JP7100896B2 - セントルにおける車輪ユニットの取り付け方法及びセントルの車輪ユニット案内装置 - Google Patents

セントルにおける車輪ユニットの取り付け方法及びセントルの車輪ユニット案内装置 Download PDF

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本発明は、トンネル覆工コンクリートを成形するための型枠を有するセントルにおいて、セントル移動用の車輪ユニットの取り付け方法及び車輪ユニットを取り付け位置に案内するための車輪ユニット案内装置に関するものである。
特許文献1には、セントルにおいてトンネル覆工用のコンクリート型枠を支持するための支持装置が開示されている。
図4(a)及び図4(b)に示すように、このようなコンクリート型枠12は、支持脚18を有するガントリ形状の支持装置11上に支持される。すなわち、コンクリート型枠12は、例えば、頂部に位置する天フォーム13,その各天フォーム13の両側下部に位置するサイドフォーム14及び各サイドフォーム14の下側に位置するインバートフォーム15をトンネルTの延長方向に沿って複数枚ずつ並設している。
以下に、特許文献1に開示された従来の組み立て方法をさらに詳細に説明する。
まず、図1(a)及び図1(b)に示すように、トンネルT内の型枠組み立て位置に支持装置11が設置される。このとき、支持脚18のジャッキ16が収縮されるとともに、支持脚18の下部側の部材が組み付け前の状態であるため、支持装置11は、全体が下降位置にある。この下降状態で、支持装置11の上部に複数の天フォーム13が並設状態で支持される。
次いで、図2(a)及び図2(b)に示すように、支持脚18のジャッキ16が伸張されて、天フォーム13がトンネルTの内周頂面に接近するように、支持装置11が上昇される。
次に、図3(a)及び図3(b)に示すように、トンネルTの地面の両側に入口側(図3(a)の左側)から奥側に延びる地面レール17が敷設される。なお、ここで、トンネルTの長さ方向において、トンネル覆工コンクリートの打設が開始される側を入口側、コンクリートの打設が進行して行く側を奥側とする。そして、ジャッキ16の伸長により地面から浮いた状態にある支持脚18の下端に下部脚183が連結されて追加される。
次いで、入口側及び奥側の左右の合計4箇所の下部脚183の下端に車輪19を有する車輪ユニット20,21が取り付けられる。そして、ジャッキ16が収縮されて、車輪19が地面レール17上に載置され、支持装置11が車輪19を介して地面レール17に支持される。ここで、入口側または奥側の車輪ユニット20,21の一方にはモータや減速機を有する駆動装置22が搭載されており、この駆動装置22の駆動により、支持装置11がコンクリート型枠12を支持した状態で地面レール17に沿って自走可能である。
そして、図4(a)及び図4(b)に示すように、支持装置11に対してサイドフォーム14及びサイドフォーム14の下側に位置するインバートフォーム15が取り付けられて、セントルが構成される。その後、セントルとトンネルTの内周面との間にコンクリートCが打設される。コンクリートCの打設後、コンクリートCが硬化すると、支持装置11が地面レール17上を奥側に移動されて、その部分でコンクリートが打設されて、トンネルTのコンクリート内壁面が順次形成される。
しかしながら、このような特許文献1の車輪ユニット20,21の取り付け方法においては、以下の問題点がある。
すなわち、車輪ユニット20,21、特に駆動装置22を有する車輪ユニット20は、駆動装置22等を有するために大重量である。しかも、地面レール17は、左右位置に敷設されているものの、片側1条であるため、地面レール17上を走行する車輪ユニット20の車輪19は一線上に配置される。従って、車輪ユニット20は、支持脚18に取り付けられる前の状態では、不安定である。よって、車輪ユニット20を、たとえ、地面レール17上を移動させて搬送させる場合であっても、大重量であることも加わって、人力で取り付け位置まで移動させることは、きわめて困難であって、事実上不可能である。従って、従来は、車輪ユニット20の取り付けは、図3(a)及び図3(b)に示すようなレッカー車などの装置Wを用いて行う必要があって、手間と設備が必要である。
このレッカー車などの装置Wの必要性は、コンクリート型枠12の解体の場合における車輪ユニット20の取り扱いにおいても同様である。
以上の問題点を解消するために、特許文献2に記載の車輪ユニットの取り付け方法が開発された。
すなわち、この方法は、まず、ジャッキ16の伸長状態において、かつ図5(a)及び図5(b)に示す状態の前段階において実行される。すなわち、サイドフォーム14及びインバートフォーム15の組み付け前において、支持装置11の両側の支持脚18の部分に位置する左右の構造材23に対して、図5(b)に示すように、複数のクランプ金具(図示しない)により搬送レール41が連結される。この連結状態において、搬送レール41は地面レール17の延長方向に沿って延びている。各搬送レール41には、ウィンチ45が前後方向に移動可能に支持される。ウィンチ45は、チェーンの下端にフックを有する。
そして、前記フックに駆動装置22を有する大重量の車輪ユニット20が吊り下げられて、入口側の支持脚18に対応する所定位置まで搬送移動される。従って、大重量の車輪ユニット20を特許文献1の場合と比較して容易に取り付けることができる。
一方、車輪ユニット20の搬送前に、支持脚18の下部に下部脚183が連結される。そして、車輪ユニット20が入口側の下部脚183の下側に取り付けられる。駆動装置22を有しない軽量の車輪ユニット21は、レッカー車などにより奥側の支持脚18と対応する位置まで移動され、その車輪ユニット21が奥側の支持脚18の下部脚183に取り付けられる。
その後、図5(a)及び図5(b)に示すように、ジャッキ16が収縮されて、そのジャッキ16が地面から離れ、両車輪ユニット20,21の車輪19が地面レール17上に載置される。また、搬送レール41がウィンチ45等とともに支持装置11から取り外される。
特開2005-282096号公報 特開2017-125326号公報
しかしながら、特許文献2に記載の技術においては、以下の問題点がある。すなわち、奥側の車輪ユニット21は依然としてレッカー車などの装置によって搬入され、入口側の車輪ユニット20は、支持装置11の走行安定性や荷重担持性などを確保するために、地面レール17の延長方向に沿って複数の車輪19が直列状に並設される。従って、車輪ユニット20は地面レール17の延長方向に長いものとなる。このため、車輪ユニット21を搬送するための前記搬送レール41を長くする必要がある。つまり、搬送レール41が長いものになり、しかも片持ち梁状になるため、搬送レール41は重いものになって、搬送レール41の組付け及び取り外しに労力を要することになる。また、車輪ユニット20の支持脚18の取り付け位置までの搬送距離が長くなって、作業効率の上で好ましくない。
本発明の目的は、セントルの支持装置に対して車輪ユニットを簡単に取り付けることができる取り付け方法を提供することにある。
以上の目的を達成するために、本発明の車輪ユニット取り付け方法においては、支持装置と、その支持装置上に搭載されるコンクリート型枠とを備え、地面に敷設された地面レール上に前記支持装置がその支持脚の下端の車輪ユニットにおいて移動可能に支持されるセントルにおいて、前記支持装置に前記地面レールの延長方向と交差する方向に突出する案内レールを取り付け、その案内レールに沿って前記車輪ユニットをトンネル幅方向に沿って前記支持脚の位置まで移動させて前記支持脚の下端に取り付けることを特徴とする。
以上の取り付け方法においては、車輪ユニットが支持装置のトンネル幅方向に沿って地面レールの位置まで移動されるため、車輪ユニットはその幅方向にその幅分だけ移動させればよく、車輪ユニットの移動距離を短くすることができる。このため、車輪ユニットの移動が容易になるとともに、案内レールを短く、かつ軽量化できて、案内レールの取り付け及び取り外しが容易になる。
また、本発明のセントルの車輪ユニット案内装置においては、コンクリート型枠を搭載する支持装置の外側面に取り付け可能にしたフレームと、そのフレームに備えられた案内レールと、その案内レールに支持され、案内レールの延長方向に沿って移動可能であるとともに、前記支持装置の支持脚の下端に取り付けられる車輪ユニットを吊り下げ可能にした吊り下げ手段とを備え、前記フレーム及び前記案内レールの少なくとも一方には、その案内レールが前記支持装置の側面からトンネル幅方向に突出した状態となるように、同案内レールを前記支持装置に取り付けるための取り付け手段を設けたことを特徴とする。
以上の構成においては、車輪ユニットが支持装置のトンネル幅方向に沿って支持脚の位置まで移動されるように、車輪ユニットをその幅方向に移動させるための短い案内レールを取り付ければよい。よって、フレーム及び案内レール短くできるため、それらを軽量化できて、フレーム及び案内レールの取り付けを少ない労力で容易に行うことができる。
本発明によれば、型枠の支持装置の脚部に対する車輪ユニットの取り付け及び解体が容易になる効果がある。
特許文献1における天フォームの組み付け状態におけるジャッキの収縮状態を示すものであって、(a)は側面図、(b)は正面図。 同じく天フォームの組み付け状態におけるジャッキ伸張状態を示すものであって、(a)側面図、(b)は正面図。 車輪ユニットの組み付け状態を示すものであって、(a)は側面図、(b)は正面図。 特許文献1におけるサイドフォーム及びインバートフォームの組み付け状態を示すものであって、(a)は側面図、(b)は正面図。 特許文献2における車輪ユニットの組み付け状態を示すものであって、(a)は側面図、(b)は正面図。 実施形態における車輪ユニットの仮置き状態を示すものであって、(a)は側面図、(b)は正面図。 同じく天フォームの組み付け状態を示す正面図。 案内装置の組み付け状態を示す正面図。 同じく車輪ユニットの組付け状態を示す側面図。 車輪ユニットの支持脚側への搬送前における案内装置を示す拡大正面図。 車輪ユニットの支持脚側への搬送後における案内装置を示す拡大正面図。 車輪ユニットの支持脚側への搬送状態における案内装置を示す拡大側面図。 案内装置のフレーム部分を示す正面図。 同じく側面図。 図14とは反対側から見た側面図。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に従って説明する。なお、以下の実施形態の説明においては、従来の方法及び構成と異なる部分を中心に説明する。
図6(a)及び図6(b)に示すように、本実施形態においては、支持装置11を含むコンクリート型枠12の構築に先立ち、トンネルTの内壁面に近接するとともに、支持装置11の支持脚18の設置予定位置の外側に対応した4箇所の位置に車輪ユニット20,21が仮置きされる。従って、この仮置き位置は、トンネルTの幅方向の外側部分に位置する。この場合、車輪ユニット20,21は、図6(a),図6(b)の下部及び図10に2点鎖線で示すように、4隅のジャッキ25によって高さ調節された仮置き台24上に支持される。また、この場合、トンネルTの入口側または奥側の左右2箇所には駆動モータや減速機などの駆動装置22を有する車輪ユニット20が仮置きされ、奥側または入口側の左右2箇所には駆動装置22を有しない車輪ユニット21が仮置きされる。図面においては、駆動装置22を有する車輪ユニット20が入口側に仮置きされる状態を示している。
次いで、図7に示すように、ジャッキ16が収縮された状態において、支持装置11が構築され、その支持装置11上に天フォーム13が構築される。そして、図8及び図10に示すように、ジャッキ16が伸長されて、支持脚18の上部脚182の下部側に下部脚183が取り付けられる。また、これと前後して、図8及び図11に示すように、支持装置11の4箇所の支持脚18のトンネル奥側及び入り口側の各2箇所において、支持装置11の前後方向に延在する構造材23に案内装置61が取り付けられる。
図13~図15に示すように、この案内装置61は、直角三角枠状のフレーム62を備えている。このフレーム62の立ち上がり辺には取り付け手段としての第1取付板63が固定されており、この第1取付板63の上部2箇所には取付孔64が、下端には支持孔65が透設されている。フレーム62において第1取付板63から離れたコーナ部には支持板66が固定されており、この支持板66の下端には支持孔67が透設されている。図10及び図11に示すように、第1取付板63は前記構造材23のトンネル内壁面側である外側面にあてがわれて、取付孔64を通るボルトとそのボルトに螺合するナットとよりなる締結材69によって構造材23に固定される。その結果、フレーム62が支持板66側のコーナをトンネル内壁面に近接させた向きにおいて構造材23に支持固定される。従って、フレーム62は、トンネル内壁面に向かってトンネルTの幅方向に突出する固定状態となる。この固定状態において、フレーム62は地面レール17の延長方向と直角をなす交差方向に延長状態となる。
図10~図12に示すように、案内装置61には、前記フレーム62とは別体であって、前記第1取付板63と同形状の取り付け手段としての第2取付板68が備えられている。従って、第2取付板68には、第1取付板63と同様に取付孔64及び支持孔65が透設されている。そして、第2取付板68は第1取付板63と同じ高さの位置において前記構造材23の内側面にあてがわれて、取付孔64を通る締結材69によって構造材23に固定される。
図10~図12に示すように、案内装置61には、フレーム62とは別体の案内レール71が備えられている。この案内レール71は、両端を開放し、フレーム62の下側の長辺より長い全長を有するとともに、全体としてほぼ四角筒状をなしている。案内レール71の上面には断面ほぼT形状の被把持部72が案内レール71の全長にわたって形成されている。そして、前記第1取付板63,第2取付板68及びフレーム62の先端コーナ部の支持板66の合計3箇所の支持孔65,67に軸732を介して支持された保持手段としてのクランプ金具73が前記被把持部72の長手方向両端及び中間部をクランプ保持する。
このため、案内レール71が前記交差方向に沿って延びるように、フレーム62,第1取付板63及び第2取付板68に吊り下げられる。従って、クランプ金具73の対向するクランプ片731をクランプ解放方向に緩めることにより、案内レール71が地面レール17と直交する方向に移動可能となり、図10及び図11における左右位置が調節される。その後、図示しない固定手段により、クランプ金具73が案内レール71をクランプする状態で固定されて、案内レール71が左右方向の調節された位置で固定される。
図10~図12に示すように、案内レール71の下壁部74には案内レール71の長さ方向に沿って延びる挿通溝75が形成されている。吊り下げ手段としての一対の移動体76はその上端の複数のローラ77が案内レール71の下壁部74上に転動可能に案内されるとともに、前記挿通溝75内を通って下方に突出している。移動体76の下端にはピン78が設けられており、このピン78には吊り下げ手段としてのチェーンブロック81の上部フック82が掛けられる。チェーンブロック81の下部フック83は車輪ユニット20,21の側面のピン84に掛けられる。
以上のように構成された案内装置61を用いて車輪ユニット20,21を支持脚18の下端に組み付ける方法について説明する。
まず、前述した図6(a)及び図6(b)に示すように、トンネルT内の前後左右位置に車輪ユニット20,21が仮置きされる。そして、図7に示すように、トンネルT内に支持装置11が構築されるとともに、ジャッキ16の収縮状態において支持装置11上に天フォーム13が支持される。
次いで、図8に示すように、仮置きされた車輪ユニット20,21と対応する位置において、2基ずつ合計8基の案内装置61が配置される。この場合、ジャッキ16は収縮された状態であっても、伸張された状態であってもよい。すなわち、支持脚18の入口側及び奥側において車輪ユニット20,21と対応する位置において第1取付板63及び第2取付板68が支持装置11の構造材23に固定される。この状態においては、図10及び図12に示すように、前後左右各2基の案内装置61の案内レール71が車輪ユニット20,21のピン84の上方に位置されるようにする。このとき、案内レール71をその長さ方向,すなわち、トンネルTの幅方向において位置調節する。
一方、前記の作業と相前後して、図8に示すように、ジャッキ16を伸張させた状態において、支持脚18の上部脚182の下端に下部脚183を連結する。
そして、図10及び図12に示すように、各案内レール71の端部開放部から、その案内レール71内に移動体76を挿入して、挿通溝75から下方へ突出させるとともに、ローラ77を案内レール71の下壁部74上に載せる。次いで、各移動体76のピン78にチェーンブロック81の上部フック82を掛ける。そして、各チェーンブロック81の下部フック83を車輪ユニット20,21の両側のピン84に掛けて、チェーンブロック81を巻上げ、車輪ユニット20,21を仮置き台24上から浮上させる。
そして、移動体76を案内レール71に沿って支持脚18側に移動させることにより、車輪ユニット20,21を下部脚183の下面側において車輪19が地面レール17上に対向する位置まで移動させる。
この状態で、図11及び図12に示すように、車輪ユニット20,21を下部脚183の下面に締結材69により連結する。そして、図9に示すように、ジャッキ16を収縮させれば、車輪ユニット20,21の車輪19が地面レール17上に載置される。従って、車輪19を介して支持装置11全体が地面レール17に支持される。その後、案内装置61が構造材23から取り外されて撤去される。そして、図4(a)及び図4(b)に示すように、サイドフォーム14及びインバートフォーム15が組み付けられて、セントルが完成する。
その後、コンクリートが打設され、そのコンクリートが硬化するごとに、コンクリート型枠12が支持装置11とともにトンネルTの奥側に移動されて、コンクリート打設が繰り返される。
セントルを解体する場合は、前記の逆順で作業が実行される。
本実施形態においては、以下の効果がある。
(1)車輪ユニット20,21は、セントルの構築に先立ってトンネルT内に搬入され、支持脚18の設置予定位置におけるトンネルTの内壁面の部分に仮置きされる。つまり、車輪ユニット20,21は、セントルに邪魔されることなく、トラックなどの搬送装置によって短時間で容易にトンネルT内に搬入できる。
(2)そして、支持脚18の横に仮置きされた車輪ユニット20,21を案内レール71に吊り下げて、その案内レール71に沿って移動させれば、車輪ユニット20,21を支持脚18の下端に組み込むことができる。従って、車輪ユニット20,21が大重量であっても、また、足場が不整地状態であっても、レッカー車などの装置Wを用いることなく、車輪ユニット20を安定状態で搬送して、支持脚18に容易に連結できる。また、この逆順により、車輪ユニット20を支持脚18から容易に解体撤去できる。従って、従来方法と比較して工期短縮が可能になる。
(3)車輪ユニット20,21の仮置き位置から支持脚18の下端の組み込み位置への移動は、車輪ユニット20,21のほぼ幅分移動させればよいため、その移動量は短く、容易である。従って、案内装置61は全長が短く、軽量となるため、案内装置61の組み付けや撤去が容易である。
(4)案内装置61が支持装置11の構造材23の内外両側面に第1取付板63及び第2取付板68を締結材69によって固定することによって支持される。このため、支持装置11に案内装置61を支持するための大きな改造を施す必要はなく、構造材23に締結材69のボルトのための孔をあければよいので、構造材23に僅かな加工を施すのみで、従来の支持装置11をそのまま使用できる。
(5)クランプ金具73を緩めることにより、案内レール71をその長さ方向に沿って位置調節できる。このため、トンネルTの幅の大小などに応じて、フレーム62を交換することなく、案内レール71を長さ方向に位置調節すれば、車輪ユニット20,21の仮置き位置を自在に選択できて、車輪ユニット20,21の搬入と組付けを容易に行うことができる。
(6)車輪ユニット20,21の仮置き位置に対応するように、構造材23に締結材69であるボルト挿通用の孔を設けておけば、トンネルTの長さ方向における案内装置61の仮置き位置を自在に選択できて、車輪ユニット20,21の搬入と組付けを容易に行うことができる。
(変更例)
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、以下のような態様で具体化することも可能である。
・前記実施形態においては、案内装置61のフレーム62を三角形状にしたが、四角形状やバー形状にしたり、上縁を前後方向から見て曲線状(円弧状,楕円形状など)にしたり、上縁を前後方向から見て山形状にしたりするなど、フレーム62を他の形状にすること。上縁を曲線状にする場合は、その曲線が凸状あるいは凹状のいずれでもよい。
・案内装置61のフレーム62と案内レール71とを一体化すること。
・案内装置61の案内レール71に代えて、案内装置61のフレーム62の下部にレール部を形成して、そのレール部に移動体76を左右移動可能に支持すること。従って、フレーム62が案内レール71の機能を兼ねることになる。
・案内レール71が地面レール17の延長方向に対して傾斜する方向に延長されるように、案内装置61を支持装置11に支持すること。
・案内装置61を支持装置11の他の部分,例えば支持脚18に支持すること。
・案内レール71をフレーム62を用いることなく、支持装置11に直接支持すること。
・前記案内装置61を地面レール17の延長方向と交差する方向であって、トンネルTの幅方向の中央側,すなわち内側(図10の右側)に突出するように支持装置11に取り付けること。このため、第1取付板63は構造材23の内側の面に固定され、第2取付板68は構造材23の外側の面に固定される。従って、車輪ユニット20,21は、トンネルTの幅方向の中央側の位置からトンネルTの幅方向に沿って支持脚18の位置まで移動されて、支持脚18の下部脚183の下端に取り付けられる。
・前記実施形態においては、案内装置61の案内レール71をフレーム62の下部に支持したが、ブラケットなどを介してフレーム62の側部に支持すること。
11…支持装置、12…型枠、17…地面レール、18…支持脚、19…車輪、20…車輪ユニット、21…車輪ユニット、23…構造材、62…フレーム、71…案内レール。

Claims (5)

  1. 支持装置と、その支持装置上に搭載されるコンクリート型枠とを備え、地面に敷設された地面レール上に前記支持装置がその支持脚の下端の車輪ユニットにおいて移動可能に支持されるセントルにおいて、
    前記車輪ユニットは駆動装置を備え、同駆動装置の駆動により前記支持装置が前記コンクリート型枠を支持した状態で前記地面レール上を自走可能であり、
    前記支持装置に前記地面レールの延長方向と交差するトンネル幅方向の外側方に突出した状態となるように案内レールを片持ちにて取り付け、その案内レールに沿って前記車輪ユニットをトンネル幅方向の外側からトンネル幅方向に沿って前記支持脚の位置まで移動させて前記支持脚の下端に取り付けるセントルにおける車輪ユニットの取り付け方法。
  2. 前記セントルの構築に先立って、前記車輪ユニットを前記支持脚の設置予定位置に対するトンネル幅方向の外側に仮置きする請求項に記載のセントルにおける車輪ユニットの取り付け方法。
  3. コンクリート型枠を搭載する支持装置の前後方向に延在する構造材の外側面に取り付け可能にしたフレームと、
    そのフレームの下側に支持された案内レールと、
    その案内レールに支持され、案内レールの延長方向に沿って移動可能であるとともに、前記支持装置の支持脚の下端に取り付けられる車輪ユニットを吊り下げ可能にした吊り下げ手段とを備え、
    前記フレーム及び前記案内レールの少なくとも一方には、その案内レールの一端が前記支持装置の側面からトンネル幅方向の外側に突出し、前記案内レールの他端が前記支持装置の前記支持脚よりもトンネル幅方向の内側に突出した状態となるように、前記案内レールを前記支持装置に取り付けるための取り付け手段を設けたセントルの車輪ユニット案内装置。
  4. 前記フレームと前記案内レールとの間には、前記フレームに対して前記案内レールをその延長方向に位置調節可能に保持する保持手段を設けた請求項に記載のセントルの車輪ユニット案内装置。
  5. 前記取り付け手段は、前記支持装置の構造材に固定される請求項3または4に記載のセントルの車輪ユニット案内装置。
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