JP2001162188A - 破砕機 - Google Patents

破砕機

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JP2001162188A
JP2001162188A JP34868199A JP34868199A JP2001162188A JP 2001162188 A JP2001162188 A JP 2001162188A JP 34868199 A JP34868199 A JP 34868199A JP 34868199 A JP34868199 A JP 34868199A JP 2001162188 A JP2001162188 A JP 2001162188A
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JP
Japan
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rotor
rotary blade
blade
grinding
rotary
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JP34868199A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Sakamoto
力 坂本
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Sakamoto KK
Original Assignee
Sakamoto KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、回転刃をロ−タに取付けた状態で
もって極めて容易に、しかも、迅速かつ確実に能率よく
研削せしめることが出来る破砕機を提供するものであ
る。 【解決手段】破砕機を構成する回転刃6に当接して研削
せしめるべく研削装置21が所要の送り機構19・20
を介して当接・離間自在に配設された構成よりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴムやプラスチッ
ク、あるいは木材などの廃材を細断して減容化せしめる
破砕機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の破砕機としては、所
要のフレ−ムに回転主軸を介してロ−タが回転自在に横
架され、該ロ−タには回転刃が着脱自在に取付けられる
と共に、該回転刃に噛み合せるべくその回転軌跡上に両
側一対の固定刃が配設され、かつ、ロ−タの上方にはホ
ッパ−が、同下方には排出用スクリ−ンが各々配設され
たものが知られている(実公平5−13410号公報等
参照)。そして、上述の如く構成された従来例は、回転
主軸を介してロ−タを回転せしめつつ、ホッパ−より廃
タイヤなど所要の被破砕物を投入せしめ、回転刃と固定
刃とを噛み合せてチップ状に細断し、排出用スクリ−ン
を通して下方に排出せしめるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の従来
例は、所要の被破砕物を能率よく確実に細断せしめるこ
とが出来るものである。しかしながら、摩損したり異物
が付着した回転刃を研削せしめるさいには、一々ロ−タ
より回転刃を取外して研削しなければならないのみなら
ず、微調整せしめつつ適正に再度取付けなければならな
いものであって、ひいては、回転刃の研削作業が非常に
面倒で手間がかかるのみならず長時間を要するものとな
り、極めて研削作業能率の悪いものとなっていた。しか
も、上述の如く研削作業に長時間を要するため、その間
においては破砕機自体を長時間にわたって停止せしめざ
るを得ず、破砕効率の低下を招来せしめるものである。
【0004】また、回転主軸とロ−タとは各々別個独立
に形成されると共に、所要の結合手段を介して結合され
ているに過ぎないものであるから、大きな荷重のかかる
この種破砕機においては長期の使用により結合力が弱化
してガタ付きやすく、ひいては、回転刃と固定刃とのス
ム−ズな噛み合いがしずらいのみならず、場合によって
は回転刃や固定刃を損傷せしめる等のおそれがあるもの
である。
【0005】本発明は、かかる従来の問題点を一挙に解
決し、回転刃をロ−タに取付けた状態でもって極めて容
易に、しかも、迅速かつ確実に能率よく研削せしめるこ
とができ、また、回転主軸とロ−タとのガタ付きを確実
に防止せしめて長期の稼動に充分耐えることが出来る極
めて丈夫な破砕機を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1記載の発
明は、所要のフレ−ムに回転主軸を介してロ−タが回転
自在に横架され、該ロ−タには回転刃が着脱自在に取付
けられると共に、該回転刃に噛み合せるべくその回転軌
跡上に両側一対の固定刃が配設され、かつ、ロ−タの上
方にはホッパ−が、同下方には排出用スクリ−ンが各々
配設されてなる破砕機において、上記フレ−ム上には回
転刃に当接して研削せしめるべく研削装置が所要の送り
機構を介して当接・離間自在に配設されてなることを特
徴とする、破砕機を要旨とするものである。
【0007】請求項2記載の発明は、回転主軸とロ−タ
とが中実状に一体形成されてなることを特徴とする、請
求項1記載の破砕機を要旨とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に示す一実施例に基づいて説明する。図1乃至図6は
本発明の一実施例を示すもので、同図中、1は所要の高
さを備えた略方形体状のフレ−ム、2は該フレ−ム1の
一端に軸受3を介して回転自在に横架された中実状の回
転主軸、4は該回転主軸2の外周に同芯状に一体形成さ
れた所要の長さを有する中実状ロ−タ、5は該ロ−タ4
の長手方向に沿ってその外周面に所定ピッチ毎に切欠き
形成された3条の段部状取付け座、6は該各取付け座5
に取付けボルト7を介して帯状に取付けられた回転刃、
8は該各回転刃6を構成する刃先が傾斜状とされてなる
刃部材で、上記回転刃6の刃先は図4に図示するように
該刃部材8を交互に取付けボルト7でもって取付けるこ
とにより略波形状に構成されている。9は前記回転主軸
2にベルト等の巻掛け伝動機構10を介して接続された
減速機11付きモ−タ、12は前記ロ−タ4の回転刃6
に噛み合せるべくその回転軌跡上に配設された両側一対
の帯状固定刃、13は回転刃6とのクリアランスを調整
せしめるべく該各固定刃12に当接された調整ねじ、1
4はロ−タ4の上方に着脱自在に配設されたホッパ−、
15はロ−タ4の下半部を被うべくその下方に配設され
た横断面半円形状の排出用スクリ−ンである。
【0009】16はロ−タ4の長手方向に対して直交状
に往復走行すべくフレ−ム1の他端上に配設された側面
からみて略直角三形形状の台車で、該台車16はロ−タ
4の長さより長尺状に形成されると共に、溝付きロ−ラ
17を介して両側一対の山形状走行レ−ル18に載架さ
れ、手動または自動的にロ−タ4の長手方向に対して直
交状に往復走行自在とされている。19はロ−タ4の長
手方向に対して平行状に往復作動すべく台車16の傾斜
面上に配設された横送り機構、20はロ−タ4の長手方
向に対して直交状に往復作動すべく該横送り機構19上
に配設された縦送り機構、21は前記回転刃6に当接し
て研削せしめるべく該縦送り機構20上に配設された研
削装置である。
【0010】22は上記横送り機構19を構成する両側
一対のあり形状摺動レ−ルで、該摺動レ−ル22はロ−
タ4の長手方向に対して平行に位置すべく台車16の傾
斜面上に敷設されている。23は該摺動レ−ル22にあ
り溝形状摺動部材24を介して摺動自在に載架された細
幅状の横送り板、25は摺動レ−ル22と平行すべく台
車16の傾斜面上に軸受26を介して配設された所要長
の横送り用ボ−ルねじ、28は該ボ−ルねじ25に螺動
自在に螺合されためねじ部材で、該めねじ部材28は前
記横送り板23の下面に固着されている。29は上記ボ
−ルねじ25を正逆回転作動せしめるべく歯車機構30
を介して接続されたギャ−ドモ−タである。
【0011】31は前記縦送り機構20を構成する両側
一対のあり形状摺動レ−ルで、該摺動レ−ル31はロ−
タ4の長手方向に対して直交すべく横送り板23上に敷
設されている。32は該摺動レ−ル31にあり溝形状摺
動部材33を介して摺動自在に載架された細幅状の縦送
り板、34は摺動レ−ル31と平行すべく横送り板23
上に軸受35と螺合ブラケット27を介して配設された
縦送り用ねじ軸、36は該ねじ軸34の一端部に接続さ
れた正逆回転自在なサ−ボモ−タ、37は同端部に螺動
自在に螺合されためねじ部材で、該めねじ部材37は前
記縦送り板32の下面に固着されている。
【0012】38は前記研削装置21を構成する円形砥
石、39は該砥石38の回転軸で、該砥石38は前記回
転刃6に直交状に当接して研削せしめるべく軸受40を
介して縦送り板32上に前傾配設されている。41は砥
石38の回転軸39にベルト等の巻掛け伝動機構42を
介して接続されたモ−タである。
【0013】次に、上述の如く構成された実施例の作動
について説明する。まず、廃タイヤなど所要の被破砕物
を破砕せしめるさいには、モ−タ9の起動により回転主
軸2を介してロ−タ4を回転作動せしめつつ、ホッパ−
14より被破砕物を投入せしめ、回転刃6と固定刃12
とを噛み合せてチップ状に細断せしめる。このさい、回
転刃6の刃先は略波形状に形成されているから、被破砕
物の片寄りを防止して平準化せしめつつ破砕せしめるこ
とが出来るのみならず、破砕時の負荷が経時的に荷重す
るため分散負荷となってスム−ズな破砕を行なうことが
出来る。また、回転主軸2にロ−タ4が中実状に一体形
成されているため、両者間の結合力は大で非常に強固で
あり、ガタ付くことなく長期の稼動に十分耐えることが
出来るものである。細断せしめた被破砕物は、排出用ス
クリ−ン15を通して下方に排出せしめる。
【0014】また、破砕機の稼動により摩損したり異物
が付着した回転刃6を研削せしめるさいには、まず、ホ
ッパ−14をフレ−ム1より取外し、ロ−タ4を露出せ
しめる。次いで、台車16を走行レ−ル18に沿って走
行せしめ、ロ−タ4に接近せしめたのち、所定位置に停
止せしめる。このさい、横送り板23は砥石38を回転
刃6の一端がわに当接せしめるべく台車16の一側がわ
に位置せしめられている。しかるのち、モ−タ9の起動
により回転主軸2を介して回転刃6を所定方向に回転作
動せしめると共に、モ−タ41の起動により砥石38を
所定方向に回転作動せしめつつ、サ−ボモ−タ36の起
動により縦送り板32を摺動レ−ル31に沿って回転刃
6方向に摺動せしめ、回転作動する回転刃6の一側がわ
に当接して研削を開始する。そして、研削の開始と同期
にギャ−ドモ−タ29を起動せしめ、横送り板23を摺
動レ−ル22に沿って他端方向に定速摺動作動せしめつ
つ、砥石38により回転刃6を他端方向に向けて順次研
削せしめる。このさい、縦送り機構20と横送り機構1
9を協動せしめつつ研削装置21の砥石38により回転
刃6を研削せしめるものであるから、その研削作業を極
めて容易に、しかも、迅速かつ確実に能率よくなし得
る。そして、砥石38が回転刃6の他端部に達した時点
でサ−ボモ−タ36を逆転起動せしめ、回転刃6より離
間せしめた後、モ−タ9と共にサ−ボモ−タ36の起動
を停止せしめ、回転刃6と砥石38の回転を停止せしめ
る。砥石38等の回転が停止した時点でギャ−ドモ−タ
29を逆転起動せしめ、摺動レ−ル22に沿って横送り
板23を原状に復帰せしめたのち、台車16を後退作動
せしめる。台車16の後退作動が終了すると、回転刃6
上にホッパ−14を取付け、研削作業を完了する。
【0015】なお、上記実施例において、研削装置21
は縦送り機構20と横送り機構19との協動により回転
刃6を研削するものとされているが、回転刃6が比較的
小幅状の場合においては研削装置21の砥石38を同幅
状に形成せしめ、横送り機構19を必要とすることなく
縦送り機構20のみを設置して当接・離間せしめてもよ
いものである。また、横送り機構19はボ−ルねじ2
5、また、縦送り機構20はねじ軸34を各々使用する
ものとされているが、これに限定されるものでなく、他
の公知の送り機構を使用してもよいものである。
【0016】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば以上の次第
で、破砕機を構成する回転刃に当接して研削せしめるべ
く研削装置が所要の送り機構を介して当接・離間自在に
配設されているから、回転刃の研削時においては従来例
のように一々回転刃をロ−タより取外すことなく、ロ−
タに取付けた状態でもって極めて容易に、しかも、迅速
かつ確実に能率よく研削せしめることが出来るものであ
る。
【0017】請求項2記載の発明によれば以上の次第
で、回転主軸とロ−タとが中実状に一体形成されている
から、回転主軸とロ−タとの結合力が大で非常に強固で
あり、従来例のようにガタ付くおそれが全くなく、長期
の稼動に充分耐えることが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す一部を破断した側面図
である。
【図2】実施例を示す背面図である。
【図3】実施例の回転刃6と研削装置21とを示す一部
を破断した平面図である。
【図4】実施例の回転刃6を示す一部拡大平面図であ
る。
【図5】実施例の縦送り機構20と横送り機構19を示
す背面図である。
【図6】台車16を示す背面図である。
【符号の説明】
1 フレ−ム 2 回転主軸 4 ロ−タ 6 回転刃 12 固定刃 14 ホッパ− 15 排出用スクリ−ン 19 横送り機構 20 縦送り機構 21 研削装置 38 砥石
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年3月16日(2001.3.1
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 破砕機
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴムやプラスチッ
ク、あるいは木材などの廃材を細断して減容化せしめる
破砕機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の破砕機としては、所
要のフレ−ムに回転主軸を介してロ−タが回転自在に横
架され、該ロ−タには回転刃が着脱自在に取付けられる
と共に、該回転刃に噛み合せるべくその回転軌跡上に両
側一対の固定刃が配設され、かつ、ロ−タの上方にはホ
ッパ−が、同下方には排出用スクリ−ンが各々配設され
たものが知られている(実公平5−13410号公報等
参照)。そして、上述の如く構成された従来例は、回転
主軸を介してロ−タを回転せしめつつ、ホッパ−より廃
タイヤなど所要の被破砕物を投入せしめ、回転刃と固定
刃とを噛み合せてチップ状に細断し、排出用スクリ−ン
を通して下方に排出せしめるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の従来
例は、所要の被破砕物を能率よく確実に細断せしめるこ
とが出来るものである。しかしながら、摩損したり異物
が付着した回転刃を研削せしめるさいには、一々ロ−タ
より回転刃を取外して研削しなければならないのみなら
ず、微調整せしめつつ適正に再度取付けなければならな
いものであって、ひいては、回転刃の研削作業が非常に
面倒で手間がかかるのみならず長時間を要するものとな
り、極めて研削作業能率の悪いものとなっていた。しか
も、上述の如く研削作業に長時間を要するため、その間
においては破砕機自体を長時間にわたって停止せしめざ
るを得ず、破砕効率の低下を招来せしめるものである。
【0004】また、回転主軸とロ−タとは各々別個独立
に形成されると共に、所要の結合手段を介して結合され
ているに過ぎないものであるから、大きな荷重のかかる
この種破砕機においては長期の使用により結合力が弱化
してガタ付きやすく、ひいては、回転刃と固定刃とのス
ム−ズな噛み合いがしずらいのみならず、場合によって
は回転刃や固定刃を損傷せしめる等のおそれがあるもの
である。
【0005】本発明は、かかる従来の問題点を一挙に解
決し、回転刃をロ−タに取付けた状態でもって極めて容
易に、しかも、迅速かつ確実に能率よく研削せしめるこ
とができ、また、回転主軸とロ−タとのガタ付きを確実
に防止せしめて長期の稼動に充分耐えることが出来る極
めて丈夫な破砕機を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1記載の発
明は、所要のフレ−ムに回転主軸を介してロ−タが回転
自在に横架され、該ロ−タには回転刃が着脱自在に取付
けられると共に、該回転刃に噛み合せるべくその回転軌
跡上に両側一対の固定刃が配設され、かつ、ロ−タの上
方にはホッパ−が、同下方には排出用スクリ−ンが各々
配設されてなる破砕機において、上記回転主軸とロ−タ
とが中実状に一体形成されると共に、フレ−ム上にはロ
−タに対向すべく所要幅の台車が往復走行自在に配設さ
れ、かつ、該台車上には回転刃に当接して研削せしめる
べく研削装置が所要の送り機構を介して当接・離間自在
に配設されてなることを特徴とする、破砕機を要旨とす
るものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に示す一実施例に基づいて説明する。図1乃至図6は
本発明の一実施例を示すもので、同図中、1は所要の高
さを備えた略方形体状のフレ−ム、2は該フレ−ム1の
一端に軸受3を介して回転自在に横架された中実状の回
転主軸、4は該回転主軸2の外周に同芯状に一体形成さ
れた所要の長さを有する中実状ロ−タ、5は該ロ−タ4
の長手方向に沿ってその外周面に所定ピッチ毎に切欠き
形成された3条の段部状取付け座、6は該各取付け座5
に取付けボルト7を介して帯状に取付けられた回転刃、
8は該各回転刃6を構成する刃先が傾斜状とされてなる
刃部材で、上記回転刃6の刃先は図4に図示するように
該刃部材8を交互に取付けボルト7でもって取付けるこ
とにより略波形状に構成されている。9は前記回転主軸
2にベルト等の巻掛け伝動機構10を介して接続された
減速機11付きモ−タ、12は前記ロ−タ4の回転刃6
に噛み合せるべくその回転軌跡上に配設された両側一対
の帯状固定刃、13は回転刃6とのクリアランスを調整
せしめるべく該各固定刃12に当接された調整ねじ、1
4はロ−タ4の上方に着脱自在に配設されたホッパ−、
15はロ−タ4の下半部を被うべくその下方に配設され
た横断面半円形状の排出用スクリ−ンである。
【0008】 16はロ−タ4の長手方向に対して直交状
に往復走行すべくフレ−ム1の他端上に配設された側面
からみて略直角三形形状の台車で、該台車16はロ−タ
4の長さより長尺状に形成されると共に、溝付きロ−ラ
17を介して両側一対の山形状走行レ−ル18に載架さ
れ、手動または自動的にロ−タ4の長手方向に対して直
交状に往復走行自在とされている。19はロ−タ4の長
手方向に対して平行状に往復作動すべく台車16の傾斜
面上に配設された横送り機構、20はロ−タ4の長手方
向に対して直交状に往復作動すべく該横送り機構19上
に配設された縦送り機構、21は前記回転刃6に当接し
て研削せしめるべく該縦送り機構20上に配設された研
削装置である。
【0009】 22は上記横送り機構19を構成する両側
一対のあり形状摺動レ−ルで、該摺動レ−ル22はロ−
タ4の長手方向に対して平行に位置すべく台車16の傾
斜面上に敷設されている。23は該摺動レ−ル22にあ
り溝形状摺動部材24を介して摺動自在に載架された細
幅状の横送り板、25は摺動レ−ル22と平行すべく台
車16の傾斜面上に軸受26を介して配設された所要長
の横送り用ボ−ルねじ、28は該ボ−ルねじ25に螺動
自在に螺合されためねじ部材で、該めねじ部材28は前
記横送り板23の下面に固着されている。29は上記ボ
−ルねじ25を正逆回転作動せしめるべく歯車機構30
を介して接続されたギャ−ドモ−タである。
【0010】 31は前記縦送り機構20を構成する両側
一対のあり形状摺動レ−ルで、該摺動レ−ル31はロ−
タ4の長手方向に対して直交すべく横送り板23上に敷
設されている。32は該摺動レ−ル31にあり溝形状摺
動部材33を介して摺動自在に載架された細幅状の縦送
り板、34は摺動レ−ル31と平行すべく横送り板23
上に軸受35と螺合ブラケット27を介して配設された
縦送り用ねじ軸、36は該ねじ軸34の一端部に接続さ
れた正逆回転自在なサ−ボモ−タ、37は同端部に螺動
自在に螺合されためねじ部材で、該めねじ部材37は前
記縦送り板32の下面に固着されている。
【0011】 38は前記研削装置21を構成する円形砥
石、39は該砥石38の回転軸で、該砥石38は前記回
転刃6に直交状に当接して研削せしめるべく軸受40を
介して縦送り板32上に前傾配設されている。41は砥
石38の回転軸39にベルト等の巻掛け伝動機構42を
介して接続されたモ−タである。
【0012】 次に、上述の如く構成された実施例の作動
について説明する。まず、廃タイヤなど所要の被破砕物
を破砕せしめるさいには、モ−タ9の起動により回転主
軸2を介してロ−タ4を回転作動せしめつつ、ホッパ−
14より被破砕物を投入せしめ、回転刃6と固定刃12
とを噛み合せてチップ状に細断せしめる。このさい、回
転刃6の刃先は略波形状に形成されているから、被破砕
物の片寄りを防止して平準化せしめつつ破砕せしめるこ
とが出来るのみならず、破砕時の負荷が経時的に荷重す
るため分散負荷となってスム−ズな破砕を行なうことが
出来る。また、回転主軸2にロ−タ4が中実状に一体形
成されているため、両者間の結合力は大で非常に強固で
あり、ガタ付くことなく長期の稼動に十分耐えることが
出来るものである。細断せしめた被破砕物は、排出用ス
クリ−ン15を通して下方に排出せしめる。
【0013】 また、破砕機の稼動により摩損したり異物
が付着した回転刃6を研削せしめるさいには、まず、ホ
ッパ−14をフレ−ム1より取外し、ロ−タ4を露出せ
しめる。次いで、台車16を走行レ−ル18に沿って走
行せしめ、ロ−タ4に接近せしめたのち、所定位置に停
止せしめる。このさい、横送り板23は砥石38を回転
刃6の一端がわに当接せしめるべく台車16の一側がわ
に位置せしめられている。しかるのち、モ−タ9の起動
により回転主軸2を介して回転刃6を所定方向に回転作
動せしめると共に、モ−タ41の起動により砥石38を
所定方向に回転作動せしめつつ、サ−ボモ−タ36の起
動により縦送り板32を摺動レ−ル31に沿って回転刃
6方向に摺動せしめ、回転作動する回転刃6の一側がわ
に当接して研削を開始する。そして、研削の開始と同期
にギャ−ドモ−タ29を起動せしめ、横送り板23を摺
動レ−ル22に沿って他端方向に定速摺動作動せしめつ
つ、砥石38により回転刃6を他端方向に向けて順次研
削せしめる。このさい、縦送り機構20と横送り機構1
9を協動せしめつつ研削装置21の砥石38により回転
刃6を研削せしめるものであるから、その研削作業を極
めて容易に、しかも、迅速かつ確実に能率よくなし得
る。そして、砥石38が回転刃6の他端部に達した時点
でサ−ボモ−タ36を逆転起動せしめ、回転刃6より離
間せしめた後、モ−タ9と共にサ−ボモ−タ36の起動
を停止せしめ、回転刃6と砥石38の回転を停止せしめ
る。砥石38等の回転が停止した時点でギャ−ドモ−タ
29を逆転起動せしめ、摺動レ−ル22に沿って横送り
板23を原状に復帰せしめたのち、台車16を後退作動
せしめる。台車16の後退作動が終了すると、回転刃6
上にホッパ−14を取付け、研削作業を完了する。
【0014】 なお、上記実施例において、研削装置21
は縦送り機構20と横送り機構19との協動により回転
刃6を研削するものとされているが、回転刃6が比較的
小幅状の場合においては研削装置21の砥石38を同幅
状に形成せしめ、横送り機構19を必要とすることなく
縦送り機構20のみを設置して当接・離間せしめてもよ
いものである。また、横送り機構19はボ−ルねじ2
5、また、縦送り機構20はねじ軸34を各々使用する
ものとされているが、これに限定されるものでなく、他
の公知の送り機構を使用してもよいものである。
【0015】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば以上の次第
、フレ−ム上にはロ−タに対向すべく所要幅の台車が
往復走行自在に配設され、かつ、該台車上には破砕機を
構成する回転刃に当接して研削せしめるべく研削装置が
所要の送り機構を介して当接・離間自在に配設されてい
るから、台車をロ−タ方向に走行せしめるという極めて
簡単な操作でもって研削装置を回転刃に当接せしめるこ
とが出来るものであって、ひいては、回転刃の研削時に
おいては従来例のように一々回転刃をロ−タより取外す
ことなく、ロ−タに取付けた状態でもって極めて容易
に、しかも、迅速かつ確実に能率よく研削せしめること
が出来るものである。また、回転主軸とロ−タとが中実
状に一体形成されているから、回転主軸とロ−タとの結
合力が大で非常に強固であり、従来例のようにガタ付く
おそれが全くなく、長期の稼動に充分耐えることが出来
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す一部を破断した側面図
である。
【図2】実施例を示す背面図である。
【図3】実施例の回転刃6と研削装置21とを示す一部
を破断した平面図である。
【図4】実施例の回転刃6を示す一部拡大平面図であ
る。
【図5】実施例の縦送り機構20と横送り機構19を示
す背面図である。
【図6】台車16を示す背面図である。
【符号の説明】 1 フレ−ム 2 回転主軸 4 ロ−タ 6 回転刃 12 固定刃 14 ホッパ− 15 排出用スクリ−ン16 台車 19 横送り機構 20 縦送り機構 21 研削装置 38 砥石

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所要のフレ−ムに回転主軸を介してロ−タ
    が回転自在に横架され、該ロ−タには回転刃が着脱自在
    に取付けられると共に、該回転刃に噛み合せるべくその
    回転軌跡上に両側一対の固定刃が配設され、かつ、ロ−
    タの上方にはホッパ−が、同下方には排出用スクリ−ン
    が各々配設されてなる破砕機において、上記フレ−ム上
    には回転刃に当接して研削せしめるべく研削装置が所要
    の送り機構を介して当接・離間自在に配設されてなるこ
    とを特徴とする、破砕機。
  2. 【請求項2】回転主軸とロ−タとが中実状に一体形成さ
    れてなることを特徴とする、請求項1記載の破砕機。
JP34868199A 1999-12-08 1999-12-08 破砕機 Pending JP2001162188A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100457277C (zh) * 2007-06-07 2009-02-04 顾洪 废旧轮胎的粉碎方法和装置
JP2010234352A (ja) * 2009-03-11 2010-10-21 Sanki Tech Co Ltd 破砕処理装置
CN105922420A (zh) * 2016-06-17 2016-09-07 浙江瑞澄木业有限公司 利用废弃木材加工成木纤维的自动化机械

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JP2010234352A (ja) * 2009-03-11 2010-10-21 Sanki Tech Co Ltd 破砕処理装置
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