JP3530305B2 - 遊技機の台板破砕装置 - Google Patents

遊技機の台板破砕装置

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JP3530305B2
JP3530305B2 JP09520796A JP9520796A JP3530305B2 JP 3530305 B2 JP3530305 B2 JP 3530305B2 JP 09520796 A JP09520796 A JP 09520796A JP 9520796 A JP9520796 A JP 9520796A JP 3530305 B2 JP3530305 B2 JP 3530305B2
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司郎 福井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ台などの
遊技機における台板破砕装置に関し、特に釘を木材片お
よびプラスチック片などの他の破砕片から確実に分離し
て選別可能とするものに係る。
【0002】
【従来の技術】一般に、パチンコ台などの遊技機は、利
用者の好みの移り変わりが早いため、遊技場サイドでは
新タイプの遊技機への入れ替えを頻繁に行っている。そ
して、この入れ替えられた旧い遊技機は、そのまま旧タ
イプとして再利用されることがほとんどなく、また、遊
技機を分解しても台板の表面より厚み方向に強固に打ち
込んだ釘などを引き抜くのに膨大な時間を要してそれ以
上の解体が困難である等の理由により、特定の場所に積
み上げて保管するか、あるいは単に焼却するかしかな
く、遊技機の廃棄処分に困っているのが現状である。
【0003】そこで、例えば、特開平7−300355
号公報に開示されるように、遊技機を分解し、この分解
した台板を2軸破砕機などで破砕した後、木材片、釘な
どの金属片、プラスチック片等に選別処理し、このう
ち、木材片およびプラスチック片等をセメント製造装置
におけるセメント生成キルンなどの補助燃料として利用
し、生成された焼却灰をフライアッシュとしてセメント
中に混合させて再利用するようにした技術が開発されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、セメント製
造装置における補助燃料として台板破砕後の木材片およ
びプラスチック片を再利用する場合、セメントの品質を
阻害する金属片を木材片およびプラスチック片の再利用
時の焼却に先立って確実に除去することが必要とされ
る。
【0005】しかし、上記の公報例のものでは、台板が
釘などの金属類諸共に2軸破砕機により所望する大きさ
に破砕されるため、台板に対して強固に打ち込んだ釘な
ども原形を止めることなく破砕され、その釘の一部(例
えば脚部)が木材片およびプラスチック片の中に埋まっ
たままで木材片やプラスチック片などの破砕片として選
別されることになる。これでは、後工程においてより小
さく木材片およびプラスチック片を破砕したとしても木
材片およびプラスチック片の中の釘なども同様に小さく
破砕されて益々除去することができない。そのため、釘
などが埋まったままの木材片およびプラスチック片がセ
メント製造装置の補助燃料として再利用されると、セメ
ントの品質が著しく低下する。
【0006】一方、台板に打ち込んだ釘が黄銅製である
場合には、真鍮(黄銅)が鋼に比べて重量単価が高価で
あるため、台板破砕後に釘(真鍮釘)を選別して回収し
たいといった要求もある。
【0007】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、釘などが原形を止めた状
態で選別されるよう台板を切削破砕して、後工程での木
材片およびプラスチック片と釘などの金属片との選別を
確実なものにし、釘、並びに木材片およびプラスチック
片などの再利用を図ろうとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明が講じた解決手段は、遊技機の
台板の表面側より厚み方向に打ち込んだ釘を、上記台板
から分離して選別可能なように該台板を破砕する遊技機
の台板破砕装置として、上記台板の表面を下に向けた状
態で該台板を案内支持する案内支持手段と、該案内支持
手段の上方に回転可能に設けられ、回転動作により上記
台板を案内支持手段に対して上方より押し付けながら移
動させる送り込みローラと、台板送り込み方向下流側に
回転可能に上記台板の全幅に亘って設けられ、回転動作
により上記台板の送り込み方向下流端を切削破砕する切
削破砕刃を全周に有する円筒形状の回転刃物とを備える
構成としたものである。
【0009】これにより、請求項1記載の発明では、遊
技機より分離した台板は、送り込みローラにより案内支
持手段に押し付けられながら移動し、回転刃物の切削破
砕刃により台板の送り込み方向下流端より切削破砕され
る。このため、台板は、該台板に対して直交する方向、
つまり釘の打ち込み方向に対して平行な方向から切削破
砕刃による切削破砕が行われ、台板を釘などの金属類諸
共に2軸破砕機により破砕するもののように、釘などの
金属片を木材片およびプラスチック片などの破砕片の中
に埋め止めることはなく、釘などはほぼ原形のままに保
たれた状態で木材片およびプラスチック片と分離され、
釘などの金属片と、木材片およびプラスチック片などと
の選別が後工程において容易に行える。
【0010】請求項2記載の発明が講じた解決手段は、
請求項1記載の発明の回転刃物の回転方向を特定し、案
内支持手段上の台板に対する釘の打ち込み方向に対して
対向する逆方向回りとしている。
【0011】これにより、請求項2記載の発明では、釘
などは、その頭部を痛めることなく最も抜け落ち易い抜
き方向から切削破砕刃により叩き落とされて、より原形
に近い状態で木材片およびプラスチック片に分離され
る。
【0012】請求項3記載の発明が講じた解決手段は、
請求項1又は請求項2記載の発明の台板を特定し、回転
刃物の切削破砕刃の回転軌跡により描かれる円の法線上
に裏面をほぼ一致させた状態で案内支持手段に案内支持
する構成としたものである。
【0013】これにより、請求項3記載の発明では、台
板は、その裏面が切削破砕刃に対してほぼ直交する向き
から切削され、釘などが最も抜け落ち易い抜き方向から
切削破砕刃により確実に叩き落とされて木材片およびプ
ラスチック片に分離する。
【0014】請求項4記載の発明が講じた解決手段は、
請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1つに記載の
発明の構成要件に加えて、台板の送り込み方向上流側の
跳ね上がりを防止する跳ね上がり防止手段を回転刃物と
送り込みローラとの間に設ける構成としたものである。
【0015】これにより、請求項4記載の発明では、送
り込みローラよりも回転刃物側において短くなった台板
の送り込み方向上流端は、送り込みローラによる押し付
けがなくなっているにも拘らず案内支持手段上からの跳
ね上がりが防止され、この台板の送り込み方向上流端が
後続する台板の送り込み方向下流端に押されて切削破砕
刃により確実に破砕される。
【0016】さらに、請求項5記載の発明が講じた解決
手段は、請求項1ないし請求項4のうちのいずれか1つ
に記載の発明の構成要件に加えて、回転刃物の下方に、
回転刃物により切削破砕した台板破砕片の切削破砕刃へ
の巻き込みを防止する巻き込み防止手段を切削破砕刃の
回転軌跡に近接して配置する構成としたものである。
【0017】これにより、請求項5記載の発明では、切
削破砕刃により台板の表面から順次分離つまり剥がされ
る長尺な金具などがその先端を垂れ下がらせた状態で切
削破砕刃側に移動していっても、この長尺な金具などの
切削破砕刃への巻き込みが確実に防止されて他の破砕片
(金属片並びに木材片およびプラスチック片)と共に分
離されるとともに、切削破砕刃への巻き込みによる回転
刃物の損傷が防止される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0019】図7および図8は選別設備の全体構成を示
し、この選別設備1では、遊技機としてのパチンコ台
(図示せず)を分解する分解工程Aと、該分解工程Aに
より分解したパチンコ台の台板2を切削破砕する台板破
砕工程Bと、台板2を除く残るパチンコ台の構成部品
(後述する)を破砕する他の破砕工程Cと、この両破砕
工程B,Cにおいて破砕された各種破砕片を選別する選
別工程Dと、上記両破砕工程B,Cから選別工程Dまで
各種破砕片を搬送する搬送工程Eとが行われる。
【0020】先ず、上記各工程A〜Eについて説明す
る。
【0021】<分解工程>分解工程Aにおいて、パチン
コ台は、図示しないが、外枠と、前枠と、台板2と、背
面ケースと、制御部と、カバーとの6つの構成部品に作
業者が例えば5分以内で容易に分解できるようになって
いる。
【0022】ここで、6つに分解した分解部品(構成部
品)の原材料を説明する。
【0023】上記外枠は、木と、鋲およびビス止めした
コーナ金物等とからなる。上記前枠は、木と、前面およ
び背面のプラスチックパネルと、スチール枠と、モータ
およびコンデンサ等とからなる。上記台板2は、木と、
プラスチックと、真鍮釘3(図1参照)と、スチール帯
4(図6参照)と、該スチール帯4などを台板2に固定
する割りピン5(図6参照)などの鋼製部品となどから
なる。上記背面ケースは、主にプラスチックよりなる。
上記制御部は、各種構成品と、プラスチックと、基盤
と、液晶表示器となどからなる。上記カバーは、主にプ
ラスチックよりなる。なお、配線類は、ソケットにより
各分解品から取り外されるようになっている。
【0024】<台板破砕工程>台板破砕工程Bは、上記
6つの分解品のうち、台板2のみを切削破砕する台板破
砕装置6を備えている。
【0025】上記台板破砕装置6は、台板2の表面2a
側より厚み方向に打ち込んだ真鍮釘3などが台板2の切
削破砕時にほぼ原形を保った状態で他の切削破砕片から
分離するように構成されている。
【0026】<他の破砕工程>他の破砕工程Cは、外
枠、前枠、背面ケース、制御部およびカバーといった残
る分解部品を所定の大きさに破砕する剪断破砕装置11
と、該剪断破砕装置11により破砕した破砕片の大きさ
を調べる篩12とを備えている。つまり、剪断破砕装置
11により所定の大きさに破砕しきれなかった破砕片
は、所定の大きさとなるまで繰り返し剪断破砕装置11
で破砕されるようにしている。
【0027】<搬送工程>搬送工程Eは、上述した台板
破砕工程Bにおいて台板破砕装置6により破砕した破砕
片を輸送する第1排出コンベア13aと、上述した他の
破砕工程Cにおいて破砕した破砕片を輸送する第2排出
コンベア13b(図8でのみ模式的に示す)と、上記両
排出コンベア13a,13bにより輸送した破砕片をま
とめて選別工程Dまで輸送する輸送コンベア14とを備
えている。
【0028】<選別工程>選別工程Dは、上述した搬送
工程Eの輸送コンベア14途上において該輸送コンベア
14上の破砕片のなかから図6に示すスチール帯4およ
び割りピン5、並びに図示しない鋲およびビスなどの鋼
製部品片のみを選別して取り出す小型磁気選別機15を
備えている。この小型磁気選別機15は、強磁性物質で
ある鋼製部品片のみを取り出すものである。
【0029】上記輸送コンベア14の輸送方向下流端側
には、この輸送コンベア14途上において小型磁気選別
機15により鋼製部品片のみを取り出した残る破砕片の
中から真鍮釘3のみを選別して取り出すマグネットプー
リ16を備えている。このマグネットプーリ16は、輸
送コンベア14の輸送方向下流端側のコンベアプーリと
して用いられ、輸送コンベア14上で輸送される破砕片
(鋼製部品片選別後の破砕片)のなかから真鍮釘3のみ
を弾き飛ばすようになっている。
【0030】上記輸送コンベア14により最終的に輸送
された破砕片、つまり鋼製部品片および真鍮釘3を取り
除いた後の木材片およびプラスチック片などの破砕片
を、さらに細分化する細破砕機17を備えている。この
細破砕機17で細分化した木材片およびプラスチック片
などの細破砕片は、細篩18にかけられて大きさが調べ
られ、細分化しきれなかった破砕片が細破砕片となるま
で繰り返し細破砕機17で細分化されるようになってい
る。
【0031】さらに、上記細篩18を通った細破砕片の
なかからプラスチック細片および木材細片と木粉および
プラスチック粉とに選別する風力選別機19を備えてい
る。この風力選別機19は、細破砕機17で細分化した
細破砕片を落下させる通路19aに対して横から風力を
付与するプロペラファン20を備えており、このプロペ
ラファン20の風力により軽い木粉およびプラスチック
粉のみを遠方通路19bまで吹き飛ばして選別する一
方、これらの粉体よりも重いプラスチック細片および木
材細片をプロペラファン20の風力とは無関係にそのま
ま下方に落下させて選別するようにしている。尚、細破
砕機17および細篩18は一般的な手段であるから、図
7では細破砕機17および細篩18を図示省略し、マグ
ネットプーリ16に近接して風力選別機19を図示して
いる。
【0032】<台板>台板2は、木により構成された台
板部(台板そのもの)と、この台板部の表面2aに接合
されたプラスチックパネルおよび各種のプラスチック製
品と、台板部の表面2aに頭部側を略半分露呈させて脚
部側を台板部の裏面2bにほぼ届く深さまで打ち込まれ
た真鍮釘3と、台板部の表面2aに設けられたパチンコ
球案内用の長尺なスチール帯4と、該スチール帯4を係
止した状態で台板部の表面2aから真鍮釘3と同様に打
ち込んだ割りピン5などの鋼製部品とからなる。
【0033】<台板破砕装置>そして、本発明の特徴部
分である台板破砕装置6の構成をより詳しく説明する。
【0034】台板破砕装置6は、図2および図3に示す
ように、床面Zに立設された4本の支柱31に支持され
ている。該各支柱31は、そのうちの前側の支柱31
(図2および図3では左側)が後側の支柱31(図2お
よび図3では右側)よりも短く形成されていて、上方よ
り視て矩形の角部に配されている。上記前後の支柱3
1,31の上端間は前後方向へ延びる左右一対の縦フレ
ーム32により連結され、該各縦フレーム32は、前方
に行くに従い下方に位置する前傾状態で配されている。
また、上記各縦フレーム32の前後両端および略中央部
間は、左右方向に延びる横フレーム33により連結され
ている。また、各支柱31は、その下端においても、縦
フレーム32および横フレーム33により連結されてい
る。
【0035】上記各縦フレーム32よりも内方に位置す
る後端側および中央部側の横フレーム33の上面左右両
側部には、図4および図5にも示すように、前後方向へ
延びる左右一対の支持バー34が取り付けられている。
該各支持バー34も前傾状態で配され、互いに対向する
内側面同士が開口する断面略コ字状に形成されている。
この各支持バー34間の間隔は、上記台板2をパチンコ
台として使用する際の幅方向の寸法とほぼ一致してお
り、各支持バー34の上面に台板2の表面2a左右両側
部が摺動可能な状態、つまり台板2の表面2aより突出
する真鍮釘3等の突起物を下向けた状態で載置されるよ
うになっている。上記各支持バー34の外面には、該各
支持バー34の前側部分に沿って前後方向に延びる断面
略L字状の案内部材35の下部内面が接合固定されてい
る。この案内部材35の前端は、後述する送り込みロー
ラ46の外周面に対して近接する近接位置まで延設され
ている。そして、上記各支持バー34の上面と、この上
面を上方から覆う各案内部材35の上部下面との間に
は、上記台板2の上下両側縁の上方に摺動移動可能な隙
間L(図1および図4参照)を存してその上下両側縁を
挟み込んだ状態で該台板2が案内支持され、この各支持
バー34と各案内部材35とで案内支持手段36が構成
されている。
【0036】また、上記前端側の横フレーム33と中央
部側の横フレーム33との間には、その上方位置でブッ
クエンド状に対向する左右一対の薄箱状のフレーム体4
1が各縦フレーム32の前半分部内面にも接合されて取
り付けられている。該各フレーム体41には、その略中
央部上端より側面視で矩形状に切り欠いた切欠開口部4
2が設けられている。該各切欠開口部42には、その前
後両側縁に対して凹凸嵌合により上下方向に摺動移動す
る側面視で矩形状の摺動体43が設けられている。該各
摺動体43には、上記左右方向に延びるシャフト44の
左右両端部がベアリング45を介して回動自在に支持さ
れている。
【0037】上記ベアリング45の直内方に位置するシ
ャフト44の左右両側部には、左右一対の送り込みロー
ラ46が回転一体に取り付けられている。該各送り込み
ローラ46の外周面には、図1にも示すように、シャフ
ト44の軸方向に延びるセレーション溝46aが設けら
れている。上記シャフト44の右側端(図3では上側)
には、該シャフト44(各送り込みローラ46)を回転
駆動する第1駆動モータ47が減速機構48を介して駆
動連結されている。該第1駆動モータ47および減速機
構48は、回転止め部材49を介して右側のフレーム体
41に支持されている。
【0038】そして、図2に示すように、上記各摺動体
43には、上記切欠開口部42の底面より各フレーム体
41を貫通して下方に延びるロッド51の上端が連結さ
れている。該各ロッド51の下端には、座金52を介し
てナット54が螺着されており、このナット54(座金
52)とフレーム体41の下面との間に対応するロッド
51の下側部分の周囲には、スプリング53が縮装され
ている。該各スプリング53は、その左右の付勢力がナ
ット54の緩締により均一に調整されるようになってい
る。つまり、各送り込みローラ46には、案内支持手段
36により案内される台板2の左右両側縁部を上記スプ
リング53の付勢力によって支持バー34の上面に対し
て上方(裏面2b側)から押し付けるようになってい
て、この各送り込みローラ46外周面のセレーション溝
46aが台板2の裏面2b左右両側縁部に食い込んで該
台板2の回転刃物62(後述する)側への送り込み(移
動)が確実に行えるようにしている。
【0039】また、図3に示すように、上記台板11の
送り込み方向下流側つまり各支持バー34の直前方に
は、上記台板2の送り込み方向下流端を切削破砕する切
削破砕刃61を全周に有する円筒形状の回転刃物62が
縦フレーム32の前端部間に跨がって設けられている。
この切削破砕刃61は、台板2の全幅に亘って設けら
れ、その刃数が16枚でそれぞれねじれ角15°に設定
され、切削加工が連続的に滑らかに行えるようになって
いる。上記回転刃物62は、その軸芯上を貫通する孔6
3内に軸64が嵌合されてキー(図示せず)により軸6
4回りに回転一体に連結されている。この軸64の左右
両端部は、ベアリング65を介して上記各フレーム体4
1の前部に回動自在に支持されている。上記軸64の左
側端(図3では下側)には、該軸64(回転刃物62)
を回転駆動する第2駆動モータ66が減速機構67を介
して駆動連結されている。該第2駆動モータ66および
減速機構67は、回転止め部材68を介して左側のフレ
ーム体41に取り付けられている。
【0040】上記回転刃物62の回転方向は、案内支持
手段36の各支持バー34上の台板2に対する真鍮釘3
などの打ち込み方向(図1では上向き)に対して対向す
る逆方向回りつまり下方回り(図1では時計回り)とさ
れている。また、各切削破砕刃61は、回転刃物62の
回転方向に従い台板2の裏面2bに対して鋭角に切り込
む並刃に形成されている。上記台板2は、図1に示すよ
うに、上記回転刃物62の切削破砕刃61の回転軌跡X
により描かれる円(回転軌跡X)の法線m上に裏面2b
を一致させた状態で切削破砕刃61による切削破砕が台
板送り込み方向下流端より行われるように各支持バー3
4の上面に支持されている。
【0041】また、図1に拡大詳示するように、上記送
り込みローラ46と回転刃物62との間には、台板2の
送り込み方向上流端の跳ね上がりを防止する跳ね上がり
防止手段としての第1パネル材71が設けられている。
該第1パネル材71は、上記両フレーム体41間を送り
込みローラ46および回転刃物62の接線と平行に延び
て配されている。
【0042】上記回転刃物62の下方には、回転刃物6
2により切削破砕した台板破砕片としての長尺なスチー
ル帯4(図6に縦断面で表れる)などの切削破砕刃61
への巻き込みを防止する巻き込み防止手段としての第2
パネル材72が両フレーム体41間に跨がって設けられ
ている。該第2パネル材72は、上端を切削破砕刃61
の回転軌跡Xに近接させた位置から下方に延びて配され
ている。
【0043】さらに、上記各送り込みローラ46および
回転刃物62は、両フレーム体41間をその前面から上
面を経て後面の上部に至る部分を覆うカバー75により
外方から被覆されていて、切削破砕刃61により切削し
た破砕片の周囲への撒き散らしを防止するようにしてい
る。そして、上記各支柱31には、互いに相隣る支柱3
1同士の間に跨がるパネル板76が取り付けられてい
て、切削破砕刃61により切削した破砕片の飛散を防止
している。また、前側の支柱31間に跨がるパネル板7
6は、第1排出コンベア13a上の破砕片との干渉を回
避する程度の開口(図示せず)を有している。一方、後
側の支柱31間に跨がるパネル板76は、切削破砕刃6
1により切削した破砕片を集約して第1排出コンベア1
3a上に落下させるように側面視で略くの字状に形成さ
れている。
【0044】次に、選別設備1による作業手順の一例を
図7および図8に基づいて説明する。
【0045】先ず、不要となったパチンコ台をまとめて
受入れた後、分解工程Aにおいて、これらのパチンコ台
を、作業者自らが既存のドライバーやバールなどの工具
を用いて、外枠と、前枠と、台板2と、背面ケースと、
制御部と、カバーとの6つの分解部品に分解する。そし
て、この6つの分解部品を、台板2と、残る外枠、前
枠、背面ケース、制御部およびカバーといった残る分解
部品とに分けておき、台板2を台板破砕工程Bに、残る
分解部品(外枠、前枠、背面ケース、制御部およびカバ
ー)を他の破砕工程Cにそれぞれ受け渡す。
【0046】次いで、台板破砕工程Bにおいて、上記分
解工程Aで分離した台板2を、その表面2a側の左右両
側縁部を各支持バー34の上面に対して送り込みローラ
46により上方から押し付けながら回転刃物62側に順
次送り込み、この回転刃物62の切削破砕刃61により
台板2を送り込み方向下流端より切削破砕する。このと
き、送り込みローラ46よりも回転刃物62側に案内さ
れて短くなった台板2の送り込み方向上流端の跳ね上が
りは、第1パネル材71により防止され、後続する台板
2の送り込み方向下流端に押されて切削破砕刃61によ
り確実に破砕できる。また、切削破砕刃61により台板
2から順次分離つまり剥がされる長尺なスチール帯4な
どの切削破砕刃61への巻き込みは、第2パネル材72
により防止され、この長尺なスチール帯4などがその先
端を垂れ下がらせた状態で切削破砕刃61側に近付いて
いっても切削破砕刃61に巻き込むことなく第2パネル
材72で案内されて、木材片、プラスチック片および鋼
製部品片と共に分離できるとともに、切削破砕刃61へ
の巻き込みによる回転刃物62の損傷を防止できる。
【0047】そして、台板破砕装置6により切削破砕し
た台板2は、真鍮釘3と、木材片(台板部)と、プラス
チック片(プラスチックパネルおよび各種のプラスチッ
ク製品)と、鋼製部品片(スチール帯4および割りピン
5)とに分離される。このとき、真鍮釘3は、台板破砕
装置6の回転刃物62が真鍮釘3の打ち込み方向と対向
する逆方向回りに回転することで、台板を真鍮釘などの
金属類諸共に2軸破砕機により破砕するもののように、
真鍮釘3などを木材片およびプラスチック片の中に埋め
止めることはなく、真鍮釘3などが切削破砕刃61によ
り叩き落とされて頭部を痛めることなく原形に近い状態
で木材片やプラスチック片と分離される。しかも、台板
2は、回転刃物62の外周面の法線m上に裏面2bを一
致させた状態で各支持バー34の上面に支持されること
で、台板2の裏面2bが切削破砕刃61に対してほぼ直
交する向きから切削され、真鍮釘3などが最も抜け落ち
易い抜き方向から切削破砕刃61により確実に叩き落と
されて木材片およびプラスチック片との分離をより確実
に行える。
【0048】一方、他の破砕工程Cにおいて、上記分解
工程Aで分離した残る分解部品を順次剪断破砕装置11
に投入し、この剪断破砕装置11より所定の大きさとな
るまで篩12にかけて繰り返し破砕する。
【0049】その後、搬送工程Eにおいて、上記台板破
砕工程Bで破砕した破砕片を第1排出コンベア13aに
より輸送する一方、上記他の破砕工程Cで破砕した破砕
片を第2排出コンベア13bにより輸送し、この両排出
コンベア13a,13bにより輸送した破砕片をまとめ
て輸送コンベア14により選別工程Dまで輸送する。
【0050】そして、上記搬送工程Eの輸送コンベア1
4途上より選別工程Dが開始する。
【0051】この選別工程Dにおいて、輸送コンベア1
4上の破砕片のなかから小型磁気選別機15によりスチ
ール帯4、割りピン5、鋲およびビスなどの鋼製部品片
(強磁性物質)のみを選別して取り出す。
【0052】次いで、上記輸送コンベア14上より鋼製
部品片のみを取り出した残る破砕片のなかからマグネッ
トプーリ16により真鍮釘3のみを弾き飛ばして取り出
す。これにより、真鍮釘3が容易に選別でき、原形に近
い状態の真鍮釘3を効果的に再利用することができる。
【0053】その後、上記輸送コンベア14により最終
的に輸送された木材片およびプラスチック片などの破砕
片を細破砕機17により細破砕片となるまで細篩18に
かけて繰り返し細分化する。しかる後、この木材片およ
びプラスチック片などの細破砕片を風力選別機19の通
路19aに落下させて横からプロペラファン20の風力
を付与し、プロペラファン20の風力により軽い木粉お
よびプラスチック粉のみを遠方通路19bまで吹き飛ば
して選別する一方、木粉およびプラスチック粉よりも重
い木材細片およびプラスチック細片をプロペラファン2
0の風力とは無関係にそのまま下方に落下させて選別す
る。これにより、風力選別機19で選別した,真鍮釘3
および鋼製部品片などの金属が混在しない木粉およびプ
ラスチック粉は、直径12〜20mmで長さ40〜60
mm程度の大きさに固化して、小規模発電の燃料やセメ
ント製造装置におけるセメント生成キルンなどの補助燃
料として再利用することができる。一方、風力選別機1
9で選別したプラスチック細片および木材細片も、真鍮
釘3および鋼製部品片などの金属が混在しない燃料とし
て用途に応じた大きさに固化して再利用することができ
る。
【0054】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではなく、その他種々の変形例を包含するものであ
る。例えば、上記実施の形態では、回転刃物62の回転
方向を各支持バー34上の台板2に対する真鍮釘3の打
ち込み方向に対して対向する逆方向回りとしたが、台板
に対する真鍮釘の打ち込み方向と同じ同方向回りに回転
刃物を回転させても良い。その場合、切削破砕刃は、回
転刃物の回転方向に従い台板の裏面に対して鋭角に切り
込む並刃に形成される。
【0055】さらに、上記実施の形態では、回転刃物6
2の切削破砕刃61の回転軌跡X(円)の法線m上に台
板2の裏面2bをほぼ一致させた状態で各支持バー34
の上面に支持したが、台板の裏面を必ずしも回転刃物の
切削破砕刃の回転軌跡の法線上に一致させる必要はな
く、例えば真鍮釘の脚部の先端を回転刃物の切削破砕刃
の回転軌跡の法線上に一致させるようにしても良い。
【0056】また、上記実施の形態では、遊技機として
パチンコ台を用いたが、スマートボール台などの遊技機
にも適用できるのは勿論である。
【0057】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の発明におけ
る遊技機の台板破砕装置によれば、台板の送り込み方向
下流端の全幅に亘って対向する切削破砕刃に対して台板
を送り込みローラにより案内支持手段上に押し付けなが
ら送り込んで切削破砕するので、台板の切削を釘の打ち
込み方向に対して平行な方向から行って、釘などをほぼ
原形に保ちつつ木材片およびプラスチック片と分離して
選別を容易に行え、よって釘並びに木材片およびプラス
チック片の再利用を効果的に図ることができる。
【0058】請求項2記載の発明における遊技機の台板
破砕装置によれば、釘の打ち込み方向に対して対向する
逆方向回りに回転刃物を回転させるので、釘などをより
原形に近い状態で木材片およびプラスチック片と分離さ
せることができる。
【0059】請求項3記載の発明における遊技機の台板
破砕装置によれば、回転刃物の切削破砕刃の回転軌跡の
法線上に台板の裏面をほぼ一致させて案内支持するの
で、台板を切削破砕刃に対してほぼ直交する向きから切
削し、釘などを切削破砕刃により確実に叩き落として木
材片およびプラスチック片と分離させることができる。
【0060】請求項4記載の発明における遊技機の台板
破砕装置によれば、短くなった台板の送り込み方向上流
端の跳ね上がりを跳ね上がり防止手段により防止し、こ
の台板の送り込み方向上流端の切削破砕を確実に行うこ
とができる。
【0061】さらに、請求項5記載の発明における遊技
機の台板破砕装置によれば、台板表面側の長尺な金具な
どを巻き込み防止手段により切削破砕刃へ巻き込むこと
なく案内し、長尺な金具などを他の破砕片と共に分離で
きるとともに、回転刃物の損傷を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る台板破砕装置の縦断
側面図である。
【図2】台板破砕装置の側面図である。
【図3】台板破砕装置の平面図である。
【図4】図3のV−V線における断面図である。
【図5】図3のW−W線における断面図である。
【図6】スチール帯を割りピン付近で切断した縦断面図
である。
【図7】選別設備の全体構成図である。
【図8】選別設備の作業工程を示す流れ図である。
【符号の説明】
2 台板 2a 表面 2b 裏面 3 真鍮釘(釘) 4 スチール帯(台板破砕片) 6 台板破砕装置 36 案内支持手段 46 送り込みローラ 61 切削破砕刃 62 回転刃物 71 第1パネル材(跳ね上がり防止手段) 72 第2パネル材(巻き込み防止手段) X 切削破砕刃の回転軌跡 m 法線
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−144142(JP,A) 特開 平7−256135(JP,A) 実開 昭54−153467(JP,U) 登録実用新案3000347(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B02C 18/06 A63F 7/02 355 B09B 5/00 ZAB

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機の台板の表面側より厚み方向に打
    ち込んだ釘を、上記台板から分離して選別可能なように
    該台板を破砕する遊技機の台板破砕装置であって、 上記台板の表面を下に向けた状態で該台板を案内支持す
    る案内支持手段と、 該案内支持手段の上方に回転可能に設けられ、回転動作
    により上記台板を案内支持手段に対して上方より押し付
    けながら移動させる送り込みローラと、 台板送り込み方向下流側に回転可能に上記台板の全幅に
    亘って設けられ、回転動作により上記台板の送り込み方
    向下流端を切削破砕する切削破砕刃を全周に有する円筒
    形状の回転刃物とを備えていることを特徴とする遊技機
    の台板破砕装置。
  2. 【請求項2】 上記回転刃物の回転方向は、案内支持手
    段上の台板に対する釘の打ち込み方向に対して対向する
    逆方向回りとされている請求項1記載の遊技機の台板破
    砕装置。
  3. 【請求項3】 上記台板は、上記回転刃物の切削破砕刃
    の回転軌跡により描かれる円の法線上に裏面をほぼ一致
    させた状態で案内支持手段に案内支持される請求項1又
    は請求項2記載の遊技機の台板破砕装置。
  4. 【請求項4】 上記回転刃物と送り込みローラとの間に
    は、台板の送り込み方向上流側の跳ね上がりを防止する
    跳ね上がり防止手段が設けられている請求項1ないし請
    求項3のいずれか1つに記載の遊技機の台板破砕装置。
  5. 【請求項5】 上記回転刃物の下方には、回転刃物によ
    り切削破砕した台板破砕片の切削破砕刃への巻き込みを
    防止する巻き込み防止手段が切削破砕刃の回転軌跡に近
    接して配置されている請求項1ないし請求項4のうちの
    いずれか1つに記載の遊技機の台板破砕装置。
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