JP2010242308A - コンクリートスラブ構造高層建物の解体工法及びコンクリートスラブ解体装置 - Google Patents

コンクリートスラブ構造高層建物の解体工法及びコンクリートスラブ解体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】コンクリートスラブ構造高層建物の解体工法及びコンクリートスラブ解体装置を提供する。
【解決手段】高層建物の最上階1’から1階分下がったコンクリートスラブ1の小梁2、2上にコンクリートスラブ解体装置3を設置し、その横架材32へ巻き上げ機33を設置し、各巻き上げ機33の直下位置である各階のコンクリートスラブ1に貫通孔1aを設け、巻き上げ機33から繰り出したワイヤーロープ34を貫通孔1aへ順に通し、水平搬送階へ到達するまで下ろし、ワイヤーロープ34の下端には支持プレート35を取り付ける。その上でコンクリートスラブ1をワイヤーロープ34の貫通孔1aよりも外方の位置で切断し、切断したコンクリートスラブブロック10は水平搬送階の水平搬送手段へ積み替えて運び出すことをそれぞれ順次上層階に向かって繰り返す。
【選択図】図1

Description

この発明は、床をコンクリート構造(コンクリートスラブ)で構成した高層建物を解体する工法の技術分野に属し、特に云えば、コンクリートスラブの解体を、大型クレーンを使用しないで、しかも天候に左右されることなく全天候型作業として能率的に安全に進める高層建物の解体工法と、前記工法の実施に使用するコンクリートスラブ解体装置の技術分野に属する。
最近では建物の建て替え工事が広く普及しており、高層建物の解体工事の需要が多くなっている。
高層建物の解体工事では、コンクリートスラブその他のコンクリート構造体の解体に最も多くの時間を要している。よって、コンクリートスラブ等の解体を、大型クレーンを使用しないで、しかも天候に左右されることなく全天候型作業として能率的に安全に進められる解体工法の開発が急務となっている。
この技術分野の先行技術として、下記の特許文献1に開示されたコンクリート床の切断方法は、解体する床版上にコンクリート切断機の走行レールを敷設し、同走行レール上にコンクリート切断機を走行させ、墨出しにより表示した切断ラインに沿ってコンクリート床版をブロック状に切断し、その切断ブロックはクレーンで吊って撤去すると説明されている。しかし、床版上に敷設された走行レールおよび同レール上を走行するコンクリート切断機が切断作業する際の安全性、特に足下の安全性が如何に確保されているのかは不明であり懸念される。また、クレーンを併用するコンクリート床の切断、解体方法であるから、重機コストの負担が大きいと認められる。
特許文献2に開示された鉄筋コンクリート建築物の解体工法は、鉄筋コンクリート建築物のコンクリート打設時に、コンクリートの内部に、加力体又は熱的膨張体を埋め込んでおき、解体時には先ず前記加力体又は熱的膨張体を働かせてコンクリートと鉄筋、鉄骨との分離性を高める。しかる後にコンクリート建築物に外力を加えて解体を進めると説明されている。この方法も一案ではあるが、加力体又は熱的膨張体による鉄筋コンクリート建築物の解体の進行状況を物理的に的確に把握することは難く、思いがけない場所から解体が進む事故の危険性があると考えられる。また、前述のようにコンクリートと鉄筋、鉄骨とが分離した破砕物を、如何にして効率的に搬出し処分等するかの後始末に疑問があり、多くの手間が掛かると考えられる。
特許文献3に開示された鉄筋コンクリート建築物の解体工法は、建築物をワイヤーソーなどの切断装置で切断して多数のブロック体に分断する切断工程と、分断されたブロック体を除去する撤去工程とから成る方法であるが、前記切断工程の前に、解体する建築物の外周に予め仮設の鉄骨フレームを設置し、切断装置で切断したブロック体は前記仮設の鉄骨フレームに吊り固定すると説明されている。したがって、手間がかかることこの上ない方法で作業能率が悪い。しかも前記ブロック体を仮設の鉄骨フレームに吊り固定する手段として吊り鋼棒とチエンブロックを使用し、吊り固定後にブロック体を複数に分割し、クレーンを使用して除去する工程を含むと説明されているから、能率が悪い上に重機コストが嵩む方法と考えられる。
特開平4−353168号公報 特開平7−127279号公報 特開2008−261121号公報
上記したように、既往の先行技術や公開された発明等は多種多様に存在するが、いずれも工事期間中の天候に配慮した内容ではない。また、いずれも大型クレーンの併用は不可避であり、重機コストの負担が大きい。更に、切断したコンクリートブロック体や破砕物の除去処理にさしたる工夫が認められず、安全性の確保、撤去作業の能率向上に多くの問題点があると認められる。
本発明の第一の目的は、建物の解体においてもっとも多くの時間を要するコンクリートスラブの解体に注目し、大型クレーンを使用しないで、しかも天候に左右されることのない全天候型の作業として能率的に、且つ安全にコンクリートスラブの解体を進めることができる高層建物の解体工法を提供することである。
本発明の次の目的は、解体装置を必ず小梁上に設置して足下の安全性を確保し、コンクリートスラブは1グリッド以内の大きさのブロック状に切断して解体を進め、しかも切断したコンクリートスラブブロックは切断に先立って予め支持して安全な切断作業を進め、切断が完了したコンクリートスラブブロックは前記支持状態のまま水平搬送階へ下ろし、搬送階で待つ台車やダンプトラック等の水平搬出手段へ積み込み効率的に撤去して相応の処理に回す、コンクリートコンクリートスラブ解体装置を提供することである。
上記課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係るコンクリートスラブ構造高層建物の解体工法は、
床がコンクリートスラブ1で構成された高層建物の解体工法において、
当該高層建物の最上階1’から少なくとも1階分下がったコンクリートスラブ1上に、同コンクリートスラブを構成する小梁2又は2’の1スパン分の配置を1グリッドとみなして、その両側の小梁2、2上にコンクリートスラブ解体装置3を設置し、前記コンクリートスラブ解体装置3を構成する少なくとも2本平行に配置された横架材32上にそれぞれ少なくとも2基ずつ合計4基の巻き上げ機33を設置し、前記4基の巻き上げ機33は当該1グリッドの4隅相当位置に配置し、前記各巻き上げ機33の直下位置である各階のコンクリートスラブ1にそれぞれ垂直方向の貫通孔1aを設け、前記4基の巻き上げ機33から繰り出したワイヤーロープ34はそれぞれ前記各階の貫通孔1aへ順に通して少なくとも水平搬送手段を設置した階へ到達するまで下ろし、前記4本のワイヤーロープ34の下端には支持プレート35を取り付ける工程と、
先ず前記水平搬送階よりも1階上のコンクリートスラブ1について、当該コンクリートスラブ1に通した前記4本のワイヤーロープ34の貫通孔1aよりも外方の位置であって当該1グリッドを構成する小梁2又は2’および鉄骨材6よりも内側の位置を切断し、切断したコンクリートスラブブロック10は前記4本のワイヤーロープ34の支持プレート35で支持させる工程と、
前記4本のワイヤーロープ34の支持プレート35で支持させたコンクリートスラブブロック10は、各巻き上げ機33を運転して下降させ、水平搬送階の水平搬送手段へ積み替えて運び出すことをそれぞれ、上記コンクリートスラブ解体装置3を設置した階のコンクリートスラブ1の切断まで順次上層階に向かって繰り返す工程と、
当該1グリッドについてコンクリートスラブ解体装置3を設置した階のコンクリートスラブ1まで切断し、切断したコンクリートスラブブロック10を水平搬送階まで下ろして水平搬送した後には、コンクリートスラブ解体装置3を次なるグリッドへ移設し、以下同様に切断と支持、下降及び水平搬送の工程を繰り返し進め、当該高層建物のコンクリートスラブの解体を行うことをそれぞれ特徴とする。
請求項2に記載した発明に係るコンクリートスラブ構造高層建物の解体工法は、
床がコンクリートスラブ1で構成された高層建物の解体工法において、
当該高層建物の最上階1’から少なくとも1階分下がったコンクリートスラブ1上に、同コンクリートスラブ1を構成する小梁2又は2’の1スパン分を1グリッドとみなして、その両側の小梁2又は2’上にコンクリートスラブ解体装置3を設置し、前記コンクリートスラブ解体装置3を構成する少なくとも2本平行に配置された横架材32上にそれぞれ少なくとも2基ずつ合計4基の巻き上げ機33を設置し、前記4基の巻き上げ機33は当該1グリッドの4隅相当位置に配置し、前記各巻き上げ機33の直下位置である各階のコンクリートスラブ1にそれぞれ垂直方向の貫通孔1aを設け、前記4基の巻き上げ機33から繰り出したワイヤーロープ34をそれぞれ前記各階の貫通孔1aへ順に通して水平搬送手段を設置した階へ到達するまで下ろし、前記4本のワイヤーロープ34の下端に支持プレート35を取り付ける工程と、
先ず水平搬送階よりも1階上のコンクリートスラブ1について、当該コンクリートスラブ1に通した前記4本のワイヤーロープ34の貫通孔1aよりも外方の位置であって当該1グリッドを構成する小梁2又は2’および鉄骨材6よりも内側の位置を切断し、切断したコンクリートスラブブロック10は前記4本のワイヤーロープ34の支持プレート35で支持させる工程と、
前記4本のワイヤーロープ34の支持プレート35で支持させたコンクリートスラブブロック10は、各巻き上げ機33を運転して下降させ、水平搬送階の水平搬送手段へ積み替えて運び出すことをそれぞれ、上記コンクリートスラブ解体装置3を設置した階のコンクリートスラブ1の切断まで順次上層階に向かって繰り返す工程と、
当該1グリッドについてコンクリートスラブ解体装置3を設置した階のコンクリートスラブ1まで切断し、切断したコンクリートスラブブロック10を水平搬送階まで下ろして水平搬送した後には、コンクリートスラブ解体装置3を次なるグリッドへ移設し、以下同様の切断と支持、下降及び水平搬送の工程を繰り返し進め、当該高層建物のコンクリートスラブの解体を行う段階と、
その後、大型クレーン20を設置して、残存する最上階スラブ1’の解体、および建物躯体の解体を大型クレーン20を使用して進める段階とから成ることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、請求項1又は2に記載したコンクリートスラブ構造高層建物の解体工法において、
コンクリートスラブ解体装置3を次なるグリッドへ移設する方法として、コンクリートスラブ解体装置3は、コンクリートスラブ1上へ据え付ける複数の支持脚31と、前記支持脚31で略水平に支持される複数本の横架材32と、前記横架材32へ設置された複数の巻き上げ機33とで構成すると共に、前記支持脚31は、横架材32を水平方向へ移動可能に支持する構成とし、
1本の横架材32は、1グリッドのコンクリートスラブ1を構成する1スパン分の小梁2、2上へ設置した2個の支持脚31、31と、および隣接の1グリッドを構成する1スパンの小梁のうち手前側の小梁2上に設置した1個の支持脚31との少なくとも3個で共通に支持させ、
コンクリートスラブ解体装置3を隣接の1グリッドへ移設するに際しては、隣接の1グリッドを構成する他側の小梁2上へ先回りする第四の支持脚31’を設置し、その後に横架材32を1スパン分の長さ水平移動させて前記第四の支持脚31で先端側を支持する状態まで移設を行い、同横架材32の後端側を支持していた用済みの支持脚31は回収することを特徴とする。
請求項4に記載した発明に係るコンクリートコンクリートスラブ解体装置は、
コンクリートスラブ1上へ据え付ける複数の支持脚31と、前記複数の支持脚31で略水平に支持される複数本の横架材32と、前記横架材32へ設置された複数の巻き上げ機33と、および前記複数の巻き上げ機33から繰り出した複数本のワイヤーロープ34の先端へ取り付ける支持プレート35とで構成されていることを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、請求項4に記載したコンクリートコンクリートスラブ解体装置において、
支持脚31は、横架材32を水平方向へ移動可能に支持する車輪36を有する構成であることを特徴とする。
請求項1に記載した発明に係るコンクリートスラブ構造高層建物の解体工法によれば、高層建物の最上階1’から少なくとも1階分下がったコンクリートスラブ1の上にコンクリートスラブ解体装置3を設置して、下層各階のコンクリートスラブの解体を進めるから、最上階のスラブコンクリート1’が常時屋根として働く。よって、天候に左右されることのない、全天候型のコンクリートスラブ解体作業を進めることができ、作業の安全性と作業能率の向上、ひいては工期の短縮に寄与するところが大である。
また、コンクリートスラブ1の解体作業は、先ず水平搬送階より1階上のコンクリートスラブ1の切断から開始し、切断したコンクリートスラブブロック10は切断時に予め支持した状態のまま水平搬送階へ下ろし、水平搬送手段5で破砕処理場へ運び出し、又はリサイクルのために管理場へ運ぶ。以下順次に上層階に向かって同様の切断、搬送の作業を進めるから、すこぶる合理的で手順と効率の良いコンクリートスラブの解体作業を安全に進めることができる。
とりわけコンクリートスラブ1の解体作業の期間中は、大型クレーンを一切使用する必要が無く、その分だけ重機コストの削減を図ることができる。
請求項2に記載した発明に係るコンクリートスラブ構造高層建物の解体工法によれば、建物のコンクリートスラブ1の解体が一応終結した後に、大型クレーン20を設置し、その段階まで残っている屋上階コンクリートスラブ1’の解体をはじめ、残存する全ての建物躯体について順次解体を進めるから、効率が良く、安全性の高い建物解体作業を進めることができるほか、大型クレーン20はこの期間だけで済むから、重機コストの削減を達成できる。
請求項3の発明によれば、大型・大重量のコンクリートスラブ解体装置3を、次なるグリッドへ移設する作業を、重機類がなくとも、例えば人力労働として簡易に安全に行うことができる。
次に、請求項4、5に記載した発明に係るコンクリートスラブ解体装置3によれば、コンクリートスラブ1を1グリッドの単位毎に、予め切断するコンクリートスラブ1を巻き上げ機33の支持プレート35で支持させた状態で、切断による解体を安全に進められる。そして、切断したコンクリートスラブブロック10は、前記支持プレート35で支持した状態のまま下降させ、水平搬送手段5へ積み替えて運び出すという絶妙な連携により、効率よく解体を進めることができ、上記高層建物の解体工法の効率的で安全な進捗に寄与する。
高層建物のコンクリートスラブ解体工事の施工状況を概念的に示した断面図である。 高層建物のコンクリートスラブ解体工事の施工がかなり進んだ状況を概念的に示した断面図である。 A図はコンクリートスラブ解体装置の設置状況と、切断したコンクリートスラブブロックの吊り支持状態を概念的に示した立面図、B図は支持脚の側面図、C図は支持プレートの拡大図である。 コンクリートスラブ解体装置の移設状況を示した立面図である。 A図はコンクリートスラブを構成する小梁等の鉄骨材の配置と、コンクリートスラブ解体装置を設置した配置の関係を示した平面図、B図はコンクリートスラブの1グリッドを構成する小梁等の鉄骨材の配置と、コンクリートスラブ解体装置を構成する4基の巻き上げ機のワイヤーロープを通す貫通孔の配置を示した平面図である。 高層建物のコンクリートスラブ解体作業が終了し、大型クレーンを設置して高層建物全体の解体を進める状況を概念的に示した断面図である。
床がコンクリートスラブ1で構成された高層建物の解体工法として実施する。
当該高層建物の最上階1’から少なくとも1階分下がったコンクリートスラブ1上に、同コンクリートスラブ1を構成する小梁2の1スパン分を1グリッドとみなして、その両側の小梁2、2の上にコンクリートスラブ解体装置3を設置する。前記コンクリートスラブ解体装置3を構成する少なくとも2本の平行に配置された横架材32、32上にそれぞれ、少なくとも2基ずつ合計4基の巻き上げ機33を設置する。前記4基の巻き上げ機33は当該1グリッドの4隅相当位置に配置し、各巻き上げ機33の直下位置である各階のコンクリートスラブ1にそれぞれ垂直方向の貫通孔1aを設け、前記4基の巻き上げ機33から繰り出したワイヤーロープ34を前記各階の貫通孔1aへ順に通して少なくとも水平搬送手段5を設置した階へ到達するまで下ろし、前記4本のワイヤーロープ34の下端に支持プレート35を取り付ける。
その上で先ず、前記水平搬送階より1階上のコンクリートスラブ1について、当該コンクリートスラブ1へ通した前記4本のワイヤーロープ34の貫通孔1aよりも外方の位置であって当該1グリッドを構成する小梁2又は2’および鉄骨材6よりも内側の位置を、ワイヤーソー又はダイアモンドカッター等のコンクリート切断機による切断を進め、切断したコンクリートスラブブロック10は前記4本のワイヤーロープ34の支持プレート35で予め支持させる。
前記4本のワイヤーロープ34の支持プレート35で支持させたコンクリートスラブブロック10は、各巻き上げ機33を運転して下降させ、水平搬送階の水平搬送手段5へ積み替えて運び出す。
上記各階のコンクリートスラブ1の切断と水平搬送はそれぞれ、上記コンクリートスラブ解体装置3を設置した階のコンクリートスラブ1の切断まで順次上層階に向かって繰り返す。
そして、当該1グリッドについてコンクリートスラブ解体装置3を設置した階のコンクリートスラブ1まで切断し、切断したコンクリートスラブブロック10を下降させて水平搬送した後には、コンクリートスラブ解体装置3を次なるグリッドへ移設し、前記同様の切断と支持、下降及び水平搬送の作業工程を繰り返し進め、当該高層建物のコンクリートスラブ1の解体を行う。
かくして当該高層建物のコンクリートスラブ1の解体が終了した後には、大型クレーン20を設置し、残存する最上階のコンクリートスラブ1’をはじめ、建物躯体の全部について大型クレーン20を使用して解体を進める。
図1と図2は、高層建物のコンクリートスラブ解体の施工状況と、その解体作業がかなり進んだ状況とを概念的に示している。要するに、床がコンクリートスラブ1で構成された高層建物の解体工法の実施例を示しているが、図示した建物は、符号2が鉄骨小梁を示し、符号2’は鉄骨鉄筋コンクリート造小梁を示しているとおり、上層階Xは鉄骨造であり、荷重負担が大きい下層階Yは鉄骨鉄筋コンクリート造である実施例を示している。
本発明による高層建物のコンクリートスラブ解体工法の手順として、図示した実施例では先ず、当該高層建物の最上階1’から1階分(但し、1階分の限りではない。)下がったコンクリートスラブ1の上に、コンクリートスラブ解体装置3が設置される。
コンクリートスラブ解体装置3の具体的構成は、図3と図4に示したとおり、コンクリートスラブ1の上、特には後述する小梁2の直上位置へ据え付ける複数の支持脚31と、前記複数の支持脚31で共通に略水平に支持する2本(ただし、2本の限りではなく、2本以上の複数本とする。)の横架材32、32と、前記の各横架材32に2個ずつ(ただし、2個の限りではなく、2個以上の複数個とする。)合計4基設置されたウインチの如き巻き上げ機33と、および前記の各巻き上げ機33から繰り出した4本のワイヤーロープ34の先端へ取り付けた支持プレート35とで構成されている。
支持脚31は、図3Bに詳細図を示したとおり、横架材32を上方から嵌め込み水平方向へ移動可能に支持させる。そのため支持脚31の上端には上向きに開口する溝型凹部が形成され、その溝形凹部の底面に、横架材32の底面を支持し低摩擦で移動可能とする車輪36(又はローラなどでも可)が回転自在に設置されている。
一方、図3Bに示した横架材32の横断面形状は、上向きに開口する溝形鋼状材に構成され、支持脚31の上端の上記溝型凹部の中へ嵌め込まれ、その底面を前記車輪36の上に載せて支持されている。横架材32の側壁部は、支持脚31の溝型凹部の両側壁内面にほぼ内接して支持されている。横架材32の両側壁部には、予め多数の通孔32aが縦横方向に規則正しい配列で多数設けられている。この通孔32aを利用して、各支持脚31と横架材32とがボルト止め37により強固に結合して組み立てられている。
上記ウインチの如き巻き上げ機33も、横架材32の上記両側壁部の通孔32aを利用して最適位置に設置されている。
支持脚31は、その下端のベースプレート31aを床上へ単に置くだけで設置されている。但し、ベースプレート31aを床へ固定する処理を行うことは随意である。
ワイヤーロープ34の先端へ取り付ける支持プレート35は、切断したコンクリートスラブブロック10の支持に耐える厚さの鋼板当が使用され、通例は図3Cに示したように、ワイヤーロープ34の下端へボルト34aを接合し、同ボルト34aが支持プレート35の孔へ通され、下方からボルト34aへナット38をねじ込んで取り付けられている。ただし、この取り付け構造には限定する理由はない。
さて、高層建物のコンクリートスラブ解体工法の具体的手順としては、コンクリートスラブ1を構成する小梁2の1スパン分を1グリッドとみなす。そして、同1スパンの配置に該当する両側2本の小梁2、2の直上位置と、および後述するコンクリートスラブ解体装置3の移設を考慮して、隣接する次の1スパン分に該当する2本のうち手前側1本の小梁2の直上位置の3箇所にそれぞれ3個の支持脚31を、例えば図5Aに示す横架材32の配置に沿って一連の並びに設置し、もって共通な1本の横架材32を支持させる。のみならず、横架材32は、図5Aに示したように、少なくとも2本を平行に配置して一組みの構成とする。こうしてコンクリートスラブ解体装置を3構成する少なくとも2本の平行に配置された横架材32、32を設置して、各横架材32にそれぞれ、2基ずつ合計4基の巻き上げ機33を設置する。しかも前記4基の巻き上げ機33は、図5A、Bに示したように、当該1グリッドのコンクリートスラブ1における4隅相当位置に配置する。そして、各巻き上げ機33の直下の位置である各階のコンクリートスラブ1にはそれぞれ、図5Bに示したように垂直方向の貫通孔1aをドリルで設ける。貫通孔1aの孔開け施工は、例えばコンクリートスラブ解体装置3を設置した階のコンクリートスラブ1への孔あけを先行して開始し、墨出し手段として下向きのビーム投光機を設置して芯出しを行い、その位置へ孔あけを行うことで容易に正確に行うことができる。
しかる後に、前記4基の巻き上げ機33から繰り出したワイヤーロープ34を、下方の各階の該当する貫通孔1aへ順に通して水平搬送階まで到達させる。図1、図2の場合、水平搬送は地上階で行う構成であり、水平搬送手段の一例である車両5が用意されている。前記のようにして水平搬送階に到達するまで下ろした4本のワイヤーロープ34の下端には、上記図3Cに示した構成で支持プレート35が取り付けられる。
上記の施工準備が整った段階で、先ずは水平搬送階(地上階)より1階上のコンクリートスラブ1について切断による解体を開始する。その準備として、地上1階のコンクリートスラブ1の貫通孔1aへ通した前記4本のワイヤーロープ34は、それぞれの巻き上げ機33を等しく巻き上げ運転して、各ワイヤーロープ34の支持プレート35が当該コンクリートスラブ1を支持する態勢にする。その上で、前記4本のワイヤーロープ34を通した貫通孔1aよりも外方の位置であって、当該1グリッドのコンクリートスラブを構成する鉄骨材、即ち2本の小梁2、2と、それを支持する大梁ないし中間梁等の鉄骨材6、6とに囲まれた矩形の内側の位置、具体的には図5A、Bに2点鎖線で示した切断線7に沿って、ワイヤーソー又はダイアモンドカッター等のコンクリート切断機を使用してコンクリートスラブ1の切断を進める。この切断作業は、作業員の足場およびコンクリート切断機の支持を四周の小梁2、2および大梁ないし中間梁当の鉄骨材6、6に確保できるので、安心して安全作業を進められる。しかも、切断したコンクリートスラブブロック10は、上記したように予め4本のワイヤーロープ34の支持プレート35で支持させているので、不用意に落下する事故の危険性もない。
かくして四周を切断したコンクリートスラブブロック10は、上記4本のワイヤーロープ34で予め支持させた状態を保つ。次いで各巻き上げ機33を運転してゆっくり下降させ、水平搬送階の水平搬送手段である車両5へ積み込み、その上で4本のワイヤーロープ34と支持プレート35との結合を解除して解放する。コンクリートスラブブロック10を積んだ車両5は、図示を省略した破砕場所又はリサイクルのための保管エリアへと運び出す。図中の符号11は床から前記コンクリートスラブブロック10を抜いた跡の孔部を示す。
上記の要領で、各階のコンクリートスラブ1の1グリッド単位の切断と、切断したコンクリートスラブブロック10の水平搬送をそれぞれ、上記コンクリートスラブ解体装置3を設置した階のコンクリートスラブ1の切断を行うまで順次上層階に向かって繰り返す。図示例では上記コンクリートスラブ解体装置3を1台設置してコンクリートスラブ床の解体を進める図を示しているがこの限りではない。複数台のコンクリートスラブ解体装置3を平行方向や直交方向その他種々な方向に向けて設置し、それぞれのコンクリートスラブ解体装置3を中心に上記の解体作業を複合的に進めるのが好都合である。
また、上記1グリッド分について、コンクリートスラブ解体装置3を設置した階のコンクリートスラブ1まで解体を進め、切断したコンクリートスラブブロック10を下降させ水平搬送した後には、次の工区へ進むため、コンクリートスラブ解体装置3を次の1グリッドへ下記するように移設する。
コンクリートスラブ解体装置3の移設は、図3Aと図4とを見比べると明かなとおり、
コンクリートスラブ解体装置3を、移設を考慮して予め次のような構成に組み立てている。即ち、コンクリートスラブ解体装置3の支持脚31は、上記したように横架材32を水平方向へ移動可能に支持する構成としており、1本の横架材32は、図示例の場合3個の支持脚31で支持させる。そのために解体施工の対象である1グリッドのコンクリートスラブを構成する1スパンの小梁2、2の直上位置に設置した、図3Aの中左方寄り2個の支持脚31、31と、その右方に隣接する1グリッドを構成する1スパンの小梁2本のうち、手前側(左方寄り)の1本の小梁2の直上位置に設置した1個の支持脚31との合計3個で共通に支持する構成とされている。この点は、2本の横架材32について全く同じ構成である。複数の巻き上げ機33は、解体施工の対象である左方側1グリッドのコンクリートスラブ1を構成する2本の小梁2、2の範囲内に設置されている。
上記の構成を前提にして、コンクリートスラブ解体装置3を図3Aおよび図4において右方に隣接する1グリッドへ移設するに際しては、先ず右方へ二つ目の隣りとなる1グリッドを構成する2本の小梁2、2のうち、手前側(左方寄り)1本の小梁2の直上位置へ、先回りする第四の支持脚31を設置する。その後に、既設のコンクリートスラブ解体装置3を構成する横架材32と各支持脚31とのボルト止め37を解き、解放した横架材32を図中右方へ1スパン分の長さ水平移動させる。この移動時には上述した支持脚31の車輪36の回転により、横架材32は低抵抗で、例えば人の手で押す力で水平移動させることができる。こうして横架材32を右方で待つ前記第四の支持脚31へ届かせ、その先端側を同第四の支持脚31が支持する状態にする。そこで再び横架材32と各支持脚31とのボルト止め37を行い移設完成する。この場合、図4に見るとおり、巻き上げ機33の位置は変更を要しない。その後、横架材32の後端側(図中の左端側)を支持していた用済みの支持脚31は回収し、次なるコンクリートスラブ解体装置3の移設に利用する。
なお、支持脚31上に支持された横架材32の移動を人手に頼らず、例えば車輪36をモータ等により回転駆動して機械的に行うことも実施可能である。
上記のようにしてコンクリートスラブ解体装置3の移設が完了した後は、上述したと同じように各巻き上げ機33の直下位置である各階のコンクリートスラブ1にそれぞれ垂直方向の貫通孔1aを設け、各巻き上げ機33から繰り出したワイヤーロープ34を各階の該当する貫通孔1aへ順に通して水平搬送階まで到達させ、各ワイヤーロープ34の下端に支持プレート35を取り付ける。そして、水平運送階より1階上のコンクリートスラブ1から解体を開始し、四周を切断したコンクリートスラブブロック10は、ワイヤーロープ34で予め支持させた状態を保つ。更に各巻き上げ機33を運転して下降させ、水平搬送手段である車両5へ積み込み、破砕場所又はリサイクルのための保管エリアへ運び出す作業を繰り返して解体工事を進める。
因みに、図1に比して、図2は建物のコンクリートスラブ1の解体がかなり進んだ進捗状況を示している。
以上は当該高層建物のコンクリートスラブの解体を行っているにすぎない。もとよりその間は、大型クレーンの必要は無く、設置もされていない。
しかし、上記のようにして高層建物のコンクリートスラブ1の解体工事が完了した後、又は解体工事が残り少なくなった段階では、当該高層建物の全部の解体を完全に行うために、図6に示したように、建物のサイトに(又は建物の平面内部に)大型クレーン20を設置し、残存する最上階のコンクリートスラブ1’などの解体をはじめる。大型クレーン20を利用して建物躯体の解体を進める手法、手順については、既に周知、公知のとおりであり、各種の機械を使用し、公知の工法で行うことになるが、本発明でもその内容の如何を問うものではない。そのいずれの場合でも、当該高層建物は、各層のコンクリートスラブ1の解体を行っているから、あとは建物躯体を適当な大きさのブロック状に切断し、或いは分解して、その分割片、ブロックを、大型クレーン20を効率よく使用して運び出すだけである。
以上に本発明を図示した実施例に基づいて説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。当業者が必要に応じて通常行う設計、応用の範囲内で様々な実施態様が可能であり、そうした実施例を含むことを申し上げておく。
1 コンクリートスラブ
2、2’ 小梁
3 コンクリートスラブ解体装置
31 支持脚
32 横架材
33 巻き上げ機
34 ワイヤーロープ
35 支持プレート
1a 貫通孔
10 切断したコンクリートスラブブロック

Claims (5)

  1. 床がコンクリートスラブで構成された高層建物の解体工法において、
    当該高層建物の最上階から少なくとも1階分下がったコンクリートスラブ上に、同コンクリートスラブを構成する小梁の1スパン分を1グリッドとみなして、その両側の小梁上にコンクリートスラブ解体装置を設置し、前記コンクリートスラブ解体装置を構成する少なくとも2本平行に配置された横架材上にそれぞれ少なくとも2基ずつ合計4基の巻き上げ機を設置し、前記4基の巻き上げ機は当該1グリッドの4隅相当位置に配置し、前記各巻き上げ機の直下位置である各階のコンクリートスラブにそれぞれ垂直方向の貫通孔を設け、前記4基の巻き上げ機から繰り出したワイヤーロープはそれぞれ前記各階の貫通孔へ順に通して少なくとも水平搬送手段を設置した階へ到達するまで下ろし、前記4本のワイヤーロープの下端に支持プレートを取り付ける工程と、
    先ず水平搬送階よりも1階上のコンクリートスラブについて、当該コンクリートスラブに通した前記4本のワイヤーロープの貫通孔よりも外方の位置であって当該1グリッドを構成する小梁および鉄骨材よりも内側の位置を切断し、切断したコンクリートスラブブロックは前記4本のワイヤーロープの支持プレートで支持させる工程と、
    前記4本のワイヤーロープの支持プレートで支持させたコンクリートスラブブロックは、各巻き上げ機を運転して下降させ、水平搬送階の水平搬送手段へ積み替えて運び出すことをそれぞれ、上記コンクリートスラブ解体装置を設置した階のコンクリートスラブの切断まで順次上層階に向かって繰り返す工程と、
    当該1グリッドについてコンクリートスラブ解体装置を設置した階のコンクリートスラブまで切断し、切断したコンクリートスラブブロックを地上階まで下ろして水平搬送した後には、コンクリートスラブ解体装置を次なるグリッドへ移設し、以下同様に切断と支持、下降及び水平搬送の工程を繰り返し進め、当該高層建物のコンクリートスラブの解体を行うことをそれぞれ特徴とする、コンクリートスラブ構造高層建物の解体工法。
  2. 床がコンクリートスラブで構成された高層建物の解体工法において、
    当該高層建物の最上階から少なくとも1階分下がったコンクリートスラブ上に、同コンクリートスラブを構成する小梁の1スパン分を1グリッドとみなして、その両側の小梁上にコンクリートスラブ解体装置を設置し、前記コンクリートスラブ解体装置を構成する少なくとも2本平行に配置された横架材上にそれぞれ少なくとも2基ずつ合計4基の巻き上げ機を設置し、前記4基の巻き上げ機は当該1グリッドの4隅相当位置に配置し、前記各巻き上げ機の直下位置である各階のコンクリートスラブにそれぞれ垂直方向の貫通孔を設け、前記4基の巻き上げ機から繰り出したワイヤーロープをそれぞれ前記各階の貫通孔へ順に通して水平搬送手段を設置した階へ到達するまで下ろし、前記4本のワイヤーロープの下端に支持プレートを取り付ける工程と、
    先ず水平搬送階よりも1階上のコンクリートスラブについて、当該コンクリートスラブに通した前記4本のワイヤーロープの貫通孔よりも外方の位置であって当該1グリッドを構成する小梁および鉄骨材よりも内側の位置を切断し、切断したコンクリートスラブブロックは前記4本のワイヤーロープの支持プレートで支持させる工程と、
    前記4本のワイヤーロープの支持プレートで支持させたコンクリートスラブブロックは、各巻き上げ機を運転して下降させ、水平搬送階の水平搬送手段へ積み替えて運び出すことをそれぞれ、上記コンクリートスラブ解体装置を設置した階のコンクリートスラブの切断まで順次上層階に向かって繰り返す工程と、
    当該1グリッドについてコンクリートスラブ解体装置を設置した階のコンクリートスラブまで切断し、切断したコンクリートスラブブロックを地上階まで下ろして水平搬送した後には、コンクリートスラブ解体装置を次なるグリッドへ移設し、以下同様の切断と支持、下降及び水平搬送の工程を繰り返し進め、当該高層建物のコンクリートスラブの解体を行う段階と、
    その後、大型クレーンを設置して、残存する最上階スラブの解体、および建物躯体の解体を大型クレーンを使用して進める段階とから成ることを特徴とする、コンクリートスラブ構造高層建物の解体工法。
  3. コンクリートスラブ解体装置を次なるグリッドへ移設する方法として、コンクリートスラブ解体装置は、コンクリートスラブ上へ据え付ける複数の支持脚と、前記支持脚で略水平に支持される複数本の横架材と、前記横架材に設置された複数の巻き上げ機とで構成すると共に、前記支持脚は、横架材を水平方向へ移動可能に支持する構成とし、
    1本の横架材は、1グリッドのコンクリートスラブを構成する1スパンの小梁上に設置した2個の支持脚と、および隣接する1グリッドを構成する1スパンの小梁のうち手前側の小梁上に設置した1個の支持脚との少なくとも3個で共通に支持させ、
    コンクリートスラブ解体装置を隣接の1グリッドへ移設するに際しては、隣接の1グリッドを構成する他側の小梁上へ先回りする第四の支持脚を設置し、その後に横架材を1スパン分の長さ水平移動させて前記第四の支持脚で先端側を支持する状態まで移設を行い、同横架材の後端側を支持していた用済みの支持脚は回収することを特徴とする、請求項1又は2に記載したコンクリートスラブ構造高層建物の解体工法。
  4. コンクリートスラブ上へ据え付ける複数の支持脚と、前記支持脚で略水平に支持される複数本の横架材と、前記横架材に設置された複数の巻き上げ機と、および前記複数の巻き上げ機から繰り出した複数本のワイヤーロープの先端へ取り付ける支持プレートとで構成されていることを特徴とする、コンクリートコンクリートスラブ解体装置。
  5. 支持脚は、横架材を水平方向へ移動可能に支持する車輪を備えた構成であることを特徴とする、請求項4に記載したコンクリートコンクリートスラブ解体装置。
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