JP6892422B2 - 同軸ケーブルの端子状態測定装置 - Google Patents

同軸ケーブルの端子状態測定装置 Download PDF

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Description

本発明は、同軸ケーブルの内部導体に接続される内導体端子と外部導体に接続される外導体端子とを組み合わせて固定する際に、内導体端子と外導体端子との相互の関係を測定するための同軸ケーブルの端子状態測定装置に関する。
同軸ケーブルの内部導体(「信号導体」とも呼ばれる)に接続される内導体端子と外部導体(「シールド導体」とも呼ばれる)に接続される外導体端子とを組み合わせて固定しコネクタ端子を構成する場合、例えば、次のように行っている。すなわち、同軸ケーブルの端末部の内部導体の先端に予め内導体端子を接続固定しておく。次にこの内導体端子を、略筒状の外導体端子の内部に後方から挿入し、その状態で、外導体端子を同軸ケーブルの外部導体に接続固定している(例えば、特許文献1参照)。
ところで、このように外導体端子と内導体端子を組み合わせて固定しコネクタ端子を構成する場合、外導体端子と内導体端子の位置関係を適切に保った状態で固定する必要がある。
特許文献1に記載の従来技術では、外導体端子の内部に収容した誘電体(固体部品)の内部に内導体端子を挿入するようにしている。そのため、誘電体によって、外導体端子に対する内導体端子の位置を適正に規定することができる。
特開2003−297493号公報
しかしながら、特に外導体端子と内導体端子との間に誘電体(固体部品)を挿入しない場合は、外導体端子と内導体端子の相互の位置関係を適正に保つことが難しい。
また、外導体端子と内導体端子との間に誘電体(固体部品)を挿入しない場合は、組み付け状態によっては、外導体端子と内導体端子とが相互接触し、不良品となる可能性がある。そのため、別途、外導体端子と内導体端子の導通状態を検査することにより、良否判定を行わなければならないが、同軸ケーブルを導通検査のための装置に手作業によって移す工程に起因して、生産性の向上が制限されるという問題もある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、同軸ケーブルの内部導体に接続される内導体端子と外部導体に接続される外導体端子の相互位置管理と、内導体端子と外導体端子の相互間の絶縁性管理とを効率よく簡便に行うことのできる同軸ケーブルの端子状態測定装置を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る同軸ケーブルの端子状態測定装置は、下記(1)〜(3)を特徴としている。
(1) 同軸ケーブルの端末部の外部導体に外導体端子を接続固定する際に、予め保持固定された前記外導体端子の先端縁に前方から接近して軸線方向の先端面を接触させる導電性筒体と、
前記導電性筒体の内周に絶縁材を介して収容され、前記導電性筒体に対して軸線方向に変位可能とされ、前記同軸ケーブルの端末部の内部導体に接続固定された内導体端子が前記外導体端子の内部に後方から挿入された際に、前記内導体端子の先端に前方から接触して前記内導体端子の挿入位置に応じて軸方向に変位する導電性測定子と、
前記導電性測定子の軸線方向の変位量により前記内導体端子の先端の位置を測定する変位測定器と、
前記導電性測定子と前記導電性筒体との導通状態に基づいて前記内導体端子と前記外導体端子との間の絶縁性の良否判定を行う絶縁性判定手段と、
を備えることを特徴とする同軸ケーブルの端子状態測定装置。
(2) 前記内導体端子の先端が前記導電性測定子に接触を開始してから終了するまでのいずれかのタイミングで、前記絶縁性判定手段が、前記内導体端子と前記外導体端子との間の絶縁性の良否判定を行う
ことを特徴とする上記(1)に記載の同軸ケーブルの端子状態測定装置。
(3) 前記変位測定器が、前記内導体端子の先端が適正位置にあると検出したタイミングで、前記絶縁性判定手段が、前記内導体端子と前記外導体端子との間の絶縁性の良否判定を行う
ことを特徴とする上記(2)に記載の同軸ケーブルの端子状態測定装置。
上記(1)の構成の同軸ケーブルの端子状態測定装置によれば、変位測定器が内導体端子の先端に接触する導電性測定子の変位量を検出することにより、その変位量に基づいて内導体端子の先端を外導体端子に対して軸線方向に適正に位置決めすることができる。また、内導体端子に導電性測定子が接触し、外導体端子に導電性筒体が接触するので、測定子と筒体が互いに導通するか否かを検出することにより、内導体端子と外導体端子との間の絶縁性の良否判定を行うことができる。
すなわち、測定子と筒体とが互いに導通していると検出した場合は、外導体端子と内導体端子との間に接触箇所があることになるから、不良品と判定をすることができる。また、測定子と筒体とが互いに導通していないと検出した場合は、外導体端子と内導体端子とが相互に接触していないことになるから、良品と判定をすることができる。
したがって、1つの変位測定器を用いて、内導体端子と外導体端子の相互位置決めと、端子相互間の絶縁性判定の両方を行うことができる。つまり、後から別工程として絶縁性検査を行う必要がない。そのため、内導体端子と外導体端子の相互位置管理と、内導体端子と外導体端子の相互間の絶縁性管理とを効率よく簡便に行うことができ、生産性の向上が図れる。
上記(2)の構成の同軸ケーブルの端子状態測定装置によれば、内導体端子の先端が導電性測定子に接触を開始してから終了するまでのいずれかのタイミングで、外導体端子と内導体端子の絶縁性良否判定を行うので、迅速な処理が可能となり、生産性の向上が図れる。
上記(3)の構成の同軸ケーブルの端子状態測定装置によれば、外導体端子に対して内導体端子を適正に位置決めしたタイミングで、外導体端子と内導体端子の絶縁性良否判定を行うので、迅速な処理が可能となり、不良品の排除が容易になる。また、良品判定品だけに直後の外導体端子の接続処理を効率よく施すこともでき、生産性の向上が図れる。
本発明によれば、同軸ケーブルの内部導体に接続される内導体端子と外部導体に接続される外導体端子の相互位置管理と、内導体端子と外導体端子の相互間の絶縁性管理とを効率よく簡便に行うことができ、生産性の向上が図れる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態の同軸ケーブルの端子状態測定装置としての測定装置を端子圧着装置と組み合わせた同軸ケーブル端末処理装置の全体構成を示す斜視図である。 図2は、同軸ケーブルの端末部に予め接続固定された内導体端子と、これから同軸ケーブルの端末部に接続固定される外導体端子の構成を示す斜視図である。 図3は、前記測定装置の全体構成を示す斜視図である。 図4は、前記測定装置の測定センサ部の外観構成を示す斜視図である。 図5は、前記同軸ケーブル端末処理装置の処理工程の説明図で、外導体端子をアンビルの上にセットした状態を示す拡大側面図である。 図6は、図5の次の工程の説明図で、アンビル上にセットした外導体端子をクリンパで押さえた状態を示す拡大側面図である。 図7は、図6の次の工程の説明図で、クリンパで押さえた外導体端子の先端に測定センサ部を前方から接近させ接触させた状態を示す側面図である。 図8は、図7の要部拡大側面図である。 図9は、図8の次の工程の説明図で、外導体端子の内部に後方から、同軸ケーブルの端末部に予め接続固定してある内導体端子が挿入されようとしている状態を示す拡大側面図である。 図10は、図9の次の工程の説明図で、内導体端子を外導体端子の内部の適正位置まで挿入した状態を示す側断面図及びその要部拡大図である。 図11は、図10と同じタイミングで、外導体端子と内導体端子とが相互接触し両端子が互いに導通していることの検出結果により不良判定がなされる場合の例を示す側断面図である。 図12は、図9の次の工程の説明図で、測定センサ部が後退した状態で外導体端子が同軸ケーブルに接続固定されているときの状態を示す拡大側面図である。 図13は、図12の工程の実施後に得られる完成品の同軸ケーブルの端末処理部の外観斜視図である。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
図1は、実施形態の同軸ケーブルの端子状態測定装置としての測定装置MBを端子圧着装置MAと組み合わせた同軸ケーブル端末処理装置Mの全体構成を示す斜視図である。
図1に示すように、この同軸ケーブル端末処理装置Mは、端子圧着装置MAと測定装置(同軸ケーブルの端子状態測定装置)MBを組み合わせた装置である。端子圧着装置MAは、アンビル(下型)1とクリンパ(上型)2を備えている。この端子圧着装置MAは、固定されたアンビル1の上にクリンパ2が下降することにより、加工対象物に対して必要な切断処理や圧着処理を施す。ここで加工対象となるものは、外導体端子20である。
図2は、同軸ケーブルの端末部に予め接続固定された内導体端子10と、外導体端子20の構成を示す斜視図である。外導体端子20は、これから図1の同軸ケーブル端末処理装置Mによって、同軸ケーブルWの端末部に接続固定されようとしている加工対象物である。
まず、図2を参照して同軸ケーブルWの構成について簡単に述べる。
同軸ケーブルWは、信号伝送のための内部導体(信号導体)Waと、その内部導体Waの周囲を覆う絶縁体(誘電体)Wbと、その絶縁体Wbの周囲を覆う編組線やアルミ箔などの外部導体(シールド導体)Wcと、その外部導体Wcの外周を覆う絶縁性シース(外被)Wdと、を有する同軸構造の電線である。
次に端子について簡単に述べる。
内導体端子10及び外導体端子20は、組み合わせて同軸コネクタを構成する端子である。内導体端子10は、同軸ケーブルWの内部導体Waに接続固定される端子である。この内導体端子10は、金属板を型抜きした後、プレス曲げ加工により略筒状に形成されたもので、先端側に筒部11を有し、後端側に圧着片12を有している。この場合の内導体端子10は、メス型の端子形状を有しており、筒部11に相手コネクタ側のオス端子が挿入されるようになっている。ここでは予め、内導体端子10は、同軸ケーブルWの端末部の皮むきされ露出された内部導体Waの先端に、圧着片12によって圧着接続されている。なお、図2の内導体端子10は、圧着処理する前の状態として示されている。
外導体端子20は、金属板を型抜きした後、プレス曲げ加工により形成されたもので、前側部分に前後に開口した円筒状の本体筒部21を有し、その後側に圧着片22を有している。この外導体端子20は、同軸ケーブルWの端末部の予め処理された外部導体Wcに圧着片12によって圧着接続される。同軸ケーブルWの端末部の予め処理された外部導体Wcとは、例えば、図2に示すように、所定長の筒状の外部導体Wcを裏返してシースに被せる処理を施した部分のことである。
図1に示した同軸ケーブル端末処理装置Mは、この外導体端子20に対して、予め同軸ケーブルWの端末部に取り付けられた内導体端子10を組み合わせ、位置合わせや所定の検査を行った後に、外導体端子20を同軸ケーブルWに接続固定するための処理を行う。
測定装置MBは、その処理の際の、外導体端子20に対する内導体端子10の位置決めや、外導体端子20と内導体端子10との間の絶縁性検査のために使用される。
具体的には、同軸ケーブルWの端末部の内部導体Waの先端に接続固定された内導体端子10を、略筒状の外導体端子20の内部に後方から挿入し、その状態で、外導体端子20を同軸ケーブルWの端末部の外部導体Wcに接続固定するようになっているが、その挿入された段階の内導体端子10と外導体端子20との関係を測定するために使用される。
ここで、図1を用いて方向性について先に述べる。
端子圧着装置MAについては、同軸ケーブルWを基準に前方(図1における矢印A1方向)及び後方(図1における矢印A2方向)を定める。内導体端子10は、同軸ケーブルWの前端(先端)に取り付けられており、外導体端子20に組み付ける際には、水平方向から同軸ケーブルWの軸線に沿って前方(矢印A1方向)に送り出されて、アンビル1上にセットされた外導体端子20の内部に外導体端子20の後方から挿入される。
そのため、外導体端子20は、後端側を、内導体端子10の進入してくる方向に向けて、端子圧着装置MAにセットされる。プレス加工された外導体端子20は、キャリア30によって連鎖状に複数個が繋がった状態で供給されており、内導体端子10の送り出される方向と直交する水平方向、つまり左右方向に間欠的にアンビル1上に送り移動される。
内導体端子10は、同軸ケーブルWの軸線に沿って前方に送り出される。以下、この内導体端子10が送り出される軸線を作業軸線Nと呼ぶ。作業対象の外導体端子20は、アンビル1上にこの作業軸線Nに沿ってセットされる。クリンパ2は、この作業軸線N上にセットされた外導体端子20に対して切断処理や圧着処理を行うにとになる。
端子圧着装置MAは、内導体端子10が送り出されてくる方向の前方、すなわち、アンビル1の配置されている位置よりも前方に垂直壁5を有している。クリンパ2の駆動機構などはこの垂直壁5に支持されている。そして、この垂直壁5を隔てて、その更に端子圧着装置MAにとっての前方に、実施形態の同軸ケーブルの端子状態測定装置としての測定装置MBが配置されている。
測定装置MBは、測定センサ部110を中心に構成されている。
図3は、測定装置MBの全体構成を示す斜視図、図4は、測定装置MBの測定センサ部110の外観構成を示す斜視図である。
以下、測定装置MBについて、図3及び図4を参照して詳細に述べる。
なお、この測定装置MBの方向性は、測定装置MBの動作方向を基準に定める。すなわち、最終的に位置制御される測定センサ部110は、ロッド状のものであり、その軸線方向を水平にして装備されている。そして測定センサ部110は、上下方向に移動されて位置決めされ、軸線方向に前進・後進して位置決めされる。そこで、その測定センサ部110の前進方向を測定装置MBの前方(図3における矢印B1方向)、測定センサ部110の後進方向を測定装置MBの後方(図3における矢印B2方向)と定める。したがって、この前方及び後方(図3中矢印B1方向及びB2方向)は、測定装置Mを基準に定めるので、図1に示した端子圧着装置MAの前方及び後方(図1における矢印A1方向及びA2方向)とは逆になることに注意されたい。
図3に示すように、測定装置MBは、基台としてベースプレート150を備えている。ベースプレート150の前端部(図3における矢印B1方向の端部)には、上下動機構130が設けられている。上下動機構130は、上下動アクチュエータ131により、上下動テーブル132を上下方向に移動して位置決めするものである。
上下動テーブル132の上には前後動機構120が設けられている。前後動機構120は、前後動アクチュエータ121により、前後動テーブル122を前後方向(図3における矢印B1、B2方向)に移動して位置決めするものである。前後動アクチュエータ121は、上下動テーブル132後端側(図3における矢印B2方向の端部側)に配置され、前後動テーブル122は、上下動テーブル132前端側(図3における矢印B1方向の端部側)に配置されている。
そして、前後動テーブル122の上に、図4に示すように、ホルダ111を介して測定センサ部110が設けられている。また、前後動テーブル122の上の後端側に、測定センサ部110の測定データを表示する測定結果表示部140が設けられている。
測定センサ部110は、非測定時には、図1に示すように、端子圧着装置MAの垂直壁5の前方(端子圧着装置MAにとっての前方=矢印A1方向)に待機している。そして、測定時には、まず、端子圧着装置MAの作業軸線Nの延長上に位置決めされる。そして、その位置で、前進(測定装置MBにとっての前進=矢印B1方向への移動)して、先端部を、垂直壁5の貫通部を通して、アンビル1上の外導体端子20に接近させて接触させる。
次に測定センサ部110の構成について述べる。
参照図面として図10を用いる。図10は、測定センサ部110の構成の詳細を断面で示している。
図10に示すように、測定センサ部110は変位測定器に相当するものであり、樹脂パイプ105を中心的な支持部材として構成されている。樹脂パイプ105の内部には、測定ロッド101が軸線方向摺動自在に収容されており、その測定ロッド101の先端に、金属など導電性物質により構成された導電性測定子100が設けられている。樹脂パイプ105の先端には、円筒状の金属ブッシュ(金属製の筒体)103が固定されており、その金属ブッシュ103の内部に絶縁材料製リング102を介して導電性の測定子100が軸線方向変位自在に収容されている。測定子100は、測定ロッド101と一体に軸方向に変位し、測定センサ部110は、測定子100の変位量を測定ロッド101を介して測定する。
金属ブッシュ103は、アンビル1上に予め保持固定された外導体端子20の先端縁21aに前方から接近して軸線方向の先端面103aを接触させる部品である。
測定子100は、内導体端子10が外導体端子20の内部に後方から挿入された際に、内導体端子10の先端11aに前方から接触して内導体端子10の挿入位置に応じて軸方向に変位する部品である。測定センサ部110は、この測定子100の軸線方向の変位量により内導体端子10の先端の位置を測定する。変位量が所定値になったところで、測定子100の移動に制限をかけたり、測定子100を押し移動している変位測定対象物(ここでは内導体端子10)の移動に制限をかけたりすることで、変位測定対象物の軸線方向の位置を決めることができる。
例えば、金属ブッシュ103の先端面103aが接触している外導体端子20の先端縁21aの位置を基準にして、その位置よりも寸法S(例えば0.25mm)だけ測定子100の先端11aが、外導体端子20の先端縁21aよりも前方(矢印B1方向)に入った位置にあることを検出したタイミングで、内導体端子10の挿入を止める。そうすることで、内導体端子10の先端11aを、外導体端子20の先端縁21aよりも寸法Sだけ引っ込んだ位置に位置決めすることができる。
このように使用される測定子100と金属ブッシュ103は、共に電気的な検出子としての役割も担っている。すなわち、測定子100には、ネジ107を介して第1の導電部材(電線や金属プレートなど)106が電気的に接続されている。また、金属ブッシュ103には、ネジ109を介して第2の導電部材(電線や金属プレートなど)108が電気的に接続されている。これら第1及び第2の導電部材106、108は、絶縁性判定手段200に電気的に接続されており、絶縁性判定手段200は、第1の導電部材106と第2の導電部材108が互いに導通しているか否かを検出する。
導通していることを検出した場合は、図11に示すように、外導体端子20と内導体端子10とがどこかで互いに接触していることを意味するので、絶縁性不良と判断し、不良品と判定する。また、導通していないことを検出した場合は、外導体端子20と内導体端子10とが互いに接触しないことを意味するので、絶縁性良好と判断し、良品と判定する。この判定は、測定子100が内導体端子10に接触すると共に、金属ブッシュ103が外導体端子20に接触している何れのタイミングで行ってもよいが、測定センサ部110が内導体端子10の位置決めを行ったタイミング(つまり、内導体端子の先端が適正位置にあると検出したタイミング)で同時に行うようにするのがよい。
次に一連の工程について、図5〜図13を参照して説明する。
図5は、同軸ケーブル端末処理装置Mの処理工程の説明図で、外導体端子20をアンビル1の上にセットした状態を示す拡大側面図である。図6は、図5の次の工程の説明図で、アンビル1上にセットした外導体端子20をクリンパ2で押さえた状態を示す拡大側面図である。図7は、図6の次の工程の説明図で、クリンパ2で押さえた外導体端子20の先端に測定センサ部110を前方から接近させ接触させた状態を示す側面図、図8は、図7の要部拡大側面図である。図9は、図8の次の工程の説明図で、外導体端子20の内部に後方から、同軸ケーブルWの端末部に予め接続固定してある内導体端子10を挿入しようとしている状態を示す拡大側面図である。図10は、図9の次の工程の説明図で、内導体端子10を外導体端子20の内部の適正位置まで挿入した状態を示す側断面図及びその要部拡大図である。図11は、図10と同じタイミングで、外導体端子20と内導体端子10とが相互接触し両端子20、10が互いに導通していることの検出結果により不良判定がなされる場合の例を示す側断面図である。図12は、図9の次の工程の説明図で、測定センサ部110が後退した状態で外導体端子20が同軸ケーブルWに接続固定されているときの状態を示す拡大側面図である。図13は、図12の工程の実施後に得られる完成品の同軸ケーブルWの端末処理部の外観斜視図である。
処理に際しては、まず、図5に示すように、処理対象の外導体端子20をアンビル1の上に供給し、図6に示すように、クリンパ2を下降して、アンビル1とクリンパ2により外導体端子20を挟み固定する。この際、キャリア30(図1参照)を切断して、アンビル1上の外導体端子20を連鎖から切り離す。
次に、図7及び図8に示すように、測定装置MBを作動させ、測定位置まで測定センサ部110を前進させる。つまり、図10に示すように、金属ブッシュ103の先端面103aを外導体端子20の先端縁21aに当て止めする。この段階では、測定子100の先端100aは、内導体端子10の先端が挿入されてくる位置まで突出している。
次に、図9に示すように、同軸ケーブルWの先端に取り付けた内導体端子10を、外導体端子20の内部に外導体端子20の後方から挿入する。
内導体端子10を外導体端子20の内部に挿入すると、内導体端子10の先端11aが測定子100の先端100aに当たり、測定子100を押し移動する。このときの測定子100の変位量を測定センサ部110が読み取り、内導体端子10の挿入量を測定する。
図10に示すように、挿入量が予め定めた所定値になったところを適正挿入位置と判断して内導体端子10の挿入を停止する。そうすることで、内導体端子10を外導体端子20に対して軸線方向に位置決めすることができる。このとき同時に、絶縁性判定手段200が、測定子100と金属ブッシュ103の導通状態を検出することで、内導体端子10と外導体端子20の絶縁性良否判定を行う。
導通していることを検出した場合は、図11に示すように、外導体端子20と内導体端子10とがどこかで互いに接触していることを意味するので、絶縁性不良と判断し、不良品と判定する。また、導通していないことを検出した場合は、図10に示すように、外導体端子20と内導体端子10とが互いに接触しないことを意味するので、絶縁性良好と判断し、良品と判定する。
良品と判定した場合は、図12に示すように、測定センサ部110を後退させ退避位置に待機させる。そして、クリンパ2を最終位置まで下降させ、外導体端子20を同軸ケーブルWの外部導体Wcに接続固定する。こうすることで、図13に示すような最終製品が得られる。なお、不良品と判定した場合は、その段階で装置外に排除することができる。なお、外導体端子20を同軸ケーブルWの外部導体Wcに接続固定した後に、再度絶縁性判定手段200によって導通状態を検出するようにしてもよい。
以上説明したように、上述の測定装置(同軸ケーブルの端子状態測定装置)MBによれば、1つの測定センサ部110の測定子100と金属ブッシュ103を用いながら、内導体端子10と外導体端子20の相互位置決めと、端子10、20相互間の絶縁性判定の両方を行うことができる。つまり、後から改めて絶縁性検査をする必要がない。そのため、内導体端子10と外導体端子20の相互位置管理と、内導体端子10と外導体端子20の相互間の絶縁性管理とを効率よく簡便に行うことができ、生産性の向上が図れる。
特に、外導体端子20に対して内導体端子10を適正に位置決めしたタイミングで、外導体端子20と内導体端子10の絶縁性良否判定を行うことにより、迅速な処理が可能となり、不良品の排除が容易になる。したがって、良品判定品だけに直後の外導体端子20の接続処理を効率よく施すことができ、生産性の向上が図れる。
ここで、上述した本発明の実施形態に係る同軸ケーブルの端子状態測定装置の特徴をそれぞれ以下[1]〜[3]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 同軸ケーブル(W)の端末部の外部導体(Wc)に外導体端子(20)を接続固定する際に、予め保持固定された前記外導体端子(20)の先端縁(21a)に前方から接近して軸線方向の先端面を接触させる導電性筒体(103)と、
前記導電性筒体(103)の内周に絶縁材(絶縁材料製リング102)を介して収容され、前記導電性筒体(103)に対して軸線方向に変位可能とされ、前記同軸ケーブル(W)の端末部の内部導体(Wa)に接続固定された内導体端子(10)が前記外導体端子(20)の内部に後方から挿入された際に、前記内導体端子(10)の先端に前方から接触して前記内導体端子(10)の挿入位置に応じて軸方向に変位する導電性測定子(100)と、
前記導電性測定子(100)の軸線方向の変位量により前記内導体端子(10)の先端の位置を測定する変位測定器(110)と、
前記導電性測定子(100)と前記導電性筒体との導通状態に基づいて前記内導体端子(10)と前記外導体端子(20)との間の絶縁性の良否判定を行う絶縁性判定手段(200)と、
を備えることを特徴とする同軸ケーブルの端子状態測定装置(MB)。
[2] 前記内導体端子(10)の先端(11a)が前記導電性測定子(100)に接触を開始してから終了するまでのいずれかのタイミングで、前記絶縁性判定手段(200)が、前記内導体端子(10)と前記外導体端子(20)との間の絶縁性の良否判定を行う
ことを特徴とする上記[1]に記載の同軸ケーブルの端子状態測定装置(MB)。
[3] 前記変位測定器(110)が、前記内導体端子(10)の先端(11a)が適正位置にあると検出したタイミングで、前記絶縁性判定手段(200)が、前記内導体端子(10)と前記外導体端子(20)との間の絶縁性の良否判定を行う
ことを特徴とする上記[2]に記載の同軸ケーブルの端子状態測定装置(MB)。
MB 測定装置(端子状態測定装置)
W 同軸ケーブル
Wa 内部導体
Wc 外部導体
10 内導体端子
11a 先端
20 外導体端子
21a 先端縁
100 測定子
100a 先端
102 絶縁材料製リング
103 金属ブッシュ(金属製の筒体)
103a 先端面
110 測定センサ部(変位測定器)
200 絶縁性判定手段

Claims (3)

  1. 同軸ケーブルの端末部の外部導体に外導体端子を接続固定する際に、予め保持固定された前記外導体端子の先端縁に前方から接近して軸線方向の先端面を接触させる導電性筒体と、
    前記導電性筒体の内周に絶縁材を介して収容され、前記導電性筒体に対して軸線方向に変位可能とされ、前記同軸ケーブルの端末部の内部導体に接続固定された内導体端子が前記外導体端子の内部に後方から挿入された際に、前記内導体端子の先端に前方から接触して前記内導体端子の挿入位置に応じて軸方向に変位する導電性測定子と、
    前記導電性測定子の軸線方向の変位量により前記内導体端子の先端の位置を測定する変位測定器と、
    前記導電性測定子と前記導電性筒体との導通状態に基づいて前記内導体端子と前記外導体端子との間の絶縁性の良否判定を行う絶縁性判定手段と、
    を備えることを特徴とする同軸ケーブルの端子状態測定装置。
  2. 前記内導体端子の先端が前記導電性測定子に接触を開始してから終了するまでのいずれかのタイミングで、前記絶縁性判定手段が、前記内導体端子と前記外導体端子との間の絶縁性の良否判定を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の同軸ケーブルの端子状態測定装置。
  3. 前記変位測定器が、前記内導体端子の先端が適正位置にあると検出したタイミングで、前記絶縁性判定手段が、前記内導体端子と前記外導体端子との間の絶縁性の良否判定を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の同軸ケーブルの端子状態測定装置。
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