JP4817034B2 - 圧縮固結された飼料の解砕機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は牧草、乾草などの圧縮固結された飼料をほぐすための解砕機の提案に係る。
【0002】
【従来の技術】
従来も上記したような種類を用途に応じてほぐすための装置も提供されているが、解砕機の飼料が目的とする用途に対して必ずしも好適とは言えないことがあって、その改善が迫られているところである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
すなわちこの発明は飼料が解砕されるに当って飼料に対してカッタが適切に作動するために飼料を確実に押えまたカッタによって解砕された飼料を叩いてほぐすための手段を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に記載の解砕機は、搬送手段を介して解砕機の構体内に送り手段に連続的に供給される飼料に対抗して配設される解砕用カッタ手段を、複数のカッタと、各カッタ間に介設されるスペーサと、これらカッタとスペーサを支承する回転駆動軸によって構成し、前記各スぺーサの外周には位相を変えて落し羽根を突設し、前記飼料の頂面に摺設される押えアームは飼料の搬送方向に傾斜するものであって、前記カッタの周縁に、このカッタの回転方向に向かって多数の切刃を構成し、これら切刃には前記回転方向の前位に超硬チップを形成し、かつ前記解砕用カッタの各カッタとスぺーサとを、それぞれ回転駆動軸に対して構成してなる、圧縮固結された飼料の解砕機である。
【0005】
【発明の実施の形態】
添付図面はこの発明の一実施形態を示すものであって、これら図面のうち、図1及び図2は解砕機全体の側面図及び平面図を示すもので、解砕機の構体1内には主としてローラコンベアによる送り手段2と、解砕用カッタ手段3とが配設されており、構体1の外部に形成した搬送手段4によって連続的に供給される飼料5は、前記送り手段2に送り込まれる。
【0006】
この発明において飼料5とされるのは、家畜用の飼料としての牧草とか、豚舎や牛舎などの敷藁が考えられるが、いずれも圧縮固結され、必要に応じて解砕によってほぐされるものである。
【0007】
前記飼料5は搬送手段4上において側方に形成した桟板6によって、前記送り手段2に向かって向きを定められて送られるが、送り手段2は図1に示す飼料供給用モータ7によって、前記飼料5を解砕用カッタ手段3に送り込むのである。その態様は、飼料供給用モータ7からプーリ、ベルトからなる連動手段8によって行うものとする。
【0008】
前記解砕用カッタ手段3は図3に示すように、前記構体1を貫通して形成した回転駆動軸9に複数個のカッタ10と、各カッタ10の間に形成したスぺーサ11とを、前記回転駆動軸9に形成したキー12によって回転方向には拘束されて支承するものであり、前記回転駆動軸9はその両端部に、構体1から突出する各台座13にそれぞれ軸受14によって受け止められている。
【0009】
また回転駆動軸9の一単にはプーリ15が楔着され、このプーリ15はベルト16を介して構体1の上部に取り付けた解砕用モータ17の軸18に形成したプーリ19に連結され、解砕用モータ17の回転にともなって、プーリ19、ベルト16、プーリ15が回転することにより、回転駆動軸9が回転して解砕用カッタ手段3のカッタ10が回転する。
【0010】
なお前記回転駆動軸9は、そのプーリ15を取り付けたのとは反対側において、この軸9が軸9Aのように分離可能とし、これによって前記カッタ10とスぺーサ11とは回転駆動軸9に対して取外し可能となり、目的に応じて、変更が可能となる。
【0011】
前記スぺーサ11の外周に形成した落し羽根20(図6)が、カッタ10によって切断された飼料5をほぐす作用を有するものであって、これら落し羽根20はスぺーサ11の外周にそれぞれ位相を変えて形成され、かつこれら落し羽根20は回転駆動軸9の回転方向に関して後方へ偏心した位置に形成されていて、その回動に際して、飼料5を押し込むように作用するものである。
【0012】
前記落し羽根20に対向する位置には図4及び図5に示すような押えアーム21が形成されるものであって、図4によれば構体1を貫通して形成される回動軸22が形成されており、この回動軸22に嵌装されるいくつかのスリーブ23には図4に示すように前記カッタ10の間に押えアーム21が楔着されるのである。前記回動軸22の末端には横棒24に枢支した軸棒25には重量すなわち重錘26が受座27を介して支承される。この重錘26の重量は加減変更可能である。
【0013】
前記押えアーム21は飼料5の頂部を押し付ける作用を有するものである。図6はカッタ10と、落し羽根20と、押えアーム21の関係を示すものである。なおこの図6において、前記搬送手段4の終端部には受台28が形成され、ほぐされた飼料5を後述する排出ホッパ29(図2)へ導く作用を有する。
【0014】
前記構体1の上部には集塵機(図示せず)に連通されるホース30が開口する空間31が形成されており、解砕された飼料5によって形成される粉塵を集塵機に向けて放出する作用を有する。
【0015】
前記図2において放出ホッパ29の内部には鋸歯状の刃32を有するスクリュウコンベア風の粉砕機33が構成されており、この粉砕機33の軸34の一端に形成されるプーリ35はベルト36を介してプーリ37により軸34を回転駆動するモータ38が構成されており、前記排出ホッパ29内で前記解砕により未だ完全に粉砕されていなかった飼料5を前記刃32によって粉砕するものとする。なお39は点検口を示す。
【0016】
図7は前記カッタ10の構造の2例を示すものであって、(A)は円盤状のカッタ10Aが鋸歯状の切刃40を有し、これら切刃40にはカッタ10Aの回転方向の前位に超硬チップ41を形成するものとし、また(B)は円盤状のカッタ10Bが矩形状の形態の切刃42を有し、その回転方向前位の辺縁部に超硬チップ43を形成するものであって、これら超硬チップ41,43の存在によって、飼料5の切断を極めて能率よく行わせるものであって、これらカッタ10A,10Bからなるカッタ10により飼料5の動きはほぼ10mm/sec程度のものとする。
【0017】
上述の構成において、飼料5は搬送手段4によって桟板6により後方を支えられながら、構体1内の送り手段に送り込まれ、連動手段8により送り手段2を介して送られる間に、解砕用カッタ手段3のカッタ10によって切断される。この際、押えアーム21は飼料5を重錘26の作用に抗して押込み、かつ落し羽根20によって解砕作用を受けるのであって、解砕された飼料5は排出ホッパ29によって所定の場所へ移行し、解砕によリ生じた粉塵は空間31からホース30を介して集塵機(図示せず)に排出されるのである。
【0018】
【発明の効果】
この発明によれば、解砕カッタ手段と落し羽根による飼料の解砕蛾押えアームの作用で適切に行えるため、此種解砕機を極めて有効に使用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の解砕機の全体の側面図である。
【図2】図1に示す各部の要部を示す平面図である。
【図3】解砕用カッタ手段の断面図である。
【図4】押えアームとカッタとの関係を示す図である。
【図5】押えアームを作動させる手段の側面図である。
【図6】スぺーサを取り付けた落し羽根と、押えアームとの関係を示す説明図である。
【図7】2種類のカッタの要部側面図である。
【符号の簡単な説明】
1 構体
2 送り手段
3 解採用カッタ手段
4 搬送手段
5 飼料
9 回転駆動軸
10 カッタ
10A,10B カッタ
11 スぺーサ
20 落し羽根
21 押えアーム
40,42 切刃
41,43 超硬チップ
Claims (1)
- 搬送手段を介して解砕機の構体内に送り手段に連続的に供給される飼料に対抗して配設される解砕用カッタ手段を、複数のカッタと、各カッタ間に介設されるスペーサと、これらカッタとスペーサを支承する回転駆動軸とによって構成し、前記各スぺーサの外周には位相を変えて落し羽根を突設し、前記飼料の頂面に摺設される押えアームは飼料の搬送方向に傾斜するものであって、前記カッタの周縁に、このカッタの回転方向に向かって多数の切刃を構成し、これら切刃には前記回転方向の前位に超硬チップを形成し、かつ前記解砕用カッタの各カッタとスペーサとを、それぞれ回転駆動軸に対して装脱可能に構成してなる、圧縮固結された飼料の解砕機。
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