JP2006299573A - 資材用水平搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 低コストで簡易な構造により組立や解体を簡略化させ、施工性を向上させた。
【解決手段】 資材運搬用の水平搬送装置1は、複数のレール2が巾方向にずれた位置に交互に配列されている2列の軌道X1、X2と、隣り合うレール2の端部同士を支持するレール支持架台3と、2列の軌道に案内されて走行する荷台4と、荷台4に設けられていて複数の軌道Xの各レール2に案内されて走行する複数の車輪14とを備えている。各軌道X1、X2は、内側レール21と外側レール22が所定のレール間隔をもって交互に平行に配列され、しかも隣り合う内側レール21と外側レール22とは所定のオーバーラップ長Lだけ長さ方向にオーバーラップしている。
【選択図】 図1
【解決手段】 資材運搬用の水平搬送装置1は、複数のレール2が巾方向にずれた位置に交互に配列されている2列の軌道X1、X2と、隣り合うレール2の端部同士を支持するレール支持架台3と、2列の軌道に案内されて走行する荷台4と、荷台4に設けられていて複数の軌道Xの各レール2に案内されて走行する複数の車輪14とを備えている。各軌道X1、X2は、内側レール21と外側レール22が所定のレール間隔をもって交互に平行に配列され、しかも隣り合う内側レール21と外側レール22とは所定のオーバーラップ長Lだけ長さ方向にオーバーラップしている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、建設工事などに使用される資材用水平搬送装置に関する。
従来、建築工事における仕上げ工事のときは、コンクリートが打設された平滑な床面が形成されているため、資材の運搬に車輪を備えた台車を使用していることが多い。一方、躯体工事のときは、床面にコンクリートが打設されていない場合や、打設されていても仕上げがされていない場合が多く平滑でないことから、台車を使用することが困難となっている。
このため、躯体工事では、例えばサポート、足場板、鉄筋などの資材を、人力で運搬しているのが一般的であった。しかし、大量の資材があるときなどは、何回も往復する必要があり、大きな労力と時間を要していた。
人力による資材運搬を省力化させるための搬送装置が、例えば特許文献1および特許文献2に開示されている。
特許文献1は、施工中の建物の外部に設けられた支柱と、この支柱に沿って昇降可能に設けられ水平方向に伸縮するブームを有した移動体とを備え、垂直方向および水平方向に資材を搬送する搬送装置である。各フロアの水平方向の搬送は、先端に吊り具を備えたブームを伸縮させることによって行う。このため、躯体工事などのように床面が平滑でない状態であっても資材を運搬することができる。
特許文献2は、資材を載置させているスライド受け台が、各フロアの外壁側の開口に設置され、フロア内の水平搬送手段とフロア外の垂直搬送手段との間をスライドして、資材の受け渡しを行えるようにしたものである。このフロア内の水平搬送手段は、車輪式で吊り具を具備した台車または天井にレールと吊り設備を備えた天井クレーンを使用するものである。このように、フロア内外の受け渡しとフロア内の水平搬送を機械化して、省力化を図ったものである。
特開平5−116887号公報
特開平7−229308号公報
このため、躯体工事では、例えばサポート、足場板、鉄筋などの資材を、人力で運搬しているのが一般的であった。しかし、大量の資材があるときなどは、何回も往復する必要があり、大きな労力と時間を要していた。
人力による資材運搬を省力化させるための搬送装置が、例えば特許文献1および特許文献2に開示されている。
特許文献1は、施工中の建物の外部に設けられた支柱と、この支柱に沿って昇降可能に設けられ水平方向に伸縮するブームを有した移動体とを備え、垂直方向および水平方向に資材を搬送する搬送装置である。各フロアの水平方向の搬送は、先端に吊り具を備えたブームを伸縮させることによって行う。このため、躯体工事などのように床面が平滑でない状態であっても資材を運搬することができる。
特許文献2は、資材を載置させているスライド受け台が、各フロアの外壁側の開口に設置され、フロア内の水平搬送手段とフロア外の垂直搬送手段との間をスライドして、資材の受け渡しを行えるようにしたものである。このフロア内の水平搬送手段は、車輪式で吊り具を具備した台車または天井にレールと吊り設備を備えた天井クレーンを使用するものである。このように、フロア内外の受け渡しとフロア内の水平搬送を機械化して、省力化を図ったものである。
しかしながら、特許文献1は、1台の搬送装置で垂直方向と水平方向の搬送を行うものであり、昇降用の駆動装置やブームの伸縮機構などが組み合わされた大型で複雑な構造であり、装置のコストが高くなるという欠点がある。さらに、搬送装置の組立てや解体作業が大掛かりとなり、作業の労力と時間がかかるという問題があった。
特許文献2は、フロア内の水平搬送において、台車によるものは、床面を走行するための車輪を有していることから躯体工事に使用することが困難である。また、天井クレーンによる場合は、床面の状態に関係なく走行することができるが、フロアの天井に吊り設備の走行用レールを設置しなければならない。このため、設置作業は、天井にアンカーボルトなどで固定する手間な作業となるうえ、上向き作業であることから設置作業に時間がかかるという問題があった。
特許文献2は、フロア内の水平搬送において、台車によるものは、床面を走行するための車輪を有していることから躯体工事に使用することが困難である。また、天井クレーンによる場合は、床面の状態に関係なく走行することができるが、フロアの天井に吊り設備の走行用レールを設置しなければならない。このため、設置作業は、天井にアンカーボルトなどで固定する手間な作業となるうえ、上向き作業であることから設置作業に時間がかかるという問題があった。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、低コストで簡易な構造により組立や解体を簡略化させ、施工性を向上させた資材用水平搬送装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る資材用水平搬送装置では、複数のレールが巾方向にずれた位置に交互に配列され且つ隣り合うレールの端部同士が長さ方向にオーバーラップして夫々が構成されてなる複数の軌道と、隣り合うレールの端部同士を支持するレール支持架台と、複数の軌道に案内されて走行する荷台と、荷台に設けられていて複数の軌道の各レールに案内されて走行する複数のレール走行部とを備えたことを特徴としている。
本発明では、複数のレールを配置して、荷台を案内する軌道を敷設することができる。交互に配列された隣り合うレールの端部同士を長さ方向にオーバーラップさせる構造であり、双方のレールの端部位置が長さ方向に多少ずれていても問題がないことから、レールの設置の際に高い精度の位置決めが不要となる。さらに、搬送装置は、複雑な機構を必要とせず、コンパクトで取り扱いやすい部材から構成される簡易な構造であるため、組立や解体が簡略化され、作業時間を短縮することができる。また、装置のコストを低減させることができる。
本発明では、複数のレールを配置して、荷台を案内する軌道を敷設することができる。交互に配列された隣り合うレールの端部同士を長さ方向にオーバーラップさせる構造であり、双方のレールの端部位置が長さ方向に多少ずれていても問題がないことから、レールの設置の際に高い精度の位置決めが不要となる。さらに、搬送装置は、複雑な機構を必要とせず、コンパクトで取り扱いやすい部材から構成される簡易な構造であるため、組立や解体が簡略化され、作業時間を短縮することができる。また、装置のコストを低減させることができる。
また、本発明に係る資材用水平搬送装置は、レール支持架台の上面には、上面の中心で回転可能な回転台が設けられていることが好ましい。
本発明では、例えばレールを所定の方向に固定するレール固定冶具を回転台に備えたとき、レール支持架台を所定の床面に設置した後に回転台を回転させて、レール固定冶具の向きとレールの敷設方向とを合わせることができるため、向きを気にせずにレール支持架台を設置することができる。
本発明では、例えばレールを所定の方向に固定するレール固定冶具を回転台に備えたとき、レール支持架台を所定の床面に設置した後に回転台を回転させて、レール固定冶具の向きとレールの敷設方向とを合わせることができるため、向きを気にせずにレール支持架台を設置することができる。
また、本発明に係る資材用水平搬送装置では、荷台は、複数の棒状部材を組み合わされて構成されるフレーム部材と、フレーム部材の下部に取り付けられレールを走行するレール走行部としての車輪と、棒状部材同士を任意の位置で連結させる連結冶具とから構成されていることが好ましい。
本発明では、荷台は、連結冶具を使用して正確な位置合わせを必要とせずに棒状部材同士を組み合わせてフレーム部材を形成できる。このような連結方法とすることで、荷台の組み立てが容易となり、施工性を向上させることができる。
本発明では、荷台は、連結冶具を使用して正確な位置合わせを必要とせずに棒状部材同士を組み合わせてフレーム部材を形成できる。このような連結方法とすることで、荷台の組み立てが容易となり、施工性を向上させることができる。
また、本発明に係る資材用水平搬送装置には、荷台を走行させる牽引手段が設けられていることが好ましい。
本発明では、例えば荷台の進行方向側にウインチなどの牽引手段を設けて、荷台を牽引して走行させることができる。
本発明では、例えば荷台の進行方向側にウインチなどの牽引手段を設けて、荷台を牽引して走行させることができる。
本発明の資材用水平搬送装置によれば、交互に配列された隣り合うレールの端部同士を長さ方向にオーバーラップさせる構造であり、双方のレールの端部位置が長さ方向に多少ずれていても問題がないことから、レールの設置の際に高い精度の位置決めが不要となる。さらに、本搬送装置は、複雑な機構を必要とせず、コンパクトで取り扱いやすい部材から構成される簡易な構造であるため、組立や解体が簡略化され、作業時間を短縮することができる。また、装置のコストを低減させることができる。
以下、本発明に係る資材用水平搬送装置の実施の形態について、図1乃至図6に基づいて説明する。
図1は実施の形態による資材用水平搬送装置の全体を示す平面図、図2は水平搬送装置の荷台を示す図であって、(a)はその平面図、(b)はその側面図、図3は水平搬送装置のレール支持架台を示す図であって、(a)はその正面図、(b)はその側面図、図4は荷台用の連結冶具を示す斜視図、図5は図4に示す連結冶具の取付け状態の図であって、(a)はレール敷設方向から見た正面図、(b)は図5(a)の側面図、図6は水平搬送装置の車輪ユニットを示す図であって、(a)はその正面図、(b)はその側面図である。
図1は実施の形態による資材用水平搬送装置の全体を示す平面図、図2は水平搬送装置の荷台を示す図であって、(a)はその平面図、(b)はその側面図、図3は水平搬送装置のレール支持架台を示す図であって、(a)はその正面図、(b)はその側面図、図4は荷台用の連結冶具を示す斜視図、図5は図4に示す連結冶具の取付け状態の図であって、(a)はレール敷設方向から見た正面図、(b)は図5(a)の側面図、図6は水平搬送装置の車輪ユニットを示す図であって、(a)はその正面図、(b)はその側面図である。
図1に示す本水平搬送装置1は、建設工事などで、例えばサポート、足場板、鉄筋などの資材を水平方向に運搬する際に適用されるレール式の搬送装置であり、搬送する床上にレール部材が設置されている。
図1に示すように、水平搬送装置1は、複数を配置して2列の軌道X1、X2を構成して所定長さで角パイプなどからなるレール2と、レール2、2同士の切替え部Rを下方より支持して軌道X1、X2を所定の高さに配置させるレール支持架台3と、資材を載置させてレール2に案内されて走行する荷台4とから概略構成されている。
図1に示すように、水平搬送装置1は、複数を配置して2列の軌道X1、X2を構成して所定長さで角パイプなどからなるレール2と、レール2、2同士の切替え部Rを下方より支持して軌道X1、X2を所定の高さに配置させるレール支持架台3と、資材を載置させてレール2に案内されて走行する荷台4とから概略構成されている。
図1に示すように、水平搬送装置1における軌道X1、X2は、複数のレール2が同一方向となるように配置され、一定の軌道巾D1をもって平行に敷設されている。そして、荷台4は、この2列の軌道X1、X2に案内されて図1に示す左右方向に走行する。
図2(a)に示すように、各軌道X1、X2は、内側レール21と外側レール22が所定のレール間隔D2をもって交互に平行に配列され、しかも隣り合う内側レール21と外側レール22とは所定のオーバーラップ長Lだけ長さ方向にオーバーラップしている。図1に示すように、2列の軌道X1、X2は、内側レール21、21同士が対向し、外側レール22、22同士が対向して配列されているため、レール2の敷設方向に軌道巾D1が交互に切り替わるように配置されている。
なお、隣り合う内側レール21と外側レール22の端部同士の位置は、長さ方向に少々ずれていてもかまわない。
なお、隣り合う内側レール21と外側レール22の端部同士の位置は、長さ方向に少々ずれていてもかまわない。
図3(a)、(b)に示すように、レール支持架台3は、下部に複数設けられた棒形状をなす脚部材5と、各脚部材5によって下方から支持された円盤形状(図2(a)参照)をなす支持台6とからなる。本実施の形態では脚部材5は4本設けられている。各脚部材5の下端内側にはメネジ部5aが形成され、このメネジ部5aに螺合する雄ねじが形成された高さ調整ねじ7が備えられている。
また、支持台6は、上下に分割され、脚部材5の上端に固定され下盤をなす固定台6aと、固定台6aの中心に回転可能に取り付けられている上盤をなす回転台6bとからなる。
このように構成されるレール支持架台3は、図3に示すように、レールの切替え部Rの位置で床に設置され、各脚部材5に備えた高さ調整ねじ7を締付け方向又は弛み方向に回転させることにより、支持台6の高さを調整でき、支持台6の上面に配設されるレール2を所定の高さにすることができる。
このように構成されるレール支持架台3は、図3に示すように、レールの切替え部Rの位置で床に設置され、各脚部材5に備えた高さ調整ねじ7を締付け方向又は弛み方向に回転させることにより、支持台6の高さを調整でき、支持台6の上面に配設されるレール2を所定の高さにすることができる。
図3(a)に示すように、回転台6bの上面には、その回転中心Oから同距離となる位置に、内側レール21と外側レール22とを平行に配置させて嵌合させる凹形状をなすレール固定冶具8が設けられている。レール固定冶具8の両側面には、嵌合したレール2の側面2bに先端を押圧させてレール2を固定する締付けねじ8aが備えられている。
このような構成をなすレール支持架台3は、所定の床面に設置した後に、回転台6bを回転させて、レール固定冶具8の向きとレール2の敷設方向を合わせることができる。このため、向きを気にせずにレール支持架台3を設置することができる。
また、レール支持架台3は床の一部分にのみ設置されるものであり、レール2はレール支持架台3に支持されて床面より高い位置に敷設されるため、水平搬送装置1は床面の状態が平滑でなくても設置することができる。
このような構成をなすレール支持架台3は、所定の床面に設置した後に、回転台6bを回転させて、レール固定冶具8の向きとレール2の敷設方向を合わせることができる。このため、向きを気にせずにレール支持架台3を設置することができる。
また、レール支持架台3は床の一部分にのみ設置されるものであり、レール2はレール支持架台3に支持されて床面より高い位置に敷設されるため、水平搬送装置1は床面の状態が平滑でなくても設置することができる。
図2に示すように、荷台4は、井桁状に組み合わされ角パイプなどからなるフレーム部材9と、レール2に沿って走行できるようにフレーム部材9の下部に取り付けられた車輪ユニット10とから概略構成されている。
図2(a)に示すように、フレーム部材9は、軌道X1、X2の上部を橋渡しするように軌道Xの敷設方向に対して直交する方向に2本平行して配設される主材9a、9a(棒状部材)と、主材9a、9aの上部を橋渡しするように、主材9a、9aに対して直交方向に2本平行して配設される荷受材9b、9b(棒状部材)とから構成されている。
図2(a)に示すように、フレーム部材9は、軌道X1、X2の上部を橋渡しするように軌道Xの敷設方向に対して直交する方向に2本平行して配設される主材9a、9a(棒状部材)と、主材9a、9aの上部を橋渡しするように、主材9a、9aに対して直交方向に2本平行して配設される荷受材9b、9b(棒状部材)とから構成されている。
図4および図5に示すように、主材9aと荷受材9bとを連結させる連結冶具11が設けられている。この連結冶具11は、図5(a)、(b)に示すように、主材9aと荷受材9bとの間に設けられ、連結冶具11の下方側で主材9aを嵌合させる凹部をなす第1嵌合部11aと、その上方側で荷受材9bを嵌合させる凹部をなす第2嵌合部11bとが直交する方向に形成されている。
図5に示すように、第1嵌合部11aおよび第2嵌合部11bの側面には、嵌合されたフレーム部材9(9a、9b)を固定するために、線材にねじを形成させた固定ねじ12が備えられている。この固定ねじ12を締め込むことにより、先端12aがフレーム部材9の側面9cを押圧して、フレーム部材9を固定させる。固定ねじ12はフレーム部材9の側面9cにおいて押圧位置が特定されないことから、連結冶具11の取り付け位置を任意に設定することができる。このため、主材9a、9a同士、荷受材9b、9b同士の間隔を任意に変更することができる。
図5に示すように、第1嵌合部11aおよび第2嵌合部11bの側面には、嵌合されたフレーム部材9(9a、9b)を固定するために、線材にねじを形成させた固定ねじ12が備えられている。この固定ねじ12を締め込むことにより、先端12aがフレーム部材9の側面9cを押圧して、フレーム部材9を固定させる。固定ねじ12はフレーム部材9の側面9cにおいて押圧位置が特定されないことから、連結冶具11の取り付け位置を任意に設定することができる。このため、主材9a、9a同士、荷受材9b、9b同士の間隔を任意に変更することができる。
また、図2(a)に示すように、井桁状に組まれたフレーム部材9の中央の空間には、棒材からなるブレース13が設けられている。このブレース13の端部は、連結冶具11に備えられている掛止部11cに掛止されている。なお、このブレース13は、ターンバックルを備えて長さを調整できるものが好ましい。
図6(a)に示すように、車輪ユニット10は、軌道X(図1参照)を構成する内側レール21および外側レール22に対応し、その両方又はどちらか一方に案内されて走行できるように構成されている。そして、車輪ユニット10は、内外側レール21、22の上面2aを走行する2個の車輪14(レール走行部)と、各車輪14を脱輪させないようにガイドしながらレール2の側面2bに沿って転動する3個の側方ガイドローラ15とが備えられている。このとき、内外側レール21、22の間に設けられる側方ガイドローラ15は、両レール共用となる。
さらに、図6(a)、(b)に示すように、車輪ユニット10には、これらの車輪14および側方ガイドローラ15を所定の位置で回転可能に取り付けたユニット枠16が設けられている。このユニット枠16の上面16aには、車輪ユニット10を主材9aに嵌合させて固定させる固定冶具17が備えられている。この固定冶具17の一方の側面には、嵌合した主材9aの側面9cに先端を押圧させて固定する締付けねじ17aが備えられている。
さらに、図6(a)、(b)に示すように、車輪ユニット10には、これらの車輪14および側方ガイドローラ15を所定の位置で回転可能に取り付けたユニット枠16が設けられている。このユニット枠16の上面16aには、車輪ユニット10を主材9aに嵌合させて固定させる固定冶具17が備えられている。この固定冶具17の一方の側面には、嵌合した主材9aの側面9cに先端を押圧させて固定する締付けねじ17aが備えられている。
図6(a)に示す車輪ユニット10の車輪14は、レール支持架台3上の切替え部Rで、内外側レール21、22のうち一方のレール2から他方のレール2に乗り換えることができる(図2(a)参照)。このように、荷台4はレール2が敷設されている側の車輪14を交互に使用して走行することになる。
図1に示すように、軌道X1、X2の間で荷台4の進行方向側をなす図中左右両側には、例えばウインチなどの牽引手段18a、18bが設けられている。そして、各牽引手段18a、18bと荷台4とは、例えばワイヤなどの牽引ロープ19a、19bによって連結されている。
荷台4を図1に示す左側に走行させるときは、進行方向側に設置されている牽引手段18aを駆動させて牽引ロープ19aを巻き取る。また、図1の右側に荷台4を走行させるときは、右側の牽引手段18bおよび牽引ロープ19bを使用して牽引する。
荷台4を図1に示す左側に走行させるときは、進行方向側に設置されている牽引手段18aを駆動させて牽引ロープ19aを巻き取る。また、図1の右側に荷台4を走行させるときは、右側の牽引手段18bおよび牽引ロープ19bを使用して牽引する。
なお、図1の二点鎖線に示すように、軌道X1、X2の間を連結する棒状の連結棒材20を適宜数設けておくことが好ましい。例えば軌道巾D1の方向で対向するレール支持架台3、3同士を接続させてもよい。これにより、軌道巾D1を一定にできるとともに、軌道設置後のレール2のずれを防止することができる。
本実施形態による資材用水平搬送装置では、切替え部Rにおいてレール2同士を接合させることなくオーバーラップさせる構造である。このため、双方のレール2の端部位置が長さ方向に多少ずれていても問題がないことから、レール2の設置の際に高い精度の位置決めが不要となる。さらに、水平搬送装置1は複雑な機構を必要とせず、レール2、レール支持部材3、荷台4の各部材がコンパクトな大きさで取り扱いやすい部材から構成される簡易な構造であるため、組立や解体が簡略化され、作業時間を短縮することができる。しかも、水平搬送装置1のコストを低減させることができる。
また、本発明の資材用水平搬送装置によれば、荷台4は、連結冶具11を使用することにより正確な位置合わせを必要とせずにフレーム部材9を形成できる簡易な構造であるため、組み立てが容易となり、施工性を向上させることができる。
また、本発明の資材用水平搬送装置によれば、荷台4は、連結冶具11を使用することにより正確な位置合わせを必要とせずにフレーム部材9を形成できる簡易な構造であるため、組み立てが容易となり、施工性を向上させることができる。
次に、実施の形態の変形例について、図7に基づいて説明する。上述の実施の形態と同一又は同様な部材、部分には同一の符号を用いて説明を省略し、実施の形態と異なる構成について説明する。
図7は、本実施の形態による変形例を示す軌道の平面図である。
図7に示すように、本変形例は、2列の軌道X1、X2における内側レール21と外側レール22の配列を替えたものであり、内側レール21と外側レール22が対向して配列されている。このため、軌道巾D1は、全ての位置において同じ巾となるように配置されている。なお、隣り合う内側レール21と外側レール22とは、実施の形態と同様で所定のオーバーラップ長Lだけ長さ方向にオーバーラップしている。
図7は、本実施の形態による変形例を示す軌道の平面図である。
図7に示すように、本変形例は、2列の軌道X1、X2における内側レール21と外側レール22の配列を替えたものであり、内側レール21と外側レール22が対向して配列されている。このため、軌道巾D1は、全ての位置において同じ巾となるように配置されている。なお、隣り合う内側レール21と外側レール22とは、実施の形態と同様で所定のオーバーラップ長Lだけ長さ方向にオーバーラップしている。
以上、本発明による資材用水平搬送装置の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施の形態ではレール2を1種類の長さとしているが、必ずしも1種類の長さに限定されることはない。例えば長さの異なる複数のレール2を使用して、現場の状況に応じてレール2を配置させても構わない。
また、本実施の形態では軌道X(X1、X2)を直線としているが、カーブに対応させた軌道Xであってもよい。例えば、軌道Xの全線または一部に曲率を有したカーブレールを使用してカーブ区間を設けることもできる。また、例えば、レール支持架台3上の切替え部Rで内外側レール21、22の向きを変えることによって、軌道Xに角度をもたせることもできる。なお、この場合は、レール2の端部に斜め切り欠き部を設けて、切替え部Rで車輪ユニット10の側方ガイドローラ15及び車輪14が円滑に走行できるような構造としておくことが好ましい。
また、本実施の形態では荷台4は車輪ユニット10を備えて軌道Xに沿って走行しているが、例えば車輪14に代えて、レール2の脱線を防止するガイドローラ等を備えていてもかまわない。そして、これらはレール走行部を構成する。
さらに、本実施の形態では荷台4の牽引方法にウインチなどの牽引手段18を使用しているが、この牽引手段18は自動又は手動でもよい。また、牽引手段18を使用せずに人力のみで牽引する方法であっても構わない。
例えば、本実施の形態ではレール2を1種類の長さとしているが、必ずしも1種類の長さに限定されることはない。例えば長さの異なる複数のレール2を使用して、現場の状況に応じてレール2を配置させても構わない。
また、本実施の形態では軌道X(X1、X2)を直線としているが、カーブに対応させた軌道Xであってもよい。例えば、軌道Xの全線または一部に曲率を有したカーブレールを使用してカーブ区間を設けることもできる。また、例えば、レール支持架台3上の切替え部Rで内外側レール21、22の向きを変えることによって、軌道Xに角度をもたせることもできる。なお、この場合は、レール2の端部に斜め切り欠き部を設けて、切替え部Rで車輪ユニット10の側方ガイドローラ15及び車輪14が円滑に走行できるような構造としておくことが好ましい。
また、本実施の形態では荷台4は車輪ユニット10を備えて軌道Xに沿って走行しているが、例えば車輪14に代えて、レール2の脱線を防止するガイドローラ等を備えていてもかまわない。そして、これらはレール走行部を構成する。
さらに、本実施の形態では荷台4の牽引方法にウインチなどの牽引手段18を使用しているが、この牽引手段18は自動又は手動でもよい。また、牽引手段18を使用せずに人力のみで牽引する方法であっても構わない。
1 水平搬送装置
2 レール
3 レール支持架台
4 荷台
6b 回転台
7 高さ調整ねじ
9 フレーム部材
9a 主材(棒状部材)
9b 荷受材(棒状部材)
10 車輪ユニット
11 連結冶具
14 車輪(レール走行部)
18 牽引手段
20 連結棒材
R 切替え部
D1 軌道巾
D2 レール間隔
L オーバーラップ長
2 レール
3 レール支持架台
4 荷台
6b 回転台
7 高さ調整ねじ
9 フレーム部材
9a 主材(棒状部材)
9b 荷受材(棒状部材)
10 車輪ユニット
11 連結冶具
14 車輪(レール走行部)
18 牽引手段
20 連結棒材
R 切替え部
D1 軌道巾
D2 レール間隔
L オーバーラップ長
Claims (4)
- 複数のレールが巾方向にずれた位置に交互に配列され且つ隣り合う前記レールの端部同士が長さ方向にオーバーラップして夫々が構成されてなる複数の軌道と、
前記隣り合うレールの端部同士を支持するレール支持架台と、
前記複数の軌道に案内されて走行する荷台と、
該荷台に設けられていて複数の軌道の各レールに案内されて走行する複数のレール走行部と、
を備えたことを特徴とする資材用水平搬送装置。 - 前記レール支持架台の上面には、該上面の中心で回転可能な回転台が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の資材用水平搬送装置。
- 前記荷台は、複数の棒状部材を組み合わされて構成されるフレーム部材と、前記フレーム部材の下部に取り付けられ前記レールを走行する該レール走行部としての車輪と、前記棒状部材同士を任意の位置で連結させる連結冶具とから構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の資材用水平搬送装置。
- 前記荷台を走行させる牽引手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の資材用水平搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005120183A JP2006299573A (ja) | 2005-04-18 | 2005-04-18 | 資材用水平搬送装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005120183A JP2006299573A (ja) | 2005-04-18 | 2005-04-18 | 資材用水平搬送装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2006299573A true JP2006299573A (ja) | 2006-11-02 |
Family
ID=37468197
Family Applications (1)
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JP2005120183A Pending JP2006299573A (ja) | 2005-04-18 | 2005-04-18 | 資材用水平搬送装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2006299573A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113565325A (zh) * | 2021-07-29 | 2021-10-29 | 戴巍 | 一种土建工程定向移动式支撑平台 |
CN114293785A (zh) * | 2021-11-24 | 2022-04-08 | 上海建工集团股份有限公司 | 一种悬挂式运输装置 |
-
2005
- 2005-04-18 JP JP2005120183A patent/JP2006299573A/ja active Pending
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CN113565325A (zh) * | 2021-07-29 | 2021-10-29 | 戴巍 | 一种土建工程定向移动式支撑平台 |
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