JP2003159541A - 鋸式粉砕機 - Google Patents

鋸式粉砕機

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JP2003159541A
JP2003159541A JP2001362056A JP2001362056A JP2003159541A JP 2003159541 A JP2003159541 A JP 2003159541A JP 2001362056 A JP2001362056 A JP 2001362056A JP 2001362056 A JP2001362056 A JP 2001362056A JP 2003159541 A JP2003159541 A JP 2003159541A
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Koichi Goto
公一 後藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラスチック等を大きな音を出すことなく短
時間で細かく粉砕できる処理能力に優れた粉砕機を提供
する。 【解決手段】 モータ3により駆動する主軸14に取り
付けた鋸盤組体15の各円形鋸盤の鋸刃を、軸方向に順
次刃先位置がずれるよう角度を変えて折り曲げ、刃先軌
跡が細かいピッチで多重となるようにするとともに、鋸
盤組体15の下方に位置する排出部10を挟んで回転方
向の前後に第1の受け刃53と第2の受け刃54を配置
し、被処理材料を鋸盤組体15の鋸刃と第1の受け刃5
3とにより鋸挽き及び切削して粉砕し、更に第2の受け
刃54の位置で挽き及び切削して粉砕し、スクリーン6
1を通して落下させ、排出するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラスチック等の粉
砕処理に使用する粉砕機に関し、特に、音が低く、処理
能力に優れた鋸式粉砕機に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック等の使用済み素材を、リサ
イクルのため、あるいは廃棄のために粉砕処理する装置
としては、カッターを使用したクラッシャー方式の粉砕
機が一般的である。特開平11−5038号公報に開示
された細断機は、草木や梱包材等の廃棄物を細断するも
ので、クラッシャー方式の一例であり、回転刃、受け刃
およびフィードロールを備え、フィードロールにより被
細断物を回転刃と受け刃との対向部に送り込み、回転刃
と受け刃との対向部にて切断し細断する。
【0003】また、特公平1−44484号公報には、
木材を鋸刃で挽いて挽粉とする挽粉製造機において、材
料供給通路の後端部に第1受け刃を設置し、多数の鋸刃
を間座を介して所定ピッチで水平軸に軸着してなる鋸刃
組体を設け、鋸刃組体の刃先軌跡に沿って挽粉落下用の
多数の孔を有するスクリーンを張設し、鋸刃が間座周縁
から僅かに突出するように間座を鋸刃の刃先チップの略
々半分に達する大きさに構成し、スックリーンを略々1
80度に渡って張設し、スクリーン後端部の鋸刃回転方
向後側で第1受け刃と略々点対称位置に第2受け刃を設
けたものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プラス
チック等を粉砕処理する装置として従来から使用されて
いるクラッシャー方式の粉砕機は、被粉砕材料をカッタ
ーで叩きつぶす、または叩き割るものであって、音が大
きという問題があり、また、処理能力が低くて、時間が
かかり過ぎるという問題がある。
【0005】また、木材を挽く装置としては前述のとお
り鋸刃を使用した挽粉製造機があるが、これをそのまま
プラスチックの粉砕に用いても、プラスチックを短時間
で細かく粉砕することはできず、処理能力を高めること
ができない。
【0006】本発明はこうした問題を解消するためのも
ので、プラスチック等を大きな音を出すことなく短時間
で細かく粉砕できる処理能力に優れた粉砕機を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る鋸式粉砕機
は、間座を挟んで所定間隔で回転軸に取り付けた外径が
等しい複数枚の円形鋸盤により被処理材料を切断し粉砕
する鋸式粉砕機であって、複数枚の円形鋸盤のそれぞれ
の鋸刃を刃先が回転軸の軸方向に順次刃先位置がずれる
よう角度を変えて折り曲げるとともに、該複数枚の円形
鋸盤からなる鋸盤組体の径方向側方に該鋸盤組体の各円
形鋸盤と協働して被処理材料を切削し粉砕する受け刃を
設けたことを特徴とする。
【0008】この鋸式粉砕機は、各種プラスチックや断
熱材等の使用済み素材(被処理材料)を、リサイクルの
ため、あるいは廃棄のために粉砕処理する装置として使
用するのに適したもので、間座を挟んで所定間隔で回転
軸に取り付けた複数枚の円形鋸盤のそれぞれの鋸刃の刃
先位置が回転軸の軸方向に順次ずれることにより、回転
する鋸盤組体の各円形鋸盤の刃先軌跡が回転軸の軸方向
に細かいピッチで多重となり、各円形鋸盤の鋸刃と受け
刃とが協働して、プラスチック等の被処理材料を細かく
鋸挽き及び切削し、大きな音を出すことなく短時間で細
かく粉砕することができる。
【0009】前記鋸式粉砕機は、より具体的には、例え
ば回転軸を本体フレームにより構成されるケーシングを
略水平方向に貫通する配置で回転自在に軸支し、該ケー
シングの内部に前記複数枚の円形鋸盤からなる鋸盤組体
を収容して回転軸と共に回転自在とし、本体フレームの
上部の鋸盤組体の外周に面する鋸盤回転方向前側の位置
に、ケーシング内に被処理材料を投入する投入部を設け
るとともに、本体フレームの下部に、粉砕された被処理
材料を排出する排出部を設け、受け刃として、投入部の
下方で排出部に対し鋸盤回転方向後側の所定位置に第1
の受け刃を設けるとともに、排出部に対し鋸盤回転方向
前側の所定位置に第2の受け刃を設け、第1の受け刃と
前記第2の受け刃との間に、鋸盤組体の下部外周に沿っ
て、粉砕された被処理材料を落下させる多数の穴を備え
たスクリーンを配置した構成とするのがよい。
【0010】このように構成した鋸式粉砕機において、
モータ等の駆動装置により回転軸を駆動し、投入部から
ケーシング内にプラスチック等の被処理材料を投入する
と、投入された被処理材料は、回転軸と共に回転する鋸
盤組体の各円形鋸盤の鋸刃と第1の受け刃との間隙に入
り込んで所定量ずつ鋸挽き及び切削され、チップ状に粉
砕されて、十分細かくなった粉片はスクリーンの穴から
排出部に落下し、また、スクリーンの穴から落下せずに
回転方向に引きずられたやや大きめの切削片は、第2の
受け刃の位置で更に鋸挽き及び切削されて、細かい粉片
となり、スクリーンの穴から排出部に落下する。そし
て、集塵装置等で排出部から排出される。
【0011】ここで、第1の受け刃と第2の受け刃は、
各受け刃の刃先を通る回転軸の径方向中心線が排出部を
挟んで鋭角をなす位置に設けるのがよい。そうすること
により、回転軸に対する負荷を軽減できる。
【0012】また、この鋸式粉砕機において、受け刃は
鋸盤組体の刃先軌跡との間隙を調整するよう出し入れ自
在とするのがよい。そうすることにより、被処理材料の
材質や形状に応じて間隙を調整でき、また、鋸刃および
受け刃の摩耗等に応じて間隙を修正できる。
【0013】また、この鋸式粉砕機は、鋸盤組体の回転
速度を変えることにより粉砕量を調整可能とするのがよ
く、そうすることで、被処理材料の材質、使用環境、要
処理量等に応じた運転が可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1〜図6は本発明の実施の形態
の一例に係る鋸式粉砕機を示している。図1は粉砕機の
主軸に直角な垂直断面図、図2は粉砕機の水平断面図、
図3は粉砕機の主軸に平行な垂直断面図、図4は粉砕機
の正面図、図5は粉砕機に使用する鋸盤の概略正面図
(a)および鋸刃展開図(b)、図6は粉砕機に使用す
るスクリーンの展開平面図(a)および側面図(b)で
ある。
【0015】この実施の形態の粉砕機(鋸式粉砕機)
は、図1〜図4に示すように、矩形フレーム構造のコモ
ンベッド1を有し、該コモンベッド1の上部には、図1
において右側(以下、右側という。)に本体フレーム2
が固定され、図1において左側(以下、左側という。)
にモータ3が固定されている。
【0016】本体フレーム2は、コモンベッド1に固定
されるフランジ状の取付板4と、該取付板4の上面に立
設された前後一対(図2において右側を「前」といい、
左側を「後」という。)の垂直な本体壁板5、6と、そ
れら前後一対の本体壁板5、6の間の上部右側の周辺部
に、右上に向け斜めに配置されて、それぞれが両本体壁
板5、6を連結し、投入部7を形成する、相互に平行で
間隔をおいた上下のプレート8、9と、前後一対の本体
壁板5、6の間の下部に、左右両側から下方内側へ向け
漏斗状に配置されて、それぞれが両本体壁板5、6を連
結し、排出部10を形成する、左右のプレート11、1
2、13とから成るもので、ケーシングを構成し、主軸
14(回転軸)に組付けた鋸盤組体15を回転自在に収
容する。
【0017】取付板4の中央部には、前記排出部10の
下部開口に連続する矩形穴16が形成されている。ま
た、前後の本体壁板5、6には、鋸盤組体15の外径よ
りやや大きい円形穴17、18が形成されている。そし
て、これら円形穴17、18を塞ぐよう、本体壁板5、
6に前後から円形のケーシングカバー19、20が取り
付けられる。
【0018】ケーシングカバー19、20はそれぞれ中
心部を貫通する軸穴21、22を備えるもので、それら
軸穴21、22に対し外側から、軸受部を備えたフラン
ジユニット23、24が取り付けられる。そして、これ
らフランジユニット23、24の各軸受部により、鋸盤
組体15を組付けた主軸14が回転自在に軸支される。
【0019】鋸盤組体15は、間座31を挟んで所定間
隔で主軸14に取り付けた、外径が等しい複数枚(図示
した例では12枚、但し12枚に限らない。)の円形鋸
盤32からなるもので、各円形鋸盤32は外周部にそれ
ぞれ複数個の鋸刃33が形成され、図5(a)に示すよ
うに、各鋸刃33の刃先にそれぞれ超硬合金のチップ3
4が取り付けられている。
【0020】円形鋸盤32は、鋸刃33が、図5(b)
に示すように、主軸14の軸方向(図5(b)において
上下の方向)に所定寸法d(例えば30mm)の範囲で
順次刃先位置がずれるよう角度を変えて折り曲げられて
いる。図5(b)において、屈曲した一点鎖線は、隣接
する各円形鋸盤32の刃先位置の変化を示している。前
記所定寸法dは、間座31を挟んで並ぶ円形鋸盤32の
配列ピッチと略同じである。
【0021】鋸盤組体15を組付けた主軸14の一端
は、前側のケーシングカバー19を貫通し、フランジユ
ニット23を貫通して、前方に突出し、その突出した軸
部分がコモンベッド1の前部の支持台41に固定された
軸受ユニット42に支承され、その軸部分先端にはプー
リー43が取り付けられる。そして、主軸14先端のプ
ーリー43と、モータ出力軸44の先端のプーリー45
との間にベルト46が巻掛けられ、このベルト46を介
してモータ3により主軸14が駆動され、鋸盤組体15
が図1に矢印で示す時計方向に回転する。支持台41に
は、また、被駆動側のプーリー43と駆動側のプーリー
45との間でベルト46に張力を与えるよう揺動自在に
テンショナー47が設置されている。
【0022】そして、本体フレーム2には、鋸盤組体1
5の径方向側方の所定位置に、鋸盤組体15の各円形鋸
盤32と協働して被処理材料を切削し粉砕するよう、刃
先に高速度鋼のチップ51、52を取り付けた第1およ
び第2の受け刃53、54が設置されている。
【0023】第1の受け刃53は、前後一対の本体壁板
5、6の周辺部において、投入部7の下方で、排出部1
0に対し鋸盤回転方向後側に位置し、主軸14に向け配
置された、両本体壁板5、6を連結するプレート55上
に設置され、鋸盤組体15の刃先軌跡k(図1参照)に
対し所定(例えば0.1〜0.2mm)の間隙をもって
略直角に対峙する。
【0024】また、第2の受け刃54は、前後一対の本
体壁板5、6の周辺部において、排出部10に対し鋸盤
回転方向前側に位置し、主軸14に向け配置された、両
本体壁板5、6を連結するプレート56上に設置され、
鋸盤組体15の刃先軌跡k(図1参照)に対し所定(例
えば0.1〜0.2mm)の間隙をもって略直角に対峙
する。
【0025】これら第1の受け刃53と第2の受け刃5
4は、刃先を通る主軸14の径方向中心線が排出部10
を挟んで角度θが鋭角となる位置関係にある。
【0026】そして、第1の受け刃53および第2の受
け刃54は、それぞれ、プレート55、56に形成され
た長穴57、58を貫通するボルト59、60により、
鋸盤組体15の刃先軌跡kとの間隙を調整できるよう、
鋸盤組体15に向けて出し入れ自在に取付けられる。
【0027】また、本体フレーム2には、第1の受け刃
53と第2の受け刃54との間に、鋸盤組体15の下部
外周に沿って、図6に示すスクリーン61が配置されて
いる。前後一対の本体壁板5、6の内面の、円形穴1
7、18の下部周辺の第1の受け刃53と第2の受け刃
54を取り付ける二つのプレート55、56の間に、ス
クリーン61の前後端縁を支える円弧リブ状の支持レー
ル63、64が設置され、スクリーン61は、これら支
持レール63、64に前後端縁が保持され、左右両端が
前記プレート55、56に固定される。
【0028】スクリーン61は、粉砕された被処理材料
を落下させる多数の穴62を備えている。これら穴62
は、鋸盤組体15により粉砕された粉片が落下可能な大
きさで、鋸刃33の刃先チップ34の大きさや刃先軌跡
の間隔等に関連し、例えば、チップ粉片の大きさが4〜
5mmの場合は、穴62の径は6mm程度とする。
【0029】本体フレーム2の右上部に形成された投入
部7の入口には、斜め上方へ向け、矩形筒状の投入シュ
ート71が連接されている。また、本体フレーム2の上
部には、開閉自在にカバー72が装着されている。
【0030】コモンベッド1には、本体フレーム2の設
置位置の下方に、排出部10に連続する取付板4の矩形
穴16に連接する排出シュート73が配設されている。
排出シュート73は、図示しない集塵装置に接続され
る。
【0031】この粉砕機は、各種プラスチックや断熱材
等の使用済み素材(被処理材料)を、リサイクルのた
め、あるいは廃棄のために粉砕処理するのに適したもの
で、モータ3を駆動し、投入シュート71から被処理材
料を所定量ずつ投入すると、投入された被処理材料は、
主軸14と共に回転する鋸盤組体15の各円形鋸盤32
の鋸刃33と第1の受け刃53との間隙に入り込んで、
所定量ずつ鋸刃33により鋸挽きされるとともに、第1
の受け刃53により切削され、チップ状に粉砕される。
そして、細かくなった粉片がスクリーン61の穴62か
ら排出部10に落下する。また、十分に細かくならない
切削片は、スクリーン61の穴62から落下せずに回転
方向に引きずられ、第2の受け刃54の位置に達して、
この位置で鋸刃33と第2の受け刃54により更に鋸挽
き及び切削されて、細かい粉片となり、スクリーン61
の穴62から落下する。そして、排出部10に落下した
粉片は、排出シュート73を経て図示しない集塵装置に
吸引され、排出される。
【0032】第1および第2の受け刃53、54は、被
処理材料の材質や形状に応じて、また、鋸刃33および
受け刃53、54の摩耗等に応じて、出し入れし、鋸盤
組体15の刃先軌跡との間隙を調整する。
【0033】また、この粉砕機は、被処理材料の材質、
使用環境、要処理量等に応じて、モータ3の回転を変
え、鋸盤組体15の回転速度を変えることにより、粉砕
量を調整する。
【0034】こうしてプラスチック等の被処理材料を鋸
盤組体15の各円形鋸盤32の鋸刃33と第1および第
2の受け刃53とにより鋸挽き及び切削することで、大
きな音を出すことなく粉砕することができる。そして、
この粉砕機は、特に、各円形鋸盤32の鋸刃33の刃先
位置が回転軸の軸方向に順次ずれていて、刃先軌跡が主
軸14の軸方向に細かいピッチで多重となるため、プラ
スチック等の被処理材料を効率よく鋸挽き及び切削する
ことができ、短時間で細かく粉砕できる。
【0035】以上、本発明の実施の形態を図示の例につ
いて説明したが、本発明はそれに限定されるものではな
く、特許請求の範囲の記載に基づく発明の技術的思想の
範囲で種々に態様を変更して実施できることは勿論であ
る。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の粉砕機は、間座を挟んで所定間隔で回転軸に取り付け
た複数枚の円形鋸盤のそれぞれの鋸刃の刃先位置が回転
軸の軸方向に順次ずれていて、回転する鋸盤組体の各円
形鋸盤の刃先軌跡が回転軸の軸方向に細かいピッチで多
重となることにより、また、各円形鋸盤の鋸刃と受け刃
とが協働することにより、プラスチック等の被処理材料
を細かく鋸挽き及び切削でき、大きな音を出すことなく
短時間で細かく粉砕することができる。
【0037】そして、特に、投入された被処理材料を鋸
盤組体の鋸刃と第1の受け刃とで鋸挽き及び切削してチ
ップ状に粉砕し、十分に粉砕しきれなかった切削片を更
に鋸刃と第2の受け刃とで鋸挽き及び切削して粉砕する
よう構成することにより、確実に粉砕できる。
【0038】また、第1の受け刃と第2の受け刃を、各
受け刃の刃先を通る回転軸の径方向中心線が排出部を挟
んで鋭角をなす位置に設けることにより、回転軸に対す
る負荷を軽減できる。
【0039】また、受け刃を鋸盤組体の刃先軌跡との間
隙を調整するよう出し入れ自在とすることにより、被処
理材料の材質や形状に応じて間隙を調整でき、また、鋸
刃および受け刃の摩耗等に応じて間隙を修正できる。
【0040】また、鋸盤組体の回転速度を変えることに
より粉砕量を調整可能とすることができ、被処理材料の
材質、使用環境、要処理量等に応じた運転が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る粉砕機の主軸に直角
な垂直断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る粉砕機の水平断面図
である。
【図3】本発明の実施の形態に係る粉砕機の主軸に平行
な垂直断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る粉砕機の正面図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態に係る粉砕機に使用する鋸
盤の概略正面図(a)および鋸刃展開図(b)である。
【図6】本発明の実施の形態に係る粉砕機に使用するス
クリーンの展開平面図(a)および側面図(b)であ
る。
【符号の説明】
2 本体フレーム 3 モータ 7 投入部 10 排出部 14 主軸(回転軸) 15 鋸盤組体 31 間座 32 円形鋸盤 33 刃先 53 第1の受け刃 54 第2の受け刃 61 スクリーン 71 投入シュート 73 排出シュート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間座を挟んで所定間隔で回転軸に取り付
    けた外径が等しい複数枚の円形鋸盤により被処理材料を
    切断し粉砕する鋸式粉砕機であって、 前記複数枚の円形鋸盤のそれぞれの鋸刃を回転軸の軸方
    向に順次刃先位置がずれるよう角度を変えて折り曲げる
    とともに、 該複数枚の円形鋸盤からなる鋸盤組体の径方向側方に該
    鋸盤組体の各円形鋸盤と協働して被処理材料を切削し粉
    砕する受け刃を設けたことを特徴とする鋸式粉砕機。
  2. 【請求項2】 前記回転軸は本体フレームにより構成さ
    れるケーシングを略水平方向に貫通する配置で回転自在
    に軸支し、 前記ケーシングの内部に前記複数枚の円形鋸盤からなる
    鋸盤組体を収容して前記回転軸と共に回転自在とし、 前記本体フレームの上部の前記鋸盤組体の外周に面する
    鋸盤回転方向前側の位置に、ケーシング内に被処理材料
    を投入する投入部を設けるとともに、該本体フレームの
    下部に、粉砕された被処理材料を排出する排出部を設
    け、 前記受け刃として、前記投入部の下方で前記排出部に対
    し鋸盤回転方向後側の所定位置に第1の受け刃を設ける
    とともに、前記排出部に対し鋸盤回転方向前側の所定位
    置に第2の受け刃を設け、 前記第1の受け刃と前記第2の受け刃との間に、前記鋸
    盤組体の下部外周に沿って、粉砕された被処理材料を落
    下させる多数の穴を備えたスクリーンを配置した請求項
    1記載の鋸式粉砕機。
  3. 【請求項3】 前記第1の受け刃と前記第2の受け刃
    は、各受け刃の刃先を通る前記回転軸の径方向中心線が
    前記排出部を挟んで鋭角をなす位置に設けた請求項2記
    載の鋸式粉砕機。
  4. 【請求項4】 前記受け刃は、前記鋸盤組体の刃先軌跡
    との間隙を調整するよう出し入れ自在とする請求項1、
    2または3記載の鋸式粉砕機。
  5. 【請求項5】 前記鋸盤組体の回転速度を変えることに
    より粉砕量を調整可能に構成する請求項1、2または3
    記載の鋸式粉砕機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006272101A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Hitachi Furukawa Kenki Kk 樹枝粉砕機
CN102814219A (zh) * 2012-09-05 2012-12-12 宁波华热机械制造有限公司 一种塑料粉碎机

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JP2006272101A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Hitachi Furukawa Kenki Kk 樹枝粉砕機
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