JP7099788B2 - コイル部品及びその製造方法 - Google Patents

コイル部品及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7099788B2
JP7099788B2 JP2016134850A JP2016134850A JP7099788B2 JP 7099788 B2 JP7099788 B2 JP 7099788B2 JP 2016134850 A JP2016134850 A JP 2016134850A JP 2016134850 A JP2016134850 A JP 2016134850A JP 7099788 B2 JP7099788 B2 JP 7099788B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening pattern
layer
seed layer
coil
surface inside
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016134850A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017092444A (ja
Inventor
イル ホン、セオク
イェオル チョイ、ジャエ
ボン リム、ジョン
フワン ヤン、ジュ
Original Assignee
サムソン エレクトロ-メカニックス カンパニーリミテッド.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by サムソン エレクトロ-メカニックス カンパニーリミテッド. filed Critical サムソン エレクトロ-メカニックス カンパニーリミテッド.
Publication of JP2017092444A publication Critical patent/JP2017092444A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7099788B2 publication Critical patent/JP7099788B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/2804Printed windings
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/0006Printed inductances
    • H01F17/0013Printed inductances with stacked layers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F41/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
    • H01F41/02Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
    • H01F41/04Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets for manufacturing coils
    • H01F41/041Printed circuit coils
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F41/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
    • H01F41/02Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
    • H01F41/04Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets for manufacturing coils
    • H01F41/041Printed circuit coils
    • H01F41/042Printed circuit coils by thin film techniques
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F2017/0093Common mode choke coil
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/2804Printed windings
    • H01F2027/2809Printed windings on stacked layers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/24Magnetic cores
    • H01F27/26Fastening parts of the core together; Fastening or mounting the core on casing or support
    • H01F27/266Fastening or mounting the core on casing or support
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/29Terminals; Tapping arrangements for signal inductances
    • H01F27/292Surface mounted devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Description

本発明は、コイル部品及びその製造方法に関する。
デジタルTV、モバイルフォン、ノートブックなどのような電子機器は、高周波帯域におけるデータ送受信の機能が広く用いられており、今後もこのようなIT電子機器は一つの機器だけでなく、相互間のUSB、その他の通信ポートを連結して多機能、複合化で活用頻度が高いと予想される。ここで、上記データ送受信を速く進行するために、MHz帯域の周波数帯域からGHz帯域の高周波数帯域に移動して多くの量の内部信号ラインを通じてデータをやり取りする。
一方、このように多くの量のデータをやり取りするために、メイン機器及び周辺機器とのGHz帯域の高周波数帯域の送受信時に信号の遅延及びその他のノイズによってデータを円滑に処理するのに問題が発生している。このような問題を解決するために、ITと周辺機器の連結周囲に電磁干渉(Electro Magnetic Interference:EMI)対策部品を備えており、例えば、コモンモードフィルター(Common Mode Filter:CMF)などが用いられている。
一方、コモンモードフィルターなどのコイル部品は、電子機器の小型化及び薄型化に伴い、小型化及び薄型化が求められており、このようなニーズに符合することが困難である巻線型のコイル部品より薄膜型のコイル部品の研究開発がより活発に行われている。このとき、このような薄膜型のコイル部品のコイルパターンを形成するために、従来は基板上に予めシード層を形成し、その上にパターン用感光材料をコーティング及び現像した後、そのパターニングの間に銅めっきを満たしてコイルパターンを形成してから絶縁性感光材料及びシード層をフラッシュエッチングなどで除去する、いわゆるセミアディティブ法(Semi Additive Process:SAP)などが主に用いられてきた。
一方、上記のような方法は、パターン用感光材料及び絶縁用感光材料を両方使用するため、製造原価が高く、生産性が落ちる。また、コイルパターンを多層形成する過程でフラッシュエッチングなどによって下部層が平坦ではない場合、線幅のマージンが減る可能性がある。また、コイルの損失率が大きいおそれがある。
本発明の多様な目的のうちの一つは、このような問題を解決するもので、生産性に優れ、コイルの損失率が小さく、微細線幅の解像度の向上が可能なコイル部品及びこれを効率的に製造することができる方法を得ることである。
本発明の一実施形態によると、基板、及び上記基板上に配置されたコイル部を含むコイル部品において、上記コイル部は、開口パターンを有する絶縁層と、その内部に配置されたコイルパターンと、を含み、上記コイルパターンは、上記開口パターン内部の側面の一部及び下面の一部に配置された第1シード層と、上記第1シード層を覆うように配置された第2シード層と、上記第2シード層上に配置された金属層と、を含むコイル部品を提供する。
本発明の他の実施形態によると、基板、及び上記基板上に配置されたコイル部を含むコイル部品において、上記コイル部は、開口パターンを有する絶縁層と、その内部に配置されたコイルパターンと、を含み、上記開口パターン内部の側面の一部及び下面の一部には少なくとも3層以上の銅を含む層が配置されたコイル部品を提供する。
本発明の多様な効果のうちの一効果として、絶縁層及びパターンを同時に形成することができるため、生産性に優れ、コイルの損失率が減少して低抵抗の確保が可能となる。
また、高いアスペクト比(Aspect Ratio、A/R)を実現することにより、チップ性能が向上することができ、従来の設備を用いても絶縁層の開口パターン内部に均一なシード層を実現することができる。
コイル部品の一例を示す概略的な斜視図である。 図1のコイル部品の概略的なI-I'線に沿った切断断面図である。 図2のコイル部品のS領域の概略的な拡大断面図である。 コイル部品の概略的な製造工程の一例を示す。 コイル部品の概略的な製造工程の一例を示す。 コイル部品の概略的な製造工程の一例を示す。 コイル部品の概略的な製造工程の一例を示す。
以下では、添付の図面を参照し、本発明の好ましい実施形態について説明する。しかし、本発明の実施形態は様々な他の形態に変形されることができ、本発明の範囲は以下で説明する実施形態に限定されない。また、本発明の実施形態は、当該技術分野で平均的な知識を有する者に本発明をより完全に説明するために提供されるものである。したがって、図面における要素の形状及び大きさなどはより明確な説明のために誇張されることがある。
コイル部品
以下では、本発明のコイル部品を説明し、便宜上コモンモードフィルターを例に挙げて説明するが、これに限定されるものではない。また、本発明の内容が他の多様な用途のコイル部品にも適用できることはもちろんである。
図1はコイル部品の一例を示す概略的な斜視図である。
図面を参照すると、一例によるコイル部品10は、コイル部200と、上記コイル部200の上部及び下部に配置されるカバー部100a、100bと、上記カバー部100a、100b上に少なくとも一部が配置される外部電極301a、301b、302a、302bと、を含む。ここで、上部とは後述する製造工程において実装基板から遠くなる方向を意味し、下部とは後述する製造工程において実装基板から近くなる方向を意味する。このとき、上部または下部に位置するというのは、対象構成要素が基準となる構成要素と直接接触する場合だけでなく、該当方向に位置し、直接接触しない場合も含む。
カバー部100a、100bは、コイル部200で発生する磁束(magnetic flux)の通路として機能し、このため磁性物質を含むことができる。
さらに、カバー部100a、100bは、外部電極301a、301b、302a、302bを支持する役割及び/またはコイル部200を機械的及び電気的に保護する役割を行うことができる。
また、カバー部100a、100bは、コイル部品10を多様な電子機器に実装するとき、実装面を提供することもできる。
カバー部100a、100bは、シート型であることができる。この場合、シート型の磁性物質を圧着及び積層して、簡単にカバー部100a、100bを形成することができるため工程生産性が向上することができる。
カバー部100a、100bは、コイル部200の上部に配置される第1カバー部100a及びコイル部200の下部に配置される第2カバー部100bであることができる。
カバー部100a、100bに含まれる磁性物質としては、磁気特性を有するものであれば特に制限なく用いることができる。
例えば、金属磁性体粉末及びフェライトからなる群より選択されたいずれか一つ以上を含むものであってよいが、必ずしもこれに制限されるものではない。
金属磁性体粉末は、例えば、Fe、Si、Cr、Al及びNiからなる群より選択されたいずれか一つ以上を含む結晶質または非晶質金属であってよいが、これに限定されるものではない。
フェライトは、例えば、Fe-Ni-Zn系フェライト、Fe-Ni-Zn-Cu系フェライト、Mn-Zn系フェライト、Ni-Zn系フェライト、Zn-Cu系フェライト、Ni-Zn-Cu系フェライト、Mn-Mg系フェライト、Ba系フェライト、Li系フェライトなどであってよいが、これに限定されるものではない。
コイル部200は、コイル部品10のコイルから発現される特性を通じて電子機器内で多様な機能を行う役割をする。
一例によるコイル部品10では、上記コイル部200が、いわゆる薄膜型などであるため、磁性コアに単に銅線を巻いた構造を有する巻線型とは区別される。
コイル部200に対する詳細な内容は後述する。
外部電極301a、301b、302a、302bは、コイル部品10を電子機器に連結させる役割をする。
一例によるコイル部品10において、外部電極301a、301b、302a、302bは第1及び第2カバー部100a、100b上にそれぞれ少なくとも一部が配置される。
このように、第1及び第2カバー部100a、100bの両方に外部電極301a、301b、302a、302bの少なくとも一部が配置されることにより、第1及び第2カバー部100a、100bの両方は実装面を提供することができる。
したがって、コイル部品10を電子機器に実装するとき、方向に影響を受けないため工程がより簡素化することができる。
外部電極301a、301b、302a、302bは、第1から第4外部電極301a、301b、302a、302bであってよく、これらはそれぞれ後述する上記コイル部200の第1から第4コイルパターン211a、211b、221a、221bと連結されることができる。
また、これらはそれぞれ「逆コの字」型の形状を有することができる。但し、これに限定されるものではなく、他の多様な形態で外部電極301a、301b、302a、302bを実現できることはもちろんである。
外部電極301a、301b、302a、302bの材料としては、電気伝導性を与えることができる金属であれば特に制限なく用いることができる。
例えば、外部電極301a、301b、302a、302bは、金、銀、白金、銅、ニッケル、パラジウム及びこれらの合金などからなる群より選択された一つ以上を含むことができるが、これに限定されるものではない。
一方、金、銀、白金、パラジウムは、値段が高いが安定的であるという長所があり、銅、ニッケルは値段が安いが焼結中に酸化して電気伝導性を低下させる可能性があるという短所がある。
図2は図1のコイル部品の概略的なI-I'線に沿った切断断面図である。
図2を参照すると、一例によるコイル部品10のコイル部200は、コイルパターン210、220と、上記コイルパターン210、220の間に配置される基板230と、上記コイルパターン210、220の間に配置される開口パターンを有する絶縁層231と、を含む。
また、上記コイルパターン210、220の上部及び下部には絶縁層がさらに配置されることができる。
コイルパターン210、220は、それぞれ実質的に同一平面上に二つのコイルパターン211a、211b、221a、221bが形成された二重コイルを有する。もちろん、これと異なって、より多層の形態の単一コイルで実現することもできる。一方、二重コイルである場合、製造工程が単純且つ簡単であり、これにより、製造費用の節減が可能となる。
コイルパターン210、220は、実質的に同一平面上に第1及び第2コイルパターン211a、211bを有する。また、実質的に他の同一平面上に第3及び第4コイルパターン221a、221bを有する。
但し、図面上には二つのコイルパターン210、220だけを例示したが、求められる事項によってそれ以上の層で構成されることはもちろんであり、例えば、第3コイルパターン及び第4コイルパターンがさらに積層されることができる。
第1コイルパターン211aは、第1ビアパターン232aを通じて上記第3コイルパターン221aと電気的に連結される。
これにより、二つのコイル211a、221aの直列回路で構成される単一の第1コイル電極が構成されることができる。
第2コイルパターン211bは、第2ビアパターン232bを通じて上記第4コイルパターン221bと電気的に連結される。
これにより、二つのコイル211b、221bの直列回路で構成される単一の第2コイル電極が構成されることができる。
この場合、第1及び第2コイルパターンの間に同一の方向の電流が流れると、磁束が互いに補強されてコモンモードインピーダンスが高くなってコモンモードノイズは抑制され、反対方向の電流が流れると、磁束が互いに相殺されてディファレンシャルモードインピーダンスが減少して所望する伝送信号を通過させる、いわゆるコモンモードフィルターとして動作することができる。
コイル部品10のコイル部200は、ビアパターン232a、232bと直接連結される第1及び第2ビア連結用パターン212a、212bと、第3及び第4ビア連結用パターン222a、222bと、を含む。
ここで、第1及び第2ビア連結用パターン212a、212bと第3及び第4ビア連結用パターン222a、222bは、それぞれ第1及び第2ビアパターン232a、232bと上下で直接連結される上記第1及び第2コイルパターン211a、211bと第3及び第4コイルパターン221a、221bの末端部分を意味する。
図1及び図2を参照すると、基板230の下部に配置されたコイルパターン210は、外部電極301a、301bと連結される第1及び第2引出端子213a、213bを含む。
ここで、第1及び第2引出端子213a、213bは、それぞれ第1及び第2外部電極301a、301bに連結される。
基板230の上部に配置されたコイルパターン220は、外部電極302a、302bと連結される第3及び第4引出端子223a、223bを含む。
ここで、第3及び第4引出端子223a、223bは、それぞれ第3及び第4外部電極302a、302bに連結される。
これにより、コイル部200は外部電極301a、301b、302a、302bと電気的に連結されることができる。
但し、引出端子213a、213bの形態が図面に示された形態で限定されるものではなく、当該技術分野でよく知られている多様な形態が適用できることはもちろんである。
基板230は、基本的に互いに異なる層に形成されたコイルパターン211a、211b、221a、221bを電気的に絶縁させる。
このとき、基板230には第1及び第2ビアパターン232a、232bが形成され、これにより、互いに異なる層に形成されたコイルパターン211a、211b、221a、221bは電気的に連結される。
例えば、一例において基板230は、第1コイルパターン211a及び第3コイルパターン221aを連結する第1ビアパターン232aと、第2コイルパターン211b及び第4コイルパターン221bを連結する第2ビアパターン232bと、を含む。
基板230の材質は、特に限定されず、ガラス繊維または無機フィラーのような補強材が含浸された樹脂、例えば、プリプレグが用いられることができる。また、熱硬化性樹脂及び/または光硬化性樹脂などが用いられることができ、味の素ビルドアップフィルムが用いられることもできるが、特に限定されるものではない。
基板230は、材料の特性上付着された形態で存在できることはもちろんである。
図3は図2のコイル部品のS領域の概略的な拡大断面図である。
図3を参照すると、上記コイル部200は、開口パターンを有する絶縁層231と、その内部に配置されたコイルパターン221aと、を含み、上記コイルパターン221aは、上記開口パターン内部の側面の一部及び下面の一部に配置された第1シード層21、22と、上記第1シード層21、22を覆うように配置された第2シード層23と、上記第2シード層23上に配置された金属層24と、を含む。
一般的に、高いアスペクト比(Aspect Ratio、A/R)を実現するためには絶縁層の開口パターンが高い厚さを有さなければならない。
この場合、開口パターン内部にシード層を均一に形成するために高価な装備が必要な実情である。
一方、従来のスパッタ装備を用いる場合は、高いアスペクト比(Aspect Ratio、A/R)を実現するための開口パターン内部にシード層を形成するとき、均一な蒸着が困難であり、その結果、開口パターンの下部及び側面の一部にはシード層が形成されない領域が発生するようになる。
このように、開口パターンの下部及び側面の一部にシード層が形成されない領域が発生する場合、後述する電解めっき層の未形成部が発生してコイル部品の性能が低下するという問題が生じ得る。
本発明の一実施形態によると、上記コイルパターン221aが、絶縁層231の開口パターン内部の側面の一部及び下面の一部に配置された第1シード層21、22と、上記第1シード層21、22を覆うように配置された第2シード層23と、上記第2シード層23上に配置された金属層24と、を含むことにより、金属層24の未形成部が発生しないためコイル部品の性能が低下するという問題がない。
上記絶縁層231は、コイルパターン211a、211b、221a、221bや、ビア連結用パターン212a、212b、222a、222b、引出端子213a、213b、223a、223bなどに絶縁性を与えるとともに、衝撃や水分、高温などからコイルパターン211a、211b、221a、221bや、ビア連結用パターン212a、212b、222a、222b、引出端子213a、213b、223a、223bなどを保護する機能をする。
したがって、その材料としては、絶縁性や耐熱性、耐湿性などを考えて、当該技術分野でよく知られている加工が容易な感光性樹脂などを適切に選択することができる。
例えば、上記絶縁層231は、公知のポジ型またはネガ型のドライフィルムであってよいが、これに限定されるものではない。
絶縁層231は、必要によっては、高透磁率のフェライトを含有することもできる。
上記フェライトは粉末形態であることができる。例えば、軟磁性体として、Fe-Ni-Zn酸化物系やFe-Ni-Zn-Cu酸化物系などを用いることができ、その他にも、Fe、Ni、Fe-Ni(Permalloy)などの金属系、またはこれらの混合物を用いることができる。
このようなフェライト粉末は、コイルパターン211a、211b、221a、221bや、ビア連結用パターン212a、212b、222a、222b、引出端子213a、213b、223a、223bなどの配線間に分散されて含有されることができ、これにより、絶縁層231は高透磁率を有して磁束ループの通路として作用することができる。
その結果、コイルパターン211a、211b、221a、221bや、ビア連結用パターン212a、212b、222a、222b、引出端子213a、213b、223a、223bなどで発生する磁束ループの流れをより円滑にしてインピーダンス特性を高めることができる。
上記絶縁層231の開口パターンは、絶縁層231を直接パターニングして形成される。これにより、従来と異なって別のパターン用感光材料を必要とせずに工程の数も簡素化することができる。
また、従来のように、セミアディティブ法などでコイルパターンを形成する場合は、工程数が多いだけでなく、フォトレジストを除去した後、シード層を除去するためのフラッシュエッチング(flash etching)の過程でめっきパターンの上部が影響を受けてその一部が不規則に除去され、所望する形状のパターンを実現するのに限界がある。
これに対し、一例のように、露光及び現像を用いて厚さ方向に絶縁層231をパターニングして開口パターンを形成し、その後、めっきパターンを形成する場合は上述のような問題点が発生しない。
さらに、絶縁層を直接パターニングして形成されるため、形成されるコイルパターンが従来に比べて高いアスペクト比を有することができることはもちろんである。
第1シード層21、22は、クロム、チタン、モリブデン、タングステン、タンタル、パラジウム、ニッケル及びこれらの合金などからなる群より選択された一つ以上を含むバッファシード層21と、上記バッファシード層上に形成され、金、銀、白金、銅、ニッケル、パラジウム及びこれらの合金などからなる群より選択された一つ以上を含むめっきシード層22と、を含む多層構造であることができる。
例えば、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)及びタンタル(Ta)のうちいずれか一つ以上の層及び銅からなる層である二重層構造であることができる。
バッファシード層21は絶縁層231に対する密着性を確保する役割を行うことができ、めっきシード層22は第2シード層23を容易に形成するための基礎めっき層の役割を行うことができる。
上記第2シード層23は、無電解めっきで形成されることができるが、必ずしもこれに制限されるものではない。
上記第2シード層23は、上記絶縁層231の開口パターン内部の側面及び下面の全部を覆うように配置される。
第2シード層23は、後述する金属層24を容易に形成するためのもので、電気伝導性を与えることができる金属であれば特に制限なく用いることができる。
例えば、金、銀、白金、銅、ニッケル、パラジウム及びこれらの合金などからなる群より選択された一つ以上を含むことができる。
本発明の一実施形態によると、第1シード層21、22が上記絶縁層231の開口パターン内部の側面の一部及び下面の一部に配置され、上記第2シード層23が上記第1シード層21、22を覆うように配置され、且つ、上記絶縁層231の開口パターン内部の側面及び下面の全部を覆うように配置される。
このように、第1シード層21、22及び第2シード層23が配置されることにより、上記金属層24は、上記絶縁層231の開口パターン内部に形成されない領域が存在せずに配置されることができる。
これにより、本発明の一実施形態によるコイル部品は性能が低下するという問題がない。
金属層24は、コイルパターン211a、211b、221a、221bや、ビア連結用パターン212a、212b、222a、222b、引出端子213a、213b、223a、223bなどを構成する主な材料であり、電気伝導性を与えることができる金属であれば特に制限なく用いることができる。
例えば、金、銀、白金、銅、ニッケル、パラジウム及びこれらの合金などからなる群より選択された一つ以上を含むことができる。
本発明の一実施形態によると、上記コイルパターン211a、211b、221a、221bは、少なくとも3層以上の銅を含む層で構成されることができる。
即ち、第1シード層としてめっきシード層22が銅(Cu)で形成されることができ、無電解めっき層である第2シード層23も銅(Cu)で形成されることができ、第2シード層23上に配置される金属層24が電解めっき法によって銅(Cu)を含むことができるため、上記コイルパターン211a、211b、221a、221bは少なくとも3層以上の銅を含む層で構成されることができる。
本発明の一実施形態によると、上記第1シード層21、22、第2シード層23及び金属層24を形成した後、平坦化工程で上記絶縁層231を平坦化する。これにより、第1シード層21、22を除去する工程が必要ではない。
したがって、金属層24の上面がフラッシュエッチングの影響を受けることを防ぐことができる。
また、本発明の一実施形態によると、絶縁層231を直接パターニングして開口パターンを形成し、これにより、従来と異なって別のパターン用感光材料を必要とせずに工程の数も簡素化することができる。
また、同様に露光及び現像を用いて厚さ方向に絶縁層231をパターニングして開口パターンを形成し、その後、めっきパターンを形成するため、従来のSAP方法で発生した問題点が生じない。
本発明の一実施形態によると、コイルパターン211a、211b、221a、221bが、絶縁層231の開口パターン内部の側面の一部及び下面の一部に配置された第1シード層21、22と、上記第1シード層21、22を覆うように配置された第2シード層23と、上記第2シード層23上に配置された金属層24と、を含むことにより、高いアスペクト比(Aspect Ratio、A/R)を実現してチップ性能が向上することができ、従来の設備を用いても絶縁層の開口パターン内部に均一なシード層を実現することができる。
本発明の他の実施形態によると、基板230、及び上記基板230上に配置されたコイル部200を含むコイル部品10において、上記コイル部200は、開口パターンを有する絶縁層231と、その内部に配置されたコイルパターン210、220と、を含み、上記開口パターン内部の側面の一部及び下面の一部には少なくとも3層以上の銅を含む層が配置されたコイル部品を提供する。
上記開口パターン内部において、少なくとも3層以上の銅を含む層が配置された領域の他の領域には、無電解めっき層、及びその上部に電解めっき層が配置されることができる。
上記無電解めっき層は銅(Cu)を含むことができる。
上記コイルパターン210、220は、上記開口パターン内部の側面の一部及び下面の一部に配置された第1シード層21、22と、上記第1シード層21、22を覆うように配置された第2シード層23と、上記第2シード層23上に配置された金属層24と、を含むことができる。
上記第1シード層21、22は、複数の層で配置されることができ、チタン(Ti)を含む層、及びその上部に配置される銅(Cu)を含む層で構成されることができる。
上記開口パターンの下面である上記基板230の露出部には、銅を含む層が互いに異なる数で配置された領域が存在することができる。
即ち、上記開口パターンの下面である上記基板230の露出部の一部領域には第1シード層21、22が配置されることができ、その他の領域には第1シード層21、22が配置されないため、最終のコイル部品の構造では銅を含む層が互いに異なる数で配置された領域が存在することができる。
その他、本発明の他の実施形態によるコイル部品の特徴のうち上述の本発明の一実施形態によるコイル部品の特徴と同一の部分は重複説明を避けるためにここでは省略する。
コイル部品の製造方法
以下では、本発明のコイル部品の製造方法を説明し、便宜上コモンモードフィルターの製造方法を例に挙げて説明するが、これに限定されるものではない。本発明の内容が他の多様な用途のコイル部品の製造にも適用できることはもちろんである。
図4aから図4dはコイル部品の概略的な製造工程の一例を示す。
コイル部品の製造方法に対する説明のうち上述の説明と重複する内容は省略し、差異点を中心に後述する。
図4aを参照すると、少なくとも一面に金属層が配置された基板230を設ける。
例えば、少なくとも一面に金属層が配置された基板230は、印刷回路基板(Printed Circuit Board)の分野で一般的に用いられる銅箔積層板(Copper Clad Laminate:CCL)であることができる。
基板230の材質は、特に限定されず、ガラス繊維または無機フィラーのような補強材が含浸された樹脂、例えば、プリプレグが用いられることができる。また、熱硬化性樹脂及び/または光硬化性樹脂などが用いられることができ、味の素ビルドアップフィルムが用いられることもできるが、特にこれに限定されるものではない。
金属層の材質も、特に限定されず、金、銀、白金、銅、ニッケル、パラジウム及びこれらの合金などからなる群より選択された一つ以上を含むことができるが、特にこれに限定されるものではない。
次に、基板230の金属層上に絶縁層231を形成する。
絶縁層231は、公知の方法で形成することができ、例えば、ラミネーター(laminator)を用いて絶縁樹脂を未硬化フィルムの形態で圧着した後、これを硬化させて形成することができる。または、絶縁物質をスピン工法のような公知の方法で塗布した後、硬化する方法で形成することもできる。
その後、絶縁層231に開口パターンを形成する。開口パターンは、公知のフォトリソグラフィ工法を用いて形成することができ、例えば、公知のフォトマスクを用いて所望するパターンで露光した後、現像してパターニングすることができる。
続いて、絶縁層231の上面並びに開口パターンの内部の側面の一部及び下面の一部に第1シード層21、22を形成する。
上述の通り、第1シード層21、22は多層構造であることができる。この場合、バッファシード層21を先に形成し、その上にめっきシード層22を形成する。
第1シード層21、22の形成方法は、特に制限されず、当該技術分野でよく知られている公知の方法、例えば、スパッタリング工法、スピン工法、化学銅などの薄膜形態でシード層を形成することができるものであればいかなる工法も適用することができる。
また、上記第1シード層21、22は、チタンを含むバッファシード層21、及びその上部に銅を含むめっきシード層22を形成することができる。
図4bを参照すると、第1シード層21、22上に第2シード層23を形成する。
第2シード層23の形成方法は、特に制限されず、第1シード層21、22を基礎に当該技術分野でよく知られている公知の方法、例えば、無電解めっき法などを用いて全面めっきで形成することができる。
即ち、第2シード層23は、上記第1シード層21、22の上部を覆うように形成され、且つ、開口パターンの内部の側面及び下面の全部を覆うように形成される。
図4cを参照すると、第2シード層23上に金属層24を形成する。
金属層24の形成方法は、特に制限されず、第2シード層23を基礎に当該技術分野でよく知られている公知の方法、例えば、電解めっき法などを用いて全面めっきで形成することができる。
即ち、金属層24は上記第2シード層23の上部を覆うように形成される。
図4dを参照すると、第1シード層21、22、第2シード層23、及び金属層24が形成された絶縁層231の上面を平坦化する。
平坦化により、第1シード層21、22、第2シード層23、及び金属層24の上面は絶縁層231の上面と実質的に同一の平面に存在するようになる。
また、金属層24の上面は、第1シード層21、22、及び第2シード層23のオープン面と実質的に同一平面上に存在するようになる。
平坦化方法は、特に制限されず、当該技術分野でよく知られている公知の方法、例えば、化学機械研磨(Chemical Mechanical Polishing:CMP)やラッピング(lapping)研削などが適用されることができる。
図面には便宜上二つのコイルパターン210、220及び一つの基板230だけを形成することを例示したが、求められる容量によってそれ以上の層を形成できることはもちろんである。
次に、コイル部200の上部及び下部にそれぞれ第1カバー部100a及び第2カバー部100bを形成する。第1及び第2カバー部100a、100bは、例えば、シート型の第1及び第2磁性物質を上記コイル部200の上部及び下部にそれぞれ圧着及び積層する方法で形成されることができる。
その後、第1カバー部100a及び第2カバー部100b上に少なくとも一部が配置される外部電極301a、301b、302a、302bを形成する。外部電極301a、301b、302a、302bの形成方法も、特に限定されず、印刷法やディッピング法などの公知の方法を用いることができる。
図面には便宜上一つのコイル部品10を製造するように示されているが、実際の量産過程では、一つの大きな基板上に複数個のコイル部品を同時に形成した後、これらを個別に切断する方法で製造できることはもちろんである。
一方、本発明において電気的に連結されるというのは、物理的に連結された場合と、連結されていない場合をともに含む概念である。また、第1、第2などの表現は、一つの構成要素と他の構成要素を区分するために用いられるもので、該当する構成要素の順序及び/または重要度などを限定しない。場合によっては、本発明の範囲を外れずに、第1構成要素は第2構成要素と命名されることもでき、類似して第2構成要素は第1構成要素と命名されることもできる。
一方、本発明で用いられた一例という表現は、互いに同一の実施例を意味せず、それぞれ互いに異なる固有の特徴を強調して説明するために提供されるものである。しかし、上記提示された一例は、他の一例の特徴と結合して実現されることを排除しない。例えば、特定の一例で説明された事項が他の一例で説明されていなくても、他の一例でその事項と反対であるか矛盾する説明がない限り、他の一例に関連する説明であると理解されることができる。
また、本発明で用いられた用語は、一例を説明するために説明されたものであるだけで、本発明を限定しようとする意図ではない。このとき、単数の表現は文脈上明確に異なる意味でない限り、複数を含む。
10 コイル部品
100a、100b カバー部
200 コイル部
210、220 コイルパターン
230 基板
231 絶縁層
211a、211b、221a、221b コイルパターン
212a、212b、222a、222b ビア連結用パターン
232a、232b ビアパターン
213a、213b、223a、223b 引出端子
301a、301b、302a、302b 外部電極
21、22 第1シード層
23 第2シード層
24 金属層

Claims (17)

  1. 基板、及び前記基板上に配置されたコイル部を含むコイル部品において、
    前記コイル部は、開口パターンを有する絶縁層と、前記開口パターンの内部に配置されたコイルパターンと、を含み、
    前記コイルパターンは、
    前記開口パターン内部の側面の一部及び下面の一部に配置された第1シード層と、前記第1シード層を覆うように配置された第2シード層と、前記第2シード層上に配置された金属層と、を含んでおり、
    前記第1シード層は、前記開口パターン内部の側面に配置された部分が、前記開口パターン内部の下面に配置された部分から離隔するように非連続的に形成されており、
    前記第1シード層のうち、前記開口パターン内部の側面に配置された部分は、前記開口パターン内部の側面に接触しており、前記第1シード層のうち、前記開口パターン内部の下面に配置された部分は、前記基板の露出部に接触しており、
    前記第1シード層は、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)及びタンタル(Ta)のうちいずれか一つ以上を含む第1層、及び当該第1層の上部に配置されて前記第1層を覆って前記開口パターン内部の側面または前記基板の露出部に接触する銅(Cu)を含む第2層を有する、コイル部品。
  2. 基板、及び前記基板上に配置されたコイル部を含むコイル部品において、
    前記コイル部は、開口パターンを有する絶縁層と、前記開口パターンの内部に配置されたコイルパターンと、を含み、
    前記コイルパターンは、
    前記開口パターン内部の側面の一部及び下面の一部に配置された第1シード層と、前記第1シード層を覆うように配置された第2シード層と、前記第2シード層上に配置された金属層と、を含んでおり、
    前記第1シード層は、前記開口パターン内部の側面に配置された部分が、前記開口パターン内部の下面に配置された部分から離隔するように非連続的に形成されており、
    前記第1シード層のうち、前記開口パターン内部の側面に配置された部分は、前記開口パターン内部の側面に接触しており、前記第1シード層のうち、前記開口パターン内部の下面に配置された部分は、前記基板の露出部に接触しており、
    前記第1シード層は、第1層および第2層を備えており、
    前記第1層および前記第2層は、それぞれ前記開口パターン内部の側面に配置された部分が、前記開口パターン内部の下面に配置された部分から離隔されており、
    前記第2層のうち、前記開口パターン内部の側面に配置された部分は、前記開口パターン内部の側面に配置された前記第1層の部分の全部を覆って前記開口パターン内部の側面に接触しており
    前記第2層のうち、前記開口パターン内部の下面に配置された部分は、前記開口パターン内部の下面に配置された前記第1層の部分の全部を覆って前記基板の露出部に接触している、コイル部品。
  3. 前記第1シード層は、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)及びタンタル(Ta)のうちいずれか一つ以上を含む前記第1層、及び当該第1層の上部に配置される銅(Cu)を含む前記第2層を有する、請求項に記載のコイル部品。
  4. 前記コイルパターンは少なくとも3層以上の銅を含む層を含む、請求項1~のいずれか一項に記載のコイル部品。
  5. 前記第2シード層は無電解めっきで形成される、請求項1~のいずれか一項に記載のコイル部品。
  6. 前記第2シード層は、前記開口パターン内部の側面及び下面の全部を覆うように配置される、請求項1~のいずれか一項に記載のコイル部品。
  7. 前記金属層は、銅を含み、電解めっきで形成される、請求項1~のいずれか一項に記載のコイル部品。
  8. 基板、及び前記基板上に配置されたコイル部を含むコイル部品において、
    前記コイル部は、開口パターンを有する絶縁層と、前記開口パターンの内部に配置されたコイルパターンと、を含み、
    前記開口パターン内部の側面の一部及び下面の一部には、少なくとも3層以上の銅を含む層が配置されており、
    前記コイルパターンは、
    前記開口パターン内部の側面の一部及び下面の一部に配置された第1シード層と、前記第1シード層を覆うように配置された第2シード層と、前記第2シード層上に配置された金属層と、を含んでおり、
    前記第1シード層は、前記開口パターン内部の側面に配置された部分が、前記開口パターン内部の下面に配置された部分から離隔するように非連続的に形成されており、
    前記第1シード層のうち、前記開口パターン内部の側面に配置された部分は、前記開口パターン内部の側面に接触しており、前記第1シード層のうち、前記開口パターン内部の下面に配置された部分は、前記基板の露出部に接触しており、
    前記第1シード層は、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)及びタンタル(Ta)のうちいずれか一つ以上を含む第1層、及び当該第1層の上部に配置されて前記第1層を覆って前記開口パターン内部の側面または前記基板の露出部に接触する銅(Cu)を含む第2層を有する
    コイル部品。
  9. 基板、及び前記基板上に配置されたコイル部を含むコイル部品において、
    前記コイル部は、開口パターンを有する絶縁層と、前記開口パターンの内部に配置されたコイルパターンと、を含み、
    前記開口パターン内部の側面の一部及び下面の一部には、少なくとも3層以上の銅を含む層が配置されており、
    前記コイルパターンは、
    前記開口パターン内部の側面の一部及び下面の一部に配置された第1シード層と、前記第1シード層を覆うように配置された第2シード層と、前記第2シード層上に配置された金属層と、を含んでおり、
    前記第1シード層は、前記開口パターン内部の側面に配置された部分が、前記開口パターン内部の下面に配置された部分から離隔するように非連続的に形成されており、
    前記第1シード層のうち、前記開口パターン内部の側面に配置された部分は、前記開口パターン内部の側面に接触しており、前記第1シード層のうち、前記開口パターン内部の下面に配置された部分は、前記基板の露出部に接触しており
    前記第1シード層は、第1層および第2層を備えており、
    前記第1層および前記第2層は、それぞれ前記開口パターン内部の側面に配置された部分が、前記開口パターン内部の下面に配置された部分から離隔されており、
    前記第2層のうち、前記開口パターン内部の側面に配置された部分は、前記開口パターン内部の側面に配置された前記第1層の部分の全部を覆って前記開口パターン内部の側面に接触しており、
    前記第2層のうち、前記開口パターン内部の下面に配置された部分は、前記開口パターン内部の下面に配置された前記第1層の部分の全部を覆って前記基板の露出部に接触している、コイル部品。
  10. 前記開口パターン内部において少なくとも3層以上の銅を含む層が配置された領域の他の領域には、無電解めっき層、及びその上部に電解めっき層が配置される、請求項8または9に記載のコイル部品。
  11. 前記無電解めっき層は銅(Cu)を含む、請求項10に記載のコイル部品。
  12. 前記第1シード層は、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)及びタンタル(Ta)のうちいずれか一つ以上を含む第1層、及び当該第1層の上部に配置される銅(Cu)を含む第2層を備える、請求項に記載のコイル部品。
  13. 前記開口パターンの下面である前記基板の露出部には銅を含む層が互いに異なる数で配置された領域が存在する、請求項12のいずれか一項に記載のコイル部品。
  14. 基板上に配置された絶縁層に開口パターンを形成し、且つ、前記開口パターンは一つ以上のコイルパターンの形状に形成する段階と、
    前記絶縁層内に形成された開口パターン内に一つ以上のコイルパターンを含むコイル部を形成する段階と、を含み、
    前記コイル部を形成する段階は、前記開口パターン内部の側面の一部及び下面の一部に第1シード層を形成する段階、前記第1シード層を覆うように第2シード層を形成する段階、及び前記第2シード層上に金属層を形成する段階を含んでおり、
    第1シード層を形成する段階は、前記第1シード層のうち前記開口パターン内部の側面に配置された部分が、前記第1シード層のうち前記開口パターン内部の下面に配置された部分から離隔するように非連続的に形成し、
    前記第1シード層のうち、前記開口パターン内部の側面に配置された部分が、前記開口パターン内部の側面に接触しており、前記第1シード層のうち、前記開口パターン内部の下面に配置された部分が、前記基板の露出部に接触するように、前記第1シード層を形成し、
    前記第1シード層を形成する段階は、
    前記開口パターン内部の側面の一部及び下面の一部において、前記開口パターン内部の側面に配置された部分が、前記開口パターン内部の下面に配置された部分から離隔されるように不連続的にバッファシード層を形成する段階と、
    前記開口パターン内部の側面の一部及び下面の一部において、前記開口パターン内部の側面に配置された部分が、前記開口パターン内部の下面に配置された部分から離隔されるように不連続的に、めっきシード層を形成する段階と、を含み、
    前記めっきシード層のうち、前記開口パターン内部の側面に配置された部分は、前記開口パターン内部の側面に配置された前記バッファシード層の部分の全部を覆って前記開口パターン内部の側面に接触し、
    前記めっきシード層のうち、前記開口パターン内部の下面に配置された部分は、前記開口パターン内部の下面に配置された前記バッファシード層の部分の全部を覆って前記基板の露出部に接触している、コイル部品の製造方法。
  15. 前記第2シード層を形成する段階は、前記第1シード層上に無電解めっき法によって第2シード層を形成する段階を含む、請求項14に記載のコイル部品の製造方法。
  16. 前記金属層を形成する段階は、前記第2シード層上に電解めっき法によって金属層を形成する段階を含む、請求項15に記載のコイル部品の製造方法。
  17. 前記開口パターンを形成する段階は、基板の両面に配置された絶縁層内に開口パターンを形成し、且つ、各開口パターンを一つ以上のコイルパターンの形状に形成する段階を含み、
    前記コイル部を形成する段階は、前記基板の両面に配置された絶縁層内に形成された各開口パターン内に一つ以上のコイルパターンを含むコイル部を形成する段階を含み、
    前記基板の両面に形成されたコイル部を相互電気的に連結するために、基板を貫通する少なくとも一つ以上の導電性ビアを形成する段階をさらに含む、請求項1416のいずれか一項に記載のコイル部品の製造方法。
JP2016134850A 2015-11-09 2016-07-07 コイル部品及びその製造方法 Active JP7099788B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020150156523A KR102130673B1 (ko) 2015-11-09 2015-11-09 코일 부품 및 그 제조 방법
KR10-2015-0156523 2015-11-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017092444A JP2017092444A (ja) 2017-05-25
JP7099788B2 true JP7099788B2 (ja) 2022-07-12

Family

ID=58667831

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016134850A Active JP7099788B2 (ja) 2015-11-09 2016-07-07 コイル部品及びその製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20170133145A1 (ja)
JP (1) JP7099788B2 (ja)
KR (1) KR102130673B1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20180090973A1 (en) 2016-09-23 2018-03-29 Apple Inc. Wireless charging mat with a transmitter coil arrangement including inner and outer coils having different structures
KR102442383B1 (ko) * 2017-07-17 2022-09-14 삼성전기주식회사 코일 부품 및 그 제조방법
CN109152317B (zh) * 2018-08-17 2021-04-02 无锡蓝沛新材料科技股份有限公司 一种高性能屏蔽片、制备方法及其线圈模组
JP7014859B2 (ja) 2019-08-20 2022-02-01 サムソン エレクトロ-メカニックス カンパニーリミテッド. コイル部品およびコイル部品の製造方法
WO2021034088A1 (ko) * 2019-08-20 2021-02-25 스템코 주식회사 코일 장치
JP7456134B2 (ja) * 2019-12-03 2024-03-27 Tdk株式会社 コイル部品
US11190061B2 (en) * 2019-12-09 2021-11-30 Instant Energy Llc Adhesive backed induction charging device
JP7467910B2 (ja) 2019-12-24 2024-04-16 Tdk株式会社 コイル部品

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000183160A (ja) 1998-12-11 2000-06-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置の製造方法
JP2005191408A (ja) 2003-12-26 2005-07-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd コイル導電体とその製造方法およびこれを用いた電子部品
JP2014229739A (ja) 2013-05-22 2014-12-08 Tdk株式会社 コイル部品およびその製造方法
JP6349952B2 (ja) 2014-05-19 2018-07-04 大日本印刷株式会社 太陽電池付表示装置および太陽電池パネル

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09270355A (ja) * 1996-03-29 1997-10-14 Tokin Corp 電子部品及びその製造方法
KR100499557B1 (ko) * 2001-06-11 2005-07-07 주식회사 하이닉스반도체 반도체소자의 배선 형성방법
KR100689665B1 (ko) * 2003-11-06 2007-03-08 삼성전자주식회사 시스템 온 칩용 인덕터의 제조 방법
KR20050115143A (ko) * 2004-06-03 2005-12-07 매그나칩 반도체 유한회사 반도체 소자의 인덕터 제조방법
JP3816091B1 (ja) * 2005-03-02 2006-08-30 シャープ株式会社 半導体装置及びその製造方法
US20090236744A1 (en) * 2005-03-02 2009-09-24 Takao Kinoshita Semiconductor device and method of producing the same
US7920042B2 (en) * 2007-09-10 2011-04-05 Enpirion, Inc. Micromagnetic device and method of forming the same
US20090160592A1 (en) * 2007-12-20 2009-06-25 Hopper Peter J Helical core on-chip power inductor
US8513771B2 (en) * 2010-06-07 2013-08-20 Infineon Technologies Ag Semiconductor package with integrated inductor
JP5381956B2 (ja) * 2010-10-21 2014-01-08 Tdk株式会社 コイル部品
US9236171B2 (en) * 2010-10-21 2016-01-12 Tdk Corporation Coil component and method for producing same
KR101514499B1 (ko) * 2012-03-15 2015-04-22 삼성전기주식회사 공통모드필터 제조방법 및 공통모드필터
US9009951B2 (en) * 2012-04-24 2015-04-21 Cyntec Co., Ltd. Method of fabricating an electromagnetic component
JP5294286B1 (ja) * 2012-10-30 2013-09-18 株式会社Leap コイル素子の製造方法
JP6312997B2 (ja) * 2013-07-31 2018-04-18 新光電気工業株式会社 コイル基板及びその製造方法、インダクタ
US9773588B2 (en) * 2014-05-16 2017-09-26 Rohm Co., Ltd. Chip parts
WO2016013649A1 (ja) * 2014-07-25 2016-01-28 株式会社村田製作所 電子部品及びその製造方法
KR20160144672A (ko) * 2015-06-09 2016-12-19 주식회사 에스에프에이반도체 보이스 코일 제조방법

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000183160A (ja) 1998-12-11 2000-06-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置の製造方法
JP2005191408A (ja) 2003-12-26 2005-07-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd コイル導電体とその製造方法およびこれを用いた電子部品
JP2014229739A (ja) 2013-05-22 2014-12-08 Tdk株式会社 コイル部品およびその製造方法
JP6349952B2 (ja) 2014-05-19 2018-07-04 大日本印刷株式会社 太陽電池付表示装置および太陽電池パネル

Also Published As

Publication number Publication date
US20170133145A1 (en) 2017-05-11
KR102130673B1 (ko) 2020-07-06
KR20170053949A (ko) 2017-05-17
JP2017092444A (ja) 2017-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7099788B2 (ja) コイル部品及びその製造方法
KR102145314B1 (ko) 코일 부품 및 그 제조 방법
KR101762028B1 (ko) 코일부품 및 그 제조방법
JP4404088B2 (ja) コイル部品
US7375977B2 (en) Multilayered electronic component
JP6579118B2 (ja) インダクタ部品
US10847300B2 (en) Inductor and method of manufacturing the same
JP2011071457A (ja) 電子部品及び電子部品の製造方法
CN104078221A (zh) 电感器及用于制造该电感器的方法
JP2012235112A (ja) チップ型コイル部品
KR102463330B1 (ko) 코일 전자 부품
JP2016225611A (ja) チップインダクター
KR102064073B1 (ko) 인덕터
US10636562B2 (en) Coil electronic component and method of manufacturing the same
US10515755B2 (en) Coil electronic component and method of manufacturing the same
JP2016139786A (ja) コイル部品及びその製造方法
KR102222609B1 (ko) 코일 부품
KR102618476B1 (ko) 코일 장치
KR20180046270A (ko) 코일 전자 부품
JP2019186518A (ja) コイル部品及びその製造方法
KR102230044B1 (ko) 코일 부품
JP6968680B2 (ja) 積層型インダクタ部品
JP7367713B2 (ja) インダクタ部品
KR102145308B1 (ko) 코일 부품 및 그 제조방법
JP2021048419A (ja) 積層型インダクタ部品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190620

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200714

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201012

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210406

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210803

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20210803

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20210810

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20210817

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20211015

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20211019

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20220308

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20220412

C302 Record of communication

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C302

Effective date: 20220422

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20220426

C03 Trial/appeal decision taken

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03

Effective date: 20220531

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20220531

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220628

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7099788

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150