JP2603040B2 - 古紙の処理装置 - Google Patents

古紙の処理装置

Info

Publication number
JP2603040B2
JP2603040B2 JP9108793A JP9108793A JP2603040B2 JP 2603040 B2 JP2603040 B2 JP 2603040B2 JP 9108793 A JP9108793 A JP 9108793A JP 9108793 A JP9108793 A JP 9108793A JP 2603040 B2 JP2603040 B2 JP 2603040B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
processing apparatus
housing
used paper
belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9108793A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06306787A (ja
Inventor
旬 高橋
充士 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MEIDEN PLANT KK
Original Assignee
MEIDEN PLANT KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MEIDEN PLANT KK filed Critical MEIDEN PLANT KK
Priority to JP9108793A priority Critical patent/JP2603040B2/ja
Priority to US08/067,613 priority patent/US5427321A/en
Priority to FR9306456A priority patent/FR2693130B1/fr
Priority to DE19934317974 priority patent/DE4317974C2/de
Priority to DE19934345322 priority patent/DE4345322C2/de
Priority to FR9315807A priority patent/FR2697174B1/fr
Publication of JPH06306787A publication Critical patent/JPH06306787A/ja
Priority to US08/453,876 priority patent/US5538193A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2603040B2 publication Critical patent/JP2603040B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/64Paper recycling

Landscapes

  • Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は古紙の処理装置に関し、
破砕して圧縮成形した古紙を円滑に容器の中へ導くよう
にしたものである。
【0002】
【従来の技術】オフィス等で使用済みの古紙は廃却した
りあるいは再生して使用される。廃却したり再生したり
するには重要書類の機密保持の目的もあって古紙に特定
の処理をする必要がある。
【0003】古紙を処理するには、A4,B5位の大き
さの紙をそのまま加湿して圧縮する場合と、小さな紙片
に粗砕した後に加湿して圧縮する場合とがある。
【0004】小さな紙片に粗砕した後に古紙を加湿して
圧縮する古紙の処理装置として、例えば実開平4−10
2645号公報の図1に開示されたものがある。この古
紙の処理装置は、投入容器3内に水を溜めた加湿手段に
よって古紙を加湿すると共に一対の破砕ローラ27から
なる破砕手段によって古紙を小さな紙片に破砕したのち
にスクリューフィーダ6a等からなる圧縮手段によって
圧縮するように構成されている。
【0005】そして、圧縮手段の部分は本願の図11に
示すような構成となっている。即ち、通水孔61を有す
るパンチングメタルからなる筒状部材62の内部に外形
寸法が順次に大きくなる円錐台状の筒体63が回転駆動
可能に設けられ、筒体63の外周面には螺旋状のスクリ
ュー64が固着される一方、筒体63の右端には支持軸
65が固着され、支持軸65に挿通した圧力金具66が
一組のナット67によって支持されるバネ68で筒状部
材62へ向かって付勢されている。
【0006】かかる圧縮手段では、粗砕されて加湿され
た古紙69が筒状部材62の左端へ落下すると、スクリ
ュー64のうちのL1で示す部分によって古紙69が図
中右方へ移送されるとともに筒体63の外径寸法が徐々
に大きくなることによって圧縮され、その後にスクリュ
ー64のうちのL2で示す部分によって圧力金具66と
の間で更に圧縮される。圧縮により古紙69から搾取さ
れた水は通水孔61から筒状部材62の外へ排出され
る。スクリュー64によって古紙69に加えられる圧力
がバネ68の付勢力に打ち勝つと圧力金具66は図中の
右方へ少し押され、搾水された古紙69が圧力金具66
と筒状部材62との間から排出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来は古紙
の破砕,加湿,圧縮の各種処理を行って排出された処理
後の古紙に関して何等配慮がされておらず、このために
処理後の古紙は搬送等の際に面倒な点がある等の問題が
ある。
【0008】そこで本発明は、斯かる課題を解決した古
紙の処理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
めの請求項1に係る発明の構成は、古紙を紙片に破砕す
る破砕手段と、破砕手段の下方に配置されるとともに破
砕した紙片を圧縮する圧縮手段と、圧縮された紙片を容
器内へ移送する移送手段とで構成し、圧縮手段は、筒状
部材を筒状部材の軸心が鉛直線に沿うように設置し、筒
状部材の下端には下方への紙片の移動を抑制する抑制手
段を設ける一方、抑制手段により抑制されて固まった紙
片との間で順次に紙片を圧縮する押出スクリューを筒状
部材の中に回転駆動可能に設けて構成し、移送手段は、
前記押出スクリューの押出力によって圧縮されたあと下
方へ押し出される紙片を略水平方向へ向かって方向転換
させるガイド部材を設けて構成したことを特徴とし、
求項2に係る発明の構成は、複数のローラ間にベルトを
掛けたベルトコンベアにおけるローラどうしの高さ位置
が相対的に異なることによってベルトが傾斜した状態に
設定しかつ駆動手段を有しないベルトコンベアをガイド
部材に代えて筒状部材の下方に配置したことを特徴と
し、請求項3に係る発明の構成は、ガイド部材とベルト
コンベアとの双方を用いたことを特徴とし、請求項4に
係る発明の構成は、前記の構成に加えて、古紙の処理装
置を収容する筐体を設け、下部が回動自在に支持されて
上部が外部へ向かって開く蓋を当該筐体に設け、上部の
ローラの支持軸を筐体の内部に固定する一方、下部のロ
ーラの支持軸を蓋の内側に取り付けたことを特徴とし、
請求項5に係る発明の構成は、古紙の処理装置を収容す
る筐体を設け、下部が回動自在に支持されて上部が外部
へ向かって開く蓋を当該筐体に設け、上部及び下部のロ
ーラの支持軸を筐体の内部に固定し、ベルトコンベアと
蓋との間から古紙が落下するのを防止するための橋渡し
部材の一端を回動自在に下部のローラの支持軸に取り付
けたことを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1,2に係る古紙の処理装置では、圧縮
成形された古紙はガイド部材又はベルトコンベアによっ
て進行方向が鉛直下方から水平方向へ向かって方向転換
させられ、古紙の形状をくずすことなく略水平方向へ移
動する。
【0011】請求項2,3に係る古紙の処理装置では、
駆動手段を有しないベルトコンベアのベルトが古紙の排
出力によって回転させられることになるため、方向転換
した古紙は、古紙の排出速度とベルトコンベアの搬送速
度が同期することになり、古紙の形状をくずすことなく
水平方向へ移動する。
【0012】請求項4に係る古紙の処理装置では、ベル
トコンベアにおける下部のローラの支持軸を蓋の内側に
取り付けたので、蓋を開けた際にベルトコンベアの一端
が蓋と共に筺体の外側へ向かって移動する。このためベ
ルト上に古紙が載っていても古紙がベルト上から床上へ
落下することはない。
【0013】請求項5に係る古紙の処理装置では、蓋に
ベルトコンベアが連結されていないために蓋を開けたと
きにベルトコンベアと蓋との間から筐体の中へ古紙が落
ちるおそれがあるが、蓋を開くのと同時に橋渡し部材の
他端が回動して蓋の上に載り、古紙はベルトコンベアか
ら橋渡し部材を介して蓋の上に載り、更に容器等へ送り
込まれる。
【0014】
【実施例】出願人は古紙の処理装置として特願平5−3
6257号を出願している。先願は、後述するように予
め小さな紙片に破砕した古紙を加湿して圧縮成形したの
ちに鉛直下方へ向かって排出する構成になっており、本
発明はこのような装置において円柱状に圧縮成形して排
出される古紙を容器内等へ容易に搬送できるようにした
ものである。以下、本発明を図面に示す実施例に基づい
て詳細に説明する。
【0015】(a)実施例1 本発明による古紙の処理装置の実施例1を図1に示す。
古紙の処理装置は、古紙を破砕する破砕手段24と、破
砕した古紙を圧縮する圧縮手段30と、圧縮した古紙を
筺体22の外へ移送する移送手段40とで構成されてお
り、圧縮手段30は前述したように特願平5−3625
7号として出願した内容のものである。
【0016】以下、各構成部分の構造について説明す
る。筺体22の上面にホッパ23が形成されており、筺
体22の内部であってホッパ23の下方に古紙を小さな
紙片に破砕する破砕手段24が配置されている。破砕手
段24は、複数の回転刃25,26を固着した回転軸2
7,28を、回転刃25と回転刃26とが軸方向へ交互
配置となるように、相互に平行に配置し、回転軸27,
28を相互に反対方向へ駆動するようにしたものであ
る。
【0017】破砕手段24の下方には圧縮手段30が設
けられている。以下に、圧縮手段30の構造を説明す
る。筒状部材31の内部には回転軸32に固着した状態
で押出スクリュー33が設けられ、押出スクリュー33
によって下方へ押圧される古紙の移動を抑制することに
より古紙を圧縮するとともに少しずつ下方へ排出させる
ために先願の円周溝と同等の働きを行うものであって内
径寸法を筒状部材31の内径寸法よりも小さくした抑制
手段としての圧縮円筒34が筒状部材31の下に結合さ
れている。そして、古紙が押出スクリュー33と共回り
して下方へ移動しなくなるのを防止するために、筒状部
材31の内周面には軸方向へ伸びる突起31aが形成さ
れている。また、古紙が筒状部材31と押出スクリュー
33との間へ入り込むのを防止しあるいは古紙が押出ス
クリュー33の入口端側に絡み付くのを防止するために
爪35を有するスクレーパ36が回転可能に設けられて
いる。スクレーパ36の上には、半径方向へ伸びる3〜
4本の動力伝達部材37を介して回転軸32に結合され
るとともにスプロケットとチェンとの組合せあるいはギ
ャを介して図示しない駆動手段に連動連結される円環3
8が回転自在に設けられる。なお、29はホッパであ
る。
【0018】圧縮手段30の下方には、圧縮された古紙
を筺体22の外に配置された容器39の中へ移送するた
めの移送手段40が設けられる。移送手段40は、ガイ
ド部材41とベルトコンベア42とで構成される。ガイ
ド部材41は圧縮円筒34の下端に結合して設けられて
いる。即ち、図2に示すように圧縮円筒34における下
部の左側が半円の部分だけ切り欠かれるとともに、下部
の右側には下方へ向かって押し出される古紙49が図中
の左方へ向かうように強制的に方向付けするために、湾
曲した管の一部を扇状に切断した形状のガイド部材41
が固着して設けられる。なお、ガイド部材41としては
図3(b)に示すように一対の側板41aと傾斜板41
bとからなる平板状のものを図3(a)に示すように圧
縮円筒34の下端に結合してもよい。このように平板状
のものを用いるのは、内面が湾曲したガイド部材では円
柱形の古紙との接触面積が大きくて摩擦抵抗が大きす
ぎ、これを小さくするためである。ベルトコンベア42
はガイド部材41の下方に設けられる。即ち、ガイド部
材41の近傍に大きな一方のローラ43が支持軸44を
介して回転自在に設けられ、筺体22の近傍であってロ
ーラ43よりも低い位置には小さい他方のローラ45が
筺体22に固定した支持軸46を介して回転自在に設け
られる。そして、ローラ43,45にわたってベルト4
7が掛けられ、ベルト47はガイド部材41の下から容
器39の位置まで斜め下方へ伸びている。
【0019】次に、斯かる古紙の処理装置の作用を説明
する。ホッパ23から古紙を投入すると、古紙は破砕手
段24によって小さな紙片に破砕され、その後にホッパ
29を介して圧縮手段30へ移動する。圧縮手段30で
は筒状部材31の中から下方へ古紙を押し出す押出スク
リュー33と押し出しを抑制する圧縮円筒34との協働
により古紙は圧縮されて円柱状に形成されると共に図示
しない加湿手段により水を加えられて少しずつ圧縮円筒
34から排出される。
【0020】圧縮円筒34から排出されて円柱形に形成
された古紙49は、ガイド部材41によって進行方向が
真下の方向から左下の方向へ強制的に変えられる。そし
て、古紙49の先端がベルト47に接触すると、押出ス
クリュー33の押出力によって順次に押し出される古紙
49の移動力によってベルト47は動かされ、ローラ4
3,45は回転させられる。このようにしてベルト47
を走行させながら、古紙49は後続の古紙49によって
押され、順次に容器39の中へはいっていく。このよう
に移送手段40においては後続の古紙49が押し出す押
出力によりベルトコンベア42のベルト47を駆動する
ことになるので、古紙49の排出される速度とベルト4
7の走行速度とが必然的に常に同一となる。つまり、古
紙49の排出速度とベルトの走行速度とが同期してお
り、円柱形に形成された古紙49はばらばらになること
なく容器39内へはいり込む。
【0021】古紙49に加湿が行われていない状態であ
っても、円柱形の形状が保持されておれば古紙の押出力
は容器39の内部まで及ぶ。従って、容器39内におけ
るベルト47から落下する位置に古紙が堆積することは
なく、容器39の奥深くまで古紙49を自動的に押し込
むことができる。
【0022】本実施例ではガイド部材41の近傍の上部
のローラ43の外径寸法を大きくする一方、筺体22の
近傍の下記のローラ45の外径寸法を小さくし、ベルト
47のたるみを利用することによって図2に示すように
ベルト47の表面に円弧部48を形成している。従っ
て、圧縮円筒34から排出された古紙49を、その形状
をくずすことなくガイド部材41及びベルト47の円弧
部48を介して円滑にベルト47上へ導き、更に容器3
9内へ誘導することができる。
【0023】なお、本実施例ではガイド部材とベルトコ
ンベアとの双方を移送手段として用いた場合を示した
が、ガイド部材のみを用いたり、あるいは逆にベルトを
傾斜させたベルトコンベアのみを用いたり、あるいは傾
斜角度の異なるベルトコンベアを2組設けたりしてもよ
い。
【0024】(b)実施例2 現在市販されているシュレッダー等は、容器としての回
収袋を新しいものと取り換える際に古紙の紙片が床面上
に飛散し、回収袋を取り換える都度に清掃をしなければ
ならない。本実施例では斯かる問題を考慮し、回収袋の
取り換えの際に清掃をしなくてもすむようにしたもので
ある。
【0025】図4に示すように筺体22の左下に開口部
50が形成されており、開口部50を塞ぐ蓋51が蝶番
を介して回動自在に設けられている。図6に示すよう
に、蓋51は古紙をベルトコンベア42から容器39へ
移送する際の橋渡しするために断面形状が略コの字形に
形成されており、蓋51の下部に蝶番52が設けられて
いる。この蓋51が開口部50を閉じた状態で蓋51の
回動を止めるストッパ52が筺体22の内部に形成され
ている。ベルトコンベア42の下方の小さいローラ45
を支持する支持軸46を支持するために蓋51の内側の
下部には3組の凹部53が形成され、いずれかの凹部5
3に軸46が嵌め込まれている。凹部を複数設けたの
は、蓋51の開度に合せてベルト47の張り具合を調整
するためである。このほか、古紙を入れる容器39に代
えて収容袋を用いたときに収容袋を引っ掛けておくため
のフック54,55が蓋51の外側の下部と筺体22に
おける蓋51の上方とに形成される。
【0026】このほか、圧縮成形された古紙がベルト4
7の側方から転がり落ちるのを防止するためとベルト4
7が軸方向へ移動して片寄るのを防止するために、図7
に示すベルトガイド56が設けられる。ベルトガイド5
6は、ベルトコンベア42における下方の軸46を挿通
するための挿通孔57と、上方の軸44を挿通しかつ支
持軸44,46間の距離が変えられるようにした長孔5
8とを形成した一対の案内板59を一対の連結ロッド6
0で連結して構成される。ベルトガイド56は図9に示
すように蓋51に支持された支持軸46を挿通孔57に
挿通し、支持軸44を長孔58に挿通した状態で設けら
れている。なお、図9中、ベルトは図示省略した。
【0027】次に斯かる古紙の処理装置の作用を説明す
る。なお、古紙の破砕と圧縮については実施例1と同様
に作用するので説明を省略し、古紙の移送についてのみ
説明する。図4に示すように筺体22の開口部50の近
傍に容器39を置いて蓋51を開くと、蓋51の凹部5
3内に支持軸46が嵌め込まれているため、ベルトコン
ベア42の左端が蓋51の開放と同時に図4中の左方へ
移動する。このため、ベルト47上に古紙49が残存し
ていてもベルト47の左端から筺体22の内部へ古紙4
9が落ちることはない。また、このときに、図8に示す
ように支持軸46と係合するベルトガイド56も支持軸
46と共に移動するので、ベルト47の側方は案内板5
9によってガイドされ、ベルト47の側方から古紙49
が筺体22の内部へ落下することはない。ベルト47の
たるみが不適当なときは、支持軸46を他の凹部53へ
嵌め込んで調整する。ベルト47がたるんでいても案内
板59が存在するので、ベルト47がローラ43,45
から外れることはない。古紙の処理装置が図4に示すよ
うにセットされたら運転を開始する。圧縮円筒34を通
過した古紙49は実施例1で説明したようにガイド部材
41とベルト47によって進行方向が鉛直下方から図4
の左方へと変えられ、その後は蓋51の裏側を通過して
容器39内へと送り込まれる。筺体22の内部では案内
板59の存在により、外部では蓋51がコの字形断面形
状を有することにより、古紙49が筺体22の内部や外
部の床面上へ落下するようなことはない。
【0028】図5は容器に代えて収容袋を使用する場合
を示すものである。この場合は、収容袋56をフック5
4,55に引っ掛けて筺体22の外に取り付ける。蓋5
1の左端が床面の高さと略同じになって図4の場合より
も低くなるため、ベルト47の張り具合が図4の場合よ
りも強くなる。従って、支持軸46を嵌め込む凹部53
の位置を変える必要性を生じる場合がある。その他の作
用は図4の場合と同じなので、説明を省略する。
【0029】なお、図4,図5ではガイド部材41とベ
ルトコンベア42とを併用した場合を示したが、ベルト
コンベアのみを用いてガイド部材を省略することもでき
る。
【0030】(c)実施例3 本発明による古紙の処理装置の実施例3を図10に示
す。この実施例は上部のローラ43の支持軸44だけで
なく下部のローラ45の支持軸46も筐体の内部に固定
する一方、上部が筐体の外側へ向かって開く蓋51の下
部は実施例2と同様に蝶番52を介して筐体に回動自在
に結合したものである。この場合、下部のローラ45の
支持軸46が蓋51に連結さていないため蓋51を開け
ると蓋51とベルトコンベア42との間から古紙が落下
する。これを防止するため、底板21aと一対の側板2
1bとからなる断面がコの字形状を有する橋渡し部材2
1が設けられる。橋渡し部材21の一端の下部には切欠
部21cが形成され、切欠部21cに支持軸46を挿通
することにより、支持軸46に対して橋渡し部材21が
着脱自在でかつ回動自在となっている。
【0031】斯る構成であることから、蓋51を閉めた
状態では蓋51の内面に押されて橋渡し部材21の他端
が支持軸46の上方へ向かって回動する。蓋51の上部
を筐体の外部へ向かって引いて開けると、橋渡し部材2
1の他端は自らの自重で支持軸46を中心に図10中の
反時計方向へ回動し、蓋51の上に載る。従ってベルト
47上の古紙は橋渡し部材21を介して蓋51の上へ落
ちる。このとき、ベルト47と橋渡し部材21の底板2
1aとの隙間は最小でかつ橋渡し部材21の回動角度に
拘わらず一定の値となる。従って、ベルトコンベア42
と蓋51との間から古紙が落下するということはない。
一方、蓋51を反時計方向へ回動させて閉じると橋渡し
部材21も蓋51に押されて約90゜だけ時計方向へ回
動する。
【0032】なお、その他の構成、作用は実施例2と同
じなので説明を省略する。
【0033】
【発明の効果】以上の説明からわかるように、請求項1
又は2に係る古紙の処理装置によれば筒状部材から鉛直
下方へ向かって押し出される古紙がガイド部材又は駆動
手段を有しないベルトコンベアによって略水平方向へ向
けて進行方向が変えられるため、圧縮して成形された古
紙の形状をくずすことなく古紙を筒状部材の下から水平
方向へ移送することができる。
【0034】請求項2又は3に係る古紙の処理装置によ
れば、駆動手段を有しないベルトコンベアを用いて進行
方向を変えるため、古紙を筒状部材の下から水平方向へ
移送できるだけでなく、古紙の押出力によってベルトが
回転することから古紙の排出速度とベルトの走行速度と
が同期し、古紙の形状をくずすことなく移送がより円滑
に行われる。
【0035】請求項4に係る古紙の処理装置によれば、
筺体の開口部に設けた蓋の内側に下部のローラの支持軸
を取り付けたので、蓋を開けた際にベルトの端部から古
紙が床面上へ落下するようなことはなく、蓋を一旦閉め
て容器を取り換える際に清掃作業をしなくても済む。
【0036】請求項5に係る古紙の処理装置によれば、
筐体の内部に固定された下部ローラの支持軸に回動自在
に橋渡し部材を取り付けたので、コンベアと蓋との間か
ら古紙が落下するのが防止される。また、橋渡し部材は
下部ローラの支持軸を中心として回動自在に設けられて
いるので、橋渡し部材の回動角度に拘わらずベルトと橋
渡し部材との隙間が一定である。
【図面の簡単な説明】
【図1】古紙の処理装置の実施例1を示す構成図。
【図2】古紙の処理装置の実施例1の要部拡大図。
【図3】古紙処理装置の実施例1に係るガイド部材の他
の実施例を示すもので、(a)は断面図、(b)は斜視
図。
【図4】古紙の処理装置の実施例2を示す構成図。
【図5】古紙の処理装置の実施例2を示す構成図。
【図6】古紙の処理装置の実施例2に係る蓋の斜視図。
【図7】古紙の処理装置の実施例2に係るベルトガイド
の斜視図。
【図8】古紙の処理装置の実施例2に係るベルトガイド
の作用説明図。
【図9】古紙の処理装置の実施例2に係るベルトガイド
の取付図。
【図10】古紙の処理装置の実施例3の要部の構成図。
【図11】従来の古紙の処理装置の要部を示す構成図。
【符号の説明】
21…橋渡し部材 22…筺体 24…破砕手段 30…圧縮手段 31…筒状部材 33…押出スクリュー 34…圧縮円筒 40…移送手段 41…ガイド部材 42…ベルトコンベア 43,45…ローラ 44,46…支持軸 47…ベルト 51…蓋 52…蝶番 53…凹部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 古紙を紙片に破砕する破砕手段と、破砕
    手段の下方に配置されるとともに破砕した紙片を圧縮す
    る圧縮手段と、圧縮された紙片を容器内へ移送する移送
    手段とで構成し、 圧縮手段は、筒状部材を筒状部材の軸心が鉛直線に沿う
    ように設置し、筒状部材の下端には下方への紙片の移動
    を抑制する抑制手段を設ける一方、抑制手段により抑制
    されて固まった紙片との間で順次に紙片を圧縮する押出
    スクリューを筒状部材の中に回転駆動可能に設けて構成
    し、 移送手段は、前記押出スクリューの押出力によって圧縮
    されたあと下方へ押し出される紙片を略水平方向へ向か
    って方向転換させるガイド部材を設けて構成したこと
    特徴とする古紙の処理装置。
  2. 【請求項2】 複数のローラ間にベルトを掛けたベルト
    コンベアにおけるローラどうしの高さ位置が相対的に異
    なることによってベルトが傾斜した状態に設定しかつ駆
    動手段を有しないベルトコンベアをガイド部材に代えて
    筒状部材の下方に配置した請求項1に記載の古紙の処理
    装置。
  3. 【請求項3】 ガイド部材の下方に請求項2に係るベル
    トコンベアを配置した請求項1に記載の古紙の処理装
    置。
  4. 【請求項4】 古紙の処理装置を収容する筺体を設け、
    下部が回動自在に支持されて上部が外部へ向かって開く
    蓋を当該筐体に設け、上部のローラの支持軸を筐体の内
    部に固定する一方、下部のローラの支持軸を蓋の内側に
    取り付けた請求項2又は3に記載の古紙の処理装置。
  5. 【請求項5】 古紙の処理装置を収容する筐体を設け、
    下部が回動自在に支持されて上部が外部へ向かって開く
    蓋を当該筐体に設け、上部及び下部のローラの支持軸を
    筐体の内部に固定し、ベルトコンベアと蓋との間から古
    紙が落下するのを防止するための橋渡し部材の一端を回
    動自在に下部のローラの支持軸に取り付けた請求項2又
    は3に記載の古紙の処理装置。
JP9108793A 1992-07-03 1993-04-19 古紙の処理装置 Expired - Fee Related JP2603040B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9108793A JP2603040B2 (ja) 1993-04-19 1993-04-19 古紙の処理装置
US08/067,613 US5427321A (en) 1992-07-03 1993-05-27 Waste paper processing system
DE19934317974 DE4317974C2 (de) 1992-07-03 1993-05-28 Vorrichtung zum Verarbeiten von Altpapier
DE19934345322 DE4345322C2 (de) 1992-07-03 1993-05-28 Vorrichtung zum Verdichten von zu kleinen Partikeln zerkleinertem Altpapier
FR9306456A FR2693130B1 (fr) 1992-07-03 1993-05-28 Ensemble de traitement de vieux papiers.
FR9315807A FR2697174B1 (fr) 1992-07-03 1993-12-29 Ensemble de traitement de vieux papiers.
US08/453,876 US5538193A (en) 1992-07-03 1995-05-30 Waste paper processing system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9108793A JP2603040B2 (ja) 1993-04-19 1993-04-19 古紙の処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06306787A JPH06306787A (ja) 1994-11-01
JP2603040B2 true JP2603040B2 (ja) 1997-04-23

Family

ID=14016744

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9108793A Expired - Fee Related JP2603040B2 (ja) 1992-07-03 1993-04-19 古紙の処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2603040B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5205719B2 (ja) * 2006-07-14 2013-06-05 富士ゼロックス株式会社 細断処理装置
JP5082315B2 (ja) * 2006-07-14 2012-11-28 富士ゼロックス株式会社 細断処理装置
KR200446493Y1 (ko) * 2009-08-20 2009-11-04 최효정 차량용 쓰레기 파쇄장치
CN114481676B (zh) * 2022-02-11 2022-12-23 江苏富勤纸业有限公司 一种再生纸自动化处理装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04240281A (ja) * 1991-01-17 1992-08-27 Ricoh Co Ltd 古紙ほぐし装置及び古紙再生前処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06306787A (ja) 1994-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2455167C2 (ru) Пресс с загрузочным устройством и устройство для открывания и опорожнения прессуемых предметов
US10081148B2 (en) System and method for crushing and compaction
CN112790396A (zh) 一种核桃自动脱壳机及脱壳工艺
JP2603040B2 (ja) 古紙の処理装置
JP2006188262A (ja) 廃棄物を容れたゴミ袋を処理する装置
AU2003215448A1 (en) Particulate matter conveyor
CN110917995B (zh) 一种制粒机
CN214717469U (zh) 一种生物质燃料粉末加工用除铁装置
JPH09239342A (ja) ゴミの減量方法および減量装置
CN116099605A (zh) 用于废弃留置针的回收处理装置
CA2729040C (en) System and method for crushing and compaction
JPH1034008A (ja) ホッパー装置
JP2955208B2 (ja) 粉粒体の定量送り出し装置
JPH07328470A (ja) 古紙の処理装置
JP3365792B2 (ja) 糠分離排出装置
JPH11285899A (ja) 回転プレス装置
JP2603038B2 (ja) 古紙の処理装置
JPH05146699A (ja) 古紙の処理装置
CN216368328U (zh) 一种煤矸石粉碎加工用分级破碎装置
CN213801487U (zh) 一种大米加工用上料装置
JPS6071466A (ja) 印刷機の原版廃棄処理装置
JP4299085B2 (ja) 細片供給装置
JP2519388B2 (ja) 古紙の処理装置
JPH0710791Y2 (ja) ライン引き
JP3393941B2 (ja) ベール形成機

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080129

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090129

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100129

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100129

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110129

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110129

Year of fee payment: 14

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110129

Year of fee payment: 14

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110129

Year of fee payment: 14

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110129

Year of fee payment: 14

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110129

Year of fee payment: 14

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110129

Year of fee payment: 14

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110129

Year of fee payment: 14

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110129

Year of fee payment: 14

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120129

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120129

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130129

Year of fee payment: 16

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees