JP2021036573A - モータ用コイル基板とモータ - Google Patents

モータ用コイル基板とモータ Download PDF

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Haruhiko Morita
治彦 森田
等 三輪
Hitoshi Miwa
等 三輪
忍 加藤
Shinobu Kato
忍 加藤
俊彦 横幕
Toshihiko Yokomaku
俊彦 横幕
久始 加藤
Hisashi Kato
久始 加藤
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Takahisa Hirasawa
貴久 平澤
哲也 村木
Tetsuya Muraki
哲也 村木
貴之 古野
Takayuki Furuno
貴之 古野
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Abstract

【課題】 占積率の高いモータ用コイル基板の提供【解決手段】 内層コイルCIの中央スペースSCで、上層コイルCUの第1配線群51gと、下層コイルCDの第2配線群52gとが重なる。このため、中央スペースSCで上層コイルCU及び下層コイルCDの配線が重なる(フレキシブル基板2重)が、中央スペースSCに設けられたフレキシブル基板の開口OPで重なるので、フレキシブル基板が3枚重ねにならない。【選択図】 図3

Description

本発明は、モータ用コイル基板とモータに関する。
特許文献1は、電気モータに関し、その電気モータはワイヤからなる複数のシングルコイルを含んでいる。
特開2007−124892号公報
[特許文献の課題]
特許文献1の電気モータはワイヤからなる複数のシングルコイルを含んでいる。コイルがワイヤで形成されている。ワイヤが細いと、ワイヤを巻くことが難しいと考えられる。例えば、ワイヤが切れると考えられる。高い位置精度でワイヤを巻くことは難しいと考えられる。その場合、占積率が低下すると推察される。
本発明に係るモータ用コイル基板は、一端と前記一端と反対側の他端とを有するフレキシブル基板と前記フレキシブル基板上に形成されていて、前記一端から前記他端に向かって並んでいる複数のコイルとを有するコイル基板を巻くことで形成される。そして、前記コイルは中央スペースと前記中央スペースを囲む配線で形成され、前記中央スペースには、前記フレキシブル基板の開口が設けられている。
[実施形態の効果]
本発明の実施形態によれば、コイルが配線で形成されている。例えば、プリント配線板の技術でコイルを形成することができる。そのため、コイルを形成する配線を略矩形にすることができる。コイルの占積率を高くすることができる。1のコイルの中央スペースで、1のコイルよりも前側のコイルの配線と、1のコイルよりも後側のコイルの配線とが重なる。このため、中央スペースで前後のコイルの配線が重なる(フレキシブル基板2重)が、中央スペースに設けられたフレキシブル基板の開口で重なるので、フレキシブル基板が3枚重ねにならない。モータ用コイル基板の厚みが均一化し、コイルの占積率を高くすることができる。
図1(A)はモータの模式図であり、図1(B)と図1(D)は第1実施形態のモータ用コイル基板の模式図であり、図1(C)はモータ用コイル基板の断面を示し、図1(E)は第1配線と第2配線の断面を示す。 図2(A)は第1実施形態のコイル基板の上コイルを示し、図2(B)はコイル基板の下コイルを示す。 図3(A)は第1実施形態の上コイルの配線を示し、図3(B)は配線群で形成される上コイルの模式図であり、図3(C)は中央スペースと配線群との重なりを示す模式図である。 図4(A)と図4(B)は第2実施形態に係る積層型コイル基板の断面を示し、図4(C)は第2実施形態のモータ用コイル基板の断面を示し、図4(D)は第2実施形態の積層型コイル基板を示す。 図5は第2実施形態のコイル基板を示す。 図6(A)は第3実施形態に係る配線群で形成されているコイルと切れ目と折り畳み線を示し、図6(B)は積層型コイル基板の概略を示す。 図7(A)は第3実施形態のモータ用コイル基板の断面を示し、図7(B)は第3実施形態の積層型コイル基板の断面を示す。
[第1実施形態]
図2に示されるコイル基板201が準備される。コイル基板201は第1面Fと第1面Fと反対側の第2面Sとを有するフレキシブル基板22とフレキシブル基板22上のコイルCで形成されている。コイル基板201を筒状に巻くことで、図1(B)に示されるモータ用コイル基板20が得られる。モータ用コイル基板20は空洞AHの周りに巻かれる。例えば、モータ用コイル基板20の形状は円筒である。巻く回数は、2以上、5以下である。図1(B)は模式図である。
図1(A)に示されるように、モータ用コイル基板20内に磁石48を配置することで、モータ10が得られる。図1(A)は模式図である。モータ用コイル基板20は、空洞AHを介し磁石48の周りに配置されている。モータ10の例は、直流モータである。モータ10は、さらに、図示されていない整流子とブラシとハウジングを有することができる。第1実施形態では、モータ用コイル基板20が回転するが、磁石48が回転してもよい。
図1(B)と図1(D)にモータ10の回転方向MRが示されている。回転方向MRと平行な面でモータ用コイル基板20が切断されると、モータ用コイル基板20の断面形状は、ほぼ円である。円の半径の大きさはR(半径R)である。
フレキシブル基板22の第1面Fと磁石48が向かい合うように、モータ用コイル基板20内に磁石48が配置されると、半径Rは円の中心と第1面Fとの間の距離である。第2面Sと磁石48が向かい合うと、半径Rは円の中心と第2面Sとの間の距離である。
図1(B)の例では、巻く回数が複数である。その場合、半径Rは、中心と空洞AHに対向している面との間の距離である。
図2は、第1実施形態のモータ用コイル基板20を形成するためのコイル基板201を示している。コイル基板201は、第1面Fと第1面Fと反対側の第2面Sを有するフレキシブル基板22とフレキシブル基板22上に形成されている複数のコイルCで形成されている。フレキシブル基板22の第1面F上に形成されているコイルCは上コイルCFと称される。フレキシブル基板22の第2面S上に形成されているコイルCは下コイルCSと称される。
図2(A)に示されるように、フレキシブル基板22は、短辺20Sと長辺20Lとを有することが好ましい。上コイルCFは、フレキシブル基板22の長辺20Lに沿って並んでいる。フレキシブル基板22の一端20SLから他端20SRに向かって、上コイルCFは一列に並んでいる。上コイルCFの数はN(数N)である。
図2(A)には、1番目の上コイルCF1とm番目の上コイルCFmと(m+1)番目の上コイルCFm1とN番目の上コイルCFnが描かれている。
図2(B)に示されるように、下コイルCSは、フレキシブル基板22の長辺20Lに沿って並んでいる。フレキシブル基板22の一端20SLから他端20SRに向かって、下コイルCSは一列に並んでいる。下コイルCSの数はN(数N)である。
図2(B)には、1番目の下コイルCS1とm番目の下コイルCSmと(m+1)番目の下コイルCSm1とN番目の下コイルCSnが描かれている。
Nは、3以上、11以下であることが望ましい。mとNは自然数である。
図2に示されるように、m番目の上コイルCFmの直下にm番目の下コイルCSmが形成されている。m番目の上コイルCFmとm番目の下コイルCSmはフレキシブル基板22を介しほぼ対称に形成されている。m番目の上コイルCFmとm番目の下コイルCSmはフレキシブル基板22を貫通するスルーホール導体TH1で接続されている。
第1実施形態のコイル基板201では、各上コイルCFの巻き方と各上コイルCFを流れる電流の向きは同じである。各下コイルCSの巻き方と各下コイルCSを流れる電流の向きは同じである。m番目の上コイルCFの巻き方とm番目の下コイルCSの巻き方は同じである。m番目の上コイルCFを流れる電流の向きとm番目の下コイルCSを流れる電流の向きは同じである。図2では、巻き方と電流の向きは反時計回りである。コイル基板201内のコイルCの巻き方は第1面F上の位置から観察される。コイル基板201内のコイルCを流れる電流の向きは第1面F上の位置から観察される。
フレキシブル基板22上に形成されている複数のコイルCは同時に形成される。例えば、共通のアライメントマークを用いることで、複数のコイルCはフレキシブル基板22上に形成される。そのため、各コイルCの位置は関連している。
各上コイルCFは接続線cLと下コイルCSを介して接続される。m番目の上コイルCFmは(m+1)番目の上コイルCFm1に接続線cLとm番目の下コイルCSmを介して接続される。そして、N番目の上コイルCFnは1番目の上コイルCF1に接続線cLとN番目の下コイルCSnを介して接続される。このように、上コイルCFは、順次接続線cLで接続される。
各下コイルCSは接続線cLと上コイルCFを介して接続される。m番目の下コイルCSmは(m+1)番目の下コイルCSm1に接続線cLと(m+1)番目の上コイルCFm1を介して接続される。そして、N番目の下コイルCSnは1番目の下コイルCS1に接続線cLと1番目の上コイルCF1を介して接続される。このように、下コイルCSは、順次接続線cLで接続される。
図2では、接続線cLは部分的に描かれている。接続線cLはフレキシブル基板22を貫通するスルーホール導体と第1面F上の導体回路、第2面S上の導体回路の内、少なくとも1つで形成される。
図2に示されるように、第1実施形態のコイル基板201は端子用基板24と端子用基板24上に形成されている端子Tを有することができる。端子用基板24とコイルCを支えるフレキシブル基板22は1つのフレキシブル基板22で形成されている。
コイル基板201は、接続線cLと端子Tを接続する複数の端子用配線tLを含むことができる。端子用配線tLは、m番目の上コイルCFmと(m+1)番目の上コイルCFm1とを接続する接続線cLから延びる配線tLとN番目の上コイルCFnと1番目の上コイルCF1とを接続する接続線cLから延びる配線tLを含む。
端子TとコイルCは同時に形成される。端子用基板24の数は上コイルCFの数と同じであることが好ましい。端子Tの数は上コイルCFの数と同じであることが好ましい。
特許文献1のシングルコイルはワイヤで形成されている。それに対し、第1実施形態のコイルCはプリント配線板の技術で形成されている。コイルCを形成する配線wはめっきにより形成されている。あるいは、コイルCを形成する配線wは銅箔をエッチングすることで形成される。コイルCを形成する配線wは、セミアディティブ法やM−Sap法やサブトラクティブ法で形成される。
コイルCを形成する配線wはプリント配線板の技術で形成されている。そのため、配線wの断面形状は略矩形である。ワイヤの断面は円であるので、第1実施形態によれば、コイルの占積率を高くすることができる。
図3(A)にコイルCの例が示される。コイルCは中央スペースSCと中央スペースSCを囲む配線wで形成される。中央スペースSCには、フレキシブル基板22の開口OPが形成されている。配線wは外端OEと内端IEを有する。配線wは外端OEと内端IEとの間に形成されている。コイルCを形成する配線wは渦巻き状に形成されている。複数の配線wの内、最も内側の配線wは、内側の配線Iwである。内側の配線Iwの内側が中央スペースSCである。最も外側の配線wは、外側の配線Owである。
図3(A)に示されるように、配線wは、中央スペースSCを介して向かい合っている複数の第1配線51と複数の第2配線52とを含む。1つのコイルC内で、第1配線51は一端20SLに近く、第2配線52は他端20SRに近い。第1配線51のそれぞれは概ね平行に形成されている。第2配線52のそれぞれは概ね平行に形成されている。第1配線51と第2配線52は概ね平行に形成されている。第1実施形態のモータ10が製造される時、第1配線51とモータの回転方向MRとの間の角度が略90度であるように、モータ用コイル基板20内に磁石48が配置される。
第1配線51は上端51Uと上端51Uと反対側の下端51Lとを有する。第2配線52は上端52Uと上端52Uと反対側の下端52Lとを有する。上端51U、52Uは端子Tに近く、下端51L,52Lは端子Tから離れている。
配線wは、第1配線51の上端51Uから延びる複数の第3配線53を有する。
配線wは、第1配線51の下端51Lから延びる複数の第4配線54を有する。
配線wは、第2配線52の上端52Uから延びる複数の第5配線55を有する。
配線wは、第2配線52の下端52Lから延びる複数の第6配線56を有する。
配線wは、第3配線53と第5配線55とを接続する複数の第7配線57を有する。
配線wは、第4配線54と第6配線56とを接続する複数の第8配線58を有する。
複数の第1配線51の内、最も外に位置する配線は外側の第1配線51Owである。
複数の第1配線51の内、最も内側の配線は内側の第1配線51Iwである。内側の第1配線51Iwは中央スペースSCに面している。
複数の第2配線52の内、最も外に位置する配線は外側の第2配線52Owである。
複数の第2配線52の内、最も内側の配線は内側の第2配線52Iwである。内側の第2配線52Iwは中央スペースSCに面している。
図1(E)に配線wの断面と配線wの側壁が示される。図1(E)には、第1配線51と第2配線52が描かれている。外側の第1配線51Owは一端20SLを向く第1側壁sw1を有する。内側の第1配線51Iwは中央スペースSCを向く第2側壁sw2を有する。
外側の第2配線52Owは他端20SRを向く第3側壁sw3を有する。内側の第2配線52Iwは中央スペースSCを向く第4側壁sw4を有する。
図3(B)は簡略化されたコイルCを示している。図3(B)では、図3(A)に示されているコイルCの配線wが纏められている。複数の第1配線51で第1配線群51gが形成される。複数の第2配線52で第2配線群52gが形成される。複数の第3配線53で第3配線群53gが形成される。複数の第4配線54で第4配線群54gが形成される。複数の第5配線55で第5配線群55gが形成される。複数の第6配線56で第6配線群56gが形成される。複数の第7配線57で第7配線群57gが形成される。複数の第8配線58で第8配線群58gが形成される。
配線群で描かれているコイルCを有するモータ用コイル基板20の模式図が図1(D)に示される。
各コイルCは、図3(B)に示される距離W1と距離W2と距離W0を有する。
距離W1は、m番目のコイルを形成する外側の第1配線51Owの第1側壁sw1とm番目のコイルを形成する内側の第1配線51Iwの第2側壁sw2との間の距離である。距離W1は第1配線群51gの幅であり、回転方向MRに沿って測定される。
距離W2は、m番目のコイルを形成する外側の第2配線52Owの第3側壁sw3とm番目のコイルを形成する内側の第2配線52Iwの第4側壁sw4との間の距離である。距離W2は第2配線群52gの幅であり、回転方向MRに沿って測定される。
距離W0は、開口OPの第1配線群51g側の端部OP1と第2配線群52g側の端部OP2との間の距離である。距離W0は開口OPの幅であり、回転方向MRに沿って測定される。
距離W1と距離W2と距離W0は、第1配線51に垂直な直線に沿って測定されている。
第1実施形態のモータ用コイル基板20では、コイル基板20を巻くことで、回転方向MRに対し垂直な第1配線群51g、第2配線群52gを中央スペースSCの開口OP上に配置することができる。その様子が図1(C)に模式的に示される。図1(C)はモータ用コイル基板20の断面を示している。回転方向MRに垂直な第1配線群51g、第2配線群52gがほぼ均一に配置される。回転方向MRに垂直な第1配線群51g、第2配線群52gで磁石48の大部分が囲まれる。第1配線群51g、第2配線群52gの無い領域を少なくすることができる。第1配線群51g、第2配線群52gが重なると、モータ用コイル基板20の厚みが部分的に厚くなる。しかしながら、回転方向MRに対し垂直な第1配線群51g、第2配線群52gを中央スペースSCの開口OP上に配置することで、部分的に厚くなることを抑えることができる。高い効率を有するモータ10を提供することができる。
さらに、距離W1と距離W2が略等しいことが望ましい。コイル基板20が巻かれても、回転方向MRに対し垂直な第1配線群51g、第2配線群52g上に回転方向MRに対し垂直な第1配線群51g、第2配線群52gが位置し難い。モータ用コイル基板20の厚みが部分的に厚くなることを避けることができる。回転方向MRに対し垂直な第1配線群51g、第2配線群52gで磁石48がほぼ完全に囲まれる。高い効率を有するモータ10を提供することができる。
図1(C)に模式的に示されるように、コイルは、最表層(露出面)の上層コイルCUと、コイルCUの1層内層の内層コイルCIと、内層コイルCIよりも内層の下層コイルCDとに区分することができる。
m番目のコイルC(m番目の上コイルCFm及びm番目の下コイルCSm))は、内層コイルCIとして配置される。
図3(C)は、内層コイルCIと、内層コイルCIと一部が重なる上層コイルCUと、内層コイルCIと一部が重なる下層コイルCDとの重なりを示す模式図である。
内層コイルCIの中央スペースSCの開口OPで、下層コイルCDの第2配線群52gと、上層コイルCUの第1配線群51gとが重なっている。
第1実施形態のモータ用コイル基板20では、図1(C)に示されるように、上層コイルCUの第2配線群52gと、内層コイルCIの第1配線群51gが重なる箇所に、下層コイルCDの開口OPが位置する。
また、内層コイルCIの第2配線群52gと、下層コイルCDの第1配線群51gが重なる箇所に、上層コイルCUの開口OPが位置する。
距離W1と距離W2は、距離W0よりも短いことが望ましい。距離W0よりも短いことで、内層コイルCIの開口OP内で、上層コイルCUの第1配線群51gと、下層コイルCDの第2配線群52gとが重なる。下層コイルCDの開口OP内で、上層コイルCUと第2配線群52gと、内層コイルCIの第1配線群51gが重なる。また、上層コイルCUの開口OP内で、内層コイルCIの第2配線群52gと、下層コイルCDの第1配線群51gが重なる。このため、第1実施形態のモータ用コイル基板20では、局所的に厚みの厚い部分が生じない。
第1実施形態のモータ用コイル基板20では、内層コイルCIの中央スペースSCで、上層コイルCUの第1配線群51gと、下層コイルCDの第2配線群52gとが重なる。このため、中央スペースSCで上層コイルCU及び下層コイルCDの配線が重なる(フレキシブル基板2重)が、中央スペースSCに設けられたフレキシブル基板の開口OPで重なるので、フレキシブル基板が3枚重ねにならない。モータ用コイル基板20の厚みが均一化し、コイルの占積率を高くすることができる。
[第2実施形態]
図4(C)は、第2実施形態のモータ用コイル基板20の断面を示している。図4(C)では、モータ用コイル基板20を形成するフレキシブル基板22が模式的に示されている。図4(D)は折り畳まれたフレキシブル基板22を示す。第2実施形態では、フレキシブル基板22が折り畳まれる。その後、折り畳まれたフレキシブル基板22が巻かれる。そして、巻かれたフレキシブル基板22が磁石の周りに配置される。例えば、折り畳まれたフレキシブル基板22を巻く回数は、1以上、2以下である。
図5は、第2実施形態のモータ用コイル基板20を形成するためのコイル基板201を示している。コイル基板201は、第1面Fと第1面Fと反対側の第2面Sを有するフレキシブル基板22とフレキシブル基板22の第1面F上に形成されている複数のコイルCと隣接するコイルC間に存在するギャップGで形成されている。図5では、コイルCは簡略化されている。
図5に示されるように、フレキシブル基板22は、短辺20Sと長辺20Lとを有することが好ましい。コイルCは、フレキシブル基板22の長辺20Lに沿って並んでいる。フレキシブル基板22の一端20SLから他端20SRに向かって、コイルCは一列に並んでいる。コイルCの数はNである。
各コイルCは番号を有する。一端20SLから他端20SRに向かって、コイルCの番号は順に大きくなる。一端20SLに最も近いコイルC1の番号は1である。他端20SRに最も近いコイルCnの番号はNである。
図5に示されるコイル基板201は5つのコイルCを有する。一端20SLに最も近いコイルCは1番目のコイル(番号1を有するコイル)C1である。1番目のコイルC1の隣のコイルCは2番目のコイル(番号2を有するコイル)C2である。2番目のコイルC2の隣のコイルCは3番目のコイル(番号3を有するコイル)C3である。3番目のコイルC3の隣のコイルCは4番目のコイル(番号4を有するコイル)C4である。4番目のコイルC4の隣のコイルCは5番目のコイル(番号5を有するコイル)C5である。5番目のコイルC5は他端20SRに最も近い。
図5に示されるように、コイルCは中央スペースSCと中央スペースSCを囲む配線群で形成される。配線群には、回転方向MR(図1(B)参照)に対し垂直な第1配線群51g、第2配線群52gと、第1配線群51gと第2配線群52gとを接続する第3配線群3gとから成る。中央スペースSCに沿って開口OPが形成されている。
図5では、配線が纏められている。複数の第1配線で第1配線群51gが形成される。複数の第2配線で第2配線群52gが形成される。複数の第3配線で第3配線群53gが形成される。m番目のコイルCmの第2配線群52gと(m+1)番目のコイルCm1の第1配線群51gとの間にギャップGが形成されている。第1配線群51gは距離W1を有する。第2配線群52gは距離W2を有する。中央スペースSCの開口OPは距離W0を有する。中央スペースSCの距離と開口OPは距離とはほぼ等しい。コイルCは距離DCを有する。ギャップGは距離Dを有する。距離W1と距離W2と距離W0と距離Dは略等しい。距離W1と距離W2と距離W0と距離Dと距離DCは、第1配線群51gを構成する第1配線に垂直な直線に沿って測定されている。
フレキシブル基板22は、折り畳み線BLに沿って折り畳まれる。コイル基板201が折り畳み線BLに沿って折り畳まれる。折り畳み線BLはコイルCにギャップGを介して設けられる折り畳み線(第1折り畳み線)BL1とコイルCの第2配線群52gに沿って配置される折り畳み線(第2折り畳み線)BL2が存在する。
先ず、第1面Fと第1面Fが向かい合うようにフレキシブル基板22が折り畳まれる。次いで、フレキシブル基板22は、第2面Sと第2面Sが向かい合うように折り畳まれる。それから、フレキシブル基板22は、第1面Fと第1面Fが向かい合うように折り畳まれる。このように、第1面Fと第2面Sが交互に向かい合うように、フレキシブル基板22は、折り畳まれる。図4(D)に示される積層型コイル基板202が得られる。
図4(D)に示されるように、積層型コイル基板202はボトム面Bとボトム面Bと反対側のトップ面Ttを有する。ボトム面Bは積層型コイル基板202の最下面であり、トップ面Ttは積層型コイル基板202の最上面である。図4(D)に示されるように、ボトム面Bからトップ面Ttに向かって、一方向に階段ができるように、フレキシブル基板22が折り畳まれる。
図4(A)と図4(B)はコイルCの重なりと積層型コイル基板202の断面を示す。図4(D)に示されるXとYの間に位置する積層型コイル基板202の断面が図4(A)と図4(B)に示される。図4(A)と図4(B)では、フレキシブル基板22は実線で描かれている。例えば、図4(A)と図4(B)に示される積層型コイル基板202は、図5のコイル基板201を折り畳むことで形成される。図4(A)は、フレキシブル基板22のみを示している。図4(B)は、フレキシブル基板22とコイルCの配線を示している。図4(B)のフレキシブル基板22は、コイルCの重なりを示すため、分断されている。図4(B)内の点線は分断している部分を示し、実際の積層型コイル基板202では、実線は連続している。フレキシブル基板22は途中で切れていない。図4(B)内の点線は、フレキシブル基板22を折っている位置に相当する。すなわち、図4(B)内の点線は、図4(A)内の位置A、B、C、Dに相当する。図4(B)に示されている配線は第1配線と第2配線であり、それらとモータ10の回転方向MRとの間の角度は概ね90度である。第1配線と第2配線は纏められている。第1配線群51gと第2配線群52gの断面が図4(B)に描かれている。
図4(B)に示されるように、第2実施形態の積層型コイル基板202では、m番目のコイルCmの中央スペースSCの開口OPで、(m−1)番目のコイルCm−1の第1配線群51gと、(m+1)番目のコイルCm1の第2配線群52gとが重なっている。
(m−1)番目のコイルCm−1の中央スペースSCの開口OPで、(m−2)番目のコイルCm−1の第2配線群52gと、m番目のコイルCmの第1配線群51gとが重なっている。
(m+1)番目のコイルCm1の中央スペースSCの開口OPで、m番目のコイルCmの第2配線群52gと、(m+2)番目のコイルCm2の第1配線群51gとが重なっている。距離W1と距離W2は、距離W0よりも短いことが望ましい。距離W0よりも短いことで、1のコイルCの中央スペースSC内で、1のコイルよりも前側のコイルの第1配線群51g又は第2配線群52gと、1のコイルよりも後側のコイルの第2配線群52g又は第1配線群51gとが重なる。このため、第2実施形態のモータ用コイル基板20では、局所的に厚みの厚い部分が生じない。
第2実施形態のモータ用コイル基板20では、1のコイルCの中央スペースSCで、1のコイルよりも前側のコイルの第2配線群52g又は第1配線群51gと、1のコイルよりも後側のコイルの第1配線群51g又は第2配線群52gとが重なる。このため、中央スペースSCで前後のコイルの配線が重なる(フレキシブル基板2重)が、中央スペースSCに設けられたフレキシブル基板の開口OPで重なるので、フレキシブル基板が3枚重ねにならない。モータ用コイル基板20の厚みが均一化し、コイルの占積率を高くすることができる。
コイル基板201内で隣接するコイルCの巻き方は逆である。しかしながら、隣接するコイルC間でフレキシブル基板22を折り畳むことで、積層型コイル基板202内で各コイルCの巻き方が同じになる。積層型コイル基板202に形成されている各コイルCの巻き方は位置Wから観察される。積層型コイル基板202内の各コイルCを流れる電流の向きが同じである。積層型コイル基板202が巻かれるので、モータ用コイル基板20内で各コイルの巻き方が同じである。モータ用コイル基板20内の各コイルCを流れる電流の向きが同じである。積層型コイル基板202に形成されている各コイルCを流れる電流の向きは位置Wから観察される。
図4(C)に示されるように、積層型コイル基板202を巻くことで、モータ用コイル基板20が得られる。積層型コイル基板202は空洞AHの周りに巻かれる。モータ用コイル基板20の形の例は円筒である。
トップ面Ttと磁石48が対向するように、モータ用コイル基板20が磁石48の周りに配置される(図1(A)参照)。あるいは、ボトム面Bと磁石48が対向するように、モータ用コイル基板20が磁石48の周りに配置される。磁石48がモータ用コイル基板20内に配置される。磁石48とモータ用コイル基板20とからなるモータ10が完成する。折り畳まれたフレキシブル基板22が磁石48の周りに配置されるので、m番目のコイルCmと(m+1)番目のコイルCm1との間の位置関係を維持することができる。m番目のコイルと(m+1)番目のコイルとの間の位置関係を維持することができる。高い効率を有するモータを提供することができる。
第2実施形態のモータ用コイル基板20は、コイルCの距離DCと半径Rとコイルの数Nについて、以下の関係2を満足することが望ましい。
関係2:DC×N≒2π×K×R
Kは、2以上、4以下である。Kは2.5であることが望ましい。積層型コイル基板202を巻く回数は、1より大きく2より小さい。例えば、1番目のコイルC1の第1配線群51gがN番目のコイルCnの中央スペースSC上に位置し、1番目のコイルC1の中央スペースSCがN番目のコイルCnの第2配線群52g上に位置するように、積層型コイル基板202は巻かれる。そのため、積層型コイル基板202の両端を接着することができる。積層型コイル基板202を用いて、円筒のモータ用コイル基板20を製造することができる。
図4(C)に示されるように、モータ用コイル基板20の形状は、半径Rを有する円筒である。モータ用コイル基板20の断面形状は、ほぼ円である。円の半径の大きさはR(半径R)である。半径Rは、円の中心と空洞AHと対向しているフレキシブル基板22の面との間の距離である。フレキシブル基板22の面は第1面F又は第2面Sである。フレキシブル基板22の面は、中心に最も近い第1面Fまたは第2面Sである。
そして、距離Dと半径Rと数Nは以下の関係1を満足する。
関係1:D ≒ 2πR/N
モータ用コイル基板20が関係1を満足するので、積層型コイル基板202を巻くことで、モータの回転方向MRに対し垂直な配線が中央スペースSC上に位置する。モータの回転方向MRに対し垂直な配線がモータの回転方向MRに対し垂直な配線上に位置する。
[第3実施形態]
図7(A)は、第3実施形態のモータ用コイル基板20の断面を示している。
第3実施形態によれば、モータ用コイル基板20を形成するためのコイル基板201が準備される。コイル基板201の概略が図6(A)に示されている。コイル基板201を折り畳むことで、図6(B)に示される積層型コイル基板202が形成される。そして、積層型コイル基板202を巻くことでモータ用コイル基板20が製造される。巻く回数は、1以上、5以下である。モータ用コイル基板20内に磁石を配置することで、モータ10が製造される。
図6(A)に示されるように、コイル基板201は、第1面Fと第1面Fと反対側の第2面Sを有するフレキシブル基板22とフレキシブル基板22の第1面F上に形成されている複数のコイルCと切れ目SLとを有する。第1面F上に形成されているコイルCは上コイルCFと称される。図6(A)では、コイルCは簡略化されている。
図6(A)に示されるように、第3実施形態のコイル基板201は端子用基板24と端子用基板24上に形成されている端子Tを有することができる。端子用基板24とコイルCを支えるフレキシブル基板22は1つのフレキシブル基板22で形成されている。
図6(A)に示されるように、コイル基板201は、接続線cLと接続線cLと端子Tを接続する複数の端子用配線tLを含むことができる。端子用配線tLは、m番目の上コイルCFmと(m+1)番目の上コイルCFm1とを接続する接続線cLから延びる端子用配線tLとN番目の上コイルCFnと1番目の上コイルCF1とを接続する接続線cLから延びる端子用配線tLを含む。図6(A)では、接続線cLは省略されている。
図6(A)に示されるように、フレキシブル基板22は、短辺20Sと長辺20Lとを有することが好ましい。上コイルCFは、フレキシブル基板22の長辺20Lに沿って並んでいる。フレキシブル基板22の一端20SLから他端20SRに向かって、上コイルCFは一列に並んでいる。上コイルCFの数はNである。Nは自然数である。Nは3以上、11以下である。
コイルCは中央スペースSCと中央スペースSCを囲む配線群で形成される。配線群には、回転方向MR(図1(B)参照)に対し垂直な第1配線群51g、第2配線群52gと、第1配線群51gと第2配線群52gとを接続する第3配線群53gとから成る。中央スペースSCに沿って開口OPが形成されている。
コイル基板内の各上コイルCFの巻き方は同じである。コイル基板内の各上コイルCFを流れる電流の向きは同じである。巻き方や電流の向きは第1面F上の位置から観察される。
図6(A)に示されるように、切れ目SLはコイルCに沿って形成されている。切れ目SLはコイルCの外側に形成されている。切れ目SLはコイルCの一部に沿って形成されている。切れ目はコイルCの全体を囲んでいない。コイルの中で一番目のコイルCF1は、一端20SLに最も近い。
図6(B)に示されるように、コイル基板201が切れ目SLを利用して折り畳まれる。コイル基板201が折り畳み線VL、MLに沿って折り畳まれる。第1面Fと第1面Fが向かい合うように、コイル基板201は折り畳まれる。図6(B)に示される積層型コイル基板202が得られる。積層型コイル基板202は折り畳まれたフレキシブル基板22とフレキシブル基板上に形成されているコイルCで形成される。折り畳み線VL、MLと第1配線群51gを構成する第1配線は略平行である。折り畳み線MLは切れ目SLの端から延びている。折り畳み線VLは一端20SLに近い切れ目SLの辺に繋がっている。
図6(B)に示されるように、積層型コイル基板202はボトム面Bとボトム面Bと反対側のトップ面Ttを有する。ボトム面Bは積層型コイル基板202の最下面であり、トップ面Ttは積層型コイル基板202の最上面である。図6(B)に示されるように、ボトム面Bからトップ面Ttに向かって、一方向に階段ができるように、フレキシブル基板22が折り畳まれる。
図7(B)に示されるように、コイル基板201が折り畳まれると、m番目の上コイルCFmの中央スペースSC(開口OP)上に(m+1)番目の上コイルCFm1の第1配線群51gが位置する。また、m番目の上コイルCFmの第2配線群52g上に(m+1)番目の上コイルCFm1の中央スペースSC(開口OP)が位置する。
図7(B)に示されるように、第3実施形態の積層型コイル基板202では、(m+1)番目の上コイルCFm1の中央スペースSCの開口OPで、m番目の上コイルCFmの第2配線群52gと、(m+2)番目の上コイルCFm2の第1配線群51gとが重なっている。
(m+2)番目の上コイルCFm2の中央スペースSCの開口OPで、(m+1)番目の上コイルCFm1の第2配線群52gと、(m+3)番目の上コイルCFm3の第1配線群51gとが重なっている。第3実施形態では、1の上コイルCFの中央スペースSC内で、1のコイルよりも前側のコイルの第2配線群52gと、1のコイルよりも後側のコイルの第1配線群51gとが重なる。このため、第3実施形態のモータ用コイル基板20では、局所的に厚みの厚い部分が生じない。
第3実施形態のモータ用コイル基板20では、1の上コイルCFの中央スペースSCで、1のコイルよりも前側のコイルの第2配線群52gと、1のコイルよりも後側のコイルの第1配線群51gとが重なる。このため、中央スペースSCで前後のコイルの配線が重なる(フレキシブル基板2重)が、中央スペースSCに設けられたフレキシブル基板の開口OPで重なるので、フレキシブル基板が3枚重ねにならない。モータ用コイル基板20の厚みが均一化し、コイルの占積率を高くすることができる。
第3実施形態では、フレキシブル基板22を折り畳むことで、フレキシブル基板22上に形成されているコイルCを重ねることができる。そのため、高い精度でコイルCを重ねることができる。コイルの占積率を効率的に高くすることができる。コイルの導体抵抗が低くなる。高い効率を有するモータを提供することができる。
コイル基板201が切れ目SLを有する。そして、切れ目SLを利用してコイル基板201を折り畳むことで、第3実施形態の積層型コイル基板202が形成される。そのため、隣接するコイルC間の距離を短くすることができる。コイル間の距離が短いので、高い位置精度でコイルを重ねることができる。
コイル基板201内で各コイルCの巻き方は同じである。積層型コイル基板202内で各コイルCの巻き方は同じである。
コイル基板201内で各コイルCを流れる電流の向きは同じである。積層型コイル基板202内で各コイルCを流れる電流の向きは同じである。
図7(A)に示されるように積層型コイル基板202を巻くことで、モータ用コイル基板20が得られる。積層型コイル基板202は空洞AHの周りに巻かれる。モータ用コイル基板20の形の例は円筒である。
第2実施形態、第3実施形態のフレキシブル基板22の第2面S上に複数のコイルを追加することができる。第2面S上のコイルCは下コイルCSと称される。上コイルCFと下コイルCSはフレキシブル基板22を介し対向している。第1面Fに垂直な光で下コイルCSが第1面F上に投影されると、上コイルCFと下コイルCSはほぼ重なる。対向している上コイルCFと下コイルCSの巻き方は同じである。対向している上コイルCFと下コイルCSを流れる電流の向きは同じである。上コイルCFと下コイルCSはフレキシブル基板22を貫通するスルーホール導体で接続される。コイルCの巻き方やコイルCを流れる電流の向きは、第1面F上の位置から観察される。
20 モータ用コイル基板
22 フレキシブル基板
48 磁石
51g 第1配線群
52g 第2配線群
201 コイル基板
T 端子
C コイル
CF 上コイル
CS 下コイル
SC 中央スペース
OP 開口
w 配線
cL 接続線
TH1 スルーホール導体

Claims (9)

  1. 一端と前記一端と反対側の他端とを有するフレキシブル基板と前記フレキシブル基板上に形成されていて、前記一端から前記他端に向かって並んでいる複数のコイルとを有するコイル基板を巻くことで形成されるモータ用コイル基板であって、
    前記コイルは中央スペースと前記中央スペースを囲む配線で形成され、前記中央スペースには、前記フレキシブル基板の開口が設けられている。
  2. 請求項1のモータ用コイル基板であって
    前記配線は、前記中央スペースを介して向かい合っている複数の第1配線と複数の第2配線とを含み、前記第1配線のそれぞれは概ね平行に形成されていて、前記第2配線のそれぞれは概ね平行に形成されていて、前記第1配線と前記第2配線は概ね平行に形成されていて、
    前記複数の第1配線で第1配線群が形成され、前記第1配線群はモータの回転方向に沿って幅W1を有し、
    前記複数の第2配線で第2配線群が形成され、前記第2配線群は前記回転方向に沿って幅W2を有し、
    前記中央スペースの開口は、前記回転方向に沿って幅W0を有し
    前記幅W1と前記幅W2は略等しく、
    距離W1と距離W2は、距離W0よりも短い。
  3. 請求項2のモータ用コイル基板であって、前記第1配線と前記モータの回転方向との間の角度は略90度である。
  4. 請求項2又は請求項3のモータ用コイル基板であって
    1のコイルの前記中央スペースの開口で、前記1のコイルよりも前記一端側のコイルの前記第2配線群と、前記1のコイルよりも前記他端側のコイルの前記第1配線群とが重なる。
  5. 請求項1〜請求項3のいずれか1のモータ用コイル基板であって、
    前記一端から前記他端に向かって並んでいる前記複数のコイルと隣接する前記コイル間に形成されているギャップとを有する前記コイル基板を折り畳むことで形成される積層型コイル基板を巻くことで形成されるモータ用コイル基板。
  6. 請求項5のモータ用コイル基板であって、
    前記モータ用コイル基板の形成する前記円筒は半径Rであって、前記コイルの数はN(数N)であり、前記ギャップは距離Dを有し、前記距離Dと前記半径Rと前記数Nは以下の関係を満足する。
    D ≒ 2πR/N
  7. 請求項1〜請求項3のいずれか1のモータ用コイル基板であって、
    前記フレキシブル基板を貫通し、前記コイルの一部に沿って形成されている切れ目が形成され、
    前記コイル基板を前記切れ目を用いて折り畳むことで形成される積層型コイル基板を巻くことで形成されるモータ用コイル基板。
  8. 請求項7のモータ用コイル基板であって、
    前記積層型コイル基板で、前記折り畳むことで、m番目の前記コイルの前記中央スペース上に(m+1)番目の前記コイルの前記配線が位置する。
    mは自然数である。
  9. 請求項1のモータ用コイル基板と、
    前記モータ用コイル基板内に配置される磁石、とからなるモータ。
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