JPS63286296A - 缶つぶし機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、主として飲料缶等の廃棄缶を押つぶす小型
で軽量な缶つぶし機に関するものである。

〔従来の技術〕

″近年ジュース、ビール等の飲料は、自動販売機の普及
と輸送保管の合理化に伴って大部分が円筒状缶容器に注
入されて販売されている。この缶は使い捨てであり飲ん
だ後は廃棄されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところが、この空缶は、通常金属性で強固であって素手
では押つぶすことが不可能であり、ごみ箱に入れても嵩
張り、また回収業者もこのままでは運搬コストが高くつ
くため引き取りを拒む等の問題点があった。このため小
型軽量でどこにでも簡単に設置可能な缶つぶし機が要望
されていた。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明は、上記のような問題点を解決するために、空
缶投入筒の下方に複数の対の圧縮ロールを縦方向に配置
して成り、前記各圧縮ロールは所要形状の歯形ロールで
あり、上位圧縮ロールから下位にいくに従って対のロー
ル間隔を順次狭くし、最上位圧縮ロールを偏心ロールに
形成したものである。

〔作用〕

この発明によれば、複数の対の圧縮ロールは下方にいく
に従って順次、ロール間隔が狭くなっているため空缶は
順次無理なく偏平体に押つぶされると共、に、最上位圧
縮ロールが偏心しているため空缶が滑らず確実に噛み込
まれるようになる。

〔実施例〕

第１図から第３図は、この発明の第１実施例を、　　　
示すものである。、この第１実施例の、色つぶし機は、
基台１に載置された直方体状箱形フレーム２の天面中央
に、前向きの開口を備えた彎曲状空缶投入筒３が突出し
て取付けられ、フレーム２の上半部には投入筒３の直下
に特殊鋼等からなる対の上位圧縮ロール４、対の中位圧
縮ロール５、対の下位圧縮ロール６が縦方向に３段に配
置され、フレーム２の下半部に駆動装置７及び圧縮缶排
出筒８が設けられて成るものである。

前記フレーム２には、正面上部右端に駆動用ＯＮ・ＯＦ
ＦのスイッチＳが取付けられ正面下部に圧縮缶排出筒８
の下端開口が露出している。

前記空缶投入筒３は、通常空缶Ａ（第２図鎖線参照）を
１個ずつ投入することができる太さのもので、安全のた
め上部が９０度正面方向に屈曲すると共に所要の筒長を
有し誤って手を深く入れて上位圧縮ロールに達しないよ
うになっている。

３対の各圧縮ロールは、所要形状の歯形ロールであり、
対の上位圧縮ロール４のロール間隔ｌ、より対の中位圧
縮ロール５のロール間隔１２が狭く、さらに対の下位圧
縮ロール６のロール間隔ｌ、が狭くなっており、投入さ
れた空缶が順次小さく押つぶされて最后に偏平体に圧縮
されるようになる。

上位圧縮ロール４は、偏心距離Ｅ（第２図参照）の対称
形偏心ロールでありロール間隔１１が１ａ′転毎に広狭
に変動し且つ歯形は対面するところで歯先が下向きの爪
状に形成されているため広いところで表面滑らかな空缶
Ａを確実に食込み回転す□るのに伴って大きさを半分程
度に押つぶしてこれを中位圧縮ロール５へ送り込む。

中位圧縮ロール５は、断面三角形状歯形を有し先端の尖
った頂角部で空缶をほぼ偏平状に圧縮さセてこれを次の
下位圧縮ロール６へ送り込む。

下位圧縮ロール６は歯高の低い歯形ロールであってロー
ル間隔！、は狭く上の２段の圧縮ロールで押つぶされた
空缶をほぼ完全な偏平体空缶Ａ′に圧縮させることがで
きる。

前記３対の圧縮ロールは、略同じ外径を備え端の鎖歯車
１０に架設された伝導チェーン１１を介して空缶をつぶ
し落下させるような対向方向に等速回転している。

前記駆動装置７は、電動機１２と、この電動機１２に並
行しＶベルト１３で回転する回転軸１４、各鎖歯車、及
びチェーン等からなっている。

なお、前記圧縮ロールは、上述のように３対設置するほ
か２対又は４対等用途に対応してその設置数を適・宜選
択することができる。

第４図はこの発明の第２実施例を示すものである。この
第２実施例は、丈高い角筒状フレーム２の上部内に屈曲
状空缶投入筒３が内装され、この空缶投入筒３の下端部
に投入缶を感知して開閉する自動シャッタ１５が取付け
られ、最下段の圧縮ロール（図示省略）の下方に、下つ
ば１６を備えた短かいガイド筒１７が取付けられ、この
ガイド筒１７の下つば１６に缶収納袋１８が着脱可能に
取付けられ、底面に複数のこる１９が取付けられて移動
自在にしたものである。缶収納袋１８は、口に挿通した
ひも２０で締結され、マイクロスイッチ付計量ｖｉ２１
の上に載置してあり、予めセットした所要量に空缶が収
納されると自動ブザーが鳴り、ひも２０を解いてドアー
２２から取出すようにする。

第５図は、この発明の第３実施例を示すものである。こ
の第３実施例は、第２実施例即ち一個ずつ缶をつぶす間
欠運転用の改良型であり、空缶投入筒３の内部に投入缶
感知用光センサー２３が付設され投入缶に感応して各圧
縮ロールが缶を押つぶす所要の短時間のみ回転し後は自
動的に停止して無駄な電力消費をなくしている。

また、ガイド筒１７の下方には直方体状缶収納箱２４が
あり両者間に落下缶係数用光センサー（図示省略）があ
って、カウンター２５に収納箱を満たす所要数値を予め
セットしておくと、この数値に落下缶個数が達すると赤
ランプ２６が点燈するようになる。

第６図はこの発明の第４実施例を示したものである。こ
の第４実施例は、連続運転用のものがあり、フレーム２
の天面が開口しておりこの開口部に空缶が約５０個人る
漏斗状空缶投入筒２７が防振ゴム２８を介して取付けら
れ、この空缶投入筒２７に振動機２９が取付けられて缶
の落下づまり防止用振動が付与され、駆動装置内の回転
軸１４に弾み車３０が取付けられて缶つぶし間欠的負荷
に対する回転速度の変動を小さくしている。

この実施例は例えば製缶工場における不良缶処理工程の
途中に組込み、空缶投入筒２７の上方に不良缶移送コン
ベヤ３１を設置し、ガイド筒１７の下方の圧縮缶排出コ
ンベヤ３２を付設し連続運転させることができる。

この発明の缶つぶし機は、形状が非常に小型で移動自在
であり、１個ずつ処理しても１時間３２００個以上の処
理能力があり、ジュース、ビール等の飲料の自動販売機
のそばに並設して使用すると、基礎工事や大きな設置場
所が不用で嵩張る空缶が迅速に処理できて非常に便利で
あり、スーパーマーケット、駅、空港、港の待合所、遊
園地海水浴場等の売店、高速道路のドライブイン、病院
、自治会の廃品回収所等に設置して有用であり、空缶圧
縮処理のほか空瓶破壊処理も可能である。

また、連続処理のものは製缶工場や船舶に設置して有用
である。

〔効果〕

以上のように、この発明に係る缶つぶし機は、ロール間
隔を順次狭くする縦方向の複数の対の圧縮歯形ロールか
らなり、最上位圧縮ロールは滑りやすい空缶を確実に捕
らえて噛込ませるため偏心ロールにしたものがあって、
処理能力が大きい割に形状は非常に小型なものとなり、
移動可能で大きな設置場所をとらず、各種ジュース等の
缶清涼飲料や缶ビール等の自動販売機に並設し間欠自動
運転させ発生する空缶が順次圧縮処理されて廃棄缶保管
に嵩張らず回収業者も喜んで引取り、資源再利用上も有
益であり、またコンベヤに接続して連続運転させて多量
処理することもできる等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の第１実施例を示す斜視図、第２図
及び第３図は同上の要部縦断側面図及び要７一 部縦断正面図、第４図はこの発明の第２実施例を示す一
部縦断側面図、第５図はこの発明の第３実施例を示す一
部縦断側面図、第６図はこの発明の第４実施例を示す一
部縦断側面図である。 １・・・・・・基台、２・・・・・・フレーム、３．２
７・・・・・・空缶投入筒、４・・・・・・上位圧縮ロ
ール、５・・曲中位圧縮ロール、６・・・・・・下位圧
縮ロール、７・・・・・・駆動装置、１５・・・・・・
自動シャッタ、２３・・・・・・光センサ−，２９・・
・・・・振動機、３０・・・・・・弾み車、Ａ、Ａ’・
・・・・・空缶。 特許出願人　　成　　山　　健　　− 同　代理人　　鎌　１）文　二

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 空缶投入筒の下方に複数の対の圧縮ロールを縦方向に配
   置して成り、前記各圧縮ロールは所要形状の歯形ロール
   であり、上位圧縮ロールから下に位にいくに従って対の
   ロール間隔を順次狭くし、最上位圧縮ロールを偏心ロー
   ルに形成した缶つぶし機。