JP2004174380A - 粉砕機 - Google Patents
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Abstract
【課題】プラスチック等を短時間で細かく粉砕できる処理能力に優れた粉砕機を提供する。
【解決手段】間座を挟んで所定間隔で複数枚の回転刃を配置し、間座の外径を回転刃の刃部底面の径と略同一としてなる回転刃組体15を、モータ駆動で回転する主軸14に取り付ける。そして、排出部10を挟んで回転方向の前後に、櫛形の形状で、各櫛溝部に回転刃の刃部が入り込んで、回転軸方向の両側に所定の隙間ができるともに、各回転刃の刃先と各間座の外周面とに対し径方向に略同一のの隙間ができ、3面が刃面となるよう構成した第1の固定刃53と第2の固定刃54を配設し、回転刃組体15の各回転刃と前後の固定刃53、54とが協働することにより、プラスチック等の被処理材料を細かく切断し、大きな音を出すことなく短時間で細かく粉砕できるようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】間座を挟んで所定間隔で複数枚の回転刃を配置し、間座の外径を回転刃の刃部底面の径と略同一としてなる回転刃組体15を、モータ駆動で回転する主軸14に取り付ける。そして、排出部10を挟んで回転方向の前後に、櫛形の形状で、各櫛溝部に回転刃の刃部が入り込んで、回転軸方向の両側に所定の隙間ができるともに、各回転刃の刃先と各間座の外周面とに対し径方向に略同一のの隙間ができ、3面が刃面となるよう構成した第1の固定刃53と第2の固定刃54を配設し、回転刃組体15の各回転刃と前後の固定刃53、54とが協働することにより、プラスチック等の被処理材料を細かく切断し、大きな音を出すことなく短時間で細かく粉砕できるようにする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はプラスチック等を短時間で細かく粉砕できる処理能力に優れた粉砕機に関する。
【0002】
【従来の技術】
梱包材等の廃棄物等を粉砕する装置として、例えば、回転軸方向に螺旋状に延びる複数のカッター刃を備える回転刃を使用したクラッシャー方式の粉砕機が従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。また、木挽用の粉砕装置として、例えば、多数の鋸刃を間座を介して所定ピッチで水平軸に軸着してなる鋸刃組体を設け、材料供給通路を挟んで略対称位置に第1および第2の受け刃を設け、排出側に略180度に渡ってスクリーンを張設した鋸式の粉砕機が従来から知られている(例えば、特許文献2参照)。また、文書用の細裁機として、間座を挟んで回転軸に取り付けた複数枚のカッターと、回転するカッターの周辺部の一部が入り込むよう櫛状に形成された固定刃とからなるカッター装置が従来から知られている(例えば、特許文献3参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−5038号公報
【特許文献2】
特公平1−44484号公報
【特許文献3】
特開昭57−87854号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、プラスチック廃棄物をリサイクルあるいは廃棄のために粉砕処理する場合、クラッシャー方式の粉砕機は、被粉砕材料をカッターで叩きつぶす、または叩き割るものであって、音が大きいという問題があるとともに、処理能力が低くて、時間がかかり過ぎるという問題がある。また、前述のとおり木挽用としては鋸式の粉砕機があり、文書用としては間座を挟んで回転軸に取り付けた複数枚のカッターと櫛状の固定刃とで細断するカッター装置があるが、それらは木挽用あるいは文書用であって、プラスチックを短時間で細かく粉砕する能力はない。
【0005】
本発明はこうした問題を解消するためのもので、プラスチック等を短時間で細かく粉砕できる処理能力に優れた粉砕機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の粉砕機は、間座を挟んで所定間隔で回転軸に取り付けた外径が等しい複数枚の回転刃からなる回転刃組体と、該回転刃組体の径方向側方に設けた固定刃とがケーシング内で協働して被処理材料を切断し粉砕する粉砕機であって、本体フレームにより構成されるケーシングを略水平方向に貫通するよう回転軸を配置し、回転刃組体をケーシング内に収容して回転軸と一体に回転自在とし、ケーシングの上部に被処理材料を投入する投入部を設けるとともに、ケーシングの下部に粉砕された被処理材料を排出する排出部を設け、各回転刃は外周に所定ピッチで突起状の刃部を設け、各間座の外径は回転刃の刃部底面の径と略同一とし、固定刃は各回転刃の刃部が入り込んで回転軸方向の両側に所定の隙間ができ且つ各回転刃の刃先と各間座の外周面とに対し径方向に略同一の隙間ができ各回転刃に対し3面が刃面となる櫛形の形状として、投入部の下方で排出部に対し回転刃回転方向後側の所定位置と排出部に対し回転刃回転方向前側の所定位置との2箇所に配置し、2箇所の固定刃の間に、回転刃組体の下部外周に沿って、粉砕された被処理材料を落下させる多数の穴を備えたスクリーンを配置したことを特徴とする。
【0007】
この粉砕機は、各種プラスチックや断熱材等の使用済み素材(被処理材料)を、リサイクルのため、あるいは廃棄のため粉砕処理するのに適したもので、モータ等の駆動装置により回転軸を駆動し、投入部からケーシング内にプラスチック等の被処理材料を投入すると、投入された被処理材料は、まず、排出部に対し回転刃回転方向後側に位置する第1の固定刃で受けられて、回転軸と共に回転する回転刃と第1の固定刃とで切断され、粉砕される。その際、回転刃の側方に入り込んだ被処理材料は、間座上で第1の固定刃にとらえられ、切断、粉砕される。そして、細かい粉片はスクリーンの穴から排出部に落下し、スクリーンの穴から落下しないやや大きめの切断片は回転方向に引きずられて、回転刃回転方向前側の第2の固定刃の位置で更に切断され、最終的には細かい粉片となってスクリーンの穴から排出部に落下し、集塵装置等で排出部から排出される。こうして回転刃組体の各回転刃と各回転刃に対し3面が刃面となる前後2箇所の固定刃とが協働することにより、プラスチック等の被処理材料を細かく切断し、大きな音を出すことなく短時間で細かく粉砕することができる。
【0008】
ここで、2箇所の固定刃は、各固定刃の刃先を通る回転軸径方向中心線が排出部を挟んで鋭角をなす位置に設けるのがよい。そうすることにより、回転軸に対する負荷を軽減できる。
【0009】
また、この粉砕機において、2箇所の固定刃は、回転刃組体に対し出し入れ自在で、各回転刃の刃先との隙間および各間座の外周面との隙間を同時に調整可能とするのがよく、そうすることにより、被処理材料の材質や形状に応じて間隙を調整でき、また、回転刃および固定刃の摩耗等に応じて間隙を修正できる。
【0010】
また、この粉砕機は、回転刃組体の回転速度を変えることにより粉砕量を調整可能とするのがよく、そうすることで、被処理材料の材質、使用環境、要処理量等に応じた運転が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1〜図7は本発明の実施の形態の粉砕機を示している。図1は粉砕機の主軸に直角な垂直断面図、図2は粉砕機の水平断面図、図3は粉砕機の主軸に平行な垂直断面図、図4は粉砕機の正面図、図5は回転刃および固定刃の構成を示す部分断面図、図6は回転刃の部分正面図、図7はスクリーンの展開平面図(a)および側面図(b)である。
【0012】
この実施の形態の粉砕機は、図1〜図4に示すように、矩形フレーム構造のコモンベッド1を有し、該コモンベッド1の上部には、図1において右側(以下、右側という。)に本体フレーム2が固定され、図1において左側(以下、左側という。)にモータ3が固定されている。
【0013】
本体フレーム2は、コモンベッド1に固定されるフランジ状の取付板4と、該取付板4の上面に立設された前後一対(図2において右側を「前」といい、左側を「後」という。)の垂直な本体壁板5、6と、それら前後一対の本体壁板5、6の間の上部右側の周辺部に、右上に向け斜めに配置されて、それぞれが両本体壁板5、6を連結し、投入部7を形成する、相互に平行で間隔をおいた上下のプレート8、9と、前後一対の本体壁板5、6の間の下部に、左右両側から下方内側へ向け漏斗状に配置されて、それぞれが両本体壁板5、6を連結し、排出部10を形成する、左右のプレート11、12、13とから成るもので、ケーシングを構成し、主軸14(回転軸)に組付けた回転刃組体15を回転自在に収容する。
【0014】
取付板4の中央部には、前記排出部10の下部開口に連続する矩形穴16が形成されている。また、前後の本体壁板5、6には、回転刃組体15の外径よりやや大きい円形穴17、18が形成されている。そして、これら円形穴17、18を塞ぐよう、本体壁板5、6に前後から円形のケーシングカバー19、20が取り付けられる。
【0015】
ケーシングカバー19、20はそれぞれ中心部を貫通する軸穴21、22を備えるもので、それら軸穴21、22に対し外側から、軸受部を備えたフランジユニット23、24が取り付けられる。そして、これらフランジユニット23、24の各軸受部により、回転刃組体15を組付けた主軸14が回転自在に軸支される。
【0016】
回転刃組体15は、間座31を挟んで所定間隔で主軸14に取り付けた、外径が等しい複数枚(図示した例では12枚、但し12枚に限らない。)の回転刃32からなるもので、各回転刃32はそれぞれ外周に所定ピッチで複数個の突起状の刃部33が形成され、図5および図6に示すように、各刃部33の刃先にそれぞれ超硬合金のチップ34が取り付けられている。複数枚の回転刃32は刃先の外周軌跡kが真円(図1、図6参照)で外径が等しい。そして、図6に示すように、間座31の外径は回転刃32の刃部底面の径と略同一である。
【0017】
回転刃組体15を組付けた主軸14の一端は、前側のケーシングカバー19を貫通し、フランジユニット23を貫通して、前方に突出し、その突出した軸部分がコモンベッド1の前部の支持台41に固定された軸受ユニット42に支承され、その軸部分先端にはプーリー43が取り付けられる。そして、主軸14先端のプーリー43と、モータ出力軸44の先端のプーリー45との間にベルト46が巻掛けられ、このベルト46を介してモータ3により主軸14が駆動され、回転刃組体15が図1に矢印で示す時計方向に回転する。支持台41には、また、被駆動側のプーリー43と駆動側のプーリー45との間でベルト46に張力を与えるよう揺動自在にテンショナー47が設置されている。
【0018】
そして、本体フレーム2には、回転刃組体15の径方向側方の所定位置に、回転刃組体15の各回転刃32と協働して被処理材料を切削し粉砕するよう、高速度鋼のチップ51、52を取り付けた第1および第2の固定刃53、54が設置されている。第1の固定刃53は、前後一対の本体壁板5、6の周辺部において、投入部7の下方で、排出部10に対し鋸盤回転方向後側に位置し、主軸14に向け配置された、両本体壁板5、6を連結するプレート55上に設置されている。また、第2の固定刃54は、前後一対の本体壁板5、6の周辺部において、排出部10に対し鋸盤回転方向前側に位置し、主軸14に向け配置された、両本体壁板5、6を連結するプレート56上に設置されている。
【0019】
第1および第2の固定刃53、54は、図5に示すように(図5は第1の固定刃53を示すが、第2の固定刃54についても同様)、固定刃本体に対してチップ51、52の先端が突出した櫛形の形状で、各櫛溝部に回転刃32の刃部33が入り込んで、回転軸方向の両側に所定(1〜2mm程度)の隙間d1、d2(但し、d1≒d2)ができるともに、各回転刃32の刃先を構成するチップ34と各間座31の外周面とに対し径方向に略同一の所定(1〜5mm程度)の隙間r1、r2ができ、各回転刃32に対しチップ51、52の3面が刃面を構成する。
【0020】
第1の固定刃53と第2の固定刃54は、各刃先を通る主軸14の径方向中心線が排出部10を挟んで鋭角θとなる位置関係にある。
【0021】
そして、第1の固定刃53および第2の固定刃54は、それぞれ、プレート55、56に形成された長穴57、58を貫通するボルト59、60により、回転刃32および間座31との間隙を同時に調整できるよう、回転刃組体15に対し出し入れ自在に取付けられる。
【0022】
また、本体フレーム2には、第1の固定刃53と第2の固定刃54との間に、回転刃組体15の下部外周に沿って、図7に示すスクリーン61が配置されている。前後一対の本体壁板5、6の内面の、円形穴17、18の下部周辺には、第1の固定刃53と第2の固定刃54を取り付ける二つのプレート55、56の間に、スクリーン61の前後端縁を支える円弧リブ状の支持レール63、64が設置され、スクリーン61は、これら支持レール63、64に前後端縁が保持され、左右両端が前記プレート55、56に固定される。
【0023】
スクリーン61は、粉砕された被処理材料を落下させる多数の穴62を備えている。これら穴62は、回転刃組体15により粉砕された粉片が落下可能な大きさで、回転刃32の刃部33の刃先チップ34の大きさや回転刃32の間隔等に関連した大きさとされ、例えば、チップ粉片の大きさが4〜5mmの場合は、穴62の径は6mm程度とされる。
【0024】
本体フレーム2の右上部に形成された投入部7の入口には、斜め上方へ向け、矩形筒状の投入シュート71が連接されている。また、本体フレーム2の上部には、開閉自在にカバー72が装着されている。
【0025】
コモンベッド1には、本体フレーム2の設置位置の下方に、排出部10に連続する取付板4の矩形穴16に連接する排出シュート73が配設されている。排出シュート73は、図示しない集塵装置に接続される。
【0026】
この粉砕機は、各種プラスチックや断熱材等の使用済み素材(被処理材料)を、リサイクルのため、あるいは廃棄のため粉砕処理するのに適したもので、モータ3を駆動し、投入シュート71(投入部)からプラスチック等の被処理材料を所定量ずつ投入すると、投入された被処理材料は、排出部10に対し回転刃回転方向後側に位置する第1の固定刃53で受けられ、主軸14(回転軸)と共に回転する回転刃32と第1の固定刃53とで切断され、粉砕される。その際、回転刃32の側方に入り込んだ被処理材料は、間座31上で第1の固定刃53にとらえられ、切断、粉砕される。そして、細かい粉片はスクリーン61の穴62から排出部10に落下する。また、十分に細かくならずスクリーン61の穴62から落下しないやや大きめの切断片は、回転方向に引きずられて、回転刃回転方向前側の第2の固定刃54の位置で、回転刃32と第2の固定刃54とで更に切断され、細かい粉片となってスクリーン61の穴62から排出部10に落下する。そして、排出部10に落下した粉片は、排出シュート73を経て図示しない集塵装置に吸引され、排出される。こうして回転刃組体15の各回転刃32と各回転刃32に対し3面が刃面となる前後2箇所の固定刃53、54とが協働することにより、プラスチック等の被処理材料を細かく切断し、大きな音を出すことなく短時間で細かく粉砕することができる。
【0027】
第1および第2の固定刃53、54は、被処理材料の材質や形状に応じて、また、回転刃32の刃部33のチップ34や固定刃53、54のチップ51、52の摩耗等に応じて、回転刃組体15に対し出し入れし、各回転刃32の刃先との隙間および各間座31の外周面との隙間を同時に調整できる。
【0028】
また、この粉砕機は、被処理材料の材質、使用環境、要処理量等に応じて、モータ3の回転を変え、回転刃組体15の回転速度を変えることにより、粉砕量を調整できる。
【0029】
以上、本発明の実施の形態を図示の例について説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づく発明の技術的思想の範囲で種々に態様を変更して実施できることは勿論である。
【0030】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の粉砕機は、間座を挟んで複数枚の回転刃を取り付けてなる回転刃組体の各回転刃と、固定刃とが協働して被処理材料を切断、粉砕し、特に、間座の外径を回転刃の刃部底面の径と略同一とし、固定刃を回転刃の刃部が入り込んで回転軸方向の両側に所定の隙間ができ且つ各回転刃の刃先と各間座の外周面とに対し径方向に略同一の隙間ができて各回転刃に対し3面が刃面となる櫛形の形状とし、また、2箇所に固定刃を配置するとともに、その間に回転刃組体の下部外周に沿ってスクリーンを配置し、被処理材料がまず第1の固定刃で受けられて、回転刃と第1の固定刃とで切断、粉砕され、その際、回転刃の側方に入り込んだ被処理材料は、間座上で第1の固定刃にとらえられて、切断、粉砕され、十分に細かくならなかった切断片は引きずられて第2の固定刃の位置で更に切断されるよう構成したことにより、プラスチック等の被処理材料を細かく切断し、大きな音を出すことなく短時間で確実に細かく粉砕することができる。
【0031】
また、2箇所の固定刃を、各固定刃の刃先を通る回転軸の径方向中心線が排出部を挟んで鋭角をなす位置に設けることにより、回転軸に対する負荷を軽減できる。
【0032】
また、各固定刃を回転刃組体に対し出し入れ自在とすることにより、被処理材料の材質や形状に応じて間隙を調整でき、また、回転刃および固定刃の摩耗等に応じて間隙を修正できる。
【0033】
また、回転刃組体の回転速度を変えることにより粉砕量を調整可能とすることができ、被処理材料の材質、使用環境、要処理量等に応じた運転が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る粉砕機の主軸に直角な垂直断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る粉砕機の水平断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る粉砕機の主軸に平行な垂直断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る粉砕機の正面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る粉砕機の回転刃および固定刃の構成を示す部分断面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る粉砕機の回転刃の部分正面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る粉砕機に使用するスクリーンの展開平面図(a)および側面図(b)である。
【符号の説明】
2 本体フレーム
3 モータ
7 投入部
10 排出部
14 主軸(回転軸)
15 回転刃組体
31 間座
32 回転刃
33 刃部
51、52 チップ
53 第1の固定刃
54 第2の固定刃
61 スクリーン
【発明の属する技術分野】
本発明はプラスチック等を短時間で細かく粉砕できる処理能力に優れた粉砕機に関する。
【0002】
【従来の技術】
梱包材等の廃棄物等を粉砕する装置として、例えば、回転軸方向に螺旋状に延びる複数のカッター刃を備える回転刃を使用したクラッシャー方式の粉砕機が従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。また、木挽用の粉砕装置として、例えば、多数の鋸刃を間座を介して所定ピッチで水平軸に軸着してなる鋸刃組体を設け、材料供給通路を挟んで略対称位置に第1および第2の受け刃を設け、排出側に略180度に渡ってスクリーンを張設した鋸式の粉砕機が従来から知られている(例えば、特許文献2参照)。また、文書用の細裁機として、間座を挟んで回転軸に取り付けた複数枚のカッターと、回転するカッターの周辺部の一部が入り込むよう櫛状に形成された固定刃とからなるカッター装置が従来から知られている(例えば、特許文献3参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−5038号公報
【特許文献2】
特公平1−44484号公報
【特許文献3】
特開昭57−87854号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、プラスチック廃棄物をリサイクルあるいは廃棄のために粉砕処理する場合、クラッシャー方式の粉砕機は、被粉砕材料をカッターで叩きつぶす、または叩き割るものであって、音が大きいという問題があるとともに、処理能力が低くて、時間がかかり過ぎるという問題がある。また、前述のとおり木挽用としては鋸式の粉砕機があり、文書用としては間座を挟んで回転軸に取り付けた複数枚のカッターと櫛状の固定刃とで細断するカッター装置があるが、それらは木挽用あるいは文書用であって、プラスチックを短時間で細かく粉砕する能力はない。
【0005】
本発明はこうした問題を解消するためのもので、プラスチック等を短時間で細かく粉砕できる処理能力に優れた粉砕機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の粉砕機は、間座を挟んで所定間隔で回転軸に取り付けた外径が等しい複数枚の回転刃からなる回転刃組体と、該回転刃組体の径方向側方に設けた固定刃とがケーシング内で協働して被処理材料を切断し粉砕する粉砕機であって、本体フレームにより構成されるケーシングを略水平方向に貫通するよう回転軸を配置し、回転刃組体をケーシング内に収容して回転軸と一体に回転自在とし、ケーシングの上部に被処理材料を投入する投入部を設けるとともに、ケーシングの下部に粉砕された被処理材料を排出する排出部を設け、各回転刃は外周に所定ピッチで突起状の刃部を設け、各間座の外径は回転刃の刃部底面の径と略同一とし、固定刃は各回転刃の刃部が入り込んで回転軸方向の両側に所定の隙間ができ且つ各回転刃の刃先と各間座の外周面とに対し径方向に略同一の隙間ができ各回転刃に対し3面が刃面となる櫛形の形状として、投入部の下方で排出部に対し回転刃回転方向後側の所定位置と排出部に対し回転刃回転方向前側の所定位置との2箇所に配置し、2箇所の固定刃の間に、回転刃組体の下部外周に沿って、粉砕された被処理材料を落下させる多数の穴を備えたスクリーンを配置したことを特徴とする。
【0007】
この粉砕機は、各種プラスチックや断熱材等の使用済み素材(被処理材料)を、リサイクルのため、あるいは廃棄のため粉砕処理するのに適したもので、モータ等の駆動装置により回転軸を駆動し、投入部からケーシング内にプラスチック等の被処理材料を投入すると、投入された被処理材料は、まず、排出部に対し回転刃回転方向後側に位置する第1の固定刃で受けられて、回転軸と共に回転する回転刃と第1の固定刃とで切断され、粉砕される。その際、回転刃の側方に入り込んだ被処理材料は、間座上で第1の固定刃にとらえられ、切断、粉砕される。そして、細かい粉片はスクリーンの穴から排出部に落下し、スクリーンの穴から落下しないやや大きめの切断片は回転方向に引きずられて、回転刃回転方向前側の第2の固定刃の位置で更に切断され、最終的には細かい粉片となってスクリーンの穴から排出部に落下し、集塵装置等で排出部から排出される。こうして回転刃組体の各回転刃と各回転刃に対し3面が刃面となる前後2箇所の固定刃とが協働することにより、プラスチック等の被処理材料を細かく切断し、大きな音を出すことなく短時間で細かく粉砕することができる。
【0008】
ここで、2箇所の固定刃は、各固定刃の刃先を通る回転軸径方向中心線が排出部を挟んで鋭角をなす位置に設けるのがよい。そうすることにより、回転軸に対する負荷を軽減できる。
【0009】
また、この粉砕機において、2箇所の固定刃は、回転刃組体に対し出し入れ自在で、各回転刃の刃先との隙間および各間座の外周面との隙間を同時に調整可能とするのがよく、そうすることにより、被処理材料の材質や形状に応じて間隙を調整でき、また、回転刃および固定刃の摩耗等に応じて間隙を修正できる。
【0010】
また、この粉砕機は、回転刃組体の回転速度を変えることにより粉砕量を調整可能とするのがよく、そうすることで、被処理材料の材質、使用環境、要処理量等に応じた運転が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1〜図7は本発明の実施の形態の粉砕機を示している。図1は粉砕機の主軸に直角な垂直断面図、図2は粉砕機の水平断面図、図3は粉砕機の主軸に平行な垂直断面図、図4は粉砕機の正面図、図5は回転刃および固定刃の構成を示す部分断面図、図6は回転刃の部分正面図、図7はスクリーンの展開平面図(a)および側面図(b)である。
【0012】
この実施の形態の粉砕機は、図1〜図4に示すように、矩形フレーム構造のコモンベッド1を有し、該コモンベッド1の上部には、図1において右側(以下、右側という。)に本体フレーム2が固定され、図1において左側(以下、左側という。)にモータ3が固定されている。
【0013】
本体フレーム2は、コモンベッド1に固定されるフランジ状の取付板4と、該取付板4の上面に立設された前後一対(図2において右側を「前」といい、左側を「後」という。)の垂直な本体壁板5、6と、それら前後一対の本体壁板5、6の間の上部右側の周辺部に、右上に向け斜めに配置されて、それぞれが両本体壁板5、6を連結し、投入部7を形成する、相互に平行で間隔をおいた上下のプレート8、9と、前後一対の本体壁板5、6の間の下部に、左右両側から下方内側へ向け漏斗状に配置されて、それぞれが両本体壁板5、6を連結し、排出部10を形成する、左右のプレート11、12、13とから成るもので、ケーシングを構成し、主軸14(回転軸)に組付けた回転刃組体15を回転自在に収容する。
【0014】
取付板4の中央部には、前記排出部10の下部開口に連続する矩形穴16が形成されている。また、前後の本体壁板5、6には、回転刃組体15の外径よりやや大きい円形穴17、18が形成されている。そして、これら円形穴17、18を塞ぐよう、本体壁板5、6に前後から円形のケーシングカバー19、20が取り付けられる。
【0015】
ケーシングカバー19、20はそれぞれ中心部を貫通する軸穴21、22を備えるもので、それら軸穴21、22に対し外側から、軸受部を備えたフランジユニット23、24が取り付けられる。そして、これらフランジユニット23、24の各軸受部により、回転刃組体15を組付けた主軸14が回転自在に軸支される。
【0016】
回転刃組体15は、間座31を挟んで所定間隔で主軸14に取り付けた、外径が等しい複数枚(図示した例では12枚、但し12枚に限らない。)の回転刃32からなるもので、各回転刃32はそれぞれ外周に所定ピッチで複数個の突起状の刃部33が形成され、図5および図6に示すように、各刃部33の刃先にそれぞれ超硬合金のチップ34が取り付けられている。複数枚の回転刃32は刃先の外周軌跡kが真円(図1、図6参照)で外径が等しい。そして、図6に示すように、間座31の外径は回転刃32の刃部底面の径と略同一である。
【0017】
回転刃組体15を組付けた主軸14の一端は、前側のケーシングカバー19を貫通し、フランジユニット23を貫通して、前方に突出し、その突出した軸部分がコモンベッド1の前部の支持台41に固定された軸受ユニット42に支承され、その軸部分先端にはプーリー43が取り付けられる。そして、主軸14先端のプーリー43と、モータ出力軸44の先端のプーリー45との間にベルト46が巻掛けられ、このベルト46を介してモータ3により主軸14が駆動され、回転刃組体15が図1に矢印で示す時計方向に回転する。支持台41には、また、被駆動側のプーリー43と駆動側のプーリー45との間でベルト46に張力を与えるよう揺動自在にテンショナー47が設置されている。
【0018】
そして、本体フレーム2には、回転刃組体15の径方向側方の所定位置に、回転刃組体15の各回転刃32と協働して被処理材料を切削し粉砕するよう、高速度鋼のチップ51、52を取り付けた第1および第2の固定刃53、54が設置されている。第1の固定刃53は、前後一対の本体壁板5、6の周辺部において、投入部7の下方で、排出部10に対し鋸盤回転方向後側に位置し、主軸14に向け配置された、両本体壁板5、6を連結するプレート55上に設置されている。また、第2の固定刃54は、前後一対の本体壁板5、6の周辺部において、排出部10に対し鋸盤回転方向前側に位置し、主軸14に向け配置された、両本体壁板5、6を連結するプレート56上に設置されている。
【0019】
第1および第2の固定刃53、54は、図5に示すように(図5は第1の固定刃53を示すが、第2の固定刃54についても同様)、固定刃本体に対してチップ51、52の先端が突出した櫛形の形状で、各櫛溝部に回転刃32の刃部33が入り込んで、回転軸方向の両側に所定(1〜2mm程度)の隙間d1、d2(但し、d1≒d2)ができるともに、各回転刃32の刃先を構成するチップ34と各間座31の外周面とに対し径方向に略同一の所定(1〜5mm程度)の隙間r1、r2ができ、各回転刃32に対しチップ51、52の3面が刃面を構成する。
【0020】
第1の固定刃53と第2の固定刃54は、各刃先を通る主軸14の径方向中心線が排出部10を挟んで鋭角θとなる位置関係にある。
【0021】
そして、第1の固定刃53および第2の固定刃54は、それぞれ、プレート55、56に形成された長穴57、58を貫通するボルト59、60により、回転刃32および間座31との間隙を同時に調整できるよう、回転刃組体15に対し出し入れ自在に取付けられる。
【0022】
また、本体フレーム2には、第1の固定刃53と第2の固定刃54との間に、回転刃組体15の下部外周に沿って、図7に示すスクリーン61が配置されている。前後一対の本体壁板5、6の内面の、円形穴17、18の下部周辺には、第1の固定刃53と第2の固定刃54を取り付ける二つのプレート55、56の間に、スクリーン61の前後端縁を支える円弧リブ状の支持レール63、64が設置され、スクリーン61は、これら支持レール63、64に前後端縁が保持され、左右両端が前記プレート55、56に固定される。
【0023】
スクリーン61は、粉砕された被処理材料を落下させる多数の穴62を備えている。これら穴62は、回転刃組体15により粉砕された粉片が落下可能な大きさで、回転刃32の刃部33の刃先チップ34の大きさや回転刃32の間隔等に関連した大きさとされ、例えば、チップ粉片の大きさが4〜5mmの場合は、穴62の径は6mm程度とされる。
【0024】
本体フレーム2の右上部に形成された投入部7の入口には、斜め上方へ向け、矩形筒状の投入シュート71が連接されている。また、本体フレーム2の上部には、開閉自在にカバー72が装着されている。
【0025】
コモンベッド1には、本体フレーム2の設置位置の下方に、排出部10に連続する取付板4の矩形穴16に連接する排出シュート73が配設されている。排出シュート73は、図示しない集塵装置に接続される。
【0026】
この粉砕機は、各種プラスチックや断熱材等の使用済み素材(被処理材料)を、リサイクルのため、あるいは廃棄のため粉砕処理するのに適したもので、モータ3を駆動し、投入シュート71(投入部)からプラスチック等の被処理材料を所定量ずつ投入すると、投入された被処理材料は、排出部10に対し回転刃回転方向後側に位置する第1の固定刃53で受けられ、主軸14(回転軸)と共に回転する回転刃32と第1の固定刃53とで切断され、粉砕される。その際、回転刃32の側方に入り込んだ被処理材料は、間座31上で第1の固定刃53にとらえられ、切断、粉砕される。そして、細かい粉片はスクリーン61の穴62から排出部10に落下する。また、十分に細かくならずスクリーン61の穴62から落下しないやや大きめの切断片は、回転方向に引きずられて、回転刃回転方向前側の第2の固定刃54の位置で、回転刃32と第2の固定刃54とで更に切断され、細かい粉片となってスクリーン61の穴62から排出部10に落下する。そして、排出部10に落下した粉片は、排出シュート73を経て図示しない集塵装置に吸引され、排出される。こうして回転刃組体15の各回転刃32と各回転刃32に対し3面が刃面となる前後2箇所の固定刃53、54とが協働することにより、プラスチック等の被処理材料を細かく切断し、大きな音を出すことなく短時間で細かく粉砕することができる。
【0027】
第1および第2の固定刃53、54は、被処理材料の材質や形状に応じて、また、回転刃32の刃部33のチップ34や固定刃53、54のチップ51、52の摩耗等に応じて、回転刃組体15に対し出し入れし、各回転刃32の刃先との隙間および各間座31の外周面との隙間を同時に調整できる。
【0028】
また、この粉砕機は、被処理材料の材質、使用環境、要処理量等に応じて、モータ3の回転を変え、回転刃組体15の回転速度を変えることにより、粉砕量を調整できる。
【0029】
以上、本発明の実施の形態を図示の例について説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づく発明の技術的思想の範囲で種々に態様を変更して実施できることは勿論である。
【0030】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の粉砕機は、間座を挟んで複数枚の回転刃を取り付けてなる回転刃組体の各回転刃と、固定刃とが協働して被処理材料を切断、粉砕し、特に、間座の外径を回転刃の刃部底面の径と略同一とし、固定刃を回転刃の刃部が入り込んで回転軸方向の両側に所定の隙間ができ且つ各回転刃の刃先と各間座の外周面とに対し径方向に略同一の隙間ができて各回転刃に対し3面が刃面となる櫛形の形状とし、また、2箇所に固定刃を配置するとともに、その間に回転刃組体の下部外周に沿ってスクリーンを配置し、被処理材料がまず第1の固定刃で受けられて、回転刃と第1の固定刃とで切断、粉砕され、その際、回転刃の側方に入り込んだ被処理材料は、間座上で第1の固定刃にとらえられて、切断、粉砕され、十分に細かくならなかった切断片は引きずられて第2の固定刃の位置で更に切断されるよう構成したことにより、プラスチック等の被処理材料を細かく切断し、大きな音を出すことなく短時間で確実に細かく粉砕することができる。
【0031】
また、2箇所の固定刃を、各固定刃の刃先を通る回転軸の径方向中心線が排出部を挟んで鋭角をなす位置に設けることにより、回転軸に対する負荷を軽減できる。
【0032】
また、各固定刃を回転刃組体に対し出し入れ自在とすることにより、被処理材料の材質や形状に応じて間隙を調整でき、また、回転刃および固定刃の摩耗等に応じて間隙を修正できる。
【0033】
また、回転刃組体の回転速度を変えることにより粉砕量を調整可能とすることができ、被処理材料の材質、使用環境、要処理量等に応じた運転が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る粉砕機の主軸に直角な垂直断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る粉砕機の水平断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る粉砕機の主軸に平行な垂直断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る粉砕機の正面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る粉砕機の回転刃および固定刃の構成を示す部分断面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る粉砕機の回転刃の部分正面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る粉砕機に使用するスクリーンの展開平面図(a)および側面図(b)である。
【符号の説明】
2 本体フレーム
3 モータ
7 投入部
10 排出部
14 主軸(回転軸)
15 回転刃組体
31 間座
32 回転刃
33 刃部
51、52 チップ
53 第1の固定刃
54 第2の固定刃
61 スクリーン
Claims (4)
- 間座を挟んで所定間隔で回転軸に取り付けた外径が等しい複数枚の回転刃からなる回転刃組体と、該回転刃組体の径方向側方に設けた固定刃とがケーシング内で協働して被処理材料を切断し粉砕する粉砕機であって、
本体フレームにより構成されるケーシングを略水平方向に貫通するよう前記回転軸を配置し、前記回転刃組体を前記ケーシング内に収容して前記回転軸と一体に回転自在とし、
前記ケーシングの上部に被処理材料を投入する投入部を設けるとともに、該ケーシングの下部に粉砕された被処理材料を排出する排出部を設け、
各回転刃は外周に所定ピッチで突起状の刃部を設け、
各間座の外径は前記回転刃の刃部底面の径と略同一とし、
前記固定刃は前記各回転刃の刃部が入り込んで回転軸方向の両側に所定の隙間ができ且つ各回転刃の刃先と各間座の外周面とに対し径方向に略同一の隙間ができ各回転刃に対し3面が刃面となる櫛形の形状として、前記投入部の下方で前記排出部に対し回転刃回転方向後側の所定位置と前記排出部に対し回転刃回転方向前側の所定位置との2箇所に配置し、
前記2箇所の固定刃の間に、前記回転刃組体の下部外周に沿って、粉砕された被処理材料を落下させる多数の穴を備えたスクリーンを配置したことを特徴とする粉砕機。 - 前記2箇所の固定刃は、各固定刃の刃先を通る回転軸径方向中心線が前記排出部を挟んで鋭角をなす位置に設けたことを特徴とする請求項1記載の粉砕機。
- 前記2箇所の固定刃は、前記回転刃組体に対し出し入れ自在で、各回転刃の刃先との隙間および各間座の外周面との隙間を同時に調整可能としたことを特徴とする請求項1または2記載の粉砕機。
- 前記回転刃組体の回転速度を変えることにより粉砕量を調整可能としたことを特徴とする請求項1、2または3記載の粉砕機。
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- 2002-11-27 JP JP2002343976A patent/JP2004174380A/ja active Pending
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