JP5267471B2 - 半導体デバイスの検査方法および検査装置 - Google Patents

半導体デバイスの検査方法および検査装置 Download PDF

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Description

本発明は、半導体デバイスの異常発生解析や信頼性評価などに供される半導体デバイスの検査方法、および、検査装置に関し、特に、半導体デバイスの異常動作にともない発生する微弱な発光を検出するものに関する。
近年、VLSIなどの半導体デバイスの高集積化に伴い、半導体チップに形成されている内部回路などの異常解析や信頼性評価を行うことが益々困難となってきている。
このような現状において、半導体デバイスから発生する極めて微弱な光(以下、極微弱光という)を検出することにより異常箇所を突き止める解析技術が注目されている。この解析技術を適用した半導体デバイス検査装置として、エミッション顕微鏡を備える装置が知られている。
エミッション顕微鏡は、半導体デバイス内部の異常箇所に電界が集中したときに生じるホットキャリアに起因する極微弱光や、ラッチアップなどに起因する赤外域の極微弱光を高感度で撮像する顕微鏡である。このエミッション顕微鏡を半導体デバイス検査システムに適用した技術は、たとえば特許文献1や特許文献2等に記載されている
特許第3300479号公報 特開2001−24042号公報
本発明者は、一面およびこれとは反対側の他面の両面に電極を有する半導体デバイス、いわゆる両面電極半導体デバイスを、上記特許文献1、2のようなエミッション顕微鏡を用いた検査方法により検査することについて、試作検討を行った。
ここで、上記特許文献1の方法は、半導体デバイスのモールド樹脂から露出した裏面側を撮像するものである。これには具体的なプローブの当て方の記載もなく、両面電極半導体デバイスには適用することができない。
一方、上記特許文献2の方法は、図6に示すように、透明な支持部材4の一面側に、両面電極半導体デバイス1の一方の電極3を接触させ、他方の電極2を支持部材4の一面の上方に向けた状態で、支持部材4上に当該半導体デバイス1を搭載することになる。
そして、図6中の矢印5のように、一方の電極3側から支持部材4を介し、半導体デバイス1を観察するのであるが、支持部材4と接触する一方の電極3が金属よりなる場合、デバイス1に発生した極微弱光が電極3に遮られ検出できないという問題が生じる。また、矢印5から見て、電極3を遮ることのない接触方法は、電極3の側面にプローブを当てる方法があるが、当該電極の厚みが極めて薄くかつ、電極側面の面積が小さいため、困難である。
そこで、この支持部材4と接触する側の一方の電極3を金属電極ではなく、透明な電極とすることを、本発明者は検討した。この場合、当該一方の電極3は、たとえばSiCなどの赤外光や可視光を透過する半導体材料よりなるものとすればよい。
しかし、この場合も、図7中の矢印6に示されるように、透明な一方の電極3については、その側面にプローブを当てることが必要となるが、そのように接触させることは、やはり困難である。また、半導体デバイス1中の極微弱光を遮る金属は無くなるものの、支持部材4を介するため、支持部材4の汚れにより、エミッション像ににじみやぼやけが発生するなどによって、位置精度の低下が懸念される。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、半導体デバイスの異常動作にともない発生する微弱な発光を検出するにあたって、両面電極半導体デバイスを簡単で精度良く検査できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、360nm〜2500nmの波長の光を透過する半導体材料の一面側に前記波長の光を遮断する金属よりなる第1の電極(2)、当該一面とは反対側の他面側に前記半導体材料自身よりなる第2の電極(3)を有する半導体デバイス(1)の発光検査方法であって、以下の各工程を備えることを特徴としている。
・半導体デバイス(1)の一面側に設けた第1のプローブ(11)を第1の電極(2)に接触して導通させるとともに、半導体デバイス(1)の他面側に設けた第2のプローブ(12)を第2の電極(3)に接触して導通させた状態で、各プローブ(11、12)を介して前記半導体デバイス(1)に電力を供給すること。
・半導体デバイス(1)の他面側に、当該他面側から照射される前記波長の光の反射光像として、波長の光が前記半導体デバイス(1)の他面側から一面側へ透過することにより形成される画像を撮影する撮像手段(30)を設けること。
・撮像手段(30)の視点を第1の電極(2)の中心に合わせた状態で画像の撮影を行うとともに、撮像手段(30)によって、半導体デバイス(1)の他面側から当該半導体デバイス(1)を介して見える第1の電極の像(2a)、半導体デバイス(1)の他面側から当該半導体デバイス(1)を介して見える第1のプローブの像(11a)、第2の電極(3)、および、第2のプローブ(12)を認識し、これら認識された4個の画像の重なり具合を視覚化すること。
・撮像手段(30)の視点と第1の電極(2)の中心とを結ぶ軸に直交する断面において、第1のプローブ(11)の断面積を、第1の電極(2)の断面積よりも大きいものとすること。
・第1の電極の像(2a)、第1のプローブの像(11a)、第2の電極(3)および第2のプローブ(12)の4個の画像の重なり具合を、撮像手段(30)からの画像によって認識し、第2のプローブ(12)は、第2の電極(3)と接触しつつ、第1の電極の像(2a)とは重ならず、また当該第1の電極の像(2a)とも重ならない状態にて、プローブ(11、12)を介して前記半導体デバイス(1)に電力を供給して、両電極(2、3)が重なる部分における半導体デバイス(1)の発光状態を撮像手段(30)でエミッション像として検出すること。本検査方法は、これらの工程を行うことを特徴としている。
それによれば、両プローブ(11)、(12)はそれぞれ半導体デバイス(1)の各面側に設けられるので、各電極(2)、(3)に容易且つ確実に接触することができる。それに加え、金属からなる第1のプローブ(11)の断面積を金属よりなる第1の電極(2)よりも大きくすることで、特に微細化された電極へプローブを接触させるのが容易となる。
また、半導体デバイス(1)のうち両電極(2、3)の重なる部位がエミッション像の検出対象となるが、上記波長の光を透過する第2の電極(3)側から、当該第2の電極(3)、半導体デバイス(1)、さらに半導体デバイス(1)を介して見える第1の電極(2)の三者の全体が画像として撮像される。
また、第2のプローブ(12)と第1の電極(2)との重なりも無いので、この第2のプローブ(12)が半導体デバイス(1)を遮ることなく、検査を行うことができる。また、従来の支持部材のような別部材を介さずに、半導体デバイス(1)の各部の画像が撮像されるので、位置精度良く検査できる。よって、本発明の検査方法によれば、両面電極半導体デバイスを簡単で精度良く検査することができる。
ここで、請求項2に記載の発明のように、半導体デバイス(1)を構成する半導体材料は、可視光を透過するものであることが好ましい。それによれば、可視光で検査が行えるので、検査装置の簡略化などの効果が期待できる。
さらに、請求項3に記載の発明のように、可視光を透過する半導体材料としては、少なくともGaN、SiC、ダイアモンドのいずれか一つを含有するものが挙げられる。
請求項4に記載の発明は、360nm〜2500nmの波長の光を透過する半導体材料の一面側に前記波長の光を遮断する金属よりなる第1の電極(2)、当該一面とは反対側の他面側に前記半導体材料自身よりなる第2の電極(3)を有する半導体デバイス(1)の発光検査装置であって、以下の点を特徴とするものである。
・半導体デバイス(1)の一面側に設けられ第1の電極(2)に接触して導通する第1のプローブ(11)と、半導体デバイス(1)の他面側に設けられ第2の電極(3)に接触して導通する第2のプローブ(12)と、各プローブ(11、12)を介して半導体デバイス(1)に電力を供給する電力供給手段(20)とを備えること。
・半導体デバイス(1)の他面側に配置され、当該他面側から照射される前記波長の光の反射光像として、前記波長の光が半導体デバイス(1)の他面側から一面側へ透過することにより形成される画像を認識する撮像手段(30)とを備えること。
・撮像手段(30)の視点を第1の電極(2)の中心に合わせた状態で前記画像の撮影を行うものであり、撮像手段(30)は、半導体デバイス(1)の他面側から当該半導体デバイス(1)を介して見える第1の電極の像(2a)、半導体デバイス(1)の他面側から当該半導体デバイス(1)を介して見える第1のプローブの像(11a)、第2の電極(3)、および、第2のプローブ(12)を認識し、これら認識された4個の画像の重なり具合を視覚化するものであること。
・撮像手段(30)の視点と第1の電極(2)の中心とを結ぶ軸に直交する断面において、第1のプローブ(11)の断面積は、第1の電極(2)の断面積よりも大きいものとなっていること。
・第1の電極の像(2a)、第1のプローブの像(11a)、第2の電極(3)および第2のプローブ(12)の4個の画像の重なり具合を、撮像手段(30)からの画像によって認識し、第2のプローブ(12)は、第2の電極(3)と接触しつつ、第1の電極の像(2a)とは重ならず、また当該第1の電極の像(2a)とも重ならない状態にて、プローブ(11)、(12)を介して半導体デバイス(1)に電力を供給して、両電極(2)、(3)が重なる部分における半導体デバイス(1)の発光状態を前記撮像手段(30)でエミッション像として検出するものであること。本検査装置はこれらの点を特徴としている。
それによれば、両プローブ(11、12)はそれぞれ半導体デバイス(1)の各面側に設けられるので、各電極(2)、(3)に容易且つ確実に接触することができる。それに加え、金属からなる第1のプローブ(11)の断面積を金属よりなる第1の電極(2)よりも大きくすることで、特に微細化された電極へプローブを接触させるのが容易となる。
また、半導体デバイス(1)のうち両電極(2、3)の重なる部位がエミッション像の検出対象となるが、上記波長の光を透過する第2の電極(3)側から、当該第2の電極(3)、半導体デバイス(1)、さらに半導体デバイス(1)を介して見える第1の電極(2)の三者の全体が画像として撮像される。
また、第2のプローブ(12)と第1の電極(2)との重なりも無いので、この第2のプローブ(12)が半導体デバイス(1)を遮ることなく、検査を行うことができる。また、従来の支持部材のような別部材を介さずに、半導体デバイス(1)の各部の画像が撮像されるので、位置精度良く検査できる。よって、本発明の検査装置によれば、両面電極半導体デバイスを簡単で精度良く検査することができる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
本発明の実施形態に係る半導体デバイス1の検査装置の概略構成を示す図である。 撮像手段から取得される画像を具体的に示す図である。 上記実施形態に係る半導体デバイスの検査方法の一具体例を示すフローチャート図である。 図3に続く検査方法のフローチャート図である。 画像の重なり具合の種々の例を示す図である。 本発明者の試作検討による検査方法の第1の例を示す概略断面図である。 本発明者の試作検討による検査方法の第2の例を示す概略断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各図相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
図1は、本発明の実施形態に係る半導体デバイスの検査装置の概略構成を示す図である。この検査装置に設置されている半導体デバイス1は、一面および当該一面とは反対側の他面に電極2、3を有する両面電極半導体デバイスである。
本実施形態の半導体デバイス1は、360nm〜2500nmの波長の光を透過する半導体材料よりなるものであり、トランジスタなどが形成されたものである。ここで、この波長の光は、赤外光から可視光を含む範囲の光である。
このような半導体デバイス1を構成する半導体材料としては、Si、GaN、SiC、またはダイアモンドなどが挙げられる。このうちSiは主として赤外光を透過するものであるが、GaN、SiC、およびダイアモンドは、可視光を透過する。そのため、これらは可視光による検出が可能となるため、検出の容易化が図れ、より好ましい。
また、本半導体デバイス1における両面の電極2、3は、その一面(図1中の下面)側に位置するものを第1の電極2、他面(図1中の上面)側に位置するものを第2の電極3とする。
ここで、第1の電極2は、半導体デバイスにおける一般的な金属電極、たとえばアルミニウム、Ni、Tiなどよりなるが、上記波長の光を遮断するものである。また、第2の電極3は、半導体デバイス1を構成する半導体材料自身よりなるものであり、半導体デバイス1における半導体部分の表面として構成されている。つまり、この第2の電極3は上記波長の光を透過する電極とされている。
本実施形態の検査装置は、このような半導体デバイス1に、上記波長の光を照射しつつ、両電極2、3を介して半導体デバイス1に電力を供給し、当該半導体デバイスの異常動作にともない発生する微弱な発光を検出することで、評価を行うものである。
本検査装置は、大きくは、半導体デバイス1の一面側に設けられ第1の電極2に接触して導通する第1のプローブ11と、半導体デバイス1の他面側に設けられ第2の電極3に接触して導通する第2のプローブ12と、各プローブ11、12を介して半導体デバイス1に電力を供給する電力供給手段としてのデバイス計測手段20と、半導体デバイス1の他面側に配置された撮像手段30と、これら各部を制御するシステム制御手段40とを備えて構成されている。
半導体デバイス1の一面側に設けられた第1のプローブ11は、半導体デバイス1を支持する支持部材50の一面上に設けられ、支持部材50に支持されている。この第1のプローブ11は、支持部材50の一面の上方に延びる金属製の棒であり、円柱でも角柱でもよい。また、第1のプローブ11の面積を第1の電極2の面積より大きくすることで、第1のプローブと第1の電極の接触を容易にしている。
そして、第1のプローブ11は、電動アクチュエータなどよりなる第1のプローブ制御手段13により、支持部材50の一面上を、所望の位置に位置合わせ・移動することが可能となっている。この第1のプローブ制御手段13は、上記システム制御手段40からの指令により動くものである。
また、支持部材50はステージ60に取り付けられている。このステージ60は、電動アクチュエータなどよりなるステージ制御手段61によって、支持部材50およびその上の第1のプローブ11、半導体デバイス1を任意の位置に移動させるものである。ここで、ステージ制御手段61は、上記システム制御手段40からの指令により動くものである。なお、支持部材50とステージ60とは一体のものであってもよい。
一方、半導体デバイス1の他面側に設けられた第2のプローブ12は、金属製針状のものであり、この第2のプローブ12は、電動アクチュエータなどよりなる第2のプローブ制御手段14により、半導体デバイス1の他面上を、所望の位置に位置合わせ・移動することが可能となっている。この第2のプローブ制御手段14は、上記システム制御手段40からの指令により動くものである。
そして、第1のプローブ11は第1の電極2と接触して導通し、第2のプローブ12は第2の電極3と接触して導通する。このような導通の状態で、デバイス計測手段20は、各プローブ11、12を介して両電極2、3から半導体デバイス1に電力を供給する。また、このデバイス計測手段20は、各電極2、3からの入力信号により半導体デバイス1の電気特性を評価するものである。
ここで、支持部材50の一面上における半導体デバイス1の位置合わせは、ハンド手段70によって行う。このハンド手段70は、半導体デバイス1を掴んで保持して任意の位置に移動させることのできるものであり、電動アクチュエータなどよりなり、上記システム制御手段40からの指令により動くものである。なお、このハンド手段70に代えて、人間の手によって半導体デバイス1の位置決めを行うようにしてもよい。
半導体デバイス1の他面側に配置された撮像手段30は、半導体デバイス1の他面側から照射される上記波長の光の反射光像としての画像を認識するものである。
この撮像手段30は、一般的なエミッション顕微鏡と同様、エミッションカメラやCCDカメラ、あるいは、これらカメラと同等の機能を有するカメラなどを有し、さらには、上記波長の光の照射を行う照射機構、像の拡大を行う光学レンズ系などを有するものである。そして、撮像のタイミング制御、撮像された画像の取り込みといった撮像手段30の動作は、上記システム制御手段40からの指令により行われる。
ここで、半導体デバイス1およびその他面側の第2の電極3は、上記波長の光を透過するものであるため、当該認識される画像は、当該照射された光が半導体デバイス1の他面側から一面側へ透過することにより形成される画像となる。
また、この撮像は、撮像手段30の視点を第1の電極2の中心に合わせた状態で上記画像の撮影を行うものである。つまり、撮像手段30の光軸Jは、図1中の破線Jに示されるように、撮像手段30と第1の電極2とを結ぶ軸となる。
図2は、この撮像手段30から取得される画像を具体的に示す図である。ここでは、矩形状の視野Sの内部に画像が示されている。これは、半導体デバイス1の他面側から半導体デバイス1を介して見える第1の電極の像2a、半導体デバイス1の他面側から半導体デバイス1を介して見える第1のプローブの像11a、第2の電極3、および、第2のプローブ12の4個を画像として認識したものである。
そして、図2に示されるように、この認識された4個の画像2a、3、11a、12は、互いに重なりあっており、これら4個の各部2、3、11、12の重なり具合を画像として、撮像手段30は視覚化するようになっている。本実施形態では、この図2の画像は、上記波長の光にて認識される。
具体的には、図2に示されるように、第1のプローブ11の内側に第1の電極2が位置することで、これら両者2、11が接触しており、第2のプローブ12は第2の電極3と重なることで、これら両者3、12が接触している。そして、この状態で、デバイス計測手段20から半導体デバイス1に電力供給を行えば、半導体デバイス1は駆動し、その特性がデバイス計測手段20により測定される。
半導体デバイス1の異常動作による発光の像すなわちエミッション像は、撮像手段30によって撮像するものであるが、この発光は、半導体デバイス1のうち両電極2、3が重なり合っている部位で発生する。
ここで、本検査装置においては、図2に示されるように、第2のプローブ12は、第2の電極3と接触しつつ、第1の電極の像2aには重ならず、また当該第1の電極の像2aとも重ならない状態となるように、第2のプローブ12の位置を制御する。それにより、第2のプローブ12が上記発光部位に重ならず、発光を遮ることを防止できる。
また、図2に示されるように、本実施形態においては、撮像手段30の視点と第1の電極2の中心とを結ぶ軸、すなわち上記図1中の光軸Jに直交する断面において、第1のプローブ11の断面積は、第1の電極2の断面積よりも大きいものとなっている。これにより、第1の電極2と第1のプローブ11との位置合わせが容易となり、両者2、11の接触の確保が容易になる。
ここで、金属よりなる第1の電極2の断面積は、100μm〜1mmであることが好ましい。この100μmというのは実用レベルの下限値であり、また、1mmよりも大きいと、第1のプローブ11の断面積を第1の電極2の断面積よりも大きくする必要が無くなる。
また、第1のプローブ11と第1の電極2との接触面積は、第1の電極2の全て(100%)が第1のプローブ11との接触するのが望ましい。図2は、その100%の状態が示されている。図2では、第1の電極2の全体が第1のプローブ11の内側に位置し、第1のプローブ11に接触した状態とされている。
しかし、場合によっては位置ズレにより、100%の接触が実現されない場合もあるが、その場合でも、第1の電極2の上記接触面のうち10%以上が接触することが望ましい。これは、10%の接触の場合、100%の接触の場合に比べて、当該接触部に10倍の電流集中が発生するが、この電流集中が10倍を超えると、エミッション像の検出の際、当該電流集中の発熱による発光が誤認される恐れがあり、この誤認防止のためである。
また、より好ましくは、第1の電極2の上記接触面のうち50%以上が接触することが望ましい。これは、半導体デバイス1の実用レベルに即したものであり、一般的な使用状態では、第1の電極2と外部の電極との接触は50%以上とするためである。
また、第1の電極2および第1のプローブ11の両接触面は、上記した光軸Jに直交する断面の形状に相当するが、これら接触面は円形でもよいし、矩形などの多角形でもよい。
ここで、第1のプローブ11の断面積を、第1の電極2の断面積よりも大きいものとするにあたっては、たとえば、第1のプローブ11の断面の最大寸法幅を、第1の電極2の断面の最大寸法幅の2倍以上、好ましくは5倍以上とすればよい。なお、各断面の最大寸法幅とは、たとえば各断面が円形のときは直径、多角形のときは最大辺の長さや対角線などに相当する。
このように、本検査装置では、撮像手段30からの画像によって上記図2に示されるような重なり具合を視覚化して認識することで、上記4個の各部2、3、11、12の位置や接触状態を確認するようにしている。
そして、上述のように、第2のプローブ12は、第2の電極3と接触しつつ、第1の電極の像2aとは重ならず、また当該第1の電極の像2aとも重ならない状態にて、プローブ11、12を介して半導体デバイス1に電力を供給して、両電極2、3が重なる部分における半導体デバイス1の発光状態を撮像手段30でエミッション像として検出するようにしている。
ここで、撮像手段30から取得される上記図2のような重なり具合の画像およびエミッション像は、システム制御手段40に送られ、そこで画像処理などの解析を行うようにしている。
また、システム制御手段40は、この解析結果に基づいて、最適な各部の重なり具合を実現したり、最適なエミッション像を得るべく、上記各手段13、14、20、30、61、70に指令を送り、その動作を制御するものである。このようなシステム制御手段40はコンピュータにより構成されるものである。
次に、上記検査装置を用いた本半導体デバイス1の検査方法について述べる。本検査方法は、半導体デバイス1の製造方法の一工程として行われるものであり、半導体デバイス1を半導体プロセスにより形成した後に、この半導体デバイス1の検査工程に適用されるものである。
そして、本検査方法は、以下のような工程を備えるものである。電力供給工程では、半導体デバイス1の一面側に設けた第1のプローブ11を第1の電極2に接触して導通させるとともに、半導体デバイス1の他面側に設けた第2のプローブ12を第2の電極3に接触して導通させた状態で、各プローブ11、12を介して半導体デバイス1に電力を供給する。
電極・プローブの重なり具合の視覚化工程では、撮像手段30の視点を第1の電極2の中心に合わせた状態で、撮像手段30によって、半導体デバイス1の他面側から半導体デバイス1を透過して見える第1の電極の像2aおよび第1のプローブの像11aと、直接見える第2の電極3および第2のプローブ12との4個を画像として認識し、これら認識された4個の画像の重なり具合を視覚化する。ここで、上記したように、第1のプローブ11の断面積を第1の電極2の断面積よりも大きいものとする。
そして、エミッション検出工程では、上記4個の画像の重なり具合を、撮像手段30からの画像によって認識し、第2のプローブ12は、第2の電極3と接触しつつ、第1の電極の像2aとは重ならず、また当該第1の電極の像2aとも重ならない状態にて、プローブ11、12を介して半導体デバイス1に電力を供給して、両電極2、3が重なる部分における半導体デバイス1の発光状態を撮像手段30でエミッション像として検出する。
このような本実施形態の検査装置および検査方法によれば、両プローブ11、12はそれぞれ半導体デバイス1の各面側に設けられるので、各電極2、3に容易且つ確実に接触することができる。特に、上述のような断面積の関係を満足することによって、第2のプローブ12と第2の電極3との接触も容易である。
また、半導体デバイス1のうち両電極2、3の重なる部位がエミッション像の検出対象となるが、上記波長の光を透過する第2の電極3側から、当該第2の電極3、半導体デバイス1、さらに半導体デバイス1を介して見える第1の電極2の三者の全体が画像として撮像される。
また、第2のプローブ12と第1の電極2との重なりも無いので、この第2のプローブ12が半導体デバイス1を遮ることもなく、検査を行うことができる。また、従来の支持部材のような別部材を介さずに、半導体デバイス1の各部の画像が撮像されるので、位置精度良く検査できる。つまり、半導体デバイス1と撮像手段30との間に、何もなく実質的に空気が存在するのみであり、汚れが発生することは無い。よって、本実施形態によれば、両面電極半導体デバイスを簡単で精度良く検査することができる。
次に、本実施形態の検査方法について、図3、図4および図5を参照して、より具体的に述べることとする。図3は本検査方法の一具体例を示すフローチャート図、図4は図3に続くフローチャート図であり、図5は第1の電極の像2a、第1のプローブの像11a、第2の電極3および第2のプローブ12の4個を画像の重なり具合の例を示す図群である。
なお、以下の検査方法では、第1の電極2の上記接触面と第1のプローブ11との接触は50%以上を確保するものとしている。また、上述のように、本検査方法における各手段13、14、20、30、61、70の制御は、システム制御手段40からの指令により行われる。
まず、ステップ101では、ハンド手段70によって半導体デバイス1を保持し、支持部材50の一面上まで移動させ、ハンド手段70で保持しつつ支持部材50の一面上に半導体デバイス1を搭載する。
次に、ステップ102では、支持部材50上の半導体デバイス1を、撮像手段30によって撮像し、その画像をシステム制御手段40で解析することにより、半導体デバイス1を介して見える第1の電極2に対して撮像手段30の視点を合わせる。これにより、上記図1に示される光軸Jが設定される。
次に、ステップ103では、ハンド手段70によって、この光軸Jの位置を維持しつつ、予め支持部材50の一面上に配置しておいた第1のプローブ11の上に、半導体デバイス1の第1の電極2を置き、第1のプローブ11と第1の電極2とを接触させる。
次に、ステップ104では、システム制御手段40が、撮像手段30からの画像を解析することにより、第1の電極2が第1のプローブ11の内側に100%位置するか否かを判定する。第1の電極2が第1のプローブ11の内側に100%位置する状態、つまり第1の電極2の全体が第1のプローブ11の内側に位置して100%接触する状態は、上記図2に示されている。
そして、このステップ104にて、第1の電極2が第1のプローブ11の内側に100%位置すると判定された場合、つまりYESの場合は、半導体デバイス1の位置合わせおよび搭載が終了し、次にステップ110へ移り、測定の準備に入る。このステップ110以降の測定については、後述する。
一方、ステップ104にて、第1の電極2が第1のプローブ11の内側に100%位置すると判定されない場合、つまりNOの場合には、次に、ステップ105および106へ移る。まず、ステップ105では、第1のプローブ11と第1の電極2との位置ずれ量を算出し、これに基づいて半導体デバイス1の置き場所を再算出する。
そして、ステップ106では、直前のステップ105にて行われた上記算出動作が1回目か否かを判定する。そして、1回目であると判定された場合、つまりYESの場合は、上記ステップ103に戻る。
そして、ステップ103では、再算出された半導体デバイス1の置き場所を狙って、ハンド手段70によって、支持部材50の一面上の第1のプローブ11の上に、半導体デバイス1の第1の電極2を置くようにする。その後は、上記ステップ104にて100%接触の判定を行い、YESの場合は、ステップ110へ移り、測定の準備に入る。
一方、再実行されたステップ104の判定がNOの場合、および、ステップ106の判定がNOの場合は、ステップ107へ移る。このステップ107では、システム制御手段40によって、今度は、第1の電極2が第1のプローブ11の内側に50%以上位置するか否かを判定する。
この第1の電極2が第1のプローブ11の内側に50%以上位置する状態、つまり第1の電極2の接触面のうち50%以上が第1のプローブ11に接触する状態は、図5(b)に示されている。この図5(b)では、第1の電極の像2aの一部が第1のプローブの像11aの外側に外れているが、その50%以上は重なり合っている。
この第1の電極の像2aと第1のプローブの像11aとの重なりの程度が、図5(b)のような第1の電極2の接触面の50%以上ならば、ステップ107の判定はYESとなる。しかし、たとえば、図5(e)や図5(f)に示されるように、第1の電極の像2aと第1のプローブの像11aとの重なりの程度が、第1の電極2の接触面の50%未満であったり、0%であったりする場合は、ステップ107の判定はNOとなる。
このように、ステップ107にて、第1の電極2が第1のプローブ11の内側に50%以上位置する状態であると判定された場合、つまりYESの場合には、ステップ110へ移り、測定の準備に入る。
一方、ステップ107にて、NOと判定された場合には、ステップ108および109へ移る。まず、ステップ108では、システム制御手段40によって、第1のプローブ11と第1の電極2との位置ずれ量を算出し、これに基づいて半導体デバイス1の置き場所を再算出する。
そして、ステップ109では、直前のステップ108にて行われた上記算出動作が1回目か否かを判定する。そして、1回目であると判定された場合、つまりYESの場合は、上記ステップ103と同様の動作を行う。
そして、ステップ103と同様に、再算出された半導体デバイス1の置き場所を狙って、ハンド手段70によって、支持部材50の一面上の第1のプローブ11の上に、半導体デバイス1の第1の電極2を置くようにする。その後は、上記ステップ107にて50%以上接触の判定を行い、YESの場合は、ステップ110へ移り、測定の準備に入る。
一方、ステップ109の判定がNOの場合、および、再実行されたステップ107の判定がNOの場合は、測定が終わりとなる。この場合、第1の電極2や第1のプローブ11の不具合、あるいは、検査装置の不具合などを調べ、再び、検査を行うかどうかを判断する。
次に、上記ステップ104およびステップ107にてYESの場合に実行されるステップ110以降について述べる。ステップ110では、支持部材50の一面上に搭載された半導体デバイス1をハンド手段70から開放し、ハンド手段70を移動して別の場所に回避する。
次に、ステップ111から測定に入るが、ステップ111では、第2のプローブ12で第2の電極3を押さえ、第2のプローブ12と第2の電極3とを接触・導通させる。そして、次に、図4に示されるステップ112へ移り、実際の測定を行う。
ステップ112では、撮像手段30によって、上記図2に示されるような第1の電極の像2a、第1のプローブの像11a、第2の電極3および第2のプローブ12の4個の画像が重なった画像、つまり、重なり具合の画像を取得する。そして、この画像をシステム制御手段40で解析することにより、第2のプローブ12の位置を制御して、第2のプローブ12を第2の電極3と重なり合った状態としつつ第1の電極の像2aからは外れた状態とする。
この第2のプローブ12の正規の状態は、上記図2や図5(a)、(b)に示される。一方、図5(c)、(d)に示されるように、第2のプローブ12が第1の電極の像2aと重なる状態は、避けるべき状態であり、この状態の場合は、本ステップ112において、上記正規の状態となるように第2のプローブ12を移動させる。
こうしてステップ112の後、次に、半導体デバイス1に通電を開始するステップ113へ移る。なお、このステップ112〜117までは一般的なエミッション顕微鏡による測定と同様のものである。このステップ113では、デバイス計測手段20により、両プローブ11、12を介して両電極2、3に電力を供給することで通電を行う。
次に、この通電が行われている状態で、エミッション像を取得するステップ114を行う。取得されたエミッション像はシステム制御手段40に送られ、画像処理される。ここで、半導体デバイス1の内部に欠陥等が存在する場合、半導体デバイス1の異常動作にともない微弱な発光が発生する。
そして、次のステップ115では、従来と同様に、このエミッション像における発光ポイントを算出し、その結果を表示する。その後、次のステップ116では、この発光ポイントが適切かどうか等をシステム制御手段40によって判定し、取得されたエミッション像が妥当であるか否かを判定する。
そして、ステップ116にてエミッション像が妥当であると判定された場合、つまりYESの場合には、次に、ステップ117にて、このエミッション像をシステム制御手段40が保存する。一方、ステップ116にてエミッション像が不適当と判断された場合、つまりNOの場合には、ステップ113に戻る。
そして、再びステップ113にて通電を行い、ステップ114、115、116を繰り返し、適切なエミッション像が取得されるまで、測定を繰り返す。
こうして、適切なエミッション像が取得された後、次にステップ118を実行する。このステップ118では、第2のプローブ12を第2の電極3から離す。そして、ステップ119にて、ハンド手段70による半導体デバイス1の保持を行い、次にステップ120にてハンド手段70により、半導体デバイス1を保持部材50から別場所へ移動させ、その後、ステップ121にて、当該別場所にてハンド手段70を半導体デバイス1から開放する。こうして、本検査方法が終わる。
なお、この図3、図4に示した検査方法では、上述したように、第1の電極2の上記接触面と第1のプローブ11との接触は50%以上を確保するものとしたが、100%接触のみに限定するものでもよいし、上記した10%接触まで許容するものであってもよい。これらの場合、図3におけるステップ104〜109を適宜変更すればよいことは明らかである。
1 半導体デバイス
2 第1の電極
2a 第1の電極の像
3 第2の電極
11 第1のプローブ
11a 第1のプローブの像
12 第2のプローブ
20 電力供給手段としてのデバイス計測手段
30 撮像手段

Claims (4)

  1. 360nm〜2500nmの波長の光を透過する半導体材料の一面側に前記波長の光を遮断する金属よりなる第1の電極(2)、当該一面とは反対側の他面側に前記半導体材料自身よりなる第2の電極(3)を有する半導体デバイス(1)の発光検査方法であって、
    前記半導体デバイス(1)の一面側に設けた第1のプローブ(11)を前記第1の電極(2)に接触して導通させるとともに、前記半導体デバイス(1)の他面側に設けた第2のプローブ(12)を前記第2の電極(3)に接触して導通させた状態で、前記各プローブ(11、12)を介して前記半導体デバイス(1)に電力を供給するようにし、
    前記半導体デバイス(1)の他面側に、当該他面側から照射される前記波長の光の反射光像として、前記波長の光が前記半導体デバイス(1)の他面側から一面側へ透過することにより形成される画像を撮影する撮像手段(30)を設け、
    前記撮像手段(30)の視点を前記第1の電極(2)の中心に合わせた状態で前記画像の撮影を行うとともに、前記撮像手段(30)によって、前記半導体デバイス(1)の他面側から当該半導体デバイス(1)を介して見える前記第1の電極の像(2a)、前記半導体デバイス(1)の他面側から当該半導体デバイス(1)を介して見える前記第1のプローブの像(11a)、前記第2の電極(3)、および、前記第2のプローブ(12)を認識し、これら認識された4個の画像の重なり具合を視覚化するようにし、
    前記撮像手段(30)の視点と前記第1の電極(2)の中心とを結ぶ軸に直交する断面において、前記第1のプローブ(11)の断面積を、前記第1の電極(2)の断面積よりも大きいものとし、
    前記第1の電極の像(2a)、前記第1のプローブの像(11a)、前記第2の電極(3)および前記第2のプローブ(12)の4個の画像の重なり具合を、前記撮像手段(30)からの画像によって認識し、
    前記第2のプローブ(12)は、前記第2の電極(3)と接触しつつ、前記第1の電極の像(2a)とは重ならず、また当該第1の電極の像(2a)とも重ならない状態にて、前記プローブ(11、12)を介して前記半導体デバイス(1)に電力を供給して、前記両電極(2、3)が重なる部分における前記半導体デバイス(1)の発光状態を前記撮像手段(30)でエミッション像として検出するようにしたことを特徴とする半導体デバイスの検査方法。
  2. 前記半導体デバイス(1)を構成する前記半導体材料は、可視光を透過するものであることを特徴とする請求項1に記載の半導体デバイスの検査方法。
  3. 前記半導体材料は、少なくともGaN、SiC、ダイアモンドのいずれか一つを含有するものであることを特徴とする請求項2に記載の半導体デバイスの検査方法。
  4. 360nm〜2500nmの波長の光を透過する半導体材料の一面側に前記波長の光を遮断する金属よりなる第1の電極(2)、当該一面とは反対側の他面側に前記半導体材料自身よりなる第2の電極(3)を有する半導体デバイス(1)の発光検査装置であって、
    前記半導体デバイス(1)の一面側に設けられ前記第1の電極(2)に接触して導通する第1のプローブ(11)と、
    前記半導体デバイス(1)の他面側に設けられ前記第2の電極(3)に接触して導通する第2のプローブ(12)と、
    前記各プローブ(11、12)を介して前記半導体デバイス(1)に電力を供給する電力供給手段(20)と、
    前記半導体デバイス(1)の他面側に配置され、当該他面側から照射される前記波長の光の反射光像として、前記波長の光が前記半導体デバイス(1)の他面側から一面側へ透過することにより形成される画像を認識する撮像手段(30)とを備え、
    前記撮像手段(30)の視点を前記第1の電極(2)の中心に合わせた状態で前記画像の撮影を行うものであり、
    前記撮像手段(30)は、前記半導体デバイス(1)の他面側から当該半導体デバイス(1)を介して見える前記第1の電極の像(2a)、前記半導体デバイス(1)の他面側から当該半導体デバイス(1)を介して見える前記第1のプローブの像(11a)、前記第2の電極(3)、および、前記第2のプローブ(12)を認識し、これら認識された4個の画像の重なり具合を視覚化するものであり、
    前記撮像手段(30)の視点と前記第1の電極(2)の中心とを結ぶ軸に直交する断面において、前記第1のプローブ(11)の断面積は、前記第1の電極(2)の断面積よりも大きいものとなっており、
    前記第1の電極の像(2a)、前記第1のプローブの像(11a)、前記第2の電極(3)および前記第2のプローブ(12)の4個の画像の重なり具合を、前記撮像手段(30)からの画像によって認識し、
    前記第2のプローブ(12)は、前記第2の電極(3)と接触しつつ、前記第1の電極の像(2a)とは重ならず、また当該第1の電極の像(2a)とも重ならない状態にて、前記プローブ(11、12)を介して前記半導体デバイス(1)に電力を供給して、前記両電極(2、3)が重なる部分における前記半導体デバイス(1)の発光状態を前記撮像手段(30)でエミッション像として検出するものであることを特徴とする半導体デバイスの検査装置。
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