121を、下降管126を通して導入口128から成形容器110へと送達する。当該成形容器110は、溶融ガラス121を受け入れてトラフ132へと流し入れる開口部130を備え、次いで、当該溶融ガラスは、トラフ132の上部からオーバーフローして、成形容器110の両側を流れ落ちる。成形容器110の両側をオーバーフローした溶融ガラスは、根元134において再び統合され、その後、ガラスリボン136を形成するためにプルロールアセンブリ112によって下方へと引き出される。次いで、ガラス切断アセンブリ114は、当該引き出されたガラスリボン136に切れ目を入れて、当該ガラスリボンを個別のガラスシート120へと分離する。
当該ガラスシートは、アップドロー法、フロート法、プレス圧延法、スロットドロー法、または他のガラス形成法技術によって製造されたガラスリボンから得ることもできる。フロートガラス法では、溶融ガラスを溶融金属、典型的にはスズ、の床の上に流すことによって、滑らかな表面および均一な厚さによって特徴付けられ得るガラスのシートが作製される。例示的プロセスにおいて、溶融スズ床の表面上に供給される溶融ガラスは、浮遊リボンを形成する。当該ガラスリボンはスズ床に沿って流れるため、固体ガラスシートがスズからローラー上へと持ち上げられるまでに温度は徐々に下がる。当該床から持ち上げられると、当該ガラスシートはさらに冷却され得て、内部応力を減らすためにアニール処理され得る。
スロットドロー法では、溶融原材料ガラスが、ドロータンクへと提供される。ドロータンクの底には、スロットの長さに広がるノズルを備えた開口スロットがある。溶融ガラスは、当該スロット/ノズルを通って流れ、連続シートとして下方のアニール処理領域へと引かれる。
本明細書において開示されるクリーニング装置および方法は、上記において説明されるプロセスによって製造されるガラスシートに限定されないことは理解されるべきであり、そのようなプロセスは当技術分野において周知であり、本明細書においては詳しくは説明しない。
好適な方法、例えば、上記において説明されるものなど、によって製造されたガラスシートは、さらなる機械加工プロセス、例えば、追加の切断、研削、研磨など、を受け得、それらは、加工の際にガラスの断片またはチップを生じ得る。当該機械加工プロセスの間、大量のガラスの断片またはチップが生じ得、それらは、次いで、ガラスシートの表面に取り付きまたは付着し得、「付着ガラス」と呼ばれる。ガラスシートに取り付いたそのような付着ガラスは、数マイクロメートルから約300マイクロメートルの範囲のサイズを有する。次いで、当該付着ガラスは、加工の間にガラスシートが回転されるときにガラスシートの中央へと移動し得、その後の洗浄プロセスによって除去することが困難であり、結果として、欠陥を有するガラスシートが生じる。したがって、ガラスシートの機械加工プロセスの際に付着ガラスの量を減少させることが望ましい。
図2は、機械加工ステーションにおいてガラスシートを機械加工するための機械加工装置200の例示的実施形態を示している。図2に示されているように、機械加工されるガラスシート220は、実質的に水平方向にある。当該ガラスシート220は、実質的に、図に示されているX-Y平面に沿って広がっており、Z方向に働く重力を受けている。ガラスシート220は、機械加工されるとき、図2に示された矢印によって表される方向に沿って、コンベア(図示されず)によって搬送される。さらなる実施形態において、ガラスシート220は、他の方向を向いていてもよく、例えば、X-Z平面またはY-Z平面に沿った方向に向けられていてもよく、機械加工の際に別の方向に沿って搬送してもよい。
図2に示されるように、モーターユニット210は、ワーキングホイールに連結されており、ガラスシート220を機械加工するために当該ワーキングホイールを駆動するように構成される。一実施形態において、当該ワーキングホイールは、ガラスシートの端部を研削するための研削ホイールである。別の実施形態において、当該ワーキングホイールは、研削プロセスの後にガラスシート220を研磨するための研磨ホイールであるか、またはガラスシート220を機械加工するために使用される任意の他のホイールである。当該ワーキングホイールは、実質的に、シュラウド230によって外接されている。例えば、シュラウド230は、ステンレス材料で作製されたカバーであり得る。当該シュラウド230は、機械加工プロセスの際にガラスシート220の表面の一部分(例えば、端部部分)を受け入れて、機械加工プロセスによって生じたガラスの断片またはチップがガラスシート220の機械加工エリア(例えば、ガラスシートの端部付近)を越えて広がるのを防ぎ、その結果、当該ガラスの断片またはチップは、おそらく、シュラウド230の内側に保持される。さらに、機械加工プロセスの間、シュラウド230を越えて偶発的に広がってガラスシート220の表面に付着する可能性のあるガラスの断片またはチップを除去することによってガラスシート220をクリーニングするための水流を供給するために、ウォーターナイフ240が提供される。
しかしながら、機械加工の際、シュラウド230によって覆われたエリアおよびシュラウド230によって受け入れられたガラスシート220の表面の当該一部分が存在するので、当該エリア内において機械加工プロセスによって発生したガラスの断片またはチップは、当該ウォーターナイフ240によって全てを除去できるわけではない。むしろ、それらは、シュラウド230の内側に保持され、ガラスシート220の表面に捉えられ、ガラスシート220に付着して、逆にガラスシート220を汚染するであろう。ガラスシート220の表面にガラスの断片またはチップ(すなわち、付着ガラス)を捉える潜在的原因としては、シュラウド230の内側での流体流の滞り、ウォーターナイフ240と冷却剤流との間の干渉、および冷却剤流の方向が挙げられる。
したがって、機械加工プロセスに起因する付着ガラスの量を減らすために、製造ライン上のガラスシートに対する洗浄プロセスの前に、特に、シュラウドによって覆われていてウォーターナイフによって洗い流すことができないガラスの断片またはチップを除去することによって、当該ガラスシートをクリーニングするための装置および/または方法が、依然として必要とされている。
図3は、本明細書において説明される一実施形態による、ガラスシート320をクリーニングするためのクリーニング装置300の概略図を示している。一例示的実施形態において、ガラスシート320は、実質的に、水平方向にある。当該ガラスシート320は、実質的に、図に示されているX-Y平面に沿って広がっており、Z方向に働く重力を受けている。クリーニングプロセスの間、ガラスシート320は、図3に示された矢印によって表されるような図示されたX方向に沿って、コンベア325によって搬送される。さらなる実施形態において、ガラスシート320は、他の方向を向いていてもよく、例えば、X-Z平面またはY-Z平面に沿った方向に向けられていてもよく、クリーニングプロセスの際にYまたはZ方向に沿って搬送してもよい。
図3に図式的に示されているように、クリーニング装置300によってクリーニングされるガラスシート320は、機械加工ステーションにおいて機械加工装置200によって実施される機械加工プロセスを受けている。図3において、機械加工装置200は、点線で示されており、図2に示された機械加工装置200に対応し得、当該装置において、研削プロセスおよび/または研磨プロセスがガラスシート320に対して実施され得る。機械加工プロセスを受けた後、ガラスシート320は、コンベア325によってクリーニング装置300へと移送され、搬送方向、すなわち、図3に示されるX方向において矢印によって表される方向、に沿って搬送される。
本明細書において具体化され、図3に表されるように、クリーニング装置300は、水供給部330から供給される水を制御するための制御ユニット340と、ガラスシート320をクリーニングするためのマニフォールド315に取り付けられた複数の噴霧器310とを含む。クリーニング装置300は、さらに、マニフォールド315と複数の噴霧器310とを支持するための支持体305も含む。
図3に示されるように、一実施形態において、当該複数の噴霧器310は、ガラスシート320の第一表面322から離れて、すなわち、第一表面322の上方に配置される。ガラスシート320の第一表面322は、ガラスシート320の主要面として定義され、この場合、図3に図示されるように上方(すなわち、負のZ方向)を向いている。当該複数の噴霧器310は、水供給部330に連結されており、当該水供給部330からの水をガラスシート320に噴霧するように構成される。一実施形態において、当該噴霧器310は、例えば、これらに限定されるわけではないが、複数のノズルである。ガラスシート320に水を噴霧するために使用することができる任意の他の噴霧器も、本明細書において利用可能であった。さらに、図3において、4つの噴霧器310が例示目的のために示されているが、本明細書において、任意の数の噴霧器310を用いることができる。
図3に示されるように、当該複数の噴霧器310は、マニフォールド315に取り付けられており、ならびに水パイプライン316によって水供給部330に連結されている。水供給部330は、ガラスシート320をクリーニングするために好適な高圧および高速において水流を供給する。一実施形態において、当該水は、0kg/cm(0MPa)から約16kg/cm(約1.57MPa)の範囲の圧力の能力を有する圧力ポンプによって、水供給部330から供給される。例示的実施形態において、水供給部330は、約6kg/cm(約0.59MPa)から約16kg/cm(約1.57MPa)の範囲、例えば、約8kg/cm(約0.78MPa)から約16kg/cm(約1.57MPa)、約10kg/cm(約0.98MPa)から約16kg/cm(約1.57MPa)、約12kg/cm(約1.18MPa)から約16kg/cm(約1.57MPa)、または約14kg/cm(約1.37MPa)から約16kg/cm(約1.57MPa)の範囲の圧力において水流を供給し得る。
一実施形態において、クリーニング装置300はさらに、ろ過システム(図示されず)も含み得、当該ろ過システムを通して水供給部330からの水が流され、ろ過され、それにより、マニフォールド315および複数の噴霧器310に清浄な水流が提供される。
制御ユニット340は、当該複数の噴霧器310が、清浄化された水をガラスシート320の第一表面322または主要面へと噴霧するように、水供給部330からマニフォールド315へ、さらに複数の噴霧器310へと供給される水、好ましくは、ろ過システムによってろ過された水、を制御するように構成される。制御ユニット340はさらに、プログラマブル論理コントローラープログラムを実行することによりプログラマブル論理コントローラーによって制御されるソレノイドを使用することにより、水供給部330から供給される水のONおよびOFFのタイミングを制御するように構成される。すなわち、制御ユニット340は、プログラマブル論理コントローラープログラムに基づいて、水供給部330をオンに切り替える時間および/または水供給部330をオフに切り替える時間を決定する。
一実施形態において、クリーニング装置300はさらに、製造ラインの適切な場所に設置されたセンサー(図示されず)を含む。コンベア325によって搬送されるガラスシート320の先端が、センサーによって感知されるある特定の場所を通過したことが特定されると、水供給部330がオンに切り替えられ得、次いで、クリーニング水が、水供給部330から複数の噴霧器310へと流れ込み、当該噴霧器は水を噴霧してガラスシート320をクリーニングする。さらに、コンベア325によって搬送されるガラスシート320の後端が、センサーによって感知されるある特定の場所を通過したことが特定されると、水の消費を抑えるために、水供給部330がオフに切り替えられ得る。
図4Aは、本明細書において説明される一実施形態による、図3のクリーニング装置300の拡大図を図式的に示しており、図4Bは、図4Aの概略側面図である。図4Aおよび4Bを参照すると、複数の噴霧器310は、それぞれ、ガラスシート320の第一表面322に対してある傾斜角において、当該ガラスシート320の第一表面322から離れて、すなわち、第一表面322の上方に配置される。具体的には、図4Bに最良に示されているように、当該複数の噴霧器310は、それぞれ、ガラスシート320の第一表面から測定された第一角度θにおいて配置される。それぞれ、30度を超える第一角度θにおいて配置された複数の噴霧器310は、高い流体圧力をガラスシート320上に適用し得るため、表面スクラッチの危険性の原因となり得ることが分かる。一実施形態において、当該第一角度θは、約10度から約20度の範囲、例えば、約10度から約18度の範囲、約10度から約16度の範囲、約10度から約14度の範囲、または約10度から約12度の範囲である。別の実施形態において、第一角度θは、好ましくは10度である。
その上、当該複数の噴霧器310は、それぞれ、ガラスシート320の第一表面に接触して当該表面に擦り傷を付けないように、ある距離をおいてガラスシート320の第一表面から離間されている。一実施形態において、当該複数の噴霧器310は、複数のノズルであり、好ましくは、当該複数のノズルの先端と当該ガラスシート320の第一表面322との間の距離dは、約20mmから約30mmの範囲である。好ましくは、当該距離dは、実質的に、25mmである。しかしながら、噴霧パターン、流体圧力、噴霧角度などに基づいて、特定の有効性の要件を達成するために、他の距離を用いてもよい。
本明細書において具体化され、図4Aに表されているように、複数の噴霧器310は、ガラスシート320の端部321に対して第一角度θ(図4Bを参照されたい)において、水供給部(図3の水供給部330を参照されたい)からの水を複数の噴霧領域311に噴霧し、その場合、当該端部321は、搬送方向、すなわち、図3に示される矢印によって表されるような図示されたX方向、に平行である。一実施形態において、複数の噴霧器310は、複数のノズルであり得、ならびに複数の噴霧領域311は、それぞれ、実質的に、例えば、用いられるノズルのタイプによって決定される角度αにおいて広がる扇形である。例えば、当該角度αは、約60度から約70度の範囲である。一実施形態において、当該角度αは、実質的に65度である。
複数の噴霧器310によって形成される複数の噴霧領域311は、噴霧線312においてガラスシート320の第一表面322と交わり、それにより、ガラスシート320の当該第一表面322上にクリーニングゾーン313を形成する。図4Aに示されるように、ガラスシート320の第一表面322上の当該噴霧線312と当該ガラスシート320の端部321は、第二角度θを形成し、この場合、端部321は、搬送方向に対して平行である。一実施形態において、当該第二角度θは、約10度から約30度の範囲であり、ならびにそれらの間の全ての範囲および部分範囲を含む。例示的一実施形態において、当該第二角度θは、好ましくは20度である。
このように、ガラスシート320が、正のX方向に搬送され、複数の噴霧器310の噴霧線312が、ガラスシート320の端部321に対して第二角度θを形成する場合、ガラスシート320の機械加工に起因してガラスシート320上のクリーニングゾーン313の内側において生じた、ガラスの断片もしくはチップまたは任意の他の粒子は、実質的に正のY軸方向に沿った方向に洗い流すことができる。一実施形態において、クリーニングゾーン313の内側のほとんどのガラスの断片またはチップをガラスシート320から除去できるように、噴霧線312とガラスシート320の端部321との間の最も長い距離は、約100mmから約150mmの範囲であり、それらの間の全ての範囲および部分範囲を含む。
図5は、本明細書において説明される別の実施形態によるクリーニング装置300の拡大図を図式的に示している。本明細書において具体化され、図5に表されているように、図3に示されるようにガラスシート320の第一主要面322から離れて、すなわち、第一主要面322の上方に配置された複数の噴霧器310に加えて、図5のクリーニング装置300はさらに、水供給部330(図3を参照されたい)と流体連通において連結され、かつ、ガラスシート320の第二表面324から離れて、すなわち、第二表面324の下方に配置された複数の噴霧器310’を含み得、この場合、当該第二表面324は、ガラスシート320の第一主要面322の反対側である。
図5に示されるように、複数の噴霧器310’は同様に、それぞれ、ガラスシート320の第二表面324から測定された同じ第一角度θにおいて、ガラスシート320の第二表面324から離れて、すなわち、第二表面324の下方に配置され得る。例示的実施形態において、当該第一角度θは、約10度から約20度の範囲、例えば、約10度から約18度の範囲、約10度から約16度の範囲、約10度から約14度の範囲、または約10度から約12度の範囲であり得る。別の実施形態において、第一角度θは、好ましくは10度である。例示的一実施形態において、当該複数の噴霧器310’は、複数のノズルであり、当該複数のノズルの先端と当該ガラスシート320の第二表面324との間の距離dは、約20mmから約30mmの範囲である。例えば、当該距離dは、実質的に25mmである。
本明細書において具体化され、図5に表されているように、制御ユニット340(図3を参照されたい)はさらに、複数の噴霧器310’がガラスシート320の端部321に対して第一角度θにおいて水供給部330からの水を複数の噴霧領域311’に噴霧するように、水供給部330(図3を参照されたい)からの水を複数の噴霧器310’に供給するように構成される。上記において説明されるように、当該端部321は、搬送方向、すなわち、図3に示された矢印によって表されるような図示されたX方向、に対して平行である。一実施形態において、当該複数の噴霧器310’は、複数のノズルであり、当該複数の噴霧領域311’は、それぞれ、実質的に、例えば、用いられるノズルのタイプによって決定される角度αにおいて広がる扇形である。例えば、当該角度αは、約60度から約70度の範囲である。一実施形態において、当該角度αは、実質的に65度である。
当該複数の噴霧器310’によって形成される当該複数の噴霧領域311’は、噴霧線312’においてガラスシート320の第二表面324と交わり、それにより、ガラスシート320の当該第二表面324上にクリーニングゾーン313’を形成する。図5に示されるように、ガラスシート320の第二表面324上の当該噴霧線312’と当該ガラスシート320の端部321は、第三角度θを形成し、この場合、端部321は、搬送方向に対して平行である。一例示的実施形態において、当該第三角度θは、実質的に90度であり、例えば、約85度から約95度の範囲である。
したがって、それぞれガラスシート320の第一および第二表面322、324から離れて配置された、すなわち、当該表面の上方および下方に配置された複数の噴霧器310および310’によって、ガラスの断片またはチップあるいは発生しかつガラスシート320の端部を越えて広がり得る任意の他の粒子を、ガラスシート320から効果的かつ効率的に洗い流すことができ、それによりガラスシート320の第一および第二表面322、324への付着ガラスの形成の可能性を減らすことができる。
ガラスシートの機械加工に起因する、ガラスシートの1つの主要面への付着ガラスの形成の可能性は、ガラスシートの反対側の主要面への形成の可能性よりも大きくなり得るが、それは、ガラスの断片またはチップの大部分が、ガラスシートの第一主要面上に広がるであろうためと、当該ガラスシートの反対側の主要面上に広がるガラスの断片またはチップは、重力の作用によって下方に引っ張られ得るためである。一実施形態において、複数の噴霧器310および310’が両方とも、複数のノズルであり、この場合、ガラスシート320の第一主要面に対するクリーニング効率を高めるために、ガラスシート320の第一主要面の上方に配置される当該複数のノズルの数は、当該ガラスシート320の第二主要面の下方に配置される第二複数のノズルの数より大きくなるように設計され得る。
搬送方向に沿って移動するガラスシートをクリーニングする方法も、本明細書において開示される。当該方法は、水供給部330に流体連通において連結された複数の噴霧器310を、ガラスシート320の第一表面322から測定された第一角度θにおいて、ガラスシート320の第一表面322から離れて、すなわち、第一表面322の上方に配置する工程を含む。当該方法はさらに、当該複数の噴霧器310により、ガラスシート320の端部321に対して第一角度θにおいて、水供給部330からの水を複数の噴霧領域311に噴霧し、それにより当該ガラスシート320の第一表面322上にクリーニングゾーン313を形成する工程を含み得る。当該複数の噴霧領域311は、噴霧線312においてガラスシート320の第一表面322と交わり、当該噴霧線312とガラスシート320の端部321は、第二角度θを形成し、当該端部321は、搬送方向に対して平行である。
当該方法はさらに、水供給部330に流体連通において連結された複数の噴霧器310’を、ガラスシート320の第二表面324から測定された第一角度θにおいて、ガラスシート320の第二表面324から離れて、すなわち、第二表面324の下方に配置する工程と、当該複数の噴霧器310’により、ガラスシート320の端部321に対して第一角度θにおいて、当該水を複数の噴霧領域311’へと噴霧し、それにより当該ガラスシート320の第二表面324上に第二クリーニングゾーン313’を形成する工程と、を含み得る。当該複数の噴霧領域311’は、噴霧線312’においてガラスシート320の第二表面324と交わり、当該噴霧線312’とガラスシート320の端部321は、第三角度θを形成する。
上記の説明は、機械加工ステーションにおいてガラスシート320の端部321を機械加工した後、かつ当該ガラスシート320がさらに、製造ラインにおける後続の洗浄ステーションに搬送される前での、ガラスシート320の端部321のクリーニング工程を対象としている。特に、ガラスシート320の端部321が機械加工された後、できるだけ早く、例えば、約5秒以内に、当該ガラスシート320は、搬送され、ガラスシート320に対してクリーニングプロセスが実施される。ガラスシート320を機械加工ステーションから製造ラインの洗浄ステーションへと移送するためにかかる時間は通常は約60秒であるが、それと比べて機械加工後の経過時間は大幅に短縮され、ガラスの断片またはチップを可能な限り迅速に洗い流すことができ、それにより、ガラスシートへの付着ガラスの形成の可能性を減らすことができる。
その上、ガラスシート320の残りの端部は、上記において説明したように機械加工プロセスを施された後、同じクリーニング装置および方法においてクリーニングすることができる。例えば、ガラスシート320の別の端部は、端部321のクリーニングが完了した後にガラスシート320を90度回転することによって、同じクリーニング装置300を使用してクリーニングすることができる。別の実施形態では、当該クリーニング装置300と同じもしくは同様の設計を有するさらなるクリーニング装置も提供され得、それにより、ガラスシート320の2つの端部のクリーニングを、同時にまたは連続的に実施することができる。
以下の実施例により、様々な実施形態がさらに明確になる。
実施例1
この実施例では、噴霧領域が、実質的に約65°の角度αにおいて広がる扇形となるように、Ikeuchi Taiwan Co.,Ltdから入手可能なタイプNo.6540の標準扇形ノズル(Standard Flat Spray Nozzle)(噴霧角度は、0.3MPa下において65°であり、噴霧能力は、0.3MPa下において4.00L/分である)を、マニフォールドに取り付けて、水供給部からの水を噴霧するために用いた。この実施例において用いた当該タイプNo.6540のノズルは、1.3mmの自由通過径および1.3273mmの穴面積を有していた。水供給部は、約8kg/cm(約0.78MPa)の圧力において水流を提供した。当該タイプNo.6540のノズルのそれぞれは、6.65L/分の流量を有しており、当該水流の速度は、83m/秒であった。
4つのタイプNo.6540のノズルを、ガラスシートの第一表面から測定した約20°の第一角度θにおいて、ガラスシートの第一主要面の上方に配置し、この場合、当該ノズルの先端とガラスシートの第一表面との間の距離は、約25mmであった。当該4つのノズルは、ガラスシートの端部に対して約20°の角度において、水供給部からの水を噴霧領域に噴霧した。当該噴霧領域は、噴霧線においてガラスシートの第一表面と交わり、当該噴霧線とガラスシートの端部は、約20°の第二角度θを形成した。したがって、ガラスシートの第一表面上にクリーニングゾーンが形成され、噴霧線とガラスシートの端部との間の最大距離は、約140mmであった。
さらに、2つのタイプNo.6540のノズルを、ガラスシートの第二表面から測定した約20°の第一角度θにおいて、ガラスシートの第二もしくは反対側の表面の下方に配置し、この場合、当該ノズルの先端とガラスシートの第二表面との間の距離も、約25mmであった。当該2つのノズルは、ガラスシートの端部に対して約20°の角度において、水供給部からの水を噴霧領域に噴霧した。当該噴霧領域は、噴霧線においてガラスシートの第二表面と交わり、当該噴霧線とガラスシートの端部は、約90°の第三角度θを形成した。
ガラスシートの両方の表面上における付着ガラスの測定結果を表1に示す。ガラスシートの一方の表面上の付着ガラスの密度は、1平方メートルあたりの付着ガラスの量(#/m)として定義される。
Figure 0007105564000001
ガラスシートに機械加工ステーションにおけるウォーターナイフクリーニングおよび実施例1に基づくクリーニングを施した条件下では、ベースライン(すなわち、クリーニングを全く行わない場合)と比較して、ガラスシートの第一表面上の付着ガラス密度は、80.77%の減少を示し、ガラスシートの第二表面上の付着ガラス密度は、54.2%の減少を示すことが、表1から分かる。すなわち、機械加工ステーションでのウォーターナイフクリーニングと本明細書において開示されるクリーニング技術とを組み合わせることにより、機械加工プロセスを施されたガラスシートの第一主要面上の付着ガラス密度が著しく減少した。特に、ガラスシートの第一主要面上の付着ガラス密度は、0.0020(#/m)の目標を達成した。
実施例2
この実施例では、噴霧領域が、実質的に約65°の角度αにおいて広がる扇形となるように、Ikeuchi Taiwan Co.,Ltdから入手可能なタイプNo.6510の標準扇形ノズル(噴霧角度は、0.3MPa下において65°であり、噴霧能力は、0.3MPa下において1.00L/分である)を、マニフォールドに取り付けて、水供給部からの水を噴霧するために用いた。タイプNo.6510のノズルは、タイプNo.6540のノズルと比べてより小さい自由通過径および穴面積を有するので、より速い水流速度を有する点において、タイプNo.6540のノズルと異なる。この実施例において用いた当該タイプNo.6510のノズルは、0.6mmの自由通過径および0.2827mmの穴面積を有していた。水供給部は、約8kg/cm(約0.78MPa)の圧力において水流を提供した。当該タイプNo.6510のノズルのそれぞれは、1.63L/分の流量を有しており、当該水流の速度は、96m/秒であった。タイプNo.6540のノズルと比較して、タイプNo.6510のノズルは、約74.96%の水消費の減少の利点を有していた。
この実施例において、4つのタイプNo.6510のノズルを、ガラスシートの第一表面から測定した約10°の第一角度θにおいて、当該ガラスシートの第一主要面の上方に配置し、この場合、当該ノズルの先端とガラスシートの第一表面との間の距離は、約25mmであった。当該4つのノズルは、ガラスシートの端部に対して約10°の角度において、水供給部からの水を噴霧領域に噴霧した。当該噴霧領域は、噴霧線においてガラスシートの第一表面と交わり、当該噴霧線とガラスシートの端部は、約20°の第二角度θを形成した。したがって、ガラスシートの第一表面上にクリーニングゾーンが形成され、噴霧線とガラスシートの端部との間の最大距離は、約120mmから約150mmの範囲であった。
さらに、2つのタイプNo.6510のノズルを、ガラスシートの第二表面から測定した約10°の第一角度θにおいて、ガラスシートの第二もしくは反対側の表面の下方に配置し、この場合、当該ノズルの先端とガラスシートの第二表面との間の距離も、約25mmであった。当該2つのノズルは、ガラスシートの端部に対して約10°の第一角度において、水供給部からの水を噴霧領域に噴霧した。当該噴霧領域は、噴霧線においてガラスシートの第二表面と交わり、当該噴霧線とガラスシートの端部は、約90°の第三角度θを形成した。
この実施例では、機械加工ステーションにおけるウォーターナイフクリーニングはオフにした。ガラスシートの両方の表面上における付着ガラスの測定結果を表2に示す。
Figure 0007105564000002
ガラスシートに実施例2に基づくクリーニングを施した条件下では、ベースライン(すなわち、クリーニングを全く行わない場合)と比較して、ガラスシートの第一および第二表面上の付着ガラス密度は全体として47.9%の減少を示すことが表2から分かる。すなわち、本明細書において開示されるクリーニング技術は、機械加工プロセスを施されたガラスシートの両方の表面上の付着ガラス密度を著しく減少させた。特に、ガラスシートの第二主要面上の付着ガラス密度は、0.0023(#/m)の目標を達成した。
したがって、本明細書において開示されるような、ガラスシートをクリーニングするためのクリーニング装置および方法は、欠陥、例えば、機械加工ステーションでのガラスシートの機械加工により生じた当該ガラスシートへの付着ガラスなど、の量を著しく減少させることができる。本明細書において開示されるクリーニング装置および方法は、約0.004#/m未満、好ましくは0.002#/m未満の、ガラスシートの主要面上において測定される付着ガラス密度の目標を達成することができる。
さらに、本明細書において開示されるクリーニング装置は、製造ラインを再設計する必要なく、様々な製造条件に対して改造することができ、その結果、ガラスシートの欠陥を減らすために、より経済的で効率的にガラスシートをクリーニングすることができる。
用語「実質的に」は、任意の定量比較、値、測定値、または他の表現に起因し得る不確実性の本質的度合いを表すために、本明細書において用いられ得ることに留意されたい。この用語も、検討中の主題の基本機能における変化を結果として生じることなく、定量的表現が、述べられた参考値から変わり得る程度を表すために、本明細書において用いられる。
権利請求される主題の範囲から逸脱することなく、本明細書において説明される実施形態に対して様々な変更および変形を為すことができる。したがって、本明細書は、記載される様々な実施形態の変更および変形を網羅し、提供されるそのような変更および変形は、添付の請求項およびそれらの等価物の範囲内であることが意図される。
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
実施形態1
搬送方向に沿って移動するガラスシートをクリーニングするための装置において、
水供給部に連結されかつ該ガラスシートの第一表面から測定される第一角度において該ガラスシートの該第一表面から離れて配置された第一複数の噴霧器と、
該第一複数の噴霧器が、該ガラスシートの端部に対して該第一角度において、該水供給部からの水を第一複数の噴霧領域へと噴霧することによって該ガラスシートの該第一表面上に第一クリーニングゾーンを形成するように、該水供給部から該第一複数の噴霧器へと水を供給するように構成された制御ユニットであって、該第一複数の噴霧領域が、第一噴霧線において該ガラスシートの該第一表面と交わり、該第一噴霧線と該ガラスシートの該端部が第二角度を形成し、該端部が該搬送方向に平行である、制御ユニットと、
を含む、装置。
実施形態2
前記第一複数の噴霧器が、第一複数のノズルを含み、前記第一複数の噴霧領域が、約60度から約70度の範囲の扇形である、実施形態1に記載の装置。
実施形態3
前記第一複数の噴霧領域が、実質的に65度の扇形である、実施形態2に記載の装置。
実施形態4
前記第一複数のノズルの先端と前記ガラスシートの前記第一表面との間の距離が、約20mmから約30mmの範囲である、実施形態2に記載の装置。
実施形態5
前記距離が、実質的に25mmである、実施形態4に記載の装置。
実施形態6
前記第一角度が、約10度から約20度の範囲である、実施形態1に記載の装置。
実施形態7
前記第二角度が、約10度から約30度の範囲である、実施形態1に記載の装置。
実施形態8
前記第二角度が、実質的に20度である、実施形態7に記載の装置。
実施形態9
前記第一噴霧線と前記ガラスシートの前記端部との間の距離が、約100mmから約150mmの範囲である、実施形態1に記載の装置。
実施形態10
前記水供給部に流体連結され、かつ、前記ガラスシートの第二表面から測定された前記第一角度において該ガラスシートの該第二表面から離れて配置された第二複数の噴霧器
をさらに含み、
前記制御ユニットが、該第二複数の噴霧器が該ガラスシートの前記端部に対して前記第一角度において前記水を第二複数の噴霧領域へと噴霧し、それにより該ガラスシートの該第二表面上に第二クリーニングゾーンを形成するように、該水供給部から該第二複数の噴霧器へと水を供給するように構成され、
該第二複数の噴霧領域が、第二噴霧線において該ガラスシートの該第二表面と交わり、該第二噴霧線と該ガラスシートの該端部が、第三角度を形成する、
実施形態1に記載の装置。
実施形態11
前記第三角度が、約85度から約95度の範囲である、実施形態10に記載の装置。
実施形態12
前記第三角度が、実質的に90度である、実施形態11に記載の装置。
実施形態13
前記第二複数の噴霧器が、第二複数のノズルを含み、前記第二複数の噴霧領域が、約60度から約70度の範囲の扇形であり、ならびに該第二複数のノズルの先端と前記ガラスシートの前記第二表面との間の距離が、約20mmから約30mmの範囲である、実施形態10に記載の装置。
実施形態14
前記第二複数の噴霧領域が、実質的に65度の扇形である、実施形態13に記載の装置。
実施形態15
前記距離が、実質的に25mmである、実施形態13に記載の装置。
実施形態16
前記第一複数のノズルの数が、前記第二複数のノズルの数より多い、実施形態13に記載の装置。
実施形態17
前記搬送方向に沿って前記ガラスシートを移送するためのコンベア
をさらに含む、実施形態1に記載の装置。
実施形態18
搬送方向に沿って移動するガラスシートをクリーニングする方法において、
水供給部に連結された第一複数の噴霧器を、該ガラスシートの第一表面から測定された第一角度において該ガラスシートの該第一表面から離れて配置する工程と、
該第一複数の噴霧器により、該ガラスシートの端部に対して該第一角度において、水供給部からの水を第一複数の噴霧領域へと噴霧し、それにより該ガラスシートの該第一表面上に第一クリーニングゾーンを形成する工程であって、該第一複数の噴霧領域が、第一噴霧線において該ガラスシートの該第一表面と交わり、該第一噴霧線と該ガラスシートの該端部が第二角度を形成し、該端部が該搬送方向に平行である、工程と、
を含む、方法。
実施形態19
前記第一複数の噴霧器が、第一複数のノズルを含み、前記第一複数の噴霧領域が、約60度から約70度の範囲の扇形である、実施形態18に記載の方法。
実施形態20
前記第一複数の噴霧領域が、実質的に65度の扇形である、実施形態19に記載の方法。
実施形態21
前記第一複数のノズルの先端と前記ガラスシートの前記第一表面との間の距離が、約20mmから約30mmの範囲である、実施形態19に記載の方法。
実施形態22
前記距離が、実質的に25mmである、実施形態21に記載の方法。
実施形態23
前記第一角度が、約10度から約20度の範囲である、実施形態18に記載の方法。
実施形態24
前記第二角度が、約10度から約30度の範囲である、実施形態18に記載の方法。
実施形態25
前記第二角度が、実質的に20度である、実施形態24に記載の方法。
実施形態26
前記第一噴霧線と前記ガラスシートの前記端部との間の距離が、約100mmから約150mmの範囲である、実施形態18に記載の方法。
実施形態27
前記水供給部に連結された第二複数の噴霧器を、前記ガラスシートの第二表面から測定された前記第一角度において該ガラスシートの該第二表面から離れて配置する工程と、
該第二複数の噴霧器により、該ガラスシートの前記端部に対して該第一角度において、前記水を第二複数の噴霧領域へと噴霧し、それにより該ガラスシートの該第二表面上に第二クリーニングゾーンを形成する工程であって、該第二複数の噴霧領域が、第二噴霧線において該ガラスシートの該第二表面と交わり、該第二噴霧線と該ガラスシートの該端部が、第三角度を形成する、工程と、
をさらに含む、実施形態18に記載の方法。
実施形態28
前記第三角度が、約85度から約95度の範囲である、実施形態27に記載の方法。
実施形態29
前記第三角度が、実質的に90度である、実施形態28に記載の方法。
実施形態30
前記第二複数の噴霧器が、第二複数のノズルを含み、前記第二複数の噴霧領域が、約60度から約70度の範囲の扇形であり、ならびに該第二複数のノズルの先端と前記ガラスシートの前記第二表面との間の距離が、約20mmから約30mmの範囲である、実施形態27に記載の方法。
実施形態31
前記第二複数の噴霧領域が、実質的に65度の扇形である、実施形態30に記載の方法。
実施形態32
前記距離が、実質的に25mmである、実施形態30に記載の方法。
実施形態33
前記第一複数のノズルの数が、前記第二複数のノズルの数より多い、実施形態30に記載の方法。
100 ガラス製造システム
102 溶融容器
104 清澄容器
106 混合容器
108 送達容器
110 成形容器
112 プルロールアセンブリ
114 ガラス切断アセンブリ
118 矢印
120 ガラスシート
121 溶融ガラス
122、124 管
126 下降管
128 導入口
130 開口部
132 トラフ
134 根元
136 ガラスリボン
200 機械加工装置
210 モーターユニット
220、320 ガラスシート
230 シュラウド
240 ウォーターナイフ
300 クリーニング装置
305 支持体
310、310’ 噴霧器
311、311’ 噴霧領域
312、312’ 噴霧線
313、313’ クリーニングゾーン
315 マニフォールド
316 水パイプライン
321 端部
322 第一表面
324 第二表面
325 コンベア
330 水供給部
340 制御ユニット

Claims (6)

  1. 搬送方向に沿って移動するガラスシートの前記搬送方向に平行をなす端部を機械加工する際に前記端部に付着するガラスの断片またはチップをクリーニングするための装置において、
    水供給部に連結されかつ該ガラスシートの上面から測定される第一角度において該ガラスシートの該上面から離れて配置された第一複数の噴霧器と、
    該第一複数の噴霧器が、該ガラスシートの端部に対して該第一角度において、該水供給部からの水を第一複数の噴霧領域へと噴霧することによって該ガラスシートの該上面上に第一クリーニングゾーンを形成するように、該水供給部から該第一複数の噴霧器へと水を供給するように構成された制御ユニットであって、該第一複数の噴霧領域が、第一噴霧線において該ガラスシートの該上面と交わり、該第一噴霧線と前記搬送方向の上流側の該ガラスシートの端部が第二角度を形成し、該端部が該搬送方向に平行である、制御ユニットと、
    前記水供給部に流体連結され、かつ、前記ガラスシートの下面から測定された前記第一角度において該ガラスシートの該下面から離れて配置された第二複数の噴霧器と
    を含み、
    前記制御ユニットが、該第二複数の噴霧器が該ガラスシートの前記端部に対して前記第一角度において前記水を第二複数の噴霧領域へと噴霧し、それにより該ガラスシートの該下面上に第二クリーニングゾーンを形成するように、該水供給部から該第二複数の噴霧器へと水を供給するように構成され、
    該第二複数の噴霧領域が、第二噴霧線において該ガラスシートの該下面と交わり、該第二噴霧線と前記搬送方向の上流側の該ガラスシートの該端部が、第三角度を形成し、
    前記第一角度が、10度から20度の範囲であり、
    前記第二角度が、10度から30度の範囲であり、
    前記第三角度が、85度から95度の範囲である、装置。
  2. 前記第一複数の噴霧器が、第一複数のノズルを含み、前記第一複数の噴霧領域が、60度から70度の範囲の扇形であり、ならびに該第一複数のノズルの先端と前記ガラスシートの前記上面との間の距離が、20mmから30mmの範囲である、請求項1に記載の装置。
  3. 前記第一噴霧線と前記ガラスシートの前記端部との間の最も長い距離が、100mmから150mmの範囲である、請求項1または2に記載の装置。
  4. 前記第二複数の噴霧器が、第二複数のノズルを含み、前記第二複数の噴霧領域が、60度から70度の範囲の扇形であり、ならびに該第二複数のノズルの先端と前記ガラスシートの前記下面との間の距離が、20mmから30mmの範囲である、請求項1に記載の装置。
  5. 搬送方向に沿って移動するガラスシートの前記搬送方向に平行をなす端部を機械加工する際に前記端部に付着するガラスの断片またはチップをクリーニングする方法において、
    水供給部に連結された第一複数の噴霧器を、該ガラスシートの上面から測定された第一角度において該ガラスシートの該上面から離れて配置する工程と、
    水供給部に連結された第二複数の噴霧器を、該ガラスシートの下面から測定された第一角度において該ガラスシートの該下面から離れて配置する工程と、
    該第一複数の噴霧器により、該ガラスシートの端部に対して該第一角度において、水供給部からの水を第一複数の噴霧領域へと噴霧し、それにより該ガラスシートの該上面上に第一クリーニングゾーンを形成する工程であって、該第一複数の噴霧領域が、第一噴霧線において該ガラスシートの該上面と交わり、該第一噴霧線と前記搬送方向の上流側の該ガラスシートの該端部が第二角度を形成し、該端部が該搬送方向に平行である、工程と、
    該第二複数の噴霧器により、該ガラスシートの端部に対して該第一角度において、水供給部からの水を第二複数の噴霧領域へと噴霧し、それにより該ガラスシートの該下面上に第二クリーニングゾーンを形成する工程であって、該第二複数の噴霧領域が、第二噴霧線において該ガラスシートの該下面と交わり、該第二噴霧線と前記搬送方向の上流側の該ガラスシートの該端部が第三角度を形成し、該端部が該搬送方向に平行である、工程と、
    を含み、
    前記第一角度が、10度から20度の範囲であり、
    前記第二角度が、10度から30度の範囲であり、
    前記第三角度が、85度から95度の範囲である、方法。
  6. 前記第一複数の噴霧器が、第一複数のノズルを含み、前記第一複数の噴霧領域が、60度から70度の範囲の扇形であり、ならびに該第一複数のノズルの先端と前記ガラスシートの前記上面との間の距離が、20mmから30mmの範囲である、請求項5に記載の方法。
JP2017556164A 2015-04-29 2016-04-19 ガラスシートをクリーニングする装置および方法 Active JP7105564B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201562154199P 2015-04-29 2015-04-29
US62/154,199 2015-04-29
PCT/US2016/028201 WO2016176074A1 (en) 2015-04-29 2016-04-19 Apparatus and method for cleaning a glass sheet

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018519989A JP2018519989A (ja) 2018-07-26
JP7105564B2 true JP7105564B2 (ja) 2022-07-25

Family

ID=57199667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017556164A Active JP7105564B2 (ja) 2015-04-29 2016-04-19 ガラスシートをクリーニングする装置および方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20180126425A1 (ja)
JP (1) JP7105564B2 (ja)
KR (1) KR102562799B1 (ja)
CN (1) CN107614129A (ja)
TW (1) TWI723991B (ja)
WO (1) WO2016176074A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180100018A (ko) * 2017-02-28 2018-09-06 코닝 인코포레이티드 에지 디렉터 클리닝 장치 및 에지 디렉터 클리닝 방법
CN108746010A (zh) * 2018-05-24 2018-11-06 友达光电(昆山)有限公司 一种清洗系统
CN108543790A (zh) * 2018-05-25 2018-09-18 合肥安晶龙电子股份有限公司 色选机透光玻璃的清洁装置及其控制方法
CN109201591B (zh) * 2018-11-14 2021-06-29 山东泰山生力源玻璃有限公司 一种玻璃清洗机
CN111825346B (zh) * 2019-11-20 2022-08-16 苏州殷绿勒精密机械科技有限公司 一种3d曲面玻璃清洗机
CN110961386B (zh) * 2019-12-20 2021-09-07 浙江奕乌侬食品有限公司 一种玻璃擦拭用范围可调设备
CN112404003B (zh) * 2020-11-12 2022-06-24 常德中利玻璃门窗有限公司 一种可刮除玻璃表面水渍的玻璃窗加工清洗装置
CN112934817A (zh) * 2021-01-28 2021-06-11 河源市龙鑫光学科技有限公司 一种手机屏幕玻璃加工设备以及加工工艺
CN113182249B (zh) * 2021-04-14 2022-08-05 燕山大学 一种盘类件高压清洗机及清洗方法
CN113976571A (zh) * 2021-09-07 2022-01-28 浙江泰嘉光电科技有限公司 一种新型全自动通用tft-lcd清洗设备管路系统
CN115519856B (zh) * 2022-09-30 2023-06-23 吉水县海天钢化玻璃有限公司 一种夹胶玻璃及其制备工艺

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011190167A (ja) 2010-02-17 2011-09-29 Corning Inc 流体散布器およびガラス清浄化処理
JP2014233797A (ja) 2013-06-03 2014-12-15 AvanStrate株式会社 ガラス板の製造方法、および、ガラス板の製造装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3236742B2 (ja) * 1994-09-28 2001-12-10 東京エレクトロン株式会社 塗布装置
JP2001108977A (ja) * 1999-10-13 2001-04-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 液晶表示装置の製造装置およびその方法
AUPR949801A0 (en) * 2001-12-14 2002-01-24 Industrial Automation Services Pty Ltd Process control method and apparatus
JP2005033092A (ja) * 2003-07-10 2005-02-03 Sharp Corp 洗浄装置および洗浄方法
JP4045214B2 (ja) * 2003-08-12 2008-02-13 株式会社 日立ディスプレイズ 表示素子の製造方法及び製造装置
US7232493B2 (en) * 2003-09-11 2007-06-19 Ged Integrated Solutions, Inc. Glass washing machine with conveyor and brush speed control
JP2005152706A (ja) * 2003-11-21 2005-06-16 Sharp Corp 板状部材の洗浄装置、洗浄方法および処理装置
WO2005077553A1 (ja) * 2004-02-18 2005-08-25 Kawasaki Plant Systems Kabushiki Kaisha 板材の洗浄設備
JP4998815B2 (ja) * 2005-02-16 2012-08-15 日本電気硝子株式会社 ガラス基板洗浄装置及びガラス基板洗浄方法
CN202343527U (zh) * 2011-12-06 2012-07-25 郑州旭飞光电科技有限公司 Tft玻璃基板喷淋清洗装置
CN202726672U (zh) * 2012-06-13 2013-02-13 山东金晶科技股份有限公司 玻璃磨边机喷淋除粉装置
CN202921627U (zh) * 2012-10-24 2013-05-08 彩虹(张家港)平板显示有限公司 一种离子风幕除尘装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011190167A (ja) 2010-02-17 2011-09-29 Corning Inc 流体散布器およびガラス清浄化処理
JP2014233797A (ja) 2013-06-03 2014-12-15 AvanStrate株式会社 ガラス板の製造方法、および、ガラス板の製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20180126425A1 (en) 2018-05-10
CN107614129A (zh) 2018-01-19
KR102562799B1 (ko) 2023-08-02
TWI723991B (zh) 2021-04-11
TW201700187A (zh) 2017-01-01
KR20180002731A (ko) 2018-01-08
WO2016176074A1 (en) 2016-11-03
JP2018519989A (ja) 2018-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7105564B2 (ja) ガラスシートをクリーニングする装置および方法
TWI589506B (zh) 移動玻璃片的非接觸蝕刻
US9032759B2 (en) Fluid applicator and glass cleaning process
TW201739717A (zh) 用於薄化玻璃的方法
TWI756479B (zh) 用於處理玻璃板的設備及方法
TWI607977B (zh) Chemical polishing device
JP7200214B2 (ja) ガラス基板を製造する装置および方法
JP2013082055A (ja) ガラス板研磨装置の監視方法及び監視システム
TWI571446B (zh) 一種製作一玻璃片的方法
KR20120132401A (ko) 도포 장치
TW201838015A (zh) 具有紋理之晶圓之製造方法及粗糙化噴霧處理裝置
TWI796461B (zh) 處理玻璃片的裝置及方法
CN105185726B (zh) 基板处理装置、基板处理方法、基板制造装置及基板制造方法
JP2016198862A (ja) ガラス基板の製造方法
CN104898324B (zh) 接液处理装置、接液处理方法、基板处理装置及基板处理方法
CN117023951A (zh) 一种大尺寸显示玻璃基板生产装置及其使用方法
CN104114509A (zh) 化学研磨装置
JPWO2018020531A1 (ja) ガラス基板の研磨方法および研磨装置
CN101474622A (zh) 湿式清洗设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190416

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200408

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200702

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20201216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210414

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20210414

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20210422

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20210428

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20210604

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20210609

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20210818

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20211013

C13 Notice of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C13

Effective date: 20211104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220128

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20220216

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20220406

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20220518

C03 Trial/appeal decision taken

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03

Effective date: 20220615

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20220615

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220712

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7105564

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150