JP2007327836A - 外観検査装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 短い時間で正確な欠陥検査ができる外観検査装置及び方法を提供する。
【解決手段】 ステージ2に載置される検査対象部品3に対してCCDカメラ12により2次元画像を撮像し、この撮像画像に対し制御部15により2次元画像処理して欠陥検査を行い、この欠陥と判定された部分に対して、さらに高さ情報を用いて欠陥の再判定を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、格子パターン投影法を採用した外観検査装置及び方法に関するものである。
最近、半導体部品などの検査工程では人の手を介することなく自動的に部品の外観を検査する外観検査装置が用いられることが多くなっている。特に、生産ラインに組み込まれる装置は、短時間で検査できることが要求され、このため2次元画像処理法を採用した外観検査装置が多く用いられている。
かかる2次元画像処理法による外観検査は、検査対象部品に対する照明方向や照明方法を工夫し、欠陥(傷や異物のこと)部分を区別できる観察像を取得し、この像を撮影して撮像画像を取得し、この撮像画像と欠陥の無い基準画像とを比較し、輝度変化がある閾値を超えるところを欠陥と判定する。つまり、検査対象部品表面の輝度情報を基づいて欠陥の検出を行っている。
ところが、このような外観検査装置は、検査対象部品表面の輝度情報を基づいて欠陥を検出しているため、例えば、汚れなどにより輝度変化が生じている個所が存在すると、この部分も欠陥と判定してしまうことがあり検出精度に限度が生じるという問題がある。
そこで、従来、このような2次元画像処理法に代わって3次元計測法を適用した外観検査装置が考えられている。例えば、特許文献1には、3次元計測法を採用し、格子パターン投影法で得られた高さ情報に基づいた、はんだの検査方法が開示されている。
格子パターン投影法は、物体の3次元形状を非接触で計測する手法としてよく知られており、具体的に、測定対象物の表面に対して斜め上方向に投影系を配置し、この投影系からの格子パターンの像を測定対象物表面に所定角度傾けて投影し、測定対象物表面からの散乱光を変形格子パターン像として、測定対象物表面の真上に配置された撮像系により撮像する。この場合、格子パターンを横ずらしして、位相が異なる複数枚の画像を取得し、これら取得された複数枚の画像より各画素毎にその点での格子の位相を求め、その位相情報から測定対象物の高さを含む3次元の表面形状を演算により求めるようにしている。ここで、位相情報から測定対象物の高さを求める方法として、従来から三角測量の原理に基づく方法がよく用いられる。
図5は、三角測量を利用した一例を示すものである。この例では、入射光線101を入射する不図示の投影系と反射光線102が導かれる撮像手段105を有する撮像系は、テレセントリック光学系となっている。また、測定対象物103に対して基準平面104を設け、計算される高さはすべて基準平面104に対するものと考える。そして、測定対象物103の高さ、例えば、A点の高さHighは、A点に投影された格子の位置と基準平面104上のB点に投影された格子の位置を用いて求める。つまり、A点の位相ΦaとB点の位相Φb(Φbを基準位相という)を用いて、以下の(1)式を用いて求める。
High=(Pitch×(Φa−Φb))/(sinα×2π)…(1)
ここで、Pitchは、格子パターンのピッチ、αは入射角度である。
位相シフトを用いて求めた各点の位相は、0〜2πの範囲に畳み込まれるので、求めた高さもPitch/sinαの範囲に畳み込まれる。更に、位相接続などの手法が用いれば、さらに大きな高さの測定結果も再現することができる。ここで、位相接続については、例えば、特許文献2に開示される方法が用いられる。
さらに、3次元計測法を実体顕微鏡に適用した外観検査装置も考えられている。このような実体顕微鏡に適用した装置は、これまでの3次元計測法では、格子パターンのピッチと観察系の倍率が固定であったものが、測定対象物体が変わる毎に観察系の倍率を変更することができるという利点がある。
特開2002-286430号公報 特開2000−9444号公報
ところで、生産ラインに組み込まれる外観検査装置は、検査結果の歩留まりを改善するため欠陥致命性の判定を行うことがある。かかる欠陥致命性の判定は、検査対象部品表面上に異なる致命傷判定基準を有する複数の検査対象領域を設定し、これらの致命傷判定基準をもって各検査対象領域の欠陥検査を行う方法である。例えば、図6(a)に示すような高さの異なる面を有する検査対象部品110の場合、検査対象領域Aと検査対象領域Bに対して、同図(b)に示すようにそれぞれ異なる致命傷判定基準A1及びB1を設定して、検査対象領域Aでの傷A11の大きさ及び検査対象領域Bでの傷B11の大きさをそれぞれ致命傷判定基準A1及びB1と比較するようにしている。
このような欠陥致命性の判定に基づいた3次元計測による検査では、通常、厳しい判定基準に合わせて測定精度を設定するようにしている。しかし、上述した格子パターン投影法を含む殆どの3次元測定方法では、測定精度と測定時間とが相反する関係を有するため、例えば、格子パターンのピッチを小さくするほど測定精度が上がるが、この反面、高さ変化の大きい測定対象部品に対して、小さい格子パターンを用いて測定すると、位相接続処理時間が長くなって、全体の測定時間が長くかかってしまう。これにより、上述した図6に示すように高さの異なる面を有する検査対象部品110の場合、同じ格子ピッチを用いた検査では、小さい格子ピッチを用いて測定すると検査対象領域Aより高い位置にある検査対象領域Bでの測定時間が長くかかるようになり、逆に、大きい格子ピッチを用いて測定すると精度が低下して検査対象領域Aの欠陥判定が不正確になるという問題がある。
また、これまでの3次元計測法を用いた外観検査では、撮像手段による撮影範囲内すべての計測点の高さ情報を求め、この高さ情報に基づいてすべての計測点に対して欠陥の判定を行うようになるため、検査に多大な時間を必要とし、検査時間の短縮が難しいという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、短い時間で正確な欠陥検査ができる外観検査装置及び方法を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、光源と、前記光源からの光を被検体に投影する投影手段と、
前記被検体に格子パターン像を投影させる光学変調手段と、前記被検体に投影された像を撮像する撮像手段と、前記投影手段により前記被検体に投影され前記撮像手段により撮像された2次元画像に基づいて欠陥を判定するとともに、該欠陥判定により欠陥があると判断された被検体に対し前記光学変調手段を介して前記格子パターン像を投影させて前記撮像手段によって撮像し、この撮像された格子パターン画像から前記欠陥部分の高さ情報を取得し、該高さ情報に基づいて前記欠陥の最終判定を行う制御手段とを具備したことを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記光学変調手段は、明度が正弦波状に変化する格子パターン像を前記被検体に対し所定の投影角度をもって投影させることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記制御部の前記2次元画像に基づく欠陥判定は、予め用意された良品画像と前記2次元画像の比較結果から判定することを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記制御部の前記高さ情報に基づく前記欠陥の最終判定は、前記被検体に投影された格子パターン像を複数回シフトして前記被検体に投影させるとともに、該シフトごとに前記撮像手段により撮像した複数の画像から高さ情報を求めることを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、さらにデータ保存手段を有し、該データ保存手段は、前記被検体上を複数に分割して設定された検査対象領域と、これら検査対象領域毎に設定される、少なくとも検査精度情報を有する検査基準データを保存することを特徴としている。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明において、前記制御手段は、前記データ保存手段に保存された検査対象領域毎に設定された検査基準データの検査精度情報に基づいて前記格子パターンのピッチを設定し前記高さ情報を求めることを特徴としている。
請求項7記載の発明は、請求項5記載の発明において、前記制御手段は、前記2次元画像に基づいた欠陥判定の結果から、該欠陥に対応する検査エリアを形成し、該検査エリアに対応する前記検査対象領域に設定された前記検査基準データの検査精度情報に基づいて前記検査エリア毎に格子パターンのピッチを決定し、前記高さ情報を求めることを特徴としている。
請求項8記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、さらに前記被検体の観察像を観察する、観察倍率を変更可能にした観察手段を有し、前記撮像手段は、前記観察手段で観察される像を撮像可能にしたことを特徴としている。
請求項9記載の発明は、請求項8記載の発明において、前記データ保存手段は、前記検査基準データとして欠陥の最終判定で判定された欠陥を撮像する撮像倍率情報がさらに保存され、前記制御手段は、前記撮像倍率情報に基づいて前記観察手段の観察倍率を変更するとともに、該観察手段で観察される像を撮像する前記撮像手段の撮像画像を前記欠陥の画像として前記データ保存手段に保存することを特徴としている。
請求項10記載の発明は、光源と、前記光源からの光を被検体に投影する投影手段と、前記被検体に格子パターン像を投影させる光学変調手段と、前記被検体に投影された像を撮像する撮像手段とを有する外観検査装置に用いられる方法であって、被検体前記撮像手段により撮像された前記被検体の2次元画像に基づいて欠陥を判定するとともに、該欠陥判定により欠陥があると判断された被検体に対し前記光学変調手段を介して格子パターン像を前記被検体上に投影させ前記撮像手段により撮像された格子パターン画像から前記欠陥部分の高さ情報を取得し、該高さ情報に基づいて前記欠陥の最終判断を行うことを特徴としている。
本発明によれば、短い時間で正確な欠陥検査ができる外観検査装置及び方法を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従い説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る実体顕微鏡をベースにした外観検査装置の概賂構成を示している。
図1において、1は基台で、この基台1上には、ステージ2が設けられている。このステージ2には、被検体としての検査対象部品3が載置されている。ステージ2は、後述する制御部15の指示により、XY方向の水平移動を自動的に行うことを可能にしている。
基台1には、支柱4が直立して設けられている。この支柱4には、焦準装置5が設けられている。この焦準装置5には、光学変調手段として液晶格子投影装置6と、この液晶格子投影装置6を介して観察手段としての実体顕微鏡本体7が設けられている。
焦準装置5は、装置本体501と移動部材502を有している。装置本体501は、支柱4が挿通される不図示の孔部を有している。また、装置本体501には、固定ハンドル503が設けられ、この固定ハンドル503を締付け方向に回転することで、支柱4に固定できるようになっている。
移動部材502は、不図示のガイド部を介して前記装置本体501に対して移動可能に支持されている。また、装置本体501と移動部材502の間には、焦準ダイアル504が連結された不図示のピニオンとラックからなる昇降機構が設けられており、この焦準ダイアル504の操作により移動部材502を支柱4に沿った方向に上下動可能にしている。この場合、焦準ダイアル504は、後述する制御部15の指示により自動的に操作可能にしている。
移動部材502には、不図示の装着部材を介して液晶格子投影装置6が着脱可能に設けられている。液晶格子投影装置6は、装置本体601と、この装置本体601に設けられるライトガイド挿入部602を有している。このライトガイド挿入部602は、先端部にライトガイドとしての光ファイバ8の出射端8aが取付けられている。この光ファイバ8の出射端8aの他端8bは、光源ユニット4に取付けられる。これにより、光源ユニット4内の図示しない光源から発せられた光は、光ファイバ8を介して液晶格子投影装置6に入射する。ライトガイド挿入部602の内部には、光ファイバ8の出射端8aから発せられる光の光路上に照明光学系603が配置されている。この照明光学系603は、光ファイバ8の出射端8aからの光をほぼ平行光にするようにしている。装置本体601内部には、照明光学系603からの光の光路上に液晶格子604が配置されている。この場合、液晶格子604は、照明光学系603によりほぼ平行光となった光が均一に照明される。また、液晶格子604は、後述する制御部15の指示により、一定間隔のピッチで明度が正弦波状に変化する格子パターンを発生するとともに、この格子パターンをピッチ方向に数段階シフト可能にしている。さらに、液晶格子604は複数のエリアに分けて、それぞれのエリアに正弦波形状に変化する明度を異なるピッチで表示する格子パターンを発生するとともに、それぞれの格子パターンをピッチ方向に同時に数段階シフトすることも可能にしている。さらに、液晶格子604の画面は、何も表示しないようにする(明度変化なし)ことも可能にしている。
液晶格子604を通過した光路には、投影手段として投影光学系605が配置されている。この投影光学系605は、対物レンズ605a、反射ミラー605b、605c、605d及び結像レンズ605eを有するもので、液晶格子604を透過した光を、投影光路9を介して検査対象部品3に対し所定の投影角度、つまり入射角度αで投影するようにしている。この場合、入射角度αは、後述制御部の指示により、投影光学系605内部の不図示の角度調整手段により自動的に変更できるようになっている。また、投影光学系605は、物体側(液晶格子604)と像側(検査対象部品3)で両側テレセントリックな光学系になっている。これにより、光ファイバ8の出射端8aから出射された照明光は、液晶格子投影装置6を介して検査対象部品3に対して照明され、液晶格子604の画面上に格子パターンを表示した場合は、検査対象部品3上に格子パターンの像が投影される。また、液晶格子604の画面上に何も表示しない場合は、検査対象部品3に対する(光軸13に対して所定の角度αだけ傾いた)傾斜照明として使用することができる。
液晶格子投影装置6には、不図示の装着部材を介して実体顕微鏡本体7が着脱可能に設けられている。実体顕微鏡本体7には、ズーム鏡筒701が設けられている。ズーム鏡筒701には、ズームハンドル702が設けられている。このズームハンドル702は、ハンドル操作によりズーム鏡筒701での倍率を可変できるようになっている。この場合、ズームハンドル702は、制御部15の指示により、図示しない駆動機構によって自動的なズーム操作を可能にしている。
ズーム鏡筒701の下端部には、対物レンズ10が装着されている。対物レンズ10は、検査対象部品3の真上に配置され、上述した焦準装置5の操作により、ズーム鏡筒701の上下動とともに検査対象部品3との相対距離が変化され、検査対象部品3にピント合わせできるようになっている。また、焦準装置5は、制御部15の指示により、焦準ダイアル504の操作を自動的に行うことができ、自動的なピント合わせを可能にしている。
ズーム鏡筒701の上端部には、3眼鏡筒11が設けられている。3眼鏡筒11には、接眼レンズ18及び撮像手段としてのCCDカメラ12が設けられている。3眼鏡筒11は、不図示の光路切換え機構により光路を接眼レンズ18又はCCDカメラ12のどちらか一方に切替え、接眼レンズ18による目視観察又はCCDカメラ12による撮像の切換えを可能にしている。CCDカメラ12は、実体顕微鏡本体7の対物レンズ10を介して観察される像が撮像面12aに結像される。
CCDカメラ12には、制御手段として画像処理を行う制御部15が接続されている。制御部15には、不図示の演算部と一時保存用メモリが設けられ、CCDカメラ12の撮像画像を一時保存用のメモリに保存できるようにしている。
制御部15には、データ保存手段としてデータ保存部16及び表示部17が接続されている。データ保存部16は、良品画像、検査対象領域情報、検査基準データ、基準位相データ、検査結果などの各種情報の保存に使用される。制御部15は、データ保存部16から必要な情報を読み込みCCDカメラ12の撮像画像を演算処理して検査対象部品3の欠陥検査を行う。また、CCDカメラ12の撮像画像と制御部15による欠陥検査結果などは表示部17で表示される。
一方、前記光ファイバ8には、入射端8b側に光源として光源装置14が接続されている。この光源装置14には、光源としてハロゲンランプやキセノンランプなどが用いられる。また、光源装置14には、光量を調節する調光ボリューム14aが設けられている。調光ボリューム14aは、制御部15の指示により、自動的な調光操作を可能にしている。
次に、このように構成した実施の形態の作用を説明する。
まず、検査対象部品3の外観検査に先立ち行われる装置側での各種の設定について説明する。最初に、2次元画像処理欠陥判定閾値を設定し、この閾値をデータ保存部16に保存する。次に、検査対象部品3に対する投影光路9の入射角度αが予め指定した角度になるように投影光学系605内部の不図示の角度調整手段を調整する。この場合、検査対象部品3に対して斜め方向から像を投影するため影を生じる可能性があるが、入射角度αの調整により影の発生が最小限になるようにする。そして、この設定された入射角度αをデータ保存部16に保存する。
次に、ステージ2の移動量と移動回数を設定する。この場合、ステージ2の移動量と移動回数はCCDカメラ12の撮像エリアを単位として検査対象部品3上を予め複数に分割して定めたものである。そして、これら設定されたデータをデータ保存部16に保存する。
この状態で、検査対象部品3上の欠陥のない良品部分に対応する一つの撮像エリアでの各種の設定と検査を行う。まず、検査対象部品3の前記良品部分と同等位置に合焦させるために焦準装置5を駆動する。この場合、制御部15の指示により焦準ダイアル504の操作を自動的に行い、実体顕微鏡本体7及び液晶格子投影装置6を移動させ、検査対象部品3に対して合焦検出を行う。次に、実体顕微鏡本体7の倍率が指定した倍率になるようにズームハンドル702を操作する。この場合も、制御部15の指示によりズームハンドル702の操作を自動的に行い、ズーム鏡筒701を指定した倍率になるようにする。
次に、検査対象部品3の撮像画像が輝度飽和しないように、光源装置14の調光ボリューム14aを最大に調整する。次に、液晶格子604の画面を何も表示しないようにして検査対象部品3上の前記良品と同等となる部分に投影し、CCDカメラ12により検査対象部品3の画像を撮影し、データ保存部16に保存する。次に、位相シフト回数を設定し、その値をデータ保存部16に保存する。
次に、検査対象部品3上をいくつかの検査対象領域に分割し、それぞれの検査対象領域毎に検査基準データを設定する。これら検査基準データは、検査精度、3次元欠陥判定閾値、欠陥保存時の撮像倍率などの各種情報からなっている。この実施の形態では、検査精度情報として格子パターンのピッチ値を使用し、また、3次元欠陥判定閾値情報として異物判定の閾値と傷判定の閾値を使用する。ここで、異物判定の閾値には異物判定の高さ方向閾値と異物判定の面積閾値、傷判定の閾値には傷判定の高さ方向閾値と傷判定の面積閾値を含む。これら検査対象領域情報と検査基準データは、データ保存部16に保存する。
最後に、基準位相データを求める。この基準位相は高さを求めるのに重要なデータである。この基準位相データを求めるには、二つの方法が知られている。一つは基準平面サンプルを使って求める方法、もう一つは入射角度、格子パターンのピッチ、画素サイズを使って求める方法である。この実施の形態では、前者の基準平面サンプルを使って求める方法を採用する。
まず、不図示の基準平面サンプルをステージ2上に設置する。そして、通常の格子パターン投影法と同じように、明度が正弦波形状に変化する指定されたピッチの格子パターンを投影し、この格子パターンをピッチ方向に指定された回数でシフトし、これらシフトする毎に撮像した複数枚の画像を用いて位相分布の計算を行う。この位相分布の計算は、後述する(2)式が用いられる。そして、最後に、求めた位相分布に対して位相接続を行い、この結果を基準位相データとして、データ保存部16に保存する。
次に、このように構成された外観検査装置による連続的な欠陥検査について説明する。
この場合、図2に示すフローチャートが実行される。まず、ステップ201で、制御部15がデータ保存部16から検査用基本データとして2次元画像処理欠陥判定閾値、ステージ移動量、良品画像、検査対象領域情報、検査基準データ、入射角度、シフト回数、基準位相データなどの各情報を読み込む。次に、ステップ202で、読み込まれたステージ移動量に基づいてステージ2を指定位置へ移動させる。次に、ステップ203で、光源から発せられた光束を検査対象部品3上に照射し撮像を行う。この場合、光源装置14から発せられる光は、光ファイバ8を介して液晶格子投影装置6のライトガイド挿入部602に導かれる。そして、照明光学系603によりほぼ平行光に変換され、液晶格子604に均一に照射される。液晶格子604を透過した光は、投影光学系605を介し、投影光路9を通って検査対象部品3上に所定の投影角度、つまり入射角度αで検査対象部品3上に投影される。また、検査対象部品3で反射した光のうち散乱光が対物レンズ10を介して撮像光路13に導かれ、CCDカメラ12の撮像面12aに結像され、1枚の画像として撮像される。図3(a)は、CCDカメラ12で撮像される画像の一例を示すもので、この段階では、背景部分aに比べ、傷部分bの輝度値も汚れ部分cの輝度値も低くなっている。
次に、ステップ204で、2次元画像処理による欠陥の判定を行う。この場合、ステップ203で取得した画像と前記良品画像との比較を行い、この比較の結果が2次元画像処理欠陥判定閾値を超えているか否かによって欠陥の判定を行う。図3(a)に示す例では、傷部分bと汚れ部分cが欠陥として検出される。なお、欠陥の判定手法としては、エッジ情報を用いた方法、ヒストグラムを用いた方法なども考えられる。
次に、ステップ205で、欠陥が存在しているか否かが判断される。ここで、ステップ204において欠陥が検出されている場合、ステップ206以後の動作が実行される。一方、ステップ205で欠陥が存在していないと判断された場合、ステップ202に戻り、ステージ2を次の指定位置へ移動させ、改めて欠陥の検査を開始する。
次に、ステップ206で、検査エリアを形成する。この場合、図3(b)に示すように欠陥と判定された傷部分bと汚れ部分cのそれぞれのサイズに合わせて検査エリアを形成する。図示例では、汚れ部分bと傷部分cのそれぞれの外接長方形を求めることにより、検査エリアb1と検査エリアc1を形成している。
次に、ステップ207で、検査エリア毎に格子パターンピッチの設定を行う。この場合、ステップ206で形成された検査エリアb1、c1のそれぞれの位置情報から上述した検査対象部品3上に設定された検査対象領域を求め、これら検査対象領域毎に設定された検査基準データの検査精度情報に基づいて各検査エリアb1、c1での格子パターンのピッチ値を決定する。例えば、図3(b)の例では、検査エリアb1と検査エリアc1の格子ピッチ値はそれぞれ100μmと200μmと決められる。これら格子ピッチ値は、同じ数値であっても良い。
次に、ステップ208に進み、検査エリア毎に高さ情報を算出する。この場合、制御部15は液晶格子604に対して、各検査エリアb1、c1毎に明度が正弦波形状に変換する格子パターンの発生を指示する。この格子パターンのピッチは、前記検査エリアb1、c1毎に決められた格子ピッチ値が用いられる。
この状態で、光源装置14から光が発せられると、上述したのと同様に、光ファイバ8を介して液晶格子投影装置6のライトガイド挿入部602に導かれ、照明光学系603によりほぼ平行光に変換され、液晶格子604に均一に照射される。液晶格子604は、各検査エリアb1、c1及びそれぞれ設定されたピッチに対応する格子パターンを同時に表示する。そして、液晶格子604を透過した光は、投影光学系605を通って検査対象部品3の各検査エリアb1、c1に明暗を有する格子パターン像として投影される。また、検査対象部品3からの散乱光が対物レンズ10を介して撮像光路13に導かれ、CCDカメラ12の撮像面12aに結像され撮像される。また、この状態で、前記検査基準データにより決定される位相シフト数に基づいて、制御部15の制御により格子パターンをピッチ方向に指定された回数でシフトさせ、これらシフトする毎に画像を撮像する。そして、これら撮像した画像はデータ保存部16に一時的に保存する。
図3(c)は、検査エリアb1と検査エリアc1で撮像されたそれぞれの画像例を示したものである。そして、これら検査エリアb1と検査エリアc1について位相分布の計算を行う。この場合、下記の(2)式を用いる。
φ(x,y)=
tan-1[−ΣIi(x,y)×sin(δi)/ΣIi(x,y)×cos(δi)]
…(2)
ここで、Ii(x,y)は、各シフトの点(x,y)の輝度値、δi=(i/N)2π,(i=0,…,N−1)は位相シフト量、Nはシフト回数である。
そして、このようにして求められた位相と、データ保存部16から読み込んだ上述の基準平面サンプルより取得した基準位相データとの差分を求め、前記(1)式を用いて、各検査エリア内の欠陥の高さHighを求める。この場合、大きいな高さにも対応するため、さらに位相接続処理などを用いてもよい。図3(d)は、検査エリアb1及び検査エリアc1内での高さの算出結果を示す断面図で、それぞれ高さ情報b2、c2で表されている。
次に、ステップ209に進み、3次元欠陥判定閾値に基づいて欠陥の最終判定を行う。この場合、検査エリアb1と検査エリアc1のそれぞれの高さ情報b2、c2から最大値と最小値を求める。そして、これら高さ情報b2、c2の最大値と前記検査基準データの異物判定の高さ方向閾値と比較し、このときの高さの最大値が異物判定の高さ方向閾値より小さければ、検査エリアb1、c1内の異物欠陥は無視できると判断し、また、高さ情報b2、c2の最小値と前記検査基準データの傷判定の高さ方向閾値と比較し、このときの高さの最小値が傷判定の高さ方向閾値より大きければ、検査エリアb1、c1内の傷欠陥は無視できると判断する。図3(d)に示す例では、異物判定の高さ方向閾値及び傷判定の高さ方向閾値の設定が通常の範囲ならば、検査エリアc1の高さ情報c2は異物判定の高さ方向閾値より小さく傷判定の高さ方向閾値より大きなものとなり、この検査エリアc1での欠陥は無視される。
次に、欠陥が存在していると判断された場合、検査エリアb1、c1に対し、それぞれの面積を計算する。この場合、各検査エリアb1、c1の面積と前記検査基準データの異物判定の面積閾値を比較し、検査エリアb1、c1の面積が異物判定の面積閾値より小さければ、検査エリア内の異物欠陥は無視できると判断する。また、各検査エリアb1、c1の面積と前記検査基準データの傷判定の面積閾値を比較し、検査エリアb1、c1の面積が傷判定の面積閾値より小さければ、検査エリア内の傷欠陥は無視できると判断する。図3(d)に示す例では、異物判定の面積閾値及び傷判定の面積閾値の設定が通常の範囲ならば、検査エリアb1の面積は、傷判定の面積閾値より大きなものとなり、この検査エリアb1に傷欠陥が存在していると判断される。
なお、この実施の形態では、上記の最終判定方法を用いているが、この方法に限らず、例えば、各検査エリア内の欠陥の体積などの情報を用いても良い。また、検査対象部品3が変わると、それに合わせた欠陥の種類、判定手順、判定基準を採用することも可能である。
次に、ステップ210に進み、ステップ209の最終判定で得られた欠陥の情報をデータ保存部16に保存する。ここでは、欠陥の3次元情報(位置情報と高さ情報)と各欠陥画像がデータ保存部16に保存される。
この場合の欠陥の3次元情報は、上述したステップ206〜209から求められたものである。また、欠陥の画像は、前記検査基準データで定められた欠陥保存時の撮像倍率情報に基づいて取得される。この場合、制御部15の指示によりズーム鏡筒701のズームハンドル702を操作し、実体顕微鏡本体7を指示された倍率に設定する。そして、制御部15の制御により液晶格子604の画面を何も表示しないようにさせてCCDカメラ12により画像の撮像を行い、これにより得られた画像から欠陥部分(検査エリア)を抽出し欠陥画像を作成する。なお、複数の欠陥が存在する場合は、それぞれ対応する検査基準データの撮像倍率情報に基づいて撮像し、それぞれの欠陥画像を作成する。これら欠陥画像は、欠陥の3次元情報と同じファイルに保存される。勿論、別々のファイルに保存しても良い。
なお、上述の各ステップで求められた結果および一連の処理により求められた欠陥の判定結果などは、それぞれ表示部17に表示される。
次に、ステップ211に進む。ステップ211では、検査を継続するか否かを判定する。ここで、検査を継続する場合は、ステップ202に戻り、ステージ2を次の指定位置へ移動させ、次の欠陥検査を開始する。一方、検査を継続しない場合は、処理を終了する。
したがって、このようにすれば、ステージ2に載置される検査対象部品3に対してCCDカメラ12により2次元画像を撮像し、この撮像画像に対し制御部15により2次元画像処理して欠陥検査を行い、この欠陥と判定された部分に対して、さらに高さ情報を用いて欠陥の再判定を行うようにしたので、欠陥の誤判定がなくなり、検査精度を飛躍的に向上させることができる。また、高さ情報を用いた欠陥の再判定は、検査対象部品3表面全体でなく、2次元画像処理で欠陥と判定された部分だけに対して実行するようにしているので、短時間での欠陥検査を実現することができる。
さらに、2次元画像処理で欠陥と判定された部分の検査エリアに対し、これら検査エリア毎に異なるピッチの格子パターンを発生できるので、一回の測定で検査エリア毎に異なる精度で高さ情報を求めることができる。これにより、検査対象領域によって判定基準が違っても、高速かつ確実な欠陥検査を実現できる。さらに、撮像系の倍率は、ズーム鏡筒701のズームハンドル702を操作することで、任意に変更して欠陥を撮像することが簡単にできるので、より詳しい欠陥情報の取得も可能であり、さらに精度の高い欠陥検査を行うことができる。
(第2の実施の形態)
上述した実施の形態では、2次元画像処理と高さ計測を同じ装置内で行う例を述べたが、2次元画像撮影部と高さ計測ユニットを別々に設けた構成も考えられる。
図4は、第2の実施の形態の概略構成を示すもので、図1と同一部分には同符号を付している。この場合、図4に示すように搬送用ステージ20、2次元画像撮影部21、高さ計測ユニット22を有している。
搬送用ステージ20は、検査対象部品3を連続的に搬送するためのもので、2次元画像撮影部21及び高さ計測ユニット22に対し検査対象部品3を供給可能にしている。2次元画像撮影部21は、制御部15、データ保存部16及び表示部17を有している。また、制御部15には、照明用光源24及び撮像手段としてラインセンサカメラ25が接続されている。照明用光源24は、搬送用ステージ20により搬送される検査対象部品3に対し照明光を照射する。ラインセンサカメラ25は、検査対象部品3からの散乱光による2次元画像を撮影する。また、ラインセンサカメラ25の撮像画像は、制御部15に取り込まれる。制御部15は、データ保存部16から必要な情報を読み込み、上述した図2に示すフローチャートのステップ204の動作を実行し、前記ラインセンサカメラ25の撮像画像を2次元画像処理することで検査対象部品3の欠陥検査を行う。
高さ計測ユニット22は、搬送用ステージ20に対して2次元画像撮影部21より下流側に配置されている。高さ計測ユニット22には、制御部15により欠陥があると判断された検査対象部品3のみが搬送用ステージ20上より不図示の供給機構を介して供給される。高さ計測ユニット22は、制御部15とともに、上述した図2に示すフローチャートのステップ206〜210の動作を実行し、検査対象部品3の高さ情報を求めるとともに欠陥の最終判断を行う。
したがって、このようにすれば、搬送用ステージ20により連続して搬送される検査対象部品3に対し2次元画像撮影部21のラインセンサカメラ25により2次元画像を撮影し、この撮像画像を2次元画像処理して検査対象部品3の欠陥検査を行い、欠陥があると判断された検査対象部品3のみを高さ計測ユニット22に供給して検査対象部品3の高さ情報を用いて欠陥の最終判断を行うようにした。これにより、第1の実施の形態と同様な効果を得られ、さらに検査対象部品3は搬送用ステージ20により停めることなく連続して欠陥検査ができ、また、2次元画像処理で欠陥があると判断された検査対象部品3だけが高さ計測ユニット22に送られ欠陥の最終判定までを行うようにできるので、短時間での検査が可能となり、生産ラインでの検査能率をさらに向上させることができる。
以上のように、本発明では、検査対象領域毎に異なるピッチの格子パターンを同時に投影できるので、検査対象領域毎に判定基準が異なる欠陥に対しても、複数の欠陥に対応したそれぞれの領域を一度の測定で確実に高さ情報が取得でき、欠陥の判定を行うことができる。また、例えば製造ラインにおいて、検査対象部品から検出された各欠陥をそれぞれ観察しやすい撮像倍率で撮像し、撮像した各欠陥画像を含む各情報を保存できるので、製造過程においてプロセス改善のために、オフラインで欠陥情報を詳細に分析できる。
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、実施段階では、その要旨を変更しない範囲で種々変更することが可能である。例えば、格子パターン投影による影の対策として、上述した実施の形態では、検査対象部品3に対する投影光路9の入射角度αを調整するようにしているが、例えば、検査対象部品3の両側に独立した投影系を設置したり、検査対象部品3を載置するステージ2を回転ステージにするなどの方法も考えられる。
さらに、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示されている複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出できる。例えば、実施の形態に示されている全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題を解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出できる。
本発明の第1の実施の形態に係る実体顕微鏡をベースにした外観検査装置の概賂構成を示す図。 第1の実施の形態の動作を説明するフローチャート。 第1の実施の形態に用いられる欠陥検査の一例を示す図。 本発明の第2の実施の形態に係る外観検査装置の概賂構成を示す図。 位相情報から測定対象物の高さを求めるための三角測量の原理に基づく方法を説明する図。 従来の欠陥検査法の一例を説明する図。
符号の説明
1…基台、2…ステージ
3…検査対象部品、4…支柱
5…焦準装置、501…装置本体
502…移動部材、503…固定ハンドル
504…焦準ダイアル、6…液晶格子投影装置
601…装置本体、602…ライトガイド挿入部
603…照明光学系、604…液晶格子
605…投影光学系、605a…対物レンズ
605b.605c…反射ミラー、605e…結像レンズ
7…実体顕微鏡本体、701…ズーム鏡筒
702…ズームハンドル、8…光ファイバ、8a…出射端
8b…入射端、9…投影光路、10…対物レンズ
11…3眼鏡筒、12…CCDカメラ、12a…撮像面
13…撮像光路、14…光源装置、14a…調光ボリューム
15…制御部、16…データ保存部、17…表示部
18…接眼レンズ、20…搬送用ステージ、21…2次元画像撮影部
22…計測ユニット、24…照明用光源、25…ラインセンサカメラ
101…入射光線、102…反射光線、103…測定対象物
104…基準平面、105…撮像手段、110…検査対象部品

Claims (10)

  1. 光源と、
    前記光源からの光を被検体に投影する投影手段と、
    前記被検体に格子パターン像を投影させる光学変調手段と、
    前記被検体に投影された像を撮像する撮像手段と、
    前記投影手段により前記被検体に投影され前記撮像手段により撮像された2次元画像に基づいて欠陥を判定するとともに、該欠陥判定により欠陥があると判断された被検体に対し前記光学変調手段を介して前記格子パターン像を投影させて前記撮像手段によって撮像し、この撮像された格子パターン画像から前記欠陥部分の高さ情報を取得し、該高さ情報に基づいて前記欠陥の最終判定を行う制御手段と
    を具備したことを特徴とする外観検査装置。
  2. 前記光学変調手段は、明度が正弦波状に変化する格子パターン像を前記被検体に対し所定の投影角度をもって投影させることを特徴とする請求項1記載の外観検査装置。
  3. 前記制御部の前記2次元画像に基づく欠陥判定は、予め用意された良品画像と前記2次元画像の比較結果から判定することを特徴とする請求項1又は2記載の外観検査装置。
  4. 前記制御部の前記高さ情報に基づく前記欠陥の最終判定は、前記被検体に投影された格子パターン像を複数回シフトして前記被検体に投影させるとともに、該シフトごとに前記撮像手段により撮像した複数の画像から高さ情報を求めることを特徴とする請求項1又は2記載の外観検査装置。
  5. さらにデータ保存手段を有し、該データ保存手段は、前記被検体上を複数に分割して設定された検査対象領域と、これら検査対象領域毎に設定される、少なくとも検査精度情報を有する検査基準データを保存することを特徴とする請求項1又は2記載の外観検査装置。
  6. 前記制御手段は、前記データ保存手段に保存された検査対象領域毎に設定された検査基準データの検査精度情報に基づいて前記格子パターンのピッチを設定し前記高さ情報を求めることを特徴とする請求項5記載の外観検査装置。
  7. 前記制御手段は、前記2次元画像に基づいた欠陥判定の結果から、該欠陥に対応する検査エリアを形成し、該検査エリアに対応する前記検査対象領域に設定された前記検査基準データの検査精度情報に基づいて前記検査エリア毎に格子パターンのピッチを決定し、前記高さ情報を求めることを特徴とする請求項5記載の外観検査装置。
  8. さらに前記被検体の観察像を観察する、観察倍率を変更可能にした観察手段を有し、
    前記撮像手段は、前記観察手段で観察される像を撮像可能にしたことを特徴とする請求項1又は2記載の外観検査装置。
  9. 前記データ保存手段は、前記検査基準データとして欠陥の最終判定で判定された欠陥を撮像する撮像倍率情報がさらに保存され、
    前記制御手段は、前記撮像倍率情報に基づいて前記観察手段の観察倍率を変更するとともに、該観察手段で観察される像を撮像する前記撮像手段の撮像画像を前記欠陥の画像として前記データ保存手段に保存することを特徴とする請求項8記載の外観検査装置。
  10. 光源と、前記光源からの光を被検体に投影する投影手段と、前記被検体に格子パターン像を投影させる光学変調手段と、前記被検体に投影された像を撮像する撮像手段とを有する外観検査装置に用いられる外観検査方法であって、
    前記撮像手段により撮像された前記被検体の2次元画像に基づいて欠陥を判定するとともに、該欠陥判定により欠陥があると判断された被検体に対し前記光学変調手段を介して格子パターン像を前記被検体上に投影させ前記撮像手段により撮像された格子パターン画像から前記欠陥部分の高さ情報を取得し、該高さ情報に基づいて前記欠陥の最終判断を行うことを特徴とする外観検査方法。
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