JP2009082955A - 圧縮梱包装置 - Google Patents
圧縮梱包装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009082955A JP2009082955A JP2007254940A JP2007254940A JP2009082955A JP 2009082955 A JP2009082955 A JP 2009082955A JP 2007254940 A JP2007254940 A JP 2007254940A JP 2007254940 A JP2007254940 A JP 2007254940A JP 2009082955 A JP2009082955 A JP 2009082955A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- string
- compression
- compressed
- binding
- separation box
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Basic Packing Technique (AREA)
Abstract
【課題】圧縮されたゴミの回収をきわめて容易に行うことができ、被圧縮物の圧縮梱包作業を容易かつ効率的に行うことができる上、嵩密度の高いベールを作ることが可能な圧縮梱包装置を提供する。
【解決手段】圧縮梱包装置1は、被圧縮物を収容するための収容部である分離ボックス2と、分離ボックス2に収容された被圧縮物を圧縮するための圧縮手段3を設けた本体6とによって構成されており、必要に応じて、分離ボックス2を本体6に対して着脱できるようになっている。そして、分離ボックス2の前面板8の上部に、被圧縮物を投入するための投入扉10が設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】圧縮梱包装置1は、被圧縮物を収容するための収容部である分離ボックス2と、分離ボックス2に収容された被圧縮物を圧縮するための圧縮手段3を設けた本体6とによって構成されており、必要に応じて、分離ボックス2を本体6に対して着脱できるようになっている。そして、分離ボックス2の前面板8の上部に、被圧縮物を投入するための投入扉10が設けられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、紙屑、ペットボトル、布屑、スポンジ屑、金属薄板等の軽量廃棄物を、後処理が容易となるように圧縮して荷造り紐等によって結束する圧縮梱包装置に関するものである。
公共施設やファーストフード店舗等に設置されたゴミ箱は、容積と同程度のゴミしか収容できず、ゴミが満杯になって外にはみ出ると美観を損なうため、定期的に見回って満杯になっていないか確認する必要がある。また、いつ満杯になるか予測し難いため、頻繁に見回って確認する必要がある。そのような不具合を解消すべく、ゴミを収容する箱状の収容体の上方に、圧縮板を上下させるゴミ圧縮手段を設けるとともに、圧縮手段によって圧縮されたゴミを紐によって結束する梱包手段を設けた圧縮梱包装置が考案されている。
また、圧縮されたゴミの回収を一層容易なものとすべく、ゴミを収容する収容体を、ゴミの圧縮手段を設けた本体と別個に設けた圧縮梱包装置も知られている(特許文献1)。この圧縮梱包装置においては、被圧縮物をある程度圧縮させた後に、一旦、本体から収容体を引き出し、収容体の側面のスリットから紐を挿入して被圧縮物の上側を通過させ、その紐を反対側の側面のスリットから引き出すことによって梱包の準備を行い、その後に、再度、収容体を本体に装着し、再度、被圧縮物を圧縮した後に、もう一度、本体から収容体を引き出して、ベール(被圧縮物)を梱包するようになっている。
しかしながら、上記従来の圧縮梱包装置においては、ベールを梱包すべく圧縮物の前後左右に紐を架け渡す際に、一旦、収容体を本体から引き出す必要があるため、作業に手間がかかる。また、最終的に梱包する際には、収容体を本体から引き出さなくてはならず、そのときに一旦圧縮されたベールが元の嵩に戻ろうとしてしまうので、嵩密度の高いベールを作ることができない。また、一旦圧縮されたベールが収容体の上面より僅かにでも復元すると、再度、本体に戻すこともままならなくなってしまう。
本発明の目的は、上記従来の圧縮梱包装置が有する問題点を解消し、圧縮されたゴミの回収をきわめて容易に行うことができ、被圧縮物の圧縮梱包作業を容易かつ効率的に行うことができる上、嵩密度の高いベールを作ることが可能な圧縮梱包装置を提供することにある。
かかる本発明の内、請求項1に記載された発明の構成は、被圧縮物を収容するための収容部と、収容部に収容された被圧縮物を圧縮するための圧縮手段と、圧縮された被圧縮物の外周を結束紐で結束するための梱包手段とを有する圧縮梱包装置であって、収容部が、圧縮手段を設けた本体に対して着脱自在になっており、上部に、被圧縮物を投入するための投入扉が設けられているとともに、投入扉の開閉を検知するセンサが設けられており、投入扉が開いた状態においては、圧縮手段が作動しないようになっていることを特徴とするものである。
請求項2に記載された発明の構成は、請求項1に記載された発明において、梱包手段が、収容部の外周面に設けられた紐リールと、紐リールから引き出された結束紐を垂下させるために収容部の内壁面から外側に突出するように鉛直に設けられた紐ガイド溝と、その紐ガイド溝の途中で紐ガイド溝よりも外側に突出するように設けられた中空の紐ガイドボックスとを有していることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明の構成は、請求項1、または請求項2に記載された発明において、圧縮手段が、圧縮板を下降させることによって収容部内の被圧縮物を圧縮するものであるとともに、その圧縮板が、結束紐の引き出し用の引出棒を挿入するためのスリットを下面に設けたものであり、スリットと収容部の紐ガイドボックスとが連通する所定の位置で固定可能になっていることを特徴とするものである。
請求項1に記載の圧縮梱包装置は、投入扉を開放して分離式の収容部内に被圧縮物を投入することができ、被圧縮物を投入する毎に収容部を本体フレームから取り外す必要がないので、作業効率が良好である。また、投入扉を開放して被圧縮物を圧縮させたままの状態で梱包することが可能であるので、嵩密度の大きいベールを作ることができる。加えて、投入扉の開閉を検知するセンサが設けられており、投入扉が開いた状態においては、圧縮手段が作動しないようになっているため、投入扉が開いた状態で、不用意に圧縮手段が作動してしまう事態が発生しない。
請求項2に記載の圧縮梱包装置は、結束紐を引き出すための引出棒(先端を折り返し状に形成した棒)を、開放した投入扉から分離式の収容部内に突っ込み、紐ガイドボックス内に挿入することによって、紐ガイド溝内を垂下した結束紐を簡単に引き出すことができる。したがって、請求項2に記載の圧縮梱包装置によれば、圧縮後のベールの梱包作業が容易なものとなる。
請求項3に記載の圧縮梱包装置は、圧縮板のスリットと分離ボックスの紐ガイドボックスとが連通する所定位置で圧縮板を固定させて、結束紐の引出棒を、開放した投入扉から圧縮板の下面のスリットを通して紐ガイドボックス内に挿入することによって、圧縮板が被圧縮物を圧縮している状態で、紐ガイド溝内を垂下した結束紐を非常に簡単に引き出すことができる。したがって、請求項3に記載の圧縮梱包装置によれば、圧縮後のベールの梱包作業が非常に容易なものとなる上、きわめて嵩密度の大きいベールを作ることが可能となる。
以下、本発明の圧縮梱包装置の一例を、図面に基いて詳細に説明する。図1〜図3は、それぞれ、圧縮梱包装置の正面、右側面、平面を示したものである。圧縮梱包装置1は、被圧縮物を収容するための収容部である分離ボックス2と、分離ボックス2に収容された被圧縮物を圧縮するための圧縮手段3を設けた本体6とによって構成されており、必要に応じて、図4の如く、分離ボックス2を本体6に対して着脱できるようになっている。
図5は、分離ボックス2の平面図であり、分離ボックス2は、底板41の上に、左側面板34と背面板35とを直交するように配置させたベース体33に対して、右側面板40と前面板8とを直交するように結合させた排出扉7を片開き自在に蝶着することによって、直方体状に形成されている。また、排出扉7の右側面板40の後端縁には、排出扉7をベース体33に対して閉じた状態で保持するためのロックハンドル28が水平面内を回転可能に設けられている。そして、ロックハンドル28と背面板35に設けられた係合突起(図示せず)との係合状態を解除すると、図6の如く、排出扉7を、左端縁に沿った軸を中心として片開きすることができるようになっている。また、分離ボックス2の後側には、結束紐21を捲回した2本の紐リール37,37が設置されており、分離ボックス2の左側には、結束紐21を捲回した紐リール36が設置されている。
また、排出扉7の前面板8の上部には、矩形の投入扉10が、下端縁に沿った軸を中心として前方へ片開き可能に設けられている(図2等参照)。さらに、前面板8の下部には、結束紐21を挿通させるための2本の紐結束用スリット14,14が表裏を貫通するように設けられており、上下を縦断した状態になっている。さらに、図示はされていないが、背面板35の下部にも、結束紐21を挿通させるための2本の紐結束用スリット14,14が表裏を貫通するように設けられており、上下を縦断した状態になっている。なお、前面板8に設けられた紐結束用スリット14,14の下端には、紐リール37,37から引き出した結束紐21,21の先端を止めておくための紐フック38,38が設けられている。
一方、右側面板40の下部にも、結束紐21を挿通させるための紐結束用スリット14が表裏を貫通するように設けられており、上下を縦断した状態になっており、図示はされていないが、左側面板34の下部にも、結束紐21を挿通させるための紐結束用スリット14が表裏を貫通するように設けられており、上下を縦断した状態になっている。なお、右側面板40に設けられた紐結束用スリット14の上端際には、結束紐21を引き出す引出棒Pを挿入するための紐引出用窓31が設けられており、紐結束用スリット14の下端には、紐リール36から引き出した結束紐の先端を止めておくための紐フック39が設けられている。
また、投入扉10の上端際には、投入扉10の開閉および圧縮梱包装置1の移動の際に利用する棒状の移動ハンドル12が水平に設けられている。また、投入扉10の右端縁には、閉めた投入扉10を前面板8に対してロックするためのインタロックハンドル13が、前面板8の面内方向において回転可能に軸支されており、そのインタロックハンドル13の移動ハンドル12と対向した面には、移動ハンドル押さえ15が取り付けられている。さらに、インタロックハンドル13の先端部には、近接スイッチ11a(分離ボックス側)が取り付けられている。なお、近接スイッチ11a(分離ボックス側)は、後述する本体6の検知ボックス25に設けられた近接スイッチ11b(本体側)とともに、投入扉10の開閉を検知するセンサを構成するものである。
また、投入扉10は、左右両端のヒンジ19,19が、扉本体より後方へ突出しており、それらのヒンジ19,19が前面板8の左右両端際に枢着されることによって、前面板8に取り付けられている。そのため、投入扉10を全開した際にも、紐リール37,37から引き出した結束紐21,21を前面板8の紐結束用スリット14,14に通すことができるようになっている。
また、底板41の下面の左右両サイドには、それぞれ、キャスタベース42,42が取り付けられており、それらのキャスタベース42,42を介して車輪4,4・・が回転自在に取り付けられている。さらに、本体6の前面下端部には、分離ボックス2を本体6に対して着脱するための分離用ペダル32が設置されている。
加えて、分離ボックス2の左側面板34の内壁には、紐リール36から引き出された結束紐21を垂下させるための紐ガイド溝30が設けられており、分離ボックス2の背面板35の内壁には、それぞれ、紐リール37,37から引き出された結束紐21,21を垂下させるための紐ガイド溝29,29が設けられている。そして、それらの紐ガイド溝30,紐ガイド溝29,29の中央よりやや上方には、それぞれ、中空の紐ガイドボックス18,18・・が連通するように設けられている。
一方、本体6は、分離ボックス2の上方に駆動ボックス5が設置されており、その駆動ボックス5の内部には、圧縮手段3が設けられている(図1参照)。図7は、投入扉10を開放した圧縮梱包装置1の正面を示したものであり、圧縮手段3は、電源供給により、電動油圧シリンダ23を下方へスライドさせて、圧縮板20を水平に保持しつつ押し下げることができるようになっている。なお、電動油圧シリンダ23の左右には、それぞれ、ガイドシリンダ43,43が上下にスライド可能に設けられている。また、駆動ボックス5の前面には、圧縮梱包装置1を作動させるためのコントロールパネル9が設置されている。加えて、フレーム24の駆動ボックス5よりやや下側には、検知ボックス25が取り付けられており、その検知ボックス25の前端面には、排出扉7に設けられた近接スイッチ11a(分離ボックス側)を検知するための近接スイッチ11b(本体側)が設置されている。
また、図8は、圧縮板20を上から透視した状態を示したものであり、圧縮板20の下面には、帯状の金属板を下向きに突設することによって、結束紐21を引き出す引出棒Pを挿入するための棒挿入用スリット17が形成されている。棒挿入用スリット17は、圧縮板20の前後を縦断する通路と圧縮板20の左右を横断する通路とが連通した状態で交差した十文字状になっている。そして、圧縮板20が所定の位置で停止すると、棒挿入用スリット17が分離ボックス2に設けられた紐ガイドボックス18,18と連通するようになっている。
以下、本発明の圧縮梱包装置1を用いた被圧縮物(ゴミ等)の圧縮・梱包作業について説明する。
圧縮梱包装置1を作動させる場合には、作業者は、分離ボックス2を本体6に装着する前に、紐リール37,37の結束紐21,21を引き出し、紐ガイド溝29および紐ガイドボックス18内を垂下させて、分離ボックス2の前面下部の紐フック38に掛けておく。また、紐リール36の結束紐21を引き出し、紐ガイド溝30および紐ガイドボックス18内を垂下させて、本体6の下端の側方に設けられた紐フック39に掛けておく。
そして、その状態で、分離ボックス2を本体6に装着すると、本体6の検知ボックス25に取り付けられた近接スイッチ11b(本体側)が、投入扉10のインタロックハンドル13の先端の近接スイッチ11a(分離ボックス側)を検知する。かかる検知動作によって、圧縮手段3が圧縮作動可能な状態になる(なお、近接スイッチ11b(本体側)が近接スイッチ11a(分離ボックス側)を検知できない場合には、圧縮手段3は圧縮作動をできないようになっている)。
分離ボックス2を本体6に装着した後には、作業者は、投入扉10を前開きして被圧縮物を投入する。投入扉10を開く際には、インタロックハンドル13の先端を、鉛直な状態から水平な状態へと90°回転させる。そのように、インタロックハンドル13を回転させると、移動ハンドル押さえ15も回転し、投入扉10の端縁との係合状態が解除される。そして、その状態で、移動ハンドル12を水平方向にスライドさせると、移動ハンドル12の左端縁が、前面板8の上部に設けられたロック部材26から外れ、投入扉10が前開き可能な状態になる。なお、上記の如く投入扉10が前開き可能な状態になると、それと同時に、右側面板40に設けられたドアロックピン27が前方へ突出して移動ハンドル押さえ15の端面に当たるため、インタロックハンドル13の先端を鉛直な状態に戻すことができなくなる。そのため、投入扉10が開いた状態で、誤ってインタロックハンドル13を鉛直に戻してしまうことにより不用意に圧縮手段3が作動してしまう事態が発生しない。
そして、被圧縮物を分離ボックス2内に投入した後には、投入扉10を閉成する。投入扉10を閉成する際には、投入扉10を完全に閉じ切る前に、移動ハンドル12を水平方向にスライドさせて、前面板8のロック部材26に移動ハンドル12の先端部分を挿入する。しかる後に投入扉10を完全に閉じると、投入扉10の端縁部分によりドアロックピン27が後方へ押し込まれる。その状態でインタロックハンドル13を水平方向から鉛直方向へ回転させると、移動ハンドル押さえ15が投入扉10の端縁を押さえることにより投入扉10をロックする。また、それと同時に、インタロックハンドル13の先端部分も回転し、近接スイッチ11a(分離ボックス側),11b(本体側)がON状態(近接スイッチ11bが近接スイッチ11aを検知した状態)になり、圧縮手段3による圧縮作動が可能な状態になる。そして、その状態で、作業者がコントロールパネル9を操作すると、分離ボックス2内に投入された被圧縮物が、圧縮板20によって圧縮される。
作業者により、上記した投入扉10の開放、被圧縮物の投入、投入扉10の閉成、被圧縮物の圧縮が繰り返され、被圧縮物の量の増大により、コントロールパネル9の操作から所定時間内に圧縮板20が下限まで下がらない事態が生じると、梱包に適した状態と判断し、圧縮板20が投入扉10の開閉用のヒンジ19,19の設置位置よりわずかに上方の所定位置(すなわち、引出棒Pを棒挿入用スリット17、紐ガイドボックス18,18・・内に挿入できる高さ位置)まで上昇して自動的に停止する。
圧縮板20が停止した後には、分離ボックス2の背面板35の紐ガイド溝29,29を垂下した結束紐21,21を前方へ引き出すとともに、分離ボックス2の左側面板34の紐ガイド溝30内を垂下した結束紐21を右側へ引き出すことによって、圧縮後のベール(被圧縮物)の梱包の準備を行う。すなわち、圧縮板20が所定位置で停止した後には、投入扉10を全開して引出棒Pを圧縮板20の棒挿入用スリット17に挿入し、引出棒Pの先端のフック部(折返し部分)が紐ガイドボックス18の内部に入り込むまで押し込む。なお、先端が紐ガイドボックス18の内部に入り込むまで引出棒Pを押し込むと、紐ガイド溝29内を垂下した結束紐21が、引出棒Pのフック部に入り込むように、棒挿入用スリット17と紐ガイド溝29との相対位置が調整されている。したがって、作業者は、引出棒Pを棒挿入用スリット17内に十分に押し込んで引き出すだけで、簡単に結束紐21を引き出すことができる。
また、分離ボックス2の左側面の紐ガイド溝30内を垂下した結束紐21を右側へ引き出す場合には、分離ボックス2の右側面板40に穿設された紐引出用窓31に引出棒Pを挿入して押し込む。そのように、引出棒Pが押し込まれると、圧縮板20の棒挿入用スリット17を通過して、先端が紐ガイドボックス18の内部に入り込み、紐ガイド溝30内を垂下した結束紐21が引出棒Pのフック部に入り込む。したがって、作業者は、引出棒Pを紐引出用窓31に十分に押し込んで引き出すだけで、簡単に結束紐21を引き出すことができる。
上記の如く、分離ボックス2の背面から結束紐21,21を前方へ引き出すとともに、分離ボックス2の左側面から結束紐21を右側へ引き出した後には、作業者は、コントロールパネル9を操作することにより、圧縮板20を下限まで降下させる。なお、圧縮板20は、圧力が所定の閾値を超える限界位置まで降下すると、その位置で自動的に停止する。そのように圧縮板20が停止した後には、作業者は、先に前方および右側に引き出してある結束紐21,21を切断し、それらの先端と、先に紐フック38,38に仮止めしてある結束紐21,21の他端とを結束する。また、先に右側に引き出してある結束紐21を切断し、それらの先端と、先に紐フック39に仮止めしてある結束紐21の他端とを結束する。かかる動作により結束紐21によるベールの結束が完了する。
しかる後、作業者は、コントロールパネル9を操作することにより、圧縮板20を上限まで上昇させる。なお、圧縮板20は、上限まで上昇すると自動的に停止するようになっている。そのように圧縮板20が停止した後には、作業者は、本体6の前端に固着された分離用ペダル32を踏み込むことによって、本体6から分離ボックス2を引き出すことができる。なお、本体6から分離ボックス2を僅かでも引き離すと、投入扉10のインタロック用の近接スイッチ11a(分離ボックス側),11bがOFF状態となり、圧縮手段3による圧縮作動ができない状態になる。そして、分離ボックス2を本体6から引き出した後には、分離ボックス2の背面板35に係着されているロックハンドル28のロックを解除し、排出扉7を開放してベールを取り出すことによって、圧縮梱包作業を完了する。
圧縮梱包装置1は、上記の如く、収容部である分離ボックス2が、圧縮手段3を設けた本体6に対して着脱自在になっており、分離ボックス2の前面板8の上部に、被圧縮物を投入するための投入扉10が設けられている。それゆえ、投入扉10を開放して分離ボックス2内に被圧縮物を投入することができ、被圧縮物を投入する毎に分離ボックス2を本体6から取り外す必要がないので、作業効率が良好である。加えて、投入扉10を開放して被圧縮物を圧縮させたままの状態で梱包することが可能であるので、嵩密度の大きいベールを作ることができる。加えて、圧縮梱包装置1は、投入扉10の開閉を検知するセンサである近接スイッチ11a(分離ボックス側),11b(本体側)が設けられており、投入扉10が開いた状態においては、圧縮手段3が作動しないようになっているため、投入扉10が開いた状態で、不用意に圧縮手段3が作動してしまう事態が発生しない。
また、圧縮梱包装置1は、梱包手段が、紐リール36,37,37と紐ガイド溝29,29,30と紐ガイドボックス18,18・・とを有しているため、先端を折り返し状に形成した引出棒Pを、開放した投入扉10から分離ボックス2内に突っ込み、各紐ガイドボックス18,18・・内に挿入することによって、紐ガイド溝29,29,30内を垂下した結束紐21,21・・を簡単に引き出すことができる。したがって、圧縮梱包装置1によれば、圧縮後のベールの梱包作業が容易なものとなる。
さらに、圧縮梱包装置1は、圧縮手段3が、圧縮板20を下降させることによって分離ボックス2内の被圧縮物を圧縮するものであるとともに、当該圧縮板20が、棒挿入用スリット17,17・・を下面に設けたものであり、スリット17,17・・と分離ボックス2の紐ガイドボックス18,18・・とが連通する所定位置で固定可能になっている。それゆえ、圧縮板20を所定位置で固定させて、結束紐21の引出棒Pを、開放した投入扉10から圧縮板20のスリット17,17・・を通して紐ガイドボックス18,18・・内に挿入することによって、圧縮板20が被圧縮物を圧縮している状態で、紐ガイド溝29,29,30内の結束紐21,21・・を非常に簡単に引き出すことができる。したがって、圧縮梱包装置1によれば、圧縮後のベールの梱包作業が非常に容易なものとなる上、きわめて嵩密度の大きいベールを作ることが可能となる。
なお、本発明の圧縮梱包装置の構成は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、収容部(分離ボックス)、本体(駆動ボックス、フレーム等)、圧縮手段(圧縮板等)、排出扉(投入扉、前面板)、梱包手段(紐リール、紐ガイド溝、紐ガイドボックス等)等の形状・構造等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。
たとえば、圧縮手段は、電動油圧シリンダ等で上下動させるものに限定されず、アームをX型等に組み付けた伸縮機構を利用したもの等に変更することも可能である。また、圧縮梱包装置は、上記実施形態の如く、左右方向1箇所および前後方向2箇所においてベールを結束するものに限定されず、前後または左右方向のみでベールを結束するもの等に変更することも可能である。さらに、排出扉の上部に設ける投入扉は、上記実施形態の如く、下端縁を中心として片開きするものに限定されず、左右の端縁を中心として片開きするもの等に変更することも可能である。
1・・圧縮梱包装置、2・・分離ボックス(収容部)、3・・圧縮手段、18・・紐ガイドボックス、29,30・・紐ガイド溝、36,37・・紐リール。
Claims (3)
- 被圧縮物を収容するための収容部と、収容部に収容された被圧縮物を圧縮するための圧縮手段と、圧縮された被圧縮物の外周を結束紐で結束するための梱包手段とを有する圧縮梱包装置であって、
収容部が、圧縮手段を設けた本体に対して着脱自在になっており、上部に、被圧縮物を投入するための投入扉が設けられているとともに、
投入扉の開閉を検知するセンサが設けられており、投入扉が開いた状態においては、圧縮手段が作動しないようになっていることを特徴とする圧縮梱包装置。 - 梱包手段が、収容部の外周面に設けられた紐リールと、紐リールから引き出された結束紐を垂下させるために収容部の内壁面から外側に突出するように鉛直に設けられた紐ガイド溝と、その紐ガイド溝の途中で紐ガイド溝よりも外側に突出するように設けられた中空の紐ガイドボックスとを有していることを特徴とする請求項1に記載の圧縮梱包装置。
- 圧縮手段が、圧縮板を下降させることによって収容部内の被圧縮物を圧縮するものであるとともに、
その圧縮板が、結束紐の引き出し用の引出棒を挿入するためのスリットを下面に設けたものであり、スリットと収容部の紐ガイドボックスとが連通する所定の位置で固定可能になっていることを特徴とする請求項1、または請求項2に記載の圧縮梱包装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007254940A JP2009082955A (ja) | 2007-09-28 | 2007-09-28 | 圧縮梱包装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007254940A JP2009082955A (ja) | 2007-09-28 | 2007-09-28 | 圧縮梱包装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009082955A true JP2009082955A (ja) | 2009-04-23 |
Family
ID=40657107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007254940A Pending JP2009082955A (ja) | 2007-09-28 | 2007-09-28 | 圧縮梱包装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009082955A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101425869B1 (ko) | 2013-04-30 | 2014-08-01 | 주식회사 동조 | 베일러 뒷문 자동 개폐 장치, 이를 이용한 자동 개폐 방법 및 자동 개폐 시스템 |
TWI473705B (zh) * | 2012-05-22 | 2015-02-21 | Ching Rei Mechanics Co Ltd | 減容壓縮機結構及其壓縮綁包方法 |
JP2019072708A (ja) * | 2017-10-17 | 2019-05-16 | 株式会社ササキコーポレーション | 箱状物圧縮装置 |
JP2021069297A (ja) * | 2019-10-30 | 2021-05-06 | 株式会社森機械製作所 | 養殖資材の圧縮装置 |
KR102276730B1 (ko) * | 2021-04-07 | 2021-07-12 | 하재원 | 인슐레이터 절단 스크랩 처리장치 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49142469U (ja) * | 1973-04-04 | 1974-12-09 | ||
JPS5258272A (en) * | 1975-11-08 | 1977-05-13 | Hoshizaki Electric Co Ltd | Sefety control device for wastes-compressing machine |
JPS58111195U (ja) * | 1982-01-20 | 1983-07-29 | 三洋電機株式会社 | ゴミ圧縮機 |
JP2002211504A (ja) * | 2001-01-22 | 2002-07-31 | Takeda Machinery Co Ltd | 減容梱包装置 |
-
2007
- 2007-09-28 JP JP2007254940A patent/JP2009082955A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49142469U (ja) * | 1973-04-04 | 1974-12-09 | ||
JPS5258272A (en) * | 1975-11-08 | 1977-05-13 | Hoshizaki Electric Co Ltd | Sefety control device for wastes-compressing machine |
JPS58111195U (ja) * | 1982-01-20 | 1983-07-29 | 三洋電機株式会社 | ゴミ圧縮機 |
JP2002211504A (ja) * | 2001-01-22 | 2002-07-31 | Takeda Machinery Co Ltd | 減容梱包装置 |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI473705B (zh) * | 2012-05-22 | 2015-02-21 | Ching Rei Mechanics Co Ltd | 減容壓縮機結構及其壓縮綁包方法 |
KR101425869B1 (ko) | 2013-04-30 | 2014-08-01 | 주식회사 동조 | 베일러 뒷문 자동 개폐 장치, 이를 이용한 자동 개폐 방법 및 자동 개폐 시스템 |
JP2019072708A (ja) * | 2017-10-17 | 2019-05-16 | 株式会社ササキコーポレーション | 箱状物圧縮装置 |
JP7090313B2 (ja) | 2017-10-17 | 2022-06-24 | 株式会社ササキコーポレーション | 箱状物圧縮装置 |
JP2022137017A (ja) * | 2017-10-17 | 2022-09-21 | 株式会社ササキコーポレーション | 箱状物圧縮装置 |
JP7235361B2 (ja) | 2017-10-17 | 2023-03-08 | 株式会社ササキコーポレーション | 箱状物圧縮装置 |
JP2021069297A (ja) * | 2019-10-30 | 2021-05-06 | 株式会社森機械製作所 | 養殖資材の圧縮装置 |
JP7334953B2 (ja) | 2019-10-30 | 2023-08-29 | 株式会社森機械製作所 | 養殖資材の圧縮装置 |
KR102276730B1 (ko) * | 2021-04-07 | 2021-07-12 | 하재원 | 인슐레이터 절단 스크랩 처리장치 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009082955A (ja) | 圧縮梱包装置 | |
AU2008261305B2 (en) | Disposable container for valuable items and machine for filling and closing said container | |
US5517907A (en) | Refuse compactor with folding compaction plate | |
US10300671B2 (en) | Compaction receptacle | |
US3708953A (en) | Waste compactor and bagger | |
JP5390819B2 (ja) | 圧縮装置の処理物押出装置 | |
JP2017186130A (ja) | 機密書類廃棄用キャビネット | |
CN110271793A (zh) | 一种车用垃圾收纳箱 | |
JP2008068986A (ja) | 圧縮梱包装置 | |
JP2007308298A (ja) | 圧縮梱包装置 | |
KR101282309B1 (ko) | 용기밀봉기능을 갖는 진공포장기 | |
JP2010105678A (ja) | 圧縮装置の処理物押出装置 | |
US6925930B1 (en) | Compactor/bailer combination | |
JP5419270B2 (ja) | 圧縮装置の処理物押出機構 | |
US3937354A (en) | Apparatus for the compaction of refuse material and the like | |
JP2001079685A (ja) | リサイクル材の減容装置 | |
KR101098663B1 (ko) | 쓰레기 압축 장치 | |
JP2008073727A (ja) | ゴミ圧縮機 | |
JP2604590Y2 (ja) | 梱包機の結束装置 | |
JP2004010208A (ja) | 廃棄物圧縮収容装置 | |
CN220299345U (zh) | 抽屉式自动套袋垃圾桶 | |
JP5514518B2 (ja) | 圧縮袋詰め方法及び圧縮袋詰め装置 | |
KR20180041799A (ko) | 쓰레기통 | |
US5619914A (en) | Sorter-compactor for urban refuse | |
JP2003261202A (ja) | ゴミ減容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100608 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120709 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120717 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20121204 |