JPH07101501A - 紙容器の回収装置 - Google Patents
紙容器の回収装置Info
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- JPH07101501A JPH07101501A JP5299277A JP29927793A JPH07101501A JP H07101501 A JPH07101501 A JP H07101501A JP 5299277 A JP5299277 A JP 5299277A JP 29927793 A JP29927793 A JP 29927793A JP H07101501 A JPH07101501 A JP H07101501A
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- B30B9/32—Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars
- B30B9/321—Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars for consolidating empty containers, e.g. cans
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- G07—CHECKING-DEVICES
- G07F—COIN-FREED OR LIKE APPARATUS
- G07F7/00—Mechanisms actuated by objects other than coins to free or to actuate vending, hiring, coin or paper currency dispensing or refunding apparatus
- G07F7/06—Mechanisms actuated by objects other than coins to free or to actuate vending, hiring, coin or paper currency dispensing or refunding apparatus by returnable containers, i.e. reverse vending systems in which a user is rewarded for returning a container that serves as a token of value, e.g. bottles
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- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract
(57)【要約】
【目的】中身飲料を飲み終えた空の紙容器（紙カップ，
紙パック）を圧搾，減容して効率よく回収できるように
した新規な飲料用紙容器の回収装置を提供する。 【構成】紙容器投入口４の後段に、減容機構として２組
のベルトコンベヤ機構６Ｉ，６IIを逆”ハ”字形に向か
い合わせたベルト式プレス５を組合わせてなる紙容器回
収装置を回収箱１に付設し、投入口４より投入した紙容
器３をその落下通路の途上でベルト式プレスにより偏平
に圧搾，減容して回収箱１の中に放出して回収する。
紙パック）を圧搾，減容して効率よく回収できるように
した新規な飲料用紙容器の回収装置を提供する。 【構成】紙容器投入口４の後段に、減容機構として２組
のベルトコンベヤ機構６Ｉ，６IIを逆”ハ”字形に向か
い合わせたベルト式プレス５を組合わせてなる紙容器回
収装置を回収箱１に付設し、投入口４より投入した紙容
器３をその落下通路の途上でベルト式プレスにより偏平
に圧搾，減容して回収箱１の中に放出して回収する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動販売機などで販売
した飲料商品の紙カップ，紙パックなどを対象に、飲料
を飲み終えた空の紙容器を減容して回収するための紙容
器の回収装置に関する。
した飲料商品の紙カップ，紙パックなどを対象に、飲料
を飲み終えた空の紙容器を減容して回収するための紙容
器の回収装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】観光地の売店，高速道路パーキンクエリ
アなどのように多数台のカップ式飲料自動販売機，紙パ
ック入り飲料商品（牛乳，ジュース類など）の自動販売
機, あるいはサービス用のお茶ディスペンサを集中的に
設置した施設では、多くの人がこれらの自動販売機，お
茶ディスペンサを利用するために、飲料を飲み終えた空
の紙容器（紙カップ，紙パック）が多量に発生するが、
この紙容器は殆どの場合に施設内に据付けた紙容器回収
箱ないしは一般のゴミ箱にそのまま投棄して回収するよ
うにしているのが現状である。
アなどのように多数台のカップ式飲料自動販売機，紙パ
ック入り飲料商品（牛乳，ジュース類など）の自動販売
機, あるいはサービス用のお茶ディスペンサを集中的に
設置した施設では、多くの人がこれらの自動販売機，お
茶ディスペンサを利用するために、飲料を飲み終えた空
の紙容器（紙カップ，紙パック）が多量に発生するが、
この紙容器は殆どの場合に施設内に据付けた紙容器回収
箱ないしは一般のゴミ箱にそのまま投棄して回収するよ
うにしているのが現状である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、飲料を飲み
終えた空の紙容器は、そのままの姿では嵩密度が極端に
小さく、紙容器の回収箱，ゴミ箱がすぐに満杯になるな
ど、ゴミとしての回収，運搬には多大な労力が必要であ
り、このことが施設内で行うゴミ回収業務での大きなネ
ックとなっている。
終えた空の紙容器は、そのままの姿では嵩密度が極端に
小さく、紙容器の回収箱，ゴミ箱がすぐに満杯になるな
ど、ゴミとしての回収，運搬には多大な労力が必要であ
り、このことが施設内で行うゴミ回収業務での大きなネ
ックとなっている。
【０００４】本発明は上記の点にかんがみなされたもの
であり、その目的は空の紙容器を圧搾，減容して効率よ
く回収できるようにした従来にない新規な飲料用紙容器
の回収装置を提供することにある。
であり、その目的は空の紙容器を圧搾，減容して効率よ
く回収できるようにした従来にない新規な飲料用紙容器
の回収装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の回収装置は、回収箱に組合わせてその上方
に配した紙容器の投入口と、該投入口に通じる落下通路
の途上で投入された紙容器を押し潰して回収箱に放出す
る減容機構とを備えて構成するものとする。また、前記
における減容機構は、具体的に次記のような態様で実施
することができる。
に、本発明の回収装置は、回収箱に組合わせてその上方
に配した紙容器の投入口と、該投入口に通じる落下通路
の途上で投入された紙容器を押し潰して回収箱に放出す
る減容機構とを備えて構成するものとする。また、前記
における減容機構は、具体的に次記のような態様で実施
することができる。
【０００６】（１）減容機構を、紙容器の落下通路を挟
んで２組のベルトコンベヤ機構を逆”ハ”字形に向かい
合わせに組合わせたベルト式プレスで構成する。 （２）前項（１）において、ベルトコンベヤ機構のベル
ト周面にリブ状突起の歯列を形成する。 （３）前項（１),（２）において、２組のベルトコンベ
ヤ機構の回転速度を相対的に異なる速度で駆動する。
んで２組のベルトコンベヤ機構を逆”ハ”字形に向かい
合わせに組合わせたベルト式プレスで構成する。 （２）前項（１）において、ベルトコンベヤ機構のベル
ト周面にリブ状突起の歯列を形成する。 （３）前項（１),（２）において、２組のベルトコンベ
ヤ機構の回転速度を相対的に異なる速度で駆動する。
【０００７】（３）前項（１),（２）において、２組の
ベルトコンベヤ機構の少なくとも一方について、その入
口側のプーリを支点にしてコンベヤ機構全体を揺動可能
に支持するとともに、該コンベヤ機構を他方のベルトコ
ンベヤ機構に向けて引き寄せる付勢ばねを付設する。
ベルトコンベヤ機構の少なくとも一方について、その入
口側のプーリを支点にしてコンベヤ機構全体を揺動可能
に支持するとともに、該コンベヤ機構を他方のベルトコ
ンベヤ機構に向けて引き寄せる付勢ばねを付設する。
【０００８】
【作用】上記の構成で、飲み終えた空の紙カップ, 紙パ
ックなどを投入口に投入すると、ベルト式プレスが始動
して紙容器を２組のベルトプレスの間に挟み込み、偏平
な形に押し潰して減容した上で、回収箱の中に排出す
る。これにより回収箱の収容効率が大幅に高まり、限ら
れた容積の回収箱で多量の紙容器を回収できるほか、回
収した紙容器をまとめて別な処理施設に運搬する場合に
も有利である。
ックなどを投入口に投入すると、ベルト式プレスが始動
して紙容器を２組のベルトプレスの間に挟み込み、偏平
な形に押し潰して減容した上で、回収箱の中に排出す
る。これにより回収箱の収容効率が大幅に高まり、限ら
れた容積の回収箱で多量の紙容器を回収できるほか、回
収した紙容器をまとめて別な処理施設に運搬する場合に
も有利である。
【０００９】この場合に、特にベルトコンベヤ機構のベ
ルト周面にリブ状突起の歯列を形成しておくことによ
り、圧搾工程でベルト面の歯列が紙容器に食い込み、偏
平状に押し潰された紙容器がさらに波形を呈するように
変形して折り目が付けられる。これにより、紙容器がス
プリングバックして原形に戻るのを防止できる。そし
て、前記のベルト式プレスに対し、２組のベルトコンベ
ヤ機構の回転速度を相対的に異なる速度で駆動すること
により、圧搾過程で紙容器の胴部分が扱かれて折り込ま
れるようになるので、小さな加圧力で紙容器を偏平にプ
レスできるほか、押し潰された紙容器のスプリングバッ
クも防止できる。
ルト周面にリブ状突起の歯列を形成しておくことによ
り、圧搾工程でベルト面の歯列が紙容器に食い込み、偏
平状に押し潰された紙容器がさらに波形を呈するように
変形して折り目が付けられる。これにより、紙容器がス
プリングバックして原形に戻るのを防止できる。そし
て、前記のベルト式プレスに対し、２組のベルトコンベ
ヤ機構の回転速度を相対的に異なる速度で駆動すること
により、圧搾過程で紙容器の胴部分が扱かれて折り込ま
れるようになるので、小さな加圧力で紙容器を偏平にプ
レスできるほか、押し潰された紙容器のスプリングバッ
クも防止できる。
【００１０】また、２組のベルトコンベヤ機構の少なく
とも一方について、その入口側のプーリを支点にしてコ
ンベヤ機構全体を揺動可能に支持するとともに、該コン
ベヤ機構を他方のベルトコンベヤ機構に向けて引き寄せ
る付勢ばねを付設することにより、紙容器と異質な空き
缶などが投入された場合には、ベルトコンベヤ機構の間
に挟まれた空き缶が付勢ばねに抗して揺動可能なベルト
コンベヤ機構を押し開いてそのまま排出されるようにな
る。したがって、空き缶などの硬い異物が通路途中に詰
まったまま減容機構がロックして機能停止するといった
トラブルが安全に防げる。
とも一方について、その入口側のプーリを支点にしてコ
ンベヤ機構全体を揺動可能に支持するとともに、該コン
ベヤ機構を他方のベルトコンベヤ機構に向けて引き寄せ
る付勢ばねを付設することにより、紙容器と異質な空き
缶などが投入された場合には、ベルトコンベヤ機構の間
に挟まれた空き缶が付勢ばねに抗して揺動可能なベルト
コンベヤ機構を押し開いてそのまま排出されるようにな
る。したがって、空き缶などの硬い異物が通路途中に詰
まったまま減容機構がロックして機能停止するといった
トラブルが安全に防げる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 実施例１：図１は本発明の請求項１，２に対応する実施
例の構成を示すものであり、図において、１はゴミ箱な
どの回収箱、２は回収箱１に組合わせてその上部に配備
した本発明装置の主要部を成す紙容器の減容機構部であ
る。ここで、減容機構部２は紙コップ，紙パックなどの
紙容器３を投入する筒形の投入口４と、該投入口４の後
段に配備した減容機構としてのベルト式プレス５とを有
し、ベルト式プレス５は投入口４より投入された紙容器
３の落下通路を挟んで逆”ハ”字形に対向し合う２組の
電動式ベルトコンベヤ機構６Ｉ，６IIからなる。また、
このベルトコンベヤ機構６Ｉ，６IIは、上下のプーリ６
ａ，６ｂの間にエンドレスベルト６ｃを張架して駆動モ
ータ６ｄにより回転駆動するよう構成されたものであ
る。なお、７は投入口４に設けた紙容器検出用スイッ
チ、８はベルト式プレス５の運転制御部である。
する。 実施例１：図１は本発明の請求項１，２に対応する実施
例の構成を示すものであり、図において、１はゴミ箱な
どの回収箱、２は回収箱１に組合わせてその上部に配備
した本発明装置の主要部を成す紙容器の減容機構部であ
る。ここで、減容機構部２は紙コップ，紙パックなどの
紙容器３を投入する筒形の投入口４と、該投入口４の後
段に配備した減容機構としてのベルト式プレス５とを有
し、ベルト式プレス５は投入口４より投入された紙容器
３の落下通路を挟んで逆”ハ”字形に対向し合う２組の
電動式ベルトコンベヤ機構６Ｉ，６IIからなる。また、
このベルトコンベヤ機構６Ｉ，６IIは、上下のプーリ６
ａ，６ｂの間にエンドレスベルト６ｃを張架して駆動モ
ータ６ｄにより回転駆動するよう構成されたものであ
る。なお、７は投入口４に設けた紙容器検出用スイッ
チ、８はベルト式プレス５の運転制御部である。
【００１２】次に図１の構成による紙容器の回収動作を
図２（ａ）〜（ｃ）により説明する。まず、待機状態で
はベルト式プレス５のベルトコンベヤ機構６Ｉ，６IIは
停止している。ここで、飲料を飲み終えた空の紙容器３
を投入口４に投入すると、スイッチ７の検知信号を基に
ベルトコンベヤ機構６Ｉ，６IIの駆動モータ６ｄが始動
し、左側のベルトコンベヤ機構６Ｉを時計方向，右側の
ベルトコンベヤ機構６IIを反時計方向に同期して回転駆
動する。これにより、図２（ａ）のように投入口を通過
して落下した紙容器３がベルトコンベヤ機構６Ｉと６II
との間に挟み込まれて下方にベルト搬送される。ここ
で、ベルトコンベヤ６Ｉと６IIとの間の通路は出口側に
向けて楔状に狭まっているので、紙容器３は搬送途上で
（ｂ）図のように圧搾され、（ｃ）図のように偏平に押
し潰されて減容した状態に変わって回収箱１（図１参
照）の中に放出される。
図２（ａ）〜（ｃ）により説明する。まず、待機状態で
はベルト式プレス５のベルトコンベヤ機構６Ｉ，６IIは
停止している。ここで、飲料を飲み終えた空の紙容器３
を投入口４に投入すると、スイッチ７の検知信号を基に
ベルトコンベヤ機構６Ｉ，６IIの駆動モータ６ｄが始動
し、左側のベルトコンベヤ機構６Ｉを時計方向，右側の
ベルトコンベヤ機構６IIを反時計方向に同期して回転駆
動する。これにより、図２（ａ）のように投入口を通過
して落下した紙容器３がベルトコンベヤ機構６Ｉと６II
との間に挟み込まれて下方にベルト搬送される。ここ
で、ベルトコンベヤ６Ｉと６IIとの間の通路は出口側に
向けて楔状に狭まっているので、紙容器３は搬送途上で
（ｂ）図のように圧搾され、（ｃ）図のように偏平に押
し潰されて減容した状態に変わって回収箱１（図１参
照）の中に放出される。
【００１３】実施例２：図３（ａ）〜（ｃ）は本発明の
請求項４に対応する実施例の動作説明図である。すなわ
ち、前記の実施例１において、２組のベルトコンベヤ機
構６Ｉと６IIを同じ速度で同期回転させると、偏平に押
し潰された紙容器３が回収箱１に放出された後にスプリ
ングバック（特にカップの底面が不規則な形に押し潰さ
れると、この部分がスプリングバックし易い）して原形
と近い形に戻ることがある。
請求項４に対応する実施例の動作説明図である。すなわ
ち、前記の実施例１において、２組のベルトコンベヤ機
構６Ｉと６IIを同じ速度で同期回転させると、偏平に押
し潰された紙容器３が回収箱１に放出された後にスプリ
ングバック（特にカップの底面が不規則な形に押し潰さ
れると、この部分がスプリングバックし易い）して原形
と近い形に戻ることがある。
【００１４】そこで、この実施例では２組のベルトコン
ベヤ機構６Ｉ，６IIの回転速度Ｖ1とＶ2 を相対的に異
なる速度、例えばＶ1 とＶ2 のの速度比率を２：１に設
定してモータ６ｄで回転駆動する。これにより、（ａ）
図から（ｂ）図の状態に移行したところで、前記したベ
ルトの速度差により紙容器３にせん断力が加わって紙容
器の胴部分が図示のように折り込まれ、ベルト式プレス
５から出た紙容器３は（ｃ）図のように底面が胴部分に
折り重なって定型化した形状となって回収箱に排出され
る。これにより、押し潰された紙容器３が原形近い形に
戻るようなスプリングバックの発生を抑止できて回収箱
での収容効率を高めることができる。
ベヤ機構６Ｉ，６IIの回転速度Ｖ1とＶ2 を相対的に異
なる速度、例えばＶ1 とＶ2 のの速度比率を２：１に設
定してモータ６ｄで回転駆動する。これにより、（ａ）
図から（ｂ）図の状態に移行したところで、前記したベ
ルトの速度差により紙容器３にせん断力が加わって紙容
器の胴部分が図示のように折り込まれ、ベルト式プレス
５から出た紙容器３は（ｃ）図のように底面が胴部分に
折り重なって定型化した形状となって回収箱に排出され
る。これにより、押し潰された紙容器３が原形近い形に
戻るようなスプリングバックの発生を抑止できて回収箱
での収容効率を高めることができる。
【００１５】実施例３：図４は本発明の請求項５に対応
する実施例を示すものである。すなわち、前記実施例
で、投入口に紙容器３と異質な空き缶などを投入する
と、空き缶は押し潰されずにベルト式プレス５の内部に
詰まったままベルトコンベヤ機構６がロック状態になっ
て圧搾機能がストップし、故障を引き起こすおそれがあ
る。
する実施例を示すものである。すなわち、前記実施例
で、投入口に紙容器３と異質な空き缶などを投入する
と、空き缶は押し潰されずにベルト式プレス５の内部に
詰まったままベルトコンベヤ機構６がロック状態になっ
て圧搾機能がストップし、故障を引き起こすおそれがあ
る。
【００１６】そこで、この実施例では、ベルトコンベヤ
機構６Ｉ，６IIのうち、一方のベルトコンベヤ機構６Ｉ
について、その出口側（上側）のプーリ６ａを支点にベ
ルトコンベヤ機構の全体を左右に揺動可能に支持すると
ともに、その出口側（下側）のプーリ６ｂにはベルトコ
ンベヤ６Ｉの出口端を他方のベルトコンベヤ機構６IIの
方へ引き寄せる付勢ばね９が連結されている。
機構６Ｉ，６IIのうち、一方のベルトコンベヤ機構６Ｉ
について、その出口側（上側）のプーリ６ａを支点にベ
ルトコンベヤ機構の全体を左右に揺動可能に支持すると
ともに、その出口側（下側）のプーリ６ｂにはベルトコ
ンベヤ６Ｉの出口端を他方のベルトコンベヤ機構６IIの
方へ引き寄せる付勢ばね９が連結されている。
【００１７】かかる構成により、投入口（図１参照）を
通じて空き缶１０などの異物を投入した場合には、ベル
ト式プレス５の左右のベルトコンベヤ機構６Ｉと６IIの
間に挟まれた空き缶１０は押し潰されずにそのままベル
ト搬送され、付勢ばね９に抗して左側のベルトコンベヤ
機構６Ｉを実線位置から鎖線位置に押し開いて下方に排
出される。したがって、ベルト式プレス５の通路内に空
き缶１０が詰まったままベルトコンベヤ機構６Ｉ，６II
がロックして機能を停止するようなトラブルを安全に回
避できる。
通じて空き缶１０などの異物を投入した場合には、ベル
ト式プレス５の左右のベルトコンベヤ機構６Ｉと６IIの
間に挟まれた空き缶１０は押し潰されずにそのままベル
ト搬送され、付勢ばね９に抗して左側のベルトコンベヤ
機構６Ｉを実線位置から鎖線位置に押し開いて下方に排
出される。したがって、ベルト式プレス５の通路内に空
き缶１０が詰まったままベルトコンベヤ機構６Ｉ，６II
がロックして機能を停止するようなトラブルを安全に回
避できる。
【００１８】実施例４：図５（ａ）〜（ｃ）は前記の各
実施例で述べたベルト式プレスを改良した実施例を示す
ものであり、ベルトコンベヤ機構６Ｉ，６IIのベルト６
ｃにはその外周面上にリブ状突起としてなる歯列６ｅが
定ピッチ間隔おきに並んで形成されている。そして、ベ
ルトコンベヤ機構６Ｉ，６IIは前記の歯列６ｅが半ピッ
チずつずれるようにして同期運転される。
実施例で述べたベルト式プレスを改良した実施例を示す
ものであり、ベルトコンベヤ機構６Ｉ，６IIのベルト６
ｃにはその外周面上にリブ状突起としてなる歯列６ｅが
定ピッチ間隔おきに並んで形成されている。そして、ベ
ルトコンベヤ機構６Ｉ，６IIは前記の歯列６ｅが半ピッ
チずつずれるようにして同期運転される。
【００１９】かかる構成によれば、（ｂ）図で表す紙容
器３の押し潰し工程で、歯列６ｅが紙容器３に食い込む
ことになり、この結果としてベルト式プレス６から排出
された紙容器は（ｃ）図のように偏平に押し潰された
上、さらに波形形状に折り目が付く。したがって、紙容
器３がスプリングバックして原形に戻るのを確実に防止
できる。また、実機テストの結果からも、紙容器の減容
効果は実施例１と比べて約1.５倍に向上することが確認
されている。
器３の押し潰し工程で、歯列６ｅが紙容器３に食い込む
ことになり、この結果としてベルト式プレス６から排出
された紙容器は（ｃ）図のように偏平に押し潰された
上、さらに波形形状に折り目が付く。したがって、紙容
器３がスプリングバックして原形に戻るのを確実に防止
できる。また、実機テストの結果からも、紙容器の減容
効果は実施例１と比べて約1.５倍に向上することが確認
されている。
【００２０】また、この実施例を先記の実施例２で述べ
たように、２組のベルトコンベヤ機構６Ｉ，６IIの回転
速度を相対的に異なる速度で回転駆動することにより、
前記の歯列６ｅによる紙容器の折り目付けに加えて、コ
ンベヤ機構の回転速度差による折り目の扱き効果が働い
て紙容器のスプリングバック防止機能がより一層高ま
る。また、先に実施例３（図４）で述べた構成に歯列付
きベルトコンベヤ機構を採用して実施できることは勿論
である。
たように、２組のベルトコンベヤ機構６Ｉ，６IIの回転
速度を相対的に異なる速度で回転駆動することにより、
前記の歯列６ｅによる紙容器の折り目付けに加えて、コ
ンベヤ機構の回転速度差による折り目の扱き効果が働い
て紙容器のスプリングバック防止機能がより一層高ま
る。また、先に実施例３（図４）で述べた構成に歯列付
きベルトコンベヤ機構を採用して実施できることは勿論
である。
【００２１】なお、本発明による紙容器の回収装置は、
回収箱１に減容機構部２を組み込んだ紙容器専用の回収
装置として構成するほか、図６で示すように施設内に据
付けた既設のゴミ回収箱１をそのまま利用し、その蓋の
代わりに先記したベルト式プレス５を組み込んだ減容機
構部２を組合わせた簡易式の回収装置として実施するこ
ともできる。なお、図６で１１は電源コードである。
回収箱１に減容機構部２を組み込んだ紙容器専用の回収
装置として構成するほか、図６で示すように施設内に据
付けた既設のゴミ回収箱１をそのまま利用し、その蓋の
代わりに先記したベルト式プレス５を組み込んだ減容機
構部２を組合わせた簡易式の回収装置として実施するこ
ともできる。なお、図６で１１は電源コードである。
【００２２】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の構成によれ
ば、回収箱に紙容器の減容機構を組合わせて構成したこ
とにより、観光地の売店，高速道路のパーキングエリヤ
などでの自動販売機などの利用で多量に発生した空の紙
容器（紙カップ，紙パック）を回収する際に、投入口に
投入された紙容器を圧搾，減容して回収箱に収容するこ
とができ、従来のように紙容器をそのまま回収箱（ゴミ
箱）に投棄していた場合と比べて収容効率が大幅に向上
する。これにより従来より問題となっていた施設内での
ゴミ回収業務の大幅な改善が期待できる。
ば、回収箱に紙容器の減容機構を組合わせて構成したこ
とにより、観光地の売店，高速道路のパーキングエリヤ
などでの自動販売機などの利用で多量に発生した空の紙
容器（紙カップ，紙パック）を回収する際に、投入口に
投入された紙容器を圧搾，減容して回収箱に収容するこ
とができ、従来のように紙容器をそのまま回収箱（ゴミ
箱）に投棄していた場合と比べて収容効率が大幅に向上
する。これにより従来より問題となっていた施設内での
ゴミ回収業務の大幅な改善が期待できる。
【図１】本発明の実施例１による紙容器回収装置の構成
図
図
【図２】図１の動作説明図であり、（ａ),（ｂ),（ｃ）
はそれぞれ紙容器の投入から排出までの圧搾工程の推移
を表す図
はそれぞれ紙容器の投入から排出までの圧搾工程の推移
を表す図
【図３】本発明の実施例２による紙容器回収装置の主要
部の動作説明図であり、（ａ),（ｂ),（ｃ）はそれぞれ
紙容器の投入から排出までの圧搾工程の推移を表す図
部の動作説明図であり、（ａ),（ｂ),（ｃ）はそれぞれ
紙容器の投入から排出までの圧搾工程の推移を表す図
【図４】本発明の実施例３による紙容器回収装置の主要
部の構成，並びに動作を表す説明図
部の構成，並びに動作を表す説明図
【図５】本発明の実施例４により紙回収装置の主要部の
構成，並びに動作を表す図であり、（ａ）はベルト式プ
レスの外観図、（ｂ）は紙容器の圧搾工程図、（ｃ）は
圧搾後の紙容器の外観図
構成，並びに動作を表す図であり、（ａ）はベルト式プ
レスの外観図、（ｂ）は紙容器の圧搾工程図、（ｃ）は
圧搾後の紙容器の外観図
【図６】本発明の実施例による紙容器回収装置全体の外
観斜視図
観斜視図
１ 回収箱 ２ 減容機構部 ３ 紙容器 ４ 投入口 ５ ベルト式プレス ６Ｉ，６II ベルトコンベヤ機構 ６ａ 入口側プーリ ６ｂ 出口側プーリ ６ｃ ベルト ６ｄ 駆動モータ ６ｅ 歯列 ９ 付勢ばね
Claims (5)
- 【請求項１】飲料の紙カップ，紙パックなどを対象に、
飲料を飲み終えた空の紙容器を回収するための装置であ
って、回収箱と、該回収箱に組合わせてその上方に配し
た紙容器の投入口と、該投入口に通じる落下通路の途上
で投入された紙容器を押し潰して回収箱に放出する減容
機構とを備えたことを特徴とする紙容器の回収装置。 - 【請求項２】請求項１記載の回収装置において、減容機
構が、紙容器の落下通路を挟んで２組のベルトコンベヤ
機構を逆”ハ”字形に向かい合わせに配置したベルト式
プレスであることを特徴とする紙容器の回収装置。 - 【請求項３】請求項２記載の回収装置において、ベルト
コンベヤ機構のベルト周面にリブ状突起の歯列を形成し
たことを特徴とする紙容器の回収装置。 - 【請求項４】請求項２または３記載の回収装置におい
て、２組のベルトコンベヤ機構の回転速度を相対的に異
なる速度で駆動することを特徴とする紙容器の回収装
置。 - 【請求項５】請求項２または３記載の回収装置におい
て、２組のベルトコンベヤ機構の少なくとも一方につい
て、その入口側のプーリを支点にしてコンベヤ機構全体
を揺動可能に支持するとともに、該コンベヤ機構を他方
のベルトコンベヤ機構に向けて引き寄せる付勢ばねを付
設したことを特徴とする紙容器の回収装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5299277A JPH07101501A (ja) | 1993-08-11 | 1993-11-30 | 紙容器の回収装置 |
| US08/286,212 US5493960A (en) | 1993-08-11 | 1994-08-05 | Device for collecting paper containers |
| KR1019940019645A KR100301343B1 (ko) | 1993-08-11 | 1994-08-10 | 종이용기회수장치 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5-198682 | 1993-08-11 | ||
| JP19868293 | 1993-08-11 | ||
| JP5299277A JPH07101501A (ja) | 1993-08-11 | 1993-11-30 | 紙容器の回収装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07101501A true JPH07101501A (ja) | 1995-04-18 |
Family
ID=26511113
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5299277A Pending JPH07101501A (ja) | 1993-08-11 | 1993-11-30 | 紙容器の回収装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5493960A (ja) |
| JP (1) | JPH07101501A (ja) |
| KR (1) | KR100301343B1 (ja) |
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- 1993-11-30 JP JP5299277A patent/JPH07101501A/ja active Pending
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1994
- 1994-08-05 US US08/286,212 patent/US5493960A/en not_active Expired - Fee Related
- 1994-08-10 KR KR1019940019645A patent/KR100301343B1/ko not_active IP Right Cessation
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|---|---|
| US5493960A (en) | 1996-02-27 |
| KR100301343B1 (ko) | 2001-11-22 |
| KR950005529A (ko) | 1995-03-20 |
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