JP7104645B2 - 保持具およびスラブ解体方法 - Google Patents

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Description

本発明は、解体作業中にスラブを保持する保持具および当該保持具を用いたスラブ解体方法に関する。
建築物の解体工事において、コンクリートスラブをブロック状に切断する際、切断したスラブが落下しないように支保工で支持する必要がある。しかし、支保工の設置や撤去には手間や費用を要する。そこで、支保工の省略を目的とした工法がいくつか提案されている。
例えば特許文献1には、解体対象のスラブとその側方のスラブの間を、解体対象のスラブ側に向かって斜め下方に切断することで、解体対象のスラブをその側方のスラブに係止する方法が記載されている。
また特許文献2には、解体対象のスラブとその側方のスラブとの間の切断線を跨ぐように溝形鋼を配置し、解体対象のスラブに取付けた取付ボルトを溝形鋼のボルト挿通孔に通してナットを締め込むことで、溝形鋼によって解体対象のスラブをその側方のスラブに係止することが記載されている。
特開2013-104220号公報 特許第6143071号公報
しかしながら、特許文献1、2に記載された方法では、スラブの切断時に解体対象のスラブが自重に耐えられず撓んでひび割れが生じる可能性があり、特に解体作業中に地震などが生じると、ひび割れにより解体対象のスラブが支持できなくなり落下してしまう恐れもある。
また特許文献2では、溝形鋼に設けた吊り板にワイヤーロープ等を取付け、クレーンによって溝形鋼を吊り上げて解体対象のスラブを撤去するが、溝形鋼の吊り上げ時にも解体対象のスラブのひび割れの可能性があり、ひび割れにより生じたコンクリート片が落下するリスクがある。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、スラブの解体作業中に解体対象のスラブを好適に保持し、ひび割れ等の発生を防ぐことができるスラブの保持具等を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための第1の発明は、解体対象のスラブの上面に設けられ、解体対象のスラブとその側方のスラブとの間の切断位置を跨いだ状態と、前記切断位置から退避した状態とを切替可能な係止部を有する係止材と、解体対象のスラブの下面に設けられ、梁状部材を含む支持材と、解体対象のスラブを貫通し、前記係止材と前記支持材とを連結する連結材と、を具備することを特徴とする保持具である。
本発明の保持具では、解体対象のスラブの上面の係止材が、解体対象のスラブを下面から支持する支持材と連結されており、その係止部を上記の切断位置を跨ぐように配置することで、解体対象のスラブをその側方のスラブに係止できる。そのため、スラブの切断時の支保工を省略でき、解体作業に係る工期やコストが削減される。また梁状部材により解体対象のスラブを下面から支持することで、スラブの切断時や吊り上げ時に梁状部材の方向の当該スラブの撓みを防ぎ、当該スラブのひび割れを防止することができる。さらに、スラブの切断は上記の係止部をスラブの切断位置から退避させた上で行うことができ、係止部がスラブの切断の支障とならない。
前記係止材は解体対象のスラブを横断するように配置され、前記係止材の両端部に前記係止部が設けられ、前記梁状部材は、前記係止材と平面において交差する方向に配置され、前記支持材は、前記係止材の方向に間隔を空けて配置された複数の前記梁状部材を含み、前記梁状部材の方向に間隔を空けて配置された複数の前記係止材と連結されることが望ましい。
この場合、解体対象のスラブの上下に配置される係止材と梁状部材を井桁状に構成でき、これにより解体対象のスラブを挟んで保持することで、スラブの切断時や吊り上げ時に解体対象のスラブの撓みを確実に防止することができる。
第2の発明は、第1の発明の保持具の前記係止部を前記切断位置から退避した状態として、スラブを前記切断位置で切断する工程と、スラブの前記切断位置を切断した後、前記係止部を前記切断位置を跨いだ状態とする工程と、前記保持具を吊り上げて解体対象のスラブを撤去する工程と、を具備することを特徴とするスラブ解体方法である。
第2の発明は、第1の発明の保持具を用いたスラブ解体方法である。
本発明により、スラブの解体作業中に解体対象のスラブを好適に保持し、ひび割れ等の発生を防ぐことができるスラブの保持具等を提供できる。
スラブ保持具3を示す図。 スラブ解体方法を示す図。 スラブ解体方法を示す図。 スラブ保持具3を吊り上げる際の状態を示した斜視図。 係止材5a、5bを示す図。
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
(1.スラブ保持具3)
図1は本発明の実施形態に係るスラブ保持具3を示す図である。図1(a)はスラブ保持具3をスラブ1に取り付けた状態を示す図であり、図1(b)はスラブ1上を見た斜視図、図1(c)は支持材10を示す図である。なお図1(a)は図1(b)の線A-Aによるスラブ厚さ方向の断面図である。
スラブ保持具3は、建築物のコンクリートスラブ1(以下、単にスラブという)を切断位置13で切断して解体する際に用いられる。スラブ1は例えば鉄筋コンクリートによるものであるが、これに限ることはない。
本実施形態ではスラブ1の解体部分1a(解体対象のスラブ)が帯状であり、解体部分1aの長手方向の切断位置13および解体部分1aの幅方向の切断位置(不図示)でスラブ1を切断する。スラブ1の下面には複数の大梁2が平行に配置され、解体部分1aの長手方向は大梁2の方向に対応する。解体部分1aの幅方向は、上記長手方向と平面において直交する方向である。
スラブ保持具3は、係止材5、連結材9、支持材10等を有する。
係止材5は、スラブ1の解体部分1aを幅方向に横断するように、解体部分1aの上面に設けられる。
係止材5は、梁材51、取付部52、アーム53、脚部55、回転軸57、固定ピン58等を有する。
梁材51は、例えばH形鋼に水平方向や鉛直方向の補強板を設けて構成され、上面部511と下面部512がウェブ513によって接続された構成を有する。
取付部52は、梁材51の長手方向の両端部で梁材51の上面に設けられる。
アーム53(係止部)は、梁材51の端部から外側に延び、切断位置13を跨ぐように配置される。アーム53は係止材5の両端部に設けられ、各アーム53の根元部が回転軸57により取付部52に取付けられる。アーム53の先端部は解体部分1aの側方のスラブ1上に位置する。また本実施形態ではアーム53に吊材(図3(c)の符号19参照)を取付けるための吊り具532が設けられる。図の例ではアーム53の上面に吊り具532が設けられているが、吊り具532をアーム53の上面以外に設ける場合もある。
脚部55は、各アーム53の先端部に設けられる。脚部55は、高さ調整材551と押え板552を有する。高さ調整材551はアーム53を貫通する棒材であり、押え板552は高さ調整材551の下端部に設けられる板材である。高さ調整材551は雄ネジ(不図示)を有し、当該雄ネジがアーム53に設けられた雌ネジ(不図示)と螺合する。高さ調整材551を回転させることで押え板552の高さが調整される。ただし、押え板552の高さ調整機構がこれに限ることはなく、他の機械的要素を含んだ高さ調整機構を用いることも可能である。
回転軸57は、取付部52の孔(不図示)およびアーム53の根元部に設けられた孔(不図示)に通された水平方向の回転軸である。この回転軸57により、アーム53が鉛直面内で回転可能に取付部52に取付けられる。
固定ピン58は、取付部52の孔(図2(c)の符号521参照)およびアーム53の長手方向の中央部に設けられた孔(図2(c)の符号531参照)に通される。固定ピン58は、これらの孔に対して抜き差し可能である。固定ピン58をこれらの孔に通すことで、アーム53の回転がロックされる。
支持材10はスラブ1の解体部分1aの下面に設けられる矩形フレーム状の部材であり、支持梁7と横架梁11を含む。
支持梁7は、解体部分1aの長手方向に沿って配置される梁状部材である。支持梁7には例えばH形鋼が用いられる。
横架梁11は、解体部分1aの幅方向に沿って配置される梁状部材であり、隣り合う支持梁7同士を連結する。横架梁11には例えばH形鋼が用いられる。
本実施形態では、支持梁7が、解体部分1aの幅方向、即ち係止材5の方向に間隔を空けて複数(図の例では2本)配置され、横架梁11は、解体部分1aの長手方向、即ち支持梁7の方向に間隔を空けて複数(図の例では2本)配置される。また、係止材5は、解体部分1aの長手方向、即ち支持梁7の方向に間隔を空けて複数配置される。
連結材9は、ボルト91、ナット92等を有する。ボルト91は支持材10から上方に延び、解体部分1aの貫通孔(不図示)および梁材51の下面部512の孔(不図示)を貫通する。梁材51の下面部512から突出したボルト91の上端部にナット92を締め込むことにより、係止材5と支持材10が解体部分1aを挟んで連結材9により連結される。本実施形態では、1つの支持材10が、複数(図の例では2つ)の係止材5と連結される。なお、係止材5と支持材10を連結する機構はこれに限らず、他の機械的な連結機構を用いることもできる。
(2.スラブ解体方法)
次に、本実施形態に係るスラブ解体方法について図2、図3等を参照して説明する。図2、3はスラブ解体方法を示す図であり、図1(a)と同様の断面を示したものである。
スラブ解体時は、まずスラブ1の解体部分1aに貫通孔を形成し、図2(a)に示すように係止材5を配置する。前記したように、アーム53は切断位置13を跨ぐように配置される。脚部55は切断位置13の外側の大梁2に対応する平面位置でスラブ1上に配置し、スラブ1の不陸に応じて押え板552の高さを調整する。係止材5は解体部分1aの長手方向(支持梁7の方向)に間隔を空けて複数配置する。
そして、予めスラブ1の下方に配置しておいた支持材10を矢印Bに示すように上昇させ、ボルト91を解体部分1aの貫通孔および梁材51の下面部512の孔に通して支持材10を解体部分1aの下面に配置する。
ここでは、例えば吊材(不図示)を梁材51の下面部512の孔および解体部分1aの貫通孔に通し、吊材の下端部をボルト91の上端部に取付ける。当該吊材をスラブ1上に設置した巻上装置(不図示)で巻き上げることで、支持材10を吊り上げることができる。あるいは、スラブ1の下方の作業空間で支持材10を上方に持ち上げ、ボルト91を解体部分1aの貫通孔および梁材51の下面部512の孔に通してもよい。
その後、図2(b)に示すように梁材51の下面部512から突出したボルト91の上端部にナット92を締め付け、係止材5と支持材10を連結する。各係止材5に支持材10を連結すると、スラブ1上に配置したコンクリートカッタ(不図示)等でスラブ1の切断を開始する。
ここで、アーム53の下方の切断位置13でスラブ1を切断する場合、図2(c)に示すように、固定ピン58(図1(a)参照)を取付部52の孔521およびアーム53の孔531から抜き取り、アーム53を回転軸57を中心として回転させ、上方に跳ね上げる。これにより、スラブ1の切断の邪魔にならないようにアーム53を切断位置13から退避させる。なお、図の例では回転軸57の近傍で取付部52に孔(不図示)が設けられており、当該孔に通した固定ピン58aによりアーム53が外側に倒れるのを防止している。
上記切断位置13の切断を終えたら、固定ピン58aを取付部52の上記孔から抜き取り、図3(a)に示すようにアーム53を外側に倒して切断位置13を跨ぐように配置し、固定ピン58を取付部52の孔521およびアーム53の孔531に差し込む。これにより、スラブ1の解体部分1aがその側方のスラブ1に係止される。また解体部分1aは支持材10により下面から支持される。特に解体部分1aの長手方向に沿って配置された支持梁7により解体部分1aの長手方向の撓みが防止され、ひび割れ等が生じることはない。
各係止材5のアーム53の下方の切断位置13を切断するごとに、上記した図2(c)、図3(a)の工程を繰り返す。こうして図3(b)に示すように隣り合う切断位置13のそれぞれでスラブ1の切断が行われ、各係止材5によりスラブ1の解体部分1aがその両側のスラブ1に係止された状態となる。
全ての切断位置の切断が終わると、図3(c)に示すようにスラブ保持具3を吊り上げ、切断分離されたスラブ1の解体部分1aを撤去する。この際、前記の吊り具532にワイヤ等の吊材19を取付け、当該吊材19を介してスラブ保持具3をクレーン等で上方から吊り上げる。
図4は、スラブ保持具3を吊り上げる際の状態を示した斜視図である。スラブ保持具3を吊り上げる際も、スラブ1の解体部分1aは支持材10により下面から支持される。特に解体部分1aの長手方向に沿って配置された支持梁7により解体部分1aの長手方向の撓みが防止され、ひび割れ等が生じることはない。
以上説明したように、本実施形態のスラブ保持具3では、スラブ1の解体部分1aの上面の係止材5が、スラブ1の解体部分1aを下面から支持する支持材10と連結されており、そのアーム53をスラブ1の切断位置13を跨ぐように配置することで、スラブ1の解体部分1aをその側方のスラブ1に係止できる。そのため、スラブ1の切断時の支保工を省略でき、解体作業に係る工期やコストが削減される。また支保工の省略によりスラブ1の下方の作業空間を広くとることができ、円滑に解体工事を行うのに役立つ。
また、本実施形態では支持梁7を含む支持材10によりスラブ1の解体部分1aを下面から支持することで、前記したように、スラブ1の切断時と吊り上げ時の双方において支持梁7の方向の解体部分1aの撓みを防ぎ、スラブ1の解体部分1aのひび割れを防止することができる。結果、解体部分1aを大判化することができ、工期やコストの削減にもつながる。さらに、スラブ1の切断はアーム53を切断位置13から退避させた上で行うことができ、アーム53がスラブ1の切断の支障とならない。
また本実施形態では、スラブ1の解体部分1aの上下に配置される係止材5と支持梁7を井桁状に構成し、これによりスラブ1の解体部分1aを挟んで保持することで、スラブ1の切断時や吊り上げ時にスラブ1の解体部分1aの撓みを確実に防止することができる。
なお本実施形態では支持材10が支持梁7と横架梁11により矩形フレーム状に構成されており、横架梁11は、当該横架梁11の方向の解体部分1aの撓みを防止する効果も有する。
しかしながら、本発明は上記の実施形態に限らない。例えば本実施形態では、アーム53が切断位置13を跨いだ状態で係止材5をスラブ1の上面に設置し、支持材10と連結しているが、アーム53が切断位置13から退避した状態で係止材5をスラブ1の上面に設置し、支持材10と連結してもよい。この場合、切断位置13の切断を終えた箇所から順に、切断位置13から退避させていたアーム53を切断位置13を跨ぐように配置する。
また、切断位置13からアーム53を退避するための機構も、本実施形態のようにアーム53を上方に跳ね上げるものに限らない。例えば図5(a)に示す係止材5aでは、梁材51の長手方向の中央部の上面に取付部52aが設けられ、当該取付部52aとアーム53aの一方の面に筒体522、533が取付けられ、両筒体522、533に固定ピン56が通される。他方の面では、取付部52aとアーム53aが鉛直方向のヒンジ54によって接続される。この係止材5aでは、固定ピン56を筒体522、533の少なくともいずれかから抜き取ってヒンジ54を中心にアーム53aを平面内で回転させることにより、アーム53aを切断位置13から退避させることができる。
また図5(b)に示す係止材5bでは、梁材51の長手方向に沿ってスライド可能にアーム53bが設けられる。係止材5bでは、アーム53bの長手方向に沿って複数の固定ピン59が設けられ、各固定ピン59が梁材51の上面の取付部52bの孔(不図示)とアーム53bの孔534に通されることで、アーム53bのスライドがロックされる。係止材5bでは、固定ピン59をこれらの孔から抜き取ってアーム53bを梁材51の長手方向の中央側にスライドさせることにより、アーム53bを切断位置13から退避させることができる。
さらに、スラブ保持具3の構成は、係止材(係止材5、5a、5b等)のアーム(アーム53、53a、53b等)が切断位置13を跨いだ状態と切断位置13を退避した状態とに切替可能であり、且つ支持材10が梁状部材を有していれば特に限定されない。例えば係止材はスラブ1の解体部分1aの長辺方向を横断するように配置してもよく、支持材10において横架梁11を省略することや、支持梁7を省略することも可能である。さらに、本実施形態では係止材の方向と支持梁7の方向が平面において直交しているが、係止材と支持梁7が平面において成す角度は90度に限らず、これらの方向が交差していればよい。
また本実施形態では支持材10が2本の係止材5と連結されるが、3本以上の係止材5と連結されてもよく、場合によっては1本の係止材5と連結されていてもよい。また支持材10は2本の支持梁7と横架梁11を含むが、3本以上の支持梁7あるいは横架梁11を含んでいてもよく、場合によっては支持梁7あるいは横架梁11を1本のみ含んでいてもよい。
さらに、本実施形態では、スラブ1の解体時、スラブ1の不陸に応じて脚部55の押え板552の高さを調整しているが、ジャッキ等をアーム53の先端部とスラブ1の間に配置し、当該ジャッキの高さをスラブ1の不陸に応じて調整してもよい。
また本実施形態ではスラブ1を鉛直方向に切断しているが、解体部分1a側に向かって斜め下方にスラブ1を切断してもよい。また解体部分1aの平面形状も、本実施形態のように帯状のものに限らない。
また本実施形態では係止材5を一体の部材として構成しているが、これに限ることはなく、例えば図1(a)の係止材5を梁材51の中央部で切断したような形とし、一方のアーム53を含む部材と、他方のアーム53を含む部材に分けて配置することも可能である。
以上、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1:コンクリートスラブ
1a:解体部分
2:大梁
3:スラブ保持具
5、5a、5b:係止材
7:支持梁
9:連結材
10:支持材
11:横架梁
13:切断位置
19:吊材
51:梁材
52、52a、52b:取付部
53、53a、53b:アーム
54:ヒンジ
55:脚部
56、58、58a、59:固定ピン
57:回転軸
91:ボルト
92:ナット

Claims (3)

  1. 解体対象のスラブの上面に設けられ、解体対象のスラブとその側方のスラブとの間の切断位置を跨いだ状態と、前記切断位置から退避した状態とを切替可能な係止部を有する係止材と、
    解体対象のスラブの下面に設けられ、梁状部材を含む支持材と、
    解体対象のスラブを貫通し、前記係止材と前記支持材とを連結する連結材と、
    を具備することを特徴とする保持具。
  2. 前記係止材は解体対象のスラブを横断するように配置され、前記係止材の両端部に前記係止部が設けられ、
    前記梁状部材は、前記係止材と平面において交差する方向に配置され、
    前記支持材は、
    前記係止材の方向に間隔を空けて配置された複数の前記梁状部材を含み、
    前記梁状部材の方向に間隔を空けて配置された複数の前記係止材と連結されることを特徴とする請求項1記載の保持具。
  3. 請求項1または請求項2記載の保持具の前記係止部を前記切断位置から退避した状態として、スラブを前記切断位置で切断する工程と、
    スラブの前記切断位置を切断した後、前記係止部を前記切断位置を跨いだ状態とする工程と、
    前記保持具を吊り上げて解体対象のスラブを撤去する工程と、
    を具備することを特徴とするスラブ解体方法。
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