JP7090313B2 - 箱状物圧縮装置 - Google Patents
箱状物圧縮装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7090313B2 JP7090313B2 JP2018020110A JP2018020110A JP7090313B2 JP 7090313 B2 JP7090313 B2 JP 7090313B2 JP 2018020110 A JP2018020110 A JP 2018020110A JP 2018020110 A JP2018020110 A JP 2018020110A JP 7090313 B2 JP7090313 B2 JP 7090313B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paddle
- compression roller
- belt conveyor
- rotation
- box
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Auxiliary Devices For And Details Of Packaging Control (AREA)
- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
Description
また、特許文献2に開示された「段ボール箱の解体装置及び解体方法」は、「組み立てられた状態のダンボール箱を平坦な展開状態のダンボール箱に解体する装置であって、一方の開口の外蓋と内蓋を内方に折り曲げた状態でダンボール箱の少なくとも一つの折曲げ部に作用して当該折曲げ部によって接続されている部位の両端の接続辺を同時に破断する押圧板を備えた押圧機構を具備する」装置及び解体方法である。
大型小売店舗や大型物流店舗では、廃棄される空のダンボール箱等の減容は全自動プレス機等の導入により廃ダンボールの処理は自動化されている。しかし、中小規模の小売店舗及び物流店舗では、前記全自動プレス機は大型であるため設置するスペースがない。また装置の機構も複雑なことから高額であり、導入コストの面から採用されていない現状がある。さらに、前記全自動プレス機で圧縮され減容された空のダンボール箱等は、ひと塊の大きくて硬いブロック状になるまで圧縮されるため、既存の回収用パッカー車ではブロックが大きすぎて回収できない、又は硬すぎて回収用パッカー車の回転板や押込板で詰まる等の現状がある。
前述の事情を踏まえ、前記中小規模の小売店舗及び物流店舗では、前記空のダンボール箱等は人手による解体が行われた後、回収業者のパッカー車等によって回収され、さらに専門業者によって廃棄処理やリサイクル処理がされるサイクルが慣例となっている。前述のような人手による空のダンボール箱等の減容は、粘着テープや接着剤を剥がしてから、止め具等を取外し、箱状態から折り畳んで解体又は減容をしている現状がある。
次に、特許文献2の「段ボール箱の解体装置及び解体方法」は、ダンボールを解体して折り畳むための機構が製造コストを上昇させることにより、中小規模の小売店舗や物流店舗での導入ができない。
箱状物等の被圧縮物を載置して搬送するためのベルトコンベアと、
該ベルトコンベアの下流側に配置され、前記ベルトコンベアを巻着させた下部圧縮ローラと、
該下部圧縮ローラの上方で該下部圧縮ローラの回転軸と平行に配置し、前記下部圧縮ローラと協働して、前記ベルトコンベアで搬送された前記被圧縮物を圧縮するための上部圧縮ローラと、
該上部圧縮ローラの回転軸と平行に設けられ、前記ベルトコンベア上流側に配置された1つ以上のパドルと、を備え、
前記パドルの回転軸は前記上部圧縮ローラの回転軸より上方に位置させ、
前記ベルトコンベアで搬送された被圧縮物を、パドルで徐々に圧縮しながら送り込み、前記下部圧縮ローラと前記上部圧縮ローラで圧縮した後に前記ベルトコンベアの終端部から排出し、
前記パドルは前記パドルの回転軸から外側に向けて放射状に設けられた複数の突設板を備え、前記複数の突設板のそれぞれの回転外周側の先端部には、回転方向前側の前記突設板の後側の面から回転方向後側の前記突設板の前側の面を架け渡すように設けられた架設板と、
をさらに備え、
前記架設板の回転外周径は、前記架設板が取付けられた前記突設板の回転外周径より小さく設けられている、
ことを特徴とした箱状物圧縮装置、
である。
前記パドルは、
該上部圧縮ローラの回転軸と平行に設けられ、前記ベルトコンベア上流側に配置された第1パドルと、
該第1パドルの回転軸と平行に設けられ、前記第1パドルより前記ベルトコンベアの下流側で前記上部圧縮ローラより上流側に位置する第2パドルと、を備え、
前記第1パドルの回転軸は、前記第2パドルの回転軸より上方に位置させ、
前記第2パドルの回転軸は、前記上部圧縮ローラの回転軸より上方に位置させる、箱状物圧縮装置、
である。
前記パドルは、複数の突設板が回転軸から外側に向けて放射状に設けられていて、
前記突設板の平面部は、前記パドルの回転方向に向けられ、
前記ベルトコンベアで搬送された前記被圧縮物を圧縮する、箱状物圧縮装置、
である。
前記パドルの回転外周径は、前記上部圧縮ローラの回転外周径より大きく設けられている、箱状物圧縮装置、
である。
前記パドルの回転数は、前記上部圧縮ローラの回転数より少なく設定されていている、
箱状物圧縮装置、
である。
前記ベルトコンベアの上流側には扉が設けられていて、
該扉は開放状態になると、前記ベルトコンベアと前記下部圧縮ローラと前記上部圧縮ローラと前記パドルは動作を停止する、箱状物圧縮装置、
である。
前記圧縮ローラの外周部には、前記圧縮ローラのローラ部の長さとほぼ同じ長さで複数取り付けられた突起部をさらに備えた、箱状物圧縮装置、
である。
本発明の空のダンボール箱等箱状物の圧縮装置1は、フレーム部2によって支えられた搬送部3及び圧縮部4及び投入部5と、操作部6で構成されていて、空のダンボール箱等箱状物(以下被圧縮物Kと呼称する)を圧縮し減容するための装置である。被圧縮物Kは、作業者によって図2に示す左側の前記投入部5から投入され、作業者が前記操作部6で操作を行うことで、前記搬送部3のベルトコンベア340に載置された被圧縮物Kは、図2に示す右側の下流方向に搬送される。下流方向に搬送された被圧縮物Kは、前記圧縮部4で1次圧縮、2次圧縮、最終圧縮される。徐々に圧縮され、最終圧縮された被圧縮物Kは、前記ベルトコンベア340の下流側にさらに搬送され、前記ベルトコンベア340の後端部から排出される。本第1実施例の説明において、図2に示す左側を投入側M、右側を排出側Nとする。
前記搬送部3は、前記フレーム部2の上部に設置されている。前記投入部5から投入され前記搬送部3に備えられた前記ベルトコンベア340上に載置された被圧縮物Kは、図2に示す左側から右側に搬送され、前記圧縮部4に搬送される。
前記圧縮部4は、前記ベルトコンベア340で搬送された被圧縮物Kを、第1パドル420で1次圧縮、第2パドル430で2次圧縮、上部圧縮ローラ440で最終圧縮するようにして、徐々に圧縮する部分である。前記圧縮部4にて圧縮された被圧縮物Kは、前記ベルトコンベア340でさらに下流側に搬送され、図2に示す右側のベルトコンベア340の後端部から排出される。
前記投入部5は、被圧縮物Kを作業者が前記ベルトコンベア340上に載置する部分である。
前記操作部6は前記投入部5近傍に設置され、前記空のダンボール箱等の箱状物圧縮装置1を作動させるため、作業者がスイッチ操作をする部分である。
さらに、直方体で構成された前記土台フレーム210の排出側Nの角部で、図4に示す右側の辺には、四角形状の板材で構成されたモータ取付板211が、前記土台フレーム210の上方の辺と下方の辺を架け渡すように配置されて固着されている。
さらに前記フレーム部2の上方部には、前記搬送部3及び圧縮部4を取り付けるための側部フレーム左23Lと側部フレーム右23Rが取り付けられている。
前記テンションシャフト351の両端には、軸部に対し垂直方向にねじ孔が設けられていて、該ねじ孔は水平方向に向けられている。前記テンションシャフト351は、前記側部フレーム左23Lと側部フレーム右23Rに固定されたボルト353が、前記ねじ孔に螺入されることによって、位置を固定され支持されている。
また、巻着された前記ベルトコンベア340は、上面部を略水平となるように設置され、前記上面部に被圧縮物Kを載置し、投入側Nから排出側Mの方向に搬送することができる。
前記モータ310の前記出力軸311には、第1スプロケット312が挿入され固着されている。前記出力軸311の端部に該出力軸311の外径より大きい外径の座金を当接させて、さらにボルトを螺入することで前記第1スプロケット312の抜け止めをしている。
前記ベルトコンベア340で搬送された被圧縮物Kは、前記圧縮部4に搬送され、前記第1パドル420の回転で1次圧縮し、次に第2パドル430の回転で2次圧縮した後に、前記上部圧縮ローラ440で最終圧縮されるように、徐々に圧縮される。
前記パドル保持部423は、矩形状の部材で、中央部にベルトコンベア側にやや小さい直径の孔部を有した段付き孔が設けられていて、前記ベアリング424が前記側部フレーム左23L及び前記側部フレーム右23Rの内側に動かないように保持している。
前記第1パドルシャフト部421の前記側部フレーム右23R側の端部は、前記ベアリング424より突出している。
前記第1突設板422の回転外周側の先端部は回転方向側に曲げられていて、前記ベルトコンベア340によって搬送された被圧縮物Kを押し叩き圧縮すると同時に、前記第1パドル420より前記ベルトコンベア340下流側に位置する前記第2パドル430へ効率的に送り出す効果がある。さらに前記第1突設板422の回転方向の後側の面にはリブ427が固着され、前記第1突設板422を強固に保っている。
前記第2パドル430は、前記側部フレーム左23L及び前記側部フレーム右23Rに架け渡されるように配置される。
前記第2突設板432は、回転半径方向の長さを前記第1突設板422より小さく設けている。故に前記第2パドル430の回転外周径は、前記第1パドル420の回転外周径よりも小さい。
さらに、前記第2パドル430の回転外周径は、隣接する前記前記第1パドル420の回転外周径とは重合しないように位置している。
前記上部圧縮ローラ440の回転軸は、前記第2パドル430の下方で、前記第2パドル430より前記ベルトコンベア340の下流側に位置していて、前記下部圧縮ローラ313の上方に配置される。前記上部圧縮ローラ440の回転軸は、前記第2パドル430の回転軸と平行で、前記側部フレーム左23L及び前記側部フレーム右23Rを架け渡すように配置される。すなわち、前記圧縮部4を構成する前記第1パドル420と前記第2パドル430と前記上部圧縮ローラ440の回転軸は、前記搬送部3の前記下部圧縮ローラ313とそれぞれ互いに平行である。
前記上部圧縮ローラ440端部の前記シャフト部は、前記側部フレーム左23L及び前記側部フレーム右23Rに備えられた前記ベアリング保持部321の上側の孔部で保持された前記ベアリング322で軸支されることにより、前記上部圧縮ローラ440は回転自在に支持されている。前記上部圧縮ローラ440の前記シャフト部は、前記側部フレーム右23R側が長く、前記ベアリング322より突き出ている。
また、本第1実施例において前記上部圧縮ローラ440の回転外周径は、前記第2パドルの回転外周径よりも小さく設定される。さらに、前記上部圧縮ローラ440の回転外周径は、隣接する前記第2パドル430の回転外周径とも重合することはない。すなわち、圧縮部4を構成する前記下部圧縮ローラ313と前記第1パドル420と前記第2パドル430と前記上部圧縮ローラ440は、互いの回転外周が重合せずに回転が可能である。
前記下部圧縮ローラ313から前記上部圧縮ローラ440への伝動はギヤによって行われる。ギヤ伝動を行うため前記上部圧縮ローラ440の前記側部フレーム右23R側のシャフトには上部ギヤ441が固着されている。前記上部ギヤ441は、前述した前記下部圧縮ローラ313に挿入され固着された前記下部ギヤ314が噛合する。
また、ギヤ駆動することで前記下部圧縮ローラ313と前記上部圧縮ローラ440の回転軸間を一定にすることができ、安定した圧縮空間が保つことができる。
本第1実施例の場合は、前記上部圧縮ローラ440は35rpmで、前記第2パドル430は18rpmに設定されている。また回転外周径は、前記上部圧縮ローラ440対して前記第2パドル430が大きく設定されているため、互いの回転外周速度は略同一に設定されている。すなわち、前記第2パドル430の回転外周速度は、前記ベルトコンベア340の搬送速度とも略同一になる。本第1実施例の場合は、前記ベルトコンベア340の搬送速度は、15m/分乃至30m/分程度に設定されている。
回転外周速度と搬送速度の一致は、前記第2パドル430の排出側Nに位置する前記上部圧縮ローラ440に、被圧縮物Kを跳ね飛ばして過剰に供給させることが無く、前記上部圧縮ローラ440と前記下部圧縮ローラ313の間に被圧縮物Kを詰まらせることを防止する。
さらに前記第5スプロケット461と第6スプロケット462には、第1パドル駆動チェーン463が巻着されていることで、前記第1パドル420は前記第2パドル430と連動して回転駆動が可能になる。
また、回転外周径は前記第2パドル430より、前記第1パドル420の回転外周径が大きいため、回転外周速度は前記第1パドル420の方が前記第2パドル430より速い。故に前記第1パドル420の回転外周速度は、前記第2パドル430の回転外周速度と略同一である前記ベルトコンベア340の搬送速度よりも速いとも言える。前記第1パドル420の回転外周速度が前記ベルトコンベア340の搬送速度よりも速いことで、回転する前記第1パドル420に設けられた第1突設板422は、前記ベルトコンベア340上の被圧縮物Kを押し叩き、効率的に被圧縮物Kを1次圧縮する。
また、伝動部材を覆うように側部フレーム右23Rの外側にはチェーンカバー471が取り付けられている。さらに、前記土台フレーム210の側面周囲を覆うように下部カバー472が取り付けられることで、作業者が前記搬送部3及び圧縮部4の伝動部材に直接触れないように配慮されている。
前記テーブル510は、板状の部材であり、前記ベルトコンベア340の上面部を投入側Mに延設したように水平方向に設けられる。前記テーブル510の幅は、前記側部フレーム左23Lと、前記側部フレーム右23Rを架け渡すように設けられ、前記テーブル510の投入側Mの端部は、前記側部フレーム左23L及び前記側部フレーム右23Rの投入側Mの端部と略同じに位置するように設けられている。
すなわち、前記側部フレーム左23L及び前記側部フレーム右23Rと前記テーブル510と前記パドルカバー470の投入側Mの端部には、矩形状に解放された空間を塞ぐように、扉520が設けられる。
前記側部フレーム右23Rの前記リブ部の前記扉520接する面には、磁石523が取付けられる。前記扉520が閉鎖状態では、磁石523により板金で構成された前記扉520は止着されることで、作業者によって前記ハンドル522を操作しない限り前記扉520は閉鎖状態を維持する。作業者によって前記ハンドル522を投入側Mに引くことで前記扉520は開放状態となる。
前記電源スイッチ620は装置の主電源となるスイッチで、主電源を「入」状態と主電源を「切」状態にできるように切り替えられる。
また、前記下部圧縮ローラ313と連動して駆動する前記上部圧縮ローラ440及び前記第1パドル420及び前記第2パドル430は、図2及び図5及び図7に示す時計回りに回転し、前記ベルトコンベア340上の被圧縮物Kを投入側Mへ押し戻すように作動する。
すなわち、前記扉520を開放すると電気回路の遮断により前記搬送部3及び圧縮部4の駆動が停止し、前記扉520を閉鎖すると電気回路の接続により前記搬送部3及び圧縮部4の駆動可能な状態となる。前記扉520が不意に開放された状態になった場合は、作業者が搬送部3及び圧縮部4に巻き込まれないように安全面に配慮がなされている。
作業者は前記スイッチボックス610の前記電源スイッチ620を「入」状態にし、さらに前記正転スイッチ630を押圧すると、前記モータ310が正転駆動し、搬送部3及び圧縮部4も同時に正転駆動する。すなわち、前記ベルトコンベア340の上面部は、投入側Nから排出側Nへ移動し、前記第1パドル420及び前記第2パドル430及び前記上部圧縮ローラ440は、図2及び図5及び図7に示す反時計回りに回転する。
前記投入部5より被圧縮物Kを投入するため、前記扉520を開放状態にして、被圧縮物Kをテーブル510上に一時載置する。前記扉520を開放させている間は、前記リミットスイッチ660の電気回路の遮断作用により前記モータ310が駆動を停止し、前記搬送部3の前記ベルトコンベア340及び前記圧縮部4の前記第1パドル420及び前記第2パドル430と前記上部圧縮ローラ440も同時に駆動を停止する。駆動を停止した前記ベルトコンベア340の上面の上流側に、前記テーブル510上に一時載置した前記被圧縮物Kを作業者が移動させる。
前記ベルトコンベア340上の被圧縮物Kは、前記ベルトコンベア340の移動と共に下流側の排出側Nへ移動し、前記第1パドル420の回転によって1次圧縮される。1次圧縮された前記被圧縮物Kは、さらに前記ベルトコンベア340の移動と共に下流側へ移動し、前記第2パドル430の回転によって2次圧縮される。2次圧縮された前記被圧縮物Kは、1次圧縮時よりさらに圧縮された状態となり、前記ベルトコンベア340によって下流側に移動し、前記上部圧縮ローラ440及び下部圧縮ローラ313の回転によって最終圧縮される。最終圧縮された前記被圧縮物Kは、前記上部圧縮ローラ440及び下部圧縮ローラ313の回転と前記ベルトコンベア340の下流側への移動によって排出側Mに押し出され排出されることで、前記被圧縮物Kの圧縮工程が完了する。
被圧縮物Kの圧縮作業が終了したら、前記正転スイッチ630を再度押して、前記搬送部3と圧縮部4の駆動を停止させる。さらに、前記電源スイッチ620を「切」状態にして前記空のダンボール箱等の箱状物圧縮装置1の電源を全て遮断して、全ての作業が終了する。
また、前記空のダンボール箱等の箱状物圧縮装置1での被圧縮物Kの圧縮工程中に、異物の噛み込み等で、搬送部3や圧縮部4に過負荷が掛かると、前記電気回路に構成された遮断回路(図示せず)によって搬送部3や圧縮部4は駆動を自動で停止する。
さらに、前記被圧縮物Kの圧縮工程中に前記空のダンボール箱等の箱状物圧縮装置1を緊急停止させる場合には、前記非常停止スイッチ650を押すことによって電気回路を遮断して駆動を停止させる。
箱状物の被圧縮物を載置して搬送するためのベルトコンベアと、
該ベルトコンベアの下流側に配置され、前記ベルトコンベアを巻着させた下部圧縮ローラと、該下部圧縮ローラの上方で該下部圧縮ローラの回転軸と平行に配置し、前記下部圧縮ローラと協働して、前記ベルトコンベアで搬送された前記被圧縮物を圧縮するための上部圧縮ローラと、
該上部圧縮ローラの回転軸と平行に設けられ、前記ベルトコンベア上流側に配置された第1パドルと、
該第1パドルの回転軸と平行に設けられ、前記第1パドルより前記ベルトコンベアの下流側で前記上部圧縮ローラより上流側に位置する第2パドルと、
を備え、
前記第1パドルの回転軸は、前記第2パドルの回転軸より上方に位置させ、前記第2パドルの回転軸は、前記上部圧縮ローラの回転軸より上方に位置させ、前記ベルトコンベアで搬送された被圧縮物を、前記第1パドルと前記第2パドルで徐々に圧縮しながら送り込み、前記下部圧縮ローラと前記上部圧縮ローラで圧縮した後に前記ベルトコンベアの終端部から排出することを特徴とした箱状物圧縮装置である。
前記第1パドル及び前記第2パドルは、複数の突設板が回転軸から外側に向けて放射状に設けられていて、前記突設板の平面部は、前記第1パドル及び前記第2パドルの回転方向に向けられ、前記ベルトコンベアで搬送された前記被圧縮物を圧縮することを特徴とした箱状物圧縮装置である。
前記第2パドルの回転外周径は、前記第1パドルの回転外周径より小さく設けられていることを特徴とした箱状物圧縮装置である。
前記第2パドルの回転数は、前記第1パドルの回転数と同一に設定されていていることを特徴とした箱状物圧縮装置である。
前記ベルトコンベアの上流側には扉が設けられていて、該扉は開放状態になると、前記ベルトコンベアと前記下部圧縮ローラと前記上部圧縮ローラと前記第1パドルと前記2パドルは動作を停止することを特徴とした箱状物圧縮装置である。
第1実施例に係る発明によれば、箱状物の回収に必要とされる箱状物を圧縮減容する装置を安価な構造で提供するとともに、作業者が容易に箱状物の圧縮作業が行える。
第2実施例では、第1架設板425が隣接する第1突設板422間に設けてある。また、第2架設板434が隣接する第2突設板432間に設けてある。他の構成は、作用効果とも第1実施例と同様である。
第1パドル420の回転軸となる第1パドルシャフト部421及び、第2パドル430の回転軸となる第2パドルシャフト部431からは、外側に向けて放射状に設けられた複数の第1突設板422、第2突設板432を設けている。
前記第1架設板425、第2架設板434の回転外周径は、前記第1架設板425、第2架設板434が取付けられた、前記第1突設板422、第2突設板432の回転外周径より小さく設けられている。
そのため、第1架設板425、第2架設板434で被圧縮物Kを圧縮する際、第1架設板425、第2架設板434によって後方(扉520側)に押し戻される空のダンボール等被圧縮物Kの動きを第1パドル420の第1突設板422の長く出た突出部で抑える効果がある。故に、空のダンボール箱である被圧縮物Kを確実に捉え、次工程に送る効果がある。
そのため、第1パドル420で1次圧縮された空のダンボール箱等の箱状物である被圧縮物Kの上部は、第1パドル420の第1突設板422の突出で捉えられて、相対的にベルトコンベア340より前方に倒そうとする。結果、空のダンボール箱である被圧縮物Kは、すり潰す又は引き裂かれるように圧縮するので、単純に上下圧縮されたものとは空のダンボール箱である被圧縮物Kの圧縮に要する負荷を低減させることができる。負荷の低減により、必要動力を低く抑えることができ、装置の小型化に寄与する。
図1乃至図7に図示する第1実施例でも同様である([0064]の記載参照)。
第1パドル420とは違い、第2パドル430で圧縮されるダンボール等被圧縮物Kは、ある程度圧縮されている。又は、第1パドル420では圧縮できなかった小サイズの空のダンボール箱である被圧縮物Kが対象となる。
そのため、第2パドル430では、積極的にすり潰すことは必要ではなく、ベルトコンベア340にて送られた空のダンボール箱である被圧縮物Kをそのまま圧縮することに重きを置いている。故に、第2突設板432の突出長さは第1パドル420ほど必要ではなく、圧縮された空のダンボール箱である被圧縮物Kまたは小サイズのダンボールを捉える効果のみを狙っている。
回転外周速度と搬送速度の一致により、第2パドル430の排出側Nに位置する前記上部圧縮ローラ440に、被圧縮物Kを跳ね飛ばして過剰に供給させることが無く、上部圧縮ローラ440と下部圧縮ローラ313の間に被圧縮物Kを詰まらせることを防止する。
第3実施例では、第3パドル480を1個設けてある。481は、第3パドルシャフト部である。482は第3突設板、483は第3架設板である。
第3実施例では、第2実施例と同様、第3架設板483が、隣接する第3突設板482間に設けてある。他は、作用効果についても、第1実施例、第2実施例と同様である。
パドルは、第2実施例の第1パドル420、第2パドル430の中間の大きさの第3パドル480、1個からなる。
突起部442の断面サイズは、9mm角の正方形である。
突起部442を設けているため、単に円形のローラだけではダンボールが滑って効率良く後方側に引き込まれないことがあることから、そのような現象を未然に防ぐ役割がある。
また、突起部442によって局部的に強く圧縮することで、圧縮部分に凹凸状の「コシ」が入り、上部圧縮ローラ440で圧縮後のダンボールが再度膨らもうとする現象を防ぐ。単純に、上下圧縮ローラ440、313間の隙間を狭めただけだと圧縮に要する負荷が高くなり、結果として必要動力が増出し、装置自体が大型化してしまうことを防ぐ。
それに対して、図17に図示するように、第3パドル480のように、第3架設板483を、隣接する第3突設板482間に設けてある設けた場合は、第3パドル480で被圧縮物Kの角Aを潰すことが可能である。そのため、次工程で、被圧縮物Kを確実に上部圧縮ローラ440の回転に誘引する。
第3実施例では、上部圧縮ローラ440に表面軸方向に平行に突起部442を等間隔に設けているため、確実に被圧縮物Kを後方に送り出すとともに、確実に圧縮する。
2 フレーム部
210 土台フレーム
23L 側部フレーム左
23R 側部フレーム右
3 搬送部
310 モータ
313 下部圧縮ローラ
340 ベルトコンベア
4 圧縮部
420 第1パドル
422 第1突設板
425 第1架設板
430 第2パドル
432 第2突設板
434 第2架設板
440 上部圧縮ローラ
480 第3パドル
482 第3突設板
483 第3架設板
5 投入部
520 扉
6 操作部
620 電源スイッチ
630 正転スイッチ
640 逆転スイッチ
650 非常停止スイッチ
660 リミットスイッチ
K 被圧縮物
Claims (7)
- 箱状物等の被圧縮物を載置して搬送するためのベルトコンベアと、
該ベルトコンベアの下流側に配置され、前記ベルトコンベアを巻着させた下部圧縮ローラと、
該下部圧縮ローラの上方で該下部圧縮ローラの回転軸と平行に配置し、前記下部圧縮ローラと協働して、前記ベルトコンベアで搬送された前記被圧縮物を圧縮するための上部圧縮ローラと、
該上部圧縮ローラの回転軸と平行に設けられ、前記ベルトコンベア上流側に配置された1つ以上のパドルと、を備え、
前記パドルの回転軸は前記上部圧縮ローラの回転軸より上方に位置させ、
前記ベルトコンベアで搬送された被圧縮物を、パドルで徐々に圧縮しながら送り込み、前記下部圧縮ローラと前記上部圧縮ローラで圧縮した後に前記ベルトコンベアの終端部から排出し、
前記パドルは前記パドルの回転軸から外側に向けて放射状に設けられた複数の突設板を備え、前記複数の突設板のそれぞれの回転外周側の先端部には、回転方向前側の前記突設板の後側の面から回転方向後側の前記突設板の前側の面を架け渡すように設けられた架設板と、
をさらに備え、
前記架設板の回転外周径は、前記架設板が取付けられた前記突設板の回転外周径より小さく設けられている、
ことを特徴とした箱状物圧縮装置。 - 前記パドルは、
該上部圧縮ローラの回転軸と平行に設けられ、前記ベルトコンベア上流側に配置された第1パドルと、
該第1パドルの回転軸と平行に設けられ、前記第1パドルより前記ベルトコンベアの下流側で前記上部圧縮ローラより上流側に位置する第2パドルと、を備え、
前記第1パドルの回転軸は、前記第2パドルの回転軸より上方に位置させ、
前記第2パドルの回転軸は、前記上部圧縮ローラの回転軸より上方に位置させる、ことを特徴とした請求項1記載の箱状物圧縮装置。 - 前記パドルは、複数の突設板が回転軸から外側に向けて放射状に設けられていて、
前記突設板の平面部は、前記パドルの回転方向に向けられ、
前記ベルトコンベアで搬送された前記被圧縮物を圧縮する、
ことを特徴とした請求項1又は請求項2いずれかに記載の箱状物圧縮装置。 - 前記パドルの回転外周径は、前記上部圧縮ローラの回転外周径より大きく設けられている、
ことを特徴とした請求項1又は請求項2又は請求項3いずれかに記載の箱状物圧縮装置。 - 前記パドルの回転数は、前記上部圧縮ローラの回転数より少なく設定されている、
ことを特徴とした請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4いずれかに記載の箱状物圧縮装置。 - 前記ベルトコンベアの上流側には扉が設けられていて、
該扉は開放状態になると、前記ベルトコンベアと前記下部圧縮ローラと前記上部圧縮ローラと前記パドルは動作を停止する、
ことを特徴とした請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5いずれかに記載の箱状物圧縮装置。 - 前記圧縮ローラの外周部には、前記圧縮ローラのローラ部の長さとほぼ同じ長さで複数取り付けられた突起部を、
さらに備えたことを特徴とした請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5又は請求項6いずれかに記載の箱状物圧縮装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022092037A JP7235361B2 (ja) | 2017-10-17 | 2022-06-07 | 箱状物圧縮装置 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017201348 | 2017-10-17 | ||
JP2017201348 | 2017-10-17 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022092037A Division JP7235361B2 (ja) | 2017-10-17 | 2022-06-07 | 箱状物圧縮装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019072708A JP2019072708A (ja) | 2019-05-16 |
JP7090313B2 true JP7090313B2 (ja) | 2022-06-24 |
Family
ID=66542952
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018020110A Active JP7090313B2 (ja) | 2017-10-17 | 2018-02-07 | 箱状物圧縮装置 |
JP2022092037A Active JP7235361B2 (ja) | 2017-10-17 | 2022-06-07 | 箱状物圧縮装置 |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022092037A Active JP7235361B2 (ja) | 2017-10-17 | 2022-06-07 | 箱状物圧縮装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP7090313B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7137847B2 (ja) * | 2019-09-04 | 2022-09-15 | 株式会社ササキコーポレーション | 箱状物圧縮装置 |
JP7170325B2 (ja) * | 2019-09-04 | 2022-11-14 | 株式会社ササキコーポレーション | 箱状物圧縮装置 |
JP2021037530A (ja) * | 2019-09-04 | 2021-03-11 | 株式会社ササキコーポレーション | 箱状物圧縮装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001113396A (ja) | 1999-10-14 | 2001-04-24 | Yamazaki Kogyo:Kk | 空き缶プレス機並びにその構造 |
JP2004338892A (ja) | 2003-05-16 | 2004-12-02 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 空き容器回収機 |
JP2009082955A (ja) | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Sugiyasu Corp | 圧縮梱包装置 |
JP2013091546A (ja) | 2011-10-26 | 2013-05-16 | Teraoka Seiko Co Ltd | 空容器回収装置 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5620158Y2 (ja) * | 1975-12-24 | 1981-05-13 | ||
JPS59154184A (ja) * | 1983-02-21 | 1984-09-03 | Yamashitagumi:Kk | ゴミの資源化装置 |
US4862796A (en) * | 1988-01-15 | 1989-09-05 | John W. Wagner | Apparatus for crushing cans |
JPH082516B2 (ja) * | 1988-04-07 | 1996-01-17 | 株式会社ダイフク | 破材搬送設備 |
JPH07101501A (ja) * | 1993-08-11 | 1995-04-18 | Fuji Electric Co Ltd | 紙容器の回収装置 |
JPH08318396A (ja) * | 1995-05-26 | 1996-12-03 | Matsuoka Seisakusho:Kk | 使い捨て容器の圧潰装置 |
JP7101501B2 (ja) | 2018-03-12 | 2022-07-15 | Ntn株式会社 | 液体塗布ユニット、液体塗布方法および液体塗布装置 |
-
2018
- 2018-02-07 JP JP2018020110A patent/JP7090313B2/ja active Active
-
2022
- 2022-06-07 JP JP2022092037A patent/JP7235361B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001113396A (ja) | 1999-10-14 | 2001-04-24 | Yamazaki Kogyo:Kk | 空き缶プレス機並びにその構造 |
JP2004338892A (ja) | 2003-05-16 | 2004-12-02 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 空き容器回収機 |
JP2009082955A (ja) | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Sugiyasu Corp | 圧縮梱包装置 |
JP2013091546A (ja) | 2011-10-26 | 2013-05-16 | Teraoka Seiko Co Ltd | 空容器回収装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2022137017A (ja) | 2022-09-21 |
JP7235361B2 (ja) | 2023-03-08 |
JP2019072708A (ja) | 2019-05-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7235361B2 (ja) | 箱状物圧縮装置 | |
JP6494812B2 (ja) | オガ粉製造装置 | |
JP2004136259A (ja) | 容器包装材などの減容破砕機 | |
JP2006188262A (ja) | 廃棄物を容れたゴミ袋を処理する装置 | |
US6131509A (en) | Method and apparatus for perforating and crushing containers | |
CN214554268U (zh) | 一种建筑垃圾粉碎装置 | |
JP5279118B2 (ja) | 開梱機 | |
JP2007245070A (ja) | 木材破砕機 | |
CN210339243U (zh) | 一种清洁型粒料输送装置 | |
CN208700059U (zh) | 一种螺母输送装置 | |
JP2008093524A (ja) | 剪断式破砕装置 | |
KR200470838Y1 (ko) | 스크랩 수거통의 문 자동개폐장치 | |
JPH10328894A (ja) | 容器の減容処理装置 | |
JPH11151451A (ja) | ペットボトル等の処理方法および処理装置 | |
CA2729040C (en) | System and method for crushing and compaction | |
JP6284385B2 (ja) | オガ粉製造装置 | |
JP7345862B2 (ja) | 破砕装置 | |
JP3176357B2 (ja) | 破袋機 | |
JP2006305419A (ja) | ロール軸型破砕装置およびそれを用いた石膏ボード破砕/分離機 | |
JP2603040B2 (ja) | 古紙の処理装置 | |
JP3530305B2 (ja) | 遊技機の台板破砕装置 | |
JPH10249593A (ja) | プラスチックボトルの減容装置 | |
CN217594688U (zh) | 一种切管设备废料收集装置 | |
CN114955139B (zh) | 一种滚筒式破包机 | |
JPH08290075A (ja) | 破砕機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201218 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20210401 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211027 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20211207 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220113 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220524 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220607 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7090313 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |