JP2017186130A - 機密書類廃棄用キャビネット - Google Patents
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Abstract
Description
また、従来においては、例えば特許文献1に開示されているように、機密情報や個人情報を記載した書類を含む紙類やそれらの情報が記録されたCD等の記録媒体を回収するもので、特に投入された紙類または記録媒体が一定量以上になると、それ以上投入を不可能とするか、あるいは投入しないように警告を発するように工夫した回収容器なる技術が存在する。
また、投入物で袋状の回収容器が横方向に膨らむ力を利用することから、投入された廃棄物の回収量が正確に把握されないまま回収されてしまう虞がある。
しかしながら、特許文献2の場合においては、厚みのあるファイルや冊子、あるいは束ねられた記録用紙等の廃棄物を投入する場合には、投入口の縦幅が狭過ぎて投入することができない。これを解決すべく、投入口を広くしてしまうとシャッターによる十分な閉鎖が得られない。
さらに、回動蓋施開錠装置はキャビネット本体に配設されているので、例え扉が何らかの理由で破損しても本来の機能に影響を与えることがない。又、回動蓋施開錠装置は機械的に構成されているので、設置の際の電機配線の必要がなく、停電等に影響されることもない。
本発明に係る機密書類廃棄用キャビネット10を構成するキャビネット本体1は、図1および図2に示すように、外装部分が約1mm程度の厚みを有する鋼板を使用した縦長のボックス構造によって形成され、前面には内部にダンボール等による回収容器Q(図3)を設置するために開放される片開きになる扉2を有している。この扉2は施解錠が可能で、前面右側上部に表示窓21が設けられている。
さらに、キャビネット本体1の背板12上部の左右端部には、当該キャビネット本体1を手でもって運搬するための取手13、13が設けられ、左右側板14、14の下端部は、床面に固定された連結固定板15、15にボルト等にて連結され、地震時の転倒防止が図られている。
縦長箱体部100には、上面に空の回収容器Qをセットした状態で、最も高い状態に位置する下部載置棚3が、底保持部11のやや上方で上下動可能に設けられている。
すなわち、上面と前面が開口し、下面にストッパー付きキャスター110・・・が装備された箱状の底保持部11の内部で、上下動可能に保持され、下面所定個所と底保持部11間に所定数(実施例では9個)の載置棚押し上げバネ30・・・を有し、回収容器Q内の廃棄物の重量が増すにつれて、下部載置棚3は下降する構成となっている。
尚、上端回動部に設けられた巻バネ(図示せず。)によって、投入口用回動蓋201は常に投入口20を閉塞方向に付勢されている。
出入嵌合孔612は出入嵌合部材62の後記する突出嵌合部622の外形形状に一致する略台形状に形成されている。
すなわち、スライド杆71は、所定個所(実施例では左右2箇所)に、スライド幅に対応する左右方向に長いスライド保持用長孔712、712が形成され、スライド保持用長孔712、712を貫挿し、スライド保持用長孔712より高さ方向で大径の頭部を有する、スライド保持用ネジ713、713をスライド杆保持材72に螺合することで、スライド杆保持材72にスライド自在に保持されている。
符号714は、スライド杆71のスライド動作が円滑に行われるよう、スライド杆保持材72とスライド杆71間に位置し、スライド保持用ネジ713、713が貫通する滑子を示している。
外嵌する、バネ脱落防止突部826が下方に突出して形成されている。
そして、係止突片824の上端面には、前端から後端にかけて下方に傾斜する回動蓋閉鎖案内面が形成されているものである。
そして、表示窓21には、表示用部材715の指示部に標示された投入可能である状態とのメッセージ(例えば「使用中」等の文字を印刷した貼着シート)が表示される。
そして、表示窓21には、表示用部材715の指示部に標示された投入不可能である状態とのメッセージ(例えば「使用不可」あるいは「交換時期」等の文字を印刷した貼着シート)が表示される。
そして、係止突片824は、投入口用回動蓋201の下端部後方に突出した状態が維持され、投入口用回動蓋201は投入口孔20を閉塞し、廃棄物の投入を阻止する。
そして、空の回収容器Qを再び下部載置棚3にセットし、扉2を施錠して、再び機密書類廃棄用キャビネット10は使用される。
1 キャビネット本体
10 機密書類廃棄用キャビネット
2 扉
20 投入口
201 投入口用回動蓋
3 下部載置棚
5 昇降部材
50 回動蓋施開錠装置
51 昇降杆
54 嵌入ピン
6 方向転換部材
60 昇降案内溝
61 基台
62 出入嵌合部材
63 押しバネ
600 スライド案内溝
620 方向転換案内溝
7 スライド部材
71 スライド杆
8 施錠部材
81 施錠杆操作片
82 施錠杆
824 係止突片
827 回動蓋閉鎖案内面
Claims (4)
- 内部にダンボール等による回収容器を設置するために開放される扉と、上部から回収容器内に廃棄物を投入する投入口を備えたキャビネット本体であって、該キャビネット本体は、前記投入口の内側にて、一端辺部を支点として回動自在とすることで、当該投入口を閉塞または開放可能とした投入口用回動蓋と、前記回収容器を載置するキャビネット本体の内底部に備えられた下部載置棚と、回収容器内に回収された廃棄物が一定の重量に達すると、投入口用回動蓋の投入口を開放する方向への回動を阻止する、機械的に構成された回動蓋施開錠装置が下部載置棚と投入用回動蓋間に配設されていることを特徴とする機密書類廃棄用キャビネット。
- 回動蓋施開錠装置は、回収容器内に回収された廃棄物の増加によって、下部載置棚と共に随時下降する昇降部材と、回収容器内に回収された廃棄物が一定の重量に達すると、昇降部材の下降動作が停止し、方向転換部材によって水平方向にスライドするスライド部材と、スライド部材の水平方向の動きと連動し、投入口用回動蓋の投入口を開放する方向への回動を阻止する施錠部材より構成されていることを特徴とする請求項1に記載の機密書類廃棄用キャビネット。
- スライド部材は昇降部材の方向に常に付勢され、方向転換部材は、スライド部材に取付けられる基台と、基台に保持される出入嵌合部材より構成され、出入嵌合部材は、基台に保持された状態で常に前方に付勢されると共に、昇降部材に設けられた嵌入ピンが嵌入する昇降案内溝とスライド案内溝を基台間に形成し、回収容器内に回収された廃棄物が一定の重量に達し、昇降部材に設けられた嵌入ピンが昇降案内溝の下端に達し、スライド案内溝の端部が嵌入ピンに当接するまでスライド部材がスライドし、同時に施錠部材の施錠杆が上昇して投入口用回動蓋の投入口を開放する方向への回動を阻止し、回収容器内に回収された廃棄物が除去されると、上昇する嵌入ピンが出入嵌入部材を後方に押しやりながら、水平方向転換部材によって、スライド部材が昇降部材とは反対の方向にスライドし、同時にスライド部材によって施錠部材の施錠杆が下方に押し下げられて、投入口用回動蓋の回動を可能とすることを特徴とする請求項2に記載の機密書類廃棄用キャビネット。
- 施錠部材は、スライド部材に設けられた施錠杆操作片と、施錠杆操作片が係合する係合孔が形成されて常に上方に付勢された施錠杆より構成され、施錠杆操作片の先端部から昇降部材側にかけて下方に傾斜する方向に開錠用傾斜面を有し、回収容器内に回収された廃棄物が除去された状態で施錠杆の係合孔の下端に完全に係合して、施錠杆を下方に押し下げた状態を維持し、回収容器内に回収された廃棄物が一定の重量に達した状態で、施錠杆操作片が移動することで、開錠用傾斜面の先端部が係合孔の下端に係合し、施錠杆の上端に形成された係止突片が投入口用回動蓋の裏面後方に突出して投入口用回動蓋の投入口を開放する方向への回動を阻止する回動を阻止すると共に、係止突片の上端には、前端から後端にかけて下方に傾斜する回動蓋閉鎖案内面が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の機密書類廃棄用キャビネット。
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