JP2020114100A - モータ用コイル基板とモータ - Google Patents

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治彦 森田
Haruhiko Morita
治彦 森田
等 三輪
Hitoshi Miwa
等 三輪
忍 加藤
Shinobu Kato
忍 加藤
俊彦 横幕
Toshihiko Yokomaku
俊彦 横幕
久始 加藤
Hisashi Kato
久始 加藤
平澤 貴久
Takahisa Hirasawa
貴久 平澤
哲也 村木
Tetsuya Muraki
哲也 村木
貴之 古野
Takayuki Furuno
貴之 古野
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【課題】 高い占積率を有するモータ用コイル基板の提供【解決手段】 実施形態のモータ用コイル基板は、一端と一端と反対側の他端とを有するフレキシブル基板とフレキシブル基板上に形成されていて、一端から他端に向かって並んでいる複数のコイルと隣接するコイル間に形成されているギャップとを有するコイル基板を折り畳むことで形成される積層型コイル基板を巻くことで形成される。そして、モータ用コイル基板の形状は半径Rを有する円筒であって、コイルの数はN(数N)であり、ギャップは距離Dを有し、距離Dと半径Rと数Nは以下の関係を満足する。D ≒ 2πR/N【選択図】 図2

Description

本発明は、モータ用コイル基板とモータに関する。
特許文献1は、電気モータに関し、その電気モータはワイヤからなる複数のシングルコイルを含んでいる。
特開2007−124892号公報
[特許文献の課題]
特許文献1の電気モータはワイヤからなる複数のシングルコイルを含んでいる。コイルがワイヤで形成されている。ワイヤが細いと、ワイヤを巻くことが難しいと考えられる。ワイヤが切断すると考えられる。コイルがワイヤで形成されているので、占積率を高くすることが難しいと考えられる。特許文献1の図6によれば、シングルコイルが重ねられている。ワイヤからなるシングルコイルを高い位置精度で重ねることは難しいと考えられる。
本発明に係るモータ用コイル基板は、一端と前記一端と反対側の他端とを有するフレキシブル基板と前記フレキシブル基板上に形成されていて、前記一端から前記他端に向かって並んでいる複数のコイルと隣接する前記コイル間に形成されているギャップとを有するコイル基板を折り畳むことで形成される積層型コイル基板を巻くことで形成される。そして、前記モータ用コイル基板の形状は半径Rを有する円筒であって、前記コイルの数はN(数N)であり、前記ギャップは距離Dを有し、前記距離Dと前記半径Rと前記数Nは以下の関係を満足する。
D ≒ 2πR/N
Nは自然数である。
[実施形態の効果]
本発明の実施形態によれば、コイルが配線で形成されている。例えば、プリント配線板の技術でコイルを形成することができる。そのため、コイルを形成する配線を略矩形にすることができる。高い占積率を有するコイル基板を提供することができる。また、フレキシブル基板を折り畳むことで、隣接するコイルの一部が重ねられる。高い位置精度でコイルを重ねることができる。折り畳まれたフレキシブル基板を巻くことで、モータ用コイルが形成される。従って、コイルの占積率を高くすることができる。実施形態のモータ用コイル基板を形成するためのコイル基板は、距離Dを有するギャップと複数のコイルを含む。コイルの数はN(数N)である。モータ用コイル基板の形状は半径Rを有する円筒である。そして、距離Dと半径Rと数Nは関係式1を満足する。
関係式1:D ≒ 2πR/N
Nは自然数である。
関係式1が成立するため、高い占積率を有するモータ用コイル基板を提供することができる。
図1(A)はモータの模式図であり、図1(B)と図1(E)はモータ用コイル基板の断面を示し、図1(C)は積層型コイル基板を示し、図1(D)はモータの回転方向を示す。 図2(A)はコイル基板を示し、図2(B)はコイルの断面を示す。 図3(A)は上コイルを示し、図3(B)は下コイルを示す。 図4(A)と図4(B)は積層型コイル基板の断面を示す。
図1(A)は、磁石48と実施形態のモータ用コイル基板20とからなるモータ10の模式図である。モータ用コイル基板20は、空洞AHを介し磁石48の周りに配置されている。モータ10の例は、直流モータである。モータ10は、さらに、図示されていない整流子とブラシとハウジングを有することができる。実施形態では、モータ用コイル基板20が回転するが、磁石48が回転してもよい。
図1(B)は、図1(A)に示されるモータ用コイル基板20の断面を示している。図1(B)では、モータ用コイル基板20を形成するフレキシブル基板22が模式的に示されている。図1(C)は折り畳まれたフレキシブル基板22を示す。実施形態では、フレキシブル基板22が折り畳まれる。その後、折り畳まれたフレキシブル基板22が巻かれる。そして、巻かれたフレキシブル基板22が磁石の周りに配置される。例えば、折り畳まれたフレキシブル基板22を巻く回数は、1以上、2以下である。
図2(A)と図3は、実施形態のモータ用コイル基板20を形成するためのコイル基板201を示している。コイル基板201は、第1面Fと第1面Fと反対側の第2面Sを有するフレキシブル基板22とフレキシブル基板22の第1面F上に形成されている複数のコイルCと隣接するコイルC間に存在するギャップGで形成されている。図2(A)では、コイルCは簡略化されている。
図2(A)に示されるように、フレキシブル基板22は、短辺20Sと長辺20Lとを有することが好ましい。コイルCは、フレキシブル基板22の長辺20Lに沿って並んでいる。フレキシブル基板22の一端20SLから他端20SRに向かって、コイルCは一列に並んでいる。コイルCの数はNである。
各コイルCは番号を有する。一端20SLから他端20SRに向かって、コイルCの番号は順に大きくなる。一端20SLに最も近いコイルC1の番号は1である。他端20SRに最も近いコイルCnの番号はNである。
図2(A)に示されるコイル基板201は5つのコイルCを有する。一端20SLに最も近いコイルCは1番目のコイル(番号1を有するコイル)C1である。1番目のコイルC1の隣のコイルCは2番目のコイル(番号2を有するコイル)C2である。2番目のコイルC2の隣のコイルCは3番目のコイル(番号3を有するコイル)C3である。3番目のコイルC3の隣のコイルCは4番目のコイル(番号4を有するコイル)C4である。4番目のコイルC4の隣のコイルCは5番目のコイル(番号5を有するコイル)C5である。5番目のコイルC5は他端20SRに最も近い。
図3(A)は、フレキシブル基板22の第1面Fと第1面F上に形成されているコイルCを示している。第1面F上のコイルCは上コイルCFと称される。図3(B)は、フレキシブル基板22の第2面Sと第2面S上に形成されているコイルCを示している。第2面S上のコイルCは下コイルCSと称される。
図3(A)に示されるように、フレキシブル基板22は、短辺20Sと長辺20Lとを有することが好ましい。上コイルCFは、フレキシブル基板22の長辺20Lに沿って並んでいる。フレキシブル基板22の一端20SLから他端20SRに向かって、上コイルCFは一列に並んでいる。上コイルCFの数はNである。
図3(A)には、1番目の上コイルCF1とm番目の上コイルCFmと(m+1)番目の上コイルCFm1とN番目の上コイルCFnが描かれている。m番目の上コイルCFmと(m+1)番目の上コイルCFm1間にギャップGが形成されている。
図3(B)に示されるように、下コイルCSは、フレキシブル基板22の長辺20Lに沿って並んでいる。フレキシブル基板22の一端20SLから他端20SRに向かって、下コイルCSは一列に並んでいる。下コイルCSの数はNである。
図3(B)には、1番目の下コイルCS1とm番目の下コイルCSmと(m+1)番目の下コイルCSm1とN番目の下コイルCSnが描かれている。m番目の下コイルCSmと(m+1)番目の下コイルCSm1間にギャップGが形成されている。
mとNは自然数である。Nは、3以上、11以下であることが望ましい。Nは奇数であることが望ましい。
m番目の上コイルCFmの直下にm番目の下コイルCSmが形成されている。上コイルCFと下コイルCSは、フレキシブル基板を介しほぼ対称に形成されている。m番目の上コイルCFmとm番目の下コイルCSmは、フレキシブル基板22を貫通するスルーホール導体TH1で接続されている。
コイルCはプリント配線板の技術で形成されている。コイルCを形成する配線wはめっきにより形成されている。あるいは、コイルCを形成する配線wは銅箔をエッチングすることで形成される。コイルCを形成する配線wは、セミアディティブ法やM−Sap法やサブトラクティブ法で形成される。
実施形態のコイルCを形成する配線wはプリント配線板の技術で形成されている。そのため、配線wの断面形状は略矩形である。ワイヤの断面は円であるので、実施形態によれば、コイルの占積率を高くすることができる。
フレキシブル基板22上に形成されている複数のコイルCは同時に形成される。例えば、共通のアライメントマークを用いることで、複数のコイルCはフレキシブル基板22上に形成される。そのため、各コイルCの位置は関連している。
図3に示されるように、コイルCは中央スペースSCと中央スペースSCを囲む配線wで形成される。そして、配線wは外端OEと内端IEを有する。配線wは外端OEと内端IEとの間に形成されている。コイルCを形成する配線wは渦巻き状に形成されている。コイルCを形成する配線wの内、最も内側の配線で中央スペースSCは囲まれる。複数の配線wの内、最も内側の配線wは、内側の配線Iwである。最も外側の配線wは、外側の配線Owである。
図3に示されるように、配線wは、中央スペースを介して向かい合っている複数の第1配線51と複数の第2配線52とを含む。1つのコイルC内で、第1配線51は、一端20SLに近く、第2配線52は、他端20SRに近い。第1配線51のそれぞれは概ね平行に形成されている。第2配線52のそれぞれは概ね平行に形成されている。第1配線51と第2配線52は概ね平行に形成されている。実施形態のモータ用コイル基板20と磁石48でモータ10が形成されると、図1(D)に示されるように、モータ10の回転方向MRと第1配線51との間の角度は略90度である。配線wは、更に、第1配線51と第2配線52とを接続する第3配線53を含む。第3配線53は曲がっている。
図2(A)では、配線wが纏められている。複数の第1配線51で第1配線群51gが形成される。複数の第2配線52で第2配線群52gが形成される。複数の第3配線53で第3配線群53gが形成される。m番目の上コイルCFmの第2配線群52gと(m+1)番目の上コイルCFm1の第1配線群51gとの間にギャップGが形成されている。第1配線群51gは距離D1を有する。第2配線群52gは距離D2を有する。中央スペースSCは第1配線群51gと第2配線群52gとの間に距離DSを有する。コイルCは距離DCを有する。ギャップGは距離Dを有する。距離D1と距離D2と距離DSと距離Dは略等しい。距離D1と距離D2と距離DSと距離Dと距離DCは、第1配線51に垂直な直線に沿って測定されている。
図2(B)に配線wの断面と配線wの側壁が示される。第1配線群51gの内、外側の配線Owを形成する第1配線は、外側の第1配線51Owである。外側の第1配線51Owは一端20SLを向く側壁51Sw1を有する。第1配線群51gの内、内側の配線Iwを形成する第1配線は、内側の第1配線51Iwである。内側の第1配線51Iwは中央スペースSCを向く側壁51Sw2を有する。
第2配線群52gの内、外側の配線Owを形成する第2配線は外側の第2配線52Owである。外側の第2配線52Owは他端20SRを向く側壁52Sw1を有する。第2配線群52gの内、内側の配線Iwを形成する第2配線は、内側の第2配線52Iwである。内側の第2配線52Iwは中央スペースSCを向く側壁52Sw2を有する。
m番目のコイルCmを形成する外側の第1配線51Owの側壁51Sw1とm番目のコイルを形成する内側の第1配線51Iwの側壁51Sw2との間の距離が距離D1である。
m番目のコイルCmを形成する外側の第2配線52Owの側壁52Sw1とm番目のコイルを形成する内側の第2配線52Iwの側壁52Sw2との間の距離が距離D2である。
(m+1)番目のコイルCm1を形成する外側の第1配線51Owの側壁51Sw1とm番目のコイルCmを形成する外側の第2配線52Owの側壁52Sw1との間の距離が距離Dである。
m番目のコイルCmを形成する内側の第1配線51Iwの側壁51Sw2とm番目のコイルCmを形成する内側の第2配線52Iwの側壁52Sw2との間の距離が距離DSである。
m番目のコイルCmを形成する外側の第1配線51Owの側壁51Sw1とm番目のコイルCmを形成する外側の第2配線52Owの側壁52Sw1との間の距離が距離DCである。
コイル基板201は各コイルCを直列に接続するための接続線cLを有する。
各上コイルCFは接続線cLと下コイルCSを介して接続される。m番目の上コイルCFmは(m+1)番目の上コイルCFm1に接続線cLとm番目の下コイルCSmを介して接続される。そして、N番目の上コイルCFnは1番目の上コイルCF1に接続線cLとN番目の下コイルCSnを介して接続される。このように、上コイルCFは、順次接続線を介して接続される。
各下コイルCSは接続線cLと上コイルCFを介して接続される。m番目の下コイルCSmは(m+1)番目の下コイルCSm1に接続線cLと(m+1)番目の上コイルCFm1を介して接続される。そして、N番目の下コイルCSnは1番目の下コイルCS1に接続線cLと1番目の上コイルCF1を介して接続される。このように、下コイルCSは、順次接続線を介して接続される。
図3では、接続線cLは省略されている。接続線cLはフレキシブル基板22を貫通するスルーホール導体と第1面F上の導体回路、第2面S上の導体回路の内、少なくとも1つで形成される。
図3に示されるように、実施形態のコイル基板201は端子用基板24と端子用基板24上に形成されている端子Tを有することができる。端子用基板24とコイルCを支えるフレキシブル基板22は1つのフレキシブル基板22で形成されている。
端子TとコイルCは同時に形成される。端子用基板24の数は上コイルCFの数と同じであることが好ましい。端子Tの数は上コイルCFの数と同じであることが好ましい。
図3(A)に示されるように、コイル基板201は、接続線cLと端子Tを接続する複数の端子用配線tLを含むことができる。端子用配線tLは、m番目の上コイルCFmと(m+1)番目の上コイルCFm1とを接続する接続線cLから延びる端子用配線tLとN番目の上コイルCFnと1番目の上コイルCF1とを接続する接続線cLから延びる端子用配線tLを含む。
実施形態のコイル基板201では、m番目の上コイルCFmの巻き方とm番目の下コイルCSmの巻き方は同じである。コイル基板201では、m番目の上コイルCFmを流れる電流の向きとm番目の下コイルCSmを流れる電流の向きは同じである。コイル基板201では、m番目の上コイルCFmの巻き方と(m+1)番目の上コイルCFm1の巻き方は逆である。コイル基板201では、m番目の上コイルCFmを流れる電流の向きと(m+1)番目の上コイルCFm1を流れる電流の向きは逆である。コイル基板201では、m番目の上コイルCFmの巻き方と(m+2)番目の上コイルCFm2の巻き方は同じである。コイル基板201では、m番目の上コイルCFmを流れる電流の向きと(m+2)番目の上コイルCFm2を流れる電流の向きは同じである。
巻き方や電流の向きは第1面F上の位置から観察される。
フレキシブル基板22は、折り畳み線BLに沿って折り畳まれる。コイル基板201が折り畳み線BLに沿って折り畳まれる。折り畳み線BLは図2(A)に示されている。折り畳み線BLは外側の第1配線51Owの側壁51Sw1に沿って配置される折り畳み線(第1折り畳み線)BL1と外側の第2配線52Owの側壁52Sw1に沿って配置される折り畳み線(第2折り畳み線)BL2が存在する。第1折り畳み線BL1は側壁51Sw1の延長線である。第2折り畳み線BL2は側壁52Sw1の延長線である。図2(A)に示されるように、1番目のコイルCから延びる第1折り畳み線BL1と第2折り畳み線BL2は存在しない。2番目のコイルCから延びる第1折り畳み線BL1と第2折り畳み線BL2は存在する。このように、奇数の番号を有するコイルCから延びる第1折り畳み線BL1は存在しない。奇数の番号を有するコイルCから延びる第2折り畳み線BL2は存在しない。偶数の番号を有するコイルCから延びる第1折り畳み線BL1は存在する。偶数の番号を有するコイルCから延びる第2折り畳み線BL2は存在する。
先ず、第1面Fと第1面Fが向かい合うようにフレキシブル基板22が折り畳まれる。次いで、フレキシブル基板22は、第2面Sと第2面Sが向かい合うように折り畳まれる。それから、フレキシブル基板22は、第1面Fと第1面Fが向かい合うように折り畳まれる。このように、第1面Fと第2面Sが交互に向かい合うように、フレキシブル基板22は、折り畳まれる。図1(C)に示される積層型コイル基板202が得られる。
図1(C)に示されるように、積層型コイル基板202はボトム面Bとボトム面Bと反対側のトップ面Ttを有する。ボトム面Bは積層型コイル基板202の最下面であり、トップ面Ttは積層型コイル基板202の最上面である。図1(C)に示されるように、ボトム面Bからトップ面Ttに向かって、一方向に階段ができるように、フレキシブル基板22が折り畳まれる。
図4はコイルCの重なりと積層型コイル基板202の断面を示す。下コイルCSは省かれる。図1(C)に示されるXとYの間に位置する積層型コイル基板202の断面が図4(A)と図4(B)に示される。図4(A)と図4(B)では、フレキシブル基板22は実線で描かれている。例えば、図4(A)と図4(B)に示される積層型コイル基板202は、図2(A)のコイル基板201を折り畳むことで形成される。図4(A)は、フレキシブル基板22のみを示している。図4(B)は、フレキシブル基板22とコイルCの配線wを示している。図4(B)のフレキシブル基板22は、コイルCの重なりを示すため、分断されている。図4(B)内の点線は分断している部分を示し、実際の積層型コイル基板202では、実線は連続している。フレキシブル基板22は途中で切れていない。図4(B)内の点線は、フレキシブル基板22を折っている位置に相当する。すなわち、図4(B)内の点線は、図4(A)内の位置A、B、C、Dに相当する。図4(B)に示されている配線wは第1配線51と第2配線52であり、それらとモータ10の回転方向MRとの間の角度は概ね90度である。第1配線51と第2配線52は纏められている。第1配線群51gと第2配線群52gの断面が図4(B)に描かれている。
図4(B)に示されるように、実施形態では、m番目の上コイルCFmと(m+1)番目の上コイルCFm1が部分的に重なるように、コイル基板201は折り畳まれる。積層型コイル基板202では、m番目の上コイルCFmと(m+1)番目の上コイルCFm1が部分的に重なるように、m番目の上コイルCFm上に(m+1)番目の上コイルCFm1が位置している。m番目の上コイルCFmと(m+1)番目の上コイルCFm1は完全に重ならない。実施形態では、フレキシブル基板22を折り畳むことで、フレキシブル基板22上に形成されているコイルCを重ねることができる。そのため、高い精度でコイルCを重ねることができる。コイルの占積率を効率的に高くすることができる。コイルの導体抵抗が低くなる。高い効率を有するモータを提供することができる。
第1配線群51gの距離(幅)D1と第2配線群52gの距離(幅)D2、中央スペースSCの距離(幅)DS、ギャップGの距離Dは略等しい。このため、図4(B)に示されるように、m番目の上コイルCFmの中央スペースSCは、(m+1)番目の上コイルCFm1の第2配線群52gで概ね覆われる。あるいは、m番目の上コイルCFmの中央スペースSCは、(m+1)番目の上コイルCFm1の第2配線群52gで完全に覆われる。図4(B)に示されるように、(m+1)番目の上コイルCFm1の中央スペースSCは、(m+2)番目の上コイルCFm2の第1配線群51gで概ね覆われる。あるいは、(m+1)番目の上コイルCFm1の中央スペースSCは、(m+2)番目の上コイルCFm2の第1配線群51gで完全に覆われる。効率的にコイルの占積率を高くすることができる。中央スペースSCが配線群で完全に覆われる場合、m番目のコイルCを形成する第1配線群51g上に(m+1)番目のコイルCを形成する第2配線52は位置しない。中央スペースが配線群で完全に覆われる場合、m番目のコイルを形成する第2配線群52g上に(m+1)番目のコイルを形成する第2配線52は位置しない。中央スペースが配線群で完全に覆われる場合、m番目のコイルを形成する第2配線群52g上に(m+1)番目のコイルを形成する第1配線51は位置しない。中央スペースSC上にモータ10の回転方向MRに対して垂直な配線wが位置すると、モータ10のトルクを大きくすることができる。
1つのコイルCを形成する中央スペースSCは別のコイルCを形成する第1配線群51gで概ね覆われる。あるいは、1つのコイルCを形成する中央スペースSCは別のコイルCを形成する第1配線群51gで完全に覆われる。あるいは、1つのコイルCを形成する中央スペースSCは別のコイルCを形成する第2配線群52gで概ね覆われる。あるいは、1つのコイルCを形成する中央スペースSCは別のコイルCを形成する第2配線群52gで完全に覆われる。実施形態の積層型コイル基板202を用いることで、高い占積率を有するモータ用コイル基板20を提供することができる。第1配線51gとモータ10の回転方向MRとの間の角度が略90度である。そのため、実施形態の積層型コイル基板202を用いることで、高いトルクを有するモータ10を提供することができる。
コイル基板201内で隣接するコイルCの巻き方は逆である。しかしながら、隣接するコイルC間でフレキシブル基板22を折り畳むことで、積層型コイル基板202内で各コイルCの巻き方が同じになる。積層型コイル基板202に形成されている各コイルCの巻き方は位置Wから観察される。積層型コイル基板202内の各コイルCを流れる電流の向きが同じである。積層型コイル基板202が巻かれるので、モータ用コイル基板20内で各コイルの巻き方が同じである。モータ用コイル基板202内の各コイルCを流れる電流の向きが同じである。積層型コイル基板202に形成されている各コイルCを流れる電流の向きは位置Wから観察される。
図1(B)に示されるように、積層型コイル基板202を巻くことで、モータ用コイル基板20が得られる。積層型コイル基板202は空洞AHの周りに巻かれる。モータ用コイル基板20の形の例は円筒である。
トップ面Ttと磁石48が対向するように、モータ用コイル基板20が磁石48の周りに配置される。あるいは、ボトム面Bと磁石48が対向するように、モータ用コイル基板20が磁石48の周りに配置される。磁石48がモータ用コイル基板20内に配置される。磁石48とモータ用コイル基板20とからなるモータ10が完成する。折り畳まれたフレキシブル基板22が磁石48の周りに配置されるので、m番目の上コイルCFmと(m+1)番目の上コイルCFm1との間の位置関係を維持することができる。m番目のコイルと(m+1)番目のコイルとの間の位置関係を維持することができる。高い効率を有するモータを提供することができる。
実施形態のモータ用コイル基板20は、コイルCの距離DCと半径Rとコイルの数Nについて、以下の関係2を満足することが望ましい。
関係2:DC×N≒2π×K×R
Kは、2以上、4以下である。Kは2.5であることが望ましい。積層型コイル基板202を巻く回数は、1より大きく2より小さい。例えば、1番目のコイルC1の第1配線群51gがN番目のコイルCnの中央スペースSC上に位置し、1番目のコイルC1の中央スペースSCがN番目のコイルCnの第2配線群52g上に位置するように、積層型コイル基板202は巻かれる。そのため、積層型コイル基板202の両端を接着することができる。積層型コイル基板202を用いて、円筒のモータ用コイル基板20を製造することができる。
図1(B)に示されるように、モータ用コイル基板20の形状は、半径Rを有する円筒である。モータ用コイル基板20の断面形状は、ほぼ円である。円の半径の大きさはR(半径R)である。半径Rは、円の中心と空洞AHと対向しているフレキシブル基板22の面との間の距離である。フレキシブル基板22の面は第1面F又は第2面Sである。フレキシブル基板22の面は、中心に最も近い第1面Fまたは第2面Sである。
そして、距離Dと半径Rと数Nは以下の関係1を満足する。
関係1:D ≒ 2πR/N
モータ用コイル基板20が関係1を満足するので、積層型コイル基板202を巻くことで、モータの回転方向MRに対し垂直な配線が中央スペースSC上に位置する。モータの回転方向MRに対し垂直な配線がモータの回転方向MRに対し垂直な配線上に位置する。このようなことが図4(B)の積層型コイル基板202を用いて説明される。
図4(B)に示される積層型コイル基板202では、1番目のコイルC1の第1配線群51gは、他のコイルの中央スペースSC上に位置しない。また、1番目のコイルC1の第1配線群51gは、他のコイルの第1配線群51g上に位置しない。1番目のコイルC1の第1配線群51gは、他のコイルの第2配線群52g上に位置しない。
2番目のコイルC2の第2配線群52gは、他のコイルの第1配線群51g上に位置しない。2番目のコイルC2の第2配線群52gは、他のコイルの第2配線群52g上に位置しない。
4番目のコイルC4の第1配線群51gは、他のコイルの第1配線群51g上に位置しない。4番目のコイルC4の第1配線群51gは、他のコイルの第2配線群52g上に位置しない。
5番目のコイルC5の第2配線群52gは、他のコイルの中央スペースSC上に位置しない。また、5番目のコイルC5の第2配線群52gは、他のコイルの第1配線群51g上に位置しない。5番目のコイルC5の第2配線群52gは、他のコイルの第2配線群52g上に位置しない。
図4(B)に示される積層型コイル基板202が巻かれると、1番目のコイルC1の第1配線群51gは5番目のコイルC5の中央スペースSCを介し、4番目のコイルC4の第1配線群51g上に位置する。1番目のコイルC1の第1配線群51gは5番目のコイルC5の中央スペースSCを概ね覆う。あるいは、1番目のコイルC1の第1配線群51gは5番目のコイルC5の中央スペースSCを完全に覆う。
2番目のコイルC2の第2配線群52gは1番目のコイルC1の中央スペースSCを介し、5番目のコイルC5の第2配線群52g上に位置する。2番目のコイルC2の第2配線群52gは1番目のコイルC1の中央スペースSCを概ね覆う。2番目のコイルC2の第2配線群52gは1番目のコイルC1の中央スペースSCを完全に覆う。
このように、モータ用コイル基板20内で、モータ10の回転方向MRに対し垂直な配線が中央スペース上に位置する。コイルの占積率を高くすることができる。モータ10の回転方向MRに対し垂直な配線がモータ10の回転方向MRに対し垂直な配線上に位置する。モータ10のトルクを大きくすることができる。モータ10の回転方向MRに対し垂直な配線で形成される配線群(垂直な配線群)が垂直な配線群上に位置する。そして、垂直な配線群上に位置する垂直な配線群の数は1である。そのため、モータ用コイル基板20が回転するとき、コギングを小さくすることができる。均一な厚みを有するモータ用コイル基板20を製造することができる。
図4(A)と図4(B)に示される積層型コイル基板202を巻くことで得られるモータ用コイル基板20の模式図が図1(E)に示される。図1(E)に示されるように、実施形態のモータ10では、垂直な配線群で磁石はほぼ囲まれる。モータのトルクを高くすることができる。磁石の周りにほぼ均等に垂直な配線が配置される。小さなコギングでモータ用コイル基板20が回転する。実施形態によれば、高い効率でコイルの占積率を高くすることができる。高い効率でモータ10のトルクを大きくすることができる。モータ10の回転方向MRに対し垂直な配線は第1配線51と第2配線52である。コイルCに流れる電流が効率的にトルクに変換される。
20 モータ用コイル基板
48 磁石
22 フレキシブル基板
24 端子用基板
201 コイル基板
202 積層型コイル基板
T 端子
C コイル
CF 上コイル
CS 下コイル
G ギャップ
SC 中央スペース
OE 外端
IE 内端
w 配線

Claims (9)

  1. 一端と前記一端と反対側の他端とを有するフレキシブル基板と前記フレキシブル基板上に形成されていて、前記一端から前記他端に向かって並んでいる複数のコイルと隣接する前記コイル間に形成されているギャップとを有するコイル基板を折り畳むことで形成される積層型コイル基板を巻くことで形成されるモータ用コイル基板であって、
    前記モータ用コイル基板の形状は半径Rを有する円筒であって、前記コイルの数はN(数N)であり、前記ギャップは距離Dを有し、前記距離Dと前記半径Rと前記数Nは以下の関係を満足する。
    D ≒ 2πR/N
    Nは自然数である。
  2. 請求項1のモータ用コイル基板であって、前記コイルは中央スペースと前記中央スペースを囲む配線で形成され、前記配線は渦巻き状に形成されている。
  3. 請求項2のモータ用コイル基板であって、前記配線は、前記中央スペースを介して向かい合っている複数の第1配線と複数の第2配線とを含み、各前記コイルを形成する前記第1配線と前記第2配線の内、前記第1配線は前記一端に近く、前記第1配線のそれぞれは概ね平行に形成されていて、前記第2配線のそれぞれは概ね平行に形成されていて、前記第1配線と前記第2配線は概ね平行に形成されていて、前記複数の第1配線で第1配線群が形成され、前記複数の第2配線で第2配線群が形成される。
  4. 請求項3のモータ用コイル基板であって、m番目の前記コイルの前記中央スペースは(m+1)番目の前記コイルの前記第2配線群で概ね覆われる。
    mは自然数である。
  5. 請求項4のモータ用コイル基板であって、(m+1)番目の前記コイルの前記中央スペースは(m+2)番目の前記コイルの前記第1配線群で概ね覆われる。
  6. 請求項1のモータ用コイル基板であって、前記コイル基板を形成するm番目の前記コイルを流れる電流の向きと前記コイル基板を形成する(m+1)番目の前記コイルを流れる電流の向きは逆であり、前記モータ用コイル基板を形成するm番目の前記コイルを流れる電流の向きと前記モータ用コイル基板を形成する(m+1)番目の前記コイルを流れる電流の向きは同じである。
    mは自然数である
  7. 請求項1のモータ用コイル基板と、
    前記モータ用コイル基板内に配置される磁石、とからなるモータ。
  8. 請求項3のモータ用コイル基板と、
    前記モータ用コイル基板内に配置される磁石とからなるモータであって、
    前記第1配線と前記モータの回転方向との間の角度は略90度である。
  9. 請求項3のモータ用コイル基板であって、前記第1配線群上に別の前記コイルの前記第1配線群と前記第2配線群の内、いずれか一方のみが位置する。
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