JP5419270B2 - 圧縮装置の処理物押出機構 - Google Patents

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Description

本発明は、プラスチック類、ペットボトル、紙類などの廃棄物を処理物として圧縮し結束する圧縮装置において、圧縮された処理物を圧縮室より押出す圧縮装置の処理物押出機構に関する。
プラスチック類、ペットボトル、紙類などの廃棄物を処理物として圧縮して結束する圧縮装置は、圧縮室内で複数回に亘りシリンダー等により一方向から繰り返し処理物を圧縮して結束して圧縮物として取り出していた。
このような圧縮装置は、多数知られているが例えば特開2001−328604号公報(従来技術1)には、「圧縮室の背面にベールの復元防止爪を突設して、ベールを効率よく圧縮したのち、圧縮室外での操作により押出部材を扉に連結し、扉に連動させてベールを圧縮室の前方に押し出す」という「圧縮機のベール押出装置」であり、「押出板14を圧縮室2の背面側に配置し、ステイ15を介しロッド19に連結する。パイプ24をロッド19に摺動可能に挿入し、ブラケット25を介し大扉3のヒンジ部18近傍に回動可能に取り付ける。ロッド19の前端に掛止爪27を回動可能に支持し、大扉3の外側に足踏ペダル30を設ける。ベール取出時には、足踏ペダル30のカム部32で掛止爪27を回動してパイプ24の前端に引っ掛け、ロッド19を大扉3に連結する。この状態で、大扉3を開き、ロッド19を引き出し、押出板14でベールBを圧縮室2の前方に押し出して、復元防止爪13から外す」という構成の開示がある。
また、特許第3727988号公報(従来技術2)には、「立て形構造であり、ほぼ矩形で、プレス区域と充填区域とに分かれ、別々のフロントドアによって閉鎖された縦穴部の構造を有し、該縦穴部内を機械的に鉛直に移動させられるプレスラムと、前記縦穴部の、複数の壁の所の、圧縮すべき材料に対する複数のスペーサ部材および複数の保持爪とを有する廃棄物プレスにおいて、前記スペーサ部材(4)が、前記プレス(1)の前記縦穴部(S)の前記充填区域(E)内で後壁(R)および/または前記フロントドア(2)の内側(2a)に定置されていることと、前記保持爪(5、6)が、既に前記縦穴部の下部区域、すなわち前記プレス区域(P)内に圧縮された材料、または完成したがまだ結束されていない集積物のために、前記縦穴部(S)の前記プレス区域(P)内で前記後壁(R)と前記フロントドア(3)の、複数の貫通口(D)内に揺動可能であることとを組み合わせたことを特徴とする廃棄物プレス」の開示がある。
本願出願人及び本願発明者は、特願2008−242333号において「一側面に圧縮された処理物を圧縮室から取り出すことのできる取出口を設け、取出口に開閉可能な取出扉を設けるとともに処理物を投入可能な投入口を設けている圧縮室と、圧縮室内で上下動して処理物を繰り返し圧縮するプレス体とを有する圧縮手段と、圧縮された処理物を結束する結束装置とを有する圧縮装置において、
結束装置による処理物の結束後、処理物を取出口方向へ押すことが可能な処理物押出機構を設け、処理物押出機構は、圧縮室の取出口の対面に圧縮された処理物を圧縮室から取出口方向へ押すことが可能な押出板と、プレス体の上昇によって押出板を処理物を圧縮室から取出口方向へ押す作動をさせる押出手段とを有する圧縮装置の処理物押出機構であり、
押出手段が、プレス体に設けられ回動軸を中心に回動可能な切替フックと、切替フックと係合可能なフックプレート及び戻しバネとを有し上下動可能な連動ロッドと、連動ロッドと押出板との間に設けられる揺動ブラケットとを有し、
切替フックは、連動ロッドに設けられているフックプレートとの不係合状態から回動させられることによりフックプレートを下方から係合できる係合状態となり、プレス体の上昇によって連動ロッドを上昇させ揺動ブラケットを介して押出板を処理物を圧縮室内から取出口方向へ押し出す作動をさせ、プレス体の下降によって自動的に回動してフックプレートとの不係合状態に戻るとともに、
プレス体の下降によって連動ロッドを下降させ揺動ブラケットを介して押出板を圧縮室内の元の位置に戻す方向へ作動させる圧縮装置の処理物押出機構(関連技術1)」を提案した。
特開2001−328604号公報(従来技術1) 特許第3727988号公報(従来技術2)
しかし、従来技術1の押出手段は、大扉3を一旦開放してベールを結束後に閉じて「ベール取出時には、足踏ペダル30のカム部32で掛止爪27を回動してパイプ24の前端に引っ掛け、ロッド19を大扉3に連結する。この状態で、大扉3を開き、ロッド19を引き出し、押出板14でベールBを圧縮室2の前方に押し出して、復元防止爪13から外す」という構成であり、ベール取出時に作業者が大扉の開閉を繰り返すとともに押し出すための力作業が必要であり、複雑な構成であり、かつ製造コストにも課題があった。
また、復元防止爪が設けられた圧縮装置であると、処理物の復元力が復元防止爪に作用して抵抗となり押出手段がないと処理物が圧縮室からなかなか引き出せない課題があった。
本願出願人及び本願発明者は、関連技術1において上述する課題を解決した。しかし押出板を圧縮室内の元の位置に戻す方向への作動が、プレス体の下降によって行われるため、プレス体の下降前に、誤って圧縮室内へプラスチック類、ペットボトル、紙類などの処理物を投入されるおそれがあり、その場合投入された処理物が、未だ元の位置に戻っていない押出板と、取出口の対面壁との間に挟まってしまう問題点があった。また、プレス体を一工程上下動させないと処理物を投入できないため、作業効率がよくない問題があった。
上記課題を解決するために、一側面に圧縮された処理物を圧縮室から取り出すことのできる取出口を設け、取出口に開閉可能な取出扉を設けるとともに処理物を投入可能な投入口を設けている圧縮室と、該圧縮室内で上下動して処理物を繰り返し圧縮するプレス体とを有する圧縮手段と、圧縮された処理物を結束する結束手段とを有する圧縮装置において、結束手段による処理物の結束後、処理物を取出口方向へ押すことが可能な処理物押出機構を設け、処理物押出機構は、圧縮室の取出口の対面位置に設けられ、圧縮された処理物を圧縮室から取出口方向へ押すことが可能な押出板と、該押出板によってプレス体の上昇により処理物を圧縮室から取出口方向へ押す作動をさせる押出手段と、取出口方向へ移動した押出板を、取出扉の閉作動によって取出口の対面壁の元の位置に戻す押出板戻し手段とを有し、前記押出手段は、プレス体に設けられるフックと、該フックと係合可能なフックプレート及び戻しバネとを有して上下動可能な連動ロッドと、該連動ロッドと押出板との間に設けられる揺動ブラケットとを有して構成されていて、プレス体の上昇によって前記フックとフックプレートが係合して連動ロッドを上昇させ、揺動ブラケットを介して押出板に処理物を圧縮室内から取出口方向へ押し出す作動をさせるとともに、前記押出板戻し手段は、取出口からその対面壁方向へ水平に設けられ、取出扉の閉作動により連動ロッドを取出口の対面壁外方向へ移動させることが可能なプッシュロッドと、プッシュロッドを取出口方向へ付勢する付勢部材とを有し、取出扉の閉作動により、連動ロッドをフックプレートとフックとの係合を外す方向へ移動させ、不係合状態とすることにより前記連動ロッドの戻しバネで押出板を取出口の対面壁の元の位置に戻すように構成されていることを特徴とする圧縮装置の処理物押出機構を提案する。
また、プレス体に設けられるフックは、水平方向の回動軸を中心に上下方向に回動可能で、自重または付勢力により常に取出口の対面壁方向へ回動端側が回動可能に設けてあり、対面壁上方部の連動ロッド配設箇所にはフックの回動端側が圧縮室外方向に突出して連動ロッドのフックプレートと係合可能な上下方向の長穴が設けてあり、プレス体の上下動により対面壁からフックが圧縮室外側に突没状態となることを特徴とした0010欄記載の圧縮装置の処理物押出機構を提案する。
この発明によれば、処理物押出機構が取出扉の開動作を行うことにより、処理物を圧縮室から取出口方向へ押す動作を行える状態に自動的に切替わるため、作業者は処理物押出機構の切替作業を行う必要がなく、結束手段による処理物の結束後にプレス体を上昇させるのみで処理物を取出口方向へ自動的に押出すことができるため効率よい作業が行えるとともに、作業者が処理物を取出す為の力作業の必要がなく、結束後の処理物を取出口から押し出した後、取出扉を閉めることによって自動的に処理物押出機構が不作動状態に切り替わるため、切替作業を忘れるなどの不具合が防止され、さらに作業効率がよくなる。
また、処理物押出機構は、圧縮室の取出口の対面位置に設けられ、圧縮された処理物を圧縮室から取出口方向へ押すことが可能な押出板と、押出板によってプレス体の上昇により処理物を圧縮室から取出口方向へ押す作動をさせる押出手段と、取出口方向へ移動した押出板を、取出扉の閉作動によって取出口の対面壁の元の位置に戻す押出板戻し手段とを有していることにより、結束後の処理物を取出口から押し出した後、取出扉を閉めることによって自動的に押出板を取出口の対面壁の元の位置に戻すことができるため、押出板が元の位置に戻らないうちに誤って圧縮室内へプラスチック類、ペットボトル、紙類などの廃棄物を投入される可能性がなくなった。そのため取出口方向へ移動した押出板と取出口の対面壁との間に投入された処理物が挟まることがなくなり、装置が故障を起こすことがなく、作業の安全性が向上した。
さらに、プレス体に設けられるフックは、水平方向の回動軸を中心に上下方向に回動可能であり、自重または付勢力により常に取出口の対面壁方向へ回動端側が回動可能に設けてあり、対面壁上方部の連動ロッド配設箇所にはフックの回動端側が圧縮室外方向に突出して連動ロッドのフックプレートと係合可能な上下方向の長穴が設けてあり、プレス体の上下動により対面壁からフックが圧縮室外側に突没状態となっている構成により、プレス体の上昇時にはフックが連動ロッドのフックプレートと常に係合可能状態となり、取出扉の開閉動作によって処理物押出機構を自動的に作動させる機構を簡単な構成で実現可能であり、フックの突出する上下方向の長穴を対面壁上方部の連動ロッド配設箇所のみに設けて処理物が圧縮される下方部には設けていないために、長穴に処理物が挟まる等のトラブルが回避されるとともに、長穴を設けることによる圧縮室の強度を低下させることを回避できる。
この発明の実施形態を示す処理物押出機構の作用を示す側面説明図 この発明の実施形態を示す処理物押出機構の作用を示す側面説明図 この発明の実施形態を示す処理物押出機構の作用を示す側面説明図 この発明の実施形態を示す処理物押出機構の作用を示す側面説明図 この発明の実施形態を示す処理物押出機構の要部である押出手段及び押出板戻し手段の斜視図 この発明の実施形態を示す処理物押出機構の押出板戻し手段の作動を示す平面説明図 この発明の実施形態を示す処理物押出機構の押出板戻し手段の作動を示す平面説明図 プレス体に設けたフックの作動説明図 この発明の実施形態を示す圧縮装置の取出扉を開けた状態の斜視図 この発明の実施形態を示す圧縮装置の投入扉を開けた状態の斜視図 この発明の実施形態を示す圧縮装置の取出扉を開けた状態の正面図 この発明の実施形態を示す結束手段の説明図
以下、本発明の実施例を以下の図面に基づいて説明する。この発明の実施形態について図1乃至図12に基づいて説明する。図1乃至図4は、この発明の処理物押出機構の作用を示す側面説明図、図5は処理物押出機構の要部である押出手段及び押出板戻し手段の斜視図、図6、図7は処理物押出機構の押出板戻し手段の作動を示す平面説明図、図8はプレス体に設けたフックの作動説明図、図9、図10は圧縮装置の斜視図、図11は圧縮室内部を説明する為の圧縮装置の取出扉を開けた状態の正面図、図12は結束手段の作用説明図である。
この発明の実施形態である圧縮装置1の処理物押出機構2は、圧縮手段3によって圧縮室4内に投入される処理物Bを繰り返し圧縮し、圧縮された処理物Bを結束手段5によって結束後に圧縮室4内から押し出す押出手段21とともに、処理物Bを押す作動によって取出口40方向へ移動した押出板20を取出扉41の閉作動によって取出口40の対面壁の位置に戻す押出板戻し手段7を有する処理物押出機構である。
圧縮手段3は、この実施形態では油圧シリンダー装置からなり圧縮室4の上部に設けられている。圧縮手段である油圧シリンダー装置3は、油圧タンク30、制御弁31、油圧ポンプ32、油圧シリンダー33、プレス体34及びプレス体案内シャフト35とからなる。油圧シリンダー33はシリンダー本体33aとシリンダーロッド33bからなり、シリンダーロッド33bの先端には後述する圧縮室4の横断面形状に近い板状体であるプレス体34を水平方向に固定して設ける。シリンダー本体33aは、圧縮室4の上部にシリンダーロッド33bの伸長方向を下方に向けて設けられており、プレス体34の下方への繰り返しの押圧によって処理物を圧縮している。プレス体案内シャフト35は、シリンダーロッド33bの両側に間隔を置いて平行して設けられ下端はプレス体34の上面に固定される。プレス体34は、ある程度の厚みを有し後述する結束紐51及び引っ掛け棒53を通過可能な水平方向の紐通過間隙を有している。
圧縮室4は、平面視略四角形状の縦長の直方体形状の空間から成り、一側面である前面側に圧縮された処理物Bを圧縮室4から取り出す取出口40を設け、取出口40の一側面(この実施形態では左側面であり以下左側面とする)に設けたヒンジ41aによって水平方向へ回動して開閉可能な取出扉41を設けている。取出扉41は、ヒンジ41aと反対側の側面(以下右側面とする)に扉抑え部42と扉抑え部42を開閉させる取出扉開閉ハンドル43を設けている。取出扉41には、その上半分を投入扉44として、水平方向の折り畳み部分に設けたヒンジによって開閉可能に設けており、投入扉44が開放されて形成される投入口45から処理物Bを圧縮室4内へ投入可能に設けている。更に圧縮室4の取出口40の対面壁(以下後壁面とする)の内側に圧縮された処理物Bを圧縮室4から取出口40方向へ押し出す処理物押出機構2の押出板20を設けている。圧縮室4の押出板20の位置する壁面上方部分に処理物押出機構2のフック22が外方向に突出可能な長穴状のアーム戻し溝46を垂直方向に形成する。
圧縮室4は、この実施形態では取出扉41の下部内側と後壁面の内側に処理物の復元を防止する突起片である処理物戻り防止爪47を複数設けていて、取出扉41側の処理物戻り防止爪47の一つの片は、底辺が幅広に突起し上端に行くほど狭くなる斜面を有する三角板状の突起片であり、後壁面側には上下端辺が下方に傾斜した平行四辺形状の突起片を設けている。
処理物押出機構2は、前記押出板20と、プレス体34の上昇によって押出板20で処理物Bを圧縮室4から押し出す方向へ作動させる押出手段21及び処理物Bを押す作動によって取出口40方向へ移動した押出板20を取出扉41の閉作動によって取出口40の対面壁の位置に戻す押出板戻し手段7を有する。
押出手段21は、プレス体34に設けられる回動軸22aを中心に回動可能なフック22と、このフック22と係合可能なフックプレート25及び戻しバネ27とを有してプレス体34の上下動によりフック22とフックプレート25が係合して上下動可能な連動ロッド23と、連動ロッド23と押出板20との間に設けられる揺動ブラケット24とを有する。
フック22は、プレス体34の上面側の後壁面側に上下方向回動自在に設けられていて、側面視平板状で一端側に上下方向の回動軸22aを嵌入可能な孔を設けており、下方角部は回動軸22aを中心にプレス体34上面に干渉せずに回動可能に円弧状になっているとともに、上方角部は鋭角状になっていて、この部分がプレス体34上面に当接して回動が規制され図8の(c)に示す状態以上は左方向に回動しない形状となっている。従って重心位置が回動軸22aの図に示す右側にあるため常に後壁面側に回動している。また、他方の回動端部22c側は上方角部から基部側に向け鋭角にカットされた形状となっていて、本実施例においては上辺との成す角度は45度となっている。さらに、回動端部22c側は平面視U字状の溝部22bを設けていて、溝部22b幅は連動ロッド23が遊嵌可能の寸法となっている。
フック22は、プレス体34の下降移動による圧縮作動を含む上下動の間は、本実施例においては自重により常に取出口40の対面壁方向である後壁面側へ回動端部22c側が回動していて、回動端部22c端面が後壁面内側を摺動し図8(a)に示す傾斜状態となり、取出口40の対面する後壁面のフック22が突出可能な垂直方向に長穴状のアーム戻し溝46部では後壁面より外方向に突出するとともに底辺部がプレス体34上面と当接し図8(b)に示す水平状態となる。このようなフック22が水平になったときの状態では回動端部22cの溝部22bの間に連動ロッド23が遊嵌可能となる。フック22は、後壁面側にコイルスプリング等の付勢手段により付勢されていてもよい。
連動ロッド23は、圧縮室4の後壁面側の壁面外側中央近傍に垂直方向に設けられており、その圧縮室4の天井部分近くの上部に円板状のフックプレート25を水平状に連動ロッド23に固定して設けており下方から上昇してくるフック22と係合可能である。連動ロッド23は、高さ方向上端部に押出板戻し手段7の構成部材であるプッシュロッド70と回動可能に嵌合しており、プッシュロッド70の後壁面外方への移動により揺動ブラケト24との連結部を回動支点として後壁面より離れる方向に回動してフック22とフックプレート25が係合しない状態とすることができる。連動ロッド23の下部には戻しバネ27をロッド周囲に巻き付く形で設けており、戻しバネ27は圧縮室4に固定されるストッパープレート26と揺動ブラケット24との間に設けられている。
揺動ブラケット24は、側面視直角三角形状の2枚の板状体を重ねて連結してなる三角体からなり、上端部24aで連動ロッド23の下端と回動自在に連結しており、下端部24bで押出板20の後部に突出して水平方向へ移動可能な押出杆20aと回動自在に連結し、中間部である三角形の直角回動部24cで圧縮室4の後壁面側の壁面に回動自在に取り付けられている。
押出板戻し手段7は、圧縮室4の天井部の上部に取出口40側から後壁面側へ水平配設されたプッシュロッド70と、このプッシュロッド70を取出口側に付勢する付勢部材であるコイルスプリング73と、取出扉41に設けた押圧部75と、プッシュロッド70を水平摺動自在に保持する保持金具72で構成されている。丸棒状のプッシュロッド70の後壁面側は、水平方向のプレートが固着され、これにプッシュロッド70と直行する方向に連動ロッド23が嵌合するロッド嵌合孔712が設けてあり、これに直交する連動ロッド23の上端部と回動可能に嵌合させ連結されており、他端の取出扉41側は、取出扉41側に突出して設けられ、中間付近を圧縮室4の天井部上方に前後に2箇所垂設された保持金具72により水平摺動自在に保持され、取出扉41側の保持金具72とプッシュロッド70に設けたストッパピン74間に挿入された付勢部材であるコイルスプリング73により取出扉41側に付勢されている(図6参照)。
プッシュロッド70の突設した部分の取出扉41には、取出扉41の上面より上方に延設した押圧部75が設けられ、取出扉41を閉めるとコイルスプリング73の付勢力に抗してプッシュロッド70の突出した端部を後壁面側に押すように設けられていて、押されたプッシュロッド70は後壁面側の他端に連結された連動ロッド23を揺動ブラケト24との連結部を回動支点として後壁面より離れる方向に回動させフック22とフックプレート25が係合しない状態とする(図7参照)。このため、取出扉41が閉められている状態においてはプレス体34が上下動作してもフック22により連動ロッド23が引き上げられることがないため、押出手段21が作動せずプレス体34は投入口45から投入された処理物を繰り返し圧縮できる。また、処理物押出作業終了後にフック22とフックプレート25が係合して押出板20が取出口40側に突出している状態の場合、取出扉41を閉めることにより係合が外され、連動ロッド23に挿入された戻しバネ27により連動ロッド23が下方に引き下げられ揺動ブラケット24が回動し押出板20が自動的に後壁面側に戻される。
結束手段5は、圧縮室4の後壁面の壁面外側に設けられる結束紐ロール50と、結束紐ロール50から繰り出される結束紐51を案内及び保持する紐ガイド52と、結束紐を引き出す引き出し棒53とからなる。
次に、この発明の実施形態である圧縮装置1の処理物押出機構2の押出手段21及び押出板戻し手段7の作動、更に圧縮手段3、圧縮室4、結束手段5の作動について説明する。圧縮装置1は、図9及び図10に示されるように取出扉41の上半分に設けられている投入扉44を開けて開口する投入口45から圧縮室4内へプラスチック類、ペットボトル、紙類などの廃棄物を処理物Bとして投入する。
次に操作盤6を操作し、圧縮手段3である油圧シリンダー33を稼働させ、シリンダーロッド33bを上下動させ、シリンダーロッド33b先端部に設けられるプレス体34を上下動させる。そしてプレス体34の下降圧力によって圧縮室4内の処理物Bを圧縮し、処理物投入作業の繰り返しとともに、この圧縮作動を繰り返す。プレス体34が上昇移動するとき処理物Bは、上方からの圧力が無くなるため復元しようとするが、圧縮室4内の側面に突出する複数の処理物戻り防止爪47の底辺に引っかかり復元が防止される。
このとき連動ロッド23はプッシュロッド70に押されて後壁面外側に回動していて、連動ロッド23のフックプレート25とプレス体34に設けられたフック22は、プレス体34の下降移動による圧縮作動を含む上下動の間は係合せず、連動ロッド23は上下動しない。このため処理物押出機構2も作動しない。
圧縮手段3による処理物Bの圧縮が完了した後に結束手段5を使用して処理物Bの結束作業に入る。作業者が操作盤6を操作してシリンダーロッド33bを伸長させた状態で停止させプレス体34を処理物Bを押圧状態で図12(b)の状態に静止させる。次に作業者が、取出扉41を開放してプレス体34にある水平方向の紐通過間隙に引っ掛け棒53を取出口40から挿入し、後壁面側にある結束紐51を引っ掛けて紐通過間隙を通過して取出口40から図12(c)に示すように外に出す。次に外に出た結束紐51を適宜切り処理物Bの下を通過している結束紐51の端部と図12(d)に示すように結束する(図1)。
このとき取出扉41が開放された状態であるため、押出板戻し手段7のプッシュロッド70が取出扉41側に戻され、連動ロッド23のフックプレート25がプレス体34に設けたフック22と係合可能状態となっている。この状態から作業者は、操作盤6を操作しシリンダーロッド33bを縮短させプレス体34を上昇させ図12(e)に示す状態とする。
シリンダーロッド33bを縮短させプレス体34を上昇させると、後壁面のアーム戻し溝(長穴)46が開口している高さになったときにプレス体34のフック22が後壁面外に突出するとともに、フック22回動端側の溝部22bに連動ロッド23が嵌合し(図2)、更にシリンダーロッド33bを縮短させプレス体34を上昇させると、フック22は、連動ロッド23に固定されているフックプレート25を下方から係合し押し上げる。これによって連動ロッド23も戻しバネ27の付勢力に抗して上昇する。この連動ロッド23の直線的な上昇により、連動ロッド23下端部で回動自在に連結している揺動ブラケット24の上端部24aが引き上げられ、直角回動部24cを中心に回動し、下端部24bが押出杆20aを水平方向に移動させ押出板20を圧縮室4内の取出口40方向へ移動させる。この押出板20の移動によって結束された処理物Bは取出口40方向へ移動され後壁面の処理物戻し防止爪47より外れ取り出される(図3)。
次に、作業者は、次工程の圧縮室4内への処理物を投入するために、取出扉41を閉める。この取出扉41の閉作動によって、取出扉41に設けてある押圧部75がプッシュロッド70の取出扉側端部70aを水平方向の後方へ押圧する。この取出扉41の押圧部75の押圧により、プッシュロッド70全体は後方へ移動する。
プッシュロッド70の後端部は、連動ロッド23と回動可能に接続しており、連動ロッド23も後方へ移動する。連動ロッド23が後方へ移動することによりフックプレート25は、フック22との係合が外れる。係合が外れることにより、連動ロッド23は、戻しバネ27の付勢力で下方に引かれる。これにより揺動ブラケット24の上端部24aが押し下げられ、直角回動部24cを中心に回動し、下端部24bが押出杆20aを移動させ押出板20を取出口40とは逆方向へ移動させ圧縮室4内の元の位置に戻す(図4)。
次に、投入扉44を開いて処理物を圧縮室4内へ投入し、シリンダーロッド33bを下降移動させ次工程の作業に入る。この作動を順次繰り返し、圧縮作動、結束作動、押出作動、押出板戻し作動を繰り返し、プラスチック類、ペットボトル、紙類などの廃棄物を圧縮減容された圧縮塊とする。
この発明は、プラスチック類、ペットボトル、紙類などの廃棄物を処理物として圧縮減容し結束する圧縮装置に利用される。
1 圧縮装置
2 処理物押出機構
20 押出板
20a 押出杆
21 押出手段
22 フック
22a 回動軸
22b 溝部
22c 回動端部
23 連動ロッド
24 揺動ブラケット
25 フックプレート
26 ストッパープレート
27 戻しバネ
3 圧縮手段
30 油圧タンク
31 制御弁
32 油圧ポンプ
33 油圧シリンダー
33a シリンダー本体
33b シリンダーロッド
34 プレス体
35 プレス体案内シャフト
4 圧縮室
40 取出口
41 取出扉
41a ヒンジ
42 扉抑え部
43 扉抑え部開閉ハンドル
44 投入扉
45 投入口
46 アーム戻し溝(長穴)
47 処理物戻し防止爪
5 結束手段
50 結束紐ロール
51 結束紐
52 紐ガイド
53 引き出し棒
6 操作盤
7 押出板戻し手段
70 プッシュロッド
70a 取出扉側端部
712 ロッド嵌合孔
72 保持金具
73 コイルスプリング(付勢部材)
74 ストッパピン
75 押圧部

Claims (2)

  1. 一側面に圧縮された処理物を圧縮室から取り出すことのできる取出口を設け、取出口に開閉可能な取出扉を設けるとともに処理物を投入可能な投入口を設けている圧縮室と、該圧縮室内で上下動して処理物を繰り返し圧縮するプレス体とを有する圧縮手段と、圧縮された処理物を結束する結束手段とを有する圧縮装置において、
    結束手段による処理物の結束後、処理物を取出口方向へ押すことが可能な処理物押出機構を設け、
    処理物押出機構は、圧縮室の取出口の対面位置に設けられ、圧縮された処理物を圧縮室から取出口方向へ押すことが可能な押出板と、該押出板によってプレス体の上昇により処理物を圧縮室から取出口方向へ押す作動をさせる押出手段と、取出口方向へ移動した押出板を、取出扉の閉作動によって取出口の対面壁の元の位置に戻す押出板戻し手段とを有し、
    前記押出手段は、プレス体に設けられるフックと、該フックと係合可能なフックプレート及び戻しバネとを有して上下動可能な連動ロッドと、該連動ロッドと押出板との間に設けられる揺動ブラケットとを有して構成されていて、プレス体の上昇によって前記フックとフックプレートが係合して連動ロッドを上昇させ、揺動ブラケットを介して押出板に処理物を圧縮室内から取出口方向へ押し出す作動をさせるとともに、
    前記押出板戻し手段は、取出口からその対面壁方向へ水平に設けられ、取出扉の閉作動により連動ロッドを取出口の対面壁外方向へ移動させることが可能なプッシュロッドと、プッシュロッドを取出口方向へ付勢する付勢部材とを有し、取出扉の閉作動により、連動ロッドをフックプレートとフックとの係合を外す方向へ移動させ、不係合状態とすることにより前記連動ロッドの戻しバネで押出板を取出口の対面壁の元の位置に戻すように構成されていることを特徴とする圧縮装置の処理物押出機構。
  2. プレス体に設けられるフックは、水平方向の回動軸を中心に上下方向に回動可能で、自重または付勢力により常に取出口の対面壁方向へ回動端側が回動可能に設けてあり、対面壁上方部の連動ロッド配設箇所にはフックの回動端側が圧縮室外方向に突出して連動ロッドのフックプレートと係合可能な上下方向の長穴が設けてあり、プレス体の上下動により対面壁からフックが圧縮室外側に突没状態となることを特徴とした請求項1記載の圧縮装置の処理物押出機構。
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