JP3247945B2 - 電線処理装置 - Google Patents

電線処理装置

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JP3247945B2
JP3247945B2 JP50355396A JP50355396A JP3247945B2 JP 3247945 B2 JP3247945 B2 JP 3247945B2 JP 50355396 A JP50355396 A JP 50355396A JP 50355396 A JP50355396 A JP 50355396A JP 3247945 B2 JP3247945 B2 JP 3247945B2
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clamp
electric wire
wire
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terminal crimping
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隆弘 浅野
正弘 池知
伸雄 佐藤
哲也 矢野
大輔 森本
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Shinmaywa Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、被覆電線の端末に端子を圧着するための電
線処理装置の改良に関するものである。
背景技術 この種の電線処理装置としては、例えば、特公平5−
78883号公報や実開平3−95519号公報等に開示されてい
るような電線処理装置が知られている。これらの電線処
理装置は、長尺の被覆電線を所定長さに切断し、その切
断された被覆電線の両端部の被覆部を剥ぎ取り、この被
覆部が剥ぎ取られた電線両端部に端子を圧着させる構造
とされている。
この種の電線処理装置の一般的な構成について説明す
ると、第25図に示される如く、被覆電線Wを所定寸法づ
つ間欠的に送り出す測長ローラを有する測長ユニット1
を備えており、該測長ユニット1における電線送給方向
下流側には、被覆電線Wを把持するクランプ機構として
のフロント側クランプ2(以下Fクランプと呼ぶ)およ
びリア側クランプ3(以下Rクランプと呼ぶ)が備えら
れている。
また、Fクランプ2とRクランプ3との間には被覆電
線Wの切断処理、被覆剥取処理を行うためのカッター機
構4が配設されている。さらに、Fクランプ2の側方に
はフロント側端子圧着機構5が配設され、Rクランプ3
の側方にはリア側端子圧着機構6が配設されており、前
記Fクランプ2およびRクランプ3に把持された被覆電
線Wをそれぞれ対応する端子圧着機構5および端子圧着
機構6位置に搬送する搬送機構7、8が配設されてい
る。さらに、前記リア側端子圧着機構6に近接した位置
には電線排出機構9が配設されている。
そして、被覆電線Wの処理動作としては、先ず、前記
測長ユニット1によって所定寸法だけ被覆電線Wが各ク
ランプ2、3に向って送り込まれ、この各クランプ2、
3によって被覆電線Wが把持される。なお、この状態に
あっては、被覆電線Wの送給方向先端部(第25図におけ
る下端部)は、前の電線処理工程において被覆部の剥ぎ
取りおよび端子10の圧着が既に行われている。
この状態において、カッター機構4によりFクランプ
2とRクランプ3との中間位置において被覆電線Wの切
断およびこの切断された端部の被覆部の剥ぎ取りの処理
が行われる。その後、この被覆電線Wの端部への端子10
の圧着動作が行われる。この圧着動作は、先ず、Fクラ
ンプ2が被覆電線Wを把持したままフロント側端子圧着
機構5位置に移動し、これと同時にRクランプ3が被覆
電線Wを把持したままリア側端子圧着機構6位置に移動
する(仮想線参照)。
この状態でフロント側端子圧着機構5およびリア側端
子圧着機構6において被覆電線Wの端部への端子10の圧
着動作が行われ、その後、Fクランプ2は被覆電線Wを
把持したまま初期位置(実線で示す位置)に戻り、一
方、Rクランプ3は、被覆電線Wを電線排出機構9に受
け渡した後、被覆電線Wを把持することなく初期位置
(実線で示す位置)に戻る。このような動作が繰返され
ることにより、所定長さで、両端部に端子10が圧着処理
された被覆電線Wが順次、製造される構成とされてい
る。
しかしながら、上述したような電線処理装置にあって
は、被覆電線W端部への端子10の圧着動作が行われた後
に、Fクランプ2およびRクランプ3が初期位置に戻る
に際し、Fクランプ2側は圧着動作の直後に初期位置へ
の戻り動作を開始させることができるが、Rクランプ3
側においては圧着動作を行った後、被覆電線Wを電線排
出機構9に受け渡し、その後でなければ初期位置への戻
り動作を開始させることができないことになる。このた
め、Fクランプ2がRクランプ3よりも早く初期位置に
戻り、Fクランプ2はRクランプ3が初期位置に戻るま
で待機する必要があり、Rクランプ3が初期位置に戻ら
なければ次工程に移ることができない状態となる。この
ようにRクランプ3側においては、端子10の圧着動作の
後に電線排出機構9への被覆電線Wの受け渡し動作が行
われるために、電線処理時間の短縮化を図るには限界が
あった。
この点に鑑み、リア側端子圧着機構6における被覆電
線W端部への端子10の圧着動作と、Rクランプ3から電
線排出機構9への被覆電線Wの受け渡し動作とを同時に
行わせるようにすれば、Rクランプ3を圧着動作の直後
に初期位置への戻り動作を行わせるとができることにな
って電線処理時間の短縮化を図ることができることにな
る。ところで、上述したような電線処理装置の1タイプ
として、被覆電線W端部への端子の圧着動作の際に、R
クランプ3が昇降移動する構造のものがある。
即ち、第26図に示される如く、Rクランプ3に把持さ
れた被覆電線Wがリア側端子圧着機構6の圧着ベッド6a
に向って移動(第26図における上下方向に移動)するよ
うな構造の場合に、Rクランプ3がリア側端子圧着機構
6に対向する位置まで移動する際、このRクランプ3に
よって把持された被覆電線Wと端子10との干渉を回避す
るために、Rクランプ3に把持されている被覆電線Wの
高さを端子10の配設高さよりも上方に位置するように構
成されている。
そしてこの場合には、端子10圧着時の被覆電線Wの折
れ曲りを防止するために、Rクランプ3を下降させて被
覆電線Wを端子10の配設位置まで移動させた後、端子10
の圧着を行い、その後、Rクランプ3を上昇させて元の
位置に戻すように構成している。
このような動作を行う電線処理装置において、上述し
たように、リア側端子圧着機構6における被覆電線W端
部への端子10の圧着動作とRクランプ3から電線排出機
構9への被覆電線Wの受け渡し動作とを同時に行わせよ
うとすれば、電線排出機構9をRクランプ3の下降位置
に対応して位置させ、Rクランプ3が下降位置に達して
所定の圧着動作が行われると同時に電線排出機構9へ被
覆電線Wを受け渡すようにすることが考えられる。
しかしながら、このような構成にした場合、被覆電線
Wと電線排出機構9とが相対的に上下移動するために、
電線排出機構9が確実に被覆電線Wを把持できるように
しようとすれば、被覆電線Wを下降位置で所定時間だけ
一旦停止させることが必要になる。
即ち、被覆電線Wが下降位置で停止されなかったり、
この停止時間が短いような場合には、電線排出機構9が
被覆電線Wの所定位置を把持することができないおそれ
があり、このような場合に、被覆電線Wを装置から排出
することができなくなったり、被覆電線Wが折れ曲って
製品不良の発生を招くおそれもある。また、このように
被覆電線Wを下降位置で所定時間だけ一旦停止させるよ
うな場合には、それだけ作業時間の延長を招いてしまう
ことになる。
また、実開平3−95519号公報に開示の装置によれ
ば、第27図に示される如く、フロント側端子圧着機構5
でFクランプ2に把持された被覆電線W端部に端子10が
圧着される場合には、測長ユニット1の一対の測長ロー
ラ11による弾圧を一旦解除し、その後、端子圧着機構5
による圧着動作時に、測長ユニット1側に揺動自在に支
持されたFクランプ2の基端側を中心としてFクランプ
2が同期して下方へ揺動され、その状態で端子10の圧着
がなされる構造とされている。
この装置によれば、端子10圧着時に対の測長ローラ11
で常に弾圧されていないため、Fクランプ2の揺動時
に、被覆電線Wの伸びや曲がりぐせの発生が防止できる
が、対の測長ローラ11を接離操作する接離駆動手段を別
途設ける必要があると共に、それらの制御も必要とな
り、構造の複雑化を招く欠点がある。
また、測長ローラ11を一旦離隔させて端子10圧着を行
った後、再度、測長ローラ11を弾圧させた場合に、Fク
ランプ2と測長ローラ11間に被覆電線Wのたわみが生
じ、次の測長工程で測長長さにバラツキが発生するとい
う問題が生じる。
発明の開示 本発明は、上記問題点に鑑み、電線処理時間の短縮化
を図り、また電線の伸びや曲がりぐせを有効に防止する
と共に測長長さのバラツキ発生も有効に防止する電線処
理装置を提供することを目的とするものである。
本発明の目的は、被覆電線を所定寸法づつ間欠的に送
り出す測長ユニットと、該測長ユニットの電線送給方向
下流側に順次配設されると共に前記送り出された被覆電
線を解除自在に把持する第1のクランプ機構および第2
のクランプ機構と、前記両クランプ機構間に位置して配
設されると共に前記各クランプ構造で把持された被覆電
線の切断処理・被覆剥取処理を行うカッター機構と、前
記各クランプ機構の側方に対応してそれぞれ配設される
と共に前記被覆剥取処理された被覆電線端部に端子を圧
着する第1の端子圧着機構および第2の端子圧着機構
と、前記第1のクランプ機構および第2のクランプ機構
のクランプ部にそれぞれ把持された被覆電線をそれぞれ
対応する第1の端子圧着機構および第2の端子圧着機構
位置に搬送する第1の搬送機構および第2の搬送機構
と、第2の端子圧着機構により端子が圧着された被覆電
線を第2のクランプ機構のクランプ部から受け取る受取
りクランプ部を有する電線排出機構とを備え、第2の端
子圧着機構による端子圧着動作時に、第2のクランプ機
構のクランプ部が昇降移動される電線処理装置におい
て、前記第2の端子圧着機構の端子圧着動作時に、前記
第2のクランプ機構のクランプ部の昇降移動に同期して
前記受取りクランプ部を昇降移動させる同期移動手段が
設けられると共に、前記受取りクランプ部の被覆電線を
把持する位置が、第2の端子圧着機構の端子圧着動作時
に、該受取りクランプ部による被覆電線の把持が可能と
なるべく、被覆電線の位置に一致されている電線処理装
置を提供することによって達成される。
また、前記同期移動手段は、電線排出機構の受取りク
ランプ部に一体的に設けられた第1移動部材と、第2の
クランプ機構のクランプ部に一体的に設けられると共に
前記第1移動部材に近接して配置された第2移動部材と
を備え、前記第2の端子圧着機構の端子圧着動作時にお
ける前記第2のクランプ機構の昇降移動に伴って第2移
動部材が第1移動部材に当接して前記受取りクランプ部
を前記第2のクランプ機構のクランプ部の昇降移動に同
期して移動させるように構成してもよい。
さらに、前記第2移動部材は、前記第1移動部材に対
して僅かな間隔を有した位置に設定する構成としてもよ
い。
また、前記測長ユニットは前記被覆電線を送り出すた
めの相互に接離自在に弾接され一対の測長ローラを備
え、前記第1の搬送機構は水平面内で移動される水平移
動部を備え、該水平移動部側に上下方向に揺動自在に支
持された揺動部材に前記測長ローラおよび第1のクラン
プ機構が装着され、前記第1の端子圧着機構による端子
圧着動作時に第1のクランプ機構を昇降させるべく、前
記揺動部材に係合して揺動部材を上下揺動させる同期揺
動手段が設けられた構成としてもよい。
さらに、前記揺動部材を初期位置に上昇復帰させる復
帰部材が備えられた構成としてもよい。
また、被覆電線を所定寸法づつ間欠的に送り出す一対
の測長ローラを備えた測長ユニットと、該測長ユニット
の電線送給方向下流側に配設されると共に前記送り出さ
れた被覆電線を解除自在に把持するクランプ機構と、該
クランプ機構で把持された被覆電線の切断処理・被覆剥
取処理を行うカッター機構と、前記クランプ機構の側方
に対応して配設されると共に前記被覆剥取処理された被
覆電線端部に端子を圧着する端子圧着機構と、前記クラ
ンプ機構で把持された被覆電線を端子圧着機構位置に搬
送する搬送機構とを備え、前記端子圧着機構による端子
圧着動作時に前記クランプ機構が昇降移動される電線処
理装置において、前記搬送機構は水平面内で移動される
水平移動部を備え、該水平移動部側に上下方向に揺動自
在に支持された揺動部材に前記一対の測長ローラおよび
クランプ機構が装着され、前記端子圧着機構による端子
圧着動作時にクランプ機構を昇降させるべく、前記揺動
部材に係合して揺動部材を上下揺動させる同期揺動手段
が設けられた構成であってもよい。
さらに、前記揺動部材を初期位置に上昇復帰させる復
帰部材が備えられた構成としてもよい。
図面の簡単な説明 第1図は本発明の第1実施例における概略説明図であ
る。
第2図は測長ユニットおよびFクランプ部分の側面図
である。
第3図はカッター機構部分の斜視図である。
第4図はカッター機構部分の平面図である。
第5図は第4図におけるV−V線矢視図である。
第6図はカッター機構部分の平面図である。
第7図は第6図におけるVII−VII線矢視図である。
第8図はカッター機構部分の平面図である。
第9図は第8図におけるIX−IX線矢視図である。
第10図はカッター機構部分の平面図である。
第11図は第10図におけるXI−XI線矢視図である。
第12図はカッター機構部分の平面図である。
第13図は端子圧着開始前のRクランプおよび電線排出
機を示す説明図である。
第14図は第13図におけるXIV矢視図である。
第15図はRクランプの電線把持解除状態を示す説明図
である。
第16図は端子圧着時における第14図相当図である。
第17図は電線排出機の正面図である。
第18図は電線排出機の平面図である。
第19図は電線排出機の側面図である。
第20図は端子圧着終了時における第14図相当図であ
る。
第21図は第1実施例にかかるタイムチャートである。
第22図は従来例にかかるタイムチャートである。
第23図は第2実施例にかかる第14図相当図である。
第24図は第3実施例にかかる第14図相当図である。
第25図は従来例の概略説明図である。
第26図は従来例におけるRクランプの昇降動作説明図
である。
第27図は従来例におけるFクランプの揺動動作説明図
である。
発明を実施するための最良の態様 以下、本発明の第1実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は電線処理装置20のシステム全体を示す説明図
であり、この電線処理装置20は、従来同様、被覆電線W
を所定寸法づつ間欠的に送り測長ユニット21と、該測長
ユニット21における電線送給方向下流側に配置され、該
測長ユニット21から送り出された被覆電線Wを解除自在
に把持する第1のクランプ機構としてのフロント側クラ
ンプ22(以下Fクランプと呼ぶ)および第2のクランプ
機構としてのリア側クランプ23(以下Rクランプと呼
ぶ)とを備えている。
また、Fクランプ22とRクランプ23との間には被覆電
線Wの切断処理・被覆剥取処理を行うためのカッター機
構24が配設されている。さらに、Fクランプ22の一側方
には第1の端子圧着機構としてのフロント側端子圧着機
25が配設され、Rクランプ23の他側方には第2の端子圧
着機構としてのリア側端子圧着機26が配設されている。
また、Fクランプ22やRクランプ23に把持された被覆電
線Wをそれぞれ対応する端子圧着機25、26位置に搬送す
る第1の搬送機構27および第2の搬送機構28が配設され
ている。さらに、このリア側端子圧着機26に近接した位
置には電線排出機構としての電線排出機29が配設されて
いる。
前記測長ユニット21は、第2図に示される如く、測長
ユニット本体31と、一端側で電線送給ラインX(第1図
参照)と直交する横軸回りに回転自在に、支軸32を介し
て測長ユニット本体31に取り付けられた揺動部材として
の揺動支持体33と、電線送給ラインXを挟んで上下に配
置される一対の送給部34a、34bとを有している。
下方側の送給部34aには、電線送給ラインXの下方に
対応して、プーリ35aおよび測長ローラ36aがそれぞれ揺
動支持体33に回転自在に取付けられると共に、前記プー
リ35aと、測長ローラ36aに固定された図示省略のプーリ
との間にベルト37aが掛け渡されている。
一方、上方側の送給部34bには、揺動アーム38が備え
られており、揺動アーム38の両端部にプーリ35bおよび
測長ローラ36bがそれぞれ回転自在に取付けられると共
に、前記プーリ35bと、測長ローラ36bに固定された図示
省略のプーリとの間にベルト37bが掛け渡されている。
そして、プーリ35bの回転軸が揺動支持体33に回転自
在に取付けられており、その回転軸を支点として揺動ア
ーム38が揺動することにより、上方側の測長ローラ36b
が昇降して、電線送給ラインXの上方側より下方側の測
長ローラ36aに接離するように構成されている。さら
に、両測長ローラ36a、36bの両回転軸間に引張バネ39が
掛け渡され、その引張バネ39の付勢力により両測長ロー
ラ36a、36bが互いに弾接状となるように構成されてい
る。
また、前記一対のプーリ35a、35bは、揺動支持体33に
装着された図示省略の回転駆動手段により、相互に逆方
向に回転するように構成されており、プーリ35a、35bの
回転駆動により、ベルト37a、37bを介して測長ローラ36
a、36bが相互に逆方向に回転されるように構成されてい
る。
そして、測長ユニット本体31が水平移動部としての水
平移動板41上に取付けられており、該水平移動板41は第
1の搬送機構27により水平面内を2次元方向に移動され
るように構成されている。即ち、第1図における矢印
P、Qで示す前後方向および矢印R、Sで示す左右方向
に移動操作自在に構成されている。
前記Fクランプ22には、被覆電線Wを挿通可能な電線
挿通孔43が形成され、Fクランプ22の下部には、電線挿
通孔43に連通する凹部44が形成されている。該凹部44内
には、クランプ爪45が電線送給ラインXに直交する上下
方向に進退自在に収容されている。さらに、クランプ爪
45に対応してシリンダ46が配置され、シリンダ取付部材
47を介して揺動支持体33側に取付けられている。そし
て、シリンダ46のピストンロッド46a先端に前記クラン
プ爪45が取付けられている。
そして、このシリンダ46の駆動によりクランプ爪45が
進退駆動して、電線挿通孔43内に挿通される被覆電線W
が、クランプ爪45と電線挿通孔43内周面とで把持・解除
されるように構成されており、これによって被覆電線W
を把持するクランプ部を構成している。
また、揺動支持体33のFクランプ22側下端部と水平移
動板41上面間に、揺動支持体33を押し上げ付勢するコイ
ルバネ等からなる復帰部材49が配置され、揺動支持体33
が測長ユニット本体31に装着されたストッパー50に接離
自在に当接することにより、電線挿通孔43の長手方向が
電線送給ラインXに沿うように構成されている。
さらに、揺動支持体33のFクランプ22側端部下端に
は、電線送給方向(矢印P方向)に向けて延設状とされ
たクランプ引下げ用の係合プレート51が装着されてい
る。
前記端子圧着機25には、第2図に示される如く、Fク
ランプ22で把持された被覆電線Wの下流側端部に対応し
て圧着ベッド53が設けられると共に、該圧着ベッド53の
上方位置に圧着ダイス54が設けられ、図示省略の駆動手
段の駆動により圧着ダイス54が昇降移動するように構成
されている。
また、端子圧着機25の下部には電線送給ラインXに対
して直交する面内で回転自在に回転板55が取り付けられ
ると共に、この回転板55の一面側には、その回転軸心よ
り一側に偏心して配設され、かつ前記揺動支持体33の係
合プレート51に係脱自在に係合可能な偏心軸56が突設さ
れている。
そして、回転板55は、圧着ダイス54に図示省略のクラ
ンク機構等の動力伝達機構を介して連動連結されてお
り、圧着ダイス54の昇降駆動に同期して回転板55が回転
するように構成されている。この場合、圧着ダイス54の
上昇位置で偏心軸56は上方位置(実線位置)に、また圧
着ダイス54の下降位置で偏心幅56は下方位置(仮想線位
置)にそれぞれ位置するように設定されている。
次にその動作を説明する。前記圧着ダイス54の下降が
開始されると、その下降に同期して回転板55が回転し、
偏心軸56が下方へ回転する。これにより、偏心軸56が揺
動支持体33の係合プレート51に係合して、揺動支持体33
を復帰部材49の付勢力に抗して下方へ揺動させ、Fクラ
ンプ22で把持された被覆電線Wの端部を、圧着ベッド53
上に載置状とされた端子(図示省略)上に位置決めす
る。この際、圧着ダイス54の下降が完了して被覆電線W
の剥取処理された端部が圧着ダイス54と圧着ベッド53と
で挟み込まれて、被覆電線Wの端部に端子57(第3図参
照)が圧着される。
その後、圧着ダイス54が上昇することにより偏心軸56
が上方へ回転する。これにより、偏心軸56の係合プレー
ト51に対する押し下げ力が解除され、復帰部材49の付勢
力により押し上げ付勢されて、ストッパー50に当接する
初期位置に上昇復帰される。
以上のように、この回転板55の回転により、偏心軸5
6、係合プレート51を介して揺動支持体33が支軸32回り
に上下揺動されるように構成され、これら係合プレート
51、回転板55、偏心軸56等により、揺動支持体33を上下
揺動させる同期揺動手段が構成される。
前記カッター機構24は、第3図に示される如く、一対
のカッター58を備え、該一対のカッター58が電線送給ラ
インXを挟んで上下位置で図示省略のカッター本体にそ
れぞれ上下方向に沿って移動自在に支持されている。そ
して図示省略のカッター駆動手段の駆動により、両カッ
ター58が開閉動作するように構成されている。
また、各カッター58は、互いに対向する幅方向中央位
置に、被覆電線W切断用の切断刃部58aがそれぞれ形成
され、その両側位置には被覆電線Wの被覆部を皮剥ぎす
るための皮剥ぎ刃部58bがそれぞれ形成されている。
そして、測長ユニット21より送り出された被覆電線W
は、初期位置に位置する両クランプ22、23で把持され、
この状態でカッター機構24の各カッター58が閉作動され
て第4図および第5図に示される如く、各カッター58の
全閉状態で被覆電線Wが切断される。
その後、カッター58が開作動されて全開状態となり、
この状態でFクランプ22およびRクランプ23が互いに逆
方向に横行動作(矢印R、S方向)され、第6図および
第7図に示される如く、各カッター58の皮剥ぎ刃部58b
対応位置でそれぞれ停止される(被覆剥取位置)。
次に、第8図および第9図に示される如く、Fクラン
プ22およびRクランプ23が互いに前後方向(矢印P、Q
方向)に被覆電線W端部の皮剥ぎ長さに対応した距離だ
け移動操作される(切込位置)。
その後、各カッター58が閉作動されて第10図および第
11図に示される如く、各カッター58が少開状態とされ、
被覆電線Wの被覆部Waに各カッター58の皮剥ぎ刃部58b
が食い込み状とされる。
この状態で、第12図に示される如く、Fクランプ22お
よびRクランプ23が互いに上述と逆方向の前後方向(矢
印P、Q方向)にそれぞれ移動操作されて被覆電線W端
部の被覆部Waが剥取処理され、所定長さの芯線部Wbが露
出状とされる(剥取位置)。ここに、カッター機構24で
切断処理された各被覆電線Wの端部が、引き続き同時に
被覆剥取処理される。
前記Rクランプ23も、Fクランプ22と同様に、第2の
搬送機構28により、第1図に実線で示される初期位置と
仮想線で示されるリア側端子圧着機26に対向する端子圧
着位置との間で往復移動されるように構成されている。
即ち、第1図における矢印P、Qで示す前後方向および
矢印R、Sで示す左右方向に移動操作自在に構成されて
いる。
第13図および第14図に示される如く、Rクランプ23の
クランプ本体61は第2の搬送機構28に備えられたガイド
レール62に昇降機構63を介して支持されており、図示省
略の駆動源の駆動に伴って前記ガイドレール62に沿って
前記初期位置と端子圧着位置との間で昇降機構63と一体
的に水平移動(第1図の矢印R、S方向)されるように
構成されている。
また、クランプ本体61の下端部には、L型のアーム部
材61aが延設されており、このアーム部材61aの水平部61
bに、後述する圧着ダイス64と連動する連係ロッド65の
一端が接離自在に当接されるように構成されている。前
記連係ロッド65は、その長手方向の中間位置が水平方向
に延びる支軸65aによって支持されており、この支軸65a
を中心に回動可能に構成されている。
そして、この連係ロッド65の一端(第14図における右
側端)は、端子圧着動作時に下降する圧着ダイス64に対
して機械的に連動されており、この圧着ダイス64の下降
に伴って第14図に矢印Nで示す方向に回動されるように
構成されている。
また、この連係ロッド65の他端(第14図における左側
端)には、水平方向に延ぴる支軸65cによってローラ65b
が転動自在に支持されており、このローラ65bの外周面
が前記アーム部材61aの水平部61bの上面に接離自在に当
接するように構成されている。このため、圧着ダイス64
の下降による端子圧着動作の際には、連係ロッド65の回
動(矢印N方向)により、前記ローラ65bからアーム部
材61aへ下方向の付勢力が与えられ、ひいてはクランプ
本体61を押し下げるような付勢力が与えられることにな
る。
前記昇降機構63は、前記ガイドレール62の下端部にガ
イドレール62に沿って移動自在に取付けられた支持ブラ
ケット63aと該支持ブラケット63aに形成された上下方向
に貫通する開口63b内に挿通された昇降ロッド63cとを備
えている。また、この昇降ロッド63cの上端部がクラン
プ本体61にL型ブラケット63dを介して接続されると共
に、このL型ブラケット63dと前記支持ブラケット63aと
の間にはコイルスプリング63eが圧縮状に装着されてい
る。
そして、前記端子圧着動作に伴って前記クランプ本体
61に下方への付勢力が作用すると、該クランプ本体61の
下降に伴って昇降ロッド63cも下降し、L型ブラケット6
3dと支持ブラケット63aとの間隔が小さくなることでコ
イルスプリング63eが圧縮されるように構成されてい
る。
また、前記クランプ本体61の上下方向の略中間位置に
は水平板部61cが設けられており、この水平板部61cの下
端面にはエアシリンダ67が取付けられている。そして、
このエアシリンダ67のピストンロッド67aが水平板部61c
の上面から進退自在に突出されている。さらに、前記水
平板部61cの上面における一側端にはクランプ爪支持板6
1dがクランプ本体61に一体形成されており、このクラン
プ爪支持板61dに上下一対のクランプ部としてのクラン
プ爪68、69が回動自在に支持されている。
このクランプ爪68、69は、略L型に形成されて互いに
対称形状に形成されており、その各基端部が水平方向に
延びる支軸68a、69aによって前記クランプ爪支持板61d
に回動自在に支持されている。そして、第13図および第
14図に示すような回動位置にあっては、それぞれの電線
把持面68b、69b同士が近接されて、この電線把持面68b
−69b間で被覆電線Wを把持するように構成されてい
る。
また、この上下一対のクランプ爪68、69のうち下側の
クランプ爪69には水平方向に延びる長孔69cが形成され
ており、この長孔69cに前記ピストンロッド67aの上端部
から水平方向に突設された係止ビン67bが挿通状に係止
されている。さらに、上側クランプ爪68における支軸68
aよりも下側部分と下側クランプ爪69における支軸69aよ
りも上側部分とは、互いに相対回転自在に連結されてい
る。
そして、各クランプ爪68、69は、前記エアシリンダ67
の駆動に伴うピストンロッド67aの進退移動に伴って第1
3図および第14図に示されるような各電線把持面68b、69
b同士が近接された電線把持状態位置と、第15図に示さ
れるような互いに開放されて離された開放状態位置との
間で回動されるように構成されている。
また、第14図に示される如く、被覆電線Wの端部に圧
着される端子57は、端子圧着機26の圧着ベッド71上に載
置状とされており、この位置は、下方への付勢力が与え
られていない状態でのRクランプ23のクランプ爪68、69
によって把持されている被覆電線Wの位置よりも下側に
設定されている。これは、クランプ本体61が初期位置か
ら端子圧着位置まで移動する際に、被覆電線Wが端子57
に接触することを回避するためである。
従って、被覆電線Wの先端部への端子57の圧着動作時
には、第16図に示される如く、圧着ダイス64の下降に伴
う連係ロッド65の回動によりクランプ本体61が下降し、
これに伴って被覆電線Wも下降して圧着ベッド71上の端
子57に当接した状態で、圧着ダイス64によって端子57の
圧着が行われるように構成されている。
また、クランプ本体61の上端部における前記クランプ
爪68、69の配設位置と反対側の位置に第2移動部材とし
ての連係ローラ73が配設されている。この連係ローラ73
は、クランプ本体61の上端部から延びる延長部73aの先
端に水平方向に延びる支軸73bによって支持されてい
る。
前記電線排出機29は、Rクランプ23によって把持され
た状態で端子57が圧着された被覆電線Wを、このRクラ
ンプ23から受取って装置20外に排出するためのものであ
る。そして、この電線排出機29は、第17図ないし第19図
に示される如く、排出機本体80を備え、該排出機本体80
に電線把持機構部81が水平方向にスライド移動自在に支
持されている。
前記排出機本体80には水平方向に延びるガイドレール
80aが配設されており、該ガイドレール80aに沿って電線
把持機構部81が水平方向にスライド移動可能に構成され
ている。
また、前記排出機本体80における第17図の左側端部に
は鉛直方向の駆動軸82aを有するサーボモータ82が配設
されており、このサーボモータ82の駆動軸82aは排出機
本体80を貫通して該排出機本体80の下側に延び、その先
端部に第1プーリ83が取付けられている。該第1プーリ
83の側方には上下方向の回転軸84を有する第2プーリ85
が配設されており、第1プーリ83と第2プーリ85との間
にベルト86が掛け渡されている。
前記回転軸84における排出機本体80の上側には第3プ
ーリ87が配設されると共に、排出機本体80の上側におけ
る第17図の右側端部には、鉛直方向の回転軸88に支持さ
れた第4プーリ89が配設されており、第3プーリ87と第
4プーリ89との間にベルト90が掛け渡されている。
また、このベルト90には前記電線把持機構部81の上端
に設けられたブラケット81aが連結されており、サーボ
モータ82の駆動に伴う各プーリ83、85、87、89の回転に
よってベルト86、90が走行し、これによって電線把持機
構部81が前記ガイドレール80aに沿って水平方向にスラ
イド移動するように構成されている。そして、このスラ
イド移動によって、電線把持機構部81は、前記Rクラン
プ23から被覆電線Wを受取る電線受取り位置(第17図実
線位置)と、この被覆電線Wを装置20外に排出する電線
排出位置(第17図仮想線位置)との間で往復移動するよ
うに構成されている。
前記電線把持機構部81は、電線把持機構部本体92と昇
降部材93とを備え、電線把持機構部本体92の上端部に前
記ブラケット81aが取付けられている。また、この電線
把持機構部本体92の下端部には第19図に示すように側面
視が台形状のブラケット92aが取付けられており、この
ブラケット92aの下端縁部には水平方向に延びる水平板
部92bが備えられている。そして、この水平板部92bには
上下方向に貫通する開口92cが形成されている。
前記昇降部材93には、前記ブラケット92aの水平板部9
2bに形成された開口92cに挿通された昇降ロッド93aの上
端部がL型ブラケット93bを介して接続されており、こ
のL型ブラケット93bと前記ブラケット92aの水平板部92
bとの間にはコイルスプリング93cが圧縮状に装着されて
いる。
そして、前記昇降部材93に下方への付勢力が作用する
ような場合には、昇降部材93の下降に伴って昇降ロッド
93aも下降し、これに伴ってL型ブラケット93bと前記ブ
ラケット92aの水平板部92bとの間隔が小さくなることで
コイルスプリング93cが圧縮されるように構成されてい
る。
また、前記昇降部材93の下端部には水平方向に進退自
在なピストンロッド95aを有するエアシリンダ95が配設
されている。そして、このエアシリンダ95のピストンロ
ッド95aの先端部には電線把持部96が取付けられてい
る。
この電線把持部96は下方に向って進退自在なピストン
ロッド97aを有するエアシリンダ97を備え、このエアシ
リンダ97のピストンロッド97aの先端部には被覆電線W
把持用の受取りクランプ部としてのクランプ爪98、99
が、エアシリンダ97の駆動に伴って開閉自在となるよう
に設けられている。そして、各クランプ爪98、99の閉鎖
状態で、該クランプ爪98、99によって被覆電線Wが把持
されるように構成されている。
また、前記昇降部材93のエアシリンダ95の下端面にL
型ブラケット101を介して同じくL型の第1移動部材と
しての引下げレバー102が配設され、この引下げレバー1
02は、水平方向に延びる水平部102aを備えている。この
水平部102aの上面の高さ位置は、前記Rクランプ23に設
けられた連係ローラ73の下端の高さ位置よりも僅かに下
方に設定されており、これによってRクランプ23が電線
排出機29に被覆電線Wを受け渡すために、この電線把持
機構部81の対向する位置まで移動した状態では、連係ロ
ーラ73が引下げレバー102の水平部102aと僅かな間隔を
有した直上方に位置されるように構成されている(第14
図参照)。
また、この状態では、Rクランプ23の電線把持高さ位
置と電線把持機構部81のクランプ爪98、99の高さ位置と
が略一致されている。即ち、Rクランプ23の電線把持高
さ位置と電線把持機構部81のクランプ爪98、99の電線把
持高さ位置とは、Rクランプ23が下降して連係ローラ73
が引下げレバー102の水平部102aの上面に当接した状態
において一致されるように設定されている。
次に、リア側端子圧着機26による端子57の圧着動作お
よびRクランプ23から電線排出機29への電線受け渡し動
作について説明する。
先ず、Rクランプ23が初期位置において被覆電線Wを
把持した状態でカッター部24により被覆電線Wの切断処
理および被覆剥取処理が終了すると、Rクランプ23はガ
イドレール62に沿って移動して、前記初期位置からリア
側端子圧着機26に対向する端子圧着位置に移動される。
即ち、第13図実線で示す位置から仮想線で示す位置まで
移動されることになる。
そして、この状態では、被覆電線Wと端子57との干渉
を回避するために被覆電線Wの高さ位置は端子57の配設
高さ位置よりも上方に位置されている(第14図参照)。
またこの際、Rクランプ23に設けられている連係ローラ
73が電線排出機29の昇降部材93に設けられている引下げ
レバー102の水平部102aの直上方に位置されている(第1
4図参照)。この場合、連係ローラ73と引下げレバー102
とが接触しないので、電線排出機29に不要な力が作用す
るようなことがなく、昇降部材93の位置が所定の電線受
取り位置に維持される。
そして、この状態から端子57の圧着動作に移る。この
動作は、第16図に示される如く、圧着ダイス64の下降に
伴って連係ロッド65が矢印N方向に回動して連係ロッド
65に設けられているローラ65bがアーム部材61aの水平部
61bに当接し、該水平部61bを下方へ押下げることにより
Rクランプ23を引下げることになる。この際、昇降機構
63においてはL型ブラケット63dの下降に伴ってコイル
スプリング63eが圧縮される。
そして、このRクランプ23の引下げ動作時において、
Rクランプ23のクランプ本体61に設けられている連係ロ
ーラ73が下降することにより、該連係ローラ73は電線把
持機構部81の昇降部材93に設けられた引下げレバー102
の水平部102aの上面に当接して該引下げレバー102を下
方へ押下げる。これにより、昇降部材93はコイルスプリ
ング93cが圧縮されながら下降されることになる。即
ち、前記連係ローラ73が引下レバー102の水平部102aに
当接することによって昇降部材93がRクランプ23の下降
に同期して下降されることになる。
また、このように連係ローラ73が引下げレバー102に
当接している状態にあっては、Rクランプ23の電線把持
高さ位置と電線把持機構部81のクランプ爪98、99の電線
把持高さ位置とが一致されているので、このRクランプ
23および昇降部材93の下降移動時に該昇降部材93のエア
シリンダ97を駆動させてクランプ爪98、99を電線把持方
向に回動させると、該クランプ爪98、99によって被覆電
線Wの所定位置を把持させることができる状態になって
いる。なお、この状態では、昇降部材93に備えられたエ
アシリンダ95の駆動により、電線把持部96は第19図にお
いて仮想線で示すような電線受取り位置まで前進されて
いる。
そして、第16図に示される如く、Rクランプ23が昇降
下端位置に達した状態では、各クランプ爪68、69に把持
されている被覆電線Wの先端部が端子57の内部に位置さ
れ、この状態で圧着ダイス64によって端子57が被覆電線
Wの先端部に圧着される。また、この端子57の圧着動作
と同時に前記昇降部材93のエアシリンダ97が駆動されて
クランプ爪98、99を電線把持方向に回動させると、該ク
ランプ爪98、99により被覆電線Wの所定位置が把持され
る。そしてこの状態では、Rクランプ23のクランプ爪6
8、69と電線排出機29のクランプ爪98、99とが共に被覆
電線Wを把持した状態となっている。
そして、この動作の直後に、第20図に示すように圧着
ダイス64が上昇され、これに伴ってRクランプ23および
昇降部材93は各コイルスプリング63e、93cの付勢力によ
り上昇して元の位置に戻る。そして、このRクランプ23
および昇降部材93の上昇移動の際には、第15図に示すよ
うにRクランプ23のエアシリンダ67が駆動してそのピス
トンロッド67aを後退させ、各クランプ爪68、69を互い
に離れる方向へ回動させて被覆電線Wの把持状態を解除
する。
ここに、被覆電線Wは電線排出機29のクランプ爪98、
99のみが把持した状態となり、被覆電線WのRクランプ
23から電線排出機29への受け渡しが完了される。また、
この際には、昇降部材93に備えられたエアシリンダ95の
駆動により、電線把持部96は第19図において仮想線で示
す電線受取り位置から実線で示す初期位置に戻されてい
る。
以上のように、前記連係ローラ73、コイルスプリング
93c、引下げレバー102等により、端子圧着機26の端子圧
着動作時にRクランプ23のクランプ爪68、69の昇降移動
に同期して電線把持部96のクランプ爪98、99を昇降移動
させる同期移動手段が構成されている。
そしてこのようにして、被覆電線Wの受け渡しが完了
されて、Rクランプ23および昇降部材93が共に上昇位置
に達すると、Rクランプ23は、ガイドレール62に沿って
端子圧着位置から初期位置へ戻される。一方、電線排出
機29にあっては、サーボモータ82が駆動されてベルト8
6、90が走行し、これに伴って電線把持機構部81が排出
機本体80上をガイドレール80aに沿ってスライド移動し
て電線受取り位置から電線排出位置まで移動する。
そして、この電線排出位置まで移動した電線把持機構
部81は処理済みの被覆電線Wを装置20外に排出した後、
サーボモータ82が上記とは逆方向に駆動されて再ぴ電線
受取り位置まで戻る。このような動作が順次繰返される
ことによって、電線排出機29からは端子57圧着処理済み
の被覆電線Wが連続的に排出される。
次に、この電線処理装置20全体の処理動作を第21図の
タイムチャートを参照しながら説明する。
即ち、動作開始指令が与えられると、Fクランプ22お
よびRクランプ23が初期位置に位置され、各クランプ2
2、23は被覆電線Wを把持しない開位置とされる。この
状態で、測長ユニット21により被覆電線Wが送給され、
送り出し量が所定寸法に達すると測長ユニット21による
被覆電線Wの送給が停止される(時刻t1)。この場合に
おける測長ユニット21による被覆電線Wの送り出し量は
適宜設定される。
その後、各クランプ22、23が閉位置とされて被覆電線
Wを把持する(時刻t2)。次に、カッター機構24の各カ
ッター58が全閉して被覆電線Wが切断される(時刻t
3)。
その後、各カッター58が全開され(時刻t4)、Fクラ
ンプ22およびRクランプ23がそれぞれ逆方向に横行動作
され、被覆剥取位置に位置される(時刻t5〜t6)。次
に、Fクランプ22およびRクランプ23がそれぞれ逆方向
に前後動作され、被覆電線Wが切込位置に位置される
(時刻t6〜t7)。
次に、各クランプ22、23に把持された被覆電線Wが切
込位置に位置されると、各カッター58が閉作動されて少
開位置となり、被覆電線Wの被覆部Waに食い込み状とさ
れる(時刻t8)。この状態で、各クランプ22、23がそれ
ぞれ逆方向に前後動作され、剥取位置に位置され、被覆
部Waが剥取処理される(時刻t9)。
次に、各カッター58は開作動されて全開位置となり、
被覆剥取処理された被覆電線Wを把持する各クランプ2
2、23はそれぞれ対応する端子圧着位置に移動される
(時刻t10〜t11)。そして、各クランプ22、23が端子圧
着位置に到着すると各端子圧着機25、26の圧着ダイス5
4、64が下降され、この端子圧着機26の圧着ダイス64の
下降時に電線排出機29のクランプ爪98、99が閉作動され
る(時刻t11〜t12)。
その後、各端子圧着機25、26の圧着ダイス54、64が上
昇され、この端子圧着機26の圧着ダイス64の上昇時にR
クランプ23のクランプ爪68、69が開作動される(時刻t1
2〜t13)。ここに、端子57の圧着処理が終了した被覆電
線WがRクランプ23から電線排出機29側に受け渡され
る。
その後、各クランプ22、23は横行動作されて初期位置
に戻される(時刻t13〜t15)。この際、電線排出機29電
線受取り位置から電線排出位置に移動され(時刻t13〜t
14)、電線排出位置で電線排出機29のクランプ爪98、99
が開作動され、被覆電線Wの把持を解除する(時刻t14
〜t15)また、Fクランプ22による被覆電線Wの把持が
解除される(時刻t14〜t15)。
次に、測長ユニット21が駆動されて被覆電線Wが再
度、所定寸法送給される(時刻t15〜t18)。この際、F
クランプ22およびRクランプ23は前後動作されて初期位
置に戻され(時刻t17〜t18)、電線排出機29は電線排出
位置から電線受取り位置に戻される(時刻t15〜t16)。
なお、このFクランプ22およびRクランプ23の前後動
作による初期位置への戻りは、測長ユニット21による被
覆電線Wの所定寸法送給が終了する以前であればいつで
もよい。
そして、このような動作が繰り返されて電線排出機29
から端子57が圧着処理済みの被覆電線Wが順次排出され
る。
第22図は本実施例と対応する従来例におけるタイムチ
ャートを示しており、端子57の圧着処理後にRクランプ
23で把持された被覆電線Wを電線排出機29に受け渡す方
式とされており、他の部分は上記実施例とほぼ同様とさ
れている。
以上のように、本実施例の電線処理装置20によれば、
昇降するRクランプ23に把持された被覆電線Wの端末へ
の端子圧着動作の際に、電線排出機29の昇降部材93を昇
降させて、該昇降部材93とRクランプ23との相互間の相
対移動がなくなるようにしたため、この昇降部材93と被
覆電線Wとの相対移動もなくなり、該昇降部材93のクラ
ンプ爪98、99による被覆電線Wの所定位置の把持を良好
に行わせることができ、かつ被覆電線Wの先端部への端
子57の圧着動作とRクランプ23から電線排出機29への被
覆電線Wの受け渡し動作とを同時に行わせることがで
き、ここに、電線処理時間の短縮化が図れると共に被覆
電線W受け渡し動作の信頼性の向上が図れる。
即ち、従来のように、昇降部材93と被覆電線Wとが相
対移動するような構造では、昇降部材93のクランプ爪9
8、99が被覆電線Wの所定位置を良好に把持するために
は、Rクランプ23を一旦停止させる必要があったが、本
実施例によれば、その必要はなく、第21図および第22図
に示されるタイムチャートに示される如く、Rクランプ
23の初期位置への戻り動作を、Fクランプ22の初期位置
への戻り動作に同期させることができる程度に該Rクラ
ンプ23の動作時間を短縮化することができ、作業時間全
体の短縮化を図りながら、電線排出機29に被覆電線Wの
所定位置を把持させることが可能となった。
また、端子圧着機26による端子57の圧着動作時におけ
るRクランプ23のクランプ爪68、69の昇降移動に伴って
連係ローラ73が引下げレバー102に当接して電線排出機2
9のクランプ爪98、99を同期して昇降移動させるように
したため、電線排出機29のクランプ爪98、99の移動はR
クランプ23のクランプ爪68、69の昇降移動の駆動力によ
って行われることになり、クランプ爪98、99の昇降駆動
のための駆動源が不要となるため、装置20全体としての
構造の簡略化が図れる。
さらに、連係ローラ73と引下げレバー102の水平部102
a間に僅かな間隔を有する位置に設定しているため、引
下げレバー102側に不要な力が作用せず、クランプ爪9
8、99側の誤作動が有効に防止できる。
また、昇降部材93のクランプ爪98、99による被覆電線
Wの把持は、Rクランプ23の昇降下端位置で行う必要は
なく、Rクランプ23のクランプ爪68、69によって被覆電
線Wが把持されている状態で昇降部材93とRクランプ23
とが同期して昇降している状態であれば如何なる状況に
おいて把持動作を開始させてもよいので、この昇降部材
93のクランプ爪98、99の制御動作の自由度が大きく確保
される利点がある。
さらに、Rクランプ23のクランプ爪68、69による電線
把持状態の解除動作は、昇降部材93のクランプ爪98、99
によって被覆電線Wが把持された状態で昇降部材93とR
クランプ23とが同期して昇降している状態であれば如何
なる状況において把持状態を解除させてもよいので、こ
のRクランプ23のクランプ爪68、69の制御動作の自由度
も大きく確保される利点がある。
従って、上記実施例では、電線排出機29のクランプ爪
98、99による被覆電線Wの把持動作およびRクランプ23
のクランプ爪68、69による被覆電線Wの把持解除動作
を、Rクランプ23に昇降下端位置付近において行わせる
ようにしたが、本発明はこれに何等、限られるものでは
ない。
また、Fクランプ22により把持された被覆電線Wの端
部に端子圧着機25により端子57を圧着処理するに際し
て、圧着ダイス54の下降と同期して揺動支持体33が下方
へ揺動され、揺動支持体33に支持された被覆電線Wを挟
持状とする測長ローラ36a、36bとFクランプ22とが一体
的に傾斜する構造としているため、両測長ローラ36a、3
6bで被覆電線Wを挟持しているにもかかわらず、前記圧
着処理時に測長ローラ36a、36bとFクランプ22間におけ
る被覆電線Wに強い引張力が生じることがない。従っ
て、被覆電線Wの伸びや曲がりぐせの発生が有効に防止
でき、また圧着処理中、両測長ローラ36a、36bで被覆電
線Wを挟持しているため、次工程における測長長さのバ
ラツキ発生も有効に防止できる。
さらに、両測長ローラ36a、36bを接離操作する必要が
ないため、従来のような接離操作用の接離操作手段を別
途設ける必要がなく、その制御も不要となり、構造の簡
素化が図れる。
また、従来のようにFクランプ22のみが揺動される場
合と比較して、測長ローラ36a、36b側とFクランプ22と
が一体的に支軸32回りに揺動される構造であり、揺動中
心から端子57圧着位置までの距離が長くなり、ここに被
覆電線Wの揺動による傾斜角度が小さくでき、圧着ベッ
ド53上の端子57に対する被覆電線W端部の供給姿勢がよ
り良好となり、良好な圧着処理状態が得られる利点があ
る。
第23図は第2実施例を示しており、本実施例における
電線処理装置20の基本構造は、前記第1実施例のものと
略同様であるので、本例では第1実施例との相違点につ
いてのみ説明する。
電線処理装置20は、圧着ダイス64の上端部を支持して
いるスライダ64aにL型のブラケット64bが取付けられて
おり、このブラケット64bの水平部64cが電線排出機29側
に向って延びている。そして、このブラケット64bの水
平部64cの先端部には、水平方向に延びる支軸73bによっ
て支持された連係ローラ73が配設されている。
一方、電線排出機29は、昇降部材93における前記圧着
ダイス64に対向する面に引下げブラケット105が取付け
られている。この引下げブラケット105は、その上端部
が水平方向に延びる水平部105aに形成されており、この
水平部105aの高さ位置を前記連係ローラ73の下面よりも
僅かに下側に設定されている。
従って、被覆電線Wの端部への端子57の圧着動作にあ
っては、圧着ダイス64の下降に伴う連係ローラ73の下降
により、該連係ローラ73が引下げブラケット105の水平
部105aに当接して、電線排出機29の昇降部材93を下方へ
移動させることになる。また、この際には、前記第1実
施例の場合と同様に、前記圧着ダイス64の下降により、
連係ロッド65が回動してRクランプ23も下降されてい
る。
以上のように、本例の構成にあっても、圧着ダイス64
の下降によるRクランプ23の昇降と昇降部材93の昇降と
を同期させることができることになり、被覆電線Wの端
部への端子57の圧着動作とRクランプ23から電線排出機
29への被覆電線Wの受け渡し動作とを同時に行わせるこ
とができて電線処理時間の短縮化を図りながら電線排出
機29に被覆電線Wの所定位置を把持させることができ
る。
第24図は第3実施例を示しており、本実施例における
電線処理装置20の基本構造も、前記第1実施例のものと
略同様であるので、本例においても第1実施例との相違
点についてのみ説明する。
電線処理装置20は、電線排出機29の昇降部材93におけ
る前記圧着ダイス64に対向する面に引下げレバー107が
取付けられている。この引下げレバー107は、上端部が
前記昇降部材93にブラケット108を介して取付けられる
と共に、下端部がRクランプ23のクランプ本体61の配設
高さ位置よりも下方に延長されている。そして、この引
下げレバー107は、Rクランプ23のクランプ本体61の下
面に取付けられている引下げレバー109と同様にL型に
形成されて水平部107aを構成している。そして、この昇
降部材93に取付けられた引下げレバー107の水平部107a
の高さ位置は、前記Rクランプ23に取付けられている引
下げレバー109の水平部109aの高さ位置と一致されて、
連係ロッド65に対向する位置に設定されている。
従って、被覆電線Wの端部への端子57の圧着動作にあ
っては、圧着ダイス64の下降に伴う連係ロッド65の回動
により、この連係ロッド65の先端部に配設されているロ
ーラ65bが各引下げレバー107、109の水平部107a、109a
に当接して、Rクランプ23および電線排出機29の昇降部
材93を同時に下方へ移動させることになる。以上のよう
に、本例の構成にあっても、圧着ダイス64の下降による
Rクランプ23の昇降と昇降部材93の昇降とが同期される
ことになるので、被覆電線Wの端部への端子57の圧着動
作とRクランプ23から電線排出機29への被覆電線Wの受
け渡し動作とを同時に行わせることができて電線処理時
間の短縮化を図りながら電線排出機29に被覆電線Wの所
定位置を把持させることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢野 哲也 兵庫県宝塚市新明和町1番1号 新明和 工業株式会社産機システム事業部内 (72)発明者 森本 大輔 兵庫県宝塚市新明和町1番1号 新明和 工業株式会社産機システム事業部内 (56)参考文献 実開 平3−95519(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 43/048 H01B 13/00 H01R 43/05

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被覆電線を所定寸法づつ間欠的に送り出す
    測長ユニットと、該測長ユニットの電線送給方向下流側
    に順次配設されると共に前記送り出された被覆電線を解
    除自在に把持する第1のクランプ機構および第2のクラ
    ンプ機構と、前記両クランプ機構間に位置して配設され
    ると共に前記各クランプ機構で把持された被覆電線の切
    断処理・被覆剥取処理を行うカッター機構と、前記各ク
    ランプ機構の側方に対応してそれぞれ配設されると共に
    前記被覆剥取処理された被覆電線端部に端子を圧着する
    第1の端子圧着機構および第2の端子圧着機構と、前記
    第1のクランプ機構および第2のクランプ機構のクラン
    プ部にそれぞれ把持された被覆電線をそれぞれ対応する
    第1の端子圧着機構および第2の端子圧着機構位置に搬
    送する第1の搬送機構および第2の搬送機構と、第2の
    端子圧着機構により端子が圧着された被覆電線を第2の
    クランプ機構のクランプ部から受け取る受取りクランプ
    部を有する電線排出機構とを備え、第2の端子圧着機構
    による端子圧着動作時に、第2のクランプ機構のクラン
    プ部が昇降移動される電線処理装置において、 前記第2の端子圧着機構の端子圧着動作時に、前記第2
    のクランプ機構のクランプ部の昇降移動に同期して前記
    受取りクランプ部を昇降移動させる同期移動手段が設け
    られると共に、前記受取りクランプ部の被覆電線を把持
    する位置が、第2の端子圧着機構の端子圧着動作時に、
    該受取りクランプ部による被覆電線の把持が可能となる
    べく、被覆電線の位置に一致されていることを特徴とす
    る電線処理装置。
  2. 【請求項2】前記同期移動手段は、電線排出機構の受取
    りクランプ部に一体的に設けられた第1移動部材と、第
    2のクランプ機構のクランプ部に一体的に設けられると
    共に前記第1移動部材に近接して配置された第2移動部
    材とを備え、前記第2の端子圧着機構の端子圧着動作時
    における前記第2のクランプ機構の昇降移動に伴って第
    2移動部材が第1移動部材に当接して前記受取りクラン
    プ部を前記第2のクランプ機構のクランプ部の昇降移動
    に同期して移動させるように構成されていることを特徴
    とする請求の範囲第1項記載の電線処理装置。
  3. 【請求項3】前記第2移動部材は、前記第1移動部材に
    対して僅かな間隔を有した位置に設定されていることを
    特徴とする請求の範囲第2項記載の電線処理装置。
  4. 【請求項4】前記測長ユニットは前記被覆電線を送り出
    すための相互に接離自在に弾接された一対の測長ローラ
    を備え、前記第1の搬送機構は水平面内で移動される水
    平移動部を備え、該水平移動部側に上下方向に揺動自在
    に支持された揺動部材に前記測長ローラおよび第1のク
    ランプ機構が装着され、前記第1の端子圧着機構による
    端子圧着動作時に第1のクランプ機構を昇降させるべ
    く、前記揺動部材に係合して揺動部材を上下揺動させる
    同期揺動手段が設けられていることを特徴とする請求の
    範囲第1項記載の電線処理装置。
  5. 【請求項5】前記揺動部材を初期位置に上昇復帰させる
    復帰部材が備えられてなることを特徴とする請求の範囲
    第4項記載の電線処理装置。
  6. 【請求項6】被覆電線を所定寸法づつ間欠的に送り出す
    一対の測長ローラを備えた測長ユニットと、該測長ユニ
    ットの電線送給方向下流側に配設されると共に前記送り
    出された被覆電線を解除自在に把持するクランプ機構
    と、該クランプ機構で把持された被覆電線の切断処理・
    被覆剥取処理を行うカッター機構と、前記クランプ機構
    の側方に対応して配設されると共に前記被覆剥取処理さ
    れた被覆電線端部に端子を圧着する端子圧着機構と、前
    記クランプ機構で把持された被覆電線を端子圧着機構位
    置に搬送する搬送機構とを備え、前記端子圧着機構によ
    る端子圧着動作時に前記クランプ機構が昇降移動される
    電線処理装置において、 前記搬送機構は水平面内で移動される水平移動部を備
    え、該水平移動部側に上下方向に揺動自在に支持された
    揺動部材に前記一対の測長ローラおよびクランプ機構が
    装着され、前記端子圧着機構による端子圧着動作時にク
    ランプ機構を昇降させるべく、前記揺動部材に係合して
    揺動部材を上下揺動させる同期揺動手段が設けられてい
    ることを特徴とする電線処理装置。
  7. 【請求項7】前記揺動部材を初期位置に上昇復帰させる
    復帰部材が備えられてなることを特徴とする請求の範囲
    第6項記載の電線処理装置。
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