JP7082473B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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本発明は、電気的に書き換え可能なメモリのデータ消去時やデータ書き込み時等、高電圧が必要な記憶装置に用いる電圧調整機能を備えた半導体記憶装置に関する。
例えば、EEPROMやフラッシュメモリは、民生機器又は産業機器などにおいて、種々のプログラム記憶用あるいはデータ記憶用に幅広く用いられている。
特許文献1は、昇圧電圧調整回路に関し、特に単一電源で動作する書換え可能な不揮発性メモリ装置において、その内部電圧を昇圧回路で昇圧して得られる昇圧電圧を調整して所定の電圧レベルに設定する昇圧電圧調整回路を開示する。この昇圧電圧調整回路は、出力端にカソードが接続された少なくとも1個のツェナーダイオードと、ツェナーダイオードに対して直列に接続された複数個のMOSダイオードと、複数個のMOSダイオードの各々に対応して設けられたプロフラム可能な複数個の不揮発性メモリセルと、複数個のMOSダイオードの各アノードと基準電位との間に接続されかつ複数個の不揮発性メモリセルのプログラム内容に応じてオン/オフ動作する複数個のスイッチ素子とを備える。
特許文献2は、直列接続されたn個(nは1以上の整数)の第1~第nの抵抗素子とこれらの抵抗素子の各々に対応して並列接続された第1~第nのスイッチング素子を有する、可変抵抗回路を開示する。
特許文献2は、電圧検出回路、電圧安定化回路、バッテリ状態監視回路及びバッテリ装置並びにトリミング方法を開示する。電圧検出回路においては、直列接続されたn個(nは1以上の整数)の第1~第nの抵抗素子と第1~第nの抵抗素子の各々に対応して並列接続された第1~第nのスイッチング素子とを有する可変抵抗回路と、基準電圧を発生する基準電圧源等を有する。また、特許文献3は、メモリセルに印加する高電圧のばらつきを抑制し、精度良く高電圧を供給することができる半導体記憶装置を開示する。特許文献3は、特許文献1と同様にメモリセルに印加する高電圧をMOSトランジスタのゲート・ソース間の閾値電圧を単位として調整する。
図6は、特許文献3に開示された従来の半導体記憶装置を示す。半導体記憶装置は、高電圧入出力回路1、電圧発生回路2、高電圧レギュレート回路30、電圧調整回路30Aを備える。さらに半導体記憶装置は、メモリセルアレイ回路23、Yデコーダ回路21、Xデコーダ回路22、センスアンプ回路24、Yゲート回路25を含む。メモリセルアレイ回路23は、大部分が通常用いるデータ記憶用メモリセル23aであり、残りを電圧補正用メモリセル23bで構成する。
図6において、高電圧入出力回路1は、電圧発生回路2から出力される高電圧VPPが設計値通りであるか否かを確認するときの出力スイッチとして、またメモリセルアレイ23に所定以上の電圧を与え、ストレステスト行うときには入力スイッチとして利用される。高電圧入出力回路1にはテスト観測用パッド1aが接続される。テスト観測用パッド1aは高電圧の測定端子であり、また、ストレステストを行うときには比較的高い電圧を印加するストレス電圧印加用の印加端子として用いる。
電圧発生回路2は、キャパシタとトランジスタ(FET)とで構成される良く知られたチャージポンプ回路を含む。
高電圧レギュレート回路30は、電圧調整回路30A、電圧設定用素子としてのツェナーダイオード14,15、FET(電界効果トランジスタ)7,8,9、定電流源10、インバータ11で構成される。電界効果トランジスタ7,8,9は、nMOSFET等で構成される良く知られたカレントミラー回路を構成する。
電圧調整回路30Aは、ラッチ回路3、スイッチ回路4a~4c、FET6a~6cから構成される。
特開平6-43952号公報 特開2009-31093号公報 特開2012-164385号公報
特許文献1,2,及び3は、MOSトランジスタのゲート・ソース間の閾値電圧を用いて高電圧の調整を行うので、高電圧の調整が少なくとも0.5~0.7V刻みでしか行えないという不具合が生じる。さらに閾値電圧は温度依存性を有するため、特許文献1,2,及び3は、選ばれるMOSトランジスタの数によって高電圧の温度依存性が異なるという不具合が生じる。このことは、メモリセルの書き込み時や消去時の電圧が温度依存性を有することにつながり、延いては書き込み寿命の低下につながる。また、特許文献2は、複数の抵抗を直列に接続し、それらの抵抗をトランジスタの導電路で短絡し、直列抵抗回路で生成した分圧電圧を調整することを開示する。特許文献2では抵抗を短絡するために短絡される抵抗の数によって直列抵抗回路に流れる電流が変動するという不具合が生じる。また、特許文献2は、高電圧の調整に分圧電圧を用いることまではなんら示唆していない。
本発明は上記各特許文献に開示された技術的思想に鑑み、メモリセルの書き込み時や消去時に用いる高電圧の調整をMOSトランジスタの閾値電圧よりも高精度に行えるようにして、従来実現できなかった高電圧の微調整化を実現し、かつ周囲温度の変化に対する高電圧の変動を抑え半導体記憶装置の書き換え回数の大幅な向上を図ることを目的とする。
本発明に係る一態様の半導体記憶装置は、データ記憶用メモリセル、電圧補正用メモリセル、及びセンスアンプ回路と、を備えるメモリセルアレイ回路と、メモリセルアレイ回路に高電圧を供給する電圧発生回路と、電圧発生回路の負荷となり高電圧を一定の電圧に維持する電圧調整回路と、一定の電圧の基準となる複数の分圧電圧を生成しか複数の分圧電圧の1つを選択するトランジスタ群を含むラダー抵抗回路とを備え、電圧発生回路は複数のキャパシタと複数のトランジスタで構成されるチャージポンプ回路を含み、電圧調整回路は、複数の分圧電圧の1つを複数のトランジスタの中の1つで選ばれた電圧として受け入れる電圧設定用トランジスタと定電圧素子とを含み、電圧設定用素子は、分圧電圧に定電圧素子で生成された電圧が加算されるようにラダー抵抗回路と定電圧素子との電気的結合を行い、ラダー抵抗回路は電圧設定用トランジスタの閾値電圧以下の分圧電圧を生成する。
本発明に係る一態様の半導体記憶装置において、分圧電圧は、参照電圧と接地電位との間に直列接続される複数の抵抗同士の共通接続ノードに発生し、複数のトランジスタ群の各々の第1主電極は抵抗同士の共通接続ノードに各別に接続され、複数のトランジスタ群の各々の第2主電極は共通に接続されて電圧設定用トランジスタの制御電極に接続され、複数のトランジスタ群の中の1つで選ばれた分圧電圧が電圧設定用トランジスタの制御電極に印加する。
本発明に係る一態様の半導体記憶装置において、直列接続される複数の抵抗と抵抗回路イネーブルトランジスタとが直列に接地電位側に接続され、抵抗回路イネーブルトランジスタがイネーブル状態にされたときに、分圧電圧が発生する。
本発明に係る一態様の半導体記憶装置において、参照電圧は、バンドギャップ定電圧回路で生成される。
本発明に係る一態様の半導体記憶装置において、分圧電圧は、10mV~100mVの単位で制御される。
本発明に係る一態様の半導体記憶装置において、定電圧素子はツェナーダイオードであり、ツェナーダイオード1個あたりのツェナー電圧は、6V~8Vの範囲に設定される。
本発明に係る一態様の半導体記憶装置において、電圧設定用トランジスタの一方の主電極にツェナーダイオードと直列にダイオードのツェナー電圧の温度特性の傾きと逆の傾きの温度特性を有する半導体素子を接続する。
本発明に係る一態様の半導体記憶装置において、定電圧素子は、ダイオード接続されたMOSトランジスタである。
本発明に係る一態様の半導体記憶装置において、定電圧素子は、MOSトランジスタ、ツェナーダイオード、及び抵抗の中の少なくとも2つを組み合わせて構成する。
本発明に係る一態様の半導体記憶装置において、電圧設定用トランジスタは、pチャネルMOSトランジスタである。
本発明に係る一態様の半導体記憶装置において、電圧設定用トランジスタの他方の主電極に定電流源を有するカレンミラー回路を接続し、電圧調整回路に流す電流の大きさを定電流源の大きさにより設定する。
本発明に係る一態様の半導体記憶装置において、カレントミラー回路は、第1主電極、第2主電極、及び制御電極を有する少なくとも第1トランジスタ~第3トランジスタの3つのトランジスタを含み、第1トランジスタの第1主電極(ドレイン)は、電圧設定用トランジスタの第2主電極(ドレイン)に接続され、第1トランジスタの第2主電極(ソース)は、ダイオード接続された第2トランジスタの第1主電極(ドレイン)及び制御電極(ゲート)に接続され、第2トランジスタの第2主電極(ソース)は接地電位に接続され、第3トランジスタの制御電極(ゲート)は第2トランジスタの第1主電極(ドレイン)及び制御電極(ゲート)に接続され、第3トランジスタの第1主電極(ドレイン)は定電流源に接続され、第3トランジスタの第2主電極(ソース)は接地電位に接続され、第1トランジスタの制御電極(ゲート)に定電流源、カレントミラー回路、電圧設定用トランジスタ、及び定電圧素子に流す電流をオンまたはオフするイネーブル信号を印加する。
本発明に係る一態様の半導体記憶装置において、カレントミラー回路は、ラダー抵抗回路と同期してオンまたはオフする。
本発明に係る一態様の半導体記憶装置において、高電圧が所定レベルに到達したとき、第3トランジスタと定電流源との共通接続ノードの電位を電圧発生回路が検知して、電圧生成機能動作を停止させ、一定の電圧が所定の電圧まで低下したときには再度電圧発生回路をイネーブル状態とする。
本発明に係る一態様の半導体記憶装置において、センスアンプを介して電圧補正用メモリセルに格納された高電圧のトリミング補正値をトリミングレジスタに取り込み、トリミングレジスタに保持されたトリミング補正値をデコードして、デコードした信号によってラダー抵抗回路を構成する複数のトランジスタ群の1つをオンして分圧電圧を電圧設定トランジスタの制御電極側に印加する。
本発明に係る一態様の半導体記憶装置において、電圧調整回路の出力側に高電圧の大きさをモニタリングするモニター用パッドが入出力スイッチ回路を介して接続する。
本発明に係る一態様の半導体記憶装置において、入出力スイッチ回路をオンさせてモニター用パッド側から強制的に外部電圧を印加してメモリセルアレイ回路のストレステストを行う。
本発明の半導体記憶装置は、不揮発性メモリ素子のデータ書き込み時やデータ消去時に供給する高電圧をMOSトランジスタの閾値電圧よりも高精度に調整することができ、かつ高電圧の電源電圧依存性と温度依存性を低く抑えることができる。
本発明に係る半導体記憶装置の回路ブロック図である。 本発明に係る半導体記憶装置で生成される高電圧の電源電圧依存性を示す図である。 本発明に係る半導体記憶装置で生成される高電圧の温度依存性を示す図である。 本発明に係る半導体記憶装置の主なノードのタイミングチャートである。 本発明に係る電圧発生回路(チャージポンプ)での高電圧生成と、回路動作の制御を示すタイミングチャートである。 従来の半導体記憶装置の回路ブロック図である。
図1は、本発明に係る半導体記憶装置100の回路ブロック図である。半導体記憶装置100は、Xデコーダ回路210、Yデコーダ回路220、メモリセルアレイ回路230、Yゲート回路240、及びセンスアンプ回路250を有し、さらに電源入力端子101、電圧発生回路110、電圧調整回路120、ラダー抵抗回路130、カレントミラー回路140、ランプ回路150、トリミングレジスタ160、デコーダ回路170、電圧入出力回路180、及びテスト測定用パッド190を有する。メモリセルアレイ回路230は、大部分を通常用いるデータ記憶用メモリセル231とし、残りを電圧補正用メモリセル232とする。これらは、特許文献3に開示されるものと基本的には同じであるので詳細な説明は割愛する。
電圧発生回路110は、電源入力端子101から入力される電源電圧VCCを用いて高電圧VPPを生成する。電源電圧VCCは例えば1.5V~5.0Vである。トランジスタ111及び113の制御電極にはキャパシタC1,C3を介してチャージポンピング信号がそれぞれ印加され、トランジスタ112の制御電極にはキャパシタC2を介してチャージポンピング信号の相補信号CPが印加される。これらによって、Xデコーダ回路210及びYデコーダ回路220に印加する高電圧VPP、ランプ電圧VRAMPを生成する。電圧発生回路110の出力には電圧調整回路120等が負荷として結合しているので、高電圧VPPのレベルは電圧調整回路120で一義的に決まってしまうが、無負荷状態では高電圧VPPより十分に高い例えば30V程度を出力することができる。
電圧調整回路120は、定電圧素子121,122、トランジスタ123,124、及び電圧設定入力トランジスタ125を有する。定電圧素子121の一端(カソード)は電圧発生回路110に、他端(アノード)は定電圧素子122の一端(カソード)にそれぞれ接続する。定電圧素子122の他端(アノード)はトランジスタ123,124のドレインに共通接続される。定電圧素子121,122は例えばツェナーダイオードであり、アノード・カソード間のツェナー電圧は例えば7.5Vである。トランジスタ123のゲートはトリミングレジスタ160に、そのソースは電圧設定入力トランジスタのソースにそれぞれ接続される。トランジスタ124は、ダイオード接続され、トランジスタ123と並列に接続される。トランジスタ123のオン/オフによって、トランジスタ124の動作がオフ/オンされる。トランジスタ124のオン/オフによって高電圧VPPの大きさを調整することができる、すなわち、トランジスタ124の動作がオンのときとオフのときとではトランジスタ124の閾値電圧分だけの差をもたせることができる。トランジスタ124に相当する段数は1個だけではなく2個以上あってもよい。また、トランジスタだけではなく、トランジスタ、ダイオード、及び抵抗を組み合わせて所定の電圧を設定してもよい。
電圧設定入力トランジスタ125は、省電力化からみてpMOSトランジスタで構成するのが好ましい。もちろんPNPバイポーラトランジスタで構成することも可能であるが、その場合にはベース電流が発生し省電力化の点でやや劣る。また、電圧設定入力トランジスタ125にはnMOSトランジスタを採用することも可能であるが、pMOSトランジスタを用いた理由は、電圧設定入力トランジスタ125のソース側に定電圧素子121,122で生成された電圧を加算して、電圧発生回路110に結合する回路構成を採用しているからである。
定電圧素子121,122としてツェナーダイオードまたはダイオードを用い、さらにそれらにトランジスタの閾値電圧を加算して高電圧VPPを生成するときには、それらの素子の温度依存性を考慮することが重要である。本発明で定電圧素子121,122は、それぞれツェナー電圧が7.5V程度のツェナーダイオードを用いているので、ツェナー電圧の温度依存性は温度に比例して高くなる正の勾配を示す。温度係数は例えば2mV/℃である。また、MOSトランジスタ123,124の温度依存性は温度に比例して低くなる負の勾配を示す。したがって、MOSトランジスタ123,124は定電圧素子121,122の温度勾配をフラットにすることができる。ツェナー電圧の大きさは高電圧VPPの大きさにもよるが、6V~8Vの範囲に設定するのが好ましい。これらの範囲であれば、ツェナー電圧の温度依存性をほぼフラットまたは、電圧設定入力トランジスタ125のソース・ゲート間の閾値電圧の温度特性の傾きと逆で絶対値はほぼ等しい大きさに設定することができる。こうした回路構成によって、高電圧VPPの温度依存性を小さく抑えることができる。
ラダー抵抗回路130は、複数の抵抗R1~Rn、複数のトランジスタTr1~Tr(n+1)、及び抵抗回路イネーブルトランジスタ131を有する。抵抗回路イネーブルトランジスタ131は、複数の抵抗R1~Rnの直列接続と直列に接続され、接地電位GND側に接続される。もちろん、抵抗回路イネーブルトランジスタ131を参照電圧VREF側に接続してもよい。抵抗R1~Rnは、参照電圧VREFと接地電位GND間に例えば20~60個直列に接続される。トランジスタTr1~Tr(n+1)及び抵抗回路イネーブルトランジスタ131は、例えばnMOSトランジスタで構成される。抵抗回路イネーブルトランジスタ131は、トランジスタTr1~Tr(n+1)の各ソースを共通に接続し、この共通接続ノードは後段の電圧調整回路120の電圧設定入力トランジスタ125のゲートに接続される。参照電圧VREFは例えばバンドギャップ定電圧回路で生成し、その大きさは例えば1.2Vである。抵抗R1の一端には、参照電圧VREFを印加する。抵抗R1の他端は抵抗R2の一端に、抵抗R2の他端は抵抗R3の一端に、抵抗R3の他端は抵抗R4の一端にそれぞれ接続し、抵抗R4の他端は図示しない抵抗R5の一端に接続するという具合に、例えば20個~60個の抵抗を直列に接続する。各抵抗同士の接続ノードには参照電圧VREFを分圧した分圧電圧が発生する。ラダー抵抗回路130に用いる抵抗の抵抗値はすべて等しく、かつ抵抗の数nを30(Rn=R30)とすると、1つの分圧電圧は40mV(1.2V/30=0.04V)となる。抵抗回路イネーブルトランジスタ131のゲートには、ラダー抵抗回路130をイネーブル状態にするためのイネーブル信号ENが印加される。抵抗R1~RnはMOSトランジスタのゲート電極に用いるポリシリコンで構成し、その大きさは省電力化のためにもそれぞれ50kΩ~200kΩに選ぶとよい。なお、分圧電圧はできるだけ小さいほうが好ましく、10mV~100mVの範囲であれば、MOSトランジスタの閾値電圧やバイポーラトランジスタのベース・エミッタ間電圧VBEよりも1桁小さい大きさに設定することができる。これによって高電圧VPPの微調整が可能となる。
本発明に係るラダー抵抗回路130の別の特徴としては、高電圧VPPを調整するときに複数の抵抗R1~Rnを短絡するものではないのでこれらの抵抗回路に流れる電流に変化が生じないこと、さらにトランジスタTr1~Tr(n+1)のオン/オフによっても電流が変化しないことを挙げることができる。電流の変化はノイズ発生の原因にもなるが、本発明はこうした不具合を抑制することができる。
高電圧VPPは、電圧設定入力トランジスタ125のゲート電圧をVBIAS、電圧設定入力トランジスタ125のソース・ゲート間の閾値電圧をVpth、トランジスタ124のゲート・ソース間の閾値電圧をVnth、定電圧素子121,122をツェナーダイオードとし、そのツェナー電圧がそれぞれVZとすると、次の2つの式で示される。
第1は、トランジスタ123がオンしているときであり、VPP1=VBIAS+Vpth+2・VZで表せる。第2は、トランジスタ123がオフしているときであり、VPP2=VBIAS+Vpth+Vnth2+2・VZで表せる。ここで、例えばVBIAS=0.6V、Vpth=1.2V、Vnth=1.2V、VZ=7.5Vとすると、VPP1=16.8V、VPP2=18.0Vとなる。
トランジスタTr1~Tr(n+1)の各ゲートはデコーダ回路170に接続される。
カレントミラー回路140は、接地電位GND側に接続され、定電流源141、トランジスタ142~144、及びインバータ145を有する。トランジスタ142~144は第1主電極、第2主電極、及び制御電極を有し、カレントミラー回路を構成する。トランジスタ142~144がMOSトランジスタの場合、第1主電極及び第2主電極はドレイン及びソースに相当する。第1主電極を例えばドレインとした場合、第2主電極はソースとなる。逆に、第1主電極を例えばソースとした場合、第2主電極はドレインとなる。トランジスタ142~144はバイポーラトランジスタで構成することも可能である。トランジスタ142~144をバイポーラトランジスタで構成する場合、第1主電極及び第2主電極はコレクタ及びエミッタに相当し、制御電極はベースに相当する。本発明の一実施の形態では、トランジスタ142~144はすべてnMOSトランジスタで構成している。トランジスタ144のドレインは電圧設定入力トランジスタ125のソースに接続され、トランジスタ144のソースはダイオード接続されたトランジスタ143のドレイン、ゲート、及びトランジスタ142のゲートに接続される。トランジスタ144のゲートには、抵抗回路イネーブルトランジスタ131のゲートに印加したものと同じイネーブル信号ENが印加される。したがって、ラダー抵抗回路130とカレントミラー回路は同期してオン/オフする。トランジスタ142,143の各ソースは接地電位GNDに接続する。トランジスタ142のドレインには定電流源141を接続する。
カレントミラー回路140の出力側からは、電圧生成回路110を通常モードか省電力モードのいずれかで動作させるためのチャージイネーブル信号CP_ENを、電圧生成回路110側に出力する。例えば、高電圧VPPが所定のレベルに達していないときは、電圧調整回路120に十分な電圧が印加できなくなるので、トランジスタ143,144に十分な電流の供給ができなくなる。このとき、トランジスタ142はオン状態に至らず、定電流源141を吸い込む能力が不十分となり、トランジスタ142のドレインはハイレベルに置かれる。これによって、インバータ145の出力はローレベルとなる。こうした状態においては電圧生成回路110を通常動作状態にするように制御する。これに対して、高電圧VPPが所定の大きさに到達しているときには、定電流源141は所定の電流をトランジスタ142に供給できるので、インバータ145の入力及び出力は、それぞれローレベル及びハイレベルとなる。こうした状態は、高電圧VPPが所定の大きさに到達しているので、省電力モードで動作させるようにしている。
本発明に係るカレントミラー回路140は、電圧調整回路120及び電圧生成回路110に流す電流を設定することに加え、それらで生成された電圧の大きさを検知して、電圧調整回路120及び電圧生成回路110の回路動作を制御するという2つの役割を有する。
ランプ回路150は、電圧生成回路110とメモリセル230等との間に接続する。ランプ回路150は、例えばデプレッショントランジスタ151を含み、デプレッショントランジスタ151のゲートには電圧の立ち上がりが傾斜したいわゆるスロープ電圧を印加する。こうしてXデコーダ回路210及びYデコーダ回路220にスロープ状の高電圧VRAMPが供給される。これによって、Xデコーダ回路210、Yデコーダ回路220、及びメモリセルに加わるストレスを緩和する。デプレッショントランジスタ151を採用する理由は、ドレイン・ソース間の電圧を0Vでオンさせるためである。これによって、電圧発生回路110で発生した高電圧をそのままランプ回路150の出力側すなわち、Xデコーダ回路210、Yデコーダ回路220等に伝達することができる。ランプ回路150は、電圧生成回路110側とXデコーダ回路210とYデコーダ回路220との間のバッファの役割も担う。
トリミングレジスタ160は、電圧補正用メモリセル232に格納された、高電圧VPPのトリミング用電圧をラダー抵抗回路130に供給するときの中継レジスタとしての役割を担う。トリミングレジスタ160は、例えば、6ビットで構成される。
トリミングレジスタ160は、電圧補正用メモリ232から取り出したたトリミング値を格納する。電圧補正用メモリ232には、例えば40mVステップで0Vから1.2Vまでのトリミング値が格納されており、トリミングレジスタ160はそれらを記憶するレジスタである。例えば、高電圧VPPの設定目標値を、16.88Vに設定するとする。そこでバイアス電圧VBIASを参照電圧VREF(1.2V)の1/2の大きさの0.6Vに設定して、テスト測定用パッド190で高電圧VPPを測定したときの大きさが16.84Vであったとする。したがって、目標設定より0.04V(40mV)低いことになる。そこで、電圧補正用メモリセル232に格納された0.04V(40mV)のトリミング値をセンスアンプ回路250等を介してトリミングレジスタ160に記憶する。トリミングレジスタ160に記憶されたトリミング値は後段のデコーダ170を介して、バイアス電圧VBIASが0.64V(0.6V+0.04V)を出力するトランジスタTr1~Tr(n+1)のいずれかのトランジスタを選択する。なお、バイアス電圧VBIAS及び高電圧VPPの設定は、半導体記憶装置100がウエーハ状態のときに行う。
デコーダ回路170は、トリミングレジスタ160に格納された符号化データをデコードするためのデコーダ回路を含む。デコードされた信号によって後段のラダー抵抗回路130が駆動される。デコーダは例えば5ビットで構成される。
電圧入出力回路180は、調整された高電圧VPPをテスト測定用パッド190に出力するときには出力スイッチとして、また、メモリセル230側のストレステスト時にはストレス電圧を印加する入力スイッチとしてそれぞれ用いる。テスト測定用パッド190は、半導体記憶装置100がウエーハ状態時での測定端子として、また、ストレス電圧印加端子として用いる。電圧入出力回路180は、トランジスタ181とスイッチ電圧印加手段182を有する。電圧印加手段182にはトランジスタ181をオンまたはオフさせるためのハイレベルとローレベルの2つのレベルをもった電圧が切り換えられて印加される。テスト測定用パッド190に高電圧VPPを出力しない場合やストレス電圧をメモリセル回路230等に印加しない場合にはトランジスタ181をローレベルまたはハイレベルに固定する。nMOSトランジスタを用いるときは、ローレベルとし、pMOSトランジスタを用いるときはハイレベルに固定する。
本発明に係る半導体記憶装置100の特徴を端的に言うならば、高電圧VPPを生成するのに定電圧素子121,122としてツェナーダイオードまたはダイオードを採用したときにそれらの電圧にばらつきが生じるが、こうしたばらつきをラダー抵抗回路130によって数十mVの単位で調整するということである。
図2は、本発明に係る半導体記憶装置100で生成される高電圧VPPの電源電圧依存性を示した図である。図2の横軸は電源電圧VCCを、縦軸は高電圧VPPをそれぞれ示す。高電圧VPPの電源電圧依存性のパラメータは周囲温度Taであり、周囲温度Ta=-60℃,25℃,130℃,150℃,及び170℃における高電圧VPPの電源電圧依存性を示す。高電圧VPPは電源電圧VCC=1.5V~7.0Vにおいて0.5Vごとに測定してみた。なお、電源電圧VCCの実際の使用範囲は1.5V~5.0Vである。したがって、VCC=5V以上はストレス試験のために行っている。
まず、常温の周囲温度Ta=25℃における高電圧VPPの電源電圧依存性を測定してみた。電源電圧VCC=1.5V~7.0Vにおける0.5Vごとの高電圧VPPは、それぞれ16.89V,16.9V,16.89V,16.88V,16.89V,16,9V,16.91V,16.92V,16.93V,16.94V,16.95V,及び16.96Vであった。よって、電源電圧VCC=1.5V~7.0Vにおける高電圧VPPの最大値と最小値の差は0.08Vであった。したがって、電源電圧VCCの変化に対する高電圧VPPの変化率は14.5mV/Vとなり、電源電圧VCCが1V変化したときの高電圧VPPの変化量は14.5mVという極めて微小な電圧に抑え込むことができた。なお、図6に示した従前においての高電圧VPPの変化率は110mV/Vであったので、従前の10%~15%まで抑え込むことができた。
次に、周囲温度Ta=-60℃における高電圧VPPの電源電圧依存性を測定してみた。電源電圧VCC=1.5V~7.0Vにおける0.5Vごとの高電圧VPPは、それぞれ16.71V,16.73V,16.73V,16.71V,16.71V,16,72V,16.73V,16.74V,16.75V,16.75V,16.77V,及び16.78Vであった。よって、電源電圧VCC=1.5V~7.0Vにおける高電圧VPPの最大値と最小値の差は0.07Vであり、周囲温度Ta=25℃の場合とほとんど同じであった。
次に、周囲温度Ta=130℃における高電圧VPPの電源電圧依存性を測定してみた。電源電圧VCC=1.5V~7.0Vにおける0.5Vごとの高電圧VPPは、それぞれ17.11V,17.13V,17.16V,17.14V,17.11V,17.12V,17.13V,17.14V,17.16V,17.17V,17.18V,及び17.2Vであった。よって、電源電圧VCC=1.5V~7.0Vにおける高電圧VPPの最大値と最小値の差は0.09Vであり、周囲温度Ta=25℃の場合とほとんど同じであった。
次に、周囲温度Ta=150℃における高電圧VPPの電源電圧依存性を測定してみた。電源電圧VCC=1.5V~7.0Vにおける0.5Vごとの高電圧VPPは、それぞれ17.15V,17.16V,17.17V,17.15V,17.15V,17.16V,17.17V,17.18V,17.2V,17.21V,17.21V,及び17.23Vであった。よって、電源電圧VCC=1.5V~7.0Vにおける高電圧VPPの最大値と最小値の差は0.08Vであり、周囲温度Ta=25℃の場合とほとんど同じであった。
次に、周囲温度Ta=170℃における高電圧VPPの電源電圧依存性を測定してみた。電源電圧VCC=1.5V~7.0Vにおける0.5Vごとの高電圧VPPは、それぞれ17.18V,17.21V,17.22V,17.22V,17.21V,17.2V,17.21V,17.22V,17.23V,17.24V,17.25V,及び17.27Vであった。よって、電源電圧VCC=1.5V~7.0Vにおける高電圧VPPの最大値と最小値の差は0.09Vであり、周囲温度Ta=25℃の場合とほとんど同じであった。
以上、図2に5つの周囲温度Taをパラメータとした高電圧VPPの電源電圧依存性の測定結果を示した。本発明に係る半導体記憶装置において、電源電圧1.5Vと5.0Vのときの差の設計目標値を0.2V以下に設定した。これに対して実測値は設計目標値の1/5以下に抑え込むことができ1桁小さい値にすることができた。
図3は、本発明に係る半導体記憶装置100で生成される高電圧VPPの温度依存性を示す図である。図3は、図2に示した測定値を温度依存性の形に置き換えたものである。図3の横軸は周囲温度Taを、縦軸は高電圧VPPをそれぞれ示す。高電圧VPPの温度依存性のパラメータは電源電圧VCCであり、電源電圧VCC=1.5V,3.0V,5.5V,及び7.0Vの4点とし、周囲温度Ta=-60℃,25℃,130℃,150℃,及び170℃においてプロットしてみた。
まず、電源電圧VCC=1.5Vにおける高電圧VPPの温度依存性を示す。周囲温度Ta=-60℃,25℃,130℃,150℃,170℃における高電圧VPPは、それぞれ16.71V,16.89V,17.11V,17.15V,及び17.18Vであった。よって、周囲温度Ta=-60℃,25℃,130℃,150℃,170℃における高電圧VPPの最大値と最小値の差は0.47Vであった。
次に、電源電圧VCC=3.0Vにおける高電圧VPPの温度依存性を示す。周囲温度Ta=-60℃,25℃,130℃,150℃,170℃における高電圧VPPは、それぞれ16.71V,16.88V,17.14V,17.15V,及び17.22Vであった。よって、周囲温度Ta=-60℃,25℃,130℃,150℃,170℃における高電圧VPPの最大値と最小値の差は0.51Vであり、電源電圧VCC=1.5Vの場合とほとんど同じであった。
次に、電源電圧VCC=5.5Vにおける高電圧VPPの温度依存性を示す。周囲温度Ta=-60℃,25℃,130℃,150℃,170℃における高電圧VPPは、それぞれ16.75V,16.93V,17.16V,17.2V,及び17.23Vであった。よって、周囲温度Ta=-60℃,25℃,130℃,150℃,170℃における高電圧VPPの最大値と最小値の差は0.48Vであり、電源電圧VCC=1.5Vの場合とほとんど同じであった。
次に、電源電圧VCC=7.0Vにおける高電圧VPPの温度依存性を示す。周囲温度Ta=-60℃,25℃,130℃,150℃,170℃における高電圧VPPは、それぞれ16.78V,16.96V,17.2V,17.23V,及び17.27Vであった。よって、周囲温度Ta=-60℃,25℃,130℃,150℃,170℃における高電圧VPPの最大値と最小値の差は0.49Vであり、電源電圧VCC=1.5Vの場合とほとんど同じであった。
以上、図3に5つの電源電圧VCCをパラメータとした高電圧VPPの温度依存性の測定結果を示した。まとめると、温度依存性を示す温度係数は電源電圧VCCに依存せずに約2.2mV/℃であった。設計目標値を5.8mV/℃~6.5mV/℃と定めていたので、設計目標値のほぼ1/3程度に抑え込むことができた。高電圧VPPの温度依存性を低く抑え込むことは極めて重要なことである。なぜならば、高電圧VPPが低いほうに大きく変動すると図示しない不揮発性メモリ素子の書き込みや消去が十分に行えなくなり、高いほうに大きく変動すると、半導体記憶装置を構成するトランジスタ等の電気的特性を劣化させるとともに不揮発性メモリ素子への書き換え回数の寿命に大きな影響を与えるからである。
以上述べたように、本発明に係る半導体記憶装置は、電源電圧VCCの変動に対する高電圧の変動に加え、温度変化における電源電圧VCCの変動も小さくなるので、書き込み回数の寿命をより一層延ばすことができる。なお、本発明に係る半導体記憶装置100を採用すると、書き換え回数の寿命が400万回まで達することを知見した。従来の半導体記憶装置は、書き換え回数の寿命は100万回程度であると思われる。
図4は、本発明に係るメモリセル230の書き込み時における主なノードのタイミングチャートである。図4に示す信号(A)~(J)のそれぞれの立ち上がり及び立ち下がりのタイミングは、半導体記憶装置100に内蔵されたた図示しないタイマーによって制御される。
図4(A)は、図1のトランジスタ131のゲート及びトランジスタ144のゲートに入力されるイネーブル信号ENを示す。これによって、ラダー抵抗回路130及びカレントミラー回路140をイネーブル状態にする。イネーブル信号ENは説明の便宜上、時刻t4で立ち上がり、時刻t6で立ち下がる状態を示す。
図4(B)は、図1のセンスアンプ回路250に入力されるセンスアンプイネーブル信号信号S_ENを示す。これによって、センスアンプ回路250はイネーブル状態になる。センスアンプイネーブル信号は説明の便宜上、時刻t1で立ち上がり、時刻t3で立ち下がる状態を示す。
図4(C)は、トリミングレジスタ160に入力されるレジスタセット信号TRIM_SETを示す。これによって、トリミングレジスタ160はイネーブル状態になる。レジスタセット信号TRIM_SETは、センスアンプイネーブル信号信号S_ENがイネーブル状態である時刻t2で立ち上がり、時刻t3で立ち下がる。
図4(D)は、トリミングレジスタ160から出力されるトリミングレジスタ信号TRIM_DATEを示す。トリミングレジスタ信号TRIM_DATEは、レジスタセット信号TRIM_SETがイネーブル状態であるt2~t3の区間において初期値(例えば0.6V)から任意のトリミング値(例えば0.56V,0.64Vなど)が読み出される。時刻t3以降は任意のトリミング値(例えば0.56V)に固定される。
図4(E)は、図1の抵抗R1の一端及びトランジスタTr1のドレインに入力される参照電圧VREFを示す。参照電圧VREFは例えば1.2Vである。参照電圧VREFは、ラダー抵抗回路130及びカレントミラー回路140がイネーブル状態である、すなわちイネーブル信号ENがイネーブル状態である例えば時刻t5で立ち上がり、時刻t6で立ち下がる。
図4(F),(G),及び(H)は、ラダー抵抗回路130のトランジスタTr1,Tr2、及びTr3の各ゲートに入力される信号を示す。トランジスタTr1,Tr2、及びTr3を示したのは説明及び作図の便宜上であり、トランジスタTr2がオン状態に設定され、トランジスタTr1,Tr3を初め他のトランジスタはオフ状態であることを示す。図4(F),(H)は、時刻の推移に関わらずローレベル(GND)であるが、図4(G)は、任意のトリミング値が安定した時刻t3以降ハイレベルが維持される。
図4(I)は、図1の電圧設定入力トランジスタのゲートに印加されるバイアス電圧VBIASである。即ち、図4においてはトランジスタTr2がオンであるので、バイアス電圧VBIASは、抵抗R1と抵抗R2の共通接続ノードに発生した分圧電圧がバイアス電圧VBIASとして取り出される。なお、参照電圧VREF=1.2Vとし、抵抗Rn=R30とすると、バイアス電圧VBIAS=1.16Vが電圧設定入力トランジスタのゲートに印加される。
図4(J)はランプ電圧VRAMPを示す。ランプ電圧VRAMPはランプ回路150から出力され、メモリセル230側に印加する、書き込み及び消去するための高電圧である。ランプ電圧VRAMPの最大値は高電圧VPPとほぼ等しく、例えば17Vである。ランプ電圧VRAMPは、参照電圧VREFがイネーブル状態になる時刻t5~t6に発生する。
図5は、電圧発生回路110の動作を示す示すタイミングチャートである。(A)は高電圧VPPを、(B)はチャージポンプイネーブル信号CP_ENを、(C)はチャージポンプ信号CPをそれぞれ示す。以下、図1を参照して図5について説明する。
図5(A)に示す高電圧VPPは、時刻t2から徐々に立ち上がり時刻t3で所定レベルVPPthに達する。所定レベルVPPthは、例えば16V~17Vである。所定レベルVPPthに達すると高電圧VPPは低くなるように制御される。高電圧VPPの制御は所定レベルVPPthを基準にして行う。
図5(B)に示すチャージポンプイネーブル信号CP_ENは、カレントミラー回路140のインバータ145の出力に生じる。 チャージポンプイネーブル信号CP_ENは、時刻t3以降ハイレベルHとローレベルLの間を繰り返して発生している状態を示す。チャージポンプイネーブル信号CP_ENは、図5に示した各信号を生成するために用意した図示しないタイマーで形成するものではなく、電圧発生回路110、電圧調整回路120、及びカレントミラー回路140の回路動作状態に応じ自動的に生成される。チャージポンプイネーブル信号CP_ENは、時刻t3~t5及びt7~t9の区間、すなわち、高電圧VPPが、所定レベルVPPthを超えた区間でハイレベルHとなる。これは、高電圧VPPが所定レベルVPPthを超えると、電圧調整回路120及びカレントミラー回路140に動作するに十分な電圧が発生し、トランジスタ142が十分にオンし、インバータ145の入力側がローレベルLに置かれるからである。言い換えれば、高電圧VPPが、電圧調整回路120及びカレントミラー回路140を動作させるに十分でないときにはインバータ145の入力側はハイレベルHとなり、その出力側はローレベルLとなる。
図5(C)に示すチャージポンプ信号CPは、電圧発生回路110のキャパシタC1~C3に印加される。チャージポンプ信号CPは、時刻t1から時刻t2に向かって所定の周期とパルス幅をもって発生しており、高電圧VPPが所定レベルVPPthに達するまで発生する。チャージポンプ信号CPは、高電圧VPPが所定レベルVPPthを超える区間t3~t5及びt7~t9の区間ローレベルLに置かれる。これによって電圧発生回路110のオン動作を停止して省電力化を図っている。高電圧VPPが所定レベルVPPthを下回ると再びチャージポンプ信号CPを発生させ、高電圧VPPを上昇させる。
以上説明したように本発明の半導体記憶装置は不揮発性メモリ素子の書き込み回数の寿命を大幅に延ばすことができるので産業上の利用可能性は極めて高い。
100 半導体記憶装置
101 電源入力端子
110 電圧発生回路
111~113,123~124,142~144,181,Tr1~Tr(n+1) トランジスタ
120 電圧調整回路
121,122 定電圧素子
125 電圧設定入力トランジスタ
130 トリミング回路
131 抵抗回路イネーブルトランジスタ
140 カレントミラー回路
141 定電流源
145 インバータ
150 ランプ回路
151 デプレッショントランジスタ
160 トリミングレジスタ
170 デコーダ回路
180 電圧入出力回路
190 テスト測定用パッド
210 Xデコーダ回路
220 Yデコーダ回路
230 メモリセルアレイ回路
231 データ記憶用メモリセル
232 電圧補正用メモリセル
240 Yゲート回路
250 センスアンプ回路
C1,C2,C3 キャパシタ
CP_EN チャージポンプイネーブル信号
EN イネーブル信号
GND 接地電位
R1~Rn 抵抗
Ta 周囲温度
VBIAS バイアス電圧
VCC 電源電圧
VPP 高電圧
VRAMP ランプ電圧
VREF 参照電圧
Vnth,Vpth 閾値電圧
VZ ツェナー電圧

Claims (16)

  1. データ記憶用メモリセル、電圧補正用メモリセル、及びセンスアンプ回路を備えるメモリセルアレイ回路と、
    前記メモリセルアレイ回路に高電圧を供給する電圧発生回路と、
    前記電圧発生回路の負荷となり、前記高電圧を一定の電圧に維持する電圧調整回路と、
    前記一定の電圧の基準となる複数の分圧電圧を生成し、かつ前記複数の分圧電圧の1つを選択する複数のトランジスタ群を含むラダー抵抗回路と、を備え、
    前記電圧発生回路は複数のキャパシタと複数のトランジスタで構成されるチャージポンプ回路を含み、前記電圧調整回路は、前記複数の分圧電圧の1つを前記複数のトランジスタの中の1つで選ばれた電圧として受け入れる電圧設定用トランジスタと定電圧素子とを含み、前記電圧設定用トランジスタは、前記分圧電圧に前記定電圧素子で生成された電圧が加算されるように前記ラダー抵抗回路及び前記定電圧素子と電気的に結合され、前記ラダー抵抗回路は前記電圧設定用トランジスタの閾値電圧以下の分圧電圧を生成し、
    前記分圧電圧は、参照電圧と接地電位との間に直列接続される複数の抵抗同士の共通接続ノードに発生し、前記複数のトランジスタ群の各々の第1主電極は前記抵抗同士の共通接続ノードに各別に接続され、前記複数のトランジスタ群の各々の第2主電極は共通に接続されて前記電圧設定用トランジスタの制御電極に接続され、前記複数のトランジスタ群の中の1つで選ばれた前記分圧電圧が前記電圧設定用トランジスタの制御電極に印加され、
    前記直列接続される複数の抵抗と抵抗回路イネーブルトランジスタとが直列に前記接地電位側に接続され、前記抵抗回路イネーブルトランジスタがイネーブル状態にされたときに、前記分圧電圧が発生する、半導体記憶装置。
  2. 前記参照電圧は、バンドギャップ定電圧回路で生成される、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記分圧電圧は、10mV~100mVの単位で制御される、請求項1又は2に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記定電圧素子はツェナーダイオードであり、ツェナーダイオード1個あたりのツェナー電圧は、6V~8Vの範囲に設定される、請求項1~3のいずれか一項に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記電圧設定用トランジスタの一方の主電極に前記ツェナーダイオードと直列に前記ツェナーダイオードのツェナー電圧の温度特性の傾きと逆の傾きの温度特性を有する半導体素子を接続した、請求項4に記載の半導体記憶装置。
  6. 前記定電圧素子は、ダイオード接続されたMOSトランジスタである、請求項1~3のいずれか一項に記載の半導体記憶装置。
  7. 前記定電圧素子は、MOSトランジスタ、ツェナーダイオード、及び抵抗の中の少なくとも2つを組み合わせて構成される、請求項1~3のいずれか一項に記載の半導体記憶装置。
  8. 前記電圧設定用トランジスタは、pチャネルMOSトランジスタである、請求項1~7のいずれか一項に記載の半導体記憶装置。
  9. 前記電圧設定用トランジスタの他方の主電極に定電流源を有するカレントミラー回路を接続し、前記電圧調整回路に流す電流の大きさを前記定電流源の大きさにより設定する、請求項5に記載の半導体記憶装置。
  10. 前記カレントミラー回路は、第1主電極、第2主電極、及び制御電極を有する少なくとも第1トランジスタ、第2トランジスタ及び第3トランジスタの3つのトランジスタを含み、前記第1トランジスタの第1主電極(ドレイン)は、前記電圧設定用トランジスタの第2主電極(ドレイン)に接続され、前記第1トランジスタの第2主電極(ソース)は、ダイオード接続された前記第2トランジスタの第1主電極(ドレイン)及び制御電極(ゲート)に接続され、前記第2トランジスタの第2主電極(ソース)は接地電位に接続され、前記第3トランジスタの制御電極(ゲート)は前記第2トランジスタの第1主電極(ドレイン)及び制御電極(ゲート)に接続され、前記第3トランジスタの第1主電極(ドレイン)は前記定電流源に接続され、前記第3トランジスタの第2主電極(ソース)は前記接地電位に接続され、前記第1トランジスタの制御電極(ゲート)に前記定電流源、前記カレントミラー回路、前記電圧設定用トランジスタ、及び前記定電圧素子に流す電流をオンまたはオフするイネーブル信号を印加する、請求項9に記載の半導体記憶装置。
  11. 前記カレントミラー回路は、前記ラダー抵抗回路と同期してオンまたはオフする、請求項10に記載の半導体記憶装置。
  12. データ記憶用メモリセル、電圧補正用メモリセル、及びセンスアンプ回路を備えるメモリセルアレイ回路と、
    前記メモリセルアレイ回路に高電圧を供給する電圧発生回路と、
    前記電圧発生回路の負荷となり、前記高電圧を一定の電圧に維持する電圧調整回路と、
    前記一定の電圧の基準となる複数の分圧電圧を生成し、かつ前記複数の分圧電圧の1つを選択する複数のトランジスタ群を含むラダー抵抗回路と、を備え、
    前記電圧発生回路は複数のキャパシタと複数のトランジスタで構成されるチャージポンプ回路を含み、前記電圧調整回路は、前記複数の分圧電圧の1つを前記複数のトランジスタの中の1つで選ばれた電圧として受け入れる電圧設定用トランジスタと定電圧素子とを含み、前記電圧設定用トランジスタは、前記分圧電圧に前記定電圧素子で生成された電圧が加算されるように前記ラダー抵抗回路及び前記定電圧素子と電気的に結合され、前記ラダー抵抗回路は前記電圧設定用トランジスタの閾値電圧以下の分圧電圧を生成し、
    前記定電圧素子はツェナーダイオードであり、ツェナーダイオード1個あたりのツェナー電圧は、6V~8Vの範囲に設定され、
    前記電圧設定用トランジスタの一方の主電極に前記ツェナーダイオードと直列に前記ツェナーダイオードのツェナー電圧の温度特性の傾きと逆の傾きの温度特性を有する半導体素子を接続し、
    前記電圧設定用トランジスタの他方の主電極に定電流源を有するカレントミラー回路を接続し、前記電圧調整回路に流す電流の大きさを前記定電流源の大きさにより設定し、
    前記カレントミラー回路は、第1主電極、第2主電極、及び制御電極を有する少なくとも第1トランジスタ、第2トランジスタ及び第3トランジスタの3つのトランジスタを含み、前記第1トランジスタの第1主電極(ドレイン)は、前記電圧設定用トランジスタの第2主電極(ドレイン)に接続され、前記第1トランジスタの第2主電極(ソース)は、ダイオード接続された前記第2トランジスタの第1主電極(ドレイン)及び制御電極(ゲート)に接続され、前記第2トランジスタの第2主電極(ソース)は接地電位に接続され、前記第3トランジスタの制御電極(ゲート)は前記第2トランジスタの第1主電極(ドレイン)及び制御電極(ゲート)に接続され、前記第3トランジスタの第1主電極(ドレイン)は前記定電流源に接続され、前記第3トランジスタの第2主電極(ソース)は前記接地電位に接続され、前記第1トランジスタの制御電極(ゲート)に前記定電流源、前記カレントミラー回路、前記電圧設定用トランジスタ、及び前記定電圧素子に流す電流をオンまたはオフするイネーブル信号を印加し、
    前記ラダー抵抗回路は、直列接続される複数の抵抗と直列接続される抵抗回路イネーブルトランジスタを含み、前記抵抗回路イネーブルトランジスタの制御電極(ゲート)に、前記直列接続される複数の抵抗に流す電流をオンまたはオフするイネーブル信号を印加し、
    前記カレントミラー回路は、前記ラダー抵抗回路と同期してオンまたはオフする、半導体記憶装置。
  13. 前記高電圧が所定レベルに到達したとき、前記第3トランジスタと前記定電流源との共通接続ノードの電位を前記電圧発生回路が検知して、電圧生成機能動作を停止させ、前記一定の電圧が所定の電圧まで低下したときには再度前記電圧発生回路をイネーブル状態とする、請求項10~12のいずれか一項に記載の半導体記憶装置。
  14. 前記センスアンプ回路を介して前記電圧補正用メモリセルに格納された前記高電圧のトリミング補正値をトリミングレジスタに取り込み、前記トリミングレジスタに保持された前記トリミング補正値をデコードして、前記デコードした信号によって前記ラダー抵抗回路を構成する前記複数のトランジスタ群の1つをオンして前記分圧電圧を前記電圧設定用トランジスタの制御電極に印加する、請求項1~13のいずれか一項に記載の半導体記憶装置。
  15. 前記電圧調整回路の出力側に前記高電圧の大きさをモニタリングするモニター用パッドが入出力スイッチ回路を介して接続される、請求項1~14のいずれか一項に記載の半導体記憶装置。
  16. 前記入出力スイッチ回路をオンさせて前記モニター用パッド側から強制的に外部電圧を印加して前記メモリセルアレイ回路のストレステストを行う、請求項15に記載の半導体記憶装置。
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