JP7083486B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関する。
入賞領域等に遊技球が進入したことを検出するセンサを備える遊技機が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。遊技球の検出タイミングを早めるため、この種のセンサが複数設置されたものも知られている。
特開2015-100678号公報
複数のセンサが設置されていることで球詰まり等が発生するおそれが高まる。
本発明が解決しようとする課題は、ある領域に進入した遊技球を検出するための複数のセンサを備えた遊技機において、球詰まりが発生するおそれを低減することにある。
上記課題を解決するためになされた本発明にかかる遊技機は、遊技球が進入可能な領域であって、複数の出口が形成された特定領域と、前記複数の出口のそれぞれに対応づけられて設けられ、各出口を通過する遊技球を検出する複数のセンサと、前記複数の出口のそれぞれから延びる通路であって、各出口を通過した遊技球を誘導する複数の誘導路と、を備え、前記複数の誘導路は、いずれかの誘導路から別の誘導路に遊技球が移動できないように互いに区画されたものであることを特徴とする。
本発明にかかる遊技機によれば、特定領域に進入した遊技球による球詰まりが発生してしまうおそれを低減することが可能である。
本実施形態にかかる遊技機の正面図である。 表示装置(表示領域)に表示された識別図柄および保留図柄を示した図である。 (a)は大入賞口の内部およびそれに関連するものの構造を説明するための図であり、(b)は余剰空間を示した図である。 特典領域が開放された状態を示した図である(符号は図3に示したものと同じであるため省略)。 末端部分が遊技球の「逃げ」の空間として機能することを説明するための図である(符号は図3に示したものと同じであるため省略)。
以下、本発明にかかる遊技機1の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、図1を参照して遊技機1の全体構成について簡単に説明する。
遊技機1は遊技盤90を備える。遊技盤90は、ほぼ正方形の合板により成形されており、発射装置908(発射ハンドル)の操作によって発射された遊技球を遊技領域902に案内する通路を構成するガイドレール903が略円弧形状となるように設けられている。
遊技領域902には、表示装置91、始動入賞口904、大入賞口10、アウト口907などが設けられている。かかる表示装置91の表示領域911は、遊技盤90に形成された開口901を通じて視認可能となる領域である。なお、表示領域911の形状等は適宜変更可能である(開口901の形状や大きさ、表示装置91自体の形状や大きさを変更することで表示領域911の形状等を変更することができる)。
また、遊技領域902には、流下する遊技球が衝突することにより遊技球の流下態様に変化を与える障害物としての遊技釘が複数設けられている。遊技領域902を流下する遊技球は、遊技釘に衝突したときの条件に応じて様々な態様に変化する。
このような遊技機1では、発射装置908を操作することにより遊技領域902に向けて遊技球を発射する。遊技領域902を流下する遊技球が、始動入賞口904や大入賞口10等の入賞口に入賞すると、所定の数の賞球が払出装置により払い出される。
大当たりの抽選は、図示されない制御基板に設けられた当否判定手段が始動入賞口904への遊技球の入賞を契機として実行する(このような始動入賞口は複数設けられていてもよい)。具体的には、始動入賞口904への遊技球の入賞を契機として乱数源から数値(当否判定情報)が取得され、当該数値が予め定められた大当たりの数値と同じである場合には大当たりとなり、異なる場合にははずれとなる。本実施形態では、当該数値が取得された順に当否判定結果の報知が開始される(いわゆる変動が開始される)こととなるが、ある数値が取得されたときに、それより前に取得された数値に基づく当否判定結果が報知されている際には、当該ある数値に基づく当否判定結果が開始されるまで、図示されない制御基板に設けられた記憶手段に記憶される。未だ当否判定の報知が開始されていない数値(以下単に保留と称することもある)の最大の記憶数(最大保留数)は適宜設定することができる。本実施形態における記憶手段が記憶できる最大保留数は、一種の始動入賞口904につき四つである。記憶手段に上記数値(当否判定情報)が記憶されていることは、保留図柄80として表示される(図2参照)。なお、本実施形態では、当否判定の報知が開始される時点で、取得された数値が大当たりとなる数値か否かが判断されることとなるが、数値が取得されたときに当否判定を行い、当否判定結果自体を記憶させておく構成としてもよい(この場合には当否判定結果自体が、当否判定情報に相当することとなる)。また、取得された数値は、当否判定結果を報知する演出の具体的な内容を決定するための数値としても利用される。
なお、遊技機1の枠体、遊技球を貯留する下皿や上皿など、本発明に関係のない遊技機1の構成要素は説明を省略する。これらについては公知の遊技機と同様の構造のものが適用できる。
本実施形態では、公知の遊技機と同様に、表示装置91の表示領域911に表示される識別図柄70(図2参照)の組み合わせによって当否判定結果を遊技者に報知する。具体的には、複数種の識別図柄70を含む識別図柄群70g(左識別図柄群70gL、中識別図柄群70gC、右識別図柄群70gR)が変動を開始し、最終的に各識別図柄群70gから一の識別図柄70が選択されて停止する。大当たりに当選している場合には各識別図柄群70gから選択されて停止した識別図柄70の組み合わせは所定の組み合わせ(例えば、同じ識別図柄70の三つ揃い)となる。はずれである場合にはそれ以外(大当たりとなる組み合わせ以外)の組み合わせとなる。なお、各図においては、識別図柄70を構成する「数字(文字)」のみを図示するが、当該数字とキャラクタ等が組み合わされた図柄を識別図柄70として設定することができる。
以下、大入賞口10の内部およびそれに関連するものの構造について詳細に説明する。なお、以下に示すような構造が一の部材のみによって構築されたものとしてもよいし、複数の部材が組み合わされて構築されたものとしてもよい。また、本実施形態では、大入賞口10および後述する特典領域40が遊技者に視認可能となるように設けられるが、その他の要素が遊技者に視認可能となるように設けられていてもよい。本実施形態における大入賞口10は、遊技領域902の右側に設けられている(図1参照)。つまり、遊技者がいわゆる右打ち遊技を行ったときに遊技球が進入可能な位置に設けられている。
大入賞口10内部には、遊技球が進入可能な空間である入賞領域11(本願発明における特定領域に相当する)が設けられている(図3(a)参照)。大入賞口10は、当該入賞領域11に進入する遊技球の入口ということである。大入賞口10の手前には、閉位置と開位置との間を往復動作する入賞開閉部材10aが設けられている。入賞開閉部材10aが閉位置に位置するときには大入賞口10が閉鎖され、入賞領域11に遊技球が進入することはできない状態となる。入賞開閉部材10aが開位置に位置するときには大入賞口10が開放され、入賞領域11に遊技球が進入可能な状態となる。開位置に位置する入賞開閉部材10aは、大入賞口10に向かって流下してきた遊技球を入賞領域11に誘導する機能も発現する。
当否判定結果が大当たりとなったときに実行される大当たり遊技においては、大入賞口10に遊技球が入賞すること、すなわち入賞領域11に遊技球が進入することを契機として遊技球が払い出される(いわゆる賞球が払い出される)。そのため、本実施形態にかかる遊技機1は、入賞領域11に進入した遊技球を検出するためのセンサを備える。当該センサは、入賞領域11の出口に設けられている。当該出口は、入賞領域11に面する下壁面に形成された孔である。入賞領域11に進入した遊技球は必ず当該出口を通ることになるため、当該出口に設けられたセンサが遊技球を検出することが、入賞領域11に遊技球が進入したことと同義となる。
入賞領域11の出口は複数設けられている。本実施形態では、前方からみて、右側に位置する第一出口121、左側に位置する第二出口122の二つが設けられている(図3(a)参照)。入賞領域11に進入した遊技球は、第一出口121および第二出口122の一方を必ず通過することになる。各出口の大きさは、一の遊技球のみが通過可能な大きさに設定されている。つまり、二以上の遊技球が幅方向に並んで出口を通過することはできない大きさに設定されている。このように複数の出口が設けられているため、遊技球を検出するセンサは各出口に対応づけられるように設けられる。本実施形態では、第一出口121に第一センサ121sが、第二出口122に第二センサ122sが設けられる(図3(a)参照)。入賞領域11に進入した遊技球は、第一センサ121sおよび第二センサ122sの一方に必ず検出されることになる。センサの種類等はどのようなものであってもよいから説明を省略する。
このように複数のセンサを設けることの利点は以下の通りである。仮に、センサが一つのみであると、一度に検出される遊技球の数は一つのみである、当該一つのセンサが設けられる位置が大入賞口10から遠い、といった理由により、入賞領域11に進入した遊技球の検出が遅れてしまうおそれがある。一般的な大当たり遊技は、所定数の遊技球が入賞領域11に入賞したことを契機として終了する単位遊技(ラウンド)を一または複数回繰り返すものであるところ、所定数の遊技球が入賞領域11に進入したことの検出が遅れてしまうと、所定数を超える遊技球が入賞領域11に進入することが頻発してしまうおそれがある。つまり、遊技機1の仕様が目論見通りのものとならないおそれがある。このようなおそれを低減させるために、複数のセンサを設け、遊技球の検出が円滑に行われるようにする。また、遊技球の検出が円滑に行われると、大当たり遊技(単位遊技)がテンポよく進行するという利点もある。
出口を通過した遊技球は、誘導路に進入する。本実施形態では、第一出口121を通過した遊技球が進入する第一誘導路21と、第二出口122を通過した遊技球が進入する第二誘導路22が設けられている(図3(a)参照)。各誘導路は、互いに独立したものである。すなわち、一方の誘導路に進入した遊技球が、他方の誘導路に移動することができないよう、互いに区画されたものである(第一誘導路21と第二誘導路22の間には区画壁23が存在する)。換言すれば、ある誘導路に進入した遊技球は、別の誘導路に移ることなく、当該ある誘導路の出口まで到達することになる。本実施形態の各誘導路は、遊技球を略下方に向けて誘導する。
各誘導路の出口は、合流空間30に繋がっている(図3(a)参照)。つまり、各誘導路は、遊技球を合流空間30まで誘導する。別の誘導路によって誘導された遊技球であっても、当該合流空間30に到達することで、同じ空間内に入り込むことになる。互いに区分けされた第一誘導路21と第二誘導路22が、合流空間30にて一つとなるような構造とみることもできる。
第一誘導路21は、第一出口121(第一誘導路21にとってみれば入口)から合流空間30に至るまで、遊技球が幅方向(誘導方向(本実施形態では上下方向)に直交する方向のことをいう)に並んで通過することができない大きさに形成されている。つまり、二以上の遊技球が誘導方向に並ぶことはあるものの、二以上の遊技球が幅方向に並ぶことはない大きさである。
第二誘導路22は、誘導部分221と末端部分222を有する(図3(a)参照)。末端部分222は、合流空間30に繋がる部分であり、誘導部分221は末端部分222よりも合流空間30から離れた部分、すなわち遊技球が移動する方向でみれば末端部分222よりも上流側の部分である。誘導部分221は第二出口122に繋がる部分でもある。誘導部分221は、遊技球が幅方向に並んで通過することができない大きさに形成されている。つまり、二以上の遊技球が誘導方向に並ぶことはあるものの、二以上の遊技球が幅方向に並ぶことはない大きさである。一つずつ順に遊技球を送る部分であるともいえる。一方、末端部分222は、幅方向に二以上の遊技球が並ぶことが可能な大きさである(図3(b)参照)。誘導部分221の断面(誘導方向に直交する平面で切断した断面)の大きさよりも末端部分222の断面の大きさの方が大きいといえる。末端部分222の一部は、上下方向において誘導部分221と重なる空間(誘導部分221の延長線上にある空間)であり、他の一部は上下方向において誘導部分221と重ならない空間(以下、余剰空間222aと称することもある)(図3(b)参照)であるといえる。当該余剰空間222aは、少なくとも一つの遊技球が入り込むことが可能な空間である。
合流空間30は、第一誘導路21および第二誘導路22の下方に設けられた空間であって、複数の遊技球が同じ時期に進入することが可能な大きさの空間である(図3(a)参照)。第一誘導路21の出口および第二誘導路22(末端部分222)の出口は合流空間30に面している。合流空間30は、左右方向の一方側(本実施形態では右側)から他方側(本実施形態では左側)に向かって緩やかに傾斜する空間である。具体的には、合流空間30の底壁面31(合流空間30の下側に面する壁)がこのように傾斜するように形成されている。したがって、基本的には(後述する特典開閉部材41が開状態にある場合を除く)、合流空間30に進入した遊技球は当該底壁面31に沿って誘導されることになる。このように誘導された遊技球は、後述する特典領域40に進入することなく、遊技機内部に取り込まれることになる。底壁面31による誘導方向(遊技球の移動方向)に基づき合流空間30の一方側(本実施形態では右側)を上流側、他方側(本実施形態では左側)を下流側とすれば、第二誘導路22は、第一誘導路21よりも、合流空間30の下流側(本実施形態では左側)に繋がっているといえる(図3(a)参照)。
合流空間30の下側には、特典領域40が設けられている(図3(a)参照)。合流空間30と特典領域40の間に上記底壁面31が位置する。上記底壁面31の全部または一部は、特典開閉部材41により構築されている。特典開閉部材41は、合流空間30と特典領域40とを繋ぐ経路を開放する開位置と、当該経路を閉鎖する閉位置(常態)との間を往復動作するものである。特典開閉部材41が開位置に位置しているときには、合流空間30内に進入した遊技球が上記経路を通って特典領域40に進入することが可能な状態となる(図4参照)。特典開閉部材41が閉位置に位置しているときには、合流空間30内に遊技球が進入しても、当該遊技球が特典領域40に進入することはない。
本実施形態にかかる遊技機1は、大当たり遊技(単位遊技)中に特典領域40に遊技球が進入することが発生するか否かに応じて、大当たり遊技終了後の遊技状態が決定されるものである。具体的には、本実施形態では、大当たり当選を目指して遊技する遊技状態として、通常状態と高確率状態(確率変動状態)(本発明における特定遊技状態に相当する)が設定されている。大当たり遊技中に特典領域40に遊技球が進入する事象が発生すれば大当たり遊技終了後の遊技状態が高確率状態となり、当該事象が発生しなければ大当たり遊技終了後の遊技状態が通常状態となる。大当たりの種類として、通常大当たりと確変大当たりが設定され、通常大当たりとなったときには当該大当たり遊技中には特典開閉部材41が開位置に位置することがない、または開位置に位置する時間が極めて短く設定されるため、遊技球が特典領域40に進入することは不可能または極めて困難とされる。確変大当たりとなったときには当該大当たり遊技中(所定の単位遊技中)に特典開閉部材41が比較的長い時間開位置に位置するため、遊技球が特典領域40に進入することは比較的容易とされる(大入賞口10に向かって継続的に遊技球を発射させておりさえすれば、ほぼ100%の確率で遊技球が特典領域40に遊技球が進入する)。すなわち、本実施形態にかかる遊技機1はいわゆる「V確変機」である。「V確変機」自体は公知であるため、これ以上の詳細な説明は省略する。
大入賞口10の内部およびそれに関連するものが上記のように構成されていることの作用は以下の通りである。入賞領域11に進入した遊技球は、複数の出口のいずれかを通過することになるところ、当該出口を通過した遊技球を誘導する誘導路は、各出口のそれぞれに対応づけて設けられ、互いに区画されているから、二以上の出口を略同時に遊技球が通過することが生じたとしても、出口を通過した遊技球同士が接触すること等による球詰まりが発生してしまうおそれを低減することが可能である。
複数の誘導路は、合流空間30に繋がっており、当該合流空間30に向けて遊技球を誘導するものであるところ、複数の誘導路のうちの少なくとも一つ(本実施形態では第二誘導路22)は、合流空間30に繋がる末端部分222の断面の大きさが、末端部分222よりも合流空間30から離れた誘導部分221の断面の大きさよりも大きい。したがって、多くの遊技球が合流空間30に入り込んだときには、上記末端部分222が遊技球の「逃げ」の空間として機能する(図5(a)参照)から、合流空間30内やその付近で球詰まりが生じるおそれを低減することが可能である。
本実施形態のように、末端部分222を幅方向に二以上の遊技球が並ぶことが可能な大きさとすれば、合流空間30内やその付近での球詰まり低減効果が高い。具体的には、末端部分222が形成された誘導路(第二誘導路22)は、一つずつ遊技球が送られる誘導部分221と、二以上の遊技球が幅方向に並ぶことが可能な末端部分222を有するものであるところ、末端部分222における余剰空間222aは上下方向において誘導部分221と重ならない箇所であるから、合流空間30内の遊技球が末端部分222に逃げようとするとき、誘導部分221に進入した遊技球が邪魔となって当該遊技球が末端部分222に逃げることができないといったことが抑制される。つまり、誘導部分221に遊技球が存在しているかどうかに拘わらず、末端部分222には少なくとも一の遊技球が容易に入り込むことができる空間として余剰空間222aが形成されている(図5(b)参照)から、球詰まり低減効果が高い。
また、本実施形態では、末端部分222を有する第二誘導路22は、(末端部分222を有さない)第一誘導路21よりも、合流空間30の下流側に繋がっている(図3(a)参照)。合流空間30に進入した遊技球は下流側に向かって移動しようとするから、下流側に多くの遊技球が集まることで球詰まりが生じやすい。したがって、遊技球の「逃げ」の空間である末端部分222は、合流空間30の下流側に繋がっていること(下流側に遊技球の「逃げ」の空間が存在すること)が好ましいといえる。
また、本実施形態の合流空間30は、特典領域40に向かう遊技球が通過する空間である。したがって、合流空間30内やその付近での球詰まりは、特典開閉部材41が開位置に位置したにも拘わらず、特典領域40に遊技球が進入しないという事象(イレギュラーな事象)の発生を招く。このような事象の発生は、遊技者にとって不利益なものであるため、合流空間30内やその付近での球詰まりを低減する意義が高いといえる。
以下、上記実施形態にかかる遊技機1を改良、変形、具体化等した具体例について説明する。なお、以下の具体例を用いて説明する技術的事項を複数組み合わせて適用した構成としてもよい。
○第一具体例
上記実施形態では、入賞領域11の出口として二つの出口(第一出口121、第二出口122)が設けられ、各出口に対応づけられた誘導路(第一誘導路21、第二誘導路22)が設けられていることを説明したが、三つ以上の出口および各出口に対応づけられた誘導路が設けられた構成としてもよい。
この場合、三つ以上の誘導路のうちの少なくともいずれかが、末端部分222を有するものとする。つまり、少なくとも一つの誘導路が末端部分222を有するものとすることで、当該末端部分222が遊技球の「逃げ」として機能することになるから、合流空間30内やその付近での球詰まりを低減することが可能となる。
○第二具体例
上記実施形態では、第二誘導路22は末端部分222を有するものである一方、第一誘導路21は末端部分222に相当する部分を有するものではないことを説明したが、第一誘導路21が末端部分222を有するものとしてもよい。つまり、複数の誘導路の全てに末端部分222が設けられた構成としてもよい。
ただし、各誘導路は、合流空間30に向かって遊技球を誘導することが基本的な役割であることに鑑みれば、当該誘導機能が損なわれないようにすることが好ましい。つまり、末端部分222は二以上の遊技球が幅方向に並ぶ大きさであるから、末端部分222が形成された誘導路は、末端部分222が形成されておらず遊技球が一つずつ送られる誘導路(全体を通じて二以上の遊技球が幅方向に並ぶことはない誘導路)に比して誘導機能が劣るといえる。したがって、上記実施形態のように、複数の誘導路のうちの一部には末端部分222が設けられるものの、他の一部には末端部分222が設けられていない構成とすることが好ましい。
○第三具体例
上記実施形態は、大入賞口10内(入賞領域11)から続く遊技球の経路や遊技球が入り込む空間として上記のような構造が構築されたものであることを説明したが、大入賞口10以外の領域について上記のような構造が構築されたものとしてもよい。つまり、多数の遊技球が入り込む可能性がある領域であれば、上記のような構造を構築して球詰まりが発生するおそれを低減する意義があるといえる。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
上記実施形態から得られる具体的手段(遊技機)を以下に列挙する。
・手段1
遊技球が進入可能な領域であって、複数の出口が形成された特定領域と、
前記複数の出口のそれぞれに対応づけられて設けられ、各出口を通過する遊技球を検出する複数のセンサと、
前記複数の出口のそれぞれから延びる通路であって、各出口を通過した遊技球を誘導する複数の誘導路と、
を備え、
前記複数の誘導路は、いずれかの誘導路から別の誘導路に遊技球が移動できないように互いに区画されたものであることを特徴とする遊技機。
上記遊技機では、各出口を通過した遊技球を誘導する誘導路は、互いに区画されたものであるから、二以上の出口を略同時に遊技球が通過することが生じたとしても、出口を通過した遊技球同士が接触すること等による球詰まりが発生してしまうおそれを低減することが可能である。
・手段2
前記複数の誘導路は、各誘導路を通過した遊技球が合流する合流空間に繋がっており、
前記複数の誘導路のうちの少なくともいずれかは、前記合流空間側の末端部分の断面の大きさが、それよりも当該合流空間から離れた誘導部分の断面の大きさよりも大きくなるように形成されていることを特徴とする手段1に記載の遊技機。
このようにすることで、合流空間に多数の遊技球が進入したときには、末端部分が遊技球の「逃げ」の空間として機能するため、球詰まりが発生するおそれを低減することが可能となる。
・手段3
前記誘導部分は、幅方向に二以上の遊技球が並ぶことができない大きさである一方、前記末端部分は、当該幅方向に二以上の遊技球が並ぶことが可能な大きさであることを特徴とする手段2に記載の遊技機。
このようにすることで、少なくとも一の遊技球が容易に入り込むことができる空間が末端部分に形成されることになるから、球詰まり低減効果に優れる。
・手段4
前記誘導路として、
前記出口から前記合流空間に至るまで幅方向に二以上の遊技球が並ぶことができない大きさに形成された第一誘導路と、
前記末端部分を有する第二誘導路と、
が設けられていることを特徴とする手段2または手段3に記載の遊技機。
末端部分が形成された誘導路は、末端部分が形成されておらず遊技球が一つずつ送られる誘導路に比して遊技球の誘導機能が劣るともいえる。したがって、一方の誘導路を遊技球が一つずつ送られるものとし、他方の誘導路に末端部分を形成することで、遊技球の誘導機能と球詰まりの低減効果のバランスをとった態様とすることができる。
・手段5
前記合流空間は、進入した遊技球が上流側から下流側に向かって移動する空間であり、
前記第二誘導路は、前記第一誘導路よりも、前記合流空間の下流側に繋がっていることを特徴とする手段4に記載の遊技機。
合流空間に進入した遊技球は下流側に向かって移動しようとするから、下流側に多くの遊技球が集まることで球詰まりが生じやすい。したがって、遊技球の「逃げ」の空間である末端部分は、合流空間の下流側に繋がっていること(下流側に遊技球の「逃げ」の空間が存在すること)が好ましいといえる。
・手段6
前記特定領域は、所定条件が成立したことを契機として当否判定結果が当たりとなったときに実行される当たり遊技にて開放される入賞領域であることを特徴とする手段1から手段5のいずれかに記載の遊技機。
特定領域としては、当否判定結果が当たりとなったときに開放される入賞領域を例示することができる。
・手段7
前記当たり遊技中に遊技球が進入することが、当該当たり遊技終了後の遊技状態が通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態となる条件となる特典領域を備え、
前記特典領域は、前記合流空間に進入した遊技球が進入可能な位置に設けられていることを特徴とする手段2から手段5のいずれかを引用する手段6に記載の遊技機。
このように、合流空間を経て特典領域に進入するような構成である場合、球詰まりの発生が原因で特典領域に遊技球が進入しないといった遊技者にとって不合理な状況が起こり得ることになるから、上記のような構成として球詰まりが発生するおそれを低減する意義が大きいといえる。
1 遊技機
10 大入賞口
11 入賞領域
121 第一出口
121s 第一センサ
122 第二出口
122s 第二センサ
21 第一誘導路
22 第二誘導路
221 誘導部分
222 末端部分
222a 余剰空間
23 区画壁
30 合流空間
40 特典領域

Claims (1)

  1. 一度に多数の遊技球が進入可能な領域であって、下壁に常時開放された複数の出口が形成された特定領域と、
    前記複数の出口のそれぞれに対応づけられて設けられ、各出口を通過する遊技球を検出する複数のセンサと、
    前記複数の出口のそれぞれから延びる通路であって、各出口を通過した遊技球を誘導する複数の誘導路と、
    を備え、
    前記複数の誘導路は、いずれかの誘導路から別の誘導路に遊技球が移動できないように互いに区画されたものであるとともに、当該複数の誘導路のうちの少なくとも一つは、二以上の遊技球が幅方向に並ぶことが可能な部分を有することを特徴とする遊技機。
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