JPH10121713A - 荷取りステージ及びその取付け方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】短期且つ容易に取り付け可能な荷取りステージ
及びその方法を提供することを課題としている。 【解決手段】対向する建枠２２のそれぞれに対してステ
ージ受け用ブラケット１９を取り付け、各ステージ受け
用ブラケット１９にレール部材２４を取り付ける。次
に、ステージ本体１からの可動ステージ部１０の伸縮量
を調整した後に、当該ステージ本体１をエレベータによ
って対象階まで移動し、そのまま、当該ステージ本体１
をキャスタ６を介してエレベータ内から躯体側にスライ
ドさせて、溝部１０ｂをレール部材２４に嵌合させ、ス
テージ本体１を建枠２２間に横架される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、工事用エレベータ
と各階位置との間の荷のやり取りを行うために建枠間に
設けられる荷取りステージに関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、建設する構造物が高層になる
と、建設工事に必要な工事材料及び資材等を各階に揚重
するために、建物の外部に設置する足場等の建枠に沿っ
て上下方向に工事用エレベータを仮設し、また、各階毎
に建枠間に荷取りステージを設置することで、エレベー
タのケージ内と躯体との間の工事材料等の荷のやり取り
を可能としている。

【０００３】上記荷取りステージの構造は、積載荷重及
びステージ架設スパンの大きさに合わせて、従来、次の
ような構造及び施工が採用される。図８及び図９に示す
ように、梁枠材５０の両端部を建枠５１に対しクランプ
によって緊結して建枠５１間に横架させ、その梁枠材５
０の上部に端太角材５２を設置した後に木製の足場板５
３を敷き並べて荷取りステージとしている。この構造
は、一般に建枠５１間が２〜３スパンの３．６ｍ〜５．
４ｍ程度に対し採用される。なお、図８中、６０はエレ
ベータを、６１は躯体を表している。

【０００４】又は、図１０に示すように、ペコビーム５
４を建枠５１間に横架して、その両端部をクランプによ
って建枠５１に緊結し、そのペコビーム５４の上部に端
太角材５２を設置したのちに木製の足場板５３を敷き並
べて荷取りステージとしている。この構造は、一般に建
枠５１間が３〜４スパンの５．４ｍ〜７．２ｍ程度に対
し採用される。

【０００５】又は、図１１に示すように、単管パイプや
角パイプ等のパイプ５５を建枠５１間に横架して、その
両端部をクランプによって建枠５１に緊結し、そのパイ
プ５５の上部に端太角材５２を設置したのちに木製の足
場板５３を敷き並べて荷取りステージとしている。この
構造は、一般に建枠５１間が１〜２スパンの１．８ｍ〜
３．６ｍ程度に対し採用される。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】上記のような荷取りス
テージでは、次のような課題がある。即ち、各階のステ
ージの部材（梁枠材５０、ペコビーム５４材、単管パイ
プ５５等）を建枠５１間に取り付けるときに、部材重量
も重く、かつ高所作業での施工となるため、墜落や落下
等が起きる危険性がある。

【０００７】しかも、複数個の梁枠材５０等を建枠５１
間に取り付ける必要があるなど、その施工も煩雑であ
り、熟練を要すると共に施工時間も長くなる。また、梁
枠材５０、ペコビーム５４材、単管パイプ５５等の端部
の緊結方法としてクランプ（直交クランプ、自在クラン
プ等）が使用されるため、荷取りステージの積載荷重
は、クランプの滑り強度によって決定されてしまう。

【０００８】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、短期且つ容易に取り付け可能な荷取り
ステージを提供することを課題としている。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のうち請求項１に記載された荷取りステージ
は、所定の階位置の建枠間に架設される工事用エレベー
タの荷取りステージであって、対象とする建枠間に配置
されるステージ本体と、ステージ本体に支持され当該ス
テージから左右の建枠に向けてそれぞれ伸縮可能な一対
の可動ステージ部と、各可動ステージ部の伸縮方向端部
下側に設けられ伸縮方向と直交する方向に延びる溝部
と、各建枠に取り付けられステージ本体側に突出するス
テージ受け用ブラケットと、そのステージ受け用ブラケ
ットの上部に支持されて上記溝部と同一方向に延びるレ
ール部材と、を備えることを特徴としている。

【００１０】本発明によれば、ステージ本体から可動ス
テージ部を伸縮することで、横架する建枠間の種々のス
パンに対応可能となる。また、ステージ本体を工事用エ
レベータ等によって仮設する階まで搬送し、ステージ受
け用ブラケット上のレール部に各可動ステージ部の溝部
を嵌め合わせることで取り付けられる。

【００１１】そして、本発明では、直接建枠に取り付け
る部材は、各建枠に個々に取り付けられるステージ受け
用ブラケットのみとなり、施工が容易である。次に、請
求項２に記載された発明は、請求項１に記載した構成に
対し、ステージ本体の下部にキャスタが設けられている
ことを特徴としている。

【００１２】本発明によれば、上記作用に加えて、キャ
スタを備えることで、ステージ本体を地面やエレベータ
のケージ内の床部等に沿っての移動が容易となる。この
結果、エレベータでステージ本体を対象とする階まで運
んだ場合には、エレベータのケージから躯体側に移動さ
せることで、可動ステージ部の溝がレール部材に案内さ
れるように嵌め込まれて当該ステージ本体が架設され
る。

【００１３】次に、請求項３に記載された発明は、請求
項１又は請求項２に記載の構成に対し、上記レール部材
は、上記ステージ受け用ブラケットに対し、延在方向と
直交する方向に平行移動可能に支持されることを特徴と
している。

【００１４】この発明によれば、上記作用に加えて、レ
ール部材を平行移動させることで、レール部材と可動ス
テージ部の溝との位置調整が容易となる。次に、請求項
４に記載された発明は、請求項１から請求項３のいずれ
かに記載された構成に対し、上記可動ステージ部をレー
ル部材に固定するロック機構を備えることを特徴として
いる。

【００１５】本発明によれば、上記作用に加えて、ステ
ージ本体取付け後に、可動ステージ部さらにはステージ
本体が、建枠から外れることが防止される。次に、請求
項５に記載された発明は、請求項１から請求項４のいず
れかに記載された構成に対し、上記可動ステージの伸縮
方向端部上側に対し幅木が着脱可能に取り付けられるこ
とを特徴としている。

【００１６】本発明によれば、上記作用に加えて、幅木
によって、可動ステージの伸縮方向両端部からの荷の落
下が防止される。次に、請求項６に記載された発明は、
請求項１から請求項５のいずれかに記載された構成に対
し、上記各部材のうち少なくともステージ本体及び可動
ステージ部がアルミニウム製であることを特徴としてい
る。

【００１７】本発明によれば、アルミニウム製とするこ
とで荷取りステージの本体が軽量化して移動や設置が容
易となる。次に、請求項７に記載の発明である荷取りス
テージの取付け方法は、上記請求項１から請求項６のい
ずれかに記載された荷取りステージの取付け方法であっ
て、上記ステージ本体をエレベータで対象とする階位置
まで移動させた後に、エレベータのケージ内からステー
ジ本体を躯体側に横移動させて、可動ステージ部の溝部
をステージ用受けブラケット上のレール部に嵌合させて
いくことを特徴としている。

【００１８】本発明によれば、エレベータからステージ
本体を躯体側にスライドさせるだけで、荷取りステージ
の本体を構成するステージ本体及び可動ステージ部が建
枠間に横架された状態となる。

【００１９】

【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。まず、荷取りステージの本体であ
るステージ本体及び可動ステージ部の構造を説明する。
図１は平面図であり、図２は側面図であり、図３はＡ−
Ａ断面図である。

【００２０】ステージ本体１は、上記図１〜図３に示す
ように、断面略矩形のアルミニウム製からなる一対のパ
イプ材２（以下第１パイプ材と呼ぶ）が、所定間隔をあ
けて対向配置され、その第１パイプ材２の上面間に懸け
渡すようにしてアルミ床板３が設置されて構成される。

【００２１】上記２本の第１パイプ材２は、互いに対向
する側面上部２ａが長手方向に沿って切り欠れていると
共に、その側面には、長手方向に沿って所定間隔毎にピ
ン穴２ｂが開設されている。さらに、鎖５を介して取り
付けられたロックピン４を備える。このロックピン４の
先端部は屈曲可能となっていて、ピン穴２ｂに挿入した
後に当該先端部を曲げることで抜け難くなる。

【００２２】また、上記ステージ本体１の下面には、自
在キャスタ６が取り付けられている（図２参照）。な
お、７、８は補強材を表している。また、本実施の形態
では、上記ステージ本体１の幅は建枠幅の半分例えば６
００mmとし、二つのステージ本体を並べて設置すること
で必要な幅の荷取りステージが構成されるようになって
いる。

【００２３】また、上記可動ステージ部１０は、上記図
１、図２、及び図４に示すように、上記ステージ本体１
と同様な構造を備え、上記ステージ本体１の第１パイプ
材２よりも小型のアルミニウム製からなる一対のパイプ
材１１（以下、第２パイプ材と呼ぶ）と、その一対の第
２パイプ材１１間に取り付けられたアルミ床板１２とか
ら構成される。そして、上記図３に示すように、各第２
パイプ材１１がステージ本体１の第１パイプ材２内に略
同軸に遊挿されることで、第２パイプ材１１は第１パイ
プ材２に沿ってのみ移動可能となる。この結果、各可動
ステージ部１０は、パイプ材２、１１の延在方向に沿っ
てステージ本体１から伸縮可能な状態となる。

【００２４】その可動ステージ部１０の各第２パイプ材
１１の側面にも、上記ステージ本体１のパイプ材と同じ
大きさで且つ同じ間隔をあけて複数のピン穴１１ａが開
設されている。

【００２５】その可動ステージ部１０の伸縮方向端部下
側には、その伸縮方向に直交する方向に延びた溝部１０
ｂが形成されている。また、その伸縮方向端部上側に
は、溝部１０ｂと同方向に延びる差し込み溝１０ｃが設
けられている。

【００２６】また、その伸縮方向端部の端面にも、その
長手方向に沿って複数のピン穴１０ａが開設されている
と共に、その伸縮方向端部に対して、図５に示すよう
に、鎖１４と取り付けられたロックピン１３が固定され
ている。

【００２７】次に、ステージ受け用ブラケット１９とレ
ール部材について説明する。ステージ受け用ブラケット
１９は、図６に示すように、一対のＬ形金物２０と、そ
の一対のＬ形金物２０の水平部の端部間を連結する繋ぎ
材２１とから構成され、上記Ｌ形金物２０の垂直部２０
ａを建枠２２の縦枠２２ａに緊結することで取り付けら
れる。建枠２２側の繋ぎ材２１を建枠２２に緊結させて
もよい。なお、２３は補強材である。

【００２８】また、レール部材２４は、断面矩形の棒材
であって、側面には、その長手方向に沿って複数のピン
穴２４ａが開設されて、上記可動ステージ部１０端面の
ピン穴１０ａと対向可能となっている。そして、両ピン
穴１０ａ，２４ａとロックピン１３によってロック機構
が構成されている。

【００２９】また、レール部材２４の両端部下部には、
リング部材２５が固定され、上記Ｌ形金物２０の水平部
に遊嵌される。このリング部材２５を遊嵌することで、
レール部材２４は水平部に案内されて平行移動可能とな
っている。また、繋ぎ材２１によって外れることが防止
されている。

【００３０】次に、上記各部材を使用した荷取りステー
ジの取付けについて、主に図７を参照しつつ説明する。
まず、対象とする階位置の対向する建枠２２のそれぞれ
に対して上記のようにしてステージ受け用ブラケット１
９を取付け、各ステージ受け用ブラケット１９にレール
部材２４を取り付ける。

【００３１】この取付けは、ユニット化した上記ステー
ジ受け用ブラケット１９を建枠２２に取り付けもよい
し、先にＬ形金物２０を建枠２２に緊結してから、一対
のＬ形金物２０間に繋ぎ材２１を取り付けてもよい。ま
た、この取付けは、建枠２２側から施工してもよいし、
エレベータのケージ内と躯体とを利用して施工してよ
い。

【００３２】このように、各建枠２２に対して個々にス
テージ受け用ブラケット１９を取り付ければよいので、
この施工は容易である。次に、ステージ本体１からの可
動ステージ部１０の伸縮量を調整し、対象する建枠２２
間のスパンとした後に、第１パイプ材２と第２パイプ材
１１とのピン穴２ｂ，１１ａを合わせてロックピン４を
挿入して、可動ステージ部１０を伸縮不能にステージ本
体１に固定する。

【００３３】この状態で、工事用エレベータのケージ内
に載せ、対象とする階まで移動させる。次に、可動ステ
ージ部１０の溝部１０ｂと対向する位置となるように各
レール部材２４を平行移動して微調整した後に、ケージ
の床に沿って、当該ステージ本体１を躯体側にスライド
させて、溝部１０ｂをレール部材２４に嵌合させそのま
まスライドさせることで、ステージ本体１が建枠２２間
に横架される。このとき、ステージ本体１の下部にキャ
スタ６があるので容易に移動する。

【００３４】次に、可動ステージ部１０端面のピン穴１
０ａとレール部材２４のピン穴２４２ｂを同軸にしてロ
ックピン４を差し込むことで、可動ステージ部１０がレ
ール部材２４に沿って抜け方向に移動することが阻止さ
れると共に、上方への移動も阻止される。

【００３５】同様にして、もう一つの荷取りステージ本
体１をステージ受け用ブラケット１９間に取り付け、荷
取りステージとして必要な長さ（建枠と同じ幅）を確保
する。

【００３６】次に、可動ステージ部１０の端部上側の差
し込み溝１０ｃに幅木３０を差し込み、建枠２２側への
荷の落下や脱落を防止する。このように、本実施形態の
荷取りステージでは、可動ステージ部１０の伸縮量を調
整することで、容易に種々の建枠２２間のスパンに取り
付けることができるようになる。

【００３７】また、荷取りステージの本体であるステー
ジ本体１及び可動ステージ部１０はユニット化されてい
ると共にエレベータのケージ内から当該ステージ本体１
をキャスタによって躯体側にスライドするだけで取り付
けられるので、容易且つ短時間で施工できるばかりでな
く、部材等の落下の危険性が大幅に低減する。

【００３８】さらに、荷取りステージを構成する部材は
規格化可能となるので、荷取りステージの仮設に特殊技
術が不要となる。また、ピン穴２ｂ，１１ａとロックピ
ン４によってステージ本体１と可動ステージ部１０との
間を止めるようにしたので、ピン穴２ｂ，１１ａのスパ
ンで可動ステージ部１０を伸縮させて固定するような構
造であるが、レール部材２４が平行移動にステージ受け
用ブラケット１９に取り付けられていることで、当該レ
ール部材２４を平行移動させることで微調整が可能とな
っている。

【００３９】もっとも、ステージ本体１から可動ステー
ジ部１０が外れるおそれがなければ、レール部材２４の
平行移動不能にステージ受け用ブラケット１９に固定
し、そのレール部材２４に可動ステージ部１０の溝部１
０ｂを嵌合することで、可動ステージ部１０の伸縮を拘
束させるようにしてもよい。

【００４０】また、上記荷取りステージを解体する場合
も、ロックピン４，１３を抜いてステージ本体１をエレ
ベータのケージ内にスライドして当該エレベータで地上
部まで移動させ、レール部材２４及びステージ受けブラ
ケットを建枠２２から外すことで解体され、他の工事に
流用される。

【００４１】なお、上記実施の形態では、ステージ本体
１の下部にキャスタ６を取り付けてスライドを容易にし
ているが、必ずしもキャスタ６を取り付けなくてもよ
い。キャスタ６を取り付けない場合には、施工の手間等
が増加するが、ステージ本体１を持ち上げて、レール部
材２４に沿って嵌め込んでいくようにすればよい。

【００４２】また、上記実施の形態では、施工を容易に
するためにエレベータを利用した取付けを説明したが、
必ずしもエレベータを利用しなくてもよい。エレベータ
の設置前に荷取りステージの施工を行うときなどでは、
例えば、クレーンでステージ本体１を所定階まで吊り上
げ、そこで可動ステージを伸ばして、当該可動ステージ
の溝部１０ｂがステージ受けブラケット上のレール部材
２４に嵌めるように吊り降ろして取り付け、その後に各
ロックピン１３をピン穴１０ａ，２４ａに挿入してロッ
クする。

【００４３】また、本実施の形態では、ステージ本体１
及び可動ステージ部１０をアルミニウム製として、荷取
りステージの本体の軽量化を図り施工を容易にしている
が、必ずしもアルミニウム製である必要はなく、鉄鋼製
等であってもよい。但し、重量物となる。

【００４４】また、上記実施の形態では、第１パイプ材
２と第２パイプ材１１とによってステージ本体１から可
動ステージ部１０が伸縮可能に構成しているが、例え
ば、第２パイプ材１１の代わりにＨ形鋼を使用するな
ど、第１パイプ材２に対して入れ子状に第２パイプ材１
１が設置されれば、その断面形状は他の形状をしていて
もよい。

【００４５】また、本実施の形態では、ピン穴２ｂとロ
ックピン４でロック機構を構成しているが、他の周知の
ロック機構を採用してもよい。要は、レール部材２４に
対して可動ステージ部１０の端部が拘束されればよい。

【００４６】

【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の荷取
りステージ及びその取付け方法では、可動ステージを伸
縮させることで、容易に、種々のスパンの建枠間に設置
可能となり、建枠側に取付けたレール部材に可動ステー
ジの溝部を嵌め込むだけで簡単に取付けられて、荷取り
ステージの仮設が短期に施工できると共に、その作業に
よる部材の落下等が大幅に減少するという効果がある。

【００４７】このとき、荷取りステージの本体はユニッ
ト化されるので、上記作業と併せてステージ仮設に特殊
技術を必要としない。また、請求項２に記載の発明を採
用すると、上記効果に加えて、キャスタを備えること
で、ステージ本体１の移動が容易となり、エレベータの
ケージ内からレール部材に沿ってスライドさせるだけで
ステージ本体が設置されて、さらに施工が容易となると
いう効果がある。

【００４８】また、請求項３に記載の発明を採用した場
合には、上記効果に加えて、現場での、可動ステージ部
の溝とレール部材との位置合わせが容易にできるという
効果がある。

【００４９】また、請求項４に記載の発明を採用した場
合には、ロック機構によって、ステージ仮設後のステー
ジ本体の脱落が防止されるという効果がある。また、請
求項５に記載の発明を採用した場合には、上記効果に加
えて、幅木によって、可動ステージの伸縮方向両端部か
らの荷の落下が防止されるという効果がある。

【００５０】また、請求項６に記載の発明を採用する
と、上記効果に加えて、荷取りステージの本体が軽量化
してさらに荷取りステージ仮設や撤去が容易となるとい
う効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態に係るステージ本体及び可
動ステージ部を表す平面図である。

【図２】本発明の実施の形態に係るステージ本体及び可
動ステージ部を表す側面図である。

【図３】図１におけるＡ−Ａ断面図である。

【図４】本発明の実施の形態に係る可動ステージ部を示
す断面図である。

【図５】本発明の実施の形態に係る可動ステージ部の伸
縮方向端部を説明するための側面図である。

【図６】本発明の実施の形態に係るステージ受け用ブラ
ケット及びレール部材を示す斜視図である。

【図７】本発明の実施の形態に係る荷取りステージの取
付けを説明するための図である。

【図８】従来の荷取りステージを示す平面図である。

【図９】従来の荷取りステージを示す側面図である。

【図１０】従来の荷取りステージを示す側面図である。

【図１１】従来の荷取りステージを示す側面図である。

【符号の説明】

１ ステージ本体 ２ 第１パイプ材 ３ 床板 ６ キャスタ １０ 可動ステージ部 １０ａ ピン穴 １０ｂ 溝部 １０ｃ 差し込み溝 １１ 第２パイプ材 １２ 床板 １３ ロックピン １９ ステージ受け用ブラケット ２０ Ｌ形金物 ２２ 建枠 ２４ レール部材 ２４ａ ピン穴

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 所定の階位置の建枠間に架設される工事
   用エレベータの荷取りステージであって、 対象とする建枠間に配置されるステージ本体と、ステー
   ジ本体に支持され当該ステージから左右の建枠に向けて
   それぞれ伸縮可能な一対の可動ステージ部と、各可動ス
   テージ部の伸縮方向端部下側に設けられ伸縮方向と直交
   する方向に延びる溝部と、各建枠に取り付けられステー
   ジ本体側に突出するステージ受け用ブラケットと、その
   ステージ受け用ブラケットの上部に支持されて上記溝部
   と同一方向に延びるレール部材と、を備えることを特徴
   とする荷取りステージ。
2. 【請求項２】 ステージ本体の下部にキャスタが設けら
   れていることを特徴とする請求項１に記載した荷取りス
   テージ。
3. 【請求項３】 上記レール部材は、上記ステージ受け用
   ブラケットに対し、延在方向と直交する方向に平行移動
   可能に支持されることを特徴とする請求項１又は請求項
   ２に記載した荷取りステージ。
4. 【請求項４】 上記可動ステージをレール部材に固定す
   るロック機構を備えることを特徴とする請求項１から請
   求項３のいずれかに記載した荷取りステージ。
5. 【請求項５】 上記可動ステージの伸縮方向端部上側に
   対し幅木が着脱可能に取り付けられることを特徴とする
   請求項１から請求項４のいずれかに記載した荷取りステ
   ージ。
6. 【請求項６】 上記各部材のうち少なくともステージ本
   体及び可動ステージ部がアルミニウム製であることを特
   徴とする請求項１から請求項５のいずれかに記載した荷
   取りステージ。
7. 【請求項７】 上記請求項１から請求項６のいずれかに
   記載された荷取りステージの取付け方法であって、上記
   ステージ本体をエレベータで対象とする階位置まで移動
   させた後に、エレベータのケージ内からステージ本体を
   躯体側に横移動させて、可動ステージ部の溝部をステー
   ジ用受けブラケット上のレール部に嵌合させていくこと
   を特徴とする荷取りステージの取付け方法。