JP7096632B2 - セラミック部品の検査方法及びセラミック製品の製造方法 - Google Patents
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Description
接合するため、接合が正常に行われたか否か検査する。
中心軸線に沿って延びる形態をなし、前記中心軸線の周りに環状に構成される外表面上の一部に金属部が設けられ、該金属部上に金属部材が接合部を介して接合されてなるセラミック部品を対象物として撮像する検査方法であって、
前記対象物を回転させる回転装置に対し、前記対象物を回転させるときの回転軸が前記中心軸線に沿った方向となるように前記対象物を配置し、
前記対象物の前記外表面において、前記回転軸の方向に沿った直線状の撮像エリアが設定されるようにラインカメラを前記回転軸に対して位置決めし、
前記回転装置が回転させる前記対象物の前記外表面の内、少なくとも前記接合部を、前記ラインカメラによって側方から撮像することで、少なくとも前記接合部の外観状態を検査する。
このように、ラインカメラを用い、対象物の外表面において回転軸の方向に沿った直線状に絞った形で撮像エリアを設定すれば、縦方向及び横方向で広い撮像範囲が確保される二次元型のカメラによって対象物の外表面を広く撮像する場合と比較して、撮像エリアに焦点を合わせやすくなり、より鮮明な画像が得られやすくなる。更に、この検査方法では、回転装置が対象物(セラミック部品)を回転させると、対象物の外表面に設定される撮像エリア(ラインカメラの撮像範囲)は回転軸に沿った方向を保ちながら周方向に相対移動することになる。従って、その相対移動の過程で撮像を断続的又は連続的に行えば、対象物の外表面における周方向の各位置の画像を、より鮮明な形で得ることができる。特に本発明における対象物となるセラミック部品は、その外表面上の一部に金属部が設けられ、該金属部上に金属部材が接合部を介して接合されてなる構造をしている。このような構造の対象物においては、金属部材は外表面から突出しているような形態であるため、金属部材や接合部は陰になりやすいが、本発明の検査方法であれば、撮像エリアが陰になりにくいため、金属部材や接合部といった撮像が困難な部位も鮮明に撮像することが可能となり、外観をより正確に検査することができる。
このようにすれば、セラミック部品の外表面における周方向各位置の画像をそれぞれ鮮明な形で得た上で、対象物の外表面を平面展開した平面画像をより鮮明な形で生成することができる。よって、対象物の外表面を、より鮮明な平面画像に基づいて検査することができる。
このようにすれば、中心軸線の方向にずれた複数の領域を1又は複数のラインカメラによって個々に撮像することができ、この方法で得られる撮像画像は、その複数の領域全体を単一のカメラによって一度に撮像する方法で得られる撮像画像と比較すると、中心軸線の方向の解像度がより高くなる。
このようにすれば、中心軸線に沿った回転軸を中心として対象物をより安定的に回転させ得る構成を簡易に実現できる。しかも、セラミック部品の外表面に回転体を接触させて対象物を回転するにあたり、中心軸線の方向の特定領域(発熱体と端子部との間の領域)に回転体を接触させるため、回転体が発熱体又は発熱体に近接する部分に直接的に接触することを抑えることができ、端子部又は端子部に近接する部分に直接的に接触することも抑えることができる。ゆえに、セラミック部品の回転時に、回転体からの衝撃に起因する不具合(損傷等)が発熱体や端子部に発生することを防ぎやすくなる。
この製造方法によれば、中心軸線に沿って延びる形態をなすセラミック部品において周方向各領域を鮮明に撮像して検査を行うことができ、このような検査を経たセラミック部品を備えた形でセラミック製品を製造することができる。
A1.検査対象物
以下で説明するセラミック部品の検査方法では、図1のような検査装置10を用い、セラミックヒータ60を検査対象物として外観を検査する。まず、対象物の一例に相当するセラミックヒータ60について説明する。
次に、セラミックヒータ60の外観検査方法について説明する。
まず、図1、図3、図4などを参照し、検査装置10を説明する。図1のように、検査装置10は、主として、ラインカメラ20、照明装置30、回転装置40を備えてなり、セラミック部品の一例に相当するセラミックヒータ60を検査対象物として外観検査を行うものである。この検査装置10は、セラミックヒータ60の外表面60Aを平面展開した平面画像を生成する機能を有する。
上述した検査方法では、図1、図4のように、セラミックヒータ60(対象物)を回転させるときの回転軸R1がセラミックヒータ60の中心軸線C(図2)に沿った方向となるようにセラミックヒータ60を配置し、セラミックヒータ60の外表面60Aにおいて回転軸R1の方向に沿った直線状の撮像エリアAR1が設定されるように、ラインカメラ20を回転軸R1に対して位置決めする。このように、ラインカメラ20を用い、セラミックヒータ60の外表面60Aにおいて回転軸R1の方向に沿った直線状に絞った形で撮像エリアAR1を設定すれば、広い撮像範囲が確保される二次元型のカメラによってセラミックヒータ60の外表面60Aを広く撮像する場合と比較して、撮像エリアに焦点を合わせやすくなり、より鮮明な画像が得られやすくなる。更に、上述した検査方法では、図3、図4のような設置状態で回転装置40がセラミックヒータ60(対象物)を回転させると、セラミックヒータ60の外表面60Aに設定される撮像エリアAR(ラインカメラの撮像範囲)は回転軸R1に沿った方向を保ちながら外表面60Aに沿って周方向に相対移動することになる。従って、その相対移動の過程で撮像を断続的又は連続的に行えば、セラミックヒータ60の外表面60Aにおける周方向の各位置の画像を、より鮮明な形で得ることができる。
上述した検査方法を含んだ製造方法によってセラミック製品(セラミックヒータ60又はセラミックヒータ60を組み込んだガスセンサ)を製造すれば、より高精度な検査を経たセラミックヒータ60を備えた形でセラミック製品を製造することができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような例も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上述した実施形態で例示された各特徴又は後述する各特徴は、発明の趣旨を逸脱しない範囲且つ矛盾しない範囲であらゆる組み合わせを採用することができる。
40…回転装置
42…保持部
50…駆動装置
52A…回転体
60…セラミックヒータ(セラミック部品)
60A…外表面
62…セラミック基体(基体)
64…電極パッド(金属部、端子部)
66…ロウ付け接合部(接合部)
70…接続端子(金属部材)
81…発熱体
C…中心軸線
R1…回転軸
Claims (5)
- 中心軸線に沿って延びる形態をなし、前記中心軸線の周りに環状に構成される外表面上の一部に金属部が設けられ、該金属部上に金属部材が接合部を介して接合されてなるセラミック部品を対象物として撮像する検査方法であって、
前記金属部材は、前記セラミック部品の周方向の一部を覆うように前記金属部上に前記接合部を介して接合され、
前記対象物を回転させる回転装置に対し、前記対象物を回転させるときの回転軸が前記中心軸線に沿った方向となるように前記対象物を配置し、
前記対象物の前記外表面において、前記回転軸の方向に沿った直線状の撮像エリアが設定されるようにラインカメラを前記回転軸に対して位置決めし、
前記回転装置が回転させる前記対象物の前記外表面の内、少なくとも前記接合部を、前記ラインカメラによって側方から撮像することで、少なくとも前記接合部の外観状態を検査する、
セラミック部品の検査方法。 - 前記回転装置が回転させる前記対象物を側方から前記ラインカメラによって複数回撮像し、
前記ラインカメラによる複数回の撮像によって得られた複数の画像に基づき、前記対象物の前記外表面を平面展開した平面画像を生成する、
請求項1に記載のセラミック部品の検査方法。 - 1又は複数の前記ラインカメラにより、前記外表面における前記中心軸線の方向にずれた複数の領域をそれぞれ撮像する、
請求項1又は請求項2に記載のセラミック部品の検査方法。 - 前記対象物は、前記中心軸線に沿って延びるとともに前記セラミック部品の少なくとも一部として構成される基体と、前記中心軸線の方向の一端側において前記基体内に埋め込まれる発熱体と、前記中心軸線の方向の他端側において前記基体の外側に露出するとともに前記金属部の少なくとも一部として構成される端子部と、を備えたセラミックヒータであり、
前記回転装置は、前記回転軸を中心として回転し得る状態で前記対象物を保持する保持部と、回転体を有するとともに前記回転体を回転駆動させる駆動装置と、を一体もしくは別体として備えたものであり、
前記保持部に前記対象物を保持させつつ、前記外表面のうち、前記中心軸線の方向における前記発熱体と前記端子部との間の領域に前記回転体を接触させた状態で、前記駆動装置により前記回転体を回転させる、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のセラミック部品の検査方法。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のセラミック部品の検査方法を含む、
セラミック製品の製造方法。
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