JP2020182268A - モータ用コイル基板とモータ - Google Patents
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Abstract
【課題】効率の高いモータ用コイル基板を提供する。【解決手段】端子Tからの電流が1番目の上コイルCF1を流れ、図示しないスルーホールを経由し、1番目の下コイルを介して、第1接続端子tf1に至る。コイル基板201が畳まれることで、第1接続端子tf1に2番目の上コイルCF2に接続された第2接続端子ts2が電気的に接続され、電流が2番目の上コイルCF2、図示しないスルーホールを経由し、2番目の下コイルを介して、第1接続端子tf2に至る。【選択図】図7
Description
本発明は、モータ用コイル基板とモータに関する。
特許文献1は、電気モータに関し、その電気モータはワイヤからなる複数のシングルコイルを含んでいる。
[特許文献の課題]
特許文献1の電気モータはワイヤからなる複数のシングルコイルを含んでいる。コイルがワイヤで形成されている。ワイヤが細いと、ワイヤを巻くことが難しいと考えられる。例えば、ワイヤが切れると考えられる。高い位置精度でワイヤを巻くことは難しいと考えられる。その場合、占積率が低下すると推察される。
特許文献1の電気モータはワイヤからなる複数のシングルコイルを含んでいる。コイルがワイヤで形成されている。ワイヤが細いと、ワイヤを巻くことが難しいと考えられる。例えば、ワイヤが切れると考えられる。高い位置精度でワイヤを巻くことは難しいと考えられる。その場合、占積率が低下すると推察される。
本発明に係るモータ用コイル基板は、一端と前記一端と反対側の他端とを有するフレキシブル基板と前記フレキシブル基板上に形成されていて、前記一端から前記他端に向かって並んでいる複数のコイルとを有するコイル基板を巻くことで形成される。そして、各コイルに隣接して当該コイルに接続された接続端子が設けられ、前記コイルは一部が重なるように配置され、前記重なり合うコイルは、前記接続端子を介して接続される。
[実施形態の効果]
本発明の実施形態によれば、コイルが配線で形成されている。例えば、プリント配線板の技術でコイルを形成することができる。そのため、コイルを形成する配線を略矩形にすることができる。コイルの占積率を高くすることができる。重なり合うコイルが接続端子を介して接続されるため、コイル間の接続線が不要であり、モータ用コイル基板を小型化できる。また、接続線で接続するよりもコイル間の接続距離が短くなるので、接続線での電流損失が減り、モータ用コイル基板の効率を高くすることができる。
本発明の実施形態によれば、コイルが配線で形成されている。例えば、プリント配線板の技術でコイルを形成することができる。そのため、コイルを形成する配線を略矩形にすることができる。コイルの占積率を高くすることができる。重なり合うコイルが接続端子を介して接続されるため、コイル間の接続線が不要であり、モータ用コイル基板を小型化できる。また、接続線で接続するよりもコイル間の接続距離が短くなるので、接続線での電流損失が減り、モータ用コイル基板の効率を高くすることができる。
[第1実施形態]
図2に示されるコイル基板201が準備される。コイル基板201は第1面Fと第1面Fと反対側の第2面Sとを有するフレキシブル基板22とフレキシブル基板22上のコイルCで形成されている。コイル基板201を巻くことで、図1(B)に示されるモータ用コイル基板20が得られる。モータ用コイル基板20は空洞AHの周りに巻かれる。例えば、モータ用コイル基板20の形状は円筒である。巻く回数は、2以上、5以下である。図1(B)は模式図である。
図2に示されるコイル基板201が準備される。コイル基板201は第1面Fと第1面Fと反対側の第2面Sとを有するフレキシブル基板22とフレキシブル基板22上のコイルCで形成されている。コイル基板201を巻くことで、図1(B)に示されるモータ用コイル基板20が得られる。モータ用コイル基板20は空洞AHの周りに巻かれる。例えば、モータ用コイル基板20の形状は円筒である。巻く回数は、2以上、5以下である。図1(B)は模式図である。
図1(A)に示されるように、モータ用コイル基板20内に磁石48を配置することで、モータ10が得られる。図1(A)は模式図である。モータ用コイル基板20は、空洞AHを介し磁石48の周りに配置されている。モータ10の例は、直流モータである。モータ10は、さらに、図示されていない整流子とブラシとハウジングを有することができる。第1実施形態では、モータ用コイル基板20が回転するが、磁石48が回転してもよい。
図1(B)と図1(D)にモータ10の回転方向MRが示されている。回転方向MRと平行な面でモータ用コイル基板20が切断されると、モータ用コイル基板20の断面形状は、ほぼ円である。円の半径の大きさはR(半径R)である。
図2は、第1実施形態のモータ用コイル基板20を形成するためのコイル基板201を示している。コイル基板201は、第1面Fと第1面Fと反対側の第2面Sを有するフレキシブル基板22とフレキシブル基板22上に形成されている複数のコイルCで形成されている。フレキシブル基板22の第1面F上に形成されているコイルCは上コイルCFと称される。フレキシブル基板22の第2面S上に形成されているコイルCは下コイルCSと称される。
図2(A)に示されるように、フレキシブル基板22は、短辺20Sと長辺20Lとを有することが好ましい。上コイルCFは、フレキシブル基板22の長辺20Lに沿って並んでいる。フレキシブル基板22の一端20SLから他端20SRに向かって、上コイルCFは一列に並んでいる。上コイルCFの数はN(数N)である。
図2(A)には、1番目の上コイルCF1とm番目の上コイルCFmと(m+1)番目の上コイルCFm1とN番目の上コイルCFnが描かれている。
図2(B)に示されるように、下コイルCSは、フレキシブル基板22の長辺20Lに沿って並んでいる。フレキシブル基板22の一端20SLから他端20SRに向かって、下コイルCSは一列に並んでいる。下コイルCSの数はN(数N)である。
図2(B)には、1番目の下コイルCS1とm番目の下コイルCSmと(m+1)番目の下コイルCSm1とN番目の下コイルCSnが描かれている。
Nは、3以上、11以下であることが望ましい。mとNは自然数である。
図2に示されるように、m番目の上コイルCFmの直下にm番目の下コイルCSmが形成されている。m番目の上コイルCFmとm番目の下コイルCSmはフレキシブル基板22を介しほぼ対称に形成されている。m番目の上コイルCFmとm番目の下コイルCSmはフレキシブル基板22を貫通するスルーホール導体TH1で接続されている。
第1実施形態のコイル基板201では、各上コイルCFの巻き方と各上コイルCFを流れる電流の向きは同じである。各下コイルCSの巻き方と各下コイルCSを流れる電流の向きは同じである。m番目の上コイルCFの巻き方とm番目の下コイルCSの巻き方は同じである。m番目の上コイルCFを流れる電流の向きとm番目の下コイルCSを流れる電流の向きは同じである。図2では、巻き方と電流の向きは反時計回りである。コイル基板201内のコイルCの巻き方は第1面F上の位置から観察される。コイル基板201内のコイルCを流れる電流の向きは第1面F上の位置から観察される。
フレキシブル基板22上に形成されている複数のコイルCは同時に形成される。例えば、共通のアライメントマークを用いることで、複数のコイルCはフレキシブル基板22上に形成される。そのため、各コイルCの位置は関連している。
上コイルCFは中央スペースSCと中央スペースSCを囲む配線wで形成される。配線wは外端OEと内端IEを有する。配線wは外端OEと内端IEとの間に形成されている。コイルCを形成する配線wは渦巻き状に形成されている。複数の配線wの内、最も内側の配線wは、内側の配線Iwである。内側の配線Iwの内側が中央スペースSCである。最も外側の配線wは、外側の配線Owである。
第1実施形態のコイル基板201は端子用基板24と端子用基板24上に形成されている端子Tを有することができる。端子用基板24とコイルCを支えるフレキシブル基板22は1つのフレキシブル基板22で形成されている。
コイル基板201は、コイルCと端子Tを接続する複数の端子用配線tLを含むことができる。
端子TとコイルCは同時に形成される。端子用基板24の数は上コイルCFの数と同じであることが好ましい。端子Tの数は上コイルCFの数と同じであることが好ましい。
一番目の上コイルCF1は、端子Tに接続された外端OEから電流が流れる。電流は、渦巻き状の配線wを通り、内端IEに至る。電流は内端IEからスルーホール導体TH1を介して一番目の下コイルCS1の内端IEに至る。電流は一番目の下コイルCS1の渦巻き状の配線wを通り外端OEに至る。電流は、2番目のスルーホール導体TH2を介し、第1面F側の一番目の上コイルCF1に隣接して配置された第1接続端子tfに至る。後述されるように、一番目の上コイルCF1に一部が重なるコイルの下コイルCSに隣接して設けたれた第2接続端子tsが、一番目の上コイルCF1に隣接して配置された第1接続端子tfに電気的に接続される。電流は、第2接続端子tsから第3スルーホール導体TH3を介して、下コイルCSと対応する上コイルCFの外端OEに至る。第2接続端子tsは、上コイルCFに接続される端子Tにも接続される。
各上コイルCFは第1接続端子tf、第2接続端子tsと下コイルCSを介して接続される。そして、N番目の上コイルCFnは1番目の上コイルCF1に第1接続端子tf、第2接続端子tsとN番目の下コイルCSnを介して接続される。このように、上コイルCFは、順次第1接続端子tf、第2接続端子tsで接続される。
各下コイルCSは第1接続端子tf、第2接続端子tsと上コイルCFを介して接続される。そして、N番目の下コイルCSnは1番目の下コイルCS1に第1接続端子tf、第2接続端子tsと1番目の上コイルCF1を介して接続される。このように、下コイルCSは、順次第1接続端子tf、第2接続端子tsで接続される。
特許文献1のシングルコイルはワイヤで形成されている。それに対し、第1実施形態のコイルCはプリント配線板の技術で形成されている。コイルCを形成する配線wはめっきにより形成されている。あるいは、コイルCを形成する配線wは銅箔をエッチングすることで形成される。コイルCを形成する配線wは、セミアディティブ法やM−Sap法やサブトラクティブ法で形成される。
コイルCを形成する配線wはプリント配線板の技術で形成されている。そのため、配線wの断面形状は略矩形である。ワイヤの断面は円であるので、第1実施形態によれば、コイルの占積率を高くすることができる。
図3(A)に示されるように、配線wは、中央スペースSCを介して向かい合っている複数の第1配線51と複数の第2配線52とを含む。1つのコイルC内で、第1配線51は一端20SLに近く、第2配線52は他端20SRに近い。第1配線51のそれぞれは概ね平行に形成されている。第2配線52のそれぞれは概ね平行に形成されている。第1配線51と第2配線52は概ね平行に形成されている。第1実施形態のモータ10が製造される時、第1配線51とモータの回転方向MRとの間の角度が略90度であるように、モータ用コイル基板20内に磁石48が配置される。
第1配線51は上端51Uと上端51Uと反対側の下端51Lとを有する。第2配線52は上端52Uと上端52Uと反対側の下端52Lとを有する。上端51U、52Uは端子Tに近く、下端51L,52Lは端子Tから離れている。
配線wは、第1配線51の上端51Uから延びる複数の第3配線53を有する。
配線wは、第1配線51の下端51Lから延びる複数の第4配線54を有する。
配線wは、第2配線52の上端52Uから延びる複数の第5配線55を有する。
配線wは、第2配線52の下端52Lから延びる複数の第6配線56を有する。
配線wは、第3配線53と第5配線55とを接続する複数の第7配線57を有する。
配線wは、第4配線54と第6配線56とを接続する複数の第8配線58を有する。
配線wは、第1配線51の上端51Uから延びる複数の第3配線53を有する。
配線wは、第1配線51の下端51Lから延びる複数の第4配線54を有する。
配線wは、第2配線52の上端52Uから延びる複数の第5配線55を有する。
配線wは、第2配線52の下端52Lから延びる複数の第6配線56を有する。
配線wは、第3配線53と第5配線55とを接続する複数の第7配線57を有する。
配線wは、第4配線54と第6配線56とを接続する複数の第8配線58を有する。
複数の第1配線51の内、最も外に位置する配線は外側の第1配線51Owである。
複数の第1配線51の内、最も内側の配線は内側の第1配線51Iwである。内側の第1配線51Iwは中央スペースSCに面している。
複数の第2配線52の内、最も外に位置する配線は外側の第2配線52Owである。
複数の第2配線52の内、最も内側の配線は内側の第2配線52Iwである。内側の第2配線52Iwは中央スペースSCに面している。
複数の第1配線51の内、最も内側の配線は内側の第1配線51Iwである。内側の第1配線51Iwは中央スペースSCに面している。
複数の第2配線52の内、最も外に位置する配線は外側の第2配線52Owである。
複数の第2配線52の内、最も内側の配線は内側の第2配線52Iwである。内側の第2配線52Iwは中央スペースSCに面している。
図1(E)に配線wの断面と配線wの側壁が示される。図1(E)には、第1配線51と第2配線52が描かれている。外側の第1配線51Owは一端20SLを向く第1側壁sw1を有する。内側の第1配線51Iwは中央スペースSCを向く第2側壁sw2を有する。
外側の第2配線52Owは他端20SRを向く第3側壁sw3を有する。内側の第2配線52Iwは中央スペースSCを向く第4側壁sw4を有する。
外側の第2配線52Owは他端20SRを向く第3側壁sw3を有する。内側の第2配線52Iwは中央スペースSCを向く第4側壁sw4を有する。
図3(B)は簡略化されたコイルCを示している。図3(B)では、図3(A)に示されているコイルCの配線wが纏められている。複数の第1配線51で第1配線群51gが形成される。複数の第2配線52で第2配線群52gが形成される。複数の第3配線53で第3配線群53gが形成される。複数の第4配線54で第4配線群54gが形成される。複数の第5配線55で第5配線群55gが形成される。複数の第6配線56で第6配線群56gが形成される。複数の第7配線57で第7配線群57gが形成される。複数の第8配線58で第8配線群58gが形成される。
配線群で描かれているコイルCを有するモータ用コイル基板20の模式図が図1(D)に示される。
各コイルCは、図3(B)に示される距離W1と距離W2と距離W0を有する。
距離W1は、m番目のコイルを形成する外側の第1配線51Owの第1側壁sw1とm番目のコイルを形成する内側の第1配線51Iwの第2側壁sw2との間の距離である。距離W1は第1配線群51gの幅であり、回転方向MRに沿って測定される。
距離W2は、m番目のコイルを形成する外側の第2配線52Owの第3側壁sw3とm番目のコイルを形成する内側の第2配線52Iwの第4側壁sw4との間の距離である。距離W2は第2配線群52gの幅であり、回転方向MRに沿って測定される。
距離W0は、m番目のコイルを形成する内側の第1配線51Iwの第2側壁sw2とm番目のコイルを形成する内側の第2配線52Iwの第4側壁sw4との間の距離である。距離W0は中央スペースSCの幅であり、回転方向MRに沿って測定される。
距離W1と距離W2と距離W0は、第1配線51に垂直な直線に沿って測定されている。
各コイルCは、図3(B)に示される距離W1と距離W2と距離W0を有する。
距離W1は、m番目のコイルを形成する外側の第1配線51Owの第1側壁sw1とm番目のコイルを形成する内側の第1配線51Iwの第2側壁sw2との間の距離である。距離W1は第1配線群51gの幅であり、回転方向MRに沿って測定される。
距離W2は、m番目のコイルを形成する外側の第2配線52Owの第3側壁sw3とm番目のコイルを形成する内側の第2配線52Iwの第4側壁sw4との間の距離である。距離W2は第2配線群52gの幅であり、回転方向MRに沿って測定される。
距離W0は、m番目のコイルを形成する内側の第1配線51Iwの第2側壁sw2とm番目のコイルを形成する内側の第2配線52Iwの第4側壁sw4との間の距離である。距離W0は中央スペースSCの幅であり、回転方向MRに沿って測定される。
距離W1と距離W2と距離W0は、第1配線51に垂直な直線に沿って測定されている。
第1実施形態のモータ用コイル基板20では、コイル基板20を巻くことで、回転方向MRに対し垂直な第1配線群51g、第2配線群52gを中央スペースSC上に配置することができる。その様子が図1(C)に模式的に示される。図1(C)はモータ用コイル基板20の断面を示している。回転方向MRに垂直な第1配線群51g、第2配線群52gがほぼ均一に配置される。回転方向MRに垂直な第1配線群51g、第2配線群52gで磁石48の大部分が囲まれる。第1配線群51g、第2配線群52gの無い領域を少なくすることができる。第1配線群51g、第2配線群52gが重なると、モータ用コイル基板20の厚みが部分的に厚くなる。しかしながら、回転方向MRに対し垂直な第1配線群51g、第2配線群52gを中央スペースSC上に配置することで、部分的に厚くなることを抑えることができる。高い効率を有するモータ10を提供することができる。
さらに、距離W1と距離W2が略等しいことが望ましい。コイル基板20が巻かれても、回転方向MRに対し垂直な第1配線群51g、第2配線群52g上に回転方向MRに対し垂直な第1配線群51g、第2配線群52gが位置し難い。モータ用コイル基板20の厚みが部分的に厚くなることを避けることができる。回転方向MRに対し垂直な第1配線群51g、第2配線群52gで磁石48がほぼ完全に囲まれる。高い効率を有するモータ10を提供することができる。
さらに、距離W1と距離W2が略等しいことが望ましい。コイル基板20が巻かれても、回転方向MRに対し垂直な第1配線群51g、第2配線群52g上に回転方向MRに対し垂直な第1配線群51g、第2配線群52gが位置し難い。モータ用コイル基板20の厚みが部分的に厚くなることを避けることができる。回転方向MRに対し垂直な第1配線群51g、第2配線群52gで磁石48がほぼ完全に囲まれる。高い効率を有するモータ10を提供することができる。
図1(C)に模式的に示されるように、コイルは、最表層(露出面)の上層コイルCUと、コイルCUの1層内層の内層コイルCIと、内層コイルCIよりも内層の下層コイルCDとに区分することができる。
m番目のコイルC(m番目の上コイルCFm及びm番目の下コイルCSm))は、内層コイルCIとして配置される。
m番目のコイルC(m番目の上コイルCFm及びm番目の下コイルCSm))は、内層コイルCIとして配置される。
図3(C)は、内層コイルCIと、内層コイルCIと一部が重なる上層コイルCUとの重なりを示す模式図である。
内層コイルCIの中央スペースSCに上層コイルCUの第1配線群51gが重なっている。
内層コイルCIと上層コイルCUとは、内層コイルCIの第1面F側に設けられた第1接続端子tfと上層コイルCUの第2面S側に設けられた第2接続端子tsとが電気的に接続されることで接続が取られる。内層コイルCIと上層コイルCUとの間には絶縁層62が設けられる。図3(D)に示す絶縁層62に形成された開口62aに設けられた異方性導電膜(ACF)64を介して、第1接続端子tfと第2接続端子tsとが電気的に接続される。
内層コイルCIの中央スペースSCに上層コイルCUの第1配線群51gが重なっている。
内層コイルCIと上層コイルCUとは、内層コイルCIの第1面F側に設けられた第1接続端子tfと上層コイルCUの第2面S側に設けられた第2接続端子tsとが電気的に接続されることで接続が取られる。内層コイルCIと上層コイルCUとの間には絶縁層62が設けられる。図3(D)に示す絶縁層62に形成された開口62aに設けられた異方性導電膜(ACF)64を介して、第1接続端子tfと第2接続端子tsとが電気的に接続される。
第1実施形態のモータ用コイル基板20では、重なり合うコイルが第1接続端子tf、第2接続端子tsを介して接続されるため、コイル間の接続線が不要であり、図2(A)に示されるコイル基板201の幅W3を狭くすることができる。即ち、コイル間を接続線で接続すると、コイルの外側に接続線を設ける必要があるので、コイル基板201の幅W3が広がり、コイル基板201が大型化する。これに対して、第1実施形態では、モータ用コイル基板を小型化できる。また、接続線で接続するよりもコイル間の接続距離が短くなるので、接続線での電流損失が減り、モータ用コイル基板の効率を高くすることができる。
[第2実施形態]
図4(A)は、第2実施形態のモータ用コイル基板20の断面を示している。図4(A)では、モータ用コイル基板20を形成するフレキシブル基板22が模式的に示されている。図4(B)は折り畳まれたフレキシブル基板22を示す。第2実施形態では、フレキシブル基板22が折り畳まれる。その後、折り畳まれたフレキシブル基板22が巻かれる。そして、巻かれたフレキシブル基板22が磁石の周りに配置される。例えば、折り畳まれたフレキシブル基板22を巻く回数は、1以上、2以下である。
図4(A)は、第2実施形態のモータ用コイル基板20の断面を示している。図4(A)では、モータ用コイル基板20を形成するフレキシブル基板22が模式的に示されている。図4(B)は折り畳まれたフレキシブル基板22を示す。第2実施形態では、フレキシブル基板22が折り畳まれる。その後、折り畳まれたフレキシブル基板22が巻かれる。そして、巻かれたフレキシブル基板22が磁石の周りに配置される。例えば、折り畳まれたフレキシブル基板22を巻く回数は、1以上、2以下である。
図5は、第2実施形態のモータ用コイル基板20を形成するためのコイル基板201を示している。コイル基板201は、第1面Fと第1面Fと反対側の第2面Sを有するフレキシブル基板22とフレキシブル基板22に形成されている複数のコイルCと隣接するコイルC間に存在するギャップGで形成されている。図5では、コイルCは簡略化されている。
図5に示されるように、フレキシブル基板22は、短辺20Sと長辺20Lとを有することが好ましい。コイルCは、フレキシブル基板22の長辺20Lに沿って並んでいる。フレキシブル基板22の一端20SLから他端20SRに向かって、コイルCは一列に並んでいる。コイルCの数はNである。
各コイルCは番号を有する。一端20SLから他端20SRに向かって、コイルCの番号は順に大きくなる。一端20SLに最も近いコイルC1の番号は1である。他端20SRに最も近いコイルCnの番号はNである。
図5に示されるコイル基板201は5つのコイルCを有する。一端20SLに最も近いコイルCは1番目のコイル(番号1を有するコイル)C1である。1番目のコイルC1の隣のコイルCは2番目のコイル(番号2を有するコイル)C2である。2番目のコイルC2の隣のコイルCは3番目のコイル(番号3を有するコイル)C3である。3番目のコイルC3の隣のコイルCは4番目のコイル(番号4を有するコイル)C4である。4番目のコイルC4の隣のコイルCは5番目のコイル(番号5を有するコイル)C5である。5番目のコイルC5は他端20SRに最も近い。
図6(A)は、フレキシブル基板22の第1面Fと第1面F上に形成されているコイルCを示している。第1面F上のコイルCは上コイルCFと称される。図6(B)は、フレキシブル基板22の第2面Sと第2面S上に形成されているコイルCを示している。第2面S上のコイルCは下コイルCSと称される。コイルCは中央スペースSCと中央スペースSCを囲む配線wで形成される。配線wには、回転方向MR(図1(B)参照)に対し垂直な第1配線51、第2配線52と、第1配線51と第2配線52とを接続する第3配線53とから成る。
図6(A)に示されるように、フレキシブル基板22は、短辺20Sと長辺20Lとを有することが好ましい。上コイルCFは、フレキシブル基板22の長辺20Lに沿って並んでいる。フレキシブル基板22の一端20SLから他端20SRに向かって、上コイルCFは一列に並んでいる。上コイルCFの数はNである。
図6(A)には、1番目の上コイルCF1とm番目の上コイルCFmと(m+1)番目の上コイルCFm1とN番目の上コイルCFnが描かれている。m番目の上コイルCFmと(m+1)番目の上コイルCFm1間にギャップGが形成されている。
図6(B)に示されるように、下コイルCSは、フレキシブル基板22の長辺20Lに沿って並んでいる。フレキシブル基板22の一端20SLから他端20SRに向かって、下コイルCSは一列に並んでいる。下コイルCSの数はNである。
図6(B)には、1番目の下コイルCS1とm番目の下コイルCSmと(m+1)番目の下コイルCSm1とN番目の下コイルCSnが描かれている。m番目の下コイルCSmと(m+1)番目の下コイルCSm1間にギャップGが形成されている。
mとNは自然数である。Nは、3以上、11以下であることが望ましい。Nは奇数であることが望ましい。
m番目の上コイルCFmの直下にm番目の下コイルCSmが形成されている。上コイルCFと下コイルCSは、フレキシブル基板を介しほぼ対称に形成されている。m番目の上コイルCFmとm番目の下コイルCSmは、フレキシブル基板22を貫通するスルーホール導体TH1で接続されている。
一番目の上コイルCF1は、端子Tに接続された外端OEから電流が流れる。電流は、渦巻き状の配線wを通り、内端IEに至る。電流は内端IEからスルーホール導体TH1を介して一番目の下コイルCS1の内端IEに至る。電流は一番目の下コイルCS1の渦巻き状の配線wを通り外端OEに至る。電流は、2番目のスルーホール導体TH2を介し、第1面F側の一番目の上コイルCF1に隣接して配置された第1接続端子tfに至る。後述されるように、一番目の上コイルCF1に一部が重なる二番目の上コイルCF2の第3接続端子tffが、一番目の上コイルCF1に隣接して配置された第1接続端子tfに電気的に接続される。電流は、第3接続端子tffを介して二番目の上コイルCF2を流れ、二番目の上コイルCF2の内端IEに至る。電流は、内端IEに設けられた第1スルーホール導体THを介して、2番目の下コイルCS2の内端IEに至る。電流は、2番目の下コイルCS2を流れ、第4接続端子tssに至る。第4接続端子tssに3番目の下コイルCS3に隣接する第2接続端子tsが電気的に接続される。電流は、第2接続端子tsに設けられた第3スルーホール導体TH3を介して、3番目の上コイルCF3側へ流れる。
第2実施形態のモータ用コイル基板20では、重なり合うコイルが第1接続端子tf、第2接続端子ts、第3接続端子tff、第4接続端子tssを介して接続されるため、コイル間の接続線が不要であり、コイル基板201の幅を狭くすることができる。第2実施形態では、モータ用コイル基板を小型化できる。また、接続線で接続するよりもコイル間の接続距離が短くなるので、接続線での電流損失が減り、モータ用コイル基板の効率を高くすることができる。
図5では、配線が纏められている。複数の第1配線で第1配線群51gが形成される。複数の第2配線で第2配線群52gが形成される。複数の第3配線で第3配線群53gが形成される。m番目のコイルCmの第2配線群52gと(m+1)番目のコイルCm1の第1配線群51gとの間にギャップGが形成されている。第1配線群51gは距離W1を有する。第2配線群52gは距離W2を有する。中央スペースSCは距離W0を有する。コイルCは距離DCを有する。ギャップGは距離Dを有する。距離W1と距離W2と距離W0と距離Dは略等しい。距離W1と距離W2と距離W0と距離Dと距離DCは、第1配線群51gを構成する第1配線に垂直な直線に沿って測定されている。
フレキシブル基板22は、折り畳み線BLに沿って折り畳まれる。コイル基板201が折り畳み線BLに沿って折り畳まれる。折り畳み線BLはコイルCにギャップGを介して設けられる折り畳み線(第1折り畳み線)BL1とコイルCの第2配線群52gに沿って配置される折り畳み線(第2折り畳み線)BL2が存在する。
先ず、第1面Fと第1面Fが向かい合うようにフレキシブル基板22が折り畳まれる。次いで、フレキシブル基板22は、第2面Sと第2面Sが向かい合うように折り畳まれる。それから、フレキシブル基板22は、第1面Fと第1面Fが向かい合うように折り畳まれる。このように、第1面Fと第2面Sが交互に向かい合うように、フレキシブル基板22は、折り畳まれる。図4(B)に示される積層型コイル基板202が得られる。
先ず、第1面Fと第1面Fが向かい合うようにフレキシブル基板22が折り畳まれる。次いで、フレキシブル基板22は、第2面Sと第2面Sが向かい合うように折り畳まれる。それから、フレキシブル基板22は、第1面Fと第1面Fが向かい合うように折り畳まれる。このように、第1面Fと第2面Sが交互に向かい合うように、フレキシブル基板22は、折り畳まれる。図4(B)に示される積層型コイル基板202が得られる。
図4(B)に示されるように、積層型コイル基板202はボトム面Bとボトム面Bと反対側のトップ面Ttを有する。ボトム面Bは積層型コイル基板202の最下面であり、トップ面Ttは積層型コイル基板202の最上面である。図4(B)に示されるように、ボトム面Bからトップ面Ttに向かって、一方向に階段ができるように、フレキシブル基板22が折り畳まれる。
コイル基板201内で隣接するコイルCの巻き方は逆である。しかしながら、隣接するコイルC間でフレキシブル基板22を折り畳むことで、積層型コイル基板202内で各コイルCの巻き方が同じになる。積層型コイル基板202に形成されている各コイルCの巻き方は位置Wから観察される。積層型コイル基板202内の各コイルCを流れる電流の向きが同じである。積層型コイル基板202が巻かれるので、モータ用コイル基板20内で各コイルの巻き方が同じである。モータ用コイル基板20内の各コイルCを流れる電流の向きが同じである。積層型コイル基板202に形成されている各コイルCを流れる電流の向きは位置Wから観察される。
図4(A)に示されるように、積層型コイル基板202を巻くことで、モータ用コイル基板20が得られる。積層型コイル基板202は空洞AHの周りに巻かれる。モータ用コイル基板20の形の例は円筒である。
トップ面Ttと磁石48が対向するように、モータ用コイル基板20が磁石48の周りに配置される(図1(A)参照)。あるいは、ボトム面Bと磁石48が対向するように、モータ用コイル基板20が磁石48の周りに配置される。磁石48がモータ用コイル基板20内に配置される。磁石48とモータ用コイル基板20とからなるモータ10が完成する。
第2実施形態のモータ用コイル基板20は、積層型コイル基板202を巻く回数は、1より大きく2より小さい。例えば、1番目のコイルC1の第1配線群51gがN番目のコイルCnの中央スペースSC上に位置し、1番目のコイルC1の中央スペースSCがN番目のコイルCnの第2配線群52g上に位置するように、積層型コイル基板202は巻かれる。そのため、積層型コイル基板202の両端を接着することができる。積層型コイル基板202を用いて、円筒のモータ用コイル基板20を製造することができる。
[第3実施形態]
図4(C)は、第3実施形態のモータ用コイル基板20の断面を示している。
第3実施形態によれば、モータ用コイル基板20を形成するためのコイル基板201が準備される。コイル基板201の概略が図7(A)に示されている。コイル基板201を折り畳むことで、図7(B)に示される積層型コイル基板202が形成される。そして、積層型コイル基板202を巻くことでモータ用コイル基板20が製造される。巻く回数は、1以上、5以下である。モータ用コイル基板20内に磁石を配置することで、モータ10が製造される。
図4(C)は、第3実施形態のモータ用コイル基板20の断面を示している。
第3実施形態によれば、モータ用コイル基板20を形成するためのコイル基板201が準備される。コイル基板201の概略が図7(A)に示されている。コイル基板201を折り畳むことで、図7(B)に示される積層型コイル基板202が形成される。そして、積層型コイル基板202を巻くことでモータ用コイル基板20が製造される。巻く回数は、1以上、5以下である。モータ用コイル基板20内に磁石を配置することで、モータ10が製造される。
図7(A)に示されるように、コイル基板201は、第1面Fと第1面Fと反対側の第2面Sを有するフレキシブル基板22とフレキシブル基板22の第1面F上に形成されている複数のコイルCと切れ目SLとを有する。第1面F上に形成されているコイルCは上コイルCFと称される。図7(A)では、コイルCは簡略化されている。
図7(A)に示されるように、第3実施形態のコイル基板201は端子用基板24と端子用基板24上に形成されている端子Tを有することができる。端子用基板24とコイルCを支えるフレキシブル基板22は1つのフレキシブル基板22で形成されている。
図7(A)に示されるように、フレキシブル基板22は、短辺20Sと長辺20Lとを有することが好ましい。上コイルCFは、フレキシブル基板22の長辺20Lに沿って並んでいる。フレキシブル基板22の一端20SLから他端20SRに向かって、上コイルCFは一列に並んでいる。上コイルCFの数はNである。Nは自然数である。Nは3以上、11以下である。
コイルCは中央スペースSCと中央スペースSCを囲む配線群で形成される。配線群には、回転方向MR(図1(B)参照)に対し垂直な第1配線群51g、第2配線群52gと、第1配線群51gと第2配線群52gとを接続する第3配線群53gとから成る。
コイル基板201は、コイルCと端子Tを接続する複数の端子用配線tLを含むことができる。コイルCには2配線群52gと隣接して第1接続端子tfがフレキシブル基板22の第1面F側に設けられ、コイルCを流れた電流が第1接続端子tfに至る。コイルCには1配線群51gと隣接して第2接続端子tsがフレキシブル基板22の第2面S側に設けられ、第2接続端子tsを介してコイルCに電流が流れる。例えば、端子Tからの電流が1番目の上コイルCF1を流れ、図示しないスルーホールを経由し、1番目の下コイルCS1(図示されず)を介して、第1接続端子tf1に至る。コイル基板201が畳まれることで、第1接続端子tfに2番目の上コイルCF2に接続された第2接続端子ts2が電気的に接続され、電流が2番目の上コイルCF2、図示しないスルーホールを経由し、2番目の下コイルCS2(図示されず)を介して、2番目の上コイルCF2の第1接続端子tf2に至る。
第3実施形態のモータ用コイル基板20では、重なり合うコイルが第1接続端子tf、第2接続端子tsを介して接続されるため、コイル間の接続線が不要であり、コイル基板201の幅を狭くすることができる。第3実施形態では、モータ用コイル基板を小型化できる。また、接続線で接続するよりもコイル間の接続距離が短くなるので、接続線での電流損失が減り、モータ用コイル基板の効率を高くすることができる。
コイル基板内の各上コイルCFの巻き方は同じである。コイル基板内の各上コイルCFを流れる電流の向きは同じである。巻き方や電流の向きは第1面F上の位置から観察される。
図7(A)に示されるように、切れ目SLはコイルCに沿って形成されている。切れ目SLはコイルCの外側に形成されている。切れ目SLはコイルCの一部に沿って形成されている。切れ目はコイルCの全体を囲んでいない。コイルの中で一番目の上コイルCF1は、一端20SLに最も近い。
図7(B)に示されるように、コイル基板201が切れ目SLを利用して折り畳まれる。コイル基板201が折り畳み線VL、MLに沿って折り畳まれる。第1面Fと第1面Fが向かい合うように、コイル基板201は折り畳まれる。図7(B)に示される積層型コイル基板202が得られる。積層型コイル基板202は折り畳まれたフレキシブル基板22とフレキシブル基板上に形成されているコイルCで形成される。折り畳み線VL、MLと第1配線群51gを構成する第1配線は略平行である。折り畳み線MLは切れ目SLの端から延びている。折り畳み線VLは一端20SLに近い切れ目SLの辺に繋がっている。
図7(B)に示されるように、積層型コイル基板202はボトム面Bとボトム面Bと反対側のトップ面Ttを有する。ボトム面Bは積層型コイル基板202の最下面であり、トップ面Ttは積層型コイル基板202の最上面である。図7(B)に示されるように、ボトム面Bからトップ面Ttに向かって、一方向に階段ができるように、フレキシブル基板22が折り畳まれる。
コイル基板201が切れ目SLを有する。そして、切れ目SLを利用してコイル基板201を折り畳むことで、第3実施形態の積層型コイル基板202が形成される。そのため、隣接するコイルC間の距離を短くすることができる。コイル間の距離が短いので、高い位置精度でコイルを重ねることができる。
コイル基板201内で各コイルCの巻き方は同じである。積層型コイル基板202内で各コイルCの巻き方は同じである。
コイル基板201内で各コイルCを流れる電流の向きは同じである。積層型コイル基板202内で各コイルCを流れる電流の向きは同じである。
コイル基板201内で各コイルCを流れる電流の向きは同じである。積層型コイル基板202内で各コイルCを流れる電流の向きは同じである。
図4(C)に示されるように積層型コイル基板202を巻くことで、モータ用コイル基板20が得られる。積層型コイル基板202は空洞AHの周りに巻かれる。モータ用コイル基板20の形の例は円筒である。
20 モータ用コイル基板
22 フレキシブル基板
48 磁石
51g 第1配線群
52g 第2配線群
201 コイル基板
T 端子
C コイル
CF 上コイル
CS 下コイル
SC 中央スペース
w 配線
cL 接続線
TH1 スルーホール導体
tf 第1接続端子
ts 第2接続端子
22 フレキシブル基板
48 磁石
51g 第1配線群
52g 第2配線群
201 コイル基板
T 端子
C コイル
CF 上コイル
CS 下コイル
SC 中央スペース
w 配線
cL 接続線
TH1 スルーホール導体
tf 第1接続端子
ts 第2接続端子
Claims (7)
- 一端と前記一端と反対側の他端とを有するフレキシブル基板と前記フレキシブル基板上に形成されていて、前記一端から前記他端に向かって並んでいる複数のコイルとを有するコイル基板を巻くことで形成されるモータ用コイル基板であって、
各コイルに隣接して当該コイルに接続された接続端子が設けられ、
前記コイルは一部が重なるように配置され、
前記重なり合うコイルは、前記接続端子を介して接続される。 - 請求項1のモータ用コイル基板であって
前記フレキシブル基板は、巻かれた際に表面側となる第1面と前記第1面の反対側の第2面とを有し、
前記各コイルは、前記第1面と前記第2面とに前記接続端子が設けられる。 - 請求項1のモータ用コイル基板であって
前記コイルは中央スペースと前記中央スペースを囲む配線で形成され、
前記配線は、前記中央スペースを介して向かい合っている複数の第1配線と複数の第2配線とを含み、前記第1配線のそれぞれは概ね平行に形成されていて、前記第2配線のそれぞれは概ね平行に形成されていて、前記第1配線と前記第2配線は概ね平行に形成されていて、
前記複数の第1配線で第1配線群が形成され、
前記複数の第2配線で第2配線群が形成され、
1のコイルの前記中央スペースで、前記1のコイルよりも前記一端側のコイルの前記第2配線群と、前記1のコイルよりも前記他端側のコイルの前記第1配線群とが重なる。 - 請求項1のモータ用コイル基板であって、
前記一端から前記他端に向かって並んでいる前記複数のコイルと隣接する前記コイル間に形成されているギャップとを有する前記コイル基板を折り畳むことで形成される積層型コイル基板を巻くことで形成されるモータ用コイル基板。 - 請求項1のモータ用コイル基板であって、
前記フレキシブル基板を貫通し、前記コイルの一部に沿って形成されている切れ目が形成され、
前記コイル基板を前記切れ目を用いて折り畳むことで形成される積層型コイル基板を巻くことで形成されるモータ用コイル基板。 - 請求項5のモータ用コイル基板であって、
前記積層型コイル基板で、前記折り畳むことで、m番目の前記コイルの前記中央スペース上に(m+1)番目の前記コイルの前記配線が位置する。
mは自然数である。 - 請求項1のモータ用コイル基板と、
前記モータ用コイル基板内に配置される磁石、とからなるモータ。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023145752A1 (ja) | 2022-01-31 | 2023-08-03 | イビデン株式会社 | コイル基板、モータ用コイル基板及びモータ |
WO2023145753A1 (ja) | 2022-01-31 | 2023-08-03 | イビデン株式会社 | モータ用コイル基板及びモータ |
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-
2019
- 2019-04-23 JP JP2019082213A patent/JP2020182268A/ja active Pending
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