JP2002204971A - 野菜粉砕機 - Google Patents

野菜粉砕機

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JP2002204971A
JP2002204971A JP2001006270A JP2001006270A JP2002204971A JP 2002204971 A JP2002204971 A JP 2002204971A JP 2001006270 A JP2001006270 A JP 2001006270A JP 2001006270 A JP2001006270 A JP 2001006270A JP 2002204971 A JP2002204971 A JP 2002204971A
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Katsuyuki Shiina
克之 椎名
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成により、野菜の堆肥化に要する時
間を大幅に短縮することができるとともに、輸送コスト
を低減することも可能な野菜粉砕機を提供する。 【解決手段】 円筒状の内部空間3fと、円筒状内部空
間3fの上方に位置して円筒状内部空間3fに連続する
供給口3cと、円筒状内部空間3fの下方に位置して円
筒状内部空間3fに連続する排出口3dとを有する本体
3と、本体3に回転可能に支持された軸2aと、軸2a
に中心部が固定された相対向する2枚の円形の側板2b
と、2枚の側板2bの相対向する縁部に固定された帯状
の第1の刃2cとを有し、本体3の円筒状内部空間3f
に収容されたロータ2と、ロータ2の第1の刃2cと所
定の隙間を開けて本体3の内部に固定された第2の刃4
とを備えた野菜粉砕機1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、野菜粉砕機に関
し、特に、野菜の堆肥化及び輸送効率化に寄与する野菜
粉砕機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スーパーマーケット等の店舗で売
れ残った野菜や、入荷時に既に新鮮でなかったり外観が
悪いために商品として販売することができない野菜や、
農産物加工場等での野菜残査等は、産業廃棄物として廃
棄されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、リサイクル法
等によってゴミの減量及びリサイクルを中心とした廃棄
物処理を優先させようとする基本姿勢が示される中、上
記野菜を産業廃棄物として全て処理するのは不可能とな
る。そのため、従来産業廃棄物として廃棄されていた野
菜を堆肥化等によって処理する必要があるが、野菜をそ
のまま堆肥化したのでは、堆肥化に長期間を必要とする
とともに、輸送コストも増大するという問題があった。
【0004】上記問題点を解消するためには、野菜を適
当な大きさに破砕または粉砕して堆肥等を行うことが好
ましいが、野菜の破砕または粉砕のための設備は比較的
大がかりになるとともに、粉砕に長時間を必要とする等
効率の良い野菜粉砕機が少ないのが現状である。
【0005】そこで、本発明は上記従来の技術における
問題点に鑑みてなされたものであって、簡易な構成によ
り、野菜の堆肥化に要する時間を大幅に短縮することが
できるとともに、輸送コストを低減することも可能な野
菜粉砕機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、野菜粉砕機であって、円筒
状の内部空間と、該円筒状内部空間の上方に位置すると
ともに該円筒状内部空間に連続する供給口と、前記円筒
状内部空間の下方に位置するとともに前記円筒状内部空
間に連続する排出口とを有する本体と、該本体に回転可
能に支持された軸と、該軸に中心部が固定された相対向
する2枚の円形の側板と、該2枚の側板の相対向する縁
部に両端が固定された帯状の第1の刃とを有し、前記本
体の円筒状内部空間に収容されたロータと、前記ロータ
の第1の刃と所定の隙間を開けて前記本体の内部に固定
された第2の刃とを備えたことを特徴とする。
【0007】そして、請求項1記載の発明によれば、簡
易な構成によって、野菜を野菜粉砕機に強制的に押し込
まなくとも、素材の大きさに関わらず粉砕可能であるた
め、故障が起こりにくく、設備コスト及び運転コストを
低く押さえることが可能となる。また、野菜を粉砕する
ことにより、野菜を大きいまま堆肥化する場合に比較し
て3分の1程度の時間で堆肥化が可能となるとともに、
容積を小さくすることによって野菜の運送コストを低減
することも可能となる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の野
菜粉砕機において、前記第1の刃と前記第2の刃との隙
間を可変としたことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明によれば、前記第1の
刃と前記第2の刃との隙間を可変としたため、粉砕物の
粒径を容易に調整することが可能となるとともに、第1
及び第2が摩耗した場合でも容易に対応することができ
る。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の野菜粉砕機において、前記第1の刃と前記第2の
刃との隙間を5mm乃至7mmとしたことを特徴とす
る。これによって、野菜を5mm角程度にまで粉砕する
ことができ、野菜の堆肥化及び輸送効率化に大きく寄与
することができる。
【0011】請求項4記載の発明は、上記野菜粉砕機の
好ましい一形態として、前記第1の刃を、前記円形の側
板の中心部に対して点対称の位置に2枚備えたことを特
徴とする。
【0012】また、請求項5記載の発明は、上記野菜粉
砕機の好ましい一形態として、前記第1の刃を1枚備え
るとともに、前記円形の側板の中心部に対して該第1の
刃と点対称の位置であって前記2枚の側板の相対向する
縁部に両端が固定された重りを備えたことを特徴とす
る。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態の具体
例について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】図1乃至図3は、本発明にかかる野菜粉砕
機の一実施例を示し、この野菜粉砕機1は、本体3と、
本体3の円筒状内部空間3fに収容されたロータ2と、
本体2の内部に固定された第2の刃4等で構成される。
【0015】ロータ2は、図4に示すように、軸2a
と、この軸2aに中心部が固定された相対向する2枚の
円形の側板2bと、これら2枚の側板の相対向する縁部
に両端が固定された帯状の第1の刃2cとを有し、図1
及び図2に示されるように、本体3の円筒状内部空間3
fに収容されている。
【0016】内部にロータ2を収容する本体3は、円筒
状内部空間3fと、この円筒状内部空間3fの上方に位
置するとともに円筒状内部空間3fに連続する供給口3
cと、円筒状内部空間3fの下方に位置するとともに円
筒状内部空間3fに連続する排出口3dとを有する。ま
た、本体3の上部には、水平方向に延設された反発板3
eが設けられる。さらに、本体3の側板3aに穿設され
た貫通孔3bをロータ2の軸2aが貫通し、側板3aに
固定された図示しない軸受によって軸2aが回転可能に
支持される。
【0017】図5に示すように、ロータ2の軸2aに
は、Vプーリ10が固着され、Vベルト11を介してモ
ータ12によってロータ2が回転可能となっている。こ
のロータ2の回転数は、装置全体の大きさや所望の粉砕
粒度等によって変化するが、例えば、ロータの側板2b
の径が600mm、第1の刃2cの長さが70mm程度
の野菜粉砕機の場合には、毎秒10回転程度となるよう
に設定される。
【0018】図1及び図2に示すように、本体3の内部
には、帯状の第2の刃4が上下方向に移動可能に固定さ
れ、後述するように、この第2の刃4と本体3の排出口
3dとで野菜が切断、粉砕される。第2の刃4と第1の
刃2cとの間の隙間Cは、5mm乃至7mm程度に設定
される。
【0019】ホッパ5は、本体3の上方に本体3と一体
的に設けられ、このホッパ5を介して外部より野菜が本
体3へ供給される。
【0020】次に、上記構成を有する野菜粉砕機1を備
えた野菜粉砕システムの一例について、図5を参照しな
がら説明する。
【0021】この野菜粉砕システム6は、粉砕される野
菜を投入するための投入ホッパ7と、投入ホッパ7内の
野菜をホッパ5に輸送するベルトコンベア等の輸送機8
と、上述のようにロータ2、本体3、第2の刃4、ホッ
パ5等で構成される野菜粉砕機1と、本体3の下方に配
置され、粉砕された野菜を収容するための容器9とで構
成される。
【0022】次に、上記野菜粉砕機1を含む野菜粉砕シ
ステム6の動作について説明する。図5において、図示
しないショベル等によって投入ホッパ7に野菜を投入す
ると、野菜は、輸送機8を介してホッパ5に供給され
る。
【0023】ホッパ5に供給された野菜は、図6におい
て矢印で示すように、ホッパ5から供給口3cを介して
本体3の内部に落下するが、この際、ロータ2が高速回
転しているため、ロータ2の内部を素通りすることがで
きず、ロータ2の第1の刃2cと本体3に固定された第
2の刃4の先端部とによるせん断作用によって粉砕され
る。そして、粉砕された野菜は、円筒状内部空間3fを
通って排出口3dより容器9(図5)に排出される。
尚、第2の刃4と第1の刃2cとの間の隙間Cを5mm
程度に設定し、上記ロータ2の寸法及び回転数で、大根
や人参等の頭部や、白菜、キャベツ等の野菜を粉砕した
場合には、5mm角程度の粉砕物を1時間当たり2トン
程度の割合で得ることができる。
【0024】ローラ2が高速回転しているため、ホッパ
5から供給口3cを介してローラ2に野菜が供給された
際に、野菜がローラ2によって上方に跳ね返された場合
でも、反発板3eが存在するため、跳ね上げられた野菜
が再びローラ2の方に落下するため、ホッパ5から外部
に飛び出すようなことはない。
【0025】尚、上記実施例においては、ローラ2の第
1の刃2cを側板2bの中心部に対して点対称の位置に
2枚設けたが、第1の刃2cを3枚以上配置することも
可能である。また、第1の刃3cを1枚だけ設け、ロー
ラ2のバランスを維持するために側板2bの中心部に対
して第1の刃2cと点対称の位置に重りを設けるように
構成することも可能である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
簡易な構成により、野菜の堆肥化に要する時間を大幅に
短縮することができるとともに、輸送コストを低減する
ことも可能な野菜粉砕機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる野菜粉砕機の一実施例を示す側
断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1の野菜粉砕機を示す平面図である。
【図4】図1の野菜粉砕機のロータを示す図であって、
(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図であ
る。
【図5】図1の野菜粉砕機を使用したシステムの一例を
示す概略図である。
【図6】図1の野菜粉砕機による野菜の粉砕過程を説明
するための概略図である。
【符号の説明】
1 野菜粉砕機 2 ロータ 2a 軸 2b 側板 2c 第1の刃 3 本体 3a 側板 3b 貫通孔 3c 供給口 3d 排出口 3e 反発板 3f 円筒状内部空間 4 第2の刃 5 ホッパ 6 野菜粉砕システム 7 投入ホッパ 8 輸送機 9 容器 10 Vプーリ 11 Vベルト 12 モータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の内部空間と、該円筒状内部空間
    の上方に位置するとともに該円筒状内部空間に連続する
    供給口と、前記円筒状内部空間の下方に位置するととも
    に前記円筒状内部空間に連続する排出口とを有する本体
    と、 該本体に回転可能に支持された軸と、該軸に中心部が固
    定された相対向する2枚の円形の側板と、該2枚の側板
    の相対向する縁部に両端が固定された帯状の第1の刃と
    を有し、前記本体の円筒状内部空間に収容されたロータ
    と、 前記ロータの第1の刃と所定の隙間を開けて前記本体の
    内部に固定された第2の刃とを備えたことを特徴とする
    野菜粉砕機。
  2. 【請求項2】 前記第1の刃と前記第2の刃との隙間を
    可変としたことを特徴とする請求項1記載の野菜粉砕
    機。
  3. 【請求項3】 前記第1の刃と前記第2の刃との隙間を
    5mm乃至7mmとしたことを特徴とする請求項1また
    は2記載の野菜粉砕機。
  4. 【請求項4】 前記第1の刃は、前記円形の側板の中心
    部に対して点対称の位置に2枚備えられることを特徴と
    する請求項1、2または3記載の野菜粉砕機。
  5. 【請求項5】 前記第1の刃を1枚備えるとともに、前
    記円形の側板の中心部に対して該第1の刃と点対称の位
    置であって前記2枚の側板の相対向する縁部に両端が固
    定された重りを備えたことを特徴とする請求項1乃至4
    のいずれかに記載の野菜粉砕機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008029928A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 R-Inversatech Ltd シート細片化装置及びシート細片化方法
JP2010120157A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Ind Technol Res Inst 解繊装置
CN102179282A (zh) * 2011-03-11 2011-09-14 通海县福慧科技有限公司 废弃菜叶切丝粉碎机
JP2012183525A (ja) * 2011-03-03 2012-09-27 Kowatec Co Inc 青果物処理装置

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Effective date: 20080401