JP7089118B2 - 電線処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は電線処理装置に関する。
従来から、電線に対して種々の処理を行う電線処理装置が知られている。例えば、心線と心線の周囲を囲む絶縁材とを有する電線に対して、切断、絶縁材の剥ぎ取り、シール材の挿入、または、端子の圧着などの処理を行う電線処理装置が知られている。さらに、電線の処理が正確に行われたか否かを検知し、良品と不良品とを分けて回収するように構成された電線処理装置が知られている。
例えば特開2011-210460号公報に、そのような電線処理装置が開示されている。特開2011-210460号公報に開示された電線処理装置は、電線の一端部を把持しながら旋回移動するクランプと、良品を回収する製品トレイと、不良品を回収する不良品トレイとを備えている。この電線処理装置は、良品と不良品とを別々のトレイに回収することにより、良品と不良品との混在を防止することとしている。
特開2011-210460号公報
ところが、電線が長尺の場合、クランプが旋回することにより電線の一端部を搬送する際に、電線の他端部は一端部に比べて移動しにくいため、電線の全体を製品トレイと不良品トレイとに正確に分けて回収することは必ずしも容易ではなかった。例えば、不良品トレイに不良品を回収する際に、不良品の一端部は不良品トレイに回収されるが、他端部は誤って製品トレイに回収されてしまうおそれがあった。その場合、不良品は一時的に不良品トレイと製品トレイとの境界部分に乗り上げて回収され、その後、一端部が他端部側に引っ張られ、不良品トレイから製品トレイに移ってしまうおそれがあった。その結果、不良品が誤って製品トレイに回収され、良品と不良品とを的確に仕分けることができないおそれがあった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、長尺の電線であっても良品と不良品とを的確に仕分けて回収することができる電線処理装置を提供することである。
ここに開示される電線処理装置は、第1端部および第2端部を有する電線に所定の処理を行う処理装置と、前記処理の良否を判定する良否判定装置と、前記電線の前記第1端部側の部分を把持し、前記電線の前記第1端部を搬送するように移動可能なクランプと、前記クランプによって搬送されるときの前記電線の前記第1端部の移動軌跡の下方に配置され、前記良否判定装置によって良品と判定された電線の前記第1端部側の一部分を回収する良品回収部と、前記クランプによって搬送されるときの前記電線の前記第1端部の移動軌跡の下方に配置され、前記良否判定装置によって不良品と判定された電線の前記第1端部側の一部分を回収する不良品回収部と、前記良品回収部および前記不良品回収部よりも前記電線の前記第2端部側に配置され、前記良否判定装置によって良品と判定された電線および不良品と判定された電線の残りの部分を回収する共通回収部と、前記良否判定装置が良品と判定すると、前記電線の前記第1端部が前記良品回収部の上方にあるときに前記クランプの把持を解除させ、前記良否判定装置が不良品と判定すると、前記電線の前記第1端部が前記不良品回収部の上方にあるときに前記クランプの把持を解除させるクランプ制御装置と、を備えている。なお、「電線の第1端部側の部分」とは、電線の長手方向の中央よりも第1端部側の部分のことを言う。
上記電線処理装置によれば、電線の第1端部側の部分はクランプによって把持され、クランプの移動に伴って搬送される。良否判定装置により良品と判定された電線(以下、単に良品という)の第1端部側の一部分は良品回収部に回収され、不良品と判定された電線(以下、単に不良品という)の第1端部側の一部分は不良品回収部に回収される。これにより、良品と不良品とは、第1端部側の一部分が明確に分けて回収される。一方、良品および不良品のいずれも、残りの部分は共通回収部に回収される。そのため、第2端部側の部分が誤った箇所に回収されるおそれはない。よって、良品の第1端部側の部分が第2端部側に引っ張られて良品回収部から不良品回収部に移ってしまうおそれが少ない。また、不良品の第1端部側の部分が第2端部側に引っ張られて不良品回収部から良品回収部に移ってしまうおそれが少ない。ここで、長尺の電線では、必ずしも電線の全体が仕分けられていなくても、一部分が仕分けられていれば、全体として明確に区別することができる。上記電線処理装置によれば、良品と不良品とは、第1端部側の一部分が明確に仕分けられるので、全体として明確に区別することができる。よって、良品と不良品とを的確に仕分けることができる。
好ましい一態様によれば、前記処理装置は、前記クランプに把持された前記電線の前記第1端部に所定の処理を行うように構成されている。
前記クランプは、処理装置が処理を行う際に電線を把持するクランプから処理済みの電線が受け渡されるクランプであってもよいが、上記態様によれば、前記クランプは処理装置が処理を行う際に電線を把持するクランプである。上記態様によれば、クランプ間で電線を受け渡す必要がない、または、電線を受け渡す回数が減るので、電線処理の効率を向上させることができる。
好ましい一態様によれば、前記電線処理装置は、前記良品回収部と前記不良品回収部との間に配置された上下方向に延びる仕切壁を備えている。
上記態様によれば、良品の第1端部側の一部分と不良品の第1端部側の一部分とは、仕切壁により明確に仕分けられる。
好ましい一態様によれば、前記仕切壁の上縁は、前記共通回収部の方に行くほど下方に向かう傾斜部を有している。
電線が長尺の場合、電線がクランプから放されて落下するときに暴れることがある。その際、電線の第1端部側の部分が曲がった状態となり、仕切壁の上縁に落下するおそれがある。しかし、上記態様によれば、仕切壁の上縁は傾斜部を有している。そのため、電線の第1端部側の部分が傾斜部に落下した場合、当該部分はその後、傾斜部の傾斜に沿って滑り落ちる。よって、電線の第1端部側の一部分を良品回収部または不良品回収部に良好に回収することができる。
好ましい一態様によれば、前記良品回収部は、前記電線の前記第1端部側の一部分を回収するとともに、回収した電線の前記一部分を落下可能な上段回収部と、前記上段回収部の下方に配置され、前記上段回収部から落下する前記電線の前記一部分を回収する下段回収部と、を有している。
上記態様によれば、いったん上段回収部に回収した良品の第1端部側の一部分を下段回収部に移すことができる。そのため、下段回収部および共通回収部から良品を取り出している間に、上段回収部に他の良品の第1端部側の一部分を回収することができる。よって、良品の回収と取り出しとを同時に行うことができ、電線の仕分け作業の効率を向上させることができる。
前記電線の種類および前記電線に対する処理の内容は特に限定されないが、前記電線は、導体からなる心線と、前記心線の周りを囲む絶縁材と、を有し、前記処理装置は、前記電線を切断することにより前記第1端部を形成する装置、前記電線の前記第1端部の絶縁材を剥ぎ取る装置、前記電線の前記第1端部にシールを挿入する装置、および、前記電線の前記第1端部に端子を圧着する装置のうちの1つまたは2つ以上を含んでいてもよい。
前記クランプの移動方向は特に限定されないが、前記クランプが鉛直線周りに旋回するように構成されている場合、前述の作用効果が特に顕著となる。
本発明によれば、長尺の電線であっても良品と不良品とを的確に仕分けて回収することができる電線処理装置を提供することができる。
図1は実施形態に係る電線処理装置の構成を模式的に表す平面図である。 図2は電線を模式的に表す斜視図である。 図3は回収装置の斜視図である。 図4は回収装置の後部の斜視図である。 図5は回収装置の上段トレイ、不良品トレイ、および共通トレイの平面図である。 図6は回収装置の後部の正面図である。 図7は回収装置の後部の一部の背面図である。 図8は電線の第1端部側の部分が仕切壁の上縁に落下したときの様子を表す回収装置の後部の斜視図である。
以下、実施の形態について説明する。図1は、本実施形態に係る電線処理装置1の構成を模式的に表す平面図である。以下の説明では、図1の右側、左側をそれぞれ前側、後側とする。図1の上側、下側をそれぞれ右側、左側とする。ただし、各方向は説明の便宜上定めた方向に過ぎず、電線処理装置1の設置位置などを何ら限定するものではない。
図2に示すように、電線5はいわゆる被覆電線である。電線5は、金属などの導体からなる心線5aと、心線5aの周囲を囲む樹脂などからなる絶縁材5bとを含んでいる。
図1に示すように、電線処理装置1は、電線5の曲がり癖を矯正する癖取りローラ6と、電線5を送り出す送給装置2と、電線5を把持するクランプ3F,3Rと、電線5を前方に搬送する搬送ベルト18と、カッター装置10と、電線5に防水シール(図示せず)を挿入するシール挿入装置15F,15R、電線5に端子7を圧着する端子圧着機4F,4Rと、処理された電線5を回収する回収装置8と、制御装置9とを備えている。
送給装置2の構成は何ら限定されない。ここでは送給装置2は、前後に配置された一対のプーリ2Aと、両プーリ2Aに巻かれた搬送ベルト2Bとを、左右に一つずつ備えている。図示は省略するが、プーリ2Aの少なくとも一つには、モータが連結されている。このモータが駆動することにより上記プーリ2Aが回転し、搬送ベルト2Bが循環する。これにより、左右の搬送ベルト2Bに挟まれた電線5は前方に送り出される。
カッター装置10は、電線5を切断する切断刃11と、電線5の絶縁材5bを剥ぎ取るストリップ刃12F,12Rとを備えている。ストリップ刃12F、切断刃11、ストリップ刃12Rは、左右に並んでいる。
電線処理装置1は、電線5を切断する処理、電線5の絶縁材5bを剥ぎ取る処理、電線5に防水シールを挿入する処理、および電線5の端部に端子7を圧着する処理を実行可能である。切断刃11は、電線5を切断する処理を行う処理装置の一例である。ストリップ刃12F,12Rは、電線5の絶縁材5bを剥ぎ取る処理を行う処理装置の一例である。シール挿入装置15F,15Rは、電線5に防水シールを挿入する処理を行う処理装置の一例である。端子圧着機4F,4Rは、電線5の端部に端子7を圧着する処理を行う処理装置の一例である。なお、必ずしも上記処理の全てが必要ではない。電線処理装置には、上記処理の少なくとも一つを実行する装置が含まれる。
搬送ベルト18は、カッター装置10の前方に配置されている。搬送ベルト18は送給装置2と共に電線5を前方に送り出すように構成されている。詳しくは、搬送ベルト18は、送給装置2が電線5を前方に送り出す際に、前方に走行するように構成されている。電線5の一部は搬送ベルト18上に載り、搬送ベルト18の走行に伴って前方に搬送される。
クランプ3F,3Rは、送給装置2の前方に配置されており、送給装置2から送り出された電線5を把持する。クランプ3F,3Rは、電線5の把持および把持の解除が可能に構成されている。
クランプ3Fはカッター装置10の後方に配置され、クランプ3Rはカッター装置10の前方に配置されている。クランプ3Fは旋回中心CF周りに旋回可能に構成され、クランプ3Rは旋回中心CR周りに旋回可能に構成されている。旋回中心CF,CRは、いずれも鉛直に延びる鉛直線である。図示は省略するが、電線処理装置1は、クランプ3Fを開閉させるアクチュエータ(言い換えると、電線5の把持と把持の解除とを行うアクチュエータ)、クランプ3Fを旋回させるアクチュエータ、クランプ3Rを開閉させるアクチュエータ、およびクランプ3Rを旋回させるアクチュエータを備えている。なお、そのようなアクチュエータは周知であるので、ここでは説明を省略する。クランプ3Fは、切断された後側の電線5の前端部を把持しながら旋回することにより、当該電線5の前端部をストリップ刃12F、シール挿入装置15F、および端子圧着機4Fに搬送する。クランプ3Rは、切断された前側の電線5の後端部を把持しながら旋回することにより、当該電線5の後端部をストリップ刃12R、シール挿入装置15R、および端子圧着機4Rに搬送する。
また、電線処理装置1は、電線5の処理の良否を判定する良否判定装置14を備えている。本実施形態では、良否判定装置14は、電線5の切断の良否判定、絶縁材5bの剥ぎ取りの良否判定、防水シールの挿入の良否判定、および端子圧着の良否判定を行うように構成されている。ただし、良否判定装置14は、必ずしも切断、剥ぎ取り、防水シールの挿入、および端子圧着の全ての処理について良否判定を行う必要はなく、少なくとも一つの処理について判定を行うように構成されていればよい。なお、このような良否判定装置は周知であるので、ここでは詳しい説明を省略する。
次に、回収装置8について説明する。回収装置8は、処理された電線5を回収する装置である。図3は回収装置8の斜視図である。図4は回収装置8の後部を拡大して示す斜視図である。
図4に示すように、回収装置8は、上段トレイ21と、上段トレイ21の下方に配置された下段トレイ22と、上段トレイ21の側方(本実施形態では左方)に配置された不良品トレイ23とを有している。また、図3に示すように、回収装置8は共通トレイ24を有している。上段トレイ21、下段トレイ22、不良品トレイ23、および共通トレイ24は、搬送ベルト18の側方(本実施形態では左方)に配置されている。図5は、上段トレイ21、下段トレイ22、不良品トレイ23、および共通トレイ24の平面図である。共通トレイ24は、上段トレイ21および不良品トレイ23の前方に配置されている。また、共通トレイ24は、下段トレイ22の前方に配置されている(図3参照)。共通トレイ24の一部は、上段トレイ21および下段トレイ22に対して、前後に真っ直ぐに並んでいる。共通トレイ24の他の一部は、不良品トレイ23に対して、前後に真っ直ぐに並んでいる。
図1に示すように、クランプ3Rが旋回中心CR周りに旋回すると、クランプ3Rに把持された電線5の後端部51(以下、切断後の前側の電線5の後端部のことを「第1端部」と言い、前端部のことを「第2端部」と言う。)は、切断刃11の手前の位置と、端子圧着機4Rの手前の位置との間で移動する。図5の仮想線51tは、電線5の第1端部51の移動軌跡を表す。図5に示すように、上段トレイ21および不良品トレイ23は、第1端部51の移動軌跡51tの下方に配置されている。
図6は回収装置8の後部の正面図(前方から後方に向かって見た図)である。図7は、回収装置8の後部の一部の背面図(後方から前方に向かって見た図である)。である。図6に示すように、上段トレイ21は、前後方向に延びる回転軸25周りに回転可能に構成されている。詳しくは、図7に示すように、回収装置8は、上段トレイ21を支持する支持アーム26を備えている。支持アーム26は、上段トレイ21を支持する支持部26aと、連結軸28を介してエアシリンダ27のロッド27aに回転可能に連結された連結部26bとを有している。回転軸25は、支持部26aと連結部26bとの間に配置されている。エアシリンダ27のロッド27aが延びると、支持アーム26は回転軸25を中心として、図7における時計回り方向(図6では反時計回り方向)に回転する。これにより、上段トレイ21は下方に向かって回転する(図6の仮想線参照)。逆に、エアシリンダ27のロッド27aが縮むと、支持アーム26は回転軸25を中心として、図7における反時計回り方向(図6では時計回り方向)に回転する。これにより、上段トレイ21は上方に向かって回転する(図6の実線参照)。ただし、上記機構は一例に過ぎず、上段トレイ21を回転させる機構は特に限定されない。また、上段トレイ21を回転させるアクチュエータはエアシリンダ27に限らない。
下段トレイ22は上段トレイ21の下方に配置されているので、図6に示すように、上段トレイ21が回転すると、上段トレイ21に回収された電線5の第1端部51側の部分は落下し、下段トレイ22に回収される。
電線5の第1端部51が上段トレイ21の上方に位置しているときにクランプ3Rが電線5を放すと、電線5の第1端部51側の部分は落下して上段トレイ21に回収される。電線5の残りの部分は、クランプ3Rがカッター装置10の前方の位置から端子圧着機4Rの手前の位置に向かって旋回する際に、搬送ベルト18上の位置から左側に落下し(詳しくは、クランプ3Rに近い方の部分が先に落下し、第2端部52に近い方の部分が後に落下する)、共通トレイ24に回収される。共通トレイ24は、下段トレイ22よりも高い位置にあってもよく、低い位置にあってもよいが、本実施形態では、下段トレイ22と同じ高さに設置されている。そのため、電線5の第1端部51側の部分が上段トレイ21から下段トレイ22に移されると、電線5は下段トレイ22および共通トレイ24において比較的真っ直ぐな状態となる。
上述の通り、不良品トレイ23は、電線5の第1端部51の移動軌跡51tの下方に配置されており、上段トレイ21の側方に配置されている。本実施形態では、不良品トレイ23は上段トレイ21の左側に配置されている。電線5の第1端部51が不良品トレイ23の上方に位置しているときにクランプ3Rが電線5を放すと、電線5の第1端部51側の部分は落下して不良品トレイ23に回収される。電線5の残りの部分は、クランプ3Rがカッター装置10の前方の位置から端子圧着機4Rの手前の位置に向かって旋回する際に、搬送ベルト18上の位置から左側に落下し、共通トレイ24に回収される。不良品トレイ23の高さは特に限定されないが、本実施形態では、不良品トレイ23は共通トレイ24よりも高い位置に配置されている。
図5に示すように、上段トレイ21および不良品トレイ23の長手方向の寸法(ここでは、前後方向の寸法)は、それぞれ共通トレイ24の長手方向の寸法よりも小さい。共通トレイ24の横幅(ここでは、左右方向の寸法)は、上段トレイ21および不良品トレイ23のそれぞれの横幅(ここでは、左右方向の寸法)よりも大きい。
図4に示すように、上段トレイ21と不良品トレイ23との間には、上下方向および前後方向に延びる仕切壁29が設けられている。仕切壁29の上縁は、傾斜部29aと、傾斜部29aの前方に位置する水平部29bと、水平部29bの前方に位置する傾斜部29cとを含んでいる。傾斜部29aは、前方に行くほど下方に向かうように傾斜している。言い換えると、傾斜部29aは、共通トレイ24の方に行くほど下方に向かうように傾斜している。傾斜部29cは、前方に行くほど上方に向かうように傾斜している。言い換えると、傾斜部29cは、共通トレイ24の方に行くほど上方に向かうように傾斜している。
前述したように、電線5の処理の良否は良否判定装置14によって判定される。制御装置9は、クランプ3Rが把持している電線5が良品と判定された場合、電線5の第1端部51が上段トレイ21の上方にあるときに、把持を解除するようにクランプ3Rを制御する。一方、制御装置9は、クランプ3Rが把持している電線5が不良品と判定された場合、電線5の第1端部51が不良品トレイ23の上方にあるときに、把持を解除するようにクランプ3Rを制御する。なお、クランプ3Rの把持は、電線5の第1端部51が端子圧着機4Rの手前の位置から切断刃11の手前の位置に戻る際に解除されてもよいが、端子圧着前に、電線5の切断、絶縁材5bの剥ぎ取り、または防水シールの挿入が不良と判定された場合、第1端部51が端子圧着機4Rの手前の位置に向かって移動する際に解除されてもよい。電線5を回収するときのクランプ3Rの把持を解除するタイミングは特に限定されない。
電線処理装置1は、両端に端子7が圧着された電線5を順次連続的に製作する。次に、電線処理装置1の動作について説明する。まず、送給装置2および搬送ベルト18により、前方(図1の右方)に向かって電線5が送り出される。この電線5は、クランプ3Fおよび3Rによって把持され、カッター装置10の切断刃11により切断される。
次に、クランプ3Fは、切断後の電線5を把持したまま右側(図1の上側)に旋回し、当該電線5の前端部をストリップ刃12Fに導く。一方、クランプ3Rは、電線5を把持したまま左側(図1の下側)に旋回し、当該電線5の後端部をストリッパ刃12Rに導く。そして、ストリップ刃12Fおよび12Rにより、両電線5の端部の絶縁材5bが剥ぎ取られる。
その後、クランプ3Fは、電線5を把持したまま更に右側に旋回し、電線5の前端部をシール挿入装置15Fの手前に導く。クランプ3Rは、電線5を把持したまま更に左側に旋回し、電線5の後端部をシール挿入装置15Rの手前に導く。そして、シール挿入装置15F,15Rにより、それぞれの電線5の端部に防水シールが挿入される。
その後、クランプ3Fは、電線5を把持したまま更に右側に旋回し、図1に仮想線で示すように、電線5の前端部を端子圧着機4Fの手前に導く。クランプ3Rは、電線5を把持したまま更に左側に旋回し、図1に仮想線で示すように、電線5の後端部を端子圧着機4Rの手前に導く。そして、端子圧着機4F,4Rにより、それぞれの電線5の端部に端子7が圧着される。
次に、クランプ3Fは、端子7が圧着された電線5を把持したまま、切断刃11に対向する初期位置(図1に実線で示す位置)に戻り、当該電線5の把持を解除する。
クランプ3Rは、電線5を把持したまま、切断刃11に対向する初期位置に向けて旋回する。そして、クランプ3Rは、良否判定装置14により電線5が良品と判定された場合、上段トレイ21の上方に到達したときに、電線5の把持を解除する。すなわち、電線5を放す。その結果、良品の電線5Gの第1端部51側の部分は上段トレイ21に回収され(図4参照)、良品の電線5Gの全体は上段トレイ21および共通トレイ24に跨がって回収される(図5参照)。なお、図4および図5では、電線5G,5Nに挿入された防水シール、および電線5G,5Nに圧着された端子の図示は省略している。
一方、クランプ3Rは、良否判定装置14により電線5が不良品と判定された場合、不良品トレイ23の上方に到達したときに、電線5の把持を解除する。その結果、不良品の電線5Nの第1端部51側の部分は不良品トレイ23に回収され(図4参照)、不良品の電線5Nの全体は不良品トレイ23および共通トレイ24に跨がって回収される(図5参照)。
クランプ3Rは、電線5を放した後、初期位置に戻る。その後は、上述の動作を繰り返す。これにより、両端に端子7が圧着された電線5が順次連続的に製作される。
予め定められた所定本数の電線5を処理した後、制御装置9はエアシリンダ27を駆動し、上段トレイ21を下方に向けて回転させる。これにより、上段トレイ21に回収された良品の電線5Gの第1端部51側の部分は落下し、下段トレイ22に移される(図6参照)。その結果、良品の電線5Gは、下段トレイ22および共通トレイ24に回収される。その後、制御装置9はエアシリンダ27を駆動し、上段トレイ21を上方に向けて回転させる。そして、上段トレイ21は、再び良品の電線5Gの第1端部51側の部分を回収する。
良品の電線5Gの第1端部51側の部分は下段トレイ22に回収され、不良品の電線5Nの第1端部51側の部分は不良品トレイ23に回収されるので、ユーザは良品の電線5Gと不良品の電線5Nとを明確に区別することができる。よって、ユーザは、下段トレイ22および共通トレイ24から、良品の電線5Gを誤りなく取り出すことができる。また、ユーザは、不良品トレイ23および共通トレイ24から、不良品の電線5Nを誤りなく取り出すことができる。したがって、良品の電線5Gと不良品の電線5Nとを的確に仕分けることができる。
以上のように、本実施形態に係る電線処理装置1によれば、良品と判定された電線(以下、単に良品という)5Gの第1端部51側の部分は上段トレイ21に回収され、不良品と判定された電線(以下、単に不良品という)5Nの第1端部51側の部分は不良品トレイ23に回収される。これにより、良品5Gと不良品5Nとは、第1端部51側の部分が明確に仕分けられる。良品5Gおよび不良品5Nはいずれも長尺な電線5であるので、必ずしも全体が仕分けられていなくても、第1端部51側の一部分が明確に仕分けられていれば、全体として明確に区別することができる(図4および図5参照)。したがって、電線処理装置1によれば、良品5Gと不良品5Nとを的確に仕分けることができる。
また、電線処理装置1によれば、良品5Gおよび不良品5Nのいずれも、残りの部分は共通トレイ24に回収される。良品5Gおよび不良品5Nのいずれも、第2端部52側の部分は同一のトレイ(共通トレイ24)に回収される。よって、良品の電線5Gの全体および不良品の電線5Nの全体をそれぞれ別々のトレイに分けて回収する場合と異なり、第2端部52が誤ったトレイに回収されるということはない。また、第2端部52側の部分が2つのトレイの間に乗り上げてしまうことはない。そのため、良品の電線5Gの第1端部51側の部分が第2端部52側に引っ張られて上段トレイ21から不良品トレイ23に移ってしまうおそれは少ない。また、不良品の電線5Nの第1端部51側の部分が第2端部52側に引っ張られて不良品トレイ23から上段トレイ21に移ってしまうおそれは少ない。よって、良品5Gの第1端部51側の部分を上段トレイ21に正確に回収することができ、不良品5Nの第1端部51側の部分を不良品トレイ23に正確に回収することができる。
したがって、電線処理装置1によれば、良品5Gおよび不良品5Nの第1端部51側の部分を正確に分けて回収することができ、良品5Gと不良品5Nとを的確に仕分けることができる。
図4に示すように本実施形態では、上段トレイ21と不良品トレイ23とは、上下方向に延びる仕切壁29によって仕切られている。そのため、良品5Gの第1端部51側の部分と不良品5Nの第1端部51側の部分とを、仕切壁29により明確に仕分けることができる。
また、本実施形態では、仕切壁29の上縁は、共通トレイ24の方(前方)に行くほど下方に向かう傾斜部29aを有している。電線5は長尺であるので、第1端部51側の部分がクランプ3Rから放されて落下するときに、暴れることがある。その際、例えば図8に示すように、良品5Gの第1端部51側の一部51aが曲がった状態となり、仕切壁29の上縁の傾斜部29aに落下するおそれがある。しかし、良品5Gの一部51aは、傾斜部29aに落下しても、その後、傾斜部29aの傾斜に沿って滑り落ちる(図8の矢印参照)。その結果、良品5Gの第1端部51側の部分は、上段トレイ21に回収されることになる。不良品5Nについても同様であり、一部が曲がった状態で仕切壁29の傾斜部29aに落下したとしても、その後傾斜部29a上を滑り落ちることにより、不良品トレイ23に回収される。よって、クランプ3Rの把持を解除したときに電線5の第1端部51側の部分が暴れた場合であっても、良品5Gの第1端部51側の部分を上段トレイ21に良好に回収することができ、不良品5Nの第1端部51側の部分を不良品トレイ23に良好に回収することができる。
本実施形態では、上段トレイ21は回収した良品5Gの第1端部51側の部分を落下可能に構成され、上段トレイ21の下方に、落下した良品5Gの第1端部51側の部分を受ける下段トレイ22が配置されている。そのため、上段トレイ21に回収した良品5Gの第1端部51側の部分を下段トレイ22に移すことができる。ユーザは、下段トレイ22および共通トレイ24から良品5Gを取り出している間に、上段トレイ21に他の良品5Gの第1端部51側の部分を回収することができる。したがって、ユーザは、良品5Gを取り出すために、電線処理装置1の動作を停止させる必要はない。よって、電線処理装置1の処理効率を高めることができる。
本実施形態では、電線5の第1端部51の処理を行う際に電線5を把持するクランプ3R自体が、電線5の第1端部51側の部分を上段トレイ21または不良品トレイ23に回収させることとしている。そのため、電線5の第1端部51の処理を行ってから、上段トレイ21または不良品トレイ23に回収するまでに、電線5の第1端部51側の部分を複数のクランプ間で受け渡す必要がない。すなわち、電線5の第1端部51側の部分を持ち替える必要はない。よって、電線処理の効率を向上させることができ、タクトタイムを短縮することができる。
なお、本運転を始める前に、電線処理装置1が良好に作動するかどうかを確認する試運転を行う場合がある。試運転により得られる電線(以下、調整線という)は、上段トレイ21および不良品トレイ23のいずれか一方に回収するとよい。ユーザは、回収された調整線を上段トレイ21または不良品トレイ23から取り出し、目視等により良否を判定することができる。また、通常、調整線は破棄されるものであるので、調整線と本運転により得られる良品5Gとを区別したい場合には、調整線を不良品トレイ23に回収すればよい。これにより、試運転後に調整線を取り出さずに本運転を開始した場合に、調整線と良品5Gとが混在することを防止することができる。
以上、実施の一形態について説明した。ただし、上記実施形態は一例に過ぎない。他にも様々な実施形態が可能である。以下、他の実施形態の例について簡単に説明する。
前記実施形態では、電線5の第1端部51の処理を行う際に電線5を把持するクランプ3Rと、電線5の第1端部51側の部分を上段トレイ21または不良品トレイ23に回収させるクランプ3Rとは同一であるが、それらは異なっていてもよい。例えば、電線5の第1端部51の処理を行った後、一のクランプから他の一のクランプに電線5の第1端部51側の部分を受け渡し、他の一のクランプが上記部分を上段トレイ21または不良品トレイ23に回収させるようにしてもよい。この場合には、他の一のクランプが本発明に係るクランプに対応することとなる。このような実施形態によれば、他の一のクランプが電線5を上段トレイ21または不良品トレイ23に回収している間に、一のクランプはカッター装置10の手前の初期位置(図1の実線で示す位置)に戻ることができる。そのため、他の一のクランプが処理済みの電線5を上段トレイ21または不良品トレイ23に回収している間に、一のクランプは他の電線5の処理を開始することが可能となる。電線5の回収と処理とを並行して進めることができる。
電線処理装置1は、良否判定装置14が不良と判定した場合に、不良品トレイ23に回収する前に不良品5Nの第1端部51を切断するカッターを備えていてもよい。この場合、不良品トレイ23には、第1端部51が切断された不良品5Nが回収される。第1端部51が切断された不良品5Nと、第1端部51を備える良品5Gとは、一見して区別することができる。そのため、ユーザは、良品5Gと不良品5Nとを容易に識別することができる。
前記実施形態では、上段トレイ21は上下に回転可能に構成されていた。しかし、電線5Gを落下可能な上段トレイ21は、回転式に限られない。上段トレイ21は、スライド式に構成されていてもよい。上段トレイ21の機構は何ら限定されない。
また、前記実施形態では、上段トレイ21は電線5Gを落下可能に構成され、上段トレイ21の下方に下段トレイ22が配置されていたが、特に限定される訳ではない。上段トレイ21は電線5Gを落下できないように構成され、下段トレイ22は省略されていてもよい。また、上段トレイ21が省略され、電線処理装置1は、良品5Gの第1端部51側の部分を下段トレイ22に直接回収するように構成されていてもよい。
前記実施形態では、電線5の第1端部51側の部分を把持するクランプ3Rは、旋回中心CR周りに旋回するように構成されていたが、クランプ3Rの移動方向は周方向に限定されない。例えば、クランプ3Rは直線状に移動するように構成されていてもよい。
前記実施形態では、上段トレイ21、下段トレイ22、および不良品トレイ23の長手方向の寸法は、共通トレイ24の長手方向の寸法よりも小さい。しかし、特に限定されない。上段トレイ21、下段トレイ22、および不良品トレイ23の少なくとも一つの長手方向の寸法は、共通トレイ24の長手方向の寸法と等しくてもよく、共通トレイ24の長手方向の寸法よりも大きくてもよい。
前記実施形態では、上段トレイ21、下段トレイ22、および不良品トレイ23の横幅は、共通トレイ24の横幅よりも小さい。しかし、特に限定されない。上段トレイ21、下段トレイ22、および不良品トレイ23の少なくとも一つの横幅は、共通トレイ24の横幅と等しくてもよく、共通トレイ24の横幅よりも大きくてもよい。
前記実施形態では、クランプ3Rが把持する電線(切断後の前側の電線)5の処理に不良が発生した場合について説明したが、クランプ3Fが把持する電線(切断後の後側の電線)5の処理において不良が発生した場合、例えば、その後の処理を下記のように進めることができる。まず、クランプ3Fおよび3Rが初期位置(図1に実線で示す位置)に戻った後、クランプ3Rが電線5を把持できる程度まで、送給装置2が電線5を前方に送り出す。次に、クランプ3Fおよび3Rが電線5を把持し、切断刃11が電線5を切断する。これにより、電線5は、クランプ3Fに把持された電線5と、クランプ3Rに把持された短尺の電線5とに分けられる。その後、クランプ3Rは旋回し、不良品トレイ23の上方で電線5の把持を解除する。その結果、不良品は短尺の電線5として、不良品トレイ23に回収される。
前記実施形態において、上段トレイ21および下段トレイ22は、良品5Gの第1端部51側の一部分を回収する良品回収部の一例であり、不良品トレイ23は、不良品5Nの第1端部51側の一部分を回収する不良品回収部の一例であり、共通トレイ24は、良品5Gおよび不良品5Nの残りの部分を回収する共通回収部の一例である。しかし、良品回収部、不良品回収部、および共通回収部の形状は、必ずしも底壁および側壁を有する箱状に限定される訳ではなく、特に限定されない。
本発明は、長尺の電線5の処理に関して特に効果的であるが、短尺の電線5にも利用できることは勿論である。また、本発明に係る電線処理装置は、長尺電線および短尺電線の両方の処理を行うものであってもよい。
1 電線処理装置
3R クランプ
5 電線
5a 心線
5b 絶縁材
5G 良品の電線
5N 不良品の電線
9 制御装置(クランプ制御装置)
14 良否判定装置
21 上段トレイ(良品回収部、上段回収部)
22 下段トレイ(良品回収部、下段回収部)
23 共通トレイ(共通回収部)
24 不良品トレイ(不良品回収部)
29 仕切壁
29a 傾斜部
51 第1端部
51t 第1端部の移動軌跡
52 第2端部

Claims (7)

  1. 第1端部および第2端部を有する電線に所定の処理を行う処理装置と、
    前記処理の良否を判定する良否判定装置と、
    前記電線の前記第1端部側の部分を把持し、前記電線の前記第1端部を搬送するように移動可能なクランプと、
    前記クランプによって搬送されるときの前記電線の前記第1端部の移動軌跡の下方に配置され、前記良否判定装置によって良品と判定された電線の前記第1端部側の一部分を回収する良品回収部と、
    前記クランプによって搬送されるときの前記電線の前記第1端部の移動軌跡の下方に配置され、前記良否判定装置によって不良品と判定された電線の前記第1端部側の一部分を回収する不良品回収部と、
    前記良品回収部および前記不良品回収部よりも前記電線の前記第2端部側に配置され、前記良否判定装置によって良品と判定された電線および不良品と判定された電線の残りの部分を回収する共通回収部と、
    前記良否判定装置が良品と判定すると、前記電線の前記第1端部が前記良品回収部の上方にあるときに前記クランプの把持を解除させ、前記良否判定装置が不良品と判定すると、前記電線の前記第1端部が前記不良品回収部の上方にあるときに前記クランプの把持を解除させるクランプ制御装置と、
    を備えた、電線処理装置。
  2. 前記処理装置は、前記クランプに把持された前記電線の前記第1端部に所定の処理を行うように構成されている、請求項1に記載の電線処理装置。
  3. 前記良品回収部と前記不良品回収部との間に配置された上下方向に延びる仕切壁を備えている、請求項1または2に記載の電線処理装置。
  4. 前記仕切壁の上縁は、前記共通回収部の方に行くほど下方に向かう傾斜部を有している、請求項3に記載の電線処理装置。
  5. 前記良品回収部は、前記電線の前記第1端部側の一部分を回収するとともに、回収した電線の前記一部分を落下可能な上段回収部と、前記上段回収部の下方に配置され、前記上段回収部から落下する前記電線の前記一部分を回収する下段回収部と、を有している、請求項1~4のいずれか一つに記載の電線処理装置。
  6. 前記電線は、導体からなる心線と、前記心線の周りを囲む絶縁材と、を有し、
    前記処理装置は、前記電線を切断することにより前記第1端部を形成する装置、前記電線の前記第1端部の絶縁材を剥ぎ取る装置、前記電線の前記第1端部にシールを挿入する装置、および、前記電線の前記第1端部に端子を圧着する装置のうちの1つまたは2つ以上を含んでいる、請求項1~5のいずれか一つに記載の電線処理装置。
  7. 前記クランプは、鉛直線周りに旋回するように構成されている、請求項1~6のいずれか一つに記載の電線処理装置。
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