JP2000015487A - 減容装置 - Google Patents

減容装置

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JP2000015487A
JP2000015487A JP10193078A JP19307898A JP2000015487A JP 2000015487 A JP2000015487 A JP 2000015487A JP 10193078 A JP10193078 A JP 10193078A JP 19307898 A JP19307898 A JP 19307898A JP 2000015487 A JP2000015487 A JP 2000015487A
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roll pair
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Hiroshi Yokoo
寛 横尾
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NAGANO NOBA FORM KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/32Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars
    • B30B9/321Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars for consolidating empty containers, e.g. cans
    • B30B9/325Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars for consolidating empty containers, e.g. cans between rotary pressing members, e.g. rollers, discs

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被減容物を加熱・圧縮することにより減容し
て輸送・廃棄を容易にせしめる減容装置の提供。 【解決手段】 相互に近接して逆回転しうるロール7
a、7bからなる、被減容物を加熱・圧縮するための加
熱ロール対7と、該加熱ロール対7のロール7a、7b
同士の間へ被減容物を搬送するための一対の無端ベルト
2、3と、上記加熱ロール対7の被減容物出口側に配設
された相互に近接して逆回転しうるロール8a、8bか
らなる、被減容物を冷却・圧縮するための冷却ロール対
8と、無端ベルト対2、3の下流側ロール対5a、5b
の上側ロール5aと上側加熱ロール7aと上側冷却ロー
ル8aとを下方に付勢するコイルばね9と備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は減容装置に関する。
さらに詳しくは、とくに糸状の合成樹脂材の塊や合成樹
脂製発泡体のように気相部分を多く含む廃棄物を圧縮し
て全体の体積を大幅に減少させるための減容装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、鉄筋コンクリート建造物を建造するに際して、束ね
られた鉄筋にコンクリートを打設する前に各鉄筋の端部
に熱可塑性の発泡プラスチック筒状体を外嵌することが
なされている。こうすることによって各鉄筋の端部が被
覆されるので、その状態でコンクリートを打設し、その
後にこの筒状体をその付近のコンクリートとともに取り
除けば上記鉄筋端部をきれいな状態に保つことができ
る。その結果、新たな鉄筋を接続しやすくなり、また、
新たなコンクリートを打ち継ぐ際の接着強度が向上す
る。上記発泡プラスチック筒状体は一般に600mm〜
800mm程度の長さを有している。
【0003】しかしながら、通常は一本の鉄筋に対して
一本の筒状体が使用されるので、使用後の筒状体が大量
に建設現場に廃棄物として残留することになる。これら
筒状体は発泡体であるため、その重量は大きな問題とは
ならないが、大量に集められると体積が大きくなるため
一時保管、輸送、廃棄等がやっかいである。また、筒状
体の表面にはコンクリートが付着していることもあって
作業員が手で扱うのにも注意を要する。
【0004】本発明はかかる課題を解決するためになさ
れたものであり、上記発泡プラスチック筒状体はもとよ
り、糸状の合成樹脂材の塊等を含む気相部分を多く含む
廃棄物を減容して廃棄等の処理を容易にするため減容装
置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の減容装置は、被
減容物を圧縮するための、相互に近接して逆回転しうる
加熱ロール対と、該加熱ロール対の少なくとも一方のロ
ールを加熱するための加熱手段と、被減容物を上記加熱
ロール対のロール同士の間へ搬送する搬送手段とを備え
ている。
【0006】したがって、搬送手段によって搬送されて
きた被減容物は加熱ロール対間に挟圧されて加熱・圧縮
されることにより減容されて排出される。とくに熱可塑
性プラスチックからなる被減容物は減容された後に形状
が大きく復元することはない。その結果、輸送・廃棄の
作業が容易となる。
【0007】そして、上記搬送手段を、相互間に被減容
物が投入されうるように対向して逆回動しうる一対の無
端ベルトから構成し、各無端ベルトが掛け回された離間
した二個のロールのうち、両無端ベルトの下流側のロー
ル同士を近接させて下流側ロール対を構成することによ
り、被減容物にコンクリート等が付着していても該ロー
ル同士によって無端ベルトが介在した状態で挟圧しうる
のでこのコンクリート等を破砕することもできる。さら
に、被減容物が水分を含んでいても、加熱ロール対に至
る前に脱水されるので好ましい。特許請求の範囲でいう
下流とは、被減容物の搬送方向についての下流を意味す
る。
【0008】また、上記搬送手段を、相互間に被減容物
が投入されうるように対向して逆回動しうる一対の無端
ベルトから構成し、各無端ベルトが掛け回された離間し
た二個のロールのうち、両無端ベルトの下流側のロール
同士が構成する下流側ロール対によって上記加熱ロール
対を構成することにより、無端ベルトのロール以外に特
別なロール対を配設する必要がないので装置全体が軽量
且つコンパクトに形成できる。
【0009】上記加熱ロール対の下流側に、相互に近接
して逆回転しうる冷却ロール対をさらに配設することに
より、加熱・圧縮されることによって一旦減容された熱
可塑性プラスチックからなる被減容物は、さらに冷却・
圧縮されることによってその減容状態が維持される。上
記下流とは、被減容物の搬送方向についての下流を意味
する。
【0010】また、上記無端ベルトの表面に、台形断面
を有する多数本の突条を平行に幅方向に形成することに
より、被減容物にコンクリート等が付着している場合に
その破砕効果が向上し、また、突条が台形断面であるの
で突条間に被減容物等が咬み込まれることも防止され
る。
【0011】加えて、上記加熱ロール対および/または
冷却ロール対および/または下流側ロール対に対し、各
ロール対のロール同士を離間させる外力に抗する弾性部
材をさらに備えることにより、万が一、破砕され得ない
ような付着物が存在してもロール間隔がそれに追随して
拡大するので装置の損傷が防止される。
【0012】如上の減容装置において、上記搬送手段に
対する加熱ロール対の配置および/または加熱ロール対
に対する冷却ロール対の配置を上下方向にすることによ
り、小さい被減容物や軟弱な被減容物であってもロール
対間の受け渡しがスムーズになされる。
【0013】
【発明の実施の形態】つぎに、添付図面に示された実施
形態に基づいて本発明の減容装置を説明する。
【0014】図1は本発明の減容装置の一実施形態を示
す正面図である。図2は図1の減容装置のII−II線
矢視図である。図3は図1の減容装置の要部を示す斜視
図である。図4は図1における無端ベルトの要部を示す
断面図である。図5は図1のV−V線矢視図である。図
6(a)は図1の減容装置の要部を示し、図6(b)、図6
(c)、図6(d)、図6(e)、図6(f)はそれぞれ本発明
の減容装置の他の実施形態の要部を示す側面図である。
【0015】図1に示される減容装置1のハウジング1
a(枠部材であってもよい)内には、図3にも示される
ように、一対の搬送用無端ベルト2、3が上下に対向し
て配設されている。下側の無端ベルト2は離間した二個
のロール4b、5b(以下、下側ロールともいう)に掛
け回されてほぼ水平に配置されており、上側の無端ベル
ト3も離間した二個のロール4a、5a(以下、上側ロ
ールともいう)に掛け回されている。上側の無端ベルト
2はそのハウジング1aの被減容物投入口6側のロール
4aが対向する下側ロール4bからやや上方に離間し、
ハウジング1aの中側(被減容物の搬送方向下流側)に
配置された上下ロール5a、5bは相互に近接されてい
る。そして、両無端ベルト2、3は相互に逆回動させら
れる。すなわち、上側無端ベルト2は図中において矢印
で示すように時計回りに回動させられ、下側無端ベルト
3は図中において矢印で示すように反時計回りに回動さ
せられる。そうすることにより、上記被減容物投入口6
から投入された被減容物は無端ベルト2、3の上記離間
した二個のロール4a、4b間から下側無端ベルト3に
乗せられてハウジング1a内部に搬送される。
【0016】無端ベルト対2、3の出口側(被減容物の
搬送方向下流側)のロール対(以下、下流側ロール対と
もいう)5a、5bに対し、水平方向に近接して加熱ロ
ール対7が配設されている。加熱ロール対7を構成する
二つのロール7a、7bは互いに上下に対向且つ近接し
て配設されている。すなわち、上記下流側ロール対間と
加熱ロール対7間とは被減容物の受け渡しをスムーズに
行わしめるためにほぼ水平方向に対向している。上側の
加熱ロール7aは図中において矢印で示すように時計回
りに回動させられ、下側の加熱ロール7bは図中におい
て矢印で示すように反時計回りに回動させられる。そう
することにより、上記一対の無端ベルト2、3によって
搬送されてきた被減容物はこの加熱ロール対7によって
挟圧され、加熱・圧縮される。
【0017】この加熱ロール対7の出口側(被減容物の
搬送方向下流側)に対し、水平方向に近接して冷却ロー
ル対8が配設されている。冷却ロール対8を構成する二
つのロール8a、8bは互いに上下に対向且つ近接して
配設されている。すなわち、加熱ロール対7間と冷却ロ
ール対8間とは、被減容物の受け渡しをスムーズに行わ
しめるためにほぼ水平方向に対向している。上側の冷却
ロール8aは図中において矢印で示すように時計回りに
回動させられ、下側の冷却ロール8bは図中において矢
印で示すように反時計回りに回動させられる。そうする
ことにより、上記加熱ロール対7によって加熱・圧縮さ
れた被減容物はこの冷却ロール対8によって再度挟圧さ
れ、冷却・圧縮される。上記加熱ロール7a、7bの周
面同士および冷却ロール8a、8bの周面同士はそれぞ
れ当接していてもよく、必要に応じて僅かに離間させて
いてもよい。また、ロール間隔を変更し得るように構成
すれば被減容物の種類やサイズに応じて調節しうるので
好ましい。
【0018】上記無端ベルト2の各ロール4a、4b、
5a、5b、および加熱ロール7a、7b、および冷却
ロール8a、8bの両端面側にはハウジング1bの側板
1cが配設され、搬送される被減容物が側方からこぼれ
るのを防止している。
【0019】前述のごとく、被減容物は熱可塑性プラス
チックから形成された発泡体等である場合はとくに、加
熱・圧縮することによって軟化状態で減容してその減容
状態がある程度維持される。さらに、冷却・圧縮するこ
とによってほとんどその形状・体積が復元することがな
くなる。
【0020】図1および図2に示すように、上側無端ベ
ルト2の上側ロールのうちの下流側ロール5a、上側加
熱ロール7aおよび上側冷却ロール8aは、それぞれそ
のロール軸の両端が弾性部材たるコイルばね9によって
上側から支持されている。この場合、上記コイルばね9
が上記各ロール5a、7a、8aを対向する下側のロー
ル5b、7b、8bに押圧するように固設してもよく、
また、コイルばね9が上側ロール5a、7a、8aを下
方に付勢した状態で対向する上下ロール間の距離を調節
し得るように調節機構を配設してもよい。このように、
コイルばね9によって支持することにより、被減容物に
コンクリートが付着していてこれが破砕できない程度の
塊であってもロール間隔がそれに応じて変化するので問
題は生じない。
【0021】なお、下側の各ロール5b、7b、8bを
下側から支持するようにコイルばねを配設するものであ
ってもよい。また、コイルばね9の初期撓みを調節し得
るように構成すれば、付着コンクリートの破砕力や被減
容物圧縮力を調節することが可能となる。
【0022】図1および図3に示すようにハウジング1
a内における、上記一対の無端ベルト2、3、加熱ロー
ル対7および冷却ロール対8の下方には、ロール駆動用
のモータ10aおよび減速機10bが配設されている。
この減速機10bの出力軸には同軸状に二個のスプロケ
ット11a、11bが固設されている。一方のスプロケ
ット11aには、一対の無端ベルトの下流側ロール5
a、5bそれぞれに互いに逆回転力を伝達するための第
一チェーン12aがこれらロール5a、5bに掛け回さ
れており、他方のスプロケット11bには加熱ロール対
の両ロール7a、7bそれぞれに互いに逆回転力を伝達
するための第二チェーン12bがこれらロール7a、7
bに掛け回されている。もちろん、一対の無端ベルトの
下流側ロール5a、5bの軸端には第一チェーン12a
が係合するスプロケット13a、13bが固設されてお
り、両加熱ロール7a、7b軸端にも第二チェーン12
bが係合するスプロケット14a、14bが固設されて
いる。
【0023】両加熱ロール7a、7bの軸端には、駆動
用第二チェーンのための上記スプロケット14a、14
bとそれぞれ同軸状に、他のスプロケット15a、15
bが固設されている。また、両冷却ロール8a、8bの
軸端にもそれぞれスプロケット16a、16bが固設さ
れており、加熱ロール対7との間に、上側ロール7a、
8a同士および下側ロール7b、8b同士が伝動用の第
三チェーン17aおよび第四チェーン17bによって連
結されている。そうすることによって、加熱ロール対7
の回転力が冷却ロール対8にも伝達される。なお、本実
施形態では、加熱ロール対7と冷却ロール対8とはその
周速度が同一になるようにされている。もちろん、必要
に応じてスプロケットの歯数やロール径を変えることに
よって両ロール対7、8間に周速度差を生じさせてもよ
い。図1および図3において18はチェーンテンショナ
ーである。また、図1中のスプロケットやロールは視認
容易のためにそれぞれ外径を相違させて示しているが、
実際には所望の周速度を得るためにそれら外径は適宜変
更可能である。
【0024】なお、回転力伝達手段としては上記スプロ
ケットおよびチェーンに限定されることはなく、プーリ
と無端ベルト、歯車機構等であってもよい。
【0025】加熱ロール対7の加熱方法は他の分野で用
いられている公知のものを採用することができる。たと
えば、高周波誘導加熱やジュール熱を利用する電気的方
法、水蒸気や加熱油等の加熱媒体をロール中に循環させ
る方法等である。本実施形態ではロール中にジュール熱
を発生する発熱体を装着している。この方法が温度制御
性、メンテナンス性、可搬性、運転コストの面から有利
である。加熱は両ロール7a、7bとも行ってもよく、
一方のみであってもよい。
【0026】冷却ロール対8の冷却方法も他の分野で用
いられている公知のものを採用することができる。たと
えば、水や他の公知の冷媒をロール中に循環させる水冷
や、ファン等によって空冷する方法等である。さらに
は、冷却ロール対8に外部から水を噴霧するものであっ
てもよい。また、加熱ロール対7の設定温度や外気温に
よっては特別な冷却機構を設けなくても冷却ロール対8
のみの吸熱および自然放熱によって被減容物を冷却しう
る。
【0027】図1に示すようにハウジング1a内におけ
る、一対の無端ベルト2、3、加熱ロール対7および冷
却ロール対8の下方には、排水樋19が配設されてい
る。この排水樋19は、そのうちの無端ベルトの下流側
ロール5a、5bの下方に対応する部位からその両側
(被減容物の搬送方向における上流側および下流側)に
向けて下方へ傾斜している。そうすることにより、被減
容物に水分が含まれている場合であっても、無端ベルト
の下流側ロール5a、5b部で圧縮されて押し出された
水分が排水樋19の最上部近傍に落下して両側に排出さ
れる。もちろん排水樋は両側でなく片側にのみ排水する
ように形成してもよい。
【0028】本実施形態では前記無端ベルト2、3の表
面に図4に示すように台形断面の突条20がその上底側
が頂部となるように平行に形成されている。それによ
り、被減容物の搬送が確実になされることはもとより、
被減容物にコンクリートが付着していても一対の無端ベ
ルトの下流側ロール5a、5b間における上記突条20
の噛み合いによって破砕効果が向上する。しかも、突条
20が台形断面であることにより、被減容物を咬み込ん
でしまうおそれもない。本実施形態では、ベルトの表面
に、上底が約6mm、下底が約25mm、高さが約18
mmの台形断面の棒部材20を約26mmピッチでその
下底側を固設している。突条20の寸法は限定されない
が、上記値は試験によって破砕効果および咬み込み防止
効果の点で最適であると確認されたものである。
【0029】上記加熱ロール7a、7bおよび冷却ロー
ル8a、8bそれぞれの表面には被減容物を把持しやす
くするためにローレット加工が施されている。本実施形
態では各ロールの軸方向に沿って幅が約1.0mm、深
さが約0.5mmの溝が約2.0mmのピッチで平行に
形成されている。
【0030】図1中、21は被減容物の投入案内板であ
り、22は被減容物の排出案内板であり、23は被減容
物投入口6に配設された安全カバーであり、24は本装
置1の操作盤であり、25は装置移動用のキャスタであ
り、26は装置固定用のスタッドボルトであり、27は
ロールを加熱するための上記加熱体に給電するためのス
リップリングである。
【0031】図5に示すように、上記安全カバー23
は、被減容物を投入するための開口23aが形成された
揺動自在に取り付けられた板部材である。安全カバー2
3の内側にはリミットスイッチ28が配設されており、
安全カバー23を押すとリミットスイッチ28のアクチ
エータが押されて作動し、減容装置1の作動が停止す
る。すなわち、安全カバー23自体が減容装置1の作動
を停止せしめるための、作業員が捜査しやすい大きなス
イッチボタンの役目を担っている。
【0032】また、減容装置1における安全カバー23
が取り付けられている近傍の天井部には、それを押せば
減容装置1の作動が停止する安全スイッチ29が配設さ
れている。すなわち、安全スイッチ29は作業員にとっ
て見やすく且つ操作しやすい位置に配設されている。
【0033】図6(a)に、図1〜図3に示す減容装置1
における各ロール4a、4b、5a、5b、7a、7
b、8a、8bの配置のみを示している。この配置は、
下側の無端ベルト3がほぼ水平に配置され、無端ベルト
の下流側ロール対5a、5bと加熱ロール対7と冷却ロ
ール対8とが相互に近接して水平に配置されている。
【0034】図6(b)に示す減容装置31は、図6(a)
の減容装置1から冷却ロール対8が省略されたものであ
る。加熱ロール対7の設定温度によっては特別な冷却機
構を設けなくても被減容物からの自然放熱によって十分
に冷却できる場合があるからである。
【0035】図6(c)に示す減容装置32は、図6(b)
の減容装置31から加熱ロール対7が省略されたもので
ある。そして、無端ベルト2、3の下流側ロール対5
a、5bに加熱機構を備えてこれを加熱ロール対として
使用するものである。この構成によれば装置全体がより
コンパクト且つ軽量なものとなる。なお、この減容装置
32の下流側ロール対5a、5bの出口側に近接させて
冷却ロール対(図示せず)を配設してもよい。
【0036】図6(d)に示す減容装置33は、図6(a)
の減容装置1における加熱ロール対7と冷却ロール対8
とを、無端ベルト2、3の下流側ロール対5a、5bに
近接させて上下方向に配設したものである。そして、上
記下流側ロール対5a、5bから加熱ロール対7への被
減容物の受け渡しがスムーズになされるように、上側の
下流側ロール対5aを僅かに出口方向へずらせて配置
し、加熱ロール対の上側加熱ロール(図中、左側の加熱
ロール)7aを図中の右側加熱ロール7bより僅かに上
方に配置している。図6(a)の減容装置1では被減容物
として従来技術の欄で述べたような長尺の筒状体を想定
しているため、ロール対同士を水平配置してもロール対
間の被減容物の受け渡しはスムーズになされる。一方、
この図6(d)の減容装置33は、被減容物が小さいも
の、または軟弱なもの(いわゆる腰の弱いもの)であっ
ても下流側ロール対5a、5bから加熱ロール対7への
受け渡しが自由落下によってスムーズになされるので好
ましい。
【0037】図6(e)に示す減容装置34は、図6(b)
の減容装置31における加熱ロール対7を、無端ベルト
2、3の下流側ロール対5a、5bに対して下方に近接
させて配設したものである。そして、上側の下流側ロー
ル対5aを僅かに出口方向へずらせて配置し、加熱ロー
ル対の図中の左側加熱ロール7aを図中の右側加熱ロー
ル7bより僅かに上方に配置している。本減容装置34
でも、小さい被減容物が下流側ロール対5a、5bから
加熱ロール対7へ自由落下によってスムーズに受け渡さ
れる。
【0038】図6(f)に示す減容装置35は、左右に一
対の加熱ロール7a、7bが配設され、この加熱ロール
対7の上方に、加熱ロール対7間に被減容物を至らしめ
る搬送手段としてのホッパ36が配設されたものであ
る。なお、下流側ロール対5a、5bの出口側に近接さ
せて冷却ロール対(図示せず)を配設してもよい。
【0039】
【発明の効果】本発明の減容装置によれば、被減容物は
加熱ロール対間に挟圧されて加熱・圧縮されることによ
り減容されて排出される。とくに熱可塑性プラスチック
からなる被減容物は減容された後に形状が大きく復元す
ることはない。その結果、輸送・廃棄の作業が容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の減容装置の一実施形態を示す正面図で
ある。
【図2】図1の減容装置のII−II線矢視図である。
【図3】図1の減容装置の要部を示す斜視図である。
【図4】図1における無端ベルトの要部を示す断面図で
ある。
【図5】図1のV−V線矢視図である。
【図6】図6(a)は図1の減容装置の要部を示し、図6
(b)、図6(c)、図6(d)、図6(e)、図6(f)はそれ
ぞれ本発明の減容装置の他の実施形態の要部を示す側面
図である。
【符号の説明】
1・・・減容装置 2・・・上側無端ベルト 3・・・下側無端ベルト 4a・・上側ロール 4b・・下側ロール 5a・・上側ロール 5b・・下側ロール 6・・・被減容物投入口 7・・・加熱ロール対 7a・・上側加熱ロール 7b・・下側加熱ロール 8・・・冷却ロール対 8a・・上側冷却ロール 8b・・下側冷却ロール 9・・・コイルばね 10a・・モータ 10b・・減速機 11a、11b・・スプロケット 12a・・第一チェーン 12b・・第二チェーン 13a、13b、14a、14b、15a、15b、1
6a、16b・・スプロケット 17a・・第三チェーン 17b・・第四チェーン 18・・・チェーンテンショナー 19・・・排水樋 20・・・突条(棒部材) 21・・・投入案内板 22・・・排出案内板 23・・・安全カバー 23a・・開口 24・・・操作盤 25・・・キャスタ 26・・・スタッドボルト 27・・・スリップリング 28・・・リミットスイッチ 29・・・安全スイッチ 31、32、33、34、35・・・減容装置 36・・・ホッパ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被減容物を圧縮するための、相互に近接
    して逆回転しうる加熱ロール対と、該加熱ロール対の少
    なくとも一方のロールを加熱するための加熱手段と、被
    減容物を上記加熱ロール対のロール同士の間へ搬送する
    搬送手段とを備えてなる減容装置。
  2. 【請求項2】 上記搬送手段が、相互間に被減容物が投
    入されうるように対向して逆回動しうる一対の無端ベル
    トからなり、各無端ベルトが離間した二個のロール間に
    掛け回されており、両無端ベルトの下流側のロール同士
    が近接して下流側ロール対を構成してなる請求項1記載
    の減容装置。
  3. 【請求項3】 上記搬送手段が、相互間に被減容物が投
    入されうるように対向して逆回動しうる一対の無端ベル
    トからなり、各無端ベルトが離間した二個のロール間に
    掛け回されており、両無端ベルトの下流側のロール同士
    が構成する下流側ロール対が上記加熱ロール対を構成し
    てなる請求項1記載の減容装置。
  4. 【請求項4】 加熱ロール対の下流側に、相互に近接し
    て逆回転しうる冷却ロール対が配設されてなる請求項1
    〜3のいずれか一の項に記載の減容装置。
  5. 【請求項5】 上記無端ベルトの表面に、台形断面を有
    する多数本の突条が平行に幅方向に形成されてなる請求
    項2〜4のいずれか一の項に記載の減容装置。
  6. 【請求項6】 上記加熱ロール対および/または冷却ロ
    ール対および/または下流側ロール対に対し、各ロール
    対のロール同士を離間させる外力に抗する弾性部材をさ
    らに備えてなる請求項1〜5記載の減容装置。
  7. 【請求項7】 上記搬送手段に対する加熱ロール対の配
    置および/または加熱ロール対に対する冷却ロール対の
    配置が上下にされてなる請求項1〜4のいずれか一の項
    に記載の減容装置。
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