JP2021037530A - 箱状物圧縮装置 - Google Patents

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真也 阿部
志龍 土棟
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Abstract

【課題】圧縮を効率良く行うとともに圧縮率を向上させることができる箱状物圧縮装置を提供すること。【解決手段】被圧縮物Kを搬送するベルトコンベア340を有する搬送部3と、ベルトコンベア340の下流側に配置され、ベルトコンベア340を巻き付けた下部圧縮ローラ410を配置する。下部圧縮ローラ410の上方には、下部圧縮ローラ410の回転軸と平行に配置し、下部圧縮ローラ410と共に回転し、搬送された被圧縮物Kを圧縮する上部圧縮ローラ440を配置している。ベルトコンベア340の搬送面には、ベルトコンベア340の搬送方向に対して直交する幅方向に長い複数の下部突起部341と、上部圧縮ローラ440の回転外周面には、幅方向に長い複数の上部突起部442を備えている。【選択図】 図1

Description

本発明は、空のダンボール箱等の紙製容器を圧縮する装置に関する。詳細には、無端ベルトコンベアで搬送するとともに、強制的に搬送方向に送り、段状に配置した圧縮ローラ等で圧縮する装置に関する。
ダンボール箱等を圧縮減容する装置は、特許文献1によって開示されている。この装置は、ベルトコンベアと、ベルトコンベアを巻着させた下部圧縮ローラと、上部圧縮ローラと、ベルトコンベア上流側に配置された第1パドルと、第1パドルよりベルトコンベアの下流側で上部圧縮ローラより上流側に位置する第2パドルを備えている。ベルトコンベアによって搬送された被圧縮物を、第1パドルと第2パドルで徐々に圧縮しながら送り込み、下部圧縮ローラと上部圧縮ローラで圧縮する装置である。
特開2019−72708号公報
特許文献1の装置は、被圧縮物が下部圧縮ローラによって周回するベルトコンベアと上部圧縮ローラに挟み込まれる際に、スムーズに挟み込まれずにベルトコンベア上に滞留し、上部圧縮ローラと下部圧縮ローラとによる最終圧縮がスムーズに行われない課題を有する。また、上部圧縮ローラと下部圧縮ローラによる最終圧縮後の被圧縮物が、上部圧縮ローラと下部圧縮ローラを通過後に、元の形状に戻ろうとして圧縮した嵩が膨らむため、圧縮率が悪いという課題を有する。
したがって、本発明は上記課題に着眼してなされたものであり、圧縮を効率良く行うとともに圧縮率を向上させることができる箱状物圧縮装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、被圧縮物を載置して下流側に搬送するベルトコンベアと、ベルトコンベアの下流側に配置され、ベルトコンベアを巻き付けた下部圧縮ローラと、下部圧縮ローラの上方で下部圧縮ローラの回転軸と平行に配置し、下部圧縮ローラと協働して、ベルトコンベアで搬送された被圧縮物を圧縮するための上部圧縮ローラと、ベルトコンベアの搬送面には、ベルトコンベアの搬送方向に対して直交する幅方向に長い複数の下部突起部と、上部圧縮ローラの回転外周面には、上部圧縮ローラの回転軸と平行で、上部圧縮ローラの幅方向に長い複数の上部突起部と、を備えた箱状物圧縮装置であることを要旨とする。
この発明によれば、圧縮を効率良く行うとともに圧縮率を向上させることができる箱状物圧縮装置を提供できる。
本発明の実施形態である箱状物圧縮装置を搬送方向上流から見た図であり、搬送方向左側のフレームの図示を省略した斜視図である。 本発明の実施形態である箱状物圧縮装置を搬送方向に沿って断面した正面断面図である。 本発明の実施形態である箱状物圧縮装置の上部圧縮ローラ及び下部圧縮ローラを搬送方向上流側から見て断面し、要部を拡大した側面断面図である。 本発明の実施形態である箱状物圧縮装置を搬送方向に沿って断面して要部を拡大した正面断面図である。
図を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付す場合がある。説明に用いる図面は模式的なものであり、各部分の寸法との関係は現実のものと異なることがある。また、本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
図1乃至図4は本発明の一実施形態である箱状物圧縮装置1を示している。箱状物圧縮装置1は、フレーム部2に搬送方向に対する左右両端部を支えられた搬送部3と圧縮部4と、作業者によってこの装置を作業者が操作するための操作部6を備えている。搬送部3は、被圧縮物を載置して下流側に搬送するベルトコンベア340を有していて、下流側に搬送する。ベルトコンベア340の下流側には、第1パドル420、第2パドル430、下部圧縮ローラ410、上部圧縮ローラ440を設けた圧縮部4を備え、ベルトコンベア340で搬送された被圧縮物を徐々に圧縮する。
さらに、ベルトコンベア340の搬送面には搬送方向に対する左右の幅方向に長い複数の下部突起部341と、上部圧縮ローラ440の回転外周面には回転軸方向に長い複数の上部突起部442を備え、被圧縮物を圧縮するとともに回転方向に送り込むことができる。図2において、図中の右側が被圧縮物の投入側であり、図中の右側から左側に搬送される。
実施形態を詳細に説明する。図2に示すフレーム部2は、箱状物圧縮装置1を構成する板状の骨格部分であり、搬送部3と圧縮部4の搬送方向に対する左右両側にそれぞれ配置するとともに、搬送部3と圧縮部4を回転自在に支持している。
搬送部3は駆動ローラ313と、テンションローラ350と、ベルトコンベア340を備え、駆動ローラ313及びテンションローラ350はフレーム部2によって回転自在に支持されている。駆動ローラ313及びテンションローラ350は、双方ともにほぼ同じ長さの円柱状の部材であり、回転軸を水平に設けるとともに、互いに平行に配置する。この実施形態の場合、テンションローラ350は駆動ローラ313より回転外径を小さく設けるとともに、搬送方向の上流側である投入側に配置されている。
駆動ローラ313及びテンションローラ350にベルトコンベア340を巻き掛けて、駆動ローラ313を回転駆動させることによって、ベルトコンベア340が駆動ローラ313及びテンションローラ350の間で周回転することができる。駆動ローラ313は、下方に位置するモータ310から動力をチェーン等で伝達して回転することが可能である。ベルトコンベア340の搬送面である上部上面は水平に設けるととともに、図2に示す右側の投入側から左側に移動することができる。
また、テンションローラ350は搬送方向と平行の水平方向に移動可能で、ベルトコンベア340の張りを調整することで、ベルトコンベア340がスリップすることなく駆動可能である。
ベルトコンベア340の内周部で駆動ローラ313とテンションローラ350の間には、板状のサポートテーブル361を配置して、上面がベルトコンベア340の搬送面が下方に撓まないように支えて補助をする。
ベルトコンベア340の外周面には、複数の下部突起部341を固定している。下部突起部341は角柱状の部材であり、長手方向を搬送方向と直交する向きにベルトコンベア340に固定している。複数配置した下部突起部341は、搬送方向にほぼ等間隔で配置していて、ベルトコンベア340の搬送方向に対する左右幅と同じ長さに設定されている。ベルトコンベア340の搬送面に置かれた被圧縮物下部の搬送方向の端部は、下部突起部341に引っかかることで、ベルトコンベア340上で搬送方向の上流方向あるいは下流方向に移動することを防止する。
ベルトコンベア340の上方で、搬送方向下流側には圧縮部4が位置している。圧縮部4は、下部圧縮ローラ410、第1パドル420、第2パドル430、上部圧縮ローラ440を備える。ベルトコンベア340で搬送された被圧縮物は、圧縮部4に搬送され、第1パドル420の回転で一次圧縮し、次に第2パドル430の回転で二次圧縮した後に、上部圧縮ローラ440で最終圧縮されるように、徐々に圧縮される。
圧縮部4の下部圧縮ローラ410、第1パドル420、第2パドル430、上部圧縮ローラ440の取付の位置関係を説明する。なお、説明する実施形態において、下部圧縮ローラ410は駆動ローラ313と同一である。
第1パドル420は、ベルトコンベア340に載置されて下流側に搬送移動した被圧縮物を一次圧縮するためのものである。第1パドル420は、ベルトコンベア340の上方で、搬送方向の上流側に駆動ローラ313と回転軸423を平行に配置していて、フレーム部2に回転自在に支持されている。
第1パドル420は、回転軸423から放射方向に配置した板状の第1突設板422を複数有している。第1突設板422の搬送方向に対する幅は、ベルトコンベア340とほぼ同じ幅に設けている。実施形態における第1突設板422は、4個設けているものとして説明するが、4個より多くても少なくてもよい。複数の第1突設板422のそれぞれの端部424をかけ渡すように、第1架設板425を配置する。第1架設板425は、第1突設板422の回転半径方向に対する端部424を、やや突出させるように設けている。第1架設板425の搬送方向に対する左右の幅は、第1突設板422の左右幅と同じに設ける。
第1パドル420は、下方側がベルトコンベア340の搬送方向と同じ方向で、回転外周である端部424がベルトコンベア340の搬送速度より早く回転するように駆動させる。駆動力の伝達方法については後述する。説明する実施の形態において、第1パドル420の回転外周速度はベルトコンベア340の搬送速度に対して、ほぼ2倍の速度になるように設定されている。このように構成することで、第1突設板422の突出した端部424が被圧縮物に食い込むとともにベルトコンベア340上で押さえつけることができる。さらに、下部突起部341と協働してベルトコンベア340上で被圧縮物が上流側に移動することを防止しながらも、被圧縮物の上部を搬送方向の下流側に強制的に送り込むことができる。
次いで被圧縮物は、ベルトコンベア340と第1突設板422に挟まれることによって圧縮させられる。搬送移動する被圧縮物は、順次、周回するベルトコンベア340と、回転する第1突設板422及び第1架設板425とによって、搬送移動が止まることなく下流側に送り込むと同時に、一次圧縮が行われる。ベルトコンベア340の搬送速度より第1パドル420の回転外周の回転速度が速いため、箱状の被圧縮物の上部が下流側に第1パドル420によって押し倒されて一次圧縮がされる。
第1パドル420の回転外周の速度がベルトコンベア340より速いため、被圧縮物は上流方向に逆流せずに円滑な一次圧縮ができる。その後、被圧縮物はベルトコンベア340及び第1パドル420によって下流側に搬送され、第1パドル420より下流側に位置する第2パドル430の回転で二次圧縮される。
第2パドル430の回転軸431は、第1パドル420と平行で、第1パドル420の回転軸423よりベルトコンベア340下流側で、第1パドル420の下方側に位置している。第2パドル430の回転軸431は、第1パドル420と平行に配置された駆動ローラ313と平行とも言える。第2パドル430は、フレーム部2に架け渡され、回転自在に配置されている。
第2パドル430は、回転軸431から複数の板を回転中心部から放射状に配置した第2突設板432を備える。第2パドル430の駆動方法については後述する。
複数設けられた第2突設板432の幅は、ベルトコンベア340の搬送方向左右の幅とほぼ同じに設けた矩形状の板で、板面を回転方向に向けている。説明する実施形態において、第2突設板432は4個設けているが、4個以下でも4個以上でもよい。第2突設板432は、回転半径方向の長さを第1突設板422より小さく設けていて、第2パドル430の回転外周径は第1パドル420の回転外周径よりも小さく設定されている。
さらに、複数の第2突設板432のそれぞれの先端部433をかけ渡すように、第2架設板435を配置する。第2架設板435は第1突設板422の先端部433を、やや突出させるように設けている。第2架設板435の搬送方向に対する左右の幅は、第2突設板432の左右幅と同じに設ける。
第2パドル430は、下方側がベルトコンベア340の搬送方向と同じ方向に回転駆動する。第2パドル430は第1パドルと同じ回転数に設定されているが、回転外周径が第1パドル420より小さいので、第2パドル430の回転外周における速度は、第1パドル420より遅い。また、回転外周である先端部433は、ベルトコンベア340の搬送速度より速くなるように回転外周径を設定して、回転駆動させている。説明する実施の形態において、第2パドル430の回転外周速度はベルトコンベア340の搬送速度に対して、ほぼ1.2倍の速度になるように設定されている。駆動力の伝達方法については後述する。
このように構成することで、第2突設板432の先端部433が一次圧縮後の被圧縮物に食い込む。さらに、ベルトコンベア340上で押さえつけて、下部突起部341と協働してベルトコンベア340上で被圧縮物が上流側に移動することを防止する。第2パドル430は、第1パドル420で一次圧縮されたて送られた被圧縮物を、最終圧縮工程がされる第2パドル430より下流側に送るために、受け渡す役割も担っている。第2パドル430の回転外周速度は、第1パドル420の回転外周速度より遅く設定されることで、搬送方向下流へ送る被圧縮物の量を調整している、とも言える。
第1パドル420より第2パドル430の回転外周径が小さいことで、それぞれの回転軸同士を可及的に近接させることができる。近接されたそれぞれの回転外周の下方部で被圧縮物を圧縮する際、一次圧縮後にすぐに二次圧縮ができ、圧縮時間の短縮が可能になる。また、装置全体の大きさも小型化できるため、無駄に材料を使用せずに済み、低コスト化が可能になる。さらに、第2パドル430の回転外周径は、隣接する第1パドル420の回転外周径とは干渉しないように配置され、且つ、第2パドル430の回転外周径の下端は第1パドル420の回転外周径の下端より低くなっているため、一次圧縮して嵩が低くなった被圧縮物を効率的に二次圧縮できる。
第2パドル430で二次圧縮された被圧縮物は、ベルトコンベア340及び第2パドル430の回転で下流側に搬送され、搬送方向の下流側に位置する上部圧縮ローラ440及び下部圧縮ローラ410で最終圧縮される。この実施の形態の場合、下部圧縮ローラ410は駆動ローラ313である。
上部圧縮ローラ440の回転軸441は、第2パドル430の回転軸431より下方で、第2パドル430より搬送方向の下流側に位置していて、下部圧縮ローラ410である駆動ローラ313の直上に配置する。上部圧縮ローラ440の回転軸441は、第2パドル430の回転軸431と平行で、搬送方向左右に配置されているフレーム部2に架け渡すように配置する。すなわち、圧縮部4を構成する第1パドル420と第2パドル430と上部圧縮ローラ440と下部圧縮ローラ410のそれぞれの回転軸は、互いに平行に配置されている。
上部圧縮ローラ440は、円柱もしくは円筒状の部材であり、ベルトコンベア340の搬送方向に対する左右幅と同じ長さに設ける。上部圧縮ローラ440は回転自在に支持され、下部圧縮ローラ410である駆動ローラ313と同じ回転数で回転駆動が可能にされている。上部圧縮ローラ440の回転方向は、上部圧縮ローラ440の下部が搬送方向と同じ向きになるように設ける。
上部圧縮ローラ440の円筒外周面には、上部突起部442を複数配置している。上部突起部442は角柱状の部材であり、長手方向を回転軸441と平行に配置するとともに、複数配置した上部突起部442のそれぞれを回転方向にほぼ等間隔で配置している。また、上部突起部442の上部圧縮ローラ440の回転方向への配置間隔は、ベルトコンベア340に搬送方向に平行に配置した下部突起部341の配置間隔と同じに配置している。上部圧縮ローラ440と、駆動ローラ313である下部圧縮ローラ410は同じ回転数毎分で回転するため、上部突起部442と下部突起部341の移動速度は同じにできる。この実施形態の上部突起部442は、上部圧縮ローラ440の円筒部の長さよりやや短く設定されている。
上部圧縮ローラ440の上部突起部442を含む回転外周径443は、下部圧縮ローラ410とベルトコンベア340と下部突起部341を含む回転外周径413と、ほぼ同じに構成されている。上部圧縮ローラ440は、上部突起部442の回転外周径443の放射方向外側に面する端面をベルトコンベア340の搬送面に近接させつつ、隙間L1になるように位置させる。また、下部圧縮ローラ410に巻き付いて周回するベルトコンベア340に配置した下部突起部341の回転外周径413の放射方向外側に面する端面が、上部圧縮ローラ440の円筒面に近接させつつ、隙間L2を設けるように下部突起部341の高さを設定されている。隙間L1及び隙間L2は、下部圧縮ローラ410と上部圧縮ローラ440のそれぞれの円筒部で形成される隙間L0の半分以下の距離になることが望ましい。この実施形態では、隙間L1と隙間L2は隙間L0のおおよそ40〜45%の距離に設定している。
さらに、上部圧縮ローラ440は下部圧縮ローラ410と同調して同回転数で駆動させている。上部突起部442の回転方向後方側の面と下部突起部341の搬送方向前方側の面、あるいは、上部突起部442の回転方向前方側の面と下部突起部341の搬送方向後方側の面は互いに干渉しないように可及的に近接させつつ隙間L3を設けている。図4に示す実施形態では、上部突起部442の回転方向後方側の面に、下部突起部341の搬送方向前方側の面が近接して隙間L3を形成している。隙間L3は、上記した隙間L1あるいは隙間L2とほぼ同じ距離であれば都合がよい。
上記構成によって、互いの回転外周径413、443は、図4に示す搬送方向と直交する方向から見て、互いに重なり合うように配置している。搬送方向あるいは回転方向に上部突起部442及び下部突起部341は同じ間隔で位置をずらせて配置し、上部圧縮ローラ440及び下部圧縮ローラ410を同一の回転数で回転しているため、連続回転によって干渉することがない。
上流側で二次圧縮された被圧縮物が、上部圧縮ローラ440と下部圧縮ローラ410の間に搬入されて、その後に、上部突起部442と下部圧縮ローラ410の隙間L1に挟まれることによって、さらに上下方向に圧縮される。上部突起部442とベルトコンベア340が動き続けると、上部突起部442の直後に下部突起部341が位置し、隙間L3を形成する。隙間L3によって、被圧縮物が搬送方向と直交する上下方向に折り曲げられながら圧縮される。すなわち、被圧縮物は搬送方向と直交する左右方向に折り目を付けながら、圧縮されることになる。
さらに、上部突起部442とベルトコンベア340が動き続けると、下部突起部341と上部圧縮ローラ440の隙間L2に挟まれることによって、被圧縮物が搬送方向の下流側に折り目をつけて折り曲げられ、圧縮される。
そして順次、下部圧縮ローラ410と上部圧縮ローラ440の回転によって、被圧縮物が下流側に搬送されるとともに、上下方向への圧縮と折り目の形成を繰り返す。この実施形態の折り目は、直線状につけられる。被圧縮物が上部圧縮ローラ440及び下部圧縮ローラ410を通過すると、最終圧縮が完了し、被圧縮物が圧縮部4から排出される。最終圧縮が完了後の被圧縮物の折り目は複数形成されている
最終圧縮した被圧縮物に直線上の折り目を形成することで、被圧縮物に腰が入り、最終圧縮後の被圧縮物が元の形に戻ろうとして、膨らむことを防ぐ。上記折り目は、上部突起部442及び下部突起部341によって、被圧縮物に搬送方向に連続して間隔開けながら、搬送方向にほぼ等間隔に複数形成される。最終圧縮後の被圧縮物を搬送方向と直交する左右側から見ると、階段状に複数の折り目が付けられている。
折り目の前後は隙間L1,L2,L3によって圧縮されているので、被圧縮物により一層腰が入ることになり、被圧縮物が元に戻ろうと膨らむことを防ぐことができる。また、この複数の折り目によって、被圧縮物は最終圧縮後に時間が経過しても、最終圧縮した直後の圧縮状態を保つことができる。上部突起部442あるいは下部突起部341で形成された隙間L1、L2に、被圧縮物が挟まれることによって、さらに上下方向に圧縮することができる。また、隙間L3によって搬送方向と平行の向きに圧縮するとともに折り目を付けることができる。
下部突起部341は、被圧縮物の下部が引っ掛かることで、被圧縮物が上流側に移動することなく下流方向に搬送し続けることが可能である。上部突起部442は、被圧縮物の上部に回転しながら食い込むことで、上部圧縮ローラ440と下部圧縮ローラ410の間に強制的に押し込んでいくことができる。上部圧縮ローラ440と下部圧縮ローラ410の回転によって、さらに搬送方向下流側に被圧縮物が引き込まれ、順次、圧縮作業が行われる。
ここで、圧縮部4の駆動方法を説明する。圧縮部4の駆動はモータ310を駆動源とし、下部圧縮ローラ410を経由して上部圧縮ローラ440、第2パドル430、第1パドル420の順番で伝動され、駆動する。
モータ310は下部圧縮ローラ410の下方に位置して、下部圧縮ローラ410をチェーン(図示せず)による伝動機構によって回転駆動させる。下部圧縮ローラ410の回転端部にはギヤ(図示せず)が設けられ、同じく回転端部に設けたギヤを有する上部圧縮ローラ440に噛み合う。回転数は同期するようにギヤ比を設定している。上部圧縮ローラ440と第2パドル430、第2パドル430と第1パドル410のそれぞれの軸端部には、チェーン(図示せず)が掛けられていて、第2パドル430および第1パドル420を駆動する。
ベルトコンベア340の上流側には操作部6が設けられる。操作部6は、モータ310を駆動の切り替えを行うために作業者が操作するスイッチが設けられ、下部圧縮ローラ410、上部圧縮ローラ440、第2パドル430、第1パドル420を作動させる。
箱状物圧縮装置1で被圧縮物を圧縮する作業方法を説明する。
作業者は操作部6のスイッチを投入してモータ310を駆動させ、搬送部3及び圧縮部4を作動させる。作業者は、被圧縮物をベルトコンベア340の上流側に載置する。その後、被圧縮物はベルトコンベア340の搬送移動に従って、下流側に移動する。
ベルトコンベア340上の被圧縮物は第1パドル420の下方に位置すると、第1パドル420の回転によって一次圧縮される。一次圧縮された被圧縮物は、さらにベルトコンベア340の移動と共に下流側へ移動し、第2パドル430の回転によって二次圧縮される。一次圧縮中及び二次圧縮中の被圧縮物は、ベルトコンベア340に設けた下部突起部341によって、搬送方向の上流側に移動することなく、スムーズに下流側に送られる。
二次圧縮された被圧縮物は、一次圧縮時よりさらに圧縮された状態となり、ベルトコンベア340によって下流側に移動し、上部圧縮ローラ440及び下部圧縮ローラ410の回転によって、上部突起部442及び下部突起部341で形成された隙間L1、L2、L3によって、複数の階段状の折り目を付けられながら最終圧縮される。最終圧縮された被圧縮物は、上部圧縮ローラ440及び下部圧縮ローラ410の回転によって、ベルトコンベア340の下流側へ移動して排出される。
作業者は、順次、被圧縮物をベルトコンベア340上に載置するのみで、被圧縮物は搬送部3で圧縮部4に搬送され、その後、被圧縮物が圧縮部4で圧縮される。被圧縮物の圧縮作業が終了したら、作業者は操作部6のスイッチを再度押して、搬送部3と圧縮部4の駆動を停止させる。
上述のように構成した箱状物圧縮装置1を用いて最終圧縮した被圧縮物は、上部突起部442及び下部突起部341によって、複数の階段の折り目が付けられているので、元に戻ろうと膨らむことを防止できる。また、作業者が被圧縮物を搬送部3に載置するのみで良いので、効率的に圧縮作業が行え、圧縮を効率良く行うとともに圧縮率を向上させることができる箱状物圧縮装置を提供できるのである。
また、回転方向に複数列配置した上部突起部442及び搬送方向に複数列配置した下部突起部341の列数を増減させることも可能である。また、上部突起部442及び下部突起部341は角柱状として説明したが、三角柱状や半円柱状のような形状であっても、十分に圧縮することができる。また、実施形態において、一次圧縮及び二次圧縮を行うパドルは、第1パドル420及び第2パドル430を備えたものとして説明したが、1つ以上のパドルであれば、最終圧縮前に行う事前圧縮ができる。
この発明は、空のダンボール箱等の紙製の包装体及び紙製の包装容器を圧縮減容する圧縮装置に適用できる。
1 箱状物圧縮装置
2 フレーム部
3 搬送部
313 駆動ローラ
340 ベルトコンベア
341 下部突起部
4 圧縮部
410 下部圧縮ローラ
420 第1パドル
430 第2パドル
440 上部圧縮ローラ
442 上部突起部
443 回転外周径
6 操作部
L0 隙間
L1 隙間
L2 隙間
L3 隙間

Claims (6)

  1. 被圧縮物を載置して下流側に搬送するベルトコンベアと、
    前記ベルトコンベアの下流側に配置され、前記ベルトコンベアを巻き付けた下部圧縮ローラと、
    前記下部圧縮ローラの上方で前記下部圧縮ローラの回転軸と平行に配置し、前記下部圧縮ローラと協働して、前記ベルトコンベアで搬送された前記被圧縮物を圧縮するための上部圧縮ローラと、
    前記ベルトコンベアの搬送面には、前記ベルトコンベアの搬送方向に対して直交する幅方向に長い複数の下部突起部と、
    前記上部圧縮ローラの回転外周面には、前記上部圧縮ローラの回転軸と平行で、前記上部圧縮ローラの幅方向に長い複数の上部突起部と、
    を備えたことを特徴とした箱状物圧縮装置。
  2. 前記下部突起部の前記ベルトコンベアの搬送方向に対して直交する幅方向である長手方向の長さは、前記ベルトコンベアの搬送方向に対する幅方向とほぼ同じ長さであり、
    前記上部突起部の前記上部圧縮ローラの回転軸と平行方向である長手方向の長さは、前記上部圧縮ローラの幅とほぼ同じ長さである、
    ことを特徴とした請求項1に記載の箱状物圧縮装置。
  3. 前記上部圧縮ローラの回転軸と平行に設け、且つ、前記上部圧縮ローラの回転軸より上方で前記ベルトコンベアの搬送方向に対する上流側に配置された1つ以上のパドルと、
    をさらに備えたことを特徴とした請求項1又は2に記載の箱状物圧縮装置。
  4. 前記上部圧縮ローラの回転数は、前記下部圧縮ローラの回転数と同じに設定されていて、
    前記下部圧縮ローラの前記下部突起部を含む回転外径と前記上部突起部を含む前記上部圧縮ローラの回転外径は、互いに重なり合うように配置されている、
    ことを特徴とした請求項1乃至3のいずれか1項に記載の箱状物圧縮装置。
  5. 前記上部圧縮ローラの外周面と前記下部突起部が形成する隙間、及び、前記ベルトコンベア外周面と前記上部突起部が形成する隙間長さは、前記上部圧縮ローラと前記ベルトコンベアの搬送面の最短距離のほぼ半分もしくは半分より短い長さに設定されている、
    ことを特徴とした請求項1乃至4のいずれか1項に記載の箱状物圧縮装置。
  6. 前記下部突起部と前記上部突起部によって形成される回転方向における隙間は、前記上部圧縮ローラの外周面と前記下部突起部が形成する隙間、あるいは、前記ベルトコンベア外周面と前記上部突起部が形成する隙間とほぼ同じ距離である、
    ことを特徴とした請求項1乃至5のいずれか1項に記載の箱状物圧縮装置。
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