JP7308531B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関する。
小当たりラッシュ等と称される状態であって、当該状態が継続するほど遊技球の増加が見込める遊技状態(発射された遊技球数よりも獲得できる遊技球数の期待値が多くなる遊技状態)が設定された遊技機が公知である(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2020-018622号公報
本発明が解決しようとする課題は、遊技の趣向性を向上させることが可能な遊技機を提供することにある。
上記課題を解決するためになされた本発明にかかる遊技機は、常態において閉鎖されており、開放抽選に当選することを契機として開放される上流側領域と、前記上流側領域に進入しなかった遊技球が到達する位置に設けられ、遊技球が進入することで所定数の賞球が払い出される下流側領域と、を備え、前記下流側領域を狙って遊技球を発射させるべき状態であって、発射された遊技球数よりも獲得できる遊技球数の期待値が多くなる遊技状態として、第一遊技状態と、前記上流側領域に進入せずに前記下流側領域が設けられた箇所まで到達する遊技球数の期待値が前記第一遊技状態よりも多くなる第二遊技状態と、が設定されていることを特徴とする。
本発明にかかる遊技機によれば、遊技の趣向性を向上させることが可能である。
遊技機の全体(正面)を模式的に示した図である。 遊技盤と表示装置のユニットの正面図(遊技領域を説明するための図)である。 表示領域に表示される識別図柄、保留図柄を示した図である。 遊技領域右側の通路や各領域の位置関係を模式的に示した図である(遊技釘の図示を省略している)。 (a)は各遊技状態を説明するための図であり、(b)は遊技状態の移行を説明するための図である。 第一確変状態(a)および第二確変状態(b)における、普図抽選当選時の開閉第二始動領域の開放パターンの一例を示した図(第一確変状態よりも第二確変状態の方が閉鎖時間割合が大きくなりやすいことを説明するための図)である。 第一具体例を説明するための図である。 第二具体例を説明するための図である。
1)遊技機の基本構成
以下、本発明の一実施形態にかかる遊技機1(ぱちんこ遊技機)について図面を参照して詳細に説明する。まず、図1、図2を参照して遊技機1の全体構成について簡単に説明する。なお、以下の説明において、特に明示することなく「画像」というときは、動画および静止画の両方を含むものとする。また、以下で説明する各領域等には、遊技球が検出可能なセンサ(図示せず)が設けられており、当該センサにより各領域に遊技球が進入(入賞)したかどうかが検出される。例えば「○○領域に遊技球が進入(入賞)」とは、厳密には当該○○領域に設けられたセンサが遊技球を検出したことをいうものとする。
遊技機1の筐体には遊技球を発射するための発射装置908が設けられている。発射装置908を操作することで、上皿909aに貯留された遊技球が発射される。発射装置908を操作している状態(ハンドルに設けられたタッチセンサに触れた状態かつハンドルを回転させている状態)での遊技球の発射速度は一定である。いわゆる賞球は上皿909aに払い出され、上皿909aから溢れた遊技球は下皿909bに送られる。
発射された遊技球が到達する遊技領域902は、透明板906を通じて視認される。遊技機1は手前側に遊技領域902が形成される遊技盤90を備える。遊技盤90は、ほぼ正方形の合板により成形されており、発射装置908(発射ハンドル)の操作によって発射された遊技球を遊技領域902に案内する通路を構成するガイドレール903が略円弧形状となるように設けられている。
遊技領域902には、始動領域(第一始動領域21、第二始動領域22)、大入賞領域10、アウト口907などが設けられている。各種演出を実行する表示装置91の表示領域911は、遊技盤90に形成された開口901を通じて視認可能となる領域である。なお、表示領域911の形状等は適宜変更可能である(開口901の形状や大きさ、表示装置91自体の形状や大きさを変更することで表示領域911の形状等を変更することができる)。
また、遊技領域902には、流下する遊技球が衝突することにより遊技球の流下態様に変化を与える障害物としての遊技釘が複数設けられている。遊技領域902を流下する遊技球は、遊技釘に衝突したときの条件に応じて様々な態様に変化する。
このような遊技機1では、発射装置908を操作することにより遊技領域902に向けて遊技球を発射する。遊技領域902を流下する遊技球が、大入賞領域10等の入賞領域に進入すると、所定の数の賞球が払出装置により払い出される。
なお、遊技機1のその他の構成要素は説明を省略する。これらについては公知の遊技機と同様の構造のものが適用できる。
2)当否抽選
本実施形態にて実行される当否抽選は、特別図柄抽選(本願発明における特別抽選に相当する。以下、特図抽選と称することもある。)と、普通図柄抽選(以下、普図抽選と称することもある。当該普図抽選が、本願発明における開放抽選に相当する。)に区分けされる。以下、各抽選について説明する。なお、以下の説明において、特に明示することなく単に当否抽選(当否判定)というときは、特図抽選のことを指すものとする。
2-1)特図抽選
特図抽選は、図示されない制御基板に設けられた当否抽選(特図抽選)手段が、始動領域(第一始動領域21(いわゆる特図1の始動領域)、第二始動領域22(いわゆる特図2の始動領域))への遊技球の進入を契機として実行する。具体的には、始動領域への遊技球の進入を契機として乱数源から数値(以下、当否抽選情報と称することもある。以下、第一始動領域21に遊技球が進入することで取得される当否抽選情報を第一当否抽選情報と、第二始動領域22に遊技球が進入することで取得される当否抽選情報を第二当否抽選情報とする。)が取得される。本実施形態では、特図抽選の結果として起こりうる態様としては、「大当たり」「小当たり」「はずれ」の三態様が設定されている。上記数値が予め定められた大当たりの数値と同じである場合には大当たりとなり、小当たりの数値と同じである場合には小当たりとなり、大当たりおよび小当たりのいずれでもない場合にははずれとなる。なお、「小当たり」は、第一当否抽選情報に基づく当否抽選(第一当否抽選)では当選することがなく、第二当否抽選情報に基づく当否抽選(第二当否抽選)で当選しうる設定とされている。
本実施形態では、始動領域として、一つの第一始動領域21と、二つの第二始動領域22(開放第二始動領域22a、開閉第二始動領域22b)が設けられている(図2等参照)。第一始動領域21は表示領域911の下に設けられたものであり、常時開放された(常時遊技球が通過可能な)領域である。いわゆる左打ち(表示領域911の左側を遊技球が流下するように遊技球を発射させる)により第一始動領域21に遊技球が進入する可能性がある。本実施形態では、いわゆる右打ち(表示領域911の右側を遊技球が流下するように遊技球を発射させる)を行った場合には第一始動領域21に遊技球が進入する可能性はない。
開放第二始動領域22a(本願発明における特別領域に相当する。)は、常態において開放された(常時遊技球が通過可能な)領域である。本実施形態では、右打ちを行えば、比較的容易に開放第二始動領域22aに遊技球が進入する。逆の見方をすれば、意図的に開放第二始動領域22aに遊技球が進入しないように(第二当否抽選情報が取得されないように)右打ちを行うことは不可能である。本実施形態における開放第二始動領域22aは、当該領域を遊技球が通過する「ゲート」タイプのものである(当該「ゲート」は、幅方向に二以上の遊技球が並ぶことができない大きさとされている)。当該領域に進入した遊技球が内部に取り込まれるタイプのものとしてもよい。
開閉第二始動領域22b(本願発明における上流側領域に相当する。)は、始動用開閉部材221によって入口が開閉されるものである(いわゆる「電チュー」である)。始動用開閉部材221は、開閉第二始動領域22bの入口を閉鎖する閉位置(原位置)と、入口を開放する開位置との間を往復動作可能なものである。始動用開閉部材221が閉位置に位置した状態においては、開閉第二始動領域22bに遊技球が進入することは不可能である。本実施形態における始動用開閉部材221は、遊技球が通過する通路の底面に沿うようにして前後にスライドするものであって、閉位置に位置した状態(最前端に位置した状態)においては当該通路の底面の一部を構築する。そのため、始動用開閉部材221が開位置に位置した状態(最後端に位置した状態)では当該通路に「穴」が開いたような状態となる。したがって、開閉第二始動領域22bまで到達した段階で始動用開閉部材221が開位置に位置していれば、(極めてイレギュラーな動きをしない限り)もれなく遊技球は開閉第二始動領域22bに進入する。開閉第二始動領域22bは、常態において始動用開閉部材221により閉鎖された状態にある。
本実施形態では、公知の遊技機と同様に、識別図柄80の組み合わせによって当否抽選結果を報知する。大当たりとなる場合には、識別図柄80(図3参照)が大当たり組み合わせ(例えば同じ図柄の三つ揃い)となる。小当たりとなる場合には、識別図柄80が小当たり組み合わせ(例えば、「3」と「7」の識別図柄80から構成される組み合わせ)となる。それ以外の組み合わせははずれを示す組み合わせである。識別図柄80の変動開始から、当否抽選結果に対応する組み合わせで停止するまでの演出を「報知演出」と称する(当該「報知演出」が実行されている期間は、いわゆる変動中の期間ということである)。上記数値は、報知演出の内容を決定するためにも利用される。なお、図示しないが、識別図柄80よりも小さく(表示領域911の外縁付近)に、識別図柄80とは別の図柄(小図柄)が表示されるようにしてもよい。報知演出の結末段階においては、当該小図柄(一の小図柄または複数の小図柄の組み合わせ)の態様が当否抽選結果に応じたものとなる。当該小図柄は、報知演出にて常時表示されるようにする(識別図柄80が表示されない状況での補助図柄として機能する)。
本実施形態では、基本的には、当否抽選情報が取得された順に対応する報知演出が開始される(識別図柄80の変動が開始される)こととなる。より具体的には、第一当否抽選情報に基づく当否抽選(第一当否抽選)の結果の報知(特図1の変動)と、第二当否抽選情報に基づく当否抽選(第二当否抽選)の結果の報知(特図2の変動)が同時期に進行する(「特図1・特図2同時変動」である)。ただし、新たに第一当否抽選情報が取得されたときに、それよりも前に取得された第一当否抽選情報に基づく当否抽選結果が報知されている際(変動中である際)には、新たに取得された第一当否抽選情報は、「第一保留情報」としてそれに対応する報知演出が開始されるまで、図示されない制御基板に設けられた記憶手段に記憶される。同様に、新たに第二当否抽選情報が取得されたときに、それよりも前に取得された第二当否抽選情報に基づく当否抽選結果が報知されている際(変動中である際)には、新たに取得された第二当否抽選情報は、「第二保留情報」としてそれに対応する報知演出が開始されるまで、図示されない制御基板に設けられた記憶手段に記憶される。当該保留情報は当否抽選情報の下位概念であるといえる。本実施形態では、第一保留情報および第二保留情報の最大の記憶数はそれぞれ四つである。保留情報として記憶された数値は、報知演出が開始される時点で当否抽選に利用される。
当否抽選情報の存在を示すマークである保留図柄70が、表示装置91の表示領域911に表示される。具体的には、当否抽選を実行するための数値が取得された順に並ぶよう、保留図柄70が表示装置91の表示領域911に表示される(図3参照)。具体的には、報知演出が開始されているものの、報知演出が終了していない(当否抽選結果の報知が完了していない)当否抽選情報(いわゆる「当該変動保留」)の存在を示す変動中保留図柄71、報知演出が開始されていない当否抽選情報(保留情報)の存在を示す変動前保留図柄72が表示される。これら保留図柄70は、対応する報知演出が開始される順(いわゆる消化順)に並ぶように表示される。また、図示しないが、遊技状態に応じて、第一当否抽選情報の存在を示す保留図柄70(第一保留図柄)と、第二当否抽選情報の存在を示す保留図柄70(第二保留図柄)の一方は表示されるものの、他方は表示されないといった制御がなされる。詳細を後述するように、遊技者は、遊技状態に応じ、第一当否抽選および第二当否抽選の一方を「主」として受ける(遊技状態に応じて受けるべき当否抽選。以下、主抽選と称することもある)にて大当たりや小当たり当選を目指して遊技する)ことになるところ、主抽選に対応する一方の保留図柄70(第一保留図柄および第二保留図柄の一方)を表示し、他方の保留図柄70を表示しないという制御がなされる。
2-2)普図抽選
普図抽選は、図示されない制御基板に設けられた当否抽選(普図抽選)手段が普通始動領域28(いわゆる「スルー」)への遊技球の進入を契機として実行する。普通始動領域28は、右打ちによって遊技球が進入する領域に設けられている(図2等参照)。継続的に右打ちすれば、遊技球は比較的容易に普通始動領域28に進入する。普図抽選に当選することを契機として始動用開閉部材221が閉位置から開位置に変位する。つまり、開閉第二始動領域22bが開放される。
普図抽選の結果の報知方法は周知であるから詳細な説明を省略する。表示領域911に普図抽選の結果を示す図柄等が表示されるようにしてもよいし、表示領域911外に設けられるランプ等で報知されるようにしてもよい。つまり、普図抽選の結果を報知するための図柄(普通図柄85)の表示手法自体は公知の遊技機と同様の構成を用いることができる。本実施形態では、表示領域911の側縁近傍に小さく普通図柄85(図3参照)が表示され、普図抽選当選の場合は普通図柄85が「○」となる一方、非当選の場合は普通図柄85が「×」となるように設定されている。普図抽選が実行されてから、当該普図抽選の当否が報知されるまでの時間が、普通図柄85の変動時間(以下、普図変動時間と称する。当該普図変動時間が本願発明における変動時間に相当する)にあたる。普図変動時間中は、開閉第二始動領域22bは閉鎖された状態にある。なお、図3では、普図変動時間中の普通図柄85を「~」で示している。
本実施形態では、普図抽選に用いられる抽選情報(以下、普図保留情報と称することもある)は、最大四つが図示されない記憶手段に記憶される。公知の遊技機と同様に、記憶手段に記憶されている普図保留情報の数は、図示しないランプ等(点灯パターン)により示される。上述した通り、右打ちすれば遊技球は比較的容易に普通始動領域28に進入するため、右打ち中は普図保留情報が途切れることはほとんどない(意図的に普図保留情報が途切れるようにすることはできない)。つまり、断続的に普図抽選が実行される。以下、記憶手段に普図保留情報が記憶されている状態(普図保留情報が途切れないと仮定した場合)にて、普図抽選に当選し、次の普図抽選が開始されるまでの期間を「普通遊技期間」と称することもある。当該普通遊技期間は、記憶手段に普図保留情報が記憶されている状態(普図保留情報が途切れないと仮定した場合)における、ある普図抽選の結果(当選)を報知するための普図変動時間が終了してから、次の普図変動時間が開始されるまでの期間に相当するともいえる。
3)遊技状態
本実施形態では、特図抽選(第一当否抽選や第二当否抽選)による大当たりに当選する確率が異なる状態として、当該確率が低い低確率状態(通常遊技状態)と、低確率状態よりも高い確変状態(確率変動状態)とが設定されている(図5(a)参照)。大当たりの当選しやすさが異なるがゆえ、低確率状態よりも、確変状態の方が、遊技者にとって有利な遊技状態であるということができる。本実施形態では、低確率状態における大当たり確率が約1/220、確変状態における大当たり確率が約1/100に設定されている。なお、いずれの状態においても、第一当否抽選(特図1抽選)による大当たり確率と第二当否抽選(特図2抽選)による大当たり確率は同じである。
小当たりは、第一当否抽選では当選することがなく、第二当否抽選で当選しうる。当該第二当否抽選での小当たり確率は約1/1.5に設定されている。つまり、小当たりには比較的容易に当選する。本実施形態では、低確率状態および確変状態のいずれであっても小当たり確率は同じである。つまり、低確率状態であっても右打ちすれば容易に小当たりに当選するが、詳細を後述するように低確率状態での第二変動時間は極めて長いから、低確率状態にて右打ちしてもまともに遊技することができない。
低確率状態は、普図抽選に当選する確率が低い状態である。本実施形態における当選確率は約1/500である(当選確率=0であってもよい)。このような設定であるため、低確率状態にて右打ちを行っても、始動用開閉部材221が開位置に変位して開閉第二始動領域22bが開放されることはほぼない。すなわち、いわゆる電チューサポートが無い状態(「電サポ無」状態)である。ただし、低確率状態にて右打ちを行った場合、遊技球は、大入賞領域10、開閉第二始動領域22b、小入賞領域15(後述)に進入せず、開放第二始動領域22aに進入する。つまり、比較的容易に第二当否抽選情報(第二保留情報)は取得される。
確変状態として、第一確変状態(本願発明における第一遊技状態に相当する。)および第二確変状態(本願発明における第二遊技状態に相当する。)が設定されている。第一確変状態および第二確変状態は、普図抽選に当選する確率が高い状態である。すなわち、(低確率状態(「電サポ無」状態)との比較で)いわゆる電チューサポートがある状態(「電サポ有」状態)であるといえる。本実施形態における第一確変状態での普図抽選の当選確率は、約1/1.01である。つまり、容易に普図抽選に当選し、始動用開閉部材221が開位置に変位して開閉第二始動領域22bが開放される。
第一確変状態よりも、第二確変状態の方が、遊技者にとって有利な状態である。具体的には、第一確変状態および第二確変状態は、普図抽選の当選確率は同じであるものの、一回の普図抽選の当選にて設定される普通遊技期間における、当該普通遊技期間の全体に占める開閉第二始動領域22bが閉鎖されている(始動用開閉部材221が閉位置に位置する)閉鎖時間の割合(以下、「閉鎖時間割合」と称する)の平均値が異なる。端的にいえば、普通遊技期間の長さをHとした場合における、閉鎖時間の長さ「T」(0<T<H)が占める割合(T/H)の平均値が異なるということである(図6参照)。本実施形態では、第一確変状態よりも、第二確変状態の方が、閉鎖時間割合の平均値が大きくなるように設定されている。より分かりやすく言えば、継続的に右打ち遊技を行った場合(一定間隔で遊技球を発射し続けた場合)、第一確変状態よりも、第二確変状態の方が、開閉第二始動領域22bが閉鎖されている時間が長くなりやすいということである。
本実施形態では、第一確変状態であるか第二確変状態であるかによらず、確変状態での普通遊技期間の長さは一定である。そして、普通遊技期間の冒頭と結末にて開閉第二始動領域22bが開放される(一回の普図抽選の当選あたり、二回開放される)。当該開閉第二始動領域22bの開放時間が、第一確変状態よりも、第二確変状態の方が短くなりやすく設定されている。換言すれば、普通遊技期間にて、開閉第二始動領域22bが閉鎖されている時間は、第一確変状態よりも、第二確変状態の方が長くなりやすい(図6に示すような開放パターンとなりやすい)ということである。なお、普通遊技期間の長さを一定とするのはあくまで一例である。普通遊技期間の長さが変化しうる構成としてもよい。
「大当たり確率の高低/電チューサポート(電サポ)の有無:電サポの閉鎖時間割合の大・小(閉鎖長・閉鎖短)」というように表記するとすれば、低確率状態は「低確率/電サポ無」状態である。第一確変状態は、「高確率/電サポ有:閉鎖短」状態である。第二確変状態は、「高確率/電サポ有:閉鎖長」状態である(図5(a)参照)。
4)大当たり遊技
4-1)基本構成
大当たりに当選した場合(識別図柄80が大当たりを示す組み合わせとなった場合)には、大入賞領域10(図2等参照)が開放される大当たり遊技状態に移行する。大入賞領域10は、右打ちにより発射された遊技球が進入する可能性がある位置に設けられている。本実施形態では、いわゆる左打ちを行った場合には大入賞領域10に遊技球が進入する可能性はない。
大当たり遊技は、一または複数の単位遊技を含む。各単位遊技は、いわゆる「1ラウンド」分の遊技である。例えば、「10ラウンド大当たり」は、10回の単位遊技を含む大当たり遊技である。各単位遊技は、常態において大入賞開閉部材11により閉鎖されている大入賞領域10が所定の終了条件成立まで開放されるものである。大入賞領域10の入口は、大入賞開閉部材11により開閉される。大入賞開閉部材11は、大入賞領域10の入口を閉鎖する閉位置(原位置)と、入口を開放する開位置との間を往復動作可能なものである(いわゆるスライドアタッカーである)。大入賞開閉部材11が閉位置に位置した状態においては、大入賞領域10に遊技球が進入することは不可能である。本実施形態における大入賞開閉部材11は、遊技球が通過する通路の底面に沿うようにして前後にスライドするものであって、閉位置に位置した状態(最前端に位置した状態)においては当該通路の底面の一部を構築する。そのため、大入賞開閉部材11が開位置に位置した状態(最後端に位置した状態)では当該通路に「穴」が開いたような状態となる。したがって、大入賞領域10まで到達した段階で大入賞開閉部材11が開位置に位置していれば、(極めてイレギュラーな動きをしない限り)もれなく遊技球は大入賞領域10に進入する。なお、本実施形態では、大入賞領域10に1個の遊技球が入賞したときの払い出し個数(賞球数)は15個である。
本実施形態では、単位遊技開始から所定個数の遊技球が入賞したこと(入賞条件)、および、単位遊技開始から所定時間経過したこと(時間条件)のいずれか一方の成立が終了条件として設定されている。入賞条件として設定される遊技球の入賞個数は、いわゆる「カウント」(C)と称される数である。本実施形態ではC=10に設定されている。遊技者が継続して大入賞領域10を狙って遊技球を発射し続けていれば(右打ちを行っていれば)、一の単位遊技にて所定個数の遊技球は入賞する。つまり、遊技者が継続して大入賞領域10を狙って遊技球を発射し続けていれば、入賞条件が成立して単位遊技が終了する。
また、本実施形態では、開放第二始動領域22aに遊技球が進入することを契機として1ラウンド目の単位遊技(最初の単位遊技)が開始される。したがって、大当たりに当選した後、右打ちが行わなければ1ラウンド目の単位遊技が開始されない。なお、必ずしもこのような設定としなければならないわけではない。大当たり当選後、自動的に1ラウンド目の単位遊技が開始される設定としてもよい。
4-2)種類
大当たり(遊技)の種類を、大当たり遊技終了後の遊技状態に応じて区分けする(ラウンド数を考慮しない)と以下の通りとなる。まず、大まかに、低確大当たり(通常大当たり)と確変大当たりに区分けされる。低確大当たりは、大当たり遊技終了後の遊技状態が低確率状態となるものである。確変大当たりは大当たり遊技終了後の遊技状態が確変状態となるものである。
確変大当たりは、第一確変大当たりと第二確変大当たりに区分けされる。第一確変大当たりは、大当たり遊技終了後の遊技状態が第一確変状態となるものである。第二確変大当たりは、大当たり遊技終了後の遊技状態が第二確変状態となるものである(図5(b)参照)。
5)小当たり
小当たりに当選した場合には、小当たり用の入賞領域(小入賞領域15と称する。当該小入賞領域15が本願発明における下流側領域に相当する。)(図2、図4参照)が開放される小当たり遊技が実行される。小入賞領域15は、右打ちにより発射された遊技球が進入する可能性がある位置に設けられている。本実施形態では、いわゆる左打ちを行った場合には小入賞領域15に遊技球が進入する可能性はない。
小入賞領域15の入口は、小入賞開閉部材19により開閉される。小入賞開閉部材19は、小入賞領域15の入口を閉鎖する閉位置(原位置)と、入口を開放する開位置との間を往復動作可能なものである(いわゆるスライドアタッカーである)。小入賞開閉部材19が閉位置に位置した状態においては、小入賞領域15に遊技球が進入することは不可能である。本実施形態における小入賞開閉部材19は、遊技球が通過する通路の底面に沿うようにして前後にスライドするものであって、閉位置に位置した状態(最前端に位置した状態)においては当該通路の底面の一部を構築する。そのため、小入賞開閉部材19が開位置に位置した状態(最後端に位置した状態)では当該通路に「穴」が開いたような状態となる。したがって、小入賞領域15まで到達した段階で小入賞開閉部材19が開位置に位置していれば、(極めてイレギュラーな動きをしない限り)もれなく遊技球は小入賞領域15に進入する。小入賞領域15は、常態において小入賞開閉部材19により閉鎖された状態にある。
本実施形態では、小当たり遊技開始(小入賞領域15が開放されて)から所定の開放時間(例えば1秒)経過することで小当たり遊技が終了する(小入賞領域15が閉鎖される)。なお、本実施形態では、小入賞領域15に1個の遊技球が入賞したときの払い出し個数(賞球数)は15個である。本実施形態では、小当たり遊技の態様は上記の一種のみである。小当たり遊技の態様として複数種の態様が設定された構成としてもよい。例えば、一回の小当たり遊技あたりの開放時間の長さが異なる複数種の態様が設定された構成とすることが考えられる。また、一回の小当たり遊技あたりの開放回数が異なる複数種の態様が設定された構成とすることも考えられる。ただし、第一確変状態と第二確変状態とで、一回の小当たり遊技あたりの開放時間の平均長さに差はない。
6)各領域の位置関係
右打ち遊技を行ったときに遊技球が進入する遊技領域902の右側においては、上述した「遊技球が進入可能な各領域」が次のような位置関係で配置されている。図4に模式的に示すように、遊技領域902の右側には、遊技球が通過する通路(以下、右側通路40と称する)が左右に往復するように形成されている。右側通路40の入口には、普通始動領域28が設けられている。右側通路40における普通始動領域28が設けられた箇所よりも下流側の部分は、上流側から見て、右から左にかけてわずかに下方に傾斜した第一段部41と、第一段部41の左端に繋がり下方に延びる第一中継部412と、第一中継部412の下端に繋がり左から右にかけてわずかに下方に傾斜した第二段部42と、第二段部42の右端に繋がり下方に延びる第二中継部423と、第二中継部423の下端に繋がり右から左にかけてわずかに下方に傾斜した第三段部43と、を含む。
第一段部41~第三段部43は、水平方向に沿う部分であって、各部分の底面は遊技球が下流方向に向かって転動可能な程度にわずかに傾斜した(水平方向に対して1度~5度の範囲で傾斜した)状態にある。上から、第一段部41、第二段部42、第三段部43の順で並び、各段部は上下方向にて少なくとも一部が重なるように配置されている。第一段部41の底面に沿うようにして大入賞開閉部材11が配置されている。つまり、第一段部41を遊技球が通過する際、大入賞開閉部材11が開位置に位置していれば遊技球は大入賞領域10に進入し、大入賞開閉部材11が閉位置に位置していれば遊技球は第一段部41を通過する(第一中継部412に移動する)。第二段部42の底面に沿うようにして始動用開閉部材221が配置されている。つまり、第二段部42を遊技球が通過する際、始動用開閉部材221が開位置に位置していれば遊技球は開閉第二始動領域22bに進入し、始動用開閉部材221が閉位置に位置していれば遊技球は第二段部42を通過する(第二中継部423に移動する)。第三段部43の底面に沿うようにして小入賞開閉部材19が配置されている。つまり、第三段部43を遊技球が通過する際、小入賞開閉部材19が開位置に位置していれば遊技球は小入賞領域15に進入し、小入賞開閉部材19が閉位置に位置していれば遊技球は第三段部43を通過する。このように、上から、大入賞開閉部材11(大入賞領域10)、始動用開閉部材221(開閉第二始動領域22b)、小入賞開閉部材19(小入賞領域15)の順で並び、各開閉部材(領域)は上下方向にて少なくとも一部が重なるように配置されている。開閉部材が開位置に位置している際には、対応する領域に遊技球が進入するため、(イレギュラーな動き等が生じなければ)それより下流の領域に遊技球は到達しないことになる。
第三段部43を通過した遊技球は、開放第二始動領域22aに進入する。つまり、大入賞領域10、開閉第二始動領域22b、小入賞領域15のいずれにも進入しなかった遊技球は、開放第二始動領域22aに進入する。ゆえに、右打ちした場合には比較的容易に第二当否抽選を受けることができる。換言すれば、第二当否抽選を受けないように右打ちすることは不可能である。
なお、右側通路40の途中に適宜アウト口(遊技球が進入しても、当否抽選の実行や賞球の払い出しがなく、進入した遊技球が内部に取り込まれる(遊技球が遊技領域902外に移動することになる)口が設けられていてもよい。本実施形態では、大入賞領域10から開放第二始動領域22aまでの通路にはアウト口が設けられていない。
7)遊技方法・大当たり振分
低確率状態(低確率/電サポ無)においては、遊技者は左打ち遊技を行い(左打ち遊技が促され)、第一始動領域21に遊技球が進入することを契機とした第一当否抽選にて大当たりに当選することを目指して遊技する(第一当否抽選が主抽選となる)(図5(a)参照)。なお、低確率状態中に右打ち遊技を行った場合、比較的容易に開放第二始動領域22aに遊技球が進入する。つまり、比較的容易に第二当否抽選情報(第二保留情報)が取得される。しかし、低確率状態中においては、第一当否抽選の結果を報知する報知演出に要する時間(第一変動時間)に比して、第二当否抽選の結果を報知する報知演出に要する時間(第二変動時間)の方が著しく長くなるように設定されている。具体的には、第一変動時間の平均は数秒~数十秒程度に設定される一方、第二変動時間の平均は十分超となるといった設定とされる。したがって、低確率状態にて右打ちすることで第二当否抽選により大当たりや小当たり当選を目指しても、一つの当否抽選の結果の報知に長時間を要することになるから、まともに遊技をすることができないことになる。つまり、遊技者は左打ち遊技をして第一当否抽選にて大当たり当選を目指すことになる。なお、本実施形態では、第一始動領域21に1個の遊技球が入賞したときの払い出し個数(賞球数)は4個である。
低確率状態での第一当否抽選(特図1抽選)にて大当たりに当選した場合の大当たり振分(以下、「低確率時振分」と称することもある)は、第一確変大当たり(10ラウンド)が60%、第二確変大当たり(3ラウンド)が5%、低確大当たり(3ラウンド)が35%である(図5(b)参照)。大当たり全体に占める確変大当たりの割合(確変割合)という点でいえば65%である。
第一確変状態(高確率/電サポ有:閉鎖短)においては、遊技者は右打ち遊技を行う(右打ち遊技が促される)。上述した通り、普図抽選の当選確率は極めて高く、始動用開閉部材221が開位置に変位して頻繁に開閉第二始動領域22bが開放される。また、第一確変状態は第二確変状態に比して閉鎖時間割合の平均値が小さいから、開閉第二始動領域22bが開放される時間が長く、多くの遊技球が開閉第二始動領域22bに進入し、第二当否抽選が実行されることになる。なお、開閉第二始動領域22bに進入せず、かつ、小入賞領域15に進入しなかった遊技球は開放第二始動領域22aに進入することになる(当該進入によっても第二当否抽選が実行される可能性はある)が、開放第二始動領域22aに遊技球が進入する頻度は、第二確変状態よりも少ない。このように、第一確変状態では、第二当否抽選にて大当たりに当選することを目指して遊技することになる(第二当否抽選が主抽選となる)。
第一確変状態での第二当否抽選(特図2抽選)にて大当たりに当選した場合の大当たり振分(以下、「第一確変時振分」と称することもある)は、第二確変大当たり(10ラウンド)が50%、第一確変大当たり(3ラウンド)が15%、低確大当たり(3ラウンド)が35%である(図5(b)参照)。大当たり全体に占める確変大当たりの割合(確変割合)という点でいえば65%であり低確率時振分と同じである。
第二確変状態(高確率/電サポ有:閉鎖長)においては、遊技者は右打ち遊技を行う(右打ち遊技が促される)。上述した通り、普図抽選の当選確率は極めて高いが、第一確変状態に比して閉鎖時間割合の平均値が大きいから、開閉第二始動領域22bが開放される時間が短く、第一確変状態ほど開閉第二始動領域22bに遊技球が進入しない。つまり、継続的に右打ちしている状況(遊技球を等速度で継続的に発射させている状況)での、一回の普図抽選の当選あたりの開閉第二始動領域22bへ進入する遊技球の個数の期待値は、第一確変状態よりも第二確変状態の方が小さくなる。換言すれば、開閉第二始動領域22bに進入せずにそれよりも下流に向かう遊技球の個数の期待値は、第一確変状態よりも第二確変状態の方が大きくなるということである。したがって、小当たりに当選して小入賞領域15が開放されているとき、当該小入賞領域15に進入する遊技球の個数の期待値は、第一確変状態よりも第二確変状態の方が大きくなる。すなわち、小入賞領域15に遊技球が進入することにより得られる利益は、第一確変状態よりも第二確変状態の方が大きくなる。
本実施形態では、第二始動領域22(開放第二始動領域22a、開閉第二始動領域22b)に1個の遊技球が入賞したときの払い出し個数(賞球数)は1個である。このように、第二始動領域に遊技球が進入することによっては、遊技球(持ち球)は増加しないように設定されていることが好ましい(つまり、賞球数は0または1であることが好ましい)。「賞球数>1」とする場合であっても、その賞球数は小入賞領域15に遊技球が進入することにより得られる賞球数(本実施形態では15個)よりも小さくする。すなわち、遊技球が第二始動領域22に進入することよりも、小入賞領域15に進入することの方が、遊技者にとって価値が高いものとする。
なお、開閉第二始動領域22bに進入せず、かつ、小入賞領域15にも進入しなかった遊技球は、開放第二始動領域22aに進入することになる。開閉第二始動領域22bに進入しない遊技球が増加するほど、開放第二始動領域22aに進入する遊技球が増加するといえる。開閉第二始動領域22bおよび開放第二始動領域22aのいずれもが第二始動領域22であり、遊技球の進入によって取得されるのは第二当否抽選情報である(第二確変状態の主抽選が第二当否抽選である)ことに変わりはないが、第二確変状態では、第一確変状態よりも、開閉第二始動領域22bに進入することによって第二当否抽選情報が取得されることよりも、開放第二始動領域22aに進入することによって第二当否抽選情報が取得されることの方が多くなる。つまり、第一確変状態では開閉第二始動領域22bへの遊技球の進入が「主」の第二当否抽選情報の取得契機である一方、第二確変状態では開放第二始動領域22aへの遊技球の進入が「主」の第二当否抽選情報の取得契機である。
第二確変状態での第二当否抽選(特図2抽選)にて大当たりに当選した場合の大当たり振分(以下、「第二確変時振分」と称することもある)は、第二確変大当たり(10ラウンド)が65%、低確大当たり(3ラウンド)が35%である(図5(b)参照)。大当たり全体に占める確変大当たりの割合(確変割合)という点でいえば65%であり低確率時振分や第一確変時振分と同じである。つまり、本実施形態では、遊技状態によらず、確変割合は同じである。ただし、いわゆるV確変の機能を用い、遊技状態に応じ確変割合を異ならせる設定としてもよい。
8)ベース
遊技球が100球発射されたときに得られる賞球の期待値を「ベース」とする。ベース<100である場合は遊技球を発射するほど遊技者の持ち球が減る(発射された遊技球数よりも獲得できる遊技球数の期待値が少ない)状態、ベース=100である場合は持ち球が現状維持である(発射された遊技球数と獲得できる遊技球数の期待値が同じである)状態、ベース>100である場合は遊技球を発射するほど遊技者の持ち球が増える(発射された遊技球数よりも獲得できる遊技球数の期待値が多い)状態ということになる。各遊技状態におけるベースに関し、一般的な遊技機と同じように、低確率状態(左打ち状態)におけるべースは最も低く、100未満(ベース<100)である。例えば、「30<ベース<50」程度に設定されるとよい。
第一確変状態や第二確変状態(右打ち状態)のベースは、低確率状態よりも高い。本実施形態では、第一確変状態および第二確変状態のいずれも、「ベース>100」の状態である。つまり、第一確変状態および第二確変状態のいずれも、遊技状態が継続するほど持ち球が増える状態である。
そして、本実施形態では、第一確変状態のベースよりも、第二確変状態のベースの方が高い。つまり、同じ速度で継続的に遊技球を発射したとした場合における遊技球(持ち球)の増加速度は、第一確変状態よりも第二確変状態の方が高い。このような作用が生じるのは、第一確変状態に比して第二確変状態の方が閉鎖時間割合の平均値が大きく設定されているため、継続的に右打ちしている状況(遊技球を等速度で継続的に発射させている状況)にて開閉第二始動領域22bに進入せずにそれよりも下流、すなわち小入賞領域15まで到達する(小入賞領域15が開放されていれば当該小入賞領域15に進入することになる)遊技球の個数の期待値が、第一確変状態よりも第二確変状態の方が大きくなるからである。つまり、継続的に遊技球を発射している(等速度で遊技球を発射している)とすれば、一回の小当たりあたりの小入賞領域15への入賞個数の期待値が、第一確変状態よりも第二確変状態の方が大きくなるということである。このような設定であるため、第一確変状態の方が、第二確変状態よりも、遊技者にとって有利な遊技状態であるといえる。
以上説明した通り、本実施形態にかかる遊技機1は、遊技球(持ち球)の増加が見込める遊技状態(「ベース>100」である遊技状態)として、第一確変状態および当該第一確変状態よりも増加しやすい第二確変状態という二種類の状態が設定されているという面白みのある遊技性を有するものである。
また、第一確変状態や第二確変状態の少なくともいずれか一方において、普図抽選に当選したときの開閉第二始動領域22bの開放パターン(閉鎖パターン)が複数用意されているのであれば、開閉第二始動領域22bの閉鎖時間が長い開放パターンに当選することを願う遊技性が実現される。例えば、第二確変状態にて、普図抽選に当選したときの開閉第二始動領域22bの開放パターンとして、第一パターンおよび第二パターンが用意されている設定とする。普通遊技期間のトータルの長さを100とした場合、第一パターンは開閉第二始動領域22bが閉鎖されている時間が10、開放されている時間が90である(閉鎖時間割合が10%である)とし、第二パターンは開閉第二始動領域22bが閉鎖されている時間が90、開放されている時間が10である(閉鎖時間割合が90%である)とする。このような設定である場合、第一パターンに当選した場合よりも、第二パターンに当選した方が、開閉第二始動領域22bが閉鎖されている時間が長いから、小入賞領域15により多くの遊技球が入賞することに期待できることになる(第一パターンを通常パターンとすれば、第二パターンは遊技者に有利な「上位」のパターンとなる)。このように、同じ遊技状態(確変状態)であっても、開閉第二始動領域22bの開放パターンが都度変化しうる(複数の開放パターンが用意されている)ものとするのであれば、開閉第二始動領域22bが閉鎖されている時間が長い開放パターンに当選することを遊技者が願う遊技性となる。少なくとも第二確変状態にて複数の開放パターンが用意された設定とすることが好ましい。第二確変状態は、第一確変状態よりもベースが高く、持ち球の増加に期待できる状態であるところ、開閉第二始動領域22bが閉鎖されている時間が長い開放パターンにどれだけ当選するかに応じ、持ち球の増加速度が変化するという遊技性が実現される。
普図抽選に当選したときにおける、遊技者に有利な開放パターンの振分けは低くすることが好ましい。上記のような設定とするのであれば、普図抽選に当選したとき第一パターンとなる確率(振分けの割合)よりも、第二パターンとなる確率(振分けの割合)の方が小さい設定とすることが好ましい。このようにすることで、第二パターンに当選することの希少価値を高めることができる。
上記実施形態にかかる遊技機1を改良、変形、具体化等した具体例を以下に示す。なお、可能な限りにおいて、以下の具体例にて説明する事項を複数組み合わせて適用した構成としてもよい。
○第一具体例
上記実施形態では、一回の普図抽選の当選にて開閉第二始動領域22bが二回開放することを説明したが、当該開放の回数は適宜変更可能である。また、抽選内容に応じ、開放回数が異なる設定としてもよい。
例えば、一回の普図抽選の当選にて開閉第二始動領域22bが一回開放する構成とする場合、普通遊技期間に占める当該一回の開放時間の割合が、第一確変状態よりも第二確変状態の方が短くなる設定とする。なお、普通遊技期間において、当初は開閉第二始動領域22bが閉鎖された状態にあり、それ以降は開放された状態にあるという設定(閉鎖→開放というように変化する設定)(図7参照)としてもよいし、当初は開閉第二始動領域22bが開放された状態にあり、それ以降は閉鎖された状態にあるという設定(図示せず)としてもよい。また、開閉第二始動領域22bが閉鎖された状態から、開放された状態に推移し、再び閉鎖された状態に推移するという設定(閉鎖→開放→閉鎖というように変化する設定)(図示せず)としてもよい。
また、一回の普図抽選の当選にて開閉第二始動領域22bが複数回開放する構成とする場合には、開放時間のトータルの増減、または、各開放の間に設定される閉鎖時間の増減により第一確変状態と第二確変状態の閉鎖時間割合の平均値を異ならせることができる。
このように、一回の普図抽選当選あたりの開閉第二始動領域22bの開放回数によらず、第一確変状態よりも、第二確変状態の方が、閉鎖時間割合の平均値が大きくなるようにすればよい(図7参照)。
○第二具体例
上述した普図変動時間を制御することで、第一確変状態よりも第二確変状態の方が遊技者に有利な状態である遊技性を実現するものとする。具体的には、普図変動時間の長さが一定でない設定であることを前提とし、普図変動時間の平均の長さ(普図変動時間の長さの期待値)が第一確変状態よりも第二確変状態の方が長い設定とする。つまり、図8に示すように、第一確変状態での普図変動時間(図8(a)参照)よりも、第二確変状態での普図変動時間(図8(b)参照)の方が長くなりやすい。普図変動時間は、普通図柄85が変動している時間であって普図抽選の当否が報知されていない段階であるため、普図変動時間中は開閉第二始動領域22bが閉鎖された状態にある。つまり、普図変動時間が長くなりやすい第二確変状態の方が、第一確変状態に比して、開閉第二始動領域22bが閉鎖された状態にある時間が長くなりやすい。これにより、開閉第二始動領域22bに進入せずに小入賞領域15まで到達する遊技球の数が第一確変状態に比して第二確変状態の方が多くなり、その分第一確変状態よりも第二確変状態の方がベースが高くなる。
このように、普図変動時間(普図抽選の結果を報知するのに要する時間)を第一確変状態よりも第二確変状態の方が長くなるようにすることで、第一確変状態よりも第二確変状態の方が遊技者に有利な状態となる遊技性を実現することができる。
なお、上記実施形態や第一具体例にて説明したように第一確変状態と第二確変状態の閉鎖時間割合の平均値を異ならせることと、普通変動時間の平均の長さを異ならせることの両方を用いて第一確変状態よりも第二確変状態の方が遊技者に有利な状態となる遊技性(第一確変状態のベース<第二確変状態のベースである遊技性)が実現されるようにしてもよい。このように二つの要素を用いた方が、第一確変状態のベースと第二確変状態のベースの差(遊技者に有利な度合の差)を大きくすることが容易になる。
○第三具体例
上記実施形態では、第一確変状態および第二確変状態のいずれも、「ベース>100」である設定であることを説明したが、第一確変状態は「ベース<100」であり、第二確変状態は「ベース>100」である設定としてもよい。つまり、第一確変状態は、持ち球が減る状態である一方、第二確変状態は持ち球が増える状態である構成としてもよい。ただし、第一確変状態のベースは、低確率状態よりも高い設定とするとよい。具体的には、第一確変状態においても、一定程度小入賞領域15への入賞が見込める状況を維持することで、低確率状態よりもベースが高い遊技状態とする。
○第四具体例
「低確率時振分」には、第二確変大当たりが含まれていない設定とする。つまり、確変大当たりは全て第一確変大当たりである設定とする。このようにすることで、低確率状態から第一確変状態を経ずに第二確変状態に移行すること(一気に第二確変状態に移行すること)が無くなる。つまり、一段階ずつステップアップして最も有利な状態である第二確変状態に移行することを目指す遊技性が実現される。
○第五具体例
「第一確変時振分」には、第一確変大当たりが含まれていない設定とする。つまり、第一確変状態にて大当たりに当選した後、(大当たり遊技終了後)再び第一確変状態に移行することがない設定とする。このようにすることで、第一確変状態にて確変大当たりに当選すれば、最も有利な状態である第二確変状態に移行するという分かりやすい遊技性を実現することが可能である。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
上記実施形態から得られる具体的手段(遊技機)を以下に列挙する。
・手段1
常態において閉鎖されており、開放抽選に当選することを契機として開放される上流側領域と、前記上流側領域に進入しなかった遊技球が到達する位置に設けられ、遊技球が進入することで所定数の賞球が払い出される下流側領域と、を備え、前記下流側領域を狙って遊技球を発射させるべき状態であって、発射された遊技球数よりも獲得できる遊技球数の期待値が多くなる遊技状態として、第一遊技状態と、前記上流側領域に進入せずに前記下流側領域が設けられた箇所まで到達する遊技球数の期待値が前記第一遊技状態よりも多くなる第二遊技状態と、が設定されていることを特徴とする遊技機。
上記遊技機によれば、遊技球(持ち球)が増加する遊技状態として、第一遊技状態と、それよりもさらに増加しやすい第二遊技状態とが設定されているという面白みのある遊技性を実現することが可能である。
・手段2
前記開放抽選に当選することを契機として、前記上流側領域は少なくとも一回開放され、前記下流側領域を狙って遊技球を継続的に発射させている状況での、一回の前記開放抽選の当選あたりの前記上流側領域へ進入する遊技球の個数の期待値は、前記第一遊技状態よりも前記第二遊技状態の方が小さいことを特徴とする手段1に記載の遊技機。
上記のようにすることで、第一遊技状態に比して第二遊技状態の方が上流側領域に進入しやすい状況を作り出すことができる。
・手段3
前記開放抽選の結果を示す普通図柄が変動を開始してから当該抽選の結果を示す態様で停止するまでの変動時間は一定ではなく、前記変動時間の平均の長さは、前記第一遊技状態よりも前記第二遊技状態の方が長いことを特徴とする手段1または手段2に記載の遊技機。
上記のように、普通図柄の変動時間を長くすることで、第一遊技状態に比して第二遊技状態の方が上流側領域に進入しやすい状況を作り出すことができる。
・手段4
前記下流側領域は、常態において閉鎖され、特別抽選に当選することを契機として開放される領域であり、前記特別抽選は、特別領域に遊技球が進入することを契機として実行され、前記特別領域は、前記下流側領域を狙って発射された遊技球が進入可能な位置に設けられた常態において開放された領域であることを特徴とする手段1から手段3のいずれかに記載の遊技機。
このように、常態において開放された特別領域を設けておくことで、特別抽選の実行頻度が低下してしまうことが抑制される。
・手段5
前記上流側領域に遊技球が進入することを契機として前記特別抽選が実行されることを特徴とする手段4に記載の遊技機。
遊技球の進入により特別抽選が実行される契機となる上流側領域を、下流側領域まで到達する遊技球の数を調整する(第一遊技状態と第二遊技状態とで異ならせる)ための要素として機能させることができる。
1 遊技機
15 小入賞領域(下流側領域)
21 第一始動領域
22 第二始動領域
22a 開放第二始動領域(特別領域)
22b 開閉第二始動領域(上流側領域)
28 普通始動領域
80 識別図柄
85 普通図柄
91 表示装置
911 表示領域

Claims (2)

  1. 常態において閉鎖されており、開放抽選に当選することを契機として開放される上流側領域と、
    前記上流側領域に進入しなかった遊技球が到達する位置に設けられ、遊技球が進入することで所定数の賞球が払い出される下流側領域と、
    大当たり発動条件の成立を契機として大当たり遊技を実行する大当たり遊技実行手段と、
    を備え、
    前記下流側領域に遊技球が進入しても前記大当たり発動条件が成立することはなく、
    前記下流側領域を狙って遊技球を発射させるべき状態であって、発射された遊技球数よりも獲得できる遊技球数の期待値が多くなる遊技状態として、
    前記大当たり遊技の一種である第一大当たり遊技終了後に移行する第一遊技状態と、
    前記第一大当たり遊技とは異なる種類の前記大当たり遊技である第二大当たり遊技終了後に移行する遊技状態であって、前記上流側領域に進入せずに前記下流側領域が設けられた箇所まで到達する遊技球数の期待値が前記第一遊技状態よりも多くなる第二遊技状態と、
    が設定されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記大当たり発動条件の成立は、当否抽選にて大当たりに当選することであり、
    前記下流側領域を狙って発射された遊技球が進入可能な位置に設けられた領域であって遊技球が進入することを契機として前記当否抽選が実行される領域として、常態において閉鎖された前記上流側領域と、常態において開放された特別領域と、が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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