JP7103821B2 - 回転電機用のコイル及びこれを備えた回転電機 - Google Patents

回転電機用のコイル及びこれを備えた回転電機 Download PDF

Info

Publication number
JP7103821B2
JP7103821B2 JP2018067665A JP2018067665A JP7103821B2 JP 7103821 B2 JP7103821 B2 JP 7103821B2 JP 2018067665 A JP2018067665 A JP 2018067665A JP 2018067665 A JP2018067665 A JP 2018067665A JP 7103821 B2 JP7103821 B2 JP 7103821B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
arm
electric machine
rotary electric
radial direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018067665A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019180130A (ja
Inventor
啓一郎 岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2018067665A priority Critical patent/JP7103821B2/ja
Priority to US16/362,905 priority patent/US10910900B2/en
Priority to CN201910236995.4A priority patent/CN110323865B/zh
Publication of JP2019180130A publication Critical patent/JP2019180130A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7103821B2 publication Critical patent/JP7103821B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/04Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors
    • H02K3/12Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors arranged in slots
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/04Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors
    • H02K3/28Layout of windings or of connections between windings
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K2213/00Specific aspects, not otherwise provided for and not covered by codes H02K2201/00 - H02K2211/00
    • H02K2213/03Machines characterised by numerical values, ranges, mathematical expressions or similar information

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Windings For Motors And Generators (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Description

本発明は、回転電機用のコイル及びこれを備えた回転電機に関する。
従来、回転電機用のコイルとして、所定の波形形状に成形した複数の導線を積層して帯状に形成した導線集積体を渦巻き状に巻き付けることにより円筒状に形成したものが知られている(特許文献1)。
特許文献1では、複数の導線は、回転電機を構成するステータコアのスロットに挿入される基部(スロット収容部)と、スロットから突出して隣り合う基部の一端部同士および他端部同士をそれぞれ接続する接続部(ターン部)とを有する波形に形成されている。また、特許文献1では、接続部のステータコアから最も離れた頂部に、固定子コアの径方向に曲がるクランク部を形成し、接続部と接続する基部の根元部に、上記クランク部よりも曲がり量が小さい小クランク部を形成することで、隣り合う導線同士の干渉を防止している。
特許第5812145号公報
隣り合う小クランク部同士に生じる干渉を回避するためには、例えば、小クランク部をステータコアの軸線方向にずらす必要があり、ステータコアからのコイルの突出量が大きくなる。これを防止するために、特許文献1では、小クランク部の幅を、他の部分より狭くしているが、そのための加工工程が必要となり、コスト悪化を招いてしまう。さらに、小クランク部の幅が、他の部分より狭いため、導体抵抗が悪化する。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、導体抵抗の悪化を防止するとともに、コスト悪化を防止することができる回転電機用のコイル及びこれを備えた回転電機を提供することを目的とする。
本発明の回転電機用のコイルは、複数のコイル部材で環状に形成され、回転電機の環状のステータに設けられた複数のスロットに挿入される回転電機用のコイルであって、前記複数のコイル部材のそれぞれは、前記スロット内に挿入され、前記コイルの軸線方向に延び、且つ前記コイルの周方向に間隔を存する複数の基部と、前記スロットの一端から突出し、隣り合う前記基部の一端部同士を接続する複数の第1接続部と、前記スロットの他端から突出し、隣り合う前記基部の他端部同士を接続する複数の第2接続部とを備え、前記第1接続部及び前記第2接続部のそれぞれは、隣り合う前記基部のそれぞれにおける一端部及び他端部から互いに近づくように延びる2つの腕部と、前記2つの腕部を接続する腕接続部とを備え、前記コイル部材は、前記コイルの周方向に並んで配置され、且つ、同一の前記スロット内で前記コイルの径方向に複数挿入されて、同一の前記スロット内で前記コイルの径方向に隣り合う前記コイル部材同士は、位相をずらして配置され、前記2つの腕部のそれぞれは、前記コイルの径方向において隣り合う他の前記コイル部材と重ならない位置にある前記腕部の根元部に、前記コイルの径方向に曲げられた腕曲げ部が設けられており、前記腕曲げ部は、前記コイルの径方向における内側方向及び外側方向の一方に曲げられ、前記腕接続部は、前記コイルの径方向における前記内側方向及び前記外側方向の他方に曲げられていることを特徴とする。なお、位相がずれるとは、側面視で、同一のスロット内でコイルの径方向に隣り合うコイル部材同士の第1接続部の位置がずれていることを示す。
本発明によれば、腕曲げ部は、他のコイル部材と重ならない位置で曲げられているので、腕曲げ部の厚みを他の部分より薄くする必要がなく、導体抵抗の悪化を防止することができ、また、その加工工程も不要となるので、コスト悪化を防止することができる。さらに、腕曲げ部でコイルの径方向における内側方向及び外側方向の一方に曲げられて、腕接続部でコイルの径方向における内側方向及び外側方向の他方に曲げられるので、複数のコイル部材のそれぞれを、コイルの径方向において同じ位置に戻すようにすることができる。
また、本発明の他の回転電機用のコイルは、複数のコイル部材で環状に形成され、回転電機の環状のステータに設けられた複数のスロットに挿入される回転電機用のコイルであって、前記複数のコイル部材のそれぞれは、前記スロット内に挿入され、前記コイルの軸線方向に延び、且つ前記コイルの周方向に間隔を存する複数の基部と、前記スロットの一端から突出し、隣り合う前記基部の一端部同士を接続する複数の第1接続部と、前記スロットの他端から突出し、隣り合う前記基部の他端部同士を接続する複数の第2接続部とを備え、前記第1接続部及び前記第2接続部のそれぞれは、隣り合う前記基部のそれぞれにおける一端部及び他端部から互いに近づくように延びる2つの腕部と、前記2つの腕部を接続する腕接続部とを備え、前記コイル部材は、前記コイルの周方向に並んで配置され、且つ、同一の前記スロット内で前記コイルの径方向に複数挿入されて、同一の前記スロット内で前記コイルの径方向に隣り合う前記コイル部材同士は、位相をずらして配置され、前記2つの腕部のそれぞれは、前記コイルの径方向において隣り合う他の前記コイル部材と重ならない位置にある前記腕部の根元部に、前記コイルの径方向に曲げられた腕曲げ部が設けられており、前記2つの腕部は、一方の前記腕部が前記コイルの径方向における基準位置に位置し、他方の前記腕部が前記基準位置より内側に突出した突出位置に位置し、前記コイルの径方向に隣り合う前記コイル部材は、前記2つの腕部の前記基準位置に位置する前記一方の腕部同士、及び前記突出位置に位置する前記他方の腕部同士が向き合うことを特徴とする。
本発明によれば、腕曲げ部は、他のコイル部材と重ならない位置で曲げられているので、腕曲げ部の厚みを他の部分より薄くする必要がなく、導体抵抗の悪化を防止することができ、また、その加工工程も不要となるので、コスト悪化を防止することができる。
また、コイルの径方向に隣り合うコイル部材同士において、基準位置に位置する一方の腕部と、突出位置に位置する他方の腕部とを向き合うようにした場合には、径方向内側のコイル部材の一方の腕部(基準位置)と、径方向外側のコイル部材の他方の腕部(突出位置)とが干渉してしまい、コイル部材を配置することができない。コイルの径方向に隣り合うコイル部材同士において、基準位置に位置する一方の腕部と、突出位置に位置する他方の腕部とを向き合うようにした場合には、径方向外側のコイル部材の一方の腕部(基準位置)と、径方向内側のコイル部材の他方の腕部(突出位置)との間に、無駄なスペースが空いてしまい、コイルのサイズが大型化してしまう。
これに対して、本発明によれば、コイルの径方向に隣り合うコイル部材同士において、基準位置に位置する一方の腕部同士、及び突出位置に位置する他方の腕部同士が向き合うので、腕部同士が干渉することがなく、コイル部材を確実に配置することができる。また、向き合う腕部同士の間に無駄なスペースが空くこともないので、コイルの大型化を防止することができる。
前記腕接続部は、前記コイルの周方向に延びていることが好ましい。
この構成によれば、腕接続部がコイルの周方向に延びていないものに比べて、腕接続部をコイルの径方向に緩やかに曲げることができ、急に曲げる場合に比べて、腕接続部にかかる負荷を軽減することができる。
前記腕部は、前記コイルの周方向に略45°の角度で曲げられていることが好ましい。なお、略45°とは、45°±5°の範囲の角度である。
この構成によれば、腕部の腕曲げ部を、略長方形で形成することができ、さらに、腕部が45°より小さい角度(例えば、30°)で曲げられているものに比べて、腕部の腕曲げ部を、広い範囲で形成することができるので、コイルにかかる負荷を軽減することができる。
前記腕部は、前記コイルの周方向に異なる角度で複数回曲げられていることが好ましい。
この構成によれば、例えば、第1の傾斜角度で曲げた後に、第1の傾斜角度より小さい傾斜角度で曲げるようにすることができる。これにより、同じ傾斜角度(例えば、第1の傾斜角度)で曲げるものに比べて、コイルの軸線方向における腕部の突出量を小さくすることができ、さらに、腕曲げ部のスペースを確保することができる。また、第1の傾斜角度は、上記略45°であることが好ましい。
前記複数のコイル部材のうち、前記スロットの径方向の最も内周側に配置された前記コイル部材の終端部の前記腕曲げ部は、前記コイルの径方向における外側方向に曲げられていることが好ましい。
この構成によれば、コイル部材の終端部の腕曲げ部が、ステータコアの内側に設けられたロータに接触するのを防止することができる。
本発明の回転電機は、上記回転電機用のコイルと、筒状に形成されて内周面に前記回転電機用のコイルの前記複数の基部が挿入される複数のスロットが形成されたステータと、を備えることを特徴とする。
本発明の回転電機によれば、導体抵抗の悪化が防止され、且つ、コスト悪化が防止される。
本発明の一実施形態に係る回転電機用のコイル及びこれを装着したステータを示す上面図である。 ステータコアと8層の外コイル部材とを示す分解斜視図である。 外コイル部材の上面図である。 外コイル部材の正面図である。 内コイル部材の上面図である。 内コイル部材の正面図である。 外コイル部材を2個並べた状態を示す正面図である。 外コイル部材を6個並べた状態を示す正面図である。 ステータコアに第1の外コイル部材を装着した状態を示す斜視図である。 ステータコアに第1及び第2の外コイル部材を装着した状態を示す斜視図である。 ステータコアに第1~第6の外コイル部材を装着した状態を示す斜視図である。 ステータコアに第1~第6の外コイル部材及び第1の内コイル部材を装着した状態を示す斜視図である。 ステータコアに第1~第6の外コイル部材及び第1~第6の内コイル部材を装着した状態を示す斜視図である。 第1~第6の外コイル部材と第1~第6の内コイル部材とを重ねた状態を示す正面図である。 第1の外コイル部材と第3の内コイル部材とを重ねた状態を示す正面図である。 第3の外コイル部材と第1の内コイル部材とを重ねた状態を示す正面図である。 第2実施形態の外コイル部材を拡大して示す正面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る回転電機用のコイルについて説明する。
図1及び図2に示すように、電動機や発電機などの回転電機8は、円筒状に形成されたステータ1と、ステータ1の内側に回転自在に配置されたロータ(図示せず)とを備える。
ステータ1は、ステータコア2と、本発明のコイル3とを備える。ステータコア2は、筒形状であり、回転軸方向に貫通する複数のスロット2aが周方向に間隔を存して複数(例えば、本実施形態では72個)設けられている。
本実施形態では、所定の位置のスロット2aを第1のスロット2aと称し、反時計方向に順に第2、第3・・・第72のスロット2aと称する。
コイル3は、同じ厚みで形成された外コイル部材10A及び内コイル部材10Bを備える。外コイル部材10A及び内コイル部材10Bは、それぞれ24本設けられており、ステータコア2のスロット2aに挿入されている。
コイル3は、1個のスロット2aの中で、ステータコア2の径方向の内側から、内コイル部材10B、外コイル部材10A、内コイル部材10B、外コイル部材10A、内コイル部材10B、外コイル部材10A、内コイル部材10B、外コイル部材10Aの順に挿入されている。
本実施形態では、ステータコア2の径方向の内側から外側に向かって、1層、2層、・・・、8層の順に並んでいる。すなわち、1層、3層、5層及び7層は、内コイル部材10Bから構成され、2層、4層、6層及び8層は、外コイル部材10Aから構成される。
コイル3は、1層、3層、5層及び7層のそれぞれ1つの層が6本の内コイル部材10Bを備え、計24本の内コイル部材10Bを備える。
コイル3は、2層、4層、6層及び8層のそれぞれ1つの層が6本の外コイル部材10Aを備え、計24本の外コイル部材10Aを備える。
[外コイル部材]
図3及び図4に示すように、外コイル部材10Aは、平角導線タイプのものであり、スロット2aに挿入される第1~第12外基部12a~12lと、第1~第12外基部12a~12lのうちの隣り合うもの同士の上端部(一端部)を接続する第1~第5外上接続部13a~13eと、第1~第12外基部12a~12lのうちの隣り合うもの同士の下端部(他端部)を接続する第1~第6外下接続部14a~14fとを備える。
第1外上接続部13aは、第2外基部12bの上端部と第3外基部12cの上端部とを接続し、第2外上接続部13bは、第4外基部12dの上端部と第5外基部12eの上端部とを接続し、第3外上接続部13cは、第6外基部12fの上端部と第7外基部12gの上端部とを接続する。
第4外上接続部13dは、第8外基部12hの上端部と第9外基部12iの上端部とを接続し、第5外上接続部13eは、第10外基部12jの上端部と第11外基部12kの上端部とを接続する。
第1外下接続部14aは、第1外基部12aの下端部と第2外基部12bの下端部とを接続し、第2外下接続部14bは、第3外基部12cの下端部と第4外基部12dの下端部とを接続し、第3外下接続部14cは、第5外基部12eの下端部と第6外基部12fの下端部とを接続する。
第4外下接続部14dは、第7外基部12gの下端部と第8外基部12hの下端部とを接続し、第5外下接続部14eは、第9外基部12iの下端部と第10外基部12jの下端部とを接続し、第6外下接続部14fは、第11外基部12kの下端部と第12外基部12lの下端部とを接続する。
第1~第5外上接続部13a~13eは同じ形状で形成され、外上右腕部16a及び外上左腕部16bと、ステータコア2の周方向(図4における左右方向)に延び、外上右腕部16a及び外上左腕部16bを接続する外上腕接続部17とを備える。
第1~第5外上接続部13a~13eのそれぞれの外上右腕部16aは、第2,第4,第6,第8,第10外基部12b,12d,12f,12h,12jに接続され、第1~第5外上接続部13a~13eのそれぞれの外上左腕部16bは、第3,第5,第7,第9,第11基部12c,12e,12g,12i,12kに接続されている。
第1~第5外上接続部13a~13eのそれぞれの外上右腕部16a及び外上左腕部16bは、ステータコア2の周方向(図4における左右方向)に曲げられながら互いに近づくように延びる。
第1~第5外上接続部13a~13eのそれぞれの外上右腕部16aは、第2,第4,第6,第8,第10外基部12b,12d,12f,12h,12jに接続されて、傾斜角度(左右方向に対する角度)が第1所定角度(例えば、45°)となる第1外傾斜部16cと、この第1外傾斜部16cに接続されて、傾斜角度が第1所定角度より小さい(例えば、28°)第2外傾斜部16dとを備える。第1~第5外上接続部13a~13eのそれぞれの外上左腕部16bは、第1~第5外上接続部13a~13eのそれぞれの外上右腕部16aと左右対称形で形成されている。
第1~第6外下接続部14a~14fは同じ形状で形成され、外下右腕部18a及び外下左腕部18bと、ステータコア2の周方向(図4における左右方向)に延び、外下右腕部18a及び外下左腕部18bを接続する外下腕接続部19とを備える。
第1~第6外下接続部14a~14fのそれぞれの外下右腕部18a及び外下左腕部18bは、第1~第12外基部12a~12lに接続されてステータコア2の周方向(図4における左右方向)に曲げられながら互いに近づくように延びる。第1~第6外下接続部14a~14fのそれぞれの外下右腕部18a及び外下左腕部18bは、第1~第5外上接続部13a~13eのそれぞれの外上右腕部16a及び外上左腕部16bと上下対称形で形成されている。
第1外基部12aの上端部には、ステータコア2の周方向(図3における左右方向)に曲げられた後に上方に延びる外右端部21が接続されている。第12外基部12lの上端部には、ステータコア2の周方向(図4における左右方向)に曲げられた後に上方に延びる外左端部22が接続されている。
外コイル部材10Aは、ステータコア2の径方向(図3における上下方向)に曲げられており、外コイル部材10Aのステータコア2の径方向における位置を3つに分ける。本実施形態では、図4において、3つの位置を、異なる3種類のハッチングパターンで示す。
外上左腕部16b、外下左腕部18b及び外左端部22は、外コイル部材10Aのステータコア2の径方向において最も外側に凹んでいる基準位置にあり、この基準位置にある各部16b,18b,22は、左下から右上に延びる線のハッチングパターンで示す。
第1~第12外基部12a~12lは、ステータコア2の径方向において基準位置よりも0.5T(Tは、外コイル部材10Aのステータコア2の径方向の厚み)内側に突出している0.5T突出位置にあり、この0.5T突出位置にある第1~第12外基部12a~12lは、左上から右下に延びる線のハッチングパターンで示す。
外上右腕部16a、外下右腕部18a及び外右端部21は、外コイル部材10Aのステータコア2の径方向において基準位置よりも1T内側に突出している1T突出位置にあり、この1T突出位置基準位置にある各部16a,18a,21は、上下に延びる線のハッチングパターンで示す。
外上右腕部16aは、第2,第4,第6,第8,第10外基部12b,12d,12f,12h,12jに接続される根元部分に、ステータコア2の径方向外側に0.5T曲げられる外上右腕曲げ部31が形成されている。
外上左腕部16bは、第3,第5,第7,第9,第11外基部12c,12e,12g,12i,12kに接続される根元部分に、ステータコア2の径方向内側に0.5T曲げられる外上左腕曲げ部32が形成されている。
外上腕接続部17は、外上右腕部16aに接続された右端(1T突出位置)から、外上左腕部16bに接続された左端(基準位置)に向けて、ステータコア2の径方向外側に1T曲げられている。
外下右腕部18aには、第1,第3,第5,第7,第9,第11基部12a,12c,12e,12g,12i,12kに接続される根元部分に、ステータコア2の径方向外側に0.5T曲げられる外下右腕曲げ部33が形成されている。
外下左腕部18bには、第2,第4,第6,第8,第10,第12基部12b,12d,12f,12h,12j,12lに接続される根元部分に、ステータコア2の径方向内側に0.5T曲げられる外下左腕曲げ部34が形成されている。
外下腕接続部19は、外下右腕部18aに接続された右端(1T突出位置)から、外下左腕部18bに接続された左端(基準位置)に向けて、ステータコア2の径方向外側に1T曲げられている。
外右端部21は、第1外基部12aに接続される部分に、ステータコア2の径方向外側に0.5T曲げられる右端曲げ部35が形成されている。
外左端部22は、第12外基部12lに接続される部分に、ステータコア2の径方向内側に0.5T曲げられる左端曲げ部36が形成されている。
[内コイル部材]
図5及び図6に示すように、内コイル部材10Bは、平角導線タイプのものであり、外コイル部材10Aと左右対称の形状で形成されており、その詳細な説明を簡略する。
内コイル部材10Bは、スロット2aに挿入される第1~第12内基部42a~42lと、第1~第12内基部42a~42lのうちの隣り合うもの同士の上端部(一端部)を接続する第1~第5内上接続部43a~43eと、第1~第12内基部42a~42lのうちの隣り合うもの同士の下端部(他端部)を接続する第1~第6内下接続部44a~44fとを備える。
第1~第5内上接続部43a~43eは同じ形状で形成され、内上右腕部46a及び内上左腕部46bと、内上腕接続部47とを備える。
内上右腕部46aは、第1内傾斜部46cと、第2内傾斜部46dとを備える。内上左腕部46bは、内上右腕部46aと左右対称形で形成されている。
第1~第6下接続部44a~44fは同じ形状で形成され、内下右腕部48a及び内下左腕部48bと、内下腕接続部49とを備える。
第1内基部42aの上端部には、内右端部51が接続されている。第12内基部42lの上端部には、内左端部52が接続されている。
内上左腕部46a、内下左腕部48a及び内左端部52は、内コイル部材10Bのステータコア2の径方向において最も外側に凹んでいる基準位置にあり、この基準位置にある各部46a,48a,52は、左下から右上に延びる線のハッチングパターンで示す。
第1~第12内基部42a~42lは、ステータコア2の径方向において基準位置よりも0.5T(Tは、内コイル部材10Bのステータコア2の径方向の厚み)内側に突出している0.5T突出位置にあり、この0.5T突出位置にある第1~第12内基部42a~42lは、左上から右下に延びる線のハッチングパターンで示す。
内上左腕部46b、内下左腕部48b及び内右端部51は、ステータコア2の径方向において基準位置よりも1T内側に突出している1T突出位置にあり、この1T突出位置基準位置にある各部46b,48b,52は、上下に延びる線のハッチングパターンで示す。
内上右腕部46aは、第2,第4,第6,第8,第10内基部42b,42d,42f,42h,42jに接続される根元部分に、ステータコア2の径方向内側に0.5T曲げられる内上右腕曲げ部61が形成されている。
内上左腕部46bは、第3,第5,第7,第9,第11内基部42c,42e,42g,42i,42kに接続される根元部分に、ステータコア2の径方向外側に0.5T曲げられる内上左腕曲げ部62が形成されている。
内上腕接続部47は、内上右腕部46aに接続された右端(基準位置)から、内上左腕部46bに接続された左端(1T突出位置)に向けて、ステータコア2の径方向内側に1T曲げられている。
内下右腕部48aには、第1,第3,第5,第7,第9,第11内基部42a,42c,42e,42g,42i,42kに接続される根元部分に、ステータコア2の径方向内側に0.5T曲げられる内下右腕曲げ部63が形成されている。
内下左腕部48bには、第2,第4,第6,第8,第10,第12内基部42b,42d,42f,42h,42j,42lに接続される根元部分に、ステータコア2の径方向外側に0.5T曲げられる内下左腕曲げ部64が形成されている。
内下腕接続部49は、内下右腕部48aに接続された右端(基準位置)から、内下左腕部48bに接続された左端(1T突出位置)に向けて、ステータコア2の径方向内側に1T曲げられている。
内右端部51は、第1内基部42aに接続される部分に、ステータコア2の径方向外側に0.5T曲げられる内右端曲げ部65が形成されている。
内左端部52は、第12内基部42lに接続される部分に、ステータコア2の径方向内側に0.5T曲げられる内左端曲げ部66が形成されている。
図7に示すように、外コイル部材10Aをステータコア2の周方向に2個並べた場合、右側の外コイル部材10Aの外下左腕部18bと、左側の外コイル部材10Aの外下右腕部18aとが重なり、右側の外コイル部材10Aの外上左腕部16bと、左側の外コイル部材10Aの外上右腕部16aとが重なる。
外コイル部材10Aは、上記したように曲げられており、外下左腕部18bは基準位置に位置し、外下右腕部18aは1T突出位置に位置している。従って、右側の外コイル部材10Aの外下左腕部18bと、左側の外コイル部材10Aの外下右腕部18aとは、隙間なく接触するが、互いに干渉することなく配置される。
同様に、外上左腕部16bは基準位置に位置し、外上右腕部16aは1T突出位置に位置している。従って、右側の外コイル部材10Aの外上左腕部16bと、左側の外コイル部材10Aの外上右腕部16aとは、隙間なく接触するが、互いに干渉することなく配置される。
このように、外コイル部材10Aは、ステータコア2の周方向に隣り合う外コイル部材10A同士で干渉しないので、図8に示すように、6個の外コイル部材10Aを、ステータコア2の周方向に並べて配置することができる。本実施形態では、6個の外コイル部材10Aを、左端の外コイル部材10Aを第1の外コイル部材10Aと称し、右方向(ステータコア2の周方向における時計方向)に順に第2、第3・・・第6の外コイル部材10Aと称する。
同様に、内コイル部材10Bは、ステータコア2の周方向に隣り合う内コイル部材10B同士で干渉しないので、6個の内コイル部材10Bを、ステータコア2の周方向に並べて配置することができる。本実施形態では、6個の内コイル部材10Bを、左端の内コイル部材10Bを第1の内コイル部材10Bと称し、右方向(ステータコア2の周方向における時計方向)に順に第2、第3・・・第6の内コイル部材10Bと称する。
図9に示すように、第1~第6の外コイル部材10Aを、ステータコア2の周方向に並べて、コイル3の8層を構成する場合、第1の外コイル部材10Aの第1~第12外基部12a~12lは、ステータコア2の第1,第7,第13,第19,第25,第31,第37,第43,第49,第55,第61,第67のスロット2aに挿入される。
図10に示すように、第2の外コイル部材10Aの第1~第12外基部12a~12lは、ステータコア2の第72,第6,第12,第18,第24,第30,第36,第42,第48,第54,第60,第66のスロット2aに挿入される。
図11に示すように、第1,第2の外コイル部材10Aと同様に、第3~第6の外コイル部材10Aの第1~第12外基部12a~12lは、ステータコア2のスロット2aに挿入される。これにより、コイル3の8層が構成される。
詳しくは、第3の外コイル部材10Aの第1~第12外基部12a~12lは、ステータコア2の第71,第5,第11,第17,第23,第29,第35,第41,第47,第53,第59,第65のスロット2aに挿入される。
第4の外コイル部材10Aの第1~第12外基部12a~12lは、ステータコア2の第70,第4,第10,第16,第22,第28,第34,第40,第46,第52,第58,第64のスロット2aに挿入される。
第5の外コイル部材10Aの第1~第12外基部12a~12lは、ステータコア2の第69,第3,第9,第15,第21,第27,第33,第39,第45,第51,第57,第63のスロット2aに挿入される。
第6の外コイル部材10Aの第1~第12外基部12a~12lは、ステータコア2の第68,第2,第8,第14,第20,第26,第32,第38,第44,第50,第56,第62のスロット2aに挿入される。
第1~第6の内コイル部材10Bを、ステータコア2の周方向に並べて、コイル3の7層を構成する場合、図12に示すように、第6の内コイル部材10Bの第1~第12内基部42a~42lは、第2,第8,第14,第20,第26,第32,第38,第44,第50,第56,第62,第68のスロット2aに挿入される。
図13に示すように、第6の内コイル部材10Bと同様に、第5~第1の内コイル部材10Bの第1~第12外基部12a~12lは、ステータコア2のスロット2aに挿入される。これにより、コイル3の7層が構成される。
詳しくは、第5の内コイル部材10Bの第1~第12内基部42a~42lは、第3,第9,第15,第21,第27,第33,第39,第45,第51,第57,第63,第69のスロット2aに挿入される。
第4の内コイル部材10Bの第1~第12内基部42a~42lは、第4,第10,第16,第22,第28,第34,第40,第46,第52,第58,第64,第70のスロット2aに挿入される。
第3の内コイル部材10Bの第1~第12内基部42a~42lは、第5,第11,第17,第23,第29,第35,第41,第47,第53,第59,第65,第71のスロット2aに挿入される。
第2の内コイル部材10Bの第1~第12内基部42a~42lは、第6,第12,第18,第24,第30,第36,第42,第48,第54,第60,第66,第72のスロット2aに挿入される。
第1の内コイル部材10Bの第1~第12内基部42a~42lは、第7,第13,第19,第25,第31,第37,第43,第49,第55,第61,第67,第1のスロット2aに挿入される。
図14に示すように、8層を構成する第1~第6の外コイル部材10Aに、7層を構成する第1~第6の内コイル部材10Bを重ねて配置した場合にも、重ならない部分がある。この重ならない位置に、外コイル部材10Aの外上右腕曲げ部31、外上左腕曲げ部32、外下右腕曲げ部33及び外下左腕曲げ部34が形成されている。これにより、外コイル部材10Aの厚み(幅)を変える必要がなく、外コイル部材10Aの厚みを変える加工工程が不要となり、各曲げ部31~24での導体抵抗の悪化を防止し、且つコスト悪化を防止することができる。なお、上記重ならない位置は、コイル3の第1~第8層を構成した場合にも、それぞれの外コイル部材10A及び内コイル部材10Bが重ならない位置である。
また、重ならない位置がない場合には、ステータコア2の軸線方向に曲げ部をずらす必要があり、コイル3の軸線方向の長さが長くなる。本実施形態では、外上右腕曲げ部31、外上左腕曲げ部32、下右腕曲げ部33及び下左腕曲げ部34を、テータコア2の軸線方向にずらす必要がないので、コイル3の軸線方向の長さが長くなるのを防止することができる。
同様に、8層を構成する第1~第6の外コイル部材10Aと、7層を構成する第1~第6の内コイル部材10Bとが重ならない位置に、内コイル部材10Bの内上右腕曲げ部61、内上左腕曲げ部62、内下右腕曲げ部63及び内下左腕曲げ部64が形成されている。これにより、内コイル部材10Bの厚み(幅)を変える必要がなく、内コイル部材10Bの厚みを変える加工工程が不要となり、各曲げ部61~64での導体抵抗の悪化を防止し、且つコスト悪化を防止することができる。
図15では、第1の外コイル部材10Aに、第3の左端の内コイル部材10Bを重ねた状態を示す。図16では、第3の外コイル部材10Aに、第1の内コイル部材10Bを重ねた状態を示す。
図15に示すように、8層を構成する外コイル部材10Aに、7層を構成する内コイル部材10Bを重ねて配置した場合、8層を構成する外コイル部材10Aの外上左腕部16b(基準位置)は、7層を構成する内コイル部材10Bの内上右腕部46a(基準位置)と対向する。また、8層を構成する外コイル部材10Aの外下左腕部18b(基準位置)は、7層を構成する内コイル部材10Bの内下右腕部48a(基準位置)と対向する。
図16に示すように、8層を構成する外コイル部材10Aの外上右腕部16a(1T突出位置)は、7層を構成する内コイル部材10Bの内上左腕部46b(1T突出位置)と対向する。また、8層の外コイル部材10Aの外下右腕部18a(1T突出位置)は、7層の内コイル部材10Bの内下左腕部48b(1T突出位置)と対向する。
このように、コイル3の8層を構成する外コイル部材10Aと、コイル3の7層を構成する内コイル部材10Bとは、同じ位置(基準位置、1T突出位置等)同士が対向するので、互いに干渉することなく重ねることができる。
本実施形態では、コイル3の1層を構成する6個の内コイル部材10Bは、内右端部51及び内左端部52が、ステータコア2の径方向外側に曲げられる。これにより、コイル3の1層を構成する6個の内コイル部材10Bが、ステータ1の内側に回転自在に配置されたロータに接触するのを防止することができる。
上記実施形態では、コイル3を8層のコイル部材から構成しているが、複数層のコイル部材から構成されていればよい。
外コイル部材10Aを、図3における左右方向を中心にして反転させた形状にし、内コイル部材10Bを、図5における左右方向を中心にして反転させた形状にするようにしてもよい。この場合、外上右腕部16a、外下右腕部18a及び外右端部21は、基準位置にあり、外上左腕部16b、外下左腕部18b及び外左端部22は、1T突出位置にある。
上記実施形態では、外コイル部材10Aの外上左腕曲げ部32を略長方形状(図18の2点鎖線)としている。これは、角度A1が90°程度で形成されているからである。
外上左腕曲げ部32は、上記した略長方形状に限らず、図17の実線で示すような平行四辺形状で形成するようにしてもよい。この場合、角度A2を70°程度で形成することにより、外上左腕曲げ部32を平行四辺形状に形成することができる。外上左腕曲げ部32を平行四辺形状に形成することにより、略長方形状である場合に比べて、外上左腕曲げ部32の長さ(外上左腕曲げ部32の上面及び下面の長さ)を長くすることができ、外上左腕曲げ部32を曲げるときに外コイル部材10Aにかかる負荷を軽減することができる。
外上左腕曲げ部32と同様に、外上右腕曲げ部31、外下右腕曲げ部33、外下左腕曲げ部34、内上右腕曲げ部61、内上左腕曲げ部62、内下右腕曲げ部63及び内下左腕曲げ部64を平行四辺形状に形成するようにしてもよい。
1…ステータ、2…ステータコア、3…コイル、8…回転電機、10A…外コイル部材、10B…内コイル部材、12a~12l:第1~第12外基部、13a~13e…第1~第5外上接続部(第1接続部)、14a~14f…第1~第6外下接続部(第2接続部)、16a…外上右腕部、16b…外上左腕部、17…外上腕接続部、18a…外下右腕部、18b…外下左腕部、19…外下腕接続部、31…外上右腕曲げ部、32…外上左腕曲げ部、33…外下右腕曲げ部、34…外下左腕曲げ部、42a~42l…第1~第12内基部、43a~43e…第1~第5内上接続部、44a~44f…第1~第6内下接続部、46a…内上右腕部、46b…内上左腕部、47…内上腕接続部、48a…内下右腕部、48b…内下左腕部、49…内下腕接続部、61…内上右腕曲げ部、62…内上左腕曲げ部、63…内下右腕曲げ部、64…内下左腕曲げ部

Claims (7)

  1. 複数のコイル部材で環状に形成され、回転電機の環状のステータに設けられた複数のスロットに挿入される回転電機用のコイルであって、
    前記複数のコイル部材のそれぞれは、前記スロット内に挿入され、前記コイルの軸線方向に延び、且つ前記コイルの周方向に間隔を存する複数の基部と、前記スロットの一端から突出し、隣り合う前記基部の一端部同士を接続する複数の第1接続部と、前記スロットの他端から突出し、隣り合う前記基部の他端部同士を接続する複数の第2接続部とを備え、
    前記第1接続部及び前記第2接続部のそれぞれは、隣り合う前記基部のそれぞれにおける一端部及び他端部から互いに近づくように延びる2つの腕部と、前記2つの腕部を接続する腕接続部とを備え、
    前記コイル部材は、前記コイルの周方向に並んで配置され、且つ、同一の前記スロット内で前記コイルの径方向に複数挿入されて、同一の前記スロット内で前記コイルの径方向に隣り合う前記コイル部材同士は、位相をずらして配置され、
    前記2つの腕部のそれぞれは、前記コイルの径方向において隣り合う他の前記コイル部材と重ならない位置にある前記腕部の根元部に、前記コイルの径方向に曲げられた腕曲げ部が設けられており、
    前記腕曲げ部は、前記コイルの径方向における内側方向及び外側方向の一方に曲げられ、
    前記腕接続部は、前記コイルの径方向における前記内側方向及び前記外側方向の他方に曲げられていることを特徴とする回転電機用のコイル。
  2. 複数のコイル部材で環状に形成され、回転電機の環状のステータに設けられた複数のスロットに挿入される回転電機用のコイルであって、
    前記複数のコイル部材のそれぞれは、前記スロット内に挿入され、前記コイルの軸線方向に延び、且つ前記コイルの周方向に間隔を存する複数の基部と、前記スロットの一端から突出し、隣り合う前記基部の一端部同士を接続する複数の第1接続部と、前記スロットの他端から突出し、隣り合う前記基部の他端部同士を接続する複数の第2接続部とを備え、
    前記第1接続部及び前記第2接続部のそれぞれは、隣り合う前記基部のそれぞれにおける一端部及び他端部から互いに近づくように延びる2つの腕部と、前記2つの腕部を接続する腕接続部とを備え、
    前記コイル部材は、前記コイルの周方向に並んで配置され、且つ、同一の前記スロット内で前記コイルの径方向に複数挿入されて、同一の前記スロット内で前記コイルの径方向に隣り合う前記コイル部材同士は、位相をずらして配置され、
    前記2つの腕部のそれぞれは、前記コイルの径方向において隣り合う他の前記コイル部材と重ならない位置にある前記腕部の根元部に、前記コイルの径方向に曲げられた腕曲げ部が設けられており、
    前記2つの腕部は、一方の前記腕部が前記コイルの径方向における基準位置に位置し、他方の前記腕部が前記基準位置より内側に突出した突出位置に位置し、
    前記コイルの径方向に隣り合う前記コイル部材は、前記2つの腕部の前記基準位置に位置する前記一方の腕部同士、及び前記突出位置に位置する前記他方の腕部同士が向き合うことを特徴とする回転電機用のコイル。
  3. 請求項1または2に記載の回転電機用のコイルにおいて、
    前記腕接続部は、前記コイルの周方向に延びていることを特徴とする回転電機用のコイル。
  4. 請求項1または2に記載の回転電機用のコイルにおいて、
    前記腕部は、前記コイルの周方向に略45°の角度で曲げられていることを特徴とする回転電機用のコイル。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載の回転電機用のコイルにおいて、
    前記腕部は、前記コイルの周方向に異なる角度で複数回曲げられていることを特徴とする回転電機用のコイル。
  6. 請求項1~5のいずれか1項に記載の回転電機用のコイルにおいて、
    前記複数のコイル部材のうち、前記スロットの径方向の最も内周側に配置された前記コイル部材の終端部の前記腕曲げ部は、前記コイルの径方向における外側方向に曲げられていることを特徴とする回転電機用のコイル。
  7. 請求項1~6のいずれか1項に記載の回転電機用のコイルと、
    筒状に形成されて内周面に前記回転電機用のコイルの前記複数の基部が挿入される複数のスロットが形成されたステータと、
    を備えることを特徴とする回転電機。
JP2018067665A 2018-03-30 2018-03-30 回転電機用のコイル及びこれを備えた回転電機 Active JP7103821B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018067665A JP7103821B2 (ja) 2018-03-30 2018-03-30 回転電機用のコイル及びこれを備えた回転電機
US16/362,905 US10910900B2 (en) 2018-03-30 2019-03-25 Coil for rotary electric machine and rotary electric machine with it
CN201910236995.4A CN110323865B (zh) 2018-03-30 2019-03-27 旋转电机用线圈以及具备该旋转电机用线圈的旋转电机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018067665A JP7103821B2 (ja) 2018-03-30 2018-03-30 回転電機用のコイル及びこれを備えた回転電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019180130A JP2019180130A (ja) 2019-10-17
JP7103821B2 true JP7103821B2 (ja) 2022-07-20

Family

ID=68055670

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018067665A Active JP7103821B2 (ja) 2018-03-30 2018-03-30 回転電機用のコイル及びこれを備えた回転電機

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10910900B2 (ja)
JP (1) JP7103821B2 (ja)
CN (1) CN110323865B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11108307B2 (en) * 2017-09-29 2021-08-31 Honda Motor Co., Ltd. Coil for rotary electric machine and insertion method

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004519980A (ja) 2001-02-28 2004-07-02 ヴァレオ エキプマン エレクトリク モトゥール 回転電気装置のロータまたはステータ巻線の巻き付け方法
US20100148621A1 (en) 2008-12-15 2010-06-17 Denso Corporation Stator for electric rotating machine
JP2011147295A (ja) 2010-01-15 2011-07-28 Denso Corp 回転電機の固定子の製造方法
JP2014147289A (ja) 2008-12-15 2014-08-14 Denso Corp 回転電機の固定子
JP2016163374A (ja) 2015-02-26 2016-09-05 日本電産コパル株式会社 セグメントコンダクタ、ステータ、回転電機、車両、セグメントコンダクタの製造方法
JP2016163449A (ja) 2015-03-03 2016-09-05 日産自動車株式会社 ステータのコイル構造

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5812145B2 (ja) 1979-11-30 1983-03-07 岩谷産業株式会社 接地面中高形高分子材料製車輪の製造方法
JP5332347B2 (ja) * 2008-06-30 2013-11-06 株式会社デンソー 回転電機のコイル組立体用のコイル線材
JP5716505B2 (ja) * 2011-04-07 2015-05-13 株式会社デンソー 回転電機の固定子
JP2013005516A (ja) * 2011-06-14 2013-01-07 Toyota Motor Corp ステータおよび回転電機
US20160254718A1 (en) * 2015-02-26 2016-09-01 Nidec Copal Corporation Segment conductors, stator, rotating electrical machine, and vehicle and method of manufacturing the segment conductors
WO2016158062A1 (ja) * 2015-03-31 2016-10-06 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 ステータ
JP2017131046A (ja) * 2016-01-21 2017-07-27 株式会社明電舎 コイル及びこれを用いた回転電機の固定子
JP6310976B2 (ja) * 2016-09-02 2018-04-11 本田技研工業株式会社 回転電機のステータ

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004519980A (ja) 2001-02-28 2004-07-02 ヴァレオ エキプマン エレクトリク モトゥール 回転電気装置のロータまたはステータ巻線の巻き付け方法
US20100148621A1 (en) 2008-12-15 2010-06-17 Denso Corporation Stator for electric rotating machine
JP2014147289A (ja) 2008-12-15 2014-08-14 Denso Corp 回転電機の固定子
JP2011147295A (ja) 2010-01-15 2011-07-28 Denso Corp 回転電機の固定子の製造方法
JP2016163374A (ja) 2015-02-26 2016-09-05 日本電産コパル株式会社 セグメントコンダクタ、ステータ、回転電機、車両、セグメントコンダクタの製造方法
JP2016163449A (ja) 2015-03-03 2016-09-05 日産自動車株式会社 ステータのコイル構造

Also Published As

Publication number Publication date
CN110323865A (zh) 2019-10-11
US20190305622A1 (en) 2019-10-03
JP2019180130A (ja) 2019-10-17
US10910900B2 (en) 2021-02-02
CN110323865B (zh) 2021-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6369294B2 (ja) 回転電機の固定子
US10658897B2 (en) Stator for rotary electric machine
JP6369293B2 (ja) 回転電機の固定子
JP6683747B2 (ja) 回転電機用コイル
JP5789570B2 (ja) ステータ
JP5471389B2 (ja) 回転電機の固定子
JP6954374B2 (ja) ステータ
JP6261809B2 (ja) 固定子および回転電機
JP2009033832A (ja) モータ用ステータ
JP6291839B2 (ja) 3相回転電機の波巻き巻線
US20220286006A1 (en) Motor
JP6638629B2 (ja) 回転電機のステータ
JP7103821B2 (ja) 回転電機用のコイル及びこれを備えた回転電機
JP5888179B2 (ja) 回転電機の固定子
JP5585819B2 (ja) 回転電機の固定子
JP2009033831A (ja) モータ用ステータ
JP6588648B2 (ja) 電気機械のためのステータ
JP5453913B2 (ja) 回転電機
JP2020080598A (ja) 波巻コイル
JP6048160B2 (ja) 回転電機の波巻き巻線
JP6295657B2 (ja) 3相回転電機の波巻き巻線
JP2017184558A (ja) ステータ
JP7079709B2 (ja) 波巻コイルの挿入方法及び波巻コイル
JP2020114100A (ja) モータ用コイル基板とモータ
WO2023042677A1 (ja) コイル基板、モータ用コイル基板及びモータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211005

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220426

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20220621

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220623

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220707

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7103821

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150